JP6681038B2 - 駆動伝達装置および画像形成装置 - Google Patents

駆動伝達装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6681038B2
JP6681038B2 JP2015179836A JP2015179836A JP6681038B2 JP 6681038 B2 JP6681038 B2 JP 6681038B2 JP 2015179836 A JP2015179836 A JP 2015179836A JP 2015179836 A JP2015179836 A JP 2015179836A JP 6681038 B2 JP6681038 B2 JP 6681038B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protrusion
groove
rotating body
driven
connecting member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015179836A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017054080A (ja
JP2017054080A5 (ja
Inventor
弘晃 仁枝
弘晃 仁枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2015179836A priority Critical patent/JP6681038B2/ja
Publication of JP2017054080A publication Critical patent/JP2017054080A/ja
Publication of JP2017054080A5 publication Critical patent/JP2017054080A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6681038B2 publication Critical patent/JP6681038B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

本発明は、駆動伝達装置および画像形成装置に関するものである。
画像形成装置は回転体を備えている。例えば、電子写真方式の画像形成装置においては、回転体として感光体や現像ローラをなどを備えている。回転体に装置本体の駆動源から駆動力を伝達する駆動伝達装置には、回転体の回転軸と装置本体の駆動部材とを連結する連結部材が設けられている。
特許文献1には、上記連結部材として、次のような連結部材が記載されている。駆動部材たる第一回転体の回転中心の穴部に挿入される球状の第一挿入部と、第二回転体の球面状の凹部に挿入される球状の第二挿入部と、第一挿入部と第二挿入部とを繋ぐ円柱状の連結部とを備えた連結部材である。第一挿入部の外周面には、第一回転体の穴部の内周面に形成された軸方向に延びる駆動側溝部に係合する半球状の駆動側突起部が設けられている。また、第二挿入部の外周面には、第二挿入部の凹部に設けられた軸方向に延びる従動側溝部に係合する半球状の従動側突起部が設けられている。
上記駆動側突起部が、第一回転体の駆動側溝部と係合するように、第一挿入部を第一回転体の穴部に挿入して、連結部材の一端を第一回転体に取り付ける。上記従動側突起部が第二回転体の従動側溝部に係合するように、球状の第二挿入部を第二回転体の球面状の凹部に挿入する。これにより、第一回転体と第二回転体とが連結部材により連結される。
第一回転体が回転駆動すると、第一回転体の駆動側溝部の回転方向と直交する側面が連結部材の駆動側突起部と当接し、連結部材が第一回転体とともに回転駆動する。また、連結部材が回転駆動すると、従動側突起部が第二回転体の従動側溝部の回転方向と直交する側面に当接し、第二回転体が連結部材とともに回転する。
連結部材の第一挿入部が球状となっており、軸方向に延びる駆動側溝部に係合する連結部材の駆動側突起部は、駆動側溝部を軸方向に移動可能となっている。これにより、連結部材は、第一回転体に対して傾き可能となっている。また、第二挿入部も球状となっており、軸方向に延びる従動側溝部に係合する連結部材の従動側突起部は、従動側溝部を軸方向に移動可能となっている。その結果、連結部材は、第二回転体に対しても傾き可能となっている。これにより、第二回転体の回転軸中心が、第一回転体の回転軸中心に対してずれ(以下、軸心ずれという)があるときは、連結部材が、第一回転体及び第二回転体に対して傾いて駆動連結することができる。また、連結部材が傾くことで、第二回転体を一定の角速度で回転することができると記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載の連結部材では、十分に角速度変動を抑制することができなかった。
上記課題を解決するために、本発明は、回転中心に穴部を有する第一回転体と、回転中心に穴部を有する第二回転体と、前記第一回転体の穴部に挿入される第一挿入部、前記第二回転体の穴部に挿入される第二挿入部、および、前記第一挿入部と前記第二挿入部とを繋ぐ連結部を有し、前記第一回転体と前記第二回転体とを連結する連結部材とを備え、各挿入部の周面に径方向に突出する突起部を有し、各回転体の穴部の内周面に、前記連結部材の前記突起部が軸方向に移動可能な溝部を有する駆動伝達装置であって、前記連結部材の各挿入部、連結部および各突起部は樹脂材料からなる一体物であり、各挿入部の前記突起部の駆動伝達時に溝部と当接する溝部当接箇所が、回転方向に突出し、かつ、径方向に真直ぐ延びる形状であり、軸方向をX方向、前記X方向に直交する方向のうちある特定の方向をY方向、前記X方向および前記Y方向いずれにも直交する方向をZ方向としたとき、各挿入部を、球のX方向と直交する大円部分と、球のY方向と直交する大円部分と、球のZ方向と直交する大円部分とを残して肉抜きした球形状とし、前記連結部を、前記Y方向に延びる直線部分と前記Z方向に延びる直線部分とからなる断面十字形状の肉抜き部と、断面矩形状の補強部とが、前記X方向に交互に形成された形状にしたことを特徴とするものである。
本発明によれば、角速度変動を良好に抑制することができる。
実施形態に係る電子写真方式の画像形成装置の一例を示す概略構成図。 駆動伝達装置の分解斜視図。 駆動伝達装置の断面図。 連結部材の斜視図。 図4のA−A断面図。 連結部材の肉抜きの従来例を示す図。 本実施形態の連結部材の成型例を示す図。 感光体ギヤと連結部材を示す斜視図。 感光体ギヤと連結部材とを示す断面斜視図。 連結部材の従動側球状部を、駆動側筒状部に挿入しようとする図。 第一,第二駆動側突起部が連通部の位置にくるまで連結部材を押し入れた様子を示す断面斜視図。 連結部材を回転させて、各駆動側突起部を、連通部を通して駆動側溝部へ移動させる様子を示す断面斜視図。 各駆動側突起部が、駆動側溝部に挿入された様子を示す断面斜視図。 連結部材が感光体ギヤに取り付けらた様子を示す斜視図。 軸受けの斜視図。 軸受けの規制突起部による規制について説明する断面斜視図。 カップリング部材の斜視図。 カップリング部材の断面斜視図。 カップリング部材の従動側筒状部に連結部材の従動側球状部を挿入した状態を示す断面斜視図。 カップリング部材と連結部材とを従動側突起部の突出方向と直交する方向に切った断面図。 カップリング部材と連結部材とを従動側突起部の突出方向と平行に切った断面図。 従来の連結部材とカップリング部材との駆動伝達について説明する図。 図22の状態から90°回転させた状態を示す図。 本実施形態の連結部材とカップリング部材との駆動伝達について説明する図。 図24の状態から90°回転させた状態を示す図。 従来の構成において、ドラム軸の軸中心を感光体ギヤの回転軸に対して所定量ずらして連結させたときの感光体ドラムの速度変動を調べたグラフ。 本実施形態の構成において、ドラム軸の軸中心を感光体ギヤの回転軸に対して所定量ずらして連結させたときの感光体ドラムの速度変動を調べたグラフ。 駆動側突起部および従動側突起部の変形例を示す図。
以下、本発明を適用した画像形成装置の実施形態について説明する。図1は、実施形態に係る電子写真方式の画像形成装置の一例を示す概略構成図である。同図において、タンデム型中間転写式の画像形成装置の本体1は、記録材である用紙を収容して供給する記録材供給手段としての給紙部である給紙テーブル200上に載せられている。図中の符号の添え字Y、M、C、Kはそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(黒)の各色をそれぞれ示す。
画像形成装置の本体1の中央付近には、複数の支持ローラ13,14,15,16,63に掛け回されて図中時計回りに回転搬送可能な無端ベルト状の像担持体である中間転写体としての中間転写ベルト10が設けられている。図示の例では、支持ローラの1つである二次転写対向ローラ16の左に中間転写ベルト用のクリーニング装置17が設けられている。クリーニング装置17は、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する。また、支持ローラ14と支持ローラ15間に張り渡した中間転写ベルト10上には、その搬送方向に沿って、4つのトナー像形成ユニット18Y,18M,18C,18Kを横に並べて配置してタンデム画像形成装置20を構成する。
タンデム画像形成装置20の上には、図1に示すように、光書込手段としての光書込装置である露光装置21が設けられている。タンデム画像形成装置20の各トナー像形成ユニット18Y,18M,18C,18Kは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の潜像が形成される像担持体としての感光体ドラム40Y,40M,40C,40Kを有している。感光体ドラム40Y,40M,40C,40Kそれぞれの表面は、帯電装置60Y,60M,60C,60Kで一様に帯電された後、画像データに基づいて露光装置21で露光される。これにより、感光体ドラム40Y,40M,40C,40Kそれぞれの表面に潜像が形成される。
感光体ドラム40Y,40M,40C,40Kの潜像はそれぞれ、現像装置61Y,61M,61C,61Kで現像され、これにより、感光体ドラム40Y,40M,40C,40Kそれぞれの表面に可視像である各色のトナー像が担持される。また、感光体ドラム40Y,40M,40C,40Kから中間転写ベルト10にトナー像を転写する一次転写位置には、一次転写ローラ62Y,62M,62C,62Kが設けられている。また、支持ローラ14は中間転写ベルト10を回転駆動する駆動ローラである。ブラック単色画像を中間転写ベルト10上に形成する場合には、支持ローラ14以外の支持ローラ13,15を移動させて、イエロー、マゼンタ、シアンの感光体ドラム40Y,40M,40Cを中間転写ベルト10から離間させることも可能である。
中間転写ベルト10を挟んでタンデム画像形成装置20と反対の側には、二次転写装置22を備える。二次転写装置22は、図示の例では、二次転写対向ローラ16に二次転写ローラ12を押し当て転写電界を印加することにより、中間転写ベルト10上の画像を用紙に転写する。
二次転写装置22の横には、用紙上の転写画像を定着する定着手段としての定着装置25が設けられている。定着装置25は、記録材搬送部材としての無端ベルトである定着ベルト26に加圧部材としての加圧ローラ27を押し当てて構成する。また、支持ローラ23に掛け回されて回転駆動される記録材搬送部材である搬送ベルト24により、画像転写後の用紙が定着装置25へ搬送される。
なお、図示の例では、二次転写装置22および定着装置25の下に、上述したタンデム画像形成装置20と平行に、用紙の両面に画像を記録すべく用紙を反転する用紙反転装置28を備える。
上記構成の画像形成装置において、画像形成装置の本体1に画像データが送られ、作像開始の信号を受けると、駆動モータで支持ローラ14を回転駆動して他の複数の支持ローラを従動回転し、中間転写ベルト10を回転搬送する。同時に、個々のトナー像形成ユニット18Y,18M,18C,18Kで各感光体ドラム40Y,40M,40C,40K上にそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト10の搬送とともに、それらの単色画像を一次転写ローラ62Y,62M,62C,62Kが対向する一次転写部で順次転写して中間転写ベルト10上に合成カラー画像を形成する。
また、給紙部の給紙テーブル200の給紙ローラ58の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つから用紙を繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れる。搬送ローラ47で搬送して画像形成装置の本体1内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。または、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上の用紙を繰り出し、分離ローラで1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。そして、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト10と二次転写装置22の二次転写ローラ12との間に用紙を送り込み、二次転写装置22で転写して用紙上にカラー画像を記録する。画像転写後の用紙は、二次転写装置22で搬送して定着装置25へと送り込まれ、熱と圧力とを加えて転写画像を定着した後、排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪で切り換えて用紙反転装置28に入れ、そこで反転して再び二次転写位置へと導き、裏面にも画像を記録した後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
一方、画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写ベルト用のクリーニング装置17により、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーが除去され、タンデム画像形成装置20による再度の画像形成に備える。
以上の構成たる画像形成装置において、本体1のフロント側(図1中紙面手前側)には、本体1に対して支軸によって回動し開閉可能に取り付けられフロントカバーが設けられている。そして、このフロントカバーを支軸を中心に回動させて本体1に対し開くことにより、本体1の内部に収納された、感光体ドラムと帯電装置と現像装置とクリーニング装置とを1つのユニットとして着脱することができる。感光体ドラム40と帯電装置と現像装置とクリーニング装置とのうち、寿命となる部品があった際にはユニットごと取り外され、新しいユニットと交換される。そのため、画像形成装置本体の駆動源としての駆動モータから、感光体ドラム40などの駆動伝達対象の回転体へ駆動力を伝達する駆動伝達装置には、両者を着脱可能に連結する連結部材が設けられている。
なお、本実施形態においては、感光体ドラム40に駆動を伝達する駆動伝達装置を例に挙げて説明するが、駆動伝達対象が、現像装置に設けられた現像ローラやトナー補給スクリュ、給紙テーブル200の給紙ローラ58など別の回転体であっても良い。
図2は、駆動伝達装置70の分解斜視図であり、図3は、駆動伝達装置70の断面図である。
駆動伝達装置は、駆動モータから駆動力が伝達される第一回転体たる感光体ギヤ82、感光体ドラムのドラム軸40aの端部に取り付けられた第二回転体たるカップリング部材41、感光体ギヤ82とカップリング部材41とを駆動連結する連結部材90、感光体ギヤ82に取り付けられた連結部材90をカップリング部材側へ付勢するコイルスプリング73などを備えている。
感光体ギヤ82の回転中心には連結部材90の駆動側球状部91が挿入される駆動側筒状部82aを有している。カップリング部材41は、ドラム軸40aの先端部分が挿入される筒状の軸挿入部41aと、連結部材の90の従動側球状部92が挿入される従動側筒状部41bとを有している。軸挿入部41aには、ドラム軸40aに設けられた平行ピン411が貫通する貫通孔412が設けられている。
連結部材90は、第一挿入部たる駆動側球状部91と、第二挿入部たる従動側球状部92と、駆動側球状部91と従動側球状部92とを繋ぐ連結部93とを有している。また、従動側球状部92には、表面からラジアル方向に突出した従動側突起部95aが、回転方向に180°の間隔を開けて2つ設けられている。また、駆動側球状部91には、表面からラジアル方向に突出した第一駆動側突起部94aが設けられている。また、第一駆動側突起部94aから回転方向に180°の間隔を開けて、第二駆動側突起部94bが設けられている。
図4は、連結部材90の斜視図であり、図5は、図4のA−A断面図である。
以下の説明では、軸方向をX方向、駆動側突起部および従動突起部の突出方向をY方向、X方向およびY方向いずれにも直交する方向をZ方向として説明する。
連結部材90は、樹脂成型品であり、駆動側球状部91、従動側球状部92、連結部93、駆動側突起部94a,94bおよび従動側突起部95aは、樹脂材料からなる一体物である。連結部材90の形成に用いられる樹脂としては、機械的強度に優れ、耐摩耗性、摺動性がよいポリアセタール樹脂(POM)を好適に用いることができる。
駆動側突起部94a,94bは、円柱形状をしており、第一駆動側大円部91a、第二駆動側大円部91bとが交差する箇所に設けられている。第二駆動側突起部94bの高さh2は、従動側突起部95aおよび第一駆動側突起部94aの高さh1よりも低くなっている。本実施形態では、駆動側球状部91を半球を肉抜きした形状としているが、連結部材90の最大傾斜角度に応じて、適宜決めればよい。また、駆動側球状部91の回転中心には、バネ受け96が設けられている。
従動側突起部95aも、円柱形状をしており、第一従動側大円部92a、第二従動側大円部92bとが交差する箇所に設けられている。従動側球状部の第三従動側大円部92cの第一従動側大円部92aよりもカップリング部材側は、第二従動側大円部92bを基準にしてZ方向一方側(図中左側)にしか形成されておらず、Z方向他方側が切り欠かれたような形状となっている。
連結部材を射出成型などにより成型するためヒケが生じ、そのヒケにより各球状部91、92や連結部が変形し、品質に影響が出るおそれがある。このため、本実施形態では、各球状部91,92、連結部93に肉抜きを施し、ヒケの発生を抑えている。
駆動側球状部91は、X方向に直交する球の大円である第一駆動側大円部91aと、Z方向に直交する球の大円である第二駆動側大円部91bと、Y方向に直交する球の大円である第三駆動側大円部91cとを残して肉抜きした半球形状となっている。また、従動側球状部92は、X方向に直交する球の大円である第一従動側大円部92aと、Z方向に直交する球の大円である第二従動側大円部92bと、Y方向に直交する球の大円である第三従動側大円部92cとを残して肉抜きした球形状となっている。なお、上記大円とは、球の中心を通る平面が球面と交わってできる円のことである。
また、連結部93は、略四角柱形状であり、連結部93の各側面に肉抜きが施された肉抜き部93aがX方向に図中aの間隔を開けて複数設けられている。図5に示すように、肉抜き部93aは、図中Y方向に延びる直線部分と、図中Z方向に延びる直線部分とを残して肉抜きされており、断面十字形状となっている。また、連結部は、各側面がY方向に対して45°傾くように形成されている。このように、各側面がY方向に対して45°傾くように形成することで、肉抜き部の直線部分が、四角形の対角線となり、連結部の側面をY方向に直交する面と、平行な面となるように形成した場合に比べて、肉抜き部の直線部分を長くすることができる。これにより、肉抜きによる連結部の強度低下を抑えることができる。
図6は、連結部材90の肉抜きの従来例を示す図である。
図6(a)に示すように、連結部材90に駆動側球状部91側が開口した穴形状の肉抜き部193を設けて、連結部材90の厚みを抑えてヒケを抑制しようとした場合、金型構造としては、図6(b)に示すようになる。すなわち、Y1方向に移動する第一金型391と、Y2方向に移動する第二金型392と、X1方向に移動する第三金型393とを有する金型構造である。このような肉抜きとした場合、軸方向に長い穴形状の肉抜き部193を形成する第三金型393を、成型された連結部材から引き抜くために、X1方向に大きく移動させる必要が生じる。また、第三金型393の穴形状の肉抜き部193を形成する部分は、強度などの問題で最低φ8mmは必要であり、連結部材90の小型化を図ることが困難である。
また、穴形状の肉抜き部193を設ける従来構成においては、成型された連結部材から第三金型393を良好に引き抜くためには、直径が駆動側に向うに連れて徐々に大きくなるような形状の肉抜き部193にする必要がある。その結果、図6(c)に示すように、連結部材90が軸方向に長い形状の場合は、従動側球状部92を十分に肉抜きできず、従動側球状部92の厚みt2が厚くなり、従動側球状部92のヒケを十分に抑制できない。従って、図6に示す構成では、従動側球状部92の厚みt2を抑制するには、連結部材の軸方向長さを25mm以下に抑える必要がある。
図7は、本実施形態の連結部材90の成型例を示す図である。
図7(a)は、連結部材90の成型例を示す横断面図であり、図7(b)は、図7(a)のA−A縦断面図であり、図7(c)は、図7(a)のB−B縦断面図である。また、図7(d)は、図7(a)のC−C縦断面図である。
肉抜き部93aをY方向に延びる直線部分とZ方向に延びる直線部分とからなる断面十字形状とすることにより、図7(c)に示すように、第一金型391と第二金型392とで形成することができる。また、図7(b),図7(d)に示すように、各球状部91,92の第二大円部91b,92b、第三大円部91c,92cを、連結部の肉抜き部と同様にして第一金型391と第二金型392とにより成型することができる。これにより、図7(a)に示すように、Y1方向に移動する第一金型391と、Y2方向に移動する第二金型392とで、連結部材90を成型することができ、図6に示す従来例よりも少ない金型で連結部材90を成型することができる。また、図6に示した構成に比べて、連結部材の小型化が可能となる。また、連結部材の軸方向長さが長くなっても、従動側球状部、連結部、駆動側球状部の肉厚を均等にすることができる。これにより、連結部材を軸方向に長い形状としても、ヒケの影響による精度低下を抑制することができる。
本実施形態では、先の図4に示すように、各球状部の各大円部の厚み、連結部の肉抜き部の厚み、図5に示すように、肉抜き部の厚みをを等しくa[mm]としている。これにより、各部のヒケによる影響を抑えることができ、連結部材90を精度よく成型することができる。
図8は、感光体ギヤ82と連結部材90を示す斜視図であり、図9は、感光体ギヤ82と連結部材90とを示す断面斜視図である。
感光体ギヤ82は、ポリアセタール樹脂(POM)からなる樹脂成型品であり、回転中心に駆動側筒状部82aを有している。駆動側筒状部82aには、連結部材90の駆動側球状部91が挿入される駆動側穴部87と、連結部材90の駆動側突起部94a,94bが挿入される駆動側溝部85が回転方向に180°の間隔を開けて2つ設けられている。また、駆動側筒状部82aには、一方の駆動側溝部85に回転方向で隣接して、第一駆動側突起部94aを案内する第一案内溝部86aと、他方の駆動側溝部85に回転方向で隣接して第二駆動側突起部94bを案内する位相合わせ用溝部たる第二案内溝部86bとを有している。一方の駆動側溝部85と第一案内溝部86aとは、奥側で連通部84により連通しており、同様に他方の駆動側溝部85と第二案内溝部86bも奥側で連通部84により連通している。
図8に示すように、第一案内溝部86aの溝深さd1は、第一駆動側突起部94aの高さh1よりも若干深くなっている。一方、第二案内溝部86bの溝深さd2は、第二駆動側突起部94bの高さh2よりも深く、第一駆動側突起部94aおよび従動側突起部95aの高さh1よりも浅くなっている(h2<d2<h1)。
従動側突起部95aの高さh1が、第二案内溝部86bの溝深さd2よりも高いため、図10に示すように、連結部材90の従動側球状部92を、駆動側筒状部82aに挿入しようとしても、従動側突起部95aが、第二案内溝部86bに挿入することができない。これにより、従動側球状部92が、駆動側筒状部82aに誤って装着されるのを防止することができる。
本実施形態においては、従動側突起部95aの高さを、第二案内溝部86bの溝深さd2よりも高くすることで、誤装着を防止しているが、従動側突起部95aが、第一案内溝部86aまたは第二案内溝86bに挿入できないような形状であればよい。例えば、従動側突起部95aの高さを、第一案内溝の溝深さよりも高くしても誤装着を防止することができる。また、従動側突起部95aの直径を、案内溝の幅よりも大きくすることでも、従動側突起部が、案内溝部に挿入できなくなり、誤装着を防止することができる。また、従動側突起部の側面に凸部を設け、従動側突起部を案内溝に挿入しようとすると、この凸部が引っ掛かることで挿入できないようにして、誤装着を防止してもよい。
さらに、従動側球状部92の直径を、駆動側筒状部82aの内径よりも大きくするなど、第二挿入部たる従動側球状部92を、駆動側筒状部82aの駆動側穴部87に挿入できない形状として、誤装着を防止してもよい。
駆動側溝部85のカップリング部材側端部(手前側端部)には、抜け止め部85aが設けられており、連結部材90が、駆動側穴部87のカップリング側端部から抜け出そうとすると、各駆動側突起部94a,94bが、抜け止め部85aに突き当たる。これにより、連結部材90が、駆動側穴部87のカップリング側端部から抜け出るのを防止することができる。
また、先の図9に示すように、駆動側筒状部82aの奥側端部には、軸受け100の駆動側溝部内の駆動側突起部が案内溝部へ移動するのを規制する規制突起部102(図3参照)が挿入される挿入穴部83が設けられている。
次に、連結部材90の感光体ギヤ82への取り付けについて説明する。
まず、コイルスプリング73を、駆動側筒状部82aの駆動側穴部87に入れ込む。次に、図8に示すように、第一駆動側突起部94aを第一案内溝部86aに挿入され、第二駆動側突起部94bが第二案内溝部86bに挿入されるように、感光体ギヤ82に対して連結部材の回転方向位置を調整する。
本実施形態では、第一駆動側突起部94aの高さh1を位相合わせ用突起部たる第二駆動側突起部94bの高さh2よりも高くし、位相合わせ用溝部たる第二案内溝部86bの溝深さを、第一案内溝の溝深さよりも浅くして、第一駆動側突起部94aの高さh1よりも溝深さを浅くしている。これにより、第一駆動側突起部94aが、第二案内溝部86bに挿入することができず、第二駆動側突起部94bのみ、第二案内溝部に挿入することができる。これにより、感光体ギヤに対して規定の位相で連結部材90を感光体ギヤに取り付けることができる。すなわち、本実施形態では、第二駆動側突起部94bと、第二案内溝部86bとで、第一位相合わせ部を構成している。
また、位相合わせ突起部たる第二駆動側突起部94bの直径を、第一駆動側突起部94aの直径よりも大きくし、第一案内溝部86aの溝幅を、第二案内溝部86bの溝幅よりも狭くして、第二駆動側突起部94bの直径よりも短くする構成としてもよい。かかる構成とすることでも、第二駆動側突起部94bが、第二案内溝部86bにのみ挿入可能となり、感光体ギヤに対して規定の位相で連結部材90を感光体ギヤに取り付けることができる。
また、位相合わせ突起部たる第二駆動側突起部94bの直径を、第一駆動側突起部の直径よりも小さくし、第二案内溝部86bの溝幅を、第一案内溝部86aの溝幅よりも狭くして、第一駆動側突起部94aの直径よりも短くする構成としてもよい。かかる構成とすることでも、第二駆動側突起部94bが、第二案内溝部86bにのみ挿入可能となり、感光体ギヤ82に対して規定の位相で連結部材90を感光体ギヤ82に取り付けることができる。
また、第二駆動側突起部94bの駆動伝達に支障をきたさない箇所に凹部を設け、第二案内溝部86bにこの凹部に嵌る凸部を設けることで、第二案内溝部86bの凸部によって、第一駆動側突起部94aが第二案内溝部86bに挿入できなくしてもよい。これにより、第二駆動側突起部94bが、第二案内溝部86bにのみ挿入可能となり、感光体ギヤ82に対して規定の位相で連結部材90を感光体ギヤ82に取り付けることができる。また、第二駆動側突起部94bの駆動伝達に支障をきたさない箇所に凸部を設け、第二案内溝部86bにこの凸部が嵌る凹部を設けてもよい。
次に、連結部材90の駆動側球状部91を駆動側穴部87に挿入し、第一駆動側突起部94aを第一案内溝部86aに挿入し、第二駆動側突起部94bを第二案内溝部86bに挿入する。すると、連結部材90のバネ受け96がコイルスプリング73に嵌り込み、連結部材90にコイルスプリング73の一端が取り付けられる。そして、図11に示すように、第一,第二駆動側突起部94a,94bが、案内溝部と駆動側溝部85とを連通する連通部84に位置するまで、コイルスプリング73の付勢力に抗して連結部材90を駆動側筒状部82a内に押し入れていく。図11に示すように、第一,第二駆動側突起部94a,94bが、案内溝部と駆動側溝部85とを連通する連通部84に位置するまで連結部材90を押し入れたら、図中矢印αに示すように、連結部材90を回転させる。すると、図12に示すように、各駆動側突起部94a,94bが、連通部84を通って、駆動側溝部85へ移動する。各駆動側突起部94a,94bが、駆動側溝部85の側面に当接して、連結部材90の回転が規制されたら、連結部材90から手を離す。すると、コイルスプリング73の付勢力により、連結部材90が図中矢印B方向(カップリング部材側)へ移動し、図13に示すように、各駆動側突起部94a,95bが、駆動側溝部85に挿入される。これにより、図14に示すように、連結部材90が感光体ギヤ82に取り付けられる。そして、この連結部材90が取り付けられた感光体ギヤ82を軸受け100を介して奥側側板1bに取り付ける(図3参照)。
本実施形態では、上述したように、第一駆動側突起部94aの高さと第二駆動側突起部94bの高さとを異ならせ、第二案内溝部86bの溝深さを浅くして、第二案内溝部86bには、第二駆動側突起部94bのみ、挿入できるようにしている。これにより、感光体ギヤに対して規定の位相で連結部材90が感光体ギヤに取り付けられる。その結果、図14に示すように、第二案内溝部86bに対し、常に図中時計周りに角度γ回転した位置に、従動側球状部の第三従動側大円部92cが位置するように、連結部材90が、感光体ギヤ82に取り付けられる。
各駆動側突起部94a,94bが、駆動側溝部85に挿入されると、各駆動側突起部94が抜け止め部85aと対向し、上述したように連結部材90が感光体ギヤ82から抜け出すのが防止される。先の特許文献1に記載の構成では、連結部材90を感光体ギヤ82に組み付けた後、抜け止め部材を感光体ギヤにスナップフィットで固定することで、連結部材90の感光体ギヤの抜け出しを防止している。このように、特許文献1に記載の構成では、抜け止め部材が別に必要であり、部品点数の増大による装置のコストアップに繋がる。また、組み付け工数が増えることにより、製造コストアップに繋がる。
一方、本実施形態では、感光体ギヤに抜け止め部85aを設けたので、部品点数を削減することができ、装置のコストダウンを図ることができる。また、組み立て工数の削減を図ることができ、製造コストダウンを図ることができる。
図15は、軸受け100の斜視図である。
図15に示すように、軸受け100には、外周面が奥側側板1bの穴部に嵌合し、内周面が感光体ギヤの駆動側筒状部を回転自在に受ける筒状の受け部101と、規制突起部102とを有している。
先の図3に示すように、奥側側板1bの穴部に嵌合固定された軸受け100の規制突起部102が、挿入穴部83に挿入されるように、感光体ギヤ82の駆動側筒状部82aを軸受け100の受け部101に挿入する。これにより、感光体ギヤ82が軸受け100を介して回転自在に奥側側板1bに支持される。
図16は、軸受け100の規制突起部102による規制について説明する図である。
図16に示すように連結部材90を、感光体ギヤ82の駆動側筒状部82aに押し込んでいくと、駆動側突起部94a,94bが連通部84に到達する前に、連結部材90のバネ受96が、規制突起部102に突き当たる。これにより、駆動側溝部85内の駆動側突起部94a,94bが連通部84まで移動する前に、連結部材90の軸方向の移動が規制される。その結果、連結部材90を感光体ギヤ82に対して相対的に回転させても、駆動側溝部85内の駆動側突起部94a,94bが連通部84を通って、案内溝部へ移動することがない。これにより、感光体ギヤ82を軸受け100を介して奥側側板に支持した後は、連結部材90が感光体ギヤ82から抜け出すことがない。
図17は、カップリング部材41の斜視図であり、図18は、カップリング部材41の断面斜視図である。
カップリング部材41は、軸挿入部41a、従動側筒状部41bを備えている。カップリング部材41としては、機械的強度に優れ、耐摩耗性、摺動性がよいポリアセタール樹脂(POM)で形成するのが好適である。
カップリング部材41の従動側筒状部41bは、駆動側のみ開口した形状であり、連結部材90の従動側球状部92が挿入される従動側穴部143を有している。また、従動側筒状部41bには、連結部材90の従動側突起部95aが挿入される従動側溝部142が回転方向に180°の間隔を開けて2つ設けられている。従動側溝部142の溝深さd1は、従動側突起部95aの高さh1よりも若干、深くなっている。また、従動側球状部92の底面には、回転中心に対してずれた位置に位相合わせ凸部144が形成されている。
位相合わせ凸部144は、図18に示すように、中央部から外側へ向うに連れて徐々に高さが低くなるような山型形状をしている。また、位相合わせ凸部144は、図17に示すように、従動側溝部142の位置よりも長さemm後退した位置まで形成されている。
図19は、カップリング部材41の従動側筒状部41bに連結部材90の従動側球状部92を挿入した状態を示す断面斜視図である。
位相合わせ凸部144が、図中下側に位置する状態で、カップリング部材41と連結部材90とを連結しようとすると、従動側球状部92の第三従動側大円部92cが位相合わせ凸部144に突き当たる。その結果、従動側球状部92が、カップリング部材41の従動側筒状部41bに挿入できず、従動側突起部95aが従動側溝部142に挿入されず、駆動連結できない。すなわち、位相合わせ凸部144が、従動側球状部92の第三従動側大円部92cが切りかかれた部分と回転方向の位相が合っているときに、従動側球状部92が従動側筒状部41bに挿入され、従動側突起部95aが従動側溝部142に挿入され、駆動連結が行われる。すなわち、本実施形態では、位相合わせ凸部144と、従動側球状部92の第三従動側大円部92cが切りかかれた切り欠き部分とで、第二位相合わせ部を構成している。
このように、本実施形態では、感光体ギヤ82と連結部材90とが規定の位相で取り付けられ、連結部材90とカップリング部材41とが規定の位相で駆動連結される結果、感光体ギヤ82とカップリング部材41とを規定の位相で駆動連結することができる。
感光体ギヤ82は、上述したように、樹脂成型品であり、ヒケなどの関係上、どうしても真円とはならず、わずかながら楕円形状となってしまう。その結果、感光体ギヤは、1回転周期の速度変動が生じてしまう。各色でこの感光体ギヤの速度変動の位相が異なると、その位相に応じた色ずれが生じてしまい、カラー画像に影響が及んでしまう。具体的に説明すると、感光体ギヤに速度変動があると、この速度変動に応じて、感光体ドラム40も速度変動してしてしまい、この速度変動に応じて画像が伸び縮みする。すなわち、感光体ドラム40の速度が速いときに、書き込みや転写が行われた画像は伸び、感光体ドラム40の速度が遅いときに、書き込みや転写が行われた画像は縮むのである。各色の画像の伸びている部分同士、縮んでいる部分同士が重ね合わせられるように、各色の感光体ギヤの速度変動の位相を合わせることで色ずれを抑制できる。各色の感光体ギヤの位相合わせは、例えば、感光体ギヤの最大径となる箇所に印を付け、その印を目印にして各色の感光体ギヤを奥側側板に取り付けることで行われている。
また、カップリング部材が取り付けられる感光体ドラム40においても、感光体ドラム40の偏心などにより一回転周期の速度変動が生じる。そのため、感光体ドラム40についても各色の感光体ドラム40の速度変動の位相を合わせて、感光体ドラム40を装置本体に組み付ける必要がある。
本実施形態においては、従動側突起部95aは、回転方向に180°の間隔を開けて設けられている。そのため、従動側突起部95aと従動側溝部142との回転方向の位相が合っている状態から、カップリング部材を180°回転させても、従動側突起部95aと従動側溝部142との回転方向の位相が合う。その結果、感光体ドラム40は、規定の位相に対して180°位相がずれた状態で、装置本体に組みつけられるおそれがあり、色ずれが生じるおそれがある。
これに対し、本実施形態では、位相合わせ凸部144を有しているため、従動側突起部95aと従動側溝部142との回転方向の位相が合っていても、第三従動側大円部92cが位相合わせ凸部144に対向しているときは、駆動連結されない。その状態からカップリング部材41を連結部材90に対して180°相対的に回転させて、始めて、従動側球状部が、従動側筒状部に挿入され、駆動連結が行われる。これにより、感光体ドラム40を規定の位相で装置本体に組みつけることができ、色ずれを抑制することができる。
また、駆動側突起部94a,94bも回転方向に180°の間隔を開けて設けられている。そのため、各駆動側突起部の高さおよび案内溝部の溝深さを同等とした場合、駆動側突起部と案内溝部との回転方向の位相が合っている状態から、連結部材を180°感光体ギヤに対して回転させても、従動側突起部95aと従動側溝部142との回転方向の位相が合う。そのため、カップリング部材を規定の位相で連結部材に連結し、各感光体ドラム40の速度変動位相を合わせたとしても、感光体ギヤの速度変動の位相が、規定の位相に対して180°ずれてしまうおそれがある。しかし、本実施形態においては、各駆動側突起部の高さを異ならせて、第一駆動側突起部を、第二案内溝部には、挿入できないようにしている。これにより、感光体ギヤの回転速度位相が、他の感光体ギヤの速度変動に対して、180°位相がずれてしまうのを防止することができ、色ずれを抑制することができる。
感光体ドラムを備えたユニットを装置に装着する際、ドラム軸40aに取り付けられたカップリング部材41と連結部材90との位相が合っていないときは、カップリング部材の従動側筒状部の縁部に従動側突起部95aが突き当たったり、第三従動側大円部92cが位相合わせ凸部144に突き当たったりする。その状態でさらに、感光体ドラムを備えたユニットを装置本体に押し入れていくと、連結部材90がコイルスプリング73を圧縮しながら、奥側へ移動する。これにより、カップリング部材41と連結部材90との駆動連結が行われなくても、感光体ドラムを備えたユニットを装置本体に装着することができる。
連結部材90が感光体ギヤ82とともに回転駆動すると、従動側突起部95aと従動側溝部142との位相が合い、第三従動側大円部92cと位相合わせ凸部144との当接が外れて、連結部材90とカップリング部材41との位相が合う。すると、連結部材90がコイルスプリング73の付勢力によりカップリング部材側へ移動し、従動側球状部92が、従動側穴部143に入り込み、従動側突起部95aが従動側溝部142に入り込む。これにより、連結部材90とカップリング部材41とが規定の位相で駆動連結され、連結部材90からカップリング部材41へ駆動力が伝達される。
感光体ギヤの回転中心と、ドラム軸40aの回転中心とにずれ(以下、軸心ずれという)があるときは、図3に示すように、連結部材90が傾くことで駆動連結することができる。本実施形態では、連結部材の感光体ギヤ82の駆動側筒状部82aに挿入される第一挿入部、カップリング部材の従動側筒状部に挿入される第二挿入部を、球状としている。これにより、軸心ずれがあった場合、連結部材をスムーズに傾けさせることができ、良好に軸心ずれを吸収できる。具体的には、感光体ギヤ82の駆動側筒状部82aに挿入される駆動側球状部の第一,第二,第三駆動側大円部91a,91b,91cの円弧状の表面が駆動側穴部87の内周面をスムーズに摺動し、感光体ギヤ82に対してスムーズに連結部材90が傾く。また、カップリング部材の従動側筒状部に挿入される従動側球状部の第一,第二,第三従動側大円部92a,92b,92cの円弧状の表面が、従動側穴部143の内周面や従動側筒状部の底面をスムーズに摺動し、カップリング部材に対してスムーズに連結部材90が傾く。これにより、連結部材90がスムーズに傾き、軸心ずれを抑制することができる。
図20は、カップリング部材41と連結部材90とを従動側突起部95aの突出方向と直交する方向に切った断面図である。
図20(a)に示すように、位相合わせ凸部144の高さが、連結部材90が傾いていないときは、第一従動側大円部92aの側面に対して所定の隙間を有するような高さとなっている。この隙間は、図20(b)に示すように、連結部材90の従動側突起部95aの突出方向と直交する方向の最大傾斜角度+θ1傾いても、第一従動側大円部92aが、位相合わせ凸部144に接触しない隙間となっている。
また、先の図17に示すように、位相合わせ凸部144は、従動側溝部142の側面と面一となる箇所まで形成せず、従動側溝部142の側面に対してemm後退している。そのため、図20(a)に示すように、連結部材90が傾いていないとき、位相合わせ凸部144の側面と第二従動側大円部92bの側面との間に所定の隙間が形成される。この隙間は、図20(c)に示すように、連結部材90の従動側突起部95aの突出方向と直交する方向の最大傾斜角度−θ1傾いても、第二従動側大円部92bが、位相合わせ突起部の側面に接触しない隙間となっている。
図21は、カップリング部材41と連結部材90とを従動側突起部95aの突出方向と平行に切った断面図である。
位相合わせ凸部144は、図21(a)に示すように、断面が中央から端部に向かうにつれて高さが低くなるような山型形状をしている。そして、位相合わせ凸部144の傾斜面の傾斜角度θ3を、図21(b)や、図21(c)に示すように、連結部材90が、従動側突起部95aの突出方向と平行な方向に最大傾斜角度θ2で傾いたときに、第一従動側大円部92aの側面が位相合わせ凸部144に当接しないような角度に設定さている。
このように、本実施形態においては、位相合わせ凸部144が、連結部材90の傾きを阻害しないので、連結部材90で軸心ずれを良好に吸収することができる。なお、連結部材90の最大傾斜角度は、連結部材90の連結部93が、カップリング部材41の従動側筒状部の縁部に突き当たったり、感光体ギヤの駆動側筒状部の縁部に突き当たったりすることにより、傾斜が規制されるときの角度である。
また、従動側(カップリング部材41と連結部材90と)の位相を合わせる構成を、駆動側(感光体ギヤと連結部材と)の位相を合わせの構成と同じとしてもよい。すなわち、従動側突起部94bの長さを互いに異ならせ、従動側溝部142の溝深さを互いに異ならせて、従動側突起部94bを決められた従動側溝部142以外に挿入できなくようにする構成である。
また、本実施形態においては、連結部材90の感光体ギヤから駆動力が伝達される駆動側突起部94a,94b、カップリング部材に駆動力を伝達する従動側突起部95aの形状を円柱状としている。これにより、駆動側突起部および従動側突起部を半球状とした従来構成に比べて、角速度変動を抑制することができるという利点を得ることができる。以下に、図面を用いて具体的に説明する。
図22は、従来の連結部材とカップリング部材との駆動伝達について説明する図であり、(a)は、連結部材の傾き方向に対して直交する方向見た概略図であり、(b)は、図22(a)の上から見た概略図であり、(c)は、軸方向見た概略図である。また、図23は、図22の状態から90°回転させた状態を示す図であり、(a)は、連結部材の傾き方向に対して直交する方向見た概略図であり、(b)は、図23(a)の上から見た概略図であり、(c)は、軸方向見た概略図である。
従動側突起部195が半球状の場合、図22(c)に示すように、従動側溝部142の側面に当接する溝部当接箇所である従動側突起部195の回転方向下流端が、頂部に向うにつれて、回転方向上流側に位置するような円弧形状となる。図22に示すように従動側突起部195の突出方向が、軸心ずれ方向に対して直交する方向のときは、従動側突起部195のほぼ全体が従動溝部に入り込んでいる。そのため、このときは、図22(c)に示すように、従動側突起部195の従動側球状部側が、従動側溝部142の側面に当接している。
この状態から図22(c)の矢印F方向に回動すると、図22(c)の左側の従動側突起部195が感光体ギヤから離間する方向に従動溝部内を軸方向に移動し、図22(c)の右側の従動側突起部195が感光体ギヤに近づく方向に従動溝部内を軸方向に移動する。このとき、従動側突起部195の従動溝部への入り込み量が減少し、従動側突起部195の従動溝部側面との当接位置が頂部側へと変化していく。従動側突起部195が半球状の場合は、上述したように、従動側溝部142と当接する従動側突起部195の回転方向下流端は、頂部に向うにつれて、回転方向上流側に位置する。このため、図23(c)に示すように、連結部材190が90°回転しても、カップリング部材41は90°回転しておらず、回転方向でδθ後退した位置に位置し、カップリング部材90の角速度が連結部材90の角速度よりも遅くなる。
そして、図23の状態からさらに、図23(c)の矢印F方向に回転すると、図23(a)において上側に位置する従動側突起部195が、感光体ギヤに近づくように従動溝部内を軸方向に移動する。また、図23(a)において下側に位置する従動側突起部195が、感光体ギヤから遠ざかるように従動溝部内を軸方向に移動する。このとき、従動側突起部195の従動溝部側面との当接位置が頂部側から従動側球状部側へと変化し、図23の状態から90°回転し、トータルで180°回転すると、従動側突起部195と従動溝部との位置が入れ替わる以外は、図22と同じ状態となる。このとき、カップリング部材41の遅れがなくなっており、連結部材90と同様、180°回転している。すなわち、図23の状態から90°回転する間は、カップリング部材は、δθ多く回転しており、連結部材90に対して角速度が速まるのである。このように、従動側突起部を半球状とした場合は、1/2回転周期の角速度変動が生じてしまう。
上述では、連結部材とカップリング部材との間の速度変動について説明したが、駆動側突起部が、半球状の場合は、感光体ギヤと連結部材との間において、連結部材が、1/2周期で速度変動が生じてしまう。
図24は、本実施形態の連結部材90とカップリング部材41との駆動伝達について説明する図であり、(a)は、連結部材90の傾き方向に対して直交する方向見た概略図であり、(b)は、図24(a)の上から見た概略図であり、(c)は、軸方向見た概略図である。また、図25は、図24の状態から90°回転させた状態を示す図であり、(a)は、連結部材の傾き方向に対して直交する方向見た概略図であり、(b)は、図25(a)の上から見た概略図であり、(c)は、軸方向見た概略図である。
本実施形態においては、従動側突起部95aを円柱状としている。これにより、図24(c)に示すように、従動側突起部95aの従動溝部の側面に当接する溝部当接箇所である回転方向下流側端部が、径方向に真直ぐ延びる直線形状となり、従動側突起部95aの従動溝部142に当接する箇所が、従動側球状部92側から頂部まで、回転方向において同じ位置となる。図24に示す状態から、図24(c)の矢印F方向に回転すると、従動側突起部95aの従動溝部の入り込みが減少し、図25(c)に示すように、90°回転すると、従動側突起部95aの頂部側のみ従動溝部142に入り込んだ状態となる。その結果、従動側突起部の頂部の回転方向下流側端部のみ従動側溝部の側面に当接する状態となる。しかし、従動側突起部の回転方向下流側端部が径方向に真直ぐ延びる直線状であるので、従動側突起部の頂部の回転方向下流側端部のみ従動側溝部の側面に当接する状態となっても、カップリング部材41は、連結部材90の回転に対して遅れることなく、連結部材と同じ角度回転する。これにより、軸心ずれがあっても、カップリング部材90を等速度で回転させることができる。
同様に、駆動側突起部94a,94bも円柱形状としているので、感光体ギヤから連結部材への駆動伝達において、連結部材90が速度変動することなく、連結部材を等速度で回転させることができる。
また、本実施形態では、駆動側突起部94a,94b、従動側突起部95aを円柱形状とすることで、溝部の側面に当接する溝部当接箇所である回転方向下流側端部が、回転方向に突出するような円弧面となる。その結果、突起部と溝部の側面との当接が、径方向から見たとき、点接触となり、図24(a)に示すように、突起部の突出方向と直交する方向にスムーズに連結部材90を傾けることができる。なお、上記点接触とは、設計上の理想な状態であり、実際においては、多少接触幅を有する状態を含む。
図26は、駆動側突起部および従動側突起部が半球形状の従来の連結部材を用い、ドラム軸の軸中心を感光体ギヤの回転軸に対して所定量ずらして連結させたときの感光体ドラムの速度変動を調べたグラフである。図26に示すように、感光体ドラムが、所定の周期で速度変動が生じていることがわかる。
図27は、駆動側突起部および従動側突起部を円柱形状の本実施形態の連結部材を用い、ドラム軸の軸中心を感光体ギヤの回転軸に対して所定量ずらして連結させたときの感光体ドラムの速度変動を調べたグラフである。
図27に示すように、図26に示した従来構成の場合に比べて、感光体ドラムの速度変動を十分に抑制できていることがわかる。
また、駆動側突起部94a,94bや従動側突起部95aは、少なくとも溝部(142,85)の側面と当接する溝部当接箇所が、径方向に真直ぐのび、回転方向に突出した形状であればよい。よって、例えば、図28に示すような断面角丸長方形状の柱形状や、断面楕円形状の柱形状でもよい。
また、突起部(95a,94a,94b)の溝部(42,85)の側面と当接する溝部当接箇所が円弧面の場合、円弧の中心角θyを、連結部材90の突起部の突出方向と直交する方向の最大傾斜角度θ1の2倍以上にする。これにより、連結部材90が最大傾斜角度θ1で傾いたときも、突起部(95a、94a,94b)の円弧面を、溝部(142,85)の側面に当接させることができる。これにより、連結部材90が最大傾斜角度θ1で傾いたときも、突起部の突出方向からみたときの溝部と突起部との接触を点接触にすることができスムーズに連結部材90を傾かせることができる。
また、上述では、感光体へ駆動力を伝達する駆動伝達部について説明したが、これに限らず、現像ローラへの駆動伝達、定着ローラへの駆動伝達、中間転写ベルトへの駆動伝達などにも、本実施形態の駆動伝達を用いることができる。
以上に説明したものは一例であり、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
回転中心に穴部を有する感光体ギヤ82などの第一回転体と、回転中心に穴部を有するカップリング部材41などの第二回転体と、第一回転体の穴部に挿入される駆動側球状部91などの第一挿入部、第二回転体の穴部に挿入される従動側球状部92などの第二挿入部、および、第一挿入部と第二挿入部と繋ぐ連結部93を有し、第一回転体と第二回転体とを連結する連結部材90とを備え、各挿入部の周面に径方向に突出する突起部(駆動側突起部94a,94b、従動側突起部95a)を有し、各回転体の穴部の内周面に、連結部材90の突起部が軸方向に移動可能な溝部(駆動側溝部85,従動側溝部142)を有する駆動伝達装置70であって、連結部材90の各挿入部、連結部93および各突起部は樹脂材料からなる一体物であり、駆動伝達時に溝部と当接する突起部の溝部当接箇所が、回転方向に突出し、かつ、径方向に真直ぐ延びる形状である。
上述したように、特許文献1に記載の連結部材では、十分に第二回転体の角速度変動を抑制することができない。その理由を、図22、図23を用いて、連結部材190から第二回転体41へ駆動伝達が行われる場合を例にして説明する。
特許文献1に記載の従来の連結部材190の溝部142に係合する突起部195の形状は、半球状である。突起部195が半球状の場合、軸方向から見たとき、回転駆動時に溝部142と当接する溝部当接箇所である突起部195の回転方向下流端が以下のような形状となる。すなわち、図22(c)に示すように、頂部に向うにつれて、回転方向上流側に位置するような円弧形状である。
第二回転体41の回転中心軸O2と感光体ギヤなどの第一回転体の回転中心軸O1との軸心ずれ方向が、突起部195の突出方向と直交するときは、図22(c)に示すように、突起部195の球状部191側が溝部142の側面と当接している。この状態から、図22(c)の矢印F方向に90°連結部材が回転して、図23(c)に示すように、軸心ずれ方向と突起部の突出方向とが平行のときは、突起部195の頂部付近が溝部142の側面に当接する。上述したように、突起部195の溝部142と当接する溝部当接箇所は、頂部に向うにつれて、回転方向上流側に位置するような円弧形状となっている。そのため、図23(c)に示すように、連結部材190が図22の状態から90°回転しても、第二回転体41は、90°回転しておらず、回転方向でδθ後退した位置に位置し、第二回転体の角速度が、連結部材90の角速度よりも遅くなる。
図23(c)の状態からさらに、矢印F方向に90°連結部材が回転し、トータルで180°連結部材が回転すると、突起部や溝部の位置が入れ替わる以外は、図22(c)に示す状態と同じ状態となる。このとき、第二回転体41は、δθの遅れが無くなっており、連結部材190と同様、トータルで180°回転している。すなわち、図23の状態から90°回転する間は、第二回転体41は、連結部材190よりもδθ分、速く回転しており、角速度が連結部材よりも速まるのである。このように、突起部195を半球状とした場合は、角速度変動が生じるのである。上述では、第二回転体41と連結部材190との間の角速度変動について説明したが、第一回転体と連結部材190との間の駆動伝達においても、駆動側突起部が半球形状であると、連結部材の角速度が変動する。
これに対し、態様1においては、駆動伝達時に溝部と当接する突起部の溝部当接箇所が、径方向に真直ぐ延びる形状となっている。かかる構成とすることにより、先の図24、図25を用いて説明したように、第一回転体の回転中心軸O1と、第二回転体41の回転中心軸O2との軸心ずれ方向と突起部の突出方向とが平行となって、突起部の頂部付近が溝部と当接する状態でも、図25(c)に示すように、第二回転体の回転が連結部材90の回転に対して遅れることなく、一定の速度変動で回転することができる。
また、突起部の溝部当接箇所が、回転方向に突出する形状であるので、溝部と突起部と当接関係を径方向見たとき、点接触となり、溝部の側面と直交する方向にスムーズに連結部材を傾けることができ、角速度変動を良好に抑制することができる。
(態様2)
(態様1)において、突起部の突出方向から前記突起部を見たとき、前記溝部当接箇所が円弧形状である。
かかる構成によれば、実施形態で説明したように、突起部の突出する方向から見たときの突起部と溝部との当接を、点接触にすることができる。
(態様3)
(態様2)において、突起部の突出方向から突起部を見たとき、溝部当接箇所の円弧形状の中心角度を、前記連結部材の最大傾斜角度の2倍以上とした。
これによれば、図28を用いて説明したように、連結部材が最大傾斜角度で傾いても、突起部の円弧形状の部分を、溝部に当接させることができ、突起部の突出する方向から見たときの突起部と溝部との当接を、点接触にすることができる。
(態様4)
(態様1)乃至(態様3)いずれかにおいて、軸方向をX方向、X方向に直交する方向のうちある特定の方向をY方向、X方向およびY方向いずれにも直交する方向をZ方向としたとき、駆動側球状部91および従動側球状部92などの各挿入部を、球のX方向と直交する大円部分(第一駆動側大円部91a,第一従動側大円部92a)と、球のY方向と直交する大円部分(第三駆動側大円部91c,第三従動側大円部92c)と、球のZ方向と直交する大円部分(第二駆動側大円部91b,第二従動側大円部92b)とを残して肉抜きした球形状とした。
これによれば、図7を用いて説明したように、各挿入部のヒケを抑制することができ、精度よく各挿入部を成型することができる。また、一方向(Y1方向)に移動する第一金型391と、第一金型391とは逆方向に移動する第二金型392とを用いて連結部材90を成型することができ、図6に示した各挿入部の内部を肉抜きする構成に比べて、金型の数を少なくすることができる。また、連結部材の連結部が長くても、各挿入部を、均等に肉抜きすることができる。これにより、連結部材の連結部が長くても、各挿入部のヒケを良好に抑制でき、各挿入部を精度よく成型することができる。また、各挿入部の内部を肉抜きする構成に比べて、連結部の直径を小さくすることができ、連結部材の小型化を図ることができる。
(態様5)
(態様4)において、連結部93を、前記Y方向に延びる直線部分と前記Z方向に延びる直線部分とからなる断面十字形状の肉抜き部と、断面矩形状の補強部とが、前記X方向に交互に形成された形状にした。
これによれば、実施形態で説明したように、上記第一金型391と、上記第二金型392とを用いて連結部の肉抜きを行うことができ、連結部のヒケを抑制し、連結部93を精度よく成型することができる。
(態様6)
(態様1)乃至(態様5)いずれかにおいて、感光体ギヤ82などの第一回転体と、カップリング部材などの第二回転体との回転方向の位相を合わせる位相合わせ手段を有する。
これによれば、実施形態で示したように、感光体ギヤなどの第一回転体の一回転周期の速度変動とカップリング部材などの第二回転と同じ軸に取り付けられた感光体などの回転体の一回転周期の速度変動とにより生じる、回転体の速度変動を常に同じにできる。これにより、回転体の速度変動の抑制制御のためのデータとり(回転体一回転の速度変動を、エンコーダなどを用いて計測)や、色ずれ抑制制御のためのデータ取り(パッチパターンを形成し、それを光学センサで検知して、色ずれ度合いを把握する)を、感光体などの回転体の着脱の都度、実施する必要がなくなり、装置の制御を簡素化することができる。
(態様7)
(態様6)において、上記位相合わせ手段は、前連結部材90と感光体ギヤ82などの第一回転体との回転方向の位相を合わせる第一位相合わせ部(本実施形態では、第二駆動側突起部94b,第二案内溝部86bとで構成)と、前記連結部材90とカップリング部材41などの第二回転体との位相を合わせる第二位相合わせ部(本実施形態では、従動側球状部92と位相合わせ凸部144とで構成)とを有する。
これによれば、図14に示すように、感光体ギヤ82などの第一回転体に連結部材90が回転方向で規定の位相で取り付けられる。そして、カップリング部材41などの第二回転体が、感光体ギヤ82などの第一回転体に規定の位相で取り付けられた連結部材90に規定の位相で取り付けられる。これにより、連結部材90を介して、第一回転体と第二回転体とを規定の位相にすることができる。
(態様8)
(態様7)において、前記第一位相合わせ部および前記第二位相合わせ部の少なくとも一方は、挿入部の周面から径方向に突出する第二駆動側突起部94bなどの位相合わせ用突起部と、位相合わせ用突起部を有する挿入部が挿入される回転体の穴部に、その挿入部を穴部に挿入するときに前記位相合わせ用突起部が挿入される第二案内溝部86bなどの位相合わせ用溝部とで構成され、位相合わせ突起部の形状を第一駆動側突起部94aなどの突起部の形状と異ならせ、位相合わせ用溝部の形状を、挿入部を穴部に挿入するときに前記突起部が挿入される第一案内溝などの溝部の形状と異ならせて、位相合わせ突起部を、位相合わせ溝部にのみ挿入可能な構成とした。
これによれば、実施形態で説明したように、連結部材90と感光体ギヤ82などの回転体が規定の位相のときに、第一駆動側突起部95aなどの突起部と、形状が異なる第二駆動側突起部94bなどの位相あわせ突起部が、第二案内溝部86bなどの位相合わせ用溝部にのみに挿入することができ、連結部材90と回転体との位相を規定の位相に合わせることができる。
なお、ここで言う「形状が異なる」とは、形または大きさが異なる(非合同)ことを言う。
(態様9)
(態様7)または(態様8)において、前記第一位相合わせ部および前記第二位相合わせ部の少なくとも一方を、従動側穴部143などの穴部の底面に設けた軸方向に突出する位相合わせ凸部144などの凸形状部と、従動側球状部92などの挿入部をこの穴部に挿入したときに前記凸形状部と非接触となるように前記挿入部に形成された切り欠き部(第三従動側大円部92cが切りかかれた部分)とで構成した。
これによれば、カップリング部材41などの回転体と、連結部材90とが規定の位相のとき、位相合わせ凸部144などの凸形状部が、従動側球状部92などの挿入部の第三従動側大円部92cが切りかかれた部分である切り欠き部に入り込み、回転体の穴部に連結部材90の従動側球状部92などの挿入部を挿入することができ、連結部材と回転体とを駆動連結できる。
(態様10)
(態様1)乃至(態様9)いずれかにおいて、駆動側球状部91などの第一挿入部に設けられた第二駆動側突起部94bなどの突起部の形状と、従動側球状部92などの第二挿入部に設けられた従動側突起部95aなどの突起部の形状とを互いに異ならせ、第一回転体の突起部が挿入される第二案内溝86bなどの溝部の形状と、第二回転体の前記突起部が挿入される従動側溝部142などの溝部の形状とを互いに異ならせ、前記第一挿入部に設けられた突起部のみ、前記第一回転体の前記突起部が挿入される溝部に挿入可能に構成した。
これによれば、図10などを用いて説明したように、カップリング部材41などの第二回転体の従動側穴部143などの穴部に挿入される従動側球状部92などの第二挿入部を、感光体ギヤ82などの第一回転体の駆動側穴部87などの穴部に挿入しようとしたとき、従動側球状部92などの挿入部に設けられた従動側突起部95aなどの突起部が、第二案内溝部86bなどの第一回転体の突起部が挿入される溝部に挿入できず、連結部材の誤装着を防止することができる。
なお、ここでいう「形状が異なる」とは、形または大きさが異なる(非合同)ことを言う。本実施形態では、駆動側球状部91などの第一挿入部に設けられた第二駆動側突起部94bなどの突起部の高さと、従動側球状部92などの第二挿入部に設けられた従動側突起部95aなどの突起部の高さを互いに異ならせ、第二案内溝部86bなどの第一回転体の突起部が挿入される溝部の深さと、第二回転体の前記突起部が挿入される従動側溝部142などの溝部の深さを互いに異ならせた。
(態様11)
(態様1)乃至(態様10)のいずれかにおいて、前記第一回転体または前記第二回転体の溝部には、前記突起部が溝部から抜けるのを止める抜け止め部85aを有し、抜け止め部85aを有する溝部85を備えた穴部には、挿入部を穴部に挿入するときに、駆動側突起部94a,94bなどの突起部を案内する案内溝部86a,86bと、案内溝部と前記溝部とを連通する連通部84とを有する。
これによれば、図11〜図13を用いて説明したように、案内溝部86a,86bに駆動側突起部94a,94bを挿入し、案内溝部86a,86bと駆動側溝部85などの溝部おとの連通部84に位置するまで、突起部を案内溝部86a,86bに挿入する。そして、連結部材90を回転させることで、案内溝部86a,86b内の突起部を連通部84を通って、溝部へ移動させることができ、突起部を溝部に組み付けることができる。突起部を溝部に組み付けることで、連結部材がカップリング部材側へ移動したとき、突起部が抜け止め部85aに突き当たり、連結部材90が、感光体ギヤ82などの回転体から抜けるのを防止することができる。
かかる構成とすることで、抜け止め部が、感光体ギヤなどの回転体の一体成型で成型されたものであっても、連結部材を回転体に取り付けることができる。これにより、回転体とは別部材の抜け止め部材を設けて、連結部材を回転体に取り付けた後、抜け止め部材を回転体組み付ける特許文献1に記載の構成に比べて、部品点数を削減することができる。これにより、装置のコストダウンや、組み立て工数の削減を図ることができる。
(態様12)
(態様11)において、駆動側突起部94a,94bなどの突起部が、連通部84を通って、駆動側溝部85などの溝部から案内溝部86a,86bへ移動するのを規制する規制突起部102などの規制手段を設けた。
これによれば、実施形態で説明したように、駆動側溝部85などの溝部に挿入された駆動側突起部94a,94bなどの突起部が、連通部84を通って、駆動側溝部85などの溝部から案内溝部86a,86bへ移動し、そして、連結部材が感光体ギヤなどの回転体から抜け出してしまうのを防止することができる。
(態様13)
(態様1)乃至(態様12)いずれかにおいて、前記連結部材90は、前記第一回転体および第二回転体のいずれか一方(本実施形態では、感光体ギヤ82などの第一回転体)に軸方向に移動可能に取り付けられ、前記連結部材を、軸方向に移動可能に取り付けられた一方の回転体側から他方の回転体側に向かって付勢するコイルスプリング73などの付勢手段を設けた。
これによれば、実施形態で説明したように、カップリング部材41などの連結部材が取り付けられていない方の回転体と連結部材90とを連結するときに、第二回転体と連結部材との回転方向の位相が合っておらず、従動側球状部92などの挿入部が第二回転体に挿入されていないときでも、連結部材90がコイルスプリング73などの付勢手段の付勢力に抗して軸方向に移動して、第二回転体が取り付けられた感光体などの回転体を、装置本体に装着することができる。そして、駆動が開始され、連結部材が回転駆動して、連結部材と第二回転体との位相が合うと、付勢手段の付勢力で連結部材が軸方向に移動して、連結部材の挿入部が第二回転体の穴部に挿入され、突起部が第二回転体の溝部に挿入され、第二回転体と連結部材とが駆動連結され、第二回転体を回転駆動させることができる。
(態様14)
回転中心に穴部を有する感光体ギヤ82などの第一回転体と、回転中心に穴部を有するカップリング部材41などの第二回転体と、第一回転体の穴部に挿入される駆動側球状部91などの第一挿入部、第二回転体の穴部に挿入される従動側球状部92などの第二挿入部、および、第一挿入部と第二挿入部と繋ぐ連結部93を有し、第一回転体と第二回転体とを連結する連結部材90とを備え、各挿入部の周面に径方向に突出する突起部(駆動側突起部94a,94b、従動側突起部95a)を有し、各回転体の穴部の内周面に、連結部材90の突起部が軸方向に移動可能な溝部(駆動側溝部85,従動側溝部142)を有する駆動伝達装置70であって、前記軸方向をX方向、前記X方向に直交する方向のうちある特定の方向をY方向、前記X方向および前記Y方向いずれにも直交する方向をZ方向としたとき、各挿入部を、球のX方向と直交する大円部分と、球のY方向と直交する大円部分と、球のZ方向と直交する大円部分とを残して肉抜きした球形状とした。
これによれば、上述したように、各挿入部のヒケを抑制することができ、精度よく各挿入部を成型することができる。また、一方向(Y1方向)に移動する第一金型391と、第一金型391とは逆方向に移動する第二金型392とを用いて連結部材90を成型することができ、図6に示した各挿入部の内部を肉抜きする構成に比べて、金型の数を少なくすることができる。また、連結部材の連結部が長くても、各挿入部を、均等に肉抜きすることができる。これにより、連結部材の連結部が長くても、各挿入部のヒケを良好に抑制でき、各挿入部を精度よく成型することができる。また、各挿入部の内部を肉抜きする構成に比べて、連結部の直径を小さくすることができ、連結部材の小型化を図ることができる。
(態様15)
回転中心に穴部を有する感光体ギヤ82などの第一回転体と、回転中心に穴部を有するカップリング部材41などの第二回転体と、第一回転体の穴部に挿入される駆動側球状部91などの第一挿入部、第二回転体の穴部に挿入される従動側球状部92などの第二挿入部、および、第一挿入部と第二挿入部と繋ぐ連結部93を有し、第一回転体と第二回転体とを連結する連結部材90とを備え、各挿入部の周面に径方向に突出する突起部(駆動側突起部94a,94b、従動側突起部95a)を有し、各回転体の穴部の内周面に、連結部材90の突起部が軸方向に移動可能な溝部(駆動側溝部85,従動側溝部142)を有する駆動伝達装置70であって、前記第一回転体と、前記第二回転体との回転方向の位相を合わせる位相合わせ手段を有する。
これによれば、実施形態で示したように、感光体ギヤなどの第一回転体の一回転周期の速度変動とカップリング部材などの第二回転と同じ軸に取り付けられた感光体などの回転体の一回転周期の速度変動とにより生じる、回転体の速度変動を常に同じにできる。これにより、回転体の速度変動の抑制制御のためのデータとり(回転体一回転の速度変動を、エンコーダなどを用いて計測)や、色ずれ抑制制御のためのデータ取り(パッチパターンを形成し、それを光学センサで検知して、色ずれ度合いを把握する)を、感光体などの回転体の着脱の都度、実施する必要がなくなり、装置の制御を簡素化することができる。
(態様16)
画像形成装置は、(態様1)乃至(態様15)いずれかの駆動伝達装置を備えている。
これによれば、駆動伝達装置により伝達される感光体ドラム40などの回転速度変動を抑制することができ、良好な画像を形成することができる。
1b:奥側側板
18:トナー像形成ユニット
40:感光体ドラム
40a:ドラム軸
41:カップリング部材
41a:軸挿入部
41b:従動側筒状部
70:駆動伝達装置
73:コイルスプリング
82:感光体ギヤ
82a:駆動側筒状部
83:駆動側穴部
84;連通部
85:駆動側溝部
85a:抜け止め部
86a:第一案内溝部
86b:第二案内溝部
87:駆動側穴部
90:連結部材
91:駆動側球状部
91a:第一駆動側大円部
91b 第二駆動側大円部
91c:第三駆動側大円部
92:従動側球状部
92a:第一従動側大円部
92b 第二従動側大円部
92c:第三従動側大円部
93:連結部
93a:肉抜き部
94a:第一駆動側突起部
94b:第二駆動側突起部
95a:従動側突起部
96:バネ受け
100:軸受け
101:筒状の受け部
102:規制突起部
142:従動側溝部
143:従動側穴部
144:位相合わせ突起部
190:連結部材
191:球状部
193:肉抜き部
195:従動側突起部
391:第一金型
392:第二金型
393:第三金型
411:平行ピン
412:貫通孔
O1:回転中心軸
O2:回転中心軸
θy:中心角
特開2013−195961号公報

Claims (12)

  1. 回転中心に穴部を有する第一回転体と、
    回転中心に穴部を有する第二回転体と、
    前記第一回転体の穴部に挿入される第一挿入部、前記第二回転体の穴部に挿入される第二挿入部、および、前記第一挿入部と前記第二挿入部とを繋ぐ連結部を有し、前記第一回転体と前記第二回転体とを連結する連結部材とを備え、
    各挿入部の周面に径方向に突出する突起部を有し、
    各回転体の穴部の内周面に、前記連結部材の前記突起部が軸方向に移動可能な溝部を有する駆動伝達装置であって、
    前記連結部材の各挿入部、連結部および各突起部は樹脂材料からなる一体物であり、
    各挿入部の前記突起部の駆動伝達時に溝部と当接する溝部当接箇所が、回転方向に突出し、かつ、径方向に真直ぐ延びる形状であり
    軸方向をX方向、前記X方向に直交する方向のうちある特定の方向をY方向、前記X方向および前記Y方向いずれにも直交する方向をZ方向としたとき、
    各挿入部を、球のX方向と直交する大円部分と、球のY方向と直交する大円部分と、球のZ方向と直交する大円部分とを残して肉抜きした球形状とし
    前記連結部を、前記Y方向に延びる直線部分と前記Z方向に延びる直線部分とからなる断面十字形状の肉抜き部と、断面矩形状の補強部とが、前記X方向に交互に形成された形状にしたことを特徴とする駆動伝達装置。
  2. 請求項1に記載の駆動伝達装置であって、
    各挿入部の突起部の前記溝部当接箇所が、前記突起部の突出方向から前記突起部を見たとき、円弧形状であることを特徴とする駆動伝達装置。
  3. 請求項2に記載の駆動伝達装置であって、
    各挿入部の突起部について、前記突起部の突出方向から前記突起部を見たとき、前記溝部当接箇所の円弧形状の中心角度が、前記連結部材の最大傾斜角度の2倍以上となるように、各挿入部の突起部を構成したことを特徴とする駆動伝達装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載の駆動伝達装置において、
    前記第一回転体と、前記第二回転体との回転方向の位相を合わせる位相合わせ手段を有することを特徴とする駆動伝達装置。
  5. 請求項4に記載の駆動伝達装置において、
    上記位相合わせ手段は、前記連結部材と前記第一回転体との回転方向の位相を合わせる第一位相合わせ部と、前記連結部材と前記第二回転体との位相を合わせる第二位相合わせ部とを有することを特徴とする駆動伝達装置。
  6. 請求項5に記載の駆動伝達装置において、
    前記第一位相合わせ部および前記第二位相合わせ部の少なくとも一方は、位相合わせに係る挿入部の周面から径方向に突出する位相合わせ用突起部と、位相合わせに係る穴部の内周面に設けられ、その位相合わせに係る挿入部を前記位相合わせに係る穴部に挿入するときに前記位相合わせ用突起部が挿入される位相合わせ用溝部とで構成され、
    前記位相合わせ用突起部の形状を前記位相合わせに係る挿入部の突起部の形状と異ならせ、前記位相合わせ用溝部の形状を、前記位相合わせに係る穴部の溝部の形状と異ならせて、前記位相合わせ用突起部を、前記位相合わせ用溝部にのみ挿入可能な構成としたことを特徴とする駆動伝達装置。
  7. 請求項5または6に記載の駆動伝達装置において、
    前記第一位相合わせ部および前記第二位相合わせ部の少なくとも一方を、位相合わせに係る穴部の底面の回転中心に対してずれた位置に設けた軸方向に突出する凸形状部と、位相合わせに係る挿入部をこの穴部に挿入したときに前記凸形状部と非接触となるように前記位相合わせに係る挿入部に形成された切り欠き部とで構成したことを特徴とする駆動伝達装置。
  8. 請求項1乃至7いずれかに記載の駆動伝達装置において、
    前記第一挿入部に設けられた突起部の形状と、前記第二挿入部に設けられた突起部の形状とを互いに異ならせ、前記第一回転体の突起部が挿入される溝部の形状と、前記第二回転体の前記突起部が挿入される溝部の形状とを互いに異ならせて、前記第一挿入部に設けられた突起部のみ、前記第一回転体の前記突起部が挿入される溝部に挿入可能に構成したことを特徴とする駆動伝達装置。
  9. 請求項1乃至8いずれかに記載の駆動伝達装置において、
    前記第一回転体または前記第二回転体の溝部には、前記突起部が溝部から抜けるのを止める抜け止め部を有し、
    抜け止め部を有する溝部を備えた穴部には、前記第一挿入部または前記第二挿入部を穴部に挿入するときに、前記突起部を案内する案内溝部と、該案内溝部と前記溝部とを連通する連通部とを有することを特徴とする駆動伝達装置。
  10. 請求項9に記載の駆動伝達装置において、
    前記突起部が、前記連通部を通って、前記溝部から前記案内溝部へ移動するのを規制する規制手段を設けたことを特徴とする駆動伝達装置。
  11. 請求項1乃至10いずれかに記載の駆動伝達装置において、
    前記連結部材は、前記第一回転体および第二回転体のいずれか一方に軸方向に移動可能に取り付けられ、
    前記連結部材を、軸方向に移動可能に取り付けられた一方の回転体側から他方の回転体側に向かって付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする駆動伝達装置。
  12. 請求項1乃至11いずれかに記載の駆動伝達装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2015179836A 2015-09-11 2015-09-11 駆動伝達装置および画像形成装置 Active JP6681038B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015179836A JP6681038B2 (ja) 2015-09-11 2015-09-11 駆動伝達装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015179836A JP6681038B2 (ja) 2015-09-11 2015-09-11 駆動伝達装置および画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017054080A JP2017054080A (ja) 2017-03-16
JP2017054080A5 JP2017054080A5 (ja) 2018-05-24
JP6681038B2 true JP6681038B2 (ja) 2020-04-15

Family

ID=58320770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015179836A Active JP6681038B2 (ja) 2015-09-11 2015-09-11 駆動伝達装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6681038B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7148879B2 (ja) 2018-02-05 2022-10-06 株式会社リコー 駆動伝達装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017054080A (ja) 2017-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6697707B2 (ja) 駆動伝達装置および画像形成装置
JP6601731B2 (ja) 駆動伝達装置および画像形成装置
RU2758763C1 (ru) Электрофотографическое устройство формирования изображений, проявочное устройство и элемент муфты
RU2540091C1 (ru) Проявочное устройство, проявочный картридж, передающая вращающую силу часть и электрофотографическое устройство формирования изображения
US7310489B2 (en) Process cartridge including first and second portions to be positioned and first and second portions to be supported and image forming apparatus detachably mounting such process cartridge
CN107831641B (zh) 驱动传递装置及图像形成装置
JP6504449B2 (ja) 駆動伝達装置及び画像形成装置
JP5471015B2 (ja) 画像形成装置
US9880508B2 (en) Drive transmission device and image forming apparatus incorporating same
JP6256793B2 (ja) 駆動力伝達装置及び画像形成装置
JP5866932B2 (ja) 画像形成装置
US10261449B2 (en) Drive transmission device and image forming apparatus incorporating the drive transmission device
JP2008002671A (ja) 回転駆動力連結装置及び画像形成装置
US20160062272A1 (en) Image forming apparatus
JP5729677B2 (ja) 駆動力伝達機構および画像形成装置
JP6681038B2 (ja) 駆動伝達装置および画像形成装置
JP6551788B2 (ja) 駆動伝達装置および画像形成装置
JP6653082B2 (ja) 駆動伝達装置および画像形成装置
JP6757506B2 (ja) 駆動伝達装置及び画像形成装置
JP7148879B2 (ja) 駆動伝達装置及び画像形成装置
JP2019066557A (ja) 画像形成装置
JP5982863B2 (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP6684477B2 (ja) 駆動伝達装置及び画像形成装置
JP6207254B2 (ja) 回転伝達装置及び画像形成装置
JP2010197717A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180404

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191001

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200305

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6681038

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151