JP6680581B2 - 溶接接続部の未溶融部のシール方法およびシール構造 - Google Patents

溶接接続部の未溶融部のシール方法およびシール構造 Download PDF

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Description

本発明は、鋼材に他の金属材を接合してなるクラッド材どうしの溶接接続部に生じた未溶融部のシール方法およびシール構造に関する。
石油精製装置の常圧蒸留装置や減圧蒸留装置の主蒸留塔などの塔槽類等の圧力容器では、長年の使用により胴板の一部分が腐食により減肉した場合、更新や補修をする必要がある。
このような塔槽類の胴板の部分更新工法の一例として、特許文献1に記載のものが知られている。
この工法は、塔槽類の胴板の一部分の大型円筒状胴板部分を更新する工法であって、更新する前記大型円筒状胴板部分を上下方向に複数個の円筒状胴板部分に分け、この円筒状胴板部分を周方向に部分的に切断して取り除き、取り除いて生じた開口に新規部分胴板を溶接により取り付けることを繰り返すことにより、前記各円筒状胴板部分を順次更新して、前記大型円筒状胴板部分を更新する工法である。
また、このような工法において、胴板等の鋼板をチタンクラッド材等のクラッド材に代えて更新すると、胴板等を腐食に強いものにすることができる。
胴板等の鋼板をチタンクラッド材等のクラッド材に代えて更新する場合、チタンは鉄鋼やステンレスとの溶接が困難なため、塔槽類の胴部の材質が変わる境界に溶接個所が生じる構造を採用できない。
その解決法として、チタンクラッド材の仕切リングを軟鋼等の鋼材との境に設置し縁切りする方法がある。
この方法を図7を参照して説明する。この図に示すように、鋼材からなる胴板1に、鋼板3aにチタン材2を接合してなるチタンクラッド材からなる胴板3を接合するには、まず、接合すべきチタンクラッド材3からなる上側の胴板3の鋼板3aと、接合される下側の鋼板1とを溶接する。
次に、チタンクラッド材からなる胴板3の下端部のチタン材2を切除し、この切除によって現れた鋼板3aに、チタンクラッド材からなる仕切リング5の下側の鋼材6を溶接する。
この場合、仕切リング5は非常に大きいものであるため、周方向に複数に分割してなる仕切リング片5a,5aどうしを溶接によって接合する。
溶接によって接合する場合、仕切リング片5aの上側のチタン材7どうしをチタン溶接する(符号W1で示す。)とともに、仕切リング片5aの下側の鋼材6どうしを溶接する(符号W2で示す。)。
その後、チタンクラッド材からなる上側の胴板3のチタン材2と、仕切リング片5aの上側のチタン材7とを、チタン材で形成されたL形のチタンアングル8によって接合する。
特許4837135号公報
ところが、チタンクラッド材からなる仕切リング片5a,5aどうしを溶接によって接合して仕切リング5を形成すると、仕切リング5の厚さ方向の境界部分、つまり、仕切リング5の上側のチタン材7と、下側の鋼材6との境界部分に未溶融部Sが生じて、空洞Sが形成される。
このように、未溶融部Sの発生に起因する空洞Sが形成されると、この空洞Sから内容液が浸入し、本体母材、すなわち、胴板3の鋼板3aに到達して腐食を起こさせるという問題がある。
このような問題は、チタンクラッド材からなる仕切リング片以外のチタンクラッド材どうしを溶接によって接合する場合でも生じ得るし、チタンクラッド材以外の溶接が困難なクラッド材どうしを溶接によって接合する場合も生じ得る。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、鋼材に他の金属材を接合してなるクラッド材どうしの溶接接続部に生じた未溶融部のシール方法およびシール構造を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明に係る溶接接続部の未溶融部のシール方法は、鋼材に他の金属材を接合してなるクラッド材どうしの溶接接続部に生じた未溶融部のシール方法であって、
溶接すべき前記クラッド材の鋼材どうしの溶接部と、前記金属材どうしの溶接部との溶接接続部に生じた前記未溶融部の一部を含んで、前記クラッド材に孔を前記溶接部の溶接線に交差して設け、
前記孔に前記未溶融部に密着可能なシール部材と、このシール部材を前記未溶融部の開口部に押圧する押圧手段を設け、
この押圧手段によって前記シール部材を前記未溶融部の開口部に押圧して密着させることによって、前記未溶融部の開口部をシールすることを特徴とする。
本発明においては、溶接接続部に生じた未溶融部の一部を含んで、クラッド材に設けられた孔にシール部材を設け、このシール部材を押圧手段によって未溶融部の開口部に押圧して密着させるので、当該クラッド材どうしの溶接接続部に生じた未溶融部の開口部を確実にシールできる。したがって、未溶融部による空洞から内容液が浸入することがないので、これに起因する腐食を防止できる。
また、本発明の前記構成において、前記押圧手段は、前記孔の軸方向に移動可能な軸部材と、この軸部材をその軸方向に移動させる軸移動手段とを備え、
前記軸部材には前記軸方向に対して傾斜する軸部材傾斜面が設けられ、前記シール部材には前記軸部材傾斜面に係合可能なシール部材傾斜面が設けられ、
前記孔に前記軸部材と前記軸移動手段とを挿入するとともに、前記軸部材傾斜面をシール部材傾斜面に係合させた後、前記軸部材を前記軸移動手段によって、軸方向の一方向に移動させることによって、前記シール部材を前記孔の径方向に拡げて、前記未溶融部の開口部に押圧して密着させることが好ましい。
このような構成によれば、軸移動手段によって、軸部材を軸方向の一方向に移動させることによって、軸部材傾斜面がシール部材傾斜面を押圧して、当該シール部材を孔の径方向に拡げて、未溶融部の開口部に押圧して密着させるので、未溶融部の開口部を確実にシールできる。
また、本発明の前記構成において、前記軸移動手段は、前記軸部材に設けられた雄ねじ部と、この雄ねじ部に螺合し、かつ、前記クラッド材の表面に軸回りに回転可能に設けられたナットとを備え、
前記ナットを回すことによって、前記軸部材を軸方向の一方向に移動させることが好ましい。
このような構成によれば、軸部材の雄ねじ部に螺合しているナットを回すことによって、軸部材を軸方向の一方向に移動させるので、ナットを回すという簡単な操作によって、シール部材で未溶融部の開口部を確実にシールできる。
また、本発明の前記構成において、前記ナットを回すことによって、前記軸部材を軸方向の一方向に移動させて、前記シール部材を前記未溶融部の開口部に押圧して密着させた後、前記ナットを前記クラッド材に溶接することが好ましい。
このような構成によれば、シール部材を未溶融部の開口部に押圧して密着させた後、ナットをクラッド材に溶接するので、ナットが緩むことがない。したがって、シール部材による未溶融部のシール性が低下するのを防止できる。また、ナットをクラッド材に溶接するので、ナットとクラッド材との間の隙間から内容液が浸入するのを防止できる。
また、本発明の係る溶接接続部の未溶融部のシール構造は、鋼材に他の金属材を接合してなるクラッド材どうしの溶接接続部に生じた未溶融部のシール構造であって、
溶接すべき前記クラッド材の鋼材どうしの溶接部と、前記金属材どうしの溶接部との溶接接続部に生じた前記未溶融部の一部を含んで、前記溶接部の溶接線に交差する方向に孔が前記クラッド材に設けられており、
前記孔に設けられたシール部材が前記未溶融部の開口部に密着されていることを特徴とする。
本発明においては、クラッド材の孔に設けられたシール部材が未溶融部に密着されているので、クラッド材どうしの溶接接続部に生じた未溶融部による空洞から内容液が浸入することがないので、これに起因する腐食を防止できる。
また、本発明の前記構成において、前記孔に設けられた押圧手段によって前記シール部材が前記未溶融部の開口部に押圧されて密着されていることが好ましい。
このような構成によれば、このシール部材が押圧手段によって未溶融部の開口部に押圧されて密着されているので、未溶融部による空洞を確実にシールできる。
本発明によれば、鋼材に他の金属材を接合してなるクラッド材どうしの溶接接続部に生じた未溶融部を確実にシールできる。したがって、未溶融部による空洞から内容液が浸入することがないので、これに起因する腐食を防止できる。
本発明の第1の実施の形態を示すもので、チタンクラッド材どうしの溶接接続部に生じた未溶融部のシール方法を説明するための概略斜視図である。 同、チタンクラッド材どうしの溶接接続部に生じた未溶融部のシール構造の側断面図である。 同、チタンクラッド材どうしの溶接接続部に生じた未溶融部のシール構造の正断面図である。 同、チタンクラッド材どうしの溶接接続部に生じた未溶融部のシール方法を説明するための工程図であり、(a)はチタンクラッド材に孔を設けた状態を示す側断面図、(b)は孔にシール部材と押圧手段を設けた状態を示す側断面図、(c)はシール構造を示す正断面図である。 同、シール部材および軸部材等を示す分解斜視図である。 発明の第2の実施の形態を示すもので、チタンクラッド材どうしの溶接接続部に生じた未溶融部のシール構造の側断面図である。 従来のチタンクラッド材の仕切リングを軟鋼等の鋼材との境に設置し縁切りする方法を説明するための要部の概略斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態を示すもので、クラッド材どうしの溶接接続部に生じた未溶融部のシール方法(以下、単にシール方法と称する。)を説明するための概略斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態のシール方法は、鋼材にチタン材を接合してなるチタンクラッド材どうしの溶接接続部に生じた未溶融部をシールする方法である。
つまり、本実施の形態のシール方法は、塔槽類の鋼材からなる胴板の一部(特に塔槽類の胴部の上端部に位置する胴板の一部)をチタンクラッド材からなる胴板3に代えて更新する際において、塔槽類の胴部の内周部に溶接される大型の仕切リング5を周方向に複数に分割してなる仕切リング片5a,5aどうしを溶接によって接合する場合に、本発明を適用した例である。
図2において、符号3がチタンクラッド材からなる胴板である。この胴板3は鋼板3aとこの鋼板3aに接合されたチタン材2とから構成されている。
そして、この胴板3にチタンクラッド材からなる仕切リング片5aの外周部が溶接されている。この場合、胴板3の内面側を構成するチタン材2の下端部を切除して、鋼板3aの内周面を露出させた後、この露出した鋼板3aに、仕切リング片5aの下面側を構成する鋼材6の外周面を溶接する。なお、溶接した部分は黒塗りの三角形で示している。以下において、溶接した分は同様に黒塗りの三角形で示す。
また、胴板3の内面側のチタン材2と、仕切リング片5aの上面側を構成するチタン材7とをチタン材で形成されたL形のチタンアングル8によって接合する。
このような、胴板3への仕切リング片5aの溶接やチタンアングル8による接合は、仕切リング片5aを周方向に溶接して接合するにともなって順次行う。また、仕切リング片5aを順次溶接していくことで、仕切リング5を形成し、その後、仕切リング5をチタンアングル8によってチタン材2に接合してもよい。
次に、チタンクラッド材からなる仕切リング片5a,5aを溶接するとともに、仕切リング片5a,5aどうしの溶接接続部に生じた未溶融部のシール方法について説明する。
仕切リング片5a,5aどうしを溶接する場合、図1に示すように、仕切リング片5a,5aの上側のチタン材7,7どうしをチタン溶接する(符号W1で示す。)とともに、仕切リング片5a,5aの下側の鋼材6,6どうしを溶接する(符号W2で示す。)。
このようにして、仕切リング片5a,5aどうしを溶接すると、図1に示すように、仕切リング片5a,5aの厚さ方向の境界部分、つまり、仕切リング片5aの上側のチタン材7と、下側の鋼材6との境界部分に未溶融部Sが生じて、空洞Sが形成される。
このように、未溶融部Sの発生に起因する空洞Sが形成されると、この空洞Sから内容液が浸入し、本体母材、すなわち、胴板3の鋼板3aに到達して腐食を起こさせるため、この空洞Sを以下のようにしてシールする。
すなわちまず、図4(a)に示すように、溶接すべき仕切リング片5aの鋼材6どうしの溶接部と、チタン材7どうしの溶接部との溶接接続部に生じた未溶融部Sの一部を含んで、溶接部の溶接線に直交(交差)する方向に孔10を仕切リング片5aに貫通して設ける。この場合、孔10は、図1に示すように、溶接線Lの長手方向略中央部、つまり仕切リング片5aの幅方向の略中央部にリーマ加工によって設ける。
次に、孔10に図4(b)に示すように、未溶融部Sに密着可能なシール部材11と、このシール部材11を未溶融部Sの開口部に押圧する押圧手段12を設ける。
ここで、シール部材11と押圧手段12の構成について説明する。
シール部材11は、図5に示すように、全体としてリング状に形成されており、軸方向に離間して配置されている上下2つのリング11a,11aどうしを連結部11b,11bで連結することによって構成されている。リング11aの外周部には、複数の三角形状の切欠部11cが周方向に所定間隔で離間して形成されている。
また、連結部11b,11bはシール部材11の径方向に対向して設けられており、当該連結部11bの内面は、シール部材傾斜面11dとなっている。このシール部材傾斜面11dは、軸方向の上方に向かうほど径方向外側に傾くような傾斜面となっているとともに、周方向には湾曲した面となっている。また、連結部11bの外面は軸方向と平行な一部円柱面となっており、この一部円柱面がシール面11eとなっている。
このようなシール部材11は、例えばチタンによって形成されているが、仕切リング片5aや後述する軸部材13より硬度を低くすることによって、未溶融部Sの開口部、すなわち未溶融部Sの端部が開口している孔10の内周面への密着度が増し、シール性を向上させることができる。
押圧手段12は、図5に示すように、前記孔10の軸方向に移動可能な軸部材13と、この軸部材13をその軸方向に移動させる軸移動手段14(図2参照)とを備えている。
軸部材13は、円柱状のボルト部13aと、このボルト部13aの上端面から上方に延出する矩形板状の延出板部13bと、この延出板部13bの上端部に形成された台形板状の台形板部13cとから構成されている。
延出板部13bの幅はボルト部13aの直径と略等しくなっており、当該延出板部13bの幅方向に対向する面は、前記ボルト部13aの外周面と同一の曲率を有する部分円柱面となっている。
台形板部13cは、その厚さ方向に直交する2つの面が互いに平行な平坦面となっており、当該平坦面は延出板部13bの厚さ方向に直交する2つの平坦面と面一となっている。また、台形板部13cの幅方向に対向する面は、軸方向の上方に向かうほど外側に向かうような軸部材傾斜面13d,13dとなっているとともに、周方向には湾曲した面となっている。
この軸部材傾斜面13dと、前記シール部材傾斜面11dとは孔10の軸方向に対する傾き角度が等しくなっており、軸部材傾斜面13dはシール部材傾斜面11dと係合するようになっている(図2参照)。
また、軸部材13の上部には、クランプボルト15が係合されている。クランプボルトは上ボルト部15aと、この上ボルト部15aと同軸に一体的に設けられ、当該上ボルト部15aより小径の下ボルト部15bと、上ボルト部15aの上端面に設けられた頭部15cとを備えている。
下ボルト部15bには、その下端面から軸方向に沿って上方に延びる溝部15dが形成されている。溝部15dは上ボルト部15aの下端を超えて当該上ボルト部15aの軸方向の一部まで延びている。また、溝部15dの溝幅は台形板部13cの厚さとほぼ等しいか若干大き目に形成されている。そして、この溝部15dに台形板部13cが下方から挿入されて嵌合している。
また、下ボルト部15bにはシール部材11が下方から外挿され、下ボルト部15bの雄ねじが形成されていない円柱部15eに外挿されている。さらに、軸部材13には下方から、円筒状のシール押え18が外挿されている。シール押え18の内周面の略下半分には雌ねじ部18aが形成され(図2参照)、この雌ねじ部18aがクランプボルト15の下ボルト部15bに螺合している。そして、このシール押え18の上端面がシール部材11の下端面に当接している。これによって、シール部材11はシール押え18によって下方への移動が規制されている。
また、クランプボルト15の頭部15cは上ボルト部15aの上端面の径方向に延在する略直方体状の方向指標部15cとなっている。すなわち、この方向指標部15cの延在方向(長手方向)は溝部15dの方向と同一となっており、これによって、当該溝部15dに嵌合している台形板部13cの軸部材傾斜面13d,13dを結ぶ方向と、方向指標部15cの方向とが一致することになる。したがって、この軸部材傾斜面13d,13dに係合しているシール部材傾斜面11d,11dの周方向における位置が方向指標部15cの向きによって分かるようになっている。
軸移動手段14は、図1〜図3に示すように、軸部材13のボルト部(雄ねじ部)13aと、このボルト部(雄ねじ部)13aに螺合し、かつ、仕切リング片5aの下面に軸回りに回転可能に設けられたナット20と、前記ボルト部13aに外挿された調整リング21と、皿ばね22とを備えている。
調整リング21は、図2に示すように、小径部21aと大径部21bとを有しており、小径部21aの外周面が孔10の下端部の内周面に当接し、大径部21bの上面が仕切リング片5aの下面に当接している。
調整リング21の大径部21bの下面には座部が設けられており、この座部に皿ばね22が設けられている。
ナット20は、袋ナットで構成されており、ナット部20aと、このナット部20aより大径のフランジ部20bとから構成され、フランジ部20bの内側には円環状の凹部が設けられている。そして、この凹部に皿ばね22と、調整リング21の大径部21bとが収容されている。
そして、調整リング21は皿ばね22によって仕切リング片5aの下面に圧接されて固定されており、これによって、軸部材13の上下の移動をガイドしている。
このような構成の軸移動手段14では、ナット20を一方向に回すことによって、軸部材13が下方に移動する。これによって、軸部材傾斜面13dがシール部材傾斜面11dに係合して、シール部材11が孔10の径方向に拡がるようになっている。
さて、図4(b)に戻って、孔10にシール部材11と押圧手段12を設ける場合、軸部材13、クランプボルト15、シール部材11およびシール押え18を組み立ててなる組立体を孔10の上部から挿入する。この場合、軸部材13の上ボルト部15aが仕切リング片5aの上面から突出するようにして挿入したうえで、上ボルト部15aにナット25を螺合する。なお、予め上ボルト部15aにナット25を螺合してなる組立体を孔10に挿入してもよい。
組立体を孔10に挿入した後、クランプボルト15を必要に応じて回して、方向指標部15cを、図1に示すように、溶接線Lの延在方向に合わせるとによって、シール部材11のシール面11e,11eを未溶融部Sの発生に起因する空洞Sの開口面(空洞Sが開口する孔10の内周面)に当接する。
また、この状態おいて、軸部材13の軸部材傾斜面13dはシール部材11のシール部材傾斜面11dに係合している。
次に、図4(c)に示すように、軸部材13のボルト部13aに、調整リング21と、皿ばね22とを外挿したうえで、ナット20を螺合する。そして、このナット20を回して締め付けていくと、軸部材13が下方に移動して、軸部材傾斜面13dがシール部材傾斜面11dを押圧して、シール部材11を孔10の径方向に拡げて、当該シール部材11のシール面11e,11eを未溶融部(空洞)Sの開口部(孔10の内周面)に押圧して密着させる。これによって、孔10に開口している未溶融部(空洞)Sの端部の開口部が密閉(シール)されるので、空洞Sから内容液が浸入して、母材である鋼板3aに達することがない。
このようにして、シール部材11のシール面11eを未溶融部(空洞)Sの開口部に押圧して密着させた後、ナット20を仕切リング片5aの下面に全周溶接する。
また、軸部材13の上ボルト部15aに螺合しているナット25を仕切リング片5aの上面に全周溶接するとともに、上ボルト部15aの上端部をナット25の上面に全周溶接する。
このように全周溶接することによって、ナット20と仕切リング片5aとの間の隙間、ナット25と仕切リング片5aとの間の隙間および上ボルト部15aとナット25のねじ孔との間の隙間からの内容液の浸入を防止する。
このようなシール方法によるシール構造は、図2に示すように、鋼材6にチタン材7を接合してなるクラッド材(仕切リング片)5a,5aどうしの溶接接続部に生じた未溶融部Sのシール構造であり、溶接すべきクラッド材5a,5aの鋼材6,6どうしの溶接部と、チタン材7,7どうしの溶接部との溶接接続部に生じた未溶融部Sの一部を含んで、溶接部の溶接線Lに交差(直交)する方向に孔10がクラッド材5aに設けられており、孔10に設けられたシール部材11が未溶融部Sの開口部に密着されたものとなっている。
また、シール部材11は、孔10に設けられた押圧手段12によって溶接接続部の未溶融部の開口部に押圧されている。
以上のように本実施の形態によれば、チタンクラッド材からなる仕切リング片5a,5aの溶接接続部に生じた未溶融部Sの一部を含んで、仕切リング片5a,5aに設けられた孔10にシール部材11を設け、このシール部材11を押圧手段12によって未溶融部Sの開口部に押圧して密着させるので、当該仕切リング片5a,5aどうしの溶接接続部に生じた未溶融部Sを確実にシールできる。したがって、未溶融部Sによる空洞Sから内容液が浸入することがないので、これに起因する腐食を防止できる。
特に、シール部材11はリング状に形成され、径方向に対向して2つのシール面11e,11eによって、空洞(未溶融部)Sの2つの開口部をシールできるので、二重の密封構造となり、密封性を高めることができる。
また、仕切リング片5a,5aに設けられた孔10に軸部材13と軸移動手段14とを挿入するとともに、軸部材傾斜面13dをシール部材傾斜面11dに係合させた後、軸部材13を軸移動手段14によって、下方に移動させることによって、シール部材11を孔10の径方向に拡げて、シール面11eを未溶融部Sの開口部に押圧して密着させるので、未溶融部Sを確実にシールできる。つまり、軸部材13には軸移動手段14によって下方に向けて荷重が作用するが、この荷重の一部は軸部材傾斜面13dとシール部材傾斜面11dとの係合面によって、孔10の径方向に作用してシール部材11のシール面11e,11eを未溶融部Sの開口部に強い力で押し付けるので、未溶融部Sを確実にシールできる。
さらに、軸移動手段14は、軸部材13に設けられた雄ねじ部13aと、この雄ねじ部13aに螺合し、かつ、仕切リング片5aの下面に軸回りに回転可能に設けられたナット20とを備え、このナット20を回すことによって、軸部材13を下方に移動させるので、ナット20を回すという簡単な操作によって、シール部材11で未溶融部Sを確実にシールできる。
また、シール部材11のシール面11eを未溶融部(空洞)Sの開口部に押圧して密着させた後、ナット20を仕切リング片5aの下面に全周溶接するとともに、軸部材13の上ボルト部15aに螺合しているナット25を仕切リング片5aの上面に全周溶接し、さらに、上ボルト部15aの上端部をナット25の上面に全周溶接するので、ナット20と仕切リング片5aとの間の隙間、ナット25と仕切リング片5aとの間の隙間および上ボルト部15aとナット25のねじ孔との間の隙間からの内容液の浸入を確実に防止できる。
(第2の実施の形態)
図6は、第2の実施の形態を示すもので、クラッド材どうしの溶接接続部に生じた未溶融部のシール方法(以下、単にシール方法と称する。)を説明するための断面図である。
第1の実施の形態は、チタン材7と鋼材6の溶接深さ方向を塔槽類の軸方向に向けて仕切リング5を配置した場合の例であるのに対し、本実施の形態はチタン材7と鋼材6の溶接深さ方向を塔槽類の軸方向と直交する方向に向けて仕切リング5を配置した場合の例である。つまり、第1の実施の形態を横型の例であるとすると、第2実施の形態は縦型の例である。
なお、本実施の形態において、第1の実施の形態と共通部分には同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
本実施の形態では、上下の胴板3,3の溶接部において、胴板3,3の内周面にリング状の段差調整用ライナープレート30を溶接し、この段差調整用ライナープレート30の下側において、胴板3に仕切リング片5aを構成する鋼材6の外周部を溶接する。また、上側の胴板3の内面側のチタン材2と、仕切リング片5aを構成するチタン材7とをチタン材で形成されたL形のチタンアングル8によって接合する。
このような、胴板3への仕切リング片5aの溶接やチタンアングル8による接合は、仕切リング片5aを周方向に溶接して接合するにともなって順次行う。
次に、チタンクラッド材からなる仕切リング片5a,5aを溶接するとともに、仕切リング片5a,5aどうしの溶接接続部に生じた未溶融部のシール方法について説明する。
仕切リング片5a,5aどうしを溶接する場合、仕切リング片5a,5aの内周側のチタン材7どうしをチタン溶接するとともに、仕切リング片5a,5aの外周側の鋼材6,6どうしを溶接する。
このようにして、仕切リング片5a,5aどうしを溶接すると、図6に示すように、仕切リング片5a,5aの厚さ方向の境界部分、つまり、仕切リング片5aの内側のチタン材7と、外側の鋼材6との境界部分に未溶融部Sが生じて、空洞Sが形成される。
このように、未溶融部Sの発生に起因する空洞Sが形成されると、この空洞Sから内容液が浸入し、本体母材、すなわち、胴板3の鋼板3aに到達して腐食を起こさせるため、この空洞Sを以下のようにしてシールする。
すなわちまず、溶接すべき仕切リング片5aの鋼材6どうしの溶接部と、チタン材7どうしの溶接部との溶接接続部に生じた未溶融部Sの一部を含んで、溶接部の溶接線に直交(交差)する方向に孔10Aを仕切リング片5aに設ける。この孔10Aは貫通孔ではなく、仕切リング片5aの表面(塔槽類の内側を向く面)に開口する孔である。なお、孔10Aは、溶接線の長手方向略中央部、つまり仕切リング片5aの幅方向(図6では上下方向)の略中央部にリーマ加工によって設ける。
次に、孔10Aに未溶融部Sに密着可能なシール部材11と、このシール部材11を未溶融部Sに押圧する押圧手段32を設ける。
ここで、押圧手段32の構成について説明する。
押圧手段32は、前記孔10Aの軸方向に移動可能な軸部材13と、この軸部材13をその軸方向に移動させる軸移動手段34とを備えている。
軸移動手段34は、軸部材13のボルト部(雄ねじ部)13aと、このボルト部(雄ねじ部)13aに螺合するナット20と、このナット20と仕切リング片5aとの間に設けられた筒状のスペーサ35と、スペーサ35とナット20との間に設けられた皿ばね22とを備えている。
スペーサ35の内側には、略円筒状のシール押え36が設けられている。また、スペーサ35の内周面には雌ねじ部35aが設けられており、この雌ねじ部35aにシール押え36の外周面に設けられた雄ねじ部36aが螺合されている。また、シール押え36の端部(図6において左端部)がシール部材の11の端部(図6において右端部)に当接している。
また、孔10Aの底部にはリング状のシール押え37が設けられており、その一端部(図6において左端部)は孔10Aの底面に当接され、他端部(図6において右端部)はシール部材11の端部(図6において左端部)に当接されている。
これによって、シール部材11は孔10Aの軸方向への移動が規制されている。
そして、このような構成の軸移動手段34では、ナット20を一方向に回すことによって、軸部材13が右方に移動する。これによって、軸部材傾斜面13dがシール部材傾斜面11dを押圧して、シール部材11が孔10Aの径方向に拡がるようになっている。
孔10Aにシール部材11と押圧手段32を設ける場合、孔10Aにシール押え37を挿入した後、軸部材13、シール部材11、シール押え36およびスペーサ35を組み立ててなる組立体を孔10Aに挿入する。この状態おいて、軸部材13の軸部材傾斜面13dはシール部材11のシール部材傾斜面11dに係合している。
次に、軸部材13のボルト部13aに、皿ばね22を外挿したうえで、ナット20を螺合する。そして、このナット20を回して締め付けていくと、軸部材13が右方に移動して、軸部材傾斜面13dがシール部材傾斜面11dを押圧して、シール部材11を孔10Aの径方向に拡げて、当該シール部材11のシール面11e,11eを未溶融部(空洞)Sの開口部に押圧して密着させる。これによって、孔10Aに開口している未溶融部(空洞)Sの端部の開口部が密閉(シール)されるので、空洞Sから内容液が浸入して、母材である鋼板3aに達することがない。
このようにして、シール部材11のシール面11eを未溶融部(空洞)Sの開口部に押圧して密着させた後、ナット20をスペーサ35の右端面に全周溶接する。
また、スペーサ35を仕切リング片5aのチタン材7に全周溶接する。
このように全周溶接することによって、ナット20とスペーサ35との間の隙間およびスペーサ35とチタン材7との間の隙間からの内容液の浸入を防止する。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、シール部材11を押圧手段32によって未溶融部Sの開口部に押圧して密着させるので、当該仕切リング片5a,5aどうしの溶接接続部に生じた未溶融部Sを確実にシールできる。したがって、未溶融部Sによる空洞Sから内容液が浸入することがないので、これに起因する腐食を防止できる。
特に、シール部材11はリング状に形成され、径方向に対向して2つのシール面11e,11eによって、空洞(未溶融部)Sの2つの開口部をシールできるので、二重の密封構造となり、密封性を高めることができる。
また、仕切リング片5a,5aに設けられた孔10Aに軸部材13と軸移動手段34とを挿入するとともに、軸部材傾斜面13dをシール部材傾斜面11dに係合させた後、軸部材13を軸移動手段34によって、下方に移動させることによって、シール部材11を孔10Aの径方向に拡げて、シール面11eを未溶融部Sの開口部に押圧して密着させるので、未溶融部Sを確実にシールできる。
さらに、軸移動手段34は、軸部材13に設けられた雄ねじ部13aと、この雄ねじ部13aに螺合し、かつ、仕切リング片5aの下面にスペーサ35を介して軸回りに回転可能に設けられたナット20とを備え、このナット20を回すことによって、軸部材13を下方に移動させるので、ナット20を回すという簡単な操作によって、シール部材11で未溶融部Sを確実にシールできる。
また、シール部材11のシール面11eを未溶融部(空洞)Sに押圧して密着させた後、ナット20をスペーサ35の右端面に全周溶接するとともに、スペーサ35を仕切リング片5aのチタン材7に全周溶接するので、ナット20とスペーサ35との間の隙間およびスペーサ35とチタン材7との間の隙間からの内容液の浸入を確実に防止できる。
なお、前記2つの実施の形態では、本発明をチタンクラッド材からなる仕切リング片5a,5aを溶接して接合する場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限ることなく、仕切リング片5a,5a以外のチタンクラッド材どうしを溶接によって接合する場合や、チタンクラッド材以外の溶接が困難なクラッド材どうしを溶接によって接合する場合でも適用できる。
S 未溶融部
5 仕切リング
5a 仕切リング片(クラッド材)
6 鋼材
7 チタン材
10,10A 孔
11 シール部材
11d シール部材傾斜面
12,32 押圧手段
13 軸部材
13a 雄ねじ部
13d 軸部材傾斜面
14,34 軸移動手段
20 ナット

Claims (10)

  1. 鋼材に他の金属材を接合してなるクラッド材どうしの溶接接続部に生じた未溶融部のシール方法であって、
    溶接すべき前記クラッド材の鋼材どうしの溶接部と、前記金属材どうしの溶接部との溶接接続部に生じた前記未溶融部の一部を含んで、前記クラッド材に孔を前記溶接部の溶接線に交差して設け、
    前記孔に前記未溶融部に密着可能なシール部材と、このシール部材を前記未溶融部に押圧する押圧手段を設け、
    この押圧手段によって前記シール部材を前記未溶融部の開口部に押圧して密着させることによって、前記未溶融部の開口部をシールすることを特徴とする溶接接続部の未溶融部のシール方法。
  2. 前記押圧手段は、前記孔の軸方向に移動可能な軸部材と、この軸部材をその軸方向に移動させる軸移動手段とを備え、
    前記軸部材には前記軸方向に対して傾斜する軸部材傾斜面が設けられ、前記シール部材には前記軸部材傾斜面に係合可能なシール部材傾斜面が設けられ、
    前記孔に前記軸部材を挿入するとともに、前記軸部材傾斜面をシール部材傾斜面に係合させた後、前記軸部材を前記軸移動手段によって、軸方向の一方向に移動させることによって、前記シール部材を前記孔の径方向に拡げて、前記未溶融部の開口部に押圧して密着させることを特徴とする請求項1に記載の溶接接続部の未溶融部のシール方法。
  3. 前記軸移動手段は、前記軸部材に設けられた雄ねじ部と、この雄ねじ部に螺合し、かつ、前記クラッド材の表面に軸回りに回転可能に設けられたナットとを備え、
    前記ナットを回すことによって、前記軸部材を軸方向の一方向に移動させることを特徴とする請求項2に記載の溶接接続部の未溶融部のシール方法。
  4. 前記ナットを回すことによって、前記軸部材を軸方向の一方向に移動させて、前記シール部材を前記未溶融部の開口部に押圧して密着させた後、前記ナットを前記クラッド材に溶接することを特徴とする請求項3に記載の溶接接続部の未溶融部のシール方法。
  5. 槽類の胴部を構成する鋼板に対して、仕切リングを構成する前記クラッド材の外周部が溶接により接合されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の溶接接続部の未溶融部のシール方法。
  6. 鋼材に他の金属材を接合してなるクラッド材どうしの溶接接続部に生じた未溶融部のシール構造であって、
    溶接すべき前記クラッド材の鋼材どうしの溶接部と、前記金属材どうしの溶接部との溶接接続部に生じた前記未溶融部の一部を含んで、前記溶接部の溶接線に交差する方向に孔が前記クラッド材に設けられており、
    前記孔に設けられたシール部材が前記未溶融部の開口部に密着されていることを特徴とする溶接接続部の未溶融部のシール構造。
  7. 前記孔に設けられて押圧手段によって前記シール部材が前記未溶融部の開口部に押圧されて密着されていることを特徴とする請求項6に記載の溶接接続部の未溶融部のシール構造。
  8. 槽類の胴部を構成する鋼板に対して、仕切リングを構成する前記クラッド材の外周部が溶接により接合されていることを特徴とする請求項6または7に記載の溶接接続部の未溶融部のシール構造。
  9. 前記鋼板には前記クラッド材の金属材と同種の金属材が接合されており、
    前記クラッド材の金属材と、前記鋼板の金属材とが、前記クラッド材および前記鋼板の金属材と同種の金属材で形成された部材で接合されることを特徴とする請求項5に記載の溶接接続部の未溶融部のシール方法。
  10. 前記鋼板には前記クラッド材の金属材と同種の金属材が接合されており、
    前記クラッド材の金属材と、前記鋼板の金属材とが、前記クラッド材および前記鋼板の金属材と同種の金属材で形成された部材で接合されることを特徴とする請求項8に記載の溶接接続部の未溶融部のシール構造。
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