JP6678719B2 - 開閉装置 - Google Patents
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Description
この従来技術によれば、開閉体本体(11)の閉鎖動作中、可動座板(12)が物体に当接すると、該可動座板(12)が相対的に上昇し、この可動座板(12)に押されて揺動部材(11c)が回動し、該揺動部材(11c)により発電送信ユニット(送信部13)の可動部(42)が移動し、この移動によって発電送信ユニット(送信部13)内の発電機(41e)が発電し、この発電電力によって送信機(41g)が作動する。
空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体本体と、該開閉体本体の閉鎖方向端部に接続された固定座板と、該固定座板に相対して開放方向へ移動するように該固定座板の下端側に接続された可動座板と、前記固定座板に相対する前記可動座板の開放方向への移動により自己発電して信号を無線発信する発電送信ユニットと、前記信号を受信する受信部とを備え、前記受信部により受信された信号に応じて前記開閉体本体の動作を制御するようにした開閉装置において、前記発電送信ユニットは、発電操作体が開閉体開放方向へ押し動かされることで発電を行う発電部と、該発電部の発電電力により作動する無線送信回路と、開閉体開放方向へ移動した際の前記可動座板に押されて開閉体開放方向へ移動し前記発電操作体を開閉体開放方向へ押し動かす受け部材とを備え、前記発電部の開閉体閉鎖方向側には、前記受け部材の開閉体開放方向への移動量を規制するように、開閉体開放方向へ移動した際の前記受け部材に当接するブラケットが設けられ、
前記受け部材と前記ブラケットの間には、弾性を有するダイヤフラムが設けられていることを特徴とする開閉装置。
また、他の発明としては、以下の構成を具備する。
空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体本体と、該開閉体本体の閉鎖方向端部に接続された固定座板と、該固定座板に相対して開放方向へ移動するように該固定座板の下端側に接続された可動座板と、前記固定座板に相対する前記可動座板の開放方向への移動により自己発電して信号を無線発信する発電送信ユニットと、前記信号を受信する受信部とを備え、前記受信部により受信された信号に応じて前記開閉体本体の動作を制御するようにした開閉装置において、前記発電送信ユニットは、発電操作体が開閉体開放方向へ押し動かされることで発電を行う発電部と、該発電部の発電電力により作動する無線送信回路と、開閉体開放方向へ移動した際の前記可動座板に押されて開閉体開放方向へ移動し前記発電操作体を開閉体開放方向へ押し動かす受け部材とを備え、前記発電部の開閉体閉鎖方向側には、前記受け部材の開閉体開放方向への移動量を規制するように、開閉体開放方向へ移動した際の前記受け部材に当接するブラケットが設けられ、前記ブラケットよりも開閉体閉鎖方向側には、前記可動座板と前記受け部材との間で、これらの間を弾発する弾性部材が設けられていることを特徴とする開閉装置。
この構成によれば、開閉体本体に相対し可動座板が開閉体開放方向へ移動すると、弾性部材が弾性的に収縮し復元する。そして、この復元の際の弾発力により発電操作体が勢いよく開閉体開放方向へ移動し発電部が作動する。よって、例えば、可動座板の開閉体開放方向への移動速度が比較的小さい場合でも、発電部による発電電力を確保することができ、ひいては、発電電力の不足により無線送信回路が動作不良を起こすようなことを防ぐことができる。
この構成によれば、弾性部材側の押圧力を開閉体厚さ方向にずれた位置で発電操作体に伝達することができ、ひいては、発電送信ユニット及び固定座板の設計上の自由度を向上することができる。
この構成によれば、被押動部や弾性部材が固定座板等に接触するのを防いで、これら被押動部及び弾性部材をスムーズに動作させることができる。
この構成によれば、被押動部の動作性をより向上することができる。
この構成によれば、前記発電部の作動性が前記カバー部の厚みの影響を受けるようなことを防ぐことができる。
この構成によれば、例えば、障害物等との当接により可動座板が開放方向へ移動したことをON信号により感知できる上、障害物等が除去されることにより同可動座板が閉鎖方向へ移動したことをOFF信号により感知することができる。
この構成によれば、例えば、可動座板に当接した障害物の微動等によりON/OFFが繰り返されるようなことを防ぐことができる。
なお、本明細書中、「開閉体開閉方向」とは、当該開閉装置により開閉される開口部において、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する。また、本明細書中、「開閉体厚さ方向」とは、全閉状態の開閉体の厚さ方向を意味する。また、本明細書中、「開閉体幅方向」又は「開閉体横幅方向」とは、開閉体開閉方向と略直交する方向であって、前記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
なお、開閉体本体11の他例としては、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等としてもよい。
この固定座板12内には、開閉体厚さ方向の一端側に支点部12aが突設され、この支点部12aには、揺動部材12bが支持されている。
この固定座板12の前記他端側(自由端側)の上面には、突部12b1が設けられる。この突部12b1は、後述する発電送信ユニット50の被押動部56aに当接するように断面三角形状に形成される。なお、この突部12b1を省いて、固定座板12の自由端側を被押動部56aに直接当接させることも可能である。
可動座板13は、開閉体10の横幅方向の全長にわたる長尺状の部材である。この可動座板13は、固定座板12内から下方へ突出した状態で、その上部側を、固定座板12に対し所定量上下スライドするように係合している。
可動座板13の上端面は、揺動部材12bに対し下方から当接している。したがって、固定座板12に相対して可動座板13が上昇すれば、該可動座板13に押されて揺動部材12bが上方へ揺動する。
このカバー部12cの厚みは、当該開閉体10の耐火性等の仕様に応じて変更される場合がある。
この発電送信ユニット50は、図2に示すように、ケース51内に、固定座板12に相対する可動座板13の開放方向への移動により発電を行う発電部52と、該発電部52の発電電力により作動する無線送信回路53と、該無線送信回路53により生成される信号を空間へ発信するアンテナ54とを、開閉体厚さ方向に重なり合わないように開閉体本体11の横幅方向に沿って並べており、固定座板12外側のカバー部12cの上面に固定されている。
図示した好ましい一例によれば、発電部52、無線送信回路53及びアンテナ54は、この順に開閉体幅方向に並べられている。
また、障害物等が可動座板13に当接した際に発電操作体52aの上昇が容易に行われるように、発電部52は、無線送信回路53及びアンテナ54よりも、開閉体10の横幅方向の中央寄りに位置する。
詳細に説明すれば、発電部52の下方側には、筒部51b内から下方へ突出した被押動部56aと、該被押動部56aの上方側に位置する弾性部材56bと、該弾性部材56bの内部に挿入されたガイド棒56cと、該ガイド棒56cの上端側に接続されて弾性部材56bの上端側を受ける受け部材56dと、受け部材56dの上側に位置するダイヤフラム56eと、該ダイヤフラム56eの上側に位置する環状ブラケット56f等が構成される。
この被押動部56a内の上端側には、その内径を上方へ向かって拡径する段部56a1が設けられ、該段部56a1には、弾性部材56bの下端が当接している。被押動部56a内において、段部56a1よりも下側の空間は、後述するガイド棒56cを遊挿するための空間として機能する。
また、被押動部56aの下端部には、図5に示すように、上述した揺動部材12bの自由端側の部分(詳細には突部12b1)が当接する。
この受け部材56dは、弾性部材56b側の押圧力を開閉体厚さ方向(図4によれば左右方向)へずれた位置で発電操作体52aに伝達する。
なお、前記発電部52には、例えば、特開2013−21746号公報に記載れる構造や、該構造を改良した構造等を適用することができる。
この無線送信回路53は、発電部52が発電操作体52aにより押圧操作された場合に、ON信号を無線発信し、この後、同発電操作体52aが内部の付勢部材により復帰動作した場合に、OFF信号を無線発信するように構成される。なお、前記のようにして無線発信される信号には、ON信号又はOFF信号以外に、当該発電送信ユニット50固有の識別コード等が含まれる。
このアンテナ54は、開閉体幅方向に沿うようにして、横向きに設置される。
このアンテナ54の取付構造について、より詳細に説明すれば、アンテナ54は、その基端側(図3によれば左端側)の部分がブラケット54aを介してケース51に嵌合固定され、この固定部分よりも先端側の部分が、ケース51の下底面から上方へ突出するリブ51cと、蓋部材55の上底面から下方へ突出するリブ55aとの間に位置するとともに、これら双方のリブに対し近接又は接触している。
この取付構造によれば、開閉体10の開閉動作の発停に伴う振動や衝撃により、アンテナ54がケース51及び無線送信回路53から外れたり損傷したりするのを効果的に防ぐことができる。
開閉体10の閉鎖動作中、該開閉体10下端の可動座板13に障害物が当接するなどして、可動座板13が固定座板12に相対し上方へ移動すると、図6(a)〜(b)に示すように、発電送信ユニット50内において弾性部材56bが収縮する。
また、発電部52による発電は、発電操作体52aの上昇中に行われ、該発電操作体52aが弾性部材56bに当接した後は停止する。
すなわち、制御回路35は、例えば、操作部40の操作に応じて開閉機33が開閉体10を閉鎖動作している最中に、前記ON信号を受信した場合には、開閉機33の制御により開閉体10の閉鎖動作を停止する。
また、制御回路35は、例えば、自動閉鎖装置36により開閉体10を自重降下している最中に、前記ON信号を受信した場合には、自動閉鎖装置36の制御により開閉体10の閉鎖動作を停止する。
なお、図7(a)〜(b)に示すように、可動座板13の下降の初期段階においては、受け部材56dが環状ブラケット56fに当接したままの状態で、弾性部材56bが伸長してゆくので、発電部52による発電は行われない。
また、本実施例によれば、発電部52により無線送信のための電力を確保できるので、電池を用いなくても済み、発電送信ユニット50及び開閉体10の座板部分のスリム化を達成することができる。なお、発電部52の発電量のみでは電力が不足する場合等には、補助的に電池等の他の電力を用いることも可能である。
10:開閉体
11:開閉体本体
12:固定座板
13:可動座板
34:受信部
50:発電送信ユニット
51:ケース
51a:突起
52:発電部
52a:発電操作体
52b:発電機本体
53:無線送信回路
54:アンテナ
56a:被押動部
56b:弾性部材
56c:ガイド棒
56d:受け部材
Claims (8)
- 空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体本体と、該開閉体本体の閉鎖方向端部に接続された固定座板と、該固定座板に相対して開放方向へ移動するように該固定座板の下端側に接続された可動座板と、前記固定座板に相対する前記可動座板の開放方向への移動により自己発電して信号を無線発信する発電送信ユニットと、前記信号を受信する受信部とを備え、前記受信部により受信された信号に応じて前記開閉体本体の動作を制御するようにした開閉装置において、
前記発電送信ユニットは、発電操作体が開閉体開放方向へ押し動かされることで発電を行う発電部と、該発電部の発電電力により作動する無線送信回路と、開閉体開放方向へ移動した際の前記可動座板に押されて開閉体開放方向へ移動し前記発電操作体を開閉体開放方向へ押し動かす受け部材とを備え、
前記発電部の開閉体閉鎖方向側には、前記受け部材の開閉体開放方向への移動量を規制するように、開閉体開放方向へ移動した際の前記受け部材に当接するブラケットが設けられ、
前記受け部材と前記ブラケットの間には、弾性を有するダイヤフラムが設けられていることを特徴とする開閉装置。 - 空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体本体と、該開閉体本体の閉鎖方向端部に接続された固定座板と、該固定座板に相対して開放方向へ移動するように該固定座板の下端側に接続された可動座板と、前記固定座板に相対する前記可動座板の開放方向への移動により自己発電して信号を無線発信する発電送信ユニットと、前記信号を受信する受信部とを備え、前記受信部により受信された信号に応じて前記開閉体本体の動作を制御するようにした開閉装置において、
前記発電送信ユニットは、発電操作体が開閉体開放方向へ押し動かされることで発電を行う発電部と、該発電部の発電電力により作動する無線送信回路と、開閉体開放方向へ移動した際の前記可動座板に押されて開閉体開放方向へ移動し前記発電操作体を開閉体開放方向へ押し動かす受け部材とを備え、
前記発電部の開閉体閉鎖方向側には、前記受け部材の開閉体開放方向への移動量を規制するように、開閉体開放方向へ移動した際の前記受け部材に当接するブラケットが設けられ、
前記ブラケットよりも開閉体閉鎖方向側には、前記可動座板と前記受け部材との間で、これらの間を弾発する弾性部材が設けられていることを特徴とする開閉装置。 - 前記弾性部材が前記可動座板に押圧されて収縮した後に復元する際の弾発力により前記発電操作体を開閉体開放方向へ押し動かすようにしたことを特徴とする請求項2記載の開閉装置。
- 前記無線送信回路による無線発信の後、前記可動座板がさらに開閉体開放方向へ移動する場合には、前記受け部材が前記ブラケットに当接したままの状態で、前記弾性部材がさらに収縮し、前記可動座板が前記固定座板に当接するようにしたことを特徴とする請求項2又は3記載の開閉装置。
- 前記可動座板が前記固定座板に当接した後、前記可動座板が開閉体閉鎖方向へ移動する際には、その移動の初期段階において、前記受け部材が前記ブラケットに当接したままの状態で、前記弾性部材が伸長してゆくようにしたことを特徴とする請求項4記載の開閉装置。
- 前記弾性部材は、前記発電部内で前記発電操作体を開閉体閉鎖方向へ付勢する付勢手段よりも弱い付勢力を有することを特徴とする請求項2〜5何れか1項記載の開閉装置。
- 前記発電送信ユニットは、前記発電部及び前記無線送信回路を収納するケースを備えるとともに、前記ケースを前記固定座板の開閉体開放方向側の外面に装着しており、
前記ケースには、開閉体閉鎖方向へ突出して前記固定座板内へ挿入された筒部が設けられ、この筒部内には、前記弾性部材と、該弾性部材に対し開閉体閉鎖方向側から当接するとともに前記筒部から開閉体閉鎖方向へ突出する被押動部とが収納され、
前記被押動部は、前記可動座板に押されて開閉体開放方向へ移動するように設けられていることを特徴とする請求項2〜6何れか1項記載の開閉装置。 - 前記発電操作体の開閉体閉鎖方向側の端部が、前記ブラケットよりも開閉体閉鎖方向へ突出していることを特徴とする請求項1〜7何れか1項記載の開閉装置。
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