JP6677570B2 - 放射性核種の除去方法および放射性核種除去システム - Google Patents
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Description
吸着装置に供給する放射性廃液の流量を測定し、
第1pH測定装置により測定された、吸着装置への放射性廃液の供給開始直後に吸着装置から排出される排出液の第1pHとこの第1pHの測定後に第1pH測定装置により測定された、吸着装置から排出される排出液の第2pHとの差分、および放射性廃液の流量に基づいて、寿命予測装置により吸着装置の、放射性核種を吸着する余力を求め、
その寿命予測装置により、この求められた余力を用いて吸着装置の寿命を予測することにある。
吸着装置の供給される放射性廃液の第1pHを測定し、
吸着装置から排出される排出液の第2pHを測定し、
吸着装置に供給する前記放射性廃液の流量を測定し、
寿命予測装置により、第1pH,第2pHおよび放射性廃液の流量に基づいて吸着装置の吸着剤に吸着される水素イオン量を求め、寿命予測装置により、水素イオン量に基づいて求められた第1放射性核種濃度比、放射性核種濃度の閾値および吸着装置に供給される放射性廃液の放射性核種濃度に基づいて求められる第2放射性核種濃度比、および吸着装置による放射性廃液の処理量を用いて、吸着装置における放射性廃液の最大処理量を求め、さらに、寿命予測装置により、放射性廃液の最大処理量に基づいて吸着装置の、放射性核種を吸着する余力を求め、この余力を用いて吸着装置の寿命を予測することによっても達成することができる。
放射性核種濃度比C/C0を求める(ステップS5)。放射性核種濃度算出装置9は、図5に示された差ΔpHと放射性核種濃度比C/C0(第1放射性核種濃度比)の直線の関係から得られた下記の式(2)を用いて放射性核種濃度比C/C0を求める。すなわち、放射性核種濃度比C/C0は、ステップS4の工程で求められた差ΔpHを式(2)に代入することによって求められる。
ここで、aおよびbはそれぞれ定数である。
吸着塔の余力Vを求める(ステップS14)。吸着塔余力算出装置11は、ステップS13で求めた最大処理量VLimitおよびステップS12で求めた放射性廃液の処理量Vnを下記の式(5)に代入し、或る時間tnにおける吸着塔19の余力Vを求める。
吸着塔19の余力Vとは、吸着塔19の、放射性核種を吸着する余力のことである。
求められた吸着塔19の寿命tLimitが、表示装置13に出力され、表示装置13に表示される。以上により、寿命予測装置10における処理が終了する。
ここで、cおよびdは定数である。
Claims (14)
- イオン交換により放射性核種を吸着する吸着剤が充填された吸着装置に前記放射性核種を含む放射性廃液を供給し、
前記吸着装置に供給する前記放射性廃液の流量を測定し、
第1pH測定装置により測定された、前記吸着装置への前記放射性廃液の供給開始直後に前記吸着装置から排出される排出液の第1pHと前記第1pHの測定後に前記第1pH測定装置により測定された前記排出液の第2pHとの差分、および前記放射性廃液の流量に基づいて、寿命予測装置により前記吸着装置の、前記放射性核種を吸着する余力を求め、
前記寿命予測装置により、前記余力を用いて前記吸着装置の寿命を予測することを特徴
とする放射性核種の除去方法。 - 前記吸着装置の、前記放射性核種を吸着する余力を、前記寿命予測装置により、前記第1pHと前記第2pHの差分に基づいて求められた第1放射性核種濃度比、放射性核種濃度の閾値および前記吸着装置に供給される放射性廃液の放射性核種濃度に基づいて求められる第2放射性核種濃度比、および前記吸着装置による放射性廃液の処理量を用いて求められる前記吸着装置における前記放射性廃液の最大処理量に基づいて求める請求項1に記載の放射性核種の除去方法。
- 前記第2pHが、前記吸着装置に供給される前記放射性廃液のpHを測定する第2pH測定装置により測定された、前記吸着装置に供給される前記放射性廃液の第3pH以下であるかを判定し、
前記吸着装置から排出される前記排出液の放射性核種濃度が設定放射性核種濃度よりも大きいかを判定する請求項1または2に記載の放射性核種の除去方法。 - 前記排出液の放射性核種濃度が前記設定放射性核種濃度よりも大きいかの判定が、前記第2pHが前記第3pH以下でないと判定されたときに実施される請求項3に記載の放射性核種の除去方法。
- 前記第2pHが前記第3pH以下であるとの判定および前記排出液の前記放射性核種濃度が前記設定放射性核種濃度よりも大きいとの判定のうちの少なくとも一つの判定がなされたとき、警報情報が出される請求項3に記載の放射性核種の除去方法。
- 前記排出液の前記放射性核種濃度が、前記第1pHと前記第2pHの差分に基づいて求められた第1放射性核種濃度比および前記放射性廃液の前記放射性核種濃度に基づいて、警報出力装置により求められた、前記吸着装置から排出される前記排出液の放射性核種濃度である請求項3ないし5のいずれか1項に記載の放射性核種の除去方法。
- イオン交換により放射性核種を吸着する吸着剤が充填された吸着装置に前記放射性核種を含む放射性廃液を供給し、
前記吸着装置の供給される前記放射性廃液の第1pHを測定し、
前記吸着装置から排出される排出液の第2pHを測定し、
前記吸着装置に供給する前記放射性廃液の流量を測定し、
寿命予測装置により、前記第1pH,前記第2pHおよび前記放射性廃液の流量に基づいて前記吸着装置の前記吸着剤に吸着される水素イオン量を求め、前記寿命予測装置により、前記水素イオン量に基づいて求められた第1放射性核種濃度比、放射性核種濃度の閾値および前記吸着装置に供給される放射性廃液の放射性核種濃度に基づいて求められる第2放射性核種濃度比、および前記吸着装置による放射性廃液の処理量を用いて、前記吸着装置における前記放射性廃液の最大処理量を求め、さらに、前記寿命予測装置により、前記放射性廃液の最大処理量に基づいて前記吸着装置の、前記放射性核種を吸着する余力を求め、前記余力を用いて前記吸着装置の寿命を予測することを特徴とする放射性核種の除去方法。 - 前記第2pHが前記第1pH以下であるかを判定し、
前記吸着装置から排出される前記排出液の放射性核種濃度が設定放射性核種濃度よりも大きいかを判定する請求項7に記載の放射性核種の除去方法。 - 前記排出液の放射性核種濃度が前記設定放射性核種濃度よりも大きいかの判定が、前記第2pHが前記第1pH以下でないと判定されたときに実施される請求項8に記載の放射性核種の除去方法。
- 前記第2pHが前記第1pH以下であるとの判定および前記排出液の前記放射性核種濃度が前記設定放射性核種濃度よりも大きいとの判定のうちの少なくとも一つの判定がなされたとき、警報情報が出される請求項8に記載の放射性核種の除去方法。
- 前記排出液の前記放射性核種濃度が、前記水素イオン量に基づいて求められた第1放射性核種濃度比および前記放射性廃液の前記放射性核種濃度に基づいて、警報出力装置により求められた、前記吸着装置から排出される前記排出液の放射性核種濃度である請求項8または9に記載の放射性核種の除去方法。
- イオン交換により放射性核種を含む放射性廃液が供給され、前記放射性核種を吸着する吸着剤が充填された吸着装置と、
前記吸着装置から排出される排出液のpHを測定する第1pH測定装置と、
前記吸着装置に供給される前記放射性廃液の流量を測定する流量測定装置と、
前記吸着装置への前記放射性廃液の供給開始直後に前記吸着装置から排出される前記排出液の、前記第1pH測定装置で測定される第1pHと或る時間経過後に前記第1pH測定装置で測定される第2pHとの差分、および前記流量測定装置で測定される前記放射性廃液の流量に基づいて、前記吸着装置の、前記放射性核種を吸着する余力を求め、前記余力に基づいて前記吸着装置の寿命を予測する寿命予測装置とを備えたことを特徴とする放射性核種除去システム。 - 前記第2pHが、前記吸着装置に供給される前記放射性廃液のpHを測定する第2pH測定装置により測定された、前記吸着装置に供給される前記放射性廃液の第3pH以下であるかを判定し、前記吸着装置から排出される前記排出液の放射性核種濃度が設定放射性核種濃度よりも大きいかを判定する警報出力装置を備えた請求項12に記載の放射性核種除去システム。
- 放射性核種を含む放射性廃液が供給され、イオン交換により前記放射性核種を吸着する吸着剤が充填された吸着装置と、
前記吸着装置に供給される前記放射性廃液のpHを測定する第1pH測定装置と、
前記吸着装置から排出される排出液のpHを測定する第2pH測定装置と、
前記吸着装置に供給される前記放射性廃液の流量を測定する流量測定装置と、
前記第1pH,前記第2pHおよび前記放射性廃液の流量に基づいて求められる、前記吸着装置の前記吸着剤に吸着される水素イオン量を求め、前記水素イオン量に基づいて求められた第1放射性核種濃度比、放射性核種濃度の閾値および前記吸着装置に供給される放射性廃液の放射性核種濃度に基づいて求められる第2放射性核種濃度比、および前記吸着装置による放射性廃液の処理量を用いて、前記吸着装置における前記放射性廃液の最大処理量を求め、さらに、前記放射性廃液の最大処理量に基づいて前記吸着装置の、前記放射性核種を吸着する余力を求め、前記余力を用いて前記吸着装置の寿命を予測する寿命予測装置とを備えたことを特徴とする放射性核種除去システム。
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