JP6676846B1 - 無人航空機 - Google Patents

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Abstract

【課題】無人航空機を用いた構造物表面の塗装作業を安定した品質で行うことを可能とする。【解決手段】ロータと、塗装装置と、あらゆる方向へ転動可能な車輪と、を備え、塗装装置は液剤を噴射するノズルを有し、車輪が機体からノズルの噴射方向側に突き出している無人航空機、および、ロータと、液剤を噴射するノズルと、ノズルの噴射方向側に開口部を有するノズルカバーと、機体からノズルの噴射方向側に突き出した車輪、または、ノズルの噴射方向に向けられた測距センサと、を備える無人航空機を用い、ノズルカバーを塗装面に近接させ、その開口部の開口面積を単位として塗装を行う塗装方法により解決する。【選択図】図1

Description

本発明は無人航空機技術に関する。
近年、様々な事業分野において無人航空機の利活用の途が検討されている。
国際公開第2017/183219号
上記特許文献1には、機体から前方および上方に張り出した駆動輪を備える無人航空機が開示されている。特許文献1の無人航空機は、水平回転翼および垂直回転翼の回転で生じる負圧を利用して壁面に吸い付き、その面上を駆動輪で移動する。
例えば無人航空機に塗装ローラーを取り付けて塗装作業を行う場合など、構造物の表面に塗装手段を直接接触させて塗装を行うときには、構造物に対する無人航空機の距離や姿勢を一定に保つことが望ましい。これを実現する手段としては、特許文献1の無人航空機のように、無人航空機が備える車輪を構造物の表面に接触させ、同面に沿って車輪を転がしながら無人航空機を移動させるという方法が考えられる。壁面に吸い付く機能のない一般的な無人航空機では、塗装作業中の機体の姿勢や位置が安定せず、作業効率や塗装品質が著しく低下する。
また、例えば特許文献1の無人航空機のように、接触面に対する車輪の回転方向が固定されている場合、回転方向とは異なる方向に機体が揺動すると、車輪が横滑りを起こしたり、車輪が接触面にひっかかって機体が大きく傾いたりすることがある。水平回転翼で飛行する無人航空機は常に上下に揺動しているため、例えば車輪を左右方向へ回転可能に取り付け、無人航空機を接触面に沿って左右に飛行させるような場合には、かかる事象が生じやすい。
また、一般的な無人航空機にはそのヘディングの向きを電子コンパスで検出するものが多く、鉄筋の構造物等が近くにある場合にはその検出精度が低下する。特に、垂直面を塗装する際に、垂直面に対して塗装ローラーや車輪を押しつける角度が傾いていると上で述べたような車輪の横滑りや接触面との係合が生じやすくなる。
上記問題に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、無人航空機を用いた構造物表面の塗装作業を安定した品質で行うことにある。
上記課題を解決するため、本発明の無人航空機は、水平回転翼であるロータと、液剤を噴射可能な塗装装置と、を備え、前記塗装装置は、液剤を噴射するノズルと、前記ノズルの噴射口を覆い、前記ノズルの噴射方向側に開口部を有するカバー体であるノズルカバーと、を有することを要旨とする。また、本発明の塗装方法は、水平回転翼であるロータと、液剤を噴射するノズルと、前記ノズルの噴射口を覆い、前記ノズルの噴射方向側に開口部を有するカバー体であるノズルカバーと、機体から前記ノズルの噴射方向側に突き出すように配置された車輪、または、前記ノズルの噴射方向にその測定方向が向けられた測距センサと、を備える無人航空機を用い、前記ノズルカバーの開口部を塗装面に近接させ、該開口部の開口面積を単位として塗装を行うことを要旨とする。
塗装ローラーを塗装面に接触させて液剤を塗布するのではなく、ノズルから液剤を噴射して非接触で液剤を塗布することにより、塗装ローラーの傾きや横滑り、脱輪、塗装面との係合等を避け、安定した品質で塗装を行うことが可能となる。また、ロータで飛行する無人航空機の周囲では、ロータの吸排気により激しい気流が生じている。そのため、液剤を噴射するノズルが塗装面から離れた位置にある場合、ノズルから噴射された液剤はロータの気流により霧散し、その大部分がロスとなってしまう。一方、ノズルを塗装面の近くに寄せて液剤を噴射した場合、極めて狭い範囲にしか液剤を塗布することができず作業効率が悪い。そこで、ノズルにノズルカバーを被せ、その開口から液剤を放出することにより、ロータの気流による影響を軽減しつつ、また、ノズルカバーを塗装面の近くに寄せた場合でもノズルカバーの開口面積を単位として液剤を塗布することが可能となる。
また、前記ノズルカバーは、前記噴射口の位置における流路断面積よりも前記開口部の開口面積の方が大きいことが好ましい。このとき、前記ノズルカバーは、前記噴射口の位置から前記開口部に向かって次第に流路断面積が大きくなる形状であることがより好ましい。
また、本発明の無人航空機は、前記ノズルが前記噴射口を水平方向に向けて配置され、前記噴射口が向けられた方向を前記無人航空機の前方としたときに、前記ノズルカバーの前記開口部は、前記複数のロータよりも前方に配置されていることが好ましい。
ノズルカバーの開口部をロータよりも前方に配置することにより、ロータのダウンウォッシュ等の影響を軽減し、液剤の霧散をより確実に防止することができる。
また、前記塗装装置は、前記液剤が充填された液剤タンクと、前後方向に延びる筒状体であるノズルパイプと、を有し、前記ノズルは前記ノズルパイプの前端に取り付けられており、前記液剤タンクの前記液剤は、前記ノズルパイプを通って前記ノズルに供給されることが好ましい。
機体の重心が偏っていた場合、特定のロータに負荷が集中し、一部の舵が利きにくくなるおそれがある。重量物である液剤タンクを機体の中心側に配置し、そこからノズルパイプを使ってノズルを前方に突き出させるように配置することで、塗装品質の安定と機体の重量バランスとの両立を図ることができる。
また、前記塗装装置は前記液剤を圧送する圧送装置をさらに有し、前記圧送装置には前記ノズルパイプの後端が接続されており、前記圧送装置は前記液剤タンクよりも下方に配置されることが好ましい。
液剤の圧送装置が液剤タンクよりも下に配置されることにより、高低差を利用して圧送装置に液剤を送ることができる。これにより送液に要する圧力の要件が緩和され、圧送装置として採用可能な装置の幅が広げられる。
また、本発明の無人航空機は、複数の測距センサをさらに備え、前記複数の測距センサは、前記ノズルの噴射方向にその測定方向が向けられていることが好ましい。
無人航空機が複数の測距センサを備えることで塗装面に対する機体の姿勢を正確に特定することが可能となる。これにより、例えば塗装面に対してノズルカバーの開口部をより正確に正対させることが可能となり、塗装品質が高められる。
また、上記課題を解決するため、本発明の無人航空機は、水平回転翼であるロータと、液剤を噴射可能な塗装装置と、周辺物との接触によりあらゆる方向へ転動可能な車輪と、を備え、前記塗装装置は液剤を噴射するノズルを有し、前記車輪は、機体から前記ノズルの噴射方向側に突き出すように配置されていることを要旨とする。
無人航空機が塗装面側に突き出した車輪を備えることにより、機体が塗装面に接触したときの機体の傾倒やそこからの復帰にともなう姿勢の乱れを軽減することができる。また、同車輪をあらゆる方向に転動可能とし、機体が塗装面に接触した状態でも非接触時と同様に自由に揺動できるようにすることで、機体が塗装面にひっかかって大きく傾くことが防止され、塗装の品質を一定の範囲内に収めることが可能となる。
このとき、本発明の無人航空機は、同方向に突き出した3つ以上の前記車輪を有することが好ましい。車輪を3つ以上備えることにより、塗装面に対する機体の傾きをより高い精度で制限することが可能となる。
また、本発明の無人航空機は、複数の前記ロータを備え、一の前記ロータとこれに隣接する他の前記ロータとは、上下方向におけるその回転面の位置が異なっており、これら互いに隣接する前記ロータの回転面は、前記無人航空機を平面視したときに、その範囲の一部が互いに重なっていることが好ましい。
隣接するロータの回転面の範囲を、互いにその推力が損なわれない程度に重ねて配置することにより、機体の平面視寸法を小さく抑えることができる。これにより狭小な範囲での作業をより安全に行うことが可能となり、また保管時・運搬時のスペース効率を高めることができる。
以上のように、本発明の無人航空機によれば、構造物表面の塗装作業を安定した品質で行うことが可能となる。
実施形態にかかるマルチコプターの外観を示す斜視図である。 マルチコプターの平面図である。 ノズルカバーの内部を示す透視斜視図である。 マルチコプターの機能構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。以下に説明する実施形態は、複数のロータRを備える無人航空機であるマルチコプターMについての例である。以下の説明において、「上」および「下」とは、図1に描かれた座標軸表示のZ軸に平行な方向をいい、Z1側を「上」、Z2側を「下」とする。「前」および「後ろ」とは、同座標軸表示のX軸に平行な方向をいい、X1側を「前」、X2側を「後ろ」とする。同様に、「左右」とは同座標軸表示のY軸に平行な方向をいう。また、「水平」とは同座標軸表示のXY平面方向をいう。
図1は、本形態にかかるマルチコプターMの外観を示す斜視図である。図2はマルチコプターMの平面図である。本形態のマルチコプターMは、スプレーガン72で機体前方の構造物を塗装する装置である。
[ボディフレーム]
以下、図1および図2を参照してマルチコプターMの機体構造について説明する。マルチコプターMは、そのボディとして、CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics:炭素繊維強化プラスチック)製の平板材およびパイプ材により構成されたフレーム体を有している。
マルチコプターMのボディは、主に、センタープレート11、センタープレート11から水平に延びるロータアーム12、ランディングギアであるクロスチューブ81およびスキッド82、スキッド82を構成する2本のパイプ材の間に渡されたブリッジロッド83、並びに、機体から前方に突き出すように延びるハンギングアーム84およびこれを補強するサポ−トアーム85により構成されている。
センタープレート11は、板面を上下に向けて平行に配置された平面視略長円形状の2枚の平板材により構成されている。センタープレート11内には、後述するフライトコントローラFC等の制御機器が収納されたケース体であるコントロールボックス13が配置されている。センタープレート11の上面には、平面視略矩形の平板材である塗料タンク台17がその板面を上下に向けて固定されている。塗料タンク台17には塗料タンク71が載せられ、塗料タンク71はバンド171で塗料タンク台17に固定されている。また、センタープレート11の底面には、バッテリーが収納されるケース体であるバッテリーボックス60が機体後方に吊されるように支持されている。
ロータアーム12は、センタープレート11から平面視放射状に延びる6本のパイプ材で構成されている。各ロータアーム12の先端には水平回転翼であるロータRが取り付けられている。ロータRは、モータ41と、その出力軸に直結されたプロペラ42とを有している。
各モータ41は、そのモータ41に隣接するモータ41とは出力軸の向きが反対となるように配置されている。つまり、一のモータ41の出力軸が上に向けられているとすると、これに隣接する二つのモータ41の出力軸は下に向けられている。これにより各ロータRの回転面RSは、そのロータRに隣接するロータRの回転面RSの位置とは上下方向にずれた位置に配置される。そして、図2に示すように、本形態の各ロータRは、マルチコプターMを平面視したときに、その回転面RSの範囲の一部が、隣接するロータRの回転面RSの範囲に重なるように配置されている。本形態のマルチコプターMでは、互いに隣接するロータRの回転面RSの範囲をその推力が損なわれない程度に重ねて配置することにより、機体の平面視寸法が小さく抑えられてる。これにより狭小な範囲での作業をより安全に行うことが可能とされており、また保管時・運搬時のスペース効率が高められている。
センタープレート11の底面には、ランディングギアを構成するクロスチューブ81が固定されている。クロスチューブ81は、前後に平行に並べて配置された2本のパイプ材で構成されており、これらパイプ材は下方に向かってU字型に折り曲げられている。また、前側に配置されたパイプ材には一対のレーザ測距センサ35が取り付けられている。レーザ測距センサ35はその測定方向が前方に向けられており、マルチコプターMの機体と塗装面との距離を測定するとともに、塗装面に対する機体のヨー方向の傾きを検出する。クロスチューブ81の先端にはスキッド82が接続されている。スキッド82は、左右に平行に並べて配置された一対のパイプ材により構成されている。以下に説明するように、本形態では、ランディングギアの構造を拡張することでスプレーガン72の搭載スペースが設けられている。
スキッド82の間には、前後に平行に並べて配置された3本のパイプ材であるブリッジロッド83が配置されており、これらパイプ材は、その両端がスキッド82に接続されている。ブリッジロッド83には平面視略矩形の平板材であるスプレーガン台86がその板面を上下に向けて固定されている。スプレーガン台86にはスプレーガン72が載せられ、スプレーガン72はバンド861でスプレーガン台86に固定されている。
ロータアーム12はそのうちの一本が前方に延びており、同ロータアーム12には、同ロータアーム12からさらに前方に延びる平面視T字形状のハンギングアーム84が接続されている。ハンギングアーム84は、前後に延びるパイプ材と、その先端(前端)に接続された左右に延びるパイプ材とにより構成されている。ハンギングアーム84は、後述するノズルパイプ73およびノズルカバー75を吊すように支持している。また、ハンギングアーム84前端の左右に延びるパイプ材は、2本のパイプ材であるサポ−トアーム85を介してブリッジロッド83に支えられている。
[キャスター]
ハンギングアーム84の前端には、前方(塗装面側)に突き出すように配置された2基の車輪であるキャスター19が固定されている。本形態のキャスター19は駆動源を備えておらず、もっぱら周辺物との接触により従動回転する。マルチコプターMは、塗装面側に突き出したキャスター19を備えることにより、機体が塗装面に接触することによる機体の傾倒やそこからの復帰動作にともなう姿勢の乱れが軽減されている。
なお、本形態のキャスター19は上下方向にのみ回転可能な車輪であるが、これをあらゆる方向に転動可能ないわゆる自在キャスターにすることもできる。キャスター19を自在キャスターにすることで、キャスター19が塗装面に接触した状態でも機体は非接触時と同様に自由に揺動することが可能となり、機体が塗装面にひっかかって大きく傾くことが防止され、塗装品質の乱れを一定の範囲内に収めることが可能となる。
また、キャスター19の数は2基には限られず3基以上としてもよい、キャスター19を3基以上備えることにより、機体の傾倒をより確実に制限することが可能となる。その他、本発明の車輪は例えばボールキャスターやオムニホイールなどであってもよい。また、本形態のキャスター19は駆動源を備えない従動輪であるが、必要であれば駆動源を備えていてもよい。ただしその場合、塗装面との接触によるキャスター19の従動回転を阻害しないよう対処すべきである。
なお、キャスター19は必須の構成ではなく、例えばレーザ測距センサ35により機体が塗装面に接触しないように制御可能であれば省略することもできる。
[塗装装置]
図3はノズルカバー75の内部を示す透視斜視図である。図1−3に示されるように、本形態のマルチコプターMの塗装装置70は、主に、塗料タンク71、スプレーガン72、ノズルパイプ73、ノズル74、およびノズルカバー75により構成されている。
塗料タンク71は、塗装面に塗布する塗料が蓄えられた液剤タンクである。塗料タンク71の底面には穴が設けられており、塗料タンク71は、スプレーガン72が有するサブタンク721に図示しないチューブで連通されている。サブタンク721は塗料タンク71よりも下に配置されており、塗料タンク71内の塗料は高低差によりサブタンク721に常時供給される。
スプレーガン72はノズルパイプ73に塗料を圧送する圧送装置である。スプレーガン72のトリガーにはサーボ722(図1参照)につながれたワイヤーが掛けられており、サーボ722でトリガーを引くことによりスプレーガン72はサブタンク721内の塗料をノズルパイプ73に送り出す。なお、スプレーガン72は本発明の圧送装置の一例にすぎず、液剤を圧送可能であれば他のポンプ装置等を用いることもできる。なお、ポンプ装置等の圧力が十分であれば高低差を利用した送液は不要である。また、例えば塗料タンク71やポンプ装置等を地上に置いて塗料をチューブで機上に吸い上げる/圧送する構成にすることも考えられる。
ノズルパイプ73は前後方向に延びる円筒形状の管であり、その後端がスプレーガン72に接続され、その前端にはノズル74が取り付けられている。スプレーガン72から送り出された塗料はノズルパイプ73を通ってノズル74に送られ、ノズル74の噴射口741から前方に噴射される。
本形態のノズル74はその全体がノズルカバー75に覆われている。ノズルカバー75は、ノズル74の噴射方向側に開口部751を有するカバー体であり、CFRP製の平板材を角筒形状に組み立てることで構成されている。ノズルカバー75の流路断面積(左右方向断面)は、前後方向におけるノズル74の位置よりも後ろ側の部分は一定であり、ノズル74の位置から開口部751に向かって次第に左右の幅が大きくなるように形成されている。なお、ノズルカバー75の形状は本形態のものには限られず、ノズル74の少なくとも噴射口741を覆い、ノズル74の噴射方向側が開口したカバー体であればよい。例えば流路断面積がその全長において一定の筒状体であってもよい。
このように本形態のマルチコプターMでは、塗装ローラーを塗装面に接触させて塗装するのではなく、ノズル74から塗料を噴射して非接触で塗料を塗布することにより、塗装面に押し付けられた塗装ローラーの傾きや横滑り、脱輪、係合等を避け、安定した品質で塗装を行うことが可能とされている。ここで、マルチコプターMは回転翼航空機であり、マルチコプターMの周囲ではロータRの吸排気により激しい気流が生じている。そのため、塗料を噴射するノズル74が塗装面から離れた位置にあると、ノズル74から噴射された塗料がロータRの気流により霧散し、その大部分がロスとなってしまう。一方、ノズル74を塗装面の近くに寄せて塗料を噴射した場合、極めて狭い範囲にしか塗料を塗布することができない。そこで、本形態のマルチコプターMでは、ノズル74にノズルカバー75を被せ、任意の開口面積に調節された開口部751から塗料を放出することにより、ロータRの気流による影響を軽減するとともに、ノズルカバー75を塗装面の近くに寄せた場合でもノズルカバー75の開口面積を単位として塗装を行うことが可能とされている。
さらに、図2に示されるように、ノズルカバー75の開口部751はいずれのロータRの回転面RSよりも前方に配置されている。これによりロータRのダウンウォッシュの影響が軽減されており、塗料の霧散がより確実に防止されている。
また、マルチコプターMは、重量物である塗料タンク71やサブタンク721を搭載している。これにより機体の重心が偏った場合、特定のロータRのみに負荷が集中することとなり、一部の舵が利きにくくなるおそれがある。そこで、本形態ではこれら液剤タンク17やサブタンク721を機体の中心側に配置し、そこからノズルパイプ73で前方に塗料を送り出す構成とすることにより、機体の重心の偏りを軽減している。さらに、他の重量物であるバッテリーボックス60を機体の後ろ側に寄せることで機体の重量バランスをより好適に調節している。
[機能構成]
図4はマルチコプターMの機能構成を示すブロック図である。本形態のマルチコプターMの機能は、制御部であるフライトコントローラFC、ロータR、ロータRを構成するモータ41の駆動回路であるESC23(Electronic Speed Controller)、操縦者(オペレータ端末51)と通信を行う通信装置52、および塗装装置70により構成されている。なお、これらに電力を供給するバッテリーの記載は省略している。
フライトコントローラFCは制御装置20を有している。制御装置20は、中央処理装置であるCPU21と、RAMやROM・フラッシュメモリなどの記憶装置からなるメモリ22とを有している。
フライトコントローラFCはさらに、IMU31(Inertial Measurement Unit:慣性計測装置)、GPS受信器32、気圧センサ33、および電子コンパス34を含む飛行制御センサ群Sを有しており、これらは制御装置20に接続されている。また、レーザ測距センサ35もフライトコントローラFCの一部として制御装置20に接続されている。
IMU31はフレーム10の傾きを検出するセンサであり、主に3軸加速度センサおよび3軸角速度センサにより構成されている。気圧センサ33は、検出した気圧高度からマルチコプターMの海抜高度(標高)を算出する高度センサである。本例の電子コンパス34には3軸地磁気センサが用いられている。電子コンパス34はマルチコプターMの機首の方位角を検出する。GPS受信器32は、正確には航法衛星システム(NSS:Navigation Satellite System)の受信器である。GPS受信器32は、全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)または地域航法衛星システム(RNSS:Regional Navigational Satellite System)から現在の経緯度値を取得する。
フライトコンローラFCは、これら飛行制御センサ群Sにより、機体の傾きや回転のほか、飛行中の経緯度、高度、および機首の方位角を含む自機の位置情報を取得することが可能とされている。
なお、本例の飛行制御センサ群Sは屋外用の構成とされているが、マルチコプターMは屋内を飛行するものであってもよい。例えば、無線信号を送出するビーコンを施設内に所定間隔で配置し、これらビーコンから受信した信号の電波強度からマルチコプターMと各ビーコンとの相対的な距離を計測し、その施設内におけるマルチコプターMの位置を特定することが考えられる。または、マルチコプターMに別途カメラを搭載し、カメラで撮影した周囲の映像から画像認識により施設内の特徴箇所を検出し、これに基づいて施設内における位置を特定することも可能である。同様に、レーザや赤外線、超音波などを利用した測距センサを別途搭載し、施設内の床面または天井面や壁面とマルチコプターMとの距離を計測して、その施設内におけるマルチコプターMの位置を特定してもよい。
制御装置20は、マルチコプターMの飛行時における姿勢や基本的な飛行動作を制御するプログラムである飛行制御プログラムFSを有している。飛行制御プログラムFSは、飛行制御センサ群Sやレーザ測距センサ35から取得した情報を基に個々のロータRの回転数を調節し、機体の姿勢や位置の乱れを補正しながらマルチコプターMを飛行させる。
制御装置20はさらに、マルチコプターMを自律飛行させるプログラムである自律飛行プログラムAPを有している。そして、制御装置20のメモリ22には、マルチコプターMの目的地や経由地の経緯度、飛行中の高度や速度などが指定されたパラメータである飛行計画FPが登録されている。自律飛行プログラムAPは、オペレータ端末51からの指示や所定の時刻などを開始条件として、飛行計画FPに従ってマルチコプターMを自律的に飛行させることができる。
このように、本形態のマルチコプターMは高度な飛行制御機能を備えた無人航空機である。ただし、本発明の無人航空機はマルチコプターMの形態には限定されず、例えば飛行制御センサ群Sから一部のセンサが省略された機体や、自律飛行機能を備えず手動操縦のみにより飛行可能な機体を用いることもできる。また、本発明の無人航空機はマルチコプターの形態には限られず、ヘリコプターであってもよい。
[レーザ測距センサ]
本形態のマルチコプターMは、一対のレーザ測距センサ35を備えることにより、塗装面に対する機体の正確な姿勢を特定および自動補正することが可能とされている。これによりノズルカバー75の開口部751を塗装面に対してより正確に正対させることが可能となり、塗装作業の安定性および品質が高められている。
本形態のレーザ測距センサ35は、前側のクロスチューブ81の左右の端部近傍に配置されている。これにより塗装面との距離だけでなく、塗装面に対する機体のヨー方向の傾きを自動補正することが可能とされている。なお、本形態のレーザ測距センサ35は、上下方向の位置を揃えて配置されているが、例えばこれらレーザ測距センサ35の上下方向の位置をずらして配置することで、塗装面に対するピッチ方向の傾きも自動補正することができる。
また、本発明の測距センサはレーザ測距センサ35には限られず、塗装面との距離を測定可能なセンサであれば、例えば赤外線、超音波、レーダー(電波)、カメラやステレオカメラを用いた画像認識などを用いた測距センサであってもよい。また、測距センサの数も2つには限られず、目的に応じて任意に変更可能である。さらに、レーザ測距センサ35は必須の構成ではなく、レーザ測距センサ35がなくても所望の品質で塗装作業が可能な場合には省略することもできる。
[変形例]
上記実施形態のマルチコプターMは前方にある構造物の面を塗装する構成とされているが、これを構造物の天井面を塗装する構成に変更することも可能である。その場合、スプレーガン72やノズルカバー75の開口部751を上方に向け、必要であればキャスター19を上方に突き出すように設け、レーザ測距センサ35の測定方向も天井面に向ければよい。この場合でも、必要な開口面積を有する開口部751を天井面に対して非接触に、かつ十分に寄せて塗料を放出することができ、塗装作業を安定した品質で行うことできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることができる。
M:マルチコプター(無人航空機),12:ロータアーム,19:キャスター(車輪),FC:フライトコントローラ,35:レーザ測距センサ(測距センサ),R:ロータ,S:回転面,70:塗装装置,71:塗料タンク(液剤タンク),72:スプレーガン(圧送装置),73:ノズルパイプ,74:ノズル,741:噴射口,75:ノズルカバー,751:開口部(開口)

Claims (8)

  1. 水平回転翼であるロータと、
    液剤を噴射可能な塗装装置と、
    周辺物との接触によりあらゆる方向へ転動可能な車輪と、を備え、
    前記塗装装置は液剤を噴射するノズルと、前記ノズルの噴射口を覆い、前記ノズルの噴射方向側に開口部を有するカバー体であるノズルカバーと、を有し、
    前記車輪は、機体から前記ノズルの噴射方向側に突き出すように配置されていることを特徴とする無人航空機。
  2. 前記ノズルは前記噴射口を水平方向に向けて配置されており、
    前記噴射口が向けられた方向を前記無人航空機の前方としたときに、前記ノズルカバーの前記開口部は、前記ロータの回転面の範囲よりも前方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の無人航空機。
  3. 前記ノズルカバーは、前記噴射口の位置における流路断面積よりも前記開口部の開口面積の方が大きいことを特徴とする請求項2に記載の無人航空機。
  4. 前記ノズルカバーは、前記噴射口の位置から前記開口部に向かって次第に流路断面積が大きくなる形状であることを特徴とする請求項3に記載の無人航空機。
  5. 前記塗装装置は、
    前記液剤が充填された液剤タンクと、
    前後方向に延びる筒状体であるノズルパイプと、を有し、
    前記ノズルは前記ノズルパイプの前端に取り付けられており、
    前記液剤タンクの前記液剤は、前記ノズルパイプを通って前記ノズルに供給されることを特徴とする請求項1に記載の無人航空機。
  6. 前記塗装装置は前記液剤を圧送する圧送装置をさらに有し、
    前記圧送装置には前記ノズルパイプの後端が接続されており、
    前記圧送装置は前記液剤タンクよりも下方に配置されることを特徴とする請求項5に記載の無人航空機。
  7. 複数の測距センサをさらに備え、
    前記複数の測距センサは、前記ノズルの噴射方向にその測定方向が向けられていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の無人航空機。
  8. 同方向に突き出した3つ以上の前記車輪を有することを特徴とする請求項1に記載の無人航空機。
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