JP6676658B2 - 導電性三軸織物構造体及びこれを利用した電子デバイス付き三軸織物構造 - Google Patents

導電性三軸織物構造体及びこれを利用した電子デバイス付き三軸織物構造 Download PDF

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Description

本発明は電子デバイスを搭載可能な導電性織物に関し、特に複数の導電線と複数の絶縁線が夫々60度の交差角で交差することにより形成された正六角形メッシュを有する導電性三軸織物構造体、及びこの導電性三軸織物構造体の正六角形メッシュに受光機能または発光機能を有する複数の電子デバイスを配設して導電線と接続した電子デバイス付き三軸織物構造に関する。
身体に装着してデータを収集・送信可能な種々の電子デバイスにより、ヘルスチェックや行動の記録を行ったり、スマートフォン等から送信されたデータを身体に装着した小型のデバイスにより報知・表示したりするウェアラブルデバイスの発展に伴い、ウェアラブルな電子デバイスを搭載可能な軽量で柔軟性を有する電子テキスタイルの需要が高まっている。これに対応可能な織物として、特許文献1のような、緯糸または経糸の一方に導電糸を用い、他方に絶縁糸を用いて平織等の織物にした導電性二軸織物がある。また、特許文献2,3のような、導電性二軸織物の矩形メッシュに球状太陽電池素子等の電子デバイスを配設し導電糸に接続した導電性二軸織物がある。
特開平7−326225号公報 特許第5430767号公報 特表2005−524783号公報
しかし、特許文献のような導電性二軸織物では、緯糸または経糸の延長方向に対して斜め方向に引っ張られると矩形メッシュ形状が大きく変形し、接続された電子デバイスの電極と導電糸との接続部が断線し機能しなくなる虞がある。また、矩形メッシュの各辺が隣り合う矩形メッシュの辺と共有されるため、導電糸に電子デバイスを接続すると電子デバイス同士が共有された接続部により固定されて柔軟性を損なう虞がある。
本発明の目的は、軽量で曲げや引張り強度に優れ、柔軟性と形態安定性を有し、受光機能または発光機能を有する複数の電子デバイスを高品質に搭載可能な導電性三軸織物構造体、及びこの導電性三軸織物構造体を利用した電子デバイス付き三軸織物構造を提供することである。
請求項1の導電性三軸織物構造体は、所定小間隔おきに平行に配列された複数の導電線と、前記所定小間隔と等しい所定小間隔おきに平行に配列され且つ前記複数の導電線と60度の交差角で交差する複数の第1絶縁線と、前記所定小間隔と等しい所定小間隔おきに平行に配列され且つ前記複数の導電線及び前記複数の第1絶縁線と60度の交差角で交差する複数の第2絶縁線とを製織した導電性三軸織物構造体であって、複数の導電線と複数の第1絶縁線と複数の第2絶縁線とで形成された複数の正六角形メッシュを有し、各正六角形メッシュにおいて、対向する第1の2辺が前記導電線で形成され、対向する第2の2辺が前記第1絶縁線で形成され、対向する第3の2辺が前記第2絶縁線で形成されたことを特徴としている。
このような構成によれば、織物が斜め方向に引っ張られても正六角形メッシュの変形が二軸織物の矩形メッシュと比較して小さく、折り曲げを繰り返しても織り込まれた糸がずれる虞が少なく、導電線同士の短絡が生じ難い導電性三軸織物構造体を提供することができる。
しかも、このような構成によれば、導電線を離隔して設けることができ、導電線同士の短絡を生じ難くすることができる。
請求項の導電性三軸織物構造体は、請求項において、前記複数の導電線は、所定数の第1色の導電線とこれに隣接する1本の第2色の導電線とを1群の導電線とする複数群の導電線で構成されていることを特徴としている。このような構成によれば、1群の導電線を視覚的に容易に判別することができ、電子デバイスを配置する際に位置合わせや検査等が容易になる。
請求項の導電性三軸織物構造体は、請求項において、前記第2色の導電線の端部に、外部と接続するための端子を形成したことを特徴としている。このような構成によれば、電源等の他のデバイスとの接続や分離を容易に行うことができる。
請求項の導電性三軸織物構造体は、請求項1からの何れか1項において、前記導電線は複数の導電糸又は複数の導電糸と複数の絶縁糸を束ねて形成され、前記第1,第2絶縁線は複数の絶縁糸を束ねて形成されたことを特徴としている。このような構成によれば、柔軟性を損なうことなく導電線及び絶縁線を太くすることができ、導電線の電気抵抗を低くすることができる。
請求項の電子デバイス付き三軸織物構造は、請求項1から4の何れか1項に記載の導電性三軸織物構造体の複数の正六角形メッシュに電子デバイスが夫々配設され、前記対向する2辺の導電線に前記電子デバイスが接続されたことを特徴としている。このような構成によれば、斜め方向に引っ張られても正六角形メッシュの形状の変化が二軸織物の矩形メッシュと比較して小さく、接続された電子デバイスの電極と導電線との接続部で断線する虞が小さく、形態が安定した電子デバイス付き三軸織物構造を提供することができる。
また、正六角形メッシュが互いに辺を共有せずに並んでいるので、電子デバイスの接続部が他の電子デバイスの接続部と重なることがなく、電子デバイスを導電線に接続しても電子デバイス同士が共有された接続部により固定されることがないので、柔軟性を維持することができる。
請求項の電子デバイス付き三軸織物構造は、請求項において前記電子デバイスが球状の太陽電池素子であることを特徴としている。このような構成によれば、球状の太陽電池素子は小型なので柔軟性を有する導電性三軸織物構造体の正六角形メッシュに配設し導電線に接続するのに有利であり、軽量で持ち運びに適し、発電量に対して太陽光の入射方向の影響が小さいので決められた方向に向けて設置する必要がなく、太陽光が当たる場所へ容易に持ち運んで発電することができる。
請求項の電子デバイス付き三軸織物構造は、請求項において前記電子デバイスがLED素子であることを特徴としている。このような構成によれば、LED素子は小型なので柔軟性を有する導電性三軸織物の正六角形メッシュに配設し導電線に接続するのに有利であり、軽量で持ち運びに適し、様々な形状に変化させ、あるいは様々な形状の物体を覆って、発光させることができる。
請求項の電子デバイス付き三軸織物構造は、請求項において前記導電性三軸織物構造体の少なくとも1群の導電線に複数の球状の太陽電池素子が接続され、少なくとも他の1群の導電線に複数のLED素子が接続されたことを特徴としている。このような構成によれば、発電機能と発光機能を有する電子デバイス付き三軸織物構造を提供することができる。
請求項の電子デバイス付き三軸織物構造は、請求項の球状太陽電池素子付き三軸織物構造と請求項のLED素子付き三軸織物構造とが、光反射シートを介して積層されたことを特徴としている。このような構成によれば、一方の面に発電機能、他方の面に発光機能を有する電子デバイス付き三軸織物構造を提供することができる。また、球状太陽電池素子に入射しなかった太陽光の一部が光反射シートにより反射して球状太陽電池素子に入射するので、発電量を増やすことができる。
請求項10の電子デバイス付き三軸織物構造は、請求項からの何れか1項において前記電子デバイス付き三軸織物構造の片側又は両側の表面が、柔軟性を有する透明の保護膜で被覆されたことを特徴としている。このような構成によれば、雨などの水分によって導電線間で短絡することを防止し、導電線や接続部の酸化、腐食による断線等を防いで電子デバイス付き三軸織物構造の信頼性と耐久性を高めることができる。
本発明によれば、軽量で曲げや引張り強度に優れ、柔軟性と形態安定性を有し、受光機能または発光機能を有する複数の電子デバイスを高品質に搭載可能な導電性三軸織物構造体、及びこの導電性三軸織物構造体を利用した電子デバイス付き三軸織物構造を提供することができる。
本発明の実施例に係る導電性三軸織物構造体の要部の平面図である。 (a)は導電線に接続される2端子のコネクタ(プラグ)を示す斜視図、(b)は導電線に接続される2端子のコネクタ(ジャック)を示す斜視図である。 (a)は絶縁性マルチフィラメントからなる絶縁糸の要部の拡大斜視図、(b)は絶縁糸に金属細線を巻いて形成した導電糸の要部の拡大斜視図である。 (a)はモノフィラメントの絶縁糸の要部の拡大斜視図、(b)は前記絶縁糸の表面を金属皮膜で被覆した導電糸の要部の拡大斜視図である。 (a)は複数の導電糸からなる導電線の要部の拡大斜視図、(b)は複数の絶縁糸からなる絶縁線の要部の拡大斜視図である。 (a)は複数の導電糸と複数の絶縁糸からなる導電線の要部の拡大斜視図、(b)は複数の絶縁糸からなる絶縁線の要部の拡大斜視図である。 (a)は扁平状の絶縁糸の要部の拡大斜視図、(b)は扁平状の導電糸の要部の拡大斜視図である。 (a)は球状太陽電池素子付き三軸織物構造の要部の平面図、(b)は(a)のA−A’線断面図である。 球状太陽電池素子の拡大断面図である。 (a)はLED素子付き三軸織物構造の要部の平面図、(b)は(a)のB−B’線断面図である。 (a)はLEDの発光部側から見た平面図、(b)はLEDの拡大断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。尚、導電性三軸織物構造体及び電子デバイス付き三軸織物構造について、図面の左右方向を左右方向、図面の上下方向を上下方向、図面に垂直な方向を前後方向として説明する。
図1に示すように、導電性三軸織物構造体1は、第1色の導電線2(緯糸)及び第2色の導電線3(緯糸)が上下方向に所定の間隔を空けて左右に延びるように並べられ、第1絶縁線4(第1の斜経糸)が第1色の導電線2、第2色の導電線3と60度の交差角で交差するように所定の間隔を空けて並べられ、第2絶縁線5(第2の斜経糸)が、第1色の導電線2または第2色の導電線3、第1絶縁線4と夫々60度の交差角で交差するように所定の間隔を空けて並べられ、且つ、交差点において緯糸及び第1,第2の斜経糸が他の2つの糸の一方に対して前に、他方に対して後ろになるように製織されている。
これらの第1色の導電線2、第2色の導電線3、第1絶縁線4、第2絶縁線5により正六角形メッシュ6が周期的に形成され、正六角形メッシュ6の大きさは使用される第1色の導電線2、第2色の導電線3、第1絶縁線4、第2絶縁線5の太さや設定される間隔によって変更可能である。尚、製織される導電性三軸織物構造体1の幅や長さは適宜変更可能であり、図1に示す範囲は、製織された導電性三軸織物構造体1の1領域に過ぎず、この外側にも同様の構造が続いている。
所定数の第1色の導電線2と、1本の第2色の導電線3が並べられて1群の導電線を形成している。例えば、3本の銀色の導電線2が並べられた下側に黒色の導電線3が並べられた1群の導電線が形成され、1群の導電線が上下方向に繰り返し並べられて複数群の導電線から導電性三軸織物構造体1が形成されている。第2色の導電線3を外部機器と接続する導線とすれば識別が容易であり、また、電子デバイスを配置する際の上下方向の位置の基準となって、位置合わせや検査等が容易になる。
第2色の導電線3は、外部との接続を容易にするための接続端子(コネクタ)を備えている。例えば、図2(a)に示すように、正負の電極となる1対の第2色の導電線3の端部に、接続する向きが一意に定められた公知の2端子のコネクタであるプラグ7aを取付ける。または、図2(b)に示すように、1対の導電線3の端部にジャック7bを取付ける。これにより、外部機器との接続や分離を容易に行うことができ、正負の電極を取り違えて誤接続することを防止できる。尚、プラグ7aとジャック7bとは、接続可能に形成され、接続する外部機器はプラグ7aまたはジャック7bを備えている。
また、プラグ7aを1対の第2色の導電線3の一端に、ジャック7bを他端に備えていてもよい。左右に隣り合う導電性三軸織物構造体1のプラグ7aとジャック7bを接続することにより、複数の導電性三軸織物構造体1を左右方向に容易に連結することができる。コネクタは2端子コネクタに限らず、第2色の導電線3ごとに設けられた1端子コネクタであってもよく、複数の第2色の導電線3に対応する複数の端子を有するコネクタであってもよい。
図示しないが、外部と接続する第2色の導電線3以外の第1色の導電線2、第1絶縁線4、第2絶縁線5は導電性三軸織物構造体1の左右両端で切断され、その両端は軟質樹脂等でほつれないよう固定されている。第1絶縁線4、第2絶縁線5が合成樹脂製の糸であれば、ヒートカットによる熱融着により固定されていてもよい。また、第1絶縁線4、第2絶縁線5は、導電性三軸織物構造体1の左右両端で折り返されて製織されていてもよく、耳部が織られていてもよい。同様に導電性三軸織物構造体1の上下端部においても、製織された第1色の導電線2、第2色の導電線3、第1絶縁線4、第2絶縁線5がほつれないよう固定されている。
また、図示しないが、導電性三軸織物構造体1の表面は、柔軟性を有する透明な保護膜8で覆われていてもよい。この導電性三軸織物構造体1の正六角形メッシュ6に電子デバイスを配設することはできないが、電子デバイスを搭載した導電性三軸織物構造体1と連結して使用することができる。
次に、導電線2,3の素材としての導電糸、絶縁線4,5の素材としての絶縁糸について説明する。最初に、マルチフィラメントの絶縁糸及び導電糸について説明する。
図3(a)に示すように、絶縁糸10は、電子デバイス接続時の熱処理に耐え得る耐熱性を確保するために、例えば、ガラス繊維、アラミド繊維、ポリエステル繊維、炭素繊維等の合成樹脂繊維を束ねたり縒ったりした直径0.2mm〜0.5mm程度のマルチフィラメントを複数本バインダで接着し束ねて形成されている。但し、導電性を有する炭素繊維を絶縁糸10として使用する場合は、表面を絶縁樹脂等で被覆する。
図3(b)に示すように、導電糸9は、前記の絶縁糸10の外周に、導体である2本の金属細線11a,11bが交差するように異なる方向にコイル状に巻き付けた糸である。
金属細線11a,11bとして直径0.05mm程度の銅線やステンレス鋼線等を絶縁糸10に巻き付けて、導電糸9を形成する。
金属細線11a,11bは、銅線や銅合金線、ステンレス鋼線の表面を金、銀、ニッケル、錫等で被覆する表面処理が行われたものを使用することができる。このような表面処理を施した金属細線11a,11bを使用することで電気抵抗を小さくすることができ、半田ペースト等により電子デバイスと接続し易くすることができる。尚、絶縁糸10に巻き付ける金属細線の本数は、電気抵抗を低くすること及び断線を防ぐために、2本以上が好ましい。
次にモノフィラメントの絶縁糸及び導電糸について説明する。
図4(a)に示すように、モノフィラメントの絶縁糸13は、アラミド繊維等の1本の合成樹脂繊維等で構成されている。図4(b)に示すように、モノフィラメントの絶縁糸13を芯材とする導電糸12は、絶縁糸13の外周面を金属皮膜で被覆する表面処理をして導電性を付加してある。例えば、絶縁糸13の外周面に銅皮膜14aを形成し、この銅皮膜14aの表面に銀やニッケル等の皮膜14bを形成して導電糸12を形成することができる。
次に、第1,第2色の導電線2,3、第1,第2絶縁線4,5について説明する。
異なる色に染色した絶縁糸10を芯材としたことにより色が異なる導電糸9、芯材である絶縁糸13に異なる表面処理を行ったことにより色が異なる導電糸12を用いて、異なる色の導電線2,3を形成することができる。また、異なる色に染色した絶縁糸10,13を用いて異なる色の絶縁線4,5を形成することができる。
図5(a)に示すように、第1色の導電線2及び第2色の導電線3は、上述の複数(例えば3本)の導電糸12を扁平状に束ねて形成される。尚、導電糸12の代わりに導電糸9を採用してもよい。図5(b)に示すように、第1絶縁線4及び第2絶縁線5は、上述の複数(例えば3本)の絶縁糸13を扁平状に束ねて形成される。尚、絶縁糸13の代わりに絶縁糸10を採用してもよい。
図6(a)に示すように、第1色の導電線2A及び第2色の導電線3Aは、上述の複数(例えば3本)の導電糸12と複数(例えば5本)の絶縁糸13を束ねて形成したものである。導電糸12は露出するように束ねられる。尚、導電糸12の代わりに導電糸9を採用してもよく、絶縁糸13の代わりに絶縁糸10を採用してもよい。
図6(b)に示すように、第1絶縁線4A及び第2絶縁線5Aは、第1色の導電線2A、第2色の導電線3Aと略同じ太さになるように複数(例えば8本)の絶縁糸13を束ねて形成される。尚、絶縁糸13に代えて絶縁糸10を採用してもよい。
次に、扁平状のモノフィラメントの絶縁糸及び導電糸について説明する。
図7(a)に示すように、モノフィラメントの絶縁糸16は、合成樹脂製の扁平な線材で形成され、この絶縁糸16により第1,第2絶縁線4B,5Bを構成してもよい。図7(b)に示すように、モノフィラメントの導電糸15は、前記モノフィラメントの絶縁糸16を芯材として、この絶縁糸16の外周面に金属皮膜17aを形成して導電性を付加し、金属皮膜17aの表面に銀やニッケル等の金属皮膜17bを形成したものである。前記のモノフィラメントの導電糸15により第1,第2色の導電線2B,3Bを構成してもよい。
以上説明した導電線2,3、絶縁線4,5を採用した場合、下記のような作用、効果が得られるが、導電線2A,2B,3A,3B、絶縁線4A,4B,5A,5Bを採用した場合にも同様の作用、効果が得られる。
第1色の導電線2、第2色の導電線3、第1絶縁線4、第2絶縁線5により製織された導電性三軸織物構造体1は、第1色の導電線2または第2色の導電線3と、第1絶縁線4と、第2絶縁線5とが互いに60度の交差角で交差し、正六角形メッシュ6が周期的に形成された導電性三軸織物なので、導電性三軸織物構造体1が斜め方向に引っ張られても正六角形メッシュ6の変形が小さく、折り曲げを繰り返しても織り込まれた第1色の導電線2、第2色の導電線3、第1絶縁線4、第2絶縁線5がずれる虞が少なく、広げた状態において第1色の導電線2、第2色の導電線3の間で短絡が生じ難い。
さらに、複数の正六角形メッシュ6に夫々電子デバイスを組み込む場合に、正六角形メッシュ6の形状が安定しているので、電子デバイスと正六角形メッシュ6との位置合わせを高精度に行うことができる。
また、1群の導電線毎に第1色の導電線2と異なる第2色の導電線3が織り込まれているので、外部に接続する第2色の導電線3を識別し易くすることができ、第2色の導電線3にコネクタとしてプラグ7aやジャック7bが備えられているので、外部との電気的な接続や分離を容易に行うことができる。
その上、導電線2,3が複数の導電糸、又は複数の導電糸と複数の絶縁糸を束ねて形成された場合には、第1色の導電線2、第2色の導電線3、第1絶縁線4、第2絶縁線5の太さを太くして、柔軟性を損なうことなく導電線の電気抵抗を小さくすることができ、正六角形メッシュ6の大きさを変えて製織することができる。さらに、第1絶縁線4、第2絶縁線5の色彩を変えて製織することができ、外観に色彩による美的要素を付加して導電性三軸織物構造体1の付加価値を高めることができる。
実施例1の導電性三軸織物構造体1の正六角形メッシュ6に球状太陽電池素子20を配設した球状太陽電池素子付き三軸織物構造について説明する。既に説明した実施例1の導電性三軸織物構造体1と共通する部分には同じ符号を付し、説明を省略する。
図8(a)に示すように、導電性三軸織物構造体1の正六角形メッシュ6に球状太陽電池素子20の正負の電極21a,21bの向き(導電方向)を揃えて配置する。例えば、18個の球状太陽電池素子20が正負の電極21a,21bの向きを揃えて導電性三軸織物構造体1の正六角形メッシュ6に配置され、左右に並んだ球状太陽電池素子20は1対の第1色の導電線2または第1色の導電線2と第2色の導電線3に並列に接続され、上下方向には球状太陽電池素子20が共通する第1色の導電線2や第2色の導電線3を介して直列に接続されている。つまり、並列接続された1列の球状太陽電池素子20がアレイ22を構成し、上下方向に並んだ複数のアレイ22は導電線2,3を介して直列に接続されている。尚、図8(a)に示す範囲は、複数の球状太陽電池素子20が配設された導電性三軸織物構造体1の1領域に過ぎず、この外側にも複数の球状太陽電池素子20が同様に配設された導電性三軸織物構造体1が続いている。
図9に示すように、球状太陽電池素子20は、直径が1.2mm〜1.8mm程度のp型の球状シリコン単結晶23の一部に平坦部23aを有し、平坦部23aとその近傍を除いたシリコン球面に表面から1.5μm程度の深さまでn型シリコン層23bが形成され、球面状のpn接合が形成されている。平坦部23aにはp型シリコンと接続する正電極21aが設けられ、正電極21aと対向するようにn型シリコンと接続する負電極21bがシリコン球面の一部に設けられ、電極21a,21bを除いた球状シリコン単結晶表面13に、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜からなる保護膜を兼ねた反射防止膜24が形成されている。
図8(a)に示すように、この球状太陽電池素子20の正負の電極21a,21bと、これらに対応する第1色の導電線2や第2色の導電線3が接続部25において半田ペースト等により接続され、第1色の導電線2や第2色の導電線3を介して発電電力を外部に取り出せるように形成されている。球状太陽電池素子20は、球状なので受光方向による発電量の変化が少なく、且つ小型軽量であるため、柔軟性と可搬性を備えた織物への搭載に適している。
第2色の導電線3の端部には、発電電力を外部へ取り出すことができるように、図2(a),(b)に示すようなコネクタ(プラグ7a及びジャック7bまたはどちらか一方)を備えている。このコネクタには、図示しないが例えばリチウムポリマー電池等の2次電池が充電器を介して接続され、球状太陽電池素子20で発電された電力により2次電池の充電が可能に構成されている。
球状太陽電池素子20を搭載した導電性三軸織物構造体1は、使用する電圧、電流に応じてその並列、直列に接続する球状太陽電池素子20の搭載数を適宜変更して形成することができる。また、発電電力を供給するデバイスの1例として2次電池を挙げたが、これに限定されるものではなく、電動モータや液晶表示デバイス等、球状太陽電池素子アレイ22で発電された電力で作動可能なデバイスを接続することができる。
各アレイ22を構成する並列に接続された球状太陽電池素子20と並列にバイパスダイオードを接続してもよい。例えば、図8(a)において、何れかのアレイ22において発電が停止した場合に、その発電停止したアレイ22のバイパスダイオードを介して流れるので、直並列接続された球状太陽電池素子アレイ22の一部に故障等が発生してもその影響を小さくすることができる。
図8(b)に示すように、球状太陽電池素子20が搭載された導電性三軸織物構造体1の表面は柔軟性を有する透明な保護膜8で覆われている。例えば、アクリルシリコン樹脂を被着して170度程度の熱処理により球状太陽電池素子20が搭載された導電性三軸織物構造体1の表面に厚さ5μm〜50μメートル程度の皮膜を形成する。この皮膜表面をフッ素樹脂で被覆し、低温の熱処理を行って、厚さが10μm〜200μm程度の保護膜8を形成する。
上述の球状太陽電池素子20を搭載した導電性三軸織物構造体1によれば、前記複数の正六角形メッシュ6に球状太陽電池素子20が夫々配設され、前記対向する2辺の導電線に前記球状太陽電池素子20が接続されたので、斜め方向に引っ張られても正六角形メッシュ6の形状の変化が二軸織物の矩形メッシュと比較して小さく、接続された球状太陽電池素子20の電極21a,21bと第1色、第2色の導電線2,3との接続部25で断線する虞が小さく、形態が安定した球状太陽電池素子付き三軸織物構造を提供することができる。
また、正六角形メッシュ6が互いに辺を共有せずに並んでいるので、球状太陽電池素子20の接続部25が他の球状太陽電池素子20の接続部25と重ならないため、球状太陽電池素子20同士が共有された接続部25により固定される虞がなく、柔軟性を維持することができる。さらに、柔軟かつ軽量なので容易にたたんで持ち運ぶことができ、広げた状態で太陽光の入射方向によらない安定した発電を行うことができる。
その上、球状太陽電池素子付き三軸織物構造が屋外に設置されても、保護膜8で覆われているので、雨等による短絡を防ぎ、第1色、第2色の導電線2,3や接続部25の腐食等を防止し、表面に汚れが付着することを防ぐことができ、球状太陽電池素子20の電極21a,21bと第1色の導電線2や第2色の導電線3との接続部25を補強することができるので、球状太陽電池素子付き三軸織物構造の信頼性と耐久性を向上させることができる。
実施例1の導電性三軸織物構造体1の正六角形メッシュ6にLED30を配設したLED素子付き三軸織物構造について説明する。既に説明した導電性三軸織物構造体1と共通する部分には同じ符号付し、説明を省略する。
図10(a)に示すように、導電性三軸織物構造体1の正六角形メッシュ6にLED30の電極31a,31b、及び発光部32の向きを揃えて配置する。例えば、18個のLED30が、発光部32が前に向けて発光するように、且つ正負の電極31a,31bの向き(導電方向)を揃えて正六角形メッシュ6に配置され、左右に並んだLED30は1対の第1色の導電線2Aや第1色の導電線2Aと第2色の導電線3Aに並列に接続され、上下方向にはLED30が共通する第1色の導電線2Aや第2色の導電線3Aを介して直列に接続されている。つまり、並列接続された1列のLED30がアレイ33を構成し、上下方向に並んだ複数のアレイ33が導電線2A,3Aにより直列接続されている。尚、図10(a)に示す範囲は、複数のLED30が配設された導電性三軸織物構造体1の1領域に過ぎず、この外側にも複数のLED30が同様に配設された導電性三軸織物構造体1が続いている。
図11(a),(b)に示すように、LED30は、発光部32であるLEDチップ32が、例えば1mm〜2mm程度の直径を有する円柱状の白色エポキシ樹脂製の基台31cの上面に搭載されている。LEDチップ32は上層がp型半導体32a、下層がn型半導体32bからなるpn接合を有し、p型半導体32aの表面にLEDチップ正電極34a、n型半導体32bの表面にLEDチップ負電極34bが設けられている。このLEDチップ32の正負の電極34a,34bが夫々金ワイヤ35や導電性樹脂36により、基台31cの上面に設けられた正負の電極31a,31bに接続され、この正負の電極31a,31bは対向するように基台31cの周面に延設されている。基台31cの上面のLEDチップ32や金ワイヤ35等は、透明エポキシ樹脂37で半球状に覆われて保護されている。
図10(a)に示すように、導電性三軸織物構造体1に配設されたLED30は、接続部38において基台31cの周面に設けられた正負の電極31a,31bが、これらに対応する第1色の導電線2Aや第2色の導電線3Aに、半田ペースト等により接続されている。尚、LED素子は上述の構造のものに限定されるものではなく、導電性三軸織物構造体1の正六角形メッシュ6に収まり、正負の電極31a,31bが対応する第1色の導電線2Aや第2色の導電線3Aに接続可能なものであればよい。
LED30の電極31a,31bが接続された第2色の導電線3Aは、2次電池等の電源と接続され、電源から供給された電力によってLED30が発光する。導電性三軸織物構造体1に配設された複数のLED30の動作電圧は同じであるが、各LED30の発光色は同色であってもよく、異なっていてもよい。また、正六角形メッシュ6のすべてにLED30を配設してもよく、任意の図柄を形成するように異なる発光色のLED30を配設したり間隔を空けてLED30を配設したりしてもよい。複数の第1色の導電線2Aを介して直並列に接続されたLEDアレイ33の両端に位置する第2色の導電線3Aにコネクタを介して電源を接続してもよい。
図10(b)に示すように、LED30が搭載された導電性三軸織物構造体1の表面は柔軟性を有する透明な保護膜8で覆われている。例えば、アクリルシリコン樹脂を被着して170度程度の熱処理によりLED30が搭載された導電性三軸織物構造体1の表面に厚さ5μm〜50μメートル程度の皮膜を形成する。この皮膜表面をフッ素樹脂で被覆し、低温の熱処理を行って、厚さが10μm〜200μm程度の保護膜8を形成する。
上述のLED30を搭載した導電性三軸織物構造体1によれば、前記複数の正六角形メッシュ6にLED30が夫々配設され、前記対向する2辺の導電線に前記LED30が接続されたので、斜め方向に引っ張られても正六角形メッシュ6の形状の変化が二軸織物の矩形メッシュと比較して小さく、接続されたLED30の電極31a,31bと、第1色、第2色の導電線2A,3Aとの接続部38で断線する虞が小さく、形態が安定したLED素子付き三軸織物構造を提供することができる。
また、正六角形メッシュ6が互いに辺を共有せずに並んでいるので、LED30の接続部38が他のLED30の接続部38と重ならないため、LED30同士が共有された接続部38により固定される虞がなく、柔軟性を維持することができる。さらに、LED素子付き三軸織物構造は、軽量で持ち運びに適し、電源と接続して発光させることでき、柔軟性を有することを利用して様々な形状に変化させ、あるいは様々な形状の物体を覆って発光させることができる。その上、雨等による短絡を防ぎ、第1色、第2色の導電線2A,3Aや接続部38の酸化・腐食を防止し、表面に汚れが付着することを防ぐことができ、接続部38を補強することができるので、LED素子付き三軸織物構造の信頼性と耐久性を高めることができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した形態について説明する。
[1]実施例1の導電性三軸織物構造体1の少なくとも1群の導電線に実施例2の複数の球状太陽電池素子20を接続し、少なくとも他の1群の導電線に実施例3の複数のLED30を接続する。このような構成によれば、日中に屋外へ運んで、球状太陽電池素子20が接続された1群の導電線に2次電池を接続して発電電力を蓄えた後、LED30が接続された他の1群の導電線に2次電池を接続して蓄えられた電力で発光させることができる。
[2]実施例2の球状太陽電池素子20を搭載した導電性三軸織物構造体1と、実施例3のLED30を搭載した導電性三軸織物構造体1とを、光反射シートを介して積層する。光反射シートは柔軟性を有し、その両面に電子デバイスを搭載した導電性三軸織物構造体1を貼り付けまたは縫い付け可能なものである。球状太陽電池素子20に入射しなかった太陽光が光反射シートで反射されて球状太陽電池素子20に入射するので、発電に利用される光量が増加し、発電量が増加する。日中は球状太陽電池素子20を搭載した面で太陽光を受けて発電した電力を2次電池に蓄え、夜間は2次電池に蓄えられた電力でLED30を発光させることができる。光反射シートは、球面太陽電池素子側が太陽光をよく反射するように白色または銀色が好ましく、LED30側の色は何色でもよい。この導電性三軸織物構造体1を積層したものも軽量なので、窓に設けられたカーテンレール等に吊るす等して使用することができる。
[3]実施例2で説明した球状太陽電池素子20を搭載した導電性三軸織物構造体1、または実施例3で説明したLED30を搭載した導電性三軸織物構造体1を、左右に連結して幅広の導電性三軸織物構造体を形成してもよい。
[4]その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
1 導電性三軸織物構造体
2,2A,2B 第1色の導電線
3,3A,3B 第2色の導電線
4,4A,4B 第1絶縁線
5,5A,5B 第2絶縁線
6 正六角形メッシュ
7a プラグ(コネクタ)
7b ジャック(コネクタ)
8 保護膜
9 導電糸
10 絶縁糸
11a,11b 金属細線
12 導電糸
13 絶縁糸
14a,14b 金属皮膜
15 導電糸
16 絶縁糸
17a,17b 金属皮膜
20 球状太陽電池素子
21a 正電極
21b 負電極
22 球状太陽電池素子アレイ
23 p型球状シリコン単結晶
23a 平坦部
23b n型シリコン層
24 反射防止膜
25 接続部
30 LED
31a 正電極
31b 負電極
31c 基台
32 LEDチップ(発光部)
32a p型半導体
32b n型半導体
33 LEDアレイ
34a LEDチップ正電極
34b LEDチップ負電極
35 金ワイヤ
36 導電性樹脂
37 透明エポキシ樹脂
38 接続部

Claims (10)

  1. 所定小間隔おきに平行に配列された複数の導電線と、
    前記所定小間隔と等しい所定小間隔おきに平行に配列され且つ前記複数の導電線と60度の交差角で交差する複数の第1絶縁線と、
    前記所定小間隔と等しい所定小間隔おきに平行に配列され且つ前記複数の導電線及び前記複数の第1絶縁線と60度の交差角で交差する複数の第2絶縁線とを製織した導電性三軸織物構造体であって、
    複数の導電線と複数の第1絶縁線と複数の第2絶縁線とで形成された複数の正六角形メッシュを有し、各正六角形メッシュにおいて、対向する第1の2辺が前記導電線で形成され、対向する第2の2辺が前記第1絶縁線で形成され、対向する第3の2辺が前記第2絶縁線で形成されたことを特徴とする導電性三軸織物構造体。
  2. 前記複数の導電線は、所定数の第1色の導電線とこれに隣接する1本の第2色の導電線とを1群の導電線とする複数群の導電線で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の導電性三軸織物構造体。
  3. 前記第2色の導電線の端部に、外部と接続するための端子を形成したことを特徴とする請求項2に記載の導電性三軸織物構造体。
  4. 前記導電線の少なくとも一部は複数の導電糸が束ねられて形成され、前記第1,第2絶縁線は複数の絶縁糸が束ねられて形成されたことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の導電性三軸織物構造体。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の導電性三軸織物構造体の複数の正六角形メッシュに電子デバイスが夫々配設され、前記対向する2辺の導電線に前記電子デバイスが接続されたことを特徴とする電子デバイス付き三軸織物構造。
  6. 前記電子デバイスが球状の太陽電池素子であることを特徴とする請求項5に記載の電子デバイス付き三軸織物構造。
  7. 前記電子デバイスがLED素子であることを特徴とする請求項5に記載の電子デバイス付き三軸織物構造。
  8. 前記導電性三軸織物構造体の少なくとも1群の導電線に複数の球状の太陽電池素子が接続され、少なくとも他の1群の導電線に複数のLED素子が接続されたことを特徴とする請求項5に記載の電子デバイス付き三軸織物構造。
  9. 請求項6に記載の球状太陽電池素子付き三軸織物構造と、請求項7に記載のLED素子付き三軸織物構造とが、光反射シートを介して積層された電子デバイス付き三軸織物構造。
  10. 前記電子デバイス付き三軸織物構造の片側又は両側の表面が、柔軟性を有する透明の保護膜で被覆されたことを特徴とする請求項5から9の何れか1項に記載の電子デバイス付き三軸織物構造。
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