JP6676435B2 - 便器 - Google Patents

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Description

本発明は、胴部と、胴部の上面に接合されるリム部と、を備える便器に関する。
従来、胴部と、胴部の上面に接合されるリム部と、を備える便器が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の便器においては、胴部とリム部との接合部は、接着部材である泥しょうを胴部に載せやすいように、ほぼ水平なライン状に形成されている。胴部とリム部とは、接着部材である泥しょうにより接合されて、その後、焼成される。
ところで、一般的に、便器装置においては、便器の後部の上部には、機能部が配置される。便器装置の後方側に機能部を配置する場合に、便器装置全体の高さを小さくするために、機能部を収容する収容部を、便器の上面を窪ませて形成し、窪ませた収容部に機能部を収容して、機能部を低い位置に配置することがある。
特開2014−034868号公報
機能部を配置する収容部を便器の上面を窪ませて形成する場合には、リム部の位置を下方に下げて収容部の空間を確保することが考えられる。しかし、リム部の位置を下方に下げる場合には、胴部とリム部との接合部の位置も下方に下げる必要性が生じる。胴部とリム部との接合部の位置を下げると、胴部とリム部との接合部が、便器の側面の上下方向の途中に位置するため、胴部とリム部との接合部における外部に露出する接合ラインが、便器の側面における上端部に近い側に位置するよりも、目立ちやすくなる。これにより、便器の外観の品位が低下する虞がある。
そのため、胴部とリム部との接合部について、外観の品位を向上できる便器が望まれる。
本発明は、胴部とリム部との接合部について、外観の品位を向上できる便器を提供することを目的とする。
本発明は、胴部(例えば、後述の胴部21)と、前記胴部の上面に接合されるリム部(例えば、後述のリム部22)と、を備える便器(例えば、後述の便器2)であって、前記便器は、該便器の後方側に形成され機能部(例えば、後述の機能部4)を配置するために下方に窪む収容部(例えば、後述の機能部収容部5)を有し、前記収容部における前記胴部と前記リム部との接合部である収容部側接合部(例えば、後述の収容部側接合部13)の接合位置は、前記収容部よりも前記便器の前方側における前記胴部と前記リム部との接合部である前方側接合部(例えば、後述の前方側接合部12)の接合位置よりも下方に位置する便器に関する。
また、前記収容部は、前記収容部側接合部から上方に立ち上がる外壁部(例えば、後述の外壁部51)を有することが好ましい。
また、前記収容部は、前記外壁部の下端から水平方向に延びる中段部(例えば、後述の中段部52)を有することが好ましい。
また、前記収容部側接合部の接合位置は、上下方向において、前記リム部の上端(例えば、後述の上端51a)と前記収容部の底部(例えば、後述の底面部54)の上面との間に位置することが好ましい。
また、前記収容部は、前記収容部側接合部から、下り傾斜部(例えば、後述の下り傾斜部53)を経て、窪んで形成されることが好ましい。
また、前記前方側接合部において、前記胴部の側面に連続する前記リム部の端部の外面は、前記便器の外方に凸となるR形状に形成されることが好ましい。
また、前記収容部側接合部は、前記収容部側接合部における前記便器の前方側に形成され後方側が下る下り傾斜接合部(例えば、後述の下り傾斜接合部14)と、前記収容部側接合部における前記便器の後方側に形成され後方側が上る上り傾斜接合部(例えば、後述の上り傾斜接合部15)と、を有することが好ましい。
本発明によれば、胴部とリム部との接合部について、外観の品位を向上できる便器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る便器2を含む便器装置1を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る胴部21及びリム部22が接合された便器2を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る胴部21及びリム部22が接合された便器2を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る胴部21及びリム部22を分離した便器を示す分解斜視図である。 収容部側接合部13における断面を示す断面図である。 前方側接合部12における断面を示す断面図である。
以下、本発明の便器2を含む便器装置1の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、便器装置1の便座(図示せず)に座った人から視た場合の前後の向きを前後方向とする。また、便器装置1の便座(図示せず)に座った人から視た場合の左右の向きを左右方向とする。また、鉛直方向に沿った上下の向きを上下方向とする。
本実施形態の便器装置1は、図1及び図2に示すように、便器2と、便座(図示せず)と、便蓋3と、機能部4と、を備える。便座(図示せず)及び便蓋3は、便器2の上方において、便器2に対して回動可能に取り付けられる。
機能部4は、便器2の後部の上部に配置される。機能部4は、機能部材(図示せず)と、機能部材を覆うカバー部材41と、を有する。機能部材としては、例えば、図示を省略するが、ホースや、洗浄ノズルや、電源ユニットや、制御回路基板や、便座(図示せず)及び便蓋3を電動で開閉させる電動開閉ユニットや、バルブユニットや、各種配管等が挙げられる。
便器2は、全周が衛生陶器で形成され、周方向において衛生陶器で囲われる。便器2は、図2に示すように、陶器製の胴部21と、陶器製のリム部22と、を有する。便器2は、胴部21とリム部22とが、接着部材である泥しょうにより接合されて、その後、焼成される。
便器2の製造工程を具体的に説明する。便器2は、陶器製であり、成形工程、接合工程、乾燥工程、施釉工程、焼成工程を経て製造される。成形工程では、便器2の下方側部分を構成する胴部21と、便器2の上方側部分を構成するリム部22とが、別々に鋳込み成形される。接合工程では、接着部材としての泥しょうを胴部21及びリム部22の間に配置して、胴部21の上にリム部22を重ね合わせ、胴部21及びリム部22を接合する。乾燥工程では、接合工程で接合された胴部21及びリム部22の接合部を乾燥させる。施釉工程では、乾燥工程で乾燥された胴部21及びリム部22に、装飾を施すと共に水分の吸収を防ぐために、便器2の表面に釉薬をかける。焼成工程では、施釉工程で施釉された便器2を焼き上げる。
このような製造工程を経て、図2及び図3に示すように、胴部21及びリム部22が接合さることで、便器2が製造される。
接合工程において接合される胴部21及びリム部22の詳細について説明する。
胴部21は、図2及び図4に示すように、便器2の下方に配置され、図4に示すように、周壁211や、洗浄水の流路を構成する流路構成部212や、汚物受け面213などを有し、便器装置1の台座部分を構成する。
リム部22は、胴部21の上面に接合される。リム部22は、平面視で中央に開口部221を有した環状に形成される。リム部22は、胴部21の上端部の周縁に沿うように配置され、胴部21の上端部の外周縁から便器2の内側に張り出すように突出して形成される。
リム部22は、図2に示すように、機能部4を収容する収容部として機能部収容部5を有する。機能部収容部5は、便器2の後方側において、リム部22の上面に形成される。機能部収容部5は、機能部4(図1参照)を配置するために、便器2の上面から下方に窪むように形成される。機能部収容部5を便器2の上面から下方に窪むように形成することで、機能部4を低い位置に配置して、便器装置1の全体の高さを小さくできる。なお、本実施形態において、機能部収容部5は、便器2の左右に対称の形状である。そのため、本実施形態においては、機能部収容部5の左右方向の形状について、左右方向の一方側についてのみ説明する場合がある。
機能部収容部5は、図2及び図5に示すように、収容部側接合部13から、便器2の左右方向の内側に延びて形成され、下り傾斜部53を経て、窪んで形成される。機能部収容部5は、図2及び図5に示すように、一対の外壁部51と、一対の中段部52と、一対の下り傾斜部53と、底面部54と、を有する。一対の外壁部51と、一対の中段部52と、一対の下り傾斜部53は、便器2の左右方向に離間して配置される。
図5に示すように、外壁部51は、便器2の左右方向の外縁において、収容部側接合部13から上方に立ち上がる(突出する)ように形成される。
中段部52は、外壁部51の下端から便器2の左右方向の内側に水平方向に延びる。
下り傾斜部53は、中段部52における便器2の左右方向の内側の端部から便器2の内側に向かうに従って下るように傾斜して延びる。下り傾斜部53の傾斜角度αは、リム部22における機能部収容部5の下部において、胴部21とリム部22とが接合されることを考慮して、胴部21の上面に、接着部材としての泥しょうを載せやすい傾斜角度で形成される。例えば、下り傾斜部53の傾斜角度αは、胴部21の上面に接着部材としての泥しょうを載せやすいように、水平方向に対して、45°以下であることが好ましい。例えば、本実施形態においては、下り傾斜部53の傾斜角度αは、水平方向に対して、45°である。
底面部54は、下り傾斜部53における便器2の左右方向の内側の端部から水平方向に延びる。底面部54は、機能部収容部5における便器2の左右方向の中央に位置し、機能部収容部5における最も低い位置に形成される。底面部54の上面には、機能部4が配置される。
便器2は、図2に示すように、胴部21及びリム部22の接合部として、外部側接合ライン11と、第1内部側接合ライン16と、第2内部側接合ライン17と、収容部支持接合ライン18と、を備える。胴部21及びリム部22の接合部の接合面は、外部側接合ライン11、第1内部側接合ライン16、第2内部側接合ライン17及び収容部支持接合ライン18の各ラインが延びる方向に直交する断面において、図5及び図6に示す外部側接合ライン11のように、水平方向に幅を有した水平面となっている。
外部側接合ライン11は、図2及び図3に示すように、便器2の外側の側面に沿って形成されている。外部側接合ライン11は、便器2の上端部よりも下方の位置における便器2の上端部寄りにおいて、便器2の後部を除いた便器2の前方側に形成される。外部側接合ライン11は、平面視で略U字形状に延びて形成されている。外部側接合ライン11は、便器2の側面において外部に露出しており、便器2の外部から視認できる。なお、本実施形態において、外部側接合ライン11は、便器2の左右に対称の形状である。そのため、本実施形態においては、外部側接合ライン11における左右に対称の部分については、外部側接合ライン11における左右の一方側についてのみ説明する。
外部側接合ライン11(胴部21とリム部22の外周部の接合部)は、図2及び図3に示すように、前方側接合部12と、収容部側接合部13と、を有する。
前方側接合部12は、図2及び図3に示すように、機能部収容部5よりも便器2の前方側における胴部21とリム部22との接合部である。前方側接合部12は、収容部側接合部13よりも前方側において、便器2の前方側に形成される略U字形状の部分に沿って形成される接合部である。
前方側接合部12において、図6に示すように、胴部21の側面に連続するリム部22の端部22aの外面は、便器2の外方に凸となるR形状(以下、「R端形状」ともいう。)に形成される。リム部22の端部22aの外面がR端形状を有することで、前方側接合部12がR形状の端部の直ぐ下方に位置するため、胴部21とリム部22との接合部が目立ち難くなる。
収容部側接合部13は、機能部収容部5における胴部21とリム部22との接合部である。収容部側接合部13は、機能部収容部5における便器2の左右方向の両端部に形成される接合部である。
収容部側接合部13の接合位置は、図3に示すように、上下方向において、前方側接合部12の接合位置よりも下方に位置する。
従来、胴部21とリム部22との接合部の位置を下げると、胴部21とリム部22との接合部が、便器2の側面の上下方向の途中に位置するため、胴部21とリム部22との接合部における外部に露出する接合ラインが、便器2の上端部に近い側に位置するよりも、目立ちやすくなることがあった。
そのため、本発明においては、胴部21とリム部22との接合部について、前方側の前方側接合部12よりも目に付きにくい後方側の収容部側接合部13の接合位置を下方に位置させている。
収容部側接合部13の接合位置(高さHS)は、図5に示すように、上下方向において、リム部22の外壁部51の上端51a(高さH1)と機能部収容部5の底面部54(底部)の上面(高さH2)との間に位置する。
収容部側接合部13は、図3に示すように、便器2の前方側から後方側に向かって、下り傾斜接合部14と、上り傾斜接合部15とが連続して形成されている。
下り傾斜接合部14は、収容部側接合部13における便器2の前方側に形成される。下り傾斜接合部14は、後方側が下るように形成され、下方側が凸となるように湾曲して形成される。
上り傾斜接合部15は、収容部側接合部13における便器2の後方側に形成される。上り傾斜接合部15は、下り傾斜接合部14の後方側の端部に接続され、上り傾斜接合部15は、後方側が上るように形成され、下方側が凸となるように湾曲して形成される。
収容部支持接合ライン18は、図2に示すように、胴部21とリム部22における機能部収容部5の下部とを接合する接合部により構成される。収容部支持接合ライン18は、機能部収容部5の中段部52、下り傾斜部53及び底面部54の段差形状に沿って、収容部支持傾斜接合ライン18aを経て、便器2の内側に向かうに従って下る段差形状に形成されている。
第1内部側接合ライン16及び第2内部側接合ライン17は、図2に示すように、リム部22の内周に形成され、主に、リム部22の内部側において、洗浄水が流通する流通通路の通路壁を構成する部分における接合部である。
第1内部側接合ライン16は、図2に示すように、リム部22の内周における便器2の前後方向の中央付近において、洗浄水の流通通路の通路壁を構成する部分において接合されている。第2内部側接合ライン17は、リム部22の内周における便器2の前方側から中央側に沿って、洗浄水の流通通路の通路壁を構成する部分において接合されている。
ここで、外部側接合ライン11、第1内部側接合ライン16、第2内部側接合ライン17及び収容部支持接合ライン18において接合される胴部21及びリム部22の各部分について説明する。
胴部21は、図4に示すように、その上面において、外周壁構成用胴部側壁部121と、第1通路構成用胴部側壁部161と、第2通路構成用胴部側壁部171と、一対の収容部支持胴部側壁部181,181と、を有する。
外周壁構成用胴部側壁部121は、図4に示すように、胴部21における前方側の外周に沿って、略U字形状に湾曲して延びる。外周壁構成用胴部側壁部121は、胴部21とリム部22とが接合した状態において、外周壁構成用胴部側壁部121の上面が、リム部22の外周壁構成用リム部側壁部122(後述)の下面と接合することで、図2に示すように、外部側接合ライン11となる。
第1通路構成用胴部側壁部161は、図4に示すように、胴部21における汚物受け面213の上端部の外周における便器2の前後方向の中央付近から前方側において、洗浄水の流通通路を仕切る仕切り壁である。第1通路構成用胴部側壁部161は、胴部21とリム部22とが接合した状態において、第1通路構成用胴部側壁部161の上面が、リム部22の第1通路構成用リム部側壁部162(後述)の下面と接合することで、図2に示すように、第1内部側接合ライン16となる。
第2通路構成用胴部側壁部171は、図4に示すように、胴部21における汚物受け面213の上端部の外周における便器2の前方側から中央側において、汚物受け面213の上端部に沿って形成され、洗浄水の流通通路を仕切る仕切り壁である。第2通路構成用胴部側壁部171は、胴部21とリム部22とが接合した状態において、第2通路構成用胴部側壁部171の上面が、リム部22の第2通路構成用リム部側壁部172(後述)の下面と接合することで、図2に示すように、第2内部側接合ライン17となる。
収容部支持胴部側壁部181,181は、図4に示すように、胴部21の左右方向に離間して一対設けられる。収容部支持胴部側壁部181は、胴部21とリム部22とが接合された場合におけるリム部22の機能部収容部5の下方において、機能部収容部5の中段部52、下り傾斜部53及び底面部54の段差形状に沿って、収容部支持傾斜胴部側壁部181aを経て、便器2の内側に向かうに従って下る段差形状に形成されている。収容部支持胴部側壁部181は、胴部21とリム部22とが接合した状態において、収容部支持胴部側壁部181の上面が、リム部22の収容部支持リム部側壁部182(後述)の下面と接合することで、図2に示すように、収容部支持接合ライン18となる。
リム部22は、その下面において、図4に示すように、外周壁構成用リム部側壁部122と、第1通路構成用リム部側壁部162と、第2通路構成用リム部側壁部172と、一対の収容部支持リム部側壁部182,182と、を有する。
外周壁構成用リム部側壁部122は、図4に示すように、リム部22における前方側の外周に沿って、略U字形状に湾曲して延びる。外周壁構成用リム部側壁部122は、胴部21とリム部22とが接合した状態において、外周壁構成用リム部側壁部122の下面が、胴部21の外周壁構成用胴部側壁部121の上面と接合することで、図2に示すように、外部側接合ライン11となる。
第1通路構成用リム部側壁部162は、図4に示すように、リム部22の内周における便器2の前後方向の中央付近から前方側において、洗浄水の流通通路を仕切る仕切り壁である。第1通路構成用リム部側壁部162は、胴部21とリム部22とが接合した状態において、第1通路構成用リム部側壁部162の下面が、胴部21の第1通路構成用胴部側壁部161の上面と接合することで、図2に示すように、第1内部側接合ライン16となる。
第2通路構成用リム部側壁部172は、図4に示すように、リム部22の内周における便器2の前方側から中央側において、リム部22の内周縁に沿って形成され、洗浄水の流通通路を仕切る仕切り壁である。第2通路構成用リム部側壁部172は、胴部21とリム部22とが接合した状態において、第2通路構成用リム部側壁部172の下面が、胴部21の第2通路構成用胴部側壁部171の上面と接合することで、図2に示すように、第2内部側接合ライン17(図2参照)となる。
収容部支持リム部側壁部182,182は、図4に示すように、リム部22の左右方向に離間して一対設けられる。収容部支持リム部側壁部182は、リム部22の機能部収容部5の下面において、機能部収容部5の中段部52、下り傾斜部53及び底面部54の段差形状に沿って、収容部支持傾斜リム部側壁部182aを経て、便器2の内側に向かうに従って下る段差形状に形成されている。収容部支持リム部側壁部182は、胴部21とリム部22とが接合した状態において、収容部支持リム部側壁部182の上面が、胴部21の収容部支持胴部側壁部181の下面と接合することで、図2に示すように、収容部支持接合ライン18となる。
以上説明した本実施形態の便器2によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の便器2は、胴部21と、胴部21の上面に接合されるリム部22と、を備える便器2であって、便器2は、便器2の後方側に形成され機能部4を配置するために下方に窪む機能部収容部5を有し、機能部収容部5における胴部21とリム部22との接合部である収容部側接合部13の接合位置は、機能部収容部5よりも便器2の前方側における胴部21とリム部22との接合部である前方側接合部12の接合位置よりも下方に位置する。
これにより、下方に窪む機能部収容部5を設けることで機能部4を低い位置に配置できる。更に、胴部21とリム部22との接合部について、前方側の前方側接合部12よりも目に付きにくい後方側の収容部側接合部13の接合位置を下方に位置させるため、便器2の後方側において、収容部側接合部13の接合位置を下方に位置させることで、胴部21とリム部22との接合部を目立たなくすることができる。従って、機能部4を低い位置に配置できると共に、胴部21とリム部22との接合部について、外観の品位を向上できる。
また、本実施形態の便器2においては、機能部収容部5は、収容部側接合部13から上方に立ち上がる外壁部51を有する。そのため、外壁部51が中空形状でないため、機能部収容部5の外壁の幅を狭くでき、機能部収容部5の水平方向の大きさを広くすることができる。
また、本実施形態の便器2においては、機能部収容部5は、外壁部51の下端から水平方向に延びる中段部52を有する。そのため、機能部収容部5の中段部52においてリム部22の底面を水平な面にすることができる。これにより、収容部側接合部13において、胴部21とリム部22の水平な底面とを安定して接合できる。
また、本実施形態の便器2においては、収容部側接合部13の接合位置は、上下方向において、リム部22の外壁部51の上端51aと機能部収容部5の底面部54の上面との間に位置する。そのため、機能部収容部5において、収容部側接合部13の接合位置を機能部収容部5の底面部54の上面よりも上方に配置することで、機能部4を配置する空間を確保しつつ、胴部21とリム部22との接合部の位置の下げ幅を抑えることで、胴部21とリム部22との接合部の外観の品位を向上できる。
また、本実施形態の便器2においては、機能部収容部5は、収容部側接合部13から、下り傾斜部53を経て、窪んで形成される。そのため、機能部収容部5の窪みは、収容部側接合部13から下り傾斜部53を経て窪ませて形成される。これにより、下り傾斜部53を経て機能部収容部5を形成することで、下り傾斜部53により、機能部収容部5をより深く窪ませつつ、胴部21とリム部22とを接合できる。
また、本実施形態の便器2においては、前方側接合部12において、胴部21の側面に連続するリム部22の端部の外面は、便器2の外方に凸となるR形状に形成される。
これにより、胴部21の側面からリム部22のR形状の端部が連続して形成されるため、前方側接合部12がR形状の端部の直ぐ下方に位置するため、胴部21とリム部22との接合部が目立ち難くなる。これにより、胴部21とリム部22との接合部について、外観の品位を一層向上できる。
また、本実施形態の便器2においては、収容部側接合部13は、収容部側接合部13における便器2の前方側に形成され後方側が下る下り傾斜接合部14と、収容部側接合部13における便器2の後方側に形成され後方側が上る上り傾斜接合部15と、を有する。そのため、機能部収容部5を形成する部分だけ、胴部21とリム部22との接合部の位置を下げることができる。これにより、胴部21とリム部22との接合部について、外観の品位を低下させることを最低限に抑えながら、機能部収容部5を窪ませて機能部4を低い位置に配置できる。また、便器2の後方側において後方側が上る上り傾斜接合部15を有するため、便器2の後方側の壁部分において窪む部分が小さくなるため、便器2の後方側の壁部分の強度を確保することができる。
以上、本発明の便器装置1の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、収容部側接合部13において、後方側に上り傾斜接合部15を設けたが、これに限定されない。下り傾斜接合部14よりも後方側において、水平又は下方に延びるように形成してもよい。
2 便器
4 機能部
5 機能部収容部(収容部)
12 前方側接合部
13 収容部側接合部
14 下り傾斜接合部
15 上り傾斜接合部
21 胴部
22 リム部
51 外壁部
51a 上端
52 中段部
53 下り傾斜部
54 底面部(底部)

Claims (7)

  1. 胴部と、前記胴部の上面に接合されるリム部と、を備える便器であって、
    前記便器は、該便器の後方側に形成され機能部を配置するために下方に窪む収容部を有し、
    前記収容部における前記胴部と前記リム部との接合部である収容部側接合部の接合位置は、前記収容部よりも前記便器の前方側における前記胴部と前記リム部との接合部である前方側接合部の接合位置よりも下方に位置し、
    前記前方側接合部は、前記便器の上面とほぼ平行である便器。
  2. 胴部と、前記胴部の上面に接合されるリム部と、を備える便器であって、
    前記便器は、該便器の後方側に形成され機能部を配置するために下方に窪む収容部を有し、
    前記収容部における前記胴部と前記リム部との接合部である収容部側接合部の接合位置は、前記収容部よりも前記便器の前方側における前記胴部と前記リム部との接合部である前方側接合部の接合位置よりも下方に位置し、
    前記収容部側接合部は、前記収容部側接合部における前記便器の前方側に形成され後方側が下る下り傾斜接合部と、前記収容部側接合部における前記便器の後方側に形成され後方側が上る上り傾斜接合部と、を有する便器。
  3. 前記収容部は、前記収容部側接合部から上方に立ち上がる外壁部を有する請求項1又は2に記載の便器。
  4. 前記収容部は、前記外壁部の下端から水平方向に延びる中段部を有する請求項に記載の便器。
  5. 前記収容部側接合部の接合位置は、上下方向において、前記リム部の上端と前記収容部の底部の上面との間に位置する請求項1からのいずれかに記載の便器。
  6. 前記収容部は、前記収容部側接合部から、下り傾斜部を経て、窪んで形成される請求項に記載の便器。
  7. 前記前方側接合部において、前記胴部の側面に連続する前記リム部の端部の外面は、前記便器の外方に凸となるR形状に形成される請求項1からのいずれかに記載の便器。
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