JP6675914B2 - ステレオマイクロホン - Google Patents

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Description

この発明は、2つの単一指向性マイクロホンユニットを用いたステレオマイクロホンに関し、特に左右の音を分離する分離板を備えたステレオマイクロホンに関する。
ステレオマイクロホンの集音方式の一つとして、OSS(Optimal Stereo Signal )方式と称するものが紹介されている。この集音方式は、2本のマイクロホンの間に、左右の音を分離するための「Jecklin Disk」と呼ばれる円形のディスクが配置されるものであり、このステレオマイクロホンは、非特許文献1に開示されている。
ところで、2本のマイクロホンの間に左右の音を分離するディスクを配置した場合には、前記ディスクの存在により、音波の波長に依存して周波数応答に凹凸が生ずることが知られている。これは特許文献1の図6に開示されている。
そこで、非特許文献1に開示されたOSS方式においては、前記ディスクによる音波の反射を軽減するために、ディスクの表面をスポンジ(フォーム=foam)で覆う構造が採用されている。
一方、本件出願人は2つの単一指向性マイクロホンユニットを背中合わせに配置したステレオマイクロホンについて提案をしており、これは特許文献2に開示されている。
これによると、第1と第2のマイクロホンユニットの振動板の振動軸(主軸)が一致するように配置されると共に、この主軸上からオフセットされた位置に、各マイクロホンユニットの共通の後部音響端子が形成される。
したがって、第1と第2のマイクロホンユニットは、それぞれの前部音響端子と、共通の後部音響端子における音圧傾度によって動作し、左右の指向軸DL,DRが適切な開き角度に振り分けられた特性を備えたものとなる。
「Jecklin Disk and Schneider Disk microphone mounts 」インターネット<URL:http://www.core-sound.com/jecklin/1.php >〔平成28年3月29検索〕
特公昭40−23284号公報 特許第4945270号公報
ところで、非特許文献1に開示されたステレオマイクロホンによると、左右の音を分離する前記したディスクの両面に、それぞれマイクホルダーが取り付けられる。そして、マイクホルダーによって単一指向性の2本のマイクロホンが、それぞれの指向軸が適切な開き角度となるように取り付けられる。
加えて、前記ディスクと各マイクロホンとの間には、10〜25mm厚程度のスポンジ(フォーム)が取り付けられた構成が採用され、このスポンジによって、ディスクによる音波の反射を軽減する対策が施されている。
したがって、非特許文献1に開示されたステレオマイクロホンによると、ディスクの両面に貼られた吸音用のスポンジや、マイクホルダーによってそれぞれ所定の開き角度となるように取り付けられる各マイクロホンを含めて、全体が大型化せざるを得ないものとなる。
そこでこの発明は、左右の音を分離する分離板を用いると共に、前記した特許文献2に開示されたステレオマイクロホンの基本原理を応用し、構成部品が少なく、より小型化を図ることができるステレオマイクロホンを提案しようとするものである。
加えてこの発明は、実用的な音声帯域内における周波数応答に凹凸の少ない、よりフラットな特性を有するステレオマイクロホンを提供することを目的とするものである。
この発明に係るステレオマイクロホンは、指向性がともに単一指向性である第1と第2マイクロホンユニットと、前記第1と第2マイクロホンユニットの間に位置して、左右の音を分離すると共に、第1と第2マイクロホンユニットを背中合わせにそれぞれ取り付けた分離板とが備えられ、前記分離板は、音波を透過し音響抵抗を有する素材により平板状に形成され、かつ前記分離板には、前記第1と第2マイクロホンユニットの背面を連通する第1開口が形成されると共に、前記第1および第2マイクロホンユニットの主軸からオフセットした位置において、前記第1開口を外部空間に連通させる第2開口が形成されていることを特徴とする。
この場合、前記第1と第2マイクロホンユニットは、それぞれ振動板とこの振動板に対向して固定極とを備えたコンデンサマイクロホンユニットであり、前記分離板を中央にして各コンデンサマイクロホンユニットの振動板が両外側に向かって配置された構成が採用される。
そして前記分離板は、音波を透過し音響抵抗を有する素材が用いられ、望ましくはアルミニウム金属繊維をアルミニウムエキスパンドメタルに密着させて構成した金属多孔質材が用いられる。
前記した構成のステレオマイクロホンによると、音波を透過し音響抵抗を有する分離板と、この分離板を中央にして背中合わせに取り付けられた第1と第2の単一指向性マイクロホンユニットとにより構成される。
したがって、構成部品が少なく、より小型化を図ることができるステレオマイクロホンを提供することができる。そして前記分離板は、音波を透過し適度な音響抵抗として機能するので、周波数応答における凹凸の発生を効果的に抑制することができる。
また前記分離板には、第1と第2マイクロホンユニットの背面を連通する第1開口が形成されると共に、第1と第2マイクロホンユニットの主軸からオフセットした位置において、前記第1開口を外部空間に連通させる第2開口が形成される。
したがって、一対のマイクロホンユニットの共通の後部音響端子が、前記第2開口において形成される。これにより、各マイクロホンユニットは、それぞれの前部音響端子と、共通の後部音響端子における音圧傾度によって動作することになり、第1と第2マイクロホンユニットには、適度な開き角度になされた指向軸DL,DRを前記分離板を中央にして形成することができる。
そして、第1と第2マイクロホンユニットに前記した適度な開き角度の指向軸DL,DRが形成されることで、各マイクロホンユニットの振動板の振動軸(主軸)方向の感度は実質的に低下し、これにより振動雑音の少ないステレオマイクロホンを提供することが可能となる。
この発明に係るステレオマイクロホンの中央断面図である。 この発明に係るステレオマイクロホンの側面図である。 分離板の一部を構成するエキスパンドメタルの模式図である。 分離板の断面図である。 この発明に係るステレオマイクロホンの左チャンネル側マイクロホンユニットのポーラパターンである。 同じく左チャンネル側マイクロホンユニットの周波数応答特性図である。 この発明に係るステレオマイクロホンの右チャンネル側マイクロホンユニットのポーラパターンである。 同じく右チャンネル側マイクロホンユニットの周波数応答特性図である。 音波を透過しない分離板を用いた場合の左チャンネル側マイクロホンユニットのポーラパターンである。 同じく左チャンネル側マイクロホンユニットの周波数応答特性図である。 音波を透過しない分離板を用いた場合の右チャンネル側マイクロホンユニットのポーラパターンである。 同じく右チャンネル側マイクロホンユニットの周波数応答特性図である。
この発明に係るステレオマイクロホンについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。図1に示されるように、ステレオマイクロホン1は、それぞれ単一指向性を有するL(左)チャンネル側のマイクロホンユニット(第1マイクロホンユニットとも言う)10Lと、R(右)チャンネル側のマイクロホンユニット(第2マイクロホンユニットとも言う)10Rとが備えられる。そして、第1マイクロホンユニット10Lと、第2マイクロホンユニット10Rは、分離板2に対して互いに背中合わせとなるように、主軸X−Xにおいて同軸状となるように取り付けられている。すなわち、第1、第2マイクロホンユニット10L、10Rの主軸(振動板の振動軸)は一致しており、同一直線状となる。この直線に対して、第1、第2マイクロホンユニット10L、10Rが同軸状に取り付けられる。
前記第1マイクロホンユニット10Lと、第2マイクロホンユニット10Rとは、ともに同一のコンデンサ型マイクロホンユニットが用いられている。
したがって、以下においては、その一方の第2マイクロホンユニット(Rチャンネル側マイクロホンユニット)10Rの各部に付けた符号を引用してその構成を説明し、他方のマイクロホンユニット10Lについては、その説明を省略する。
マイクロホンユニット10Rの外郭は、アルミニウムよる有底円筒状のユニットケース11により構成されている。その底面には図2に示されているように、中央に形成された音孔11aを中心にして、これを囲むように5つの音孔が周方向に等間隔に形成されている。なお、この音孔11aの形成側がマイクロホンユニット10Rの前面側を構成している。そして、ユニットケース11の音孔11aの内側には、金網などの網体12が配置され、ユニットケース11内への塵埃や異物の侵入を阻止するように構成されている。
ユニットケース11内には、振動板支持リング13に張設された振動板14と、絶縁座15に支持された固定極16が収納されている。そして、振動板14と固定極16とは、スペーサリング(図示せず)を介して、一定の隙間を介して対向するように配置されている。前記振動板14は、金属蒸着膜が成膜された合成樹脂の薄膜により構成されている。また固定極16は、アルミニウムなどの金属素材により構成されている。
そして、振動板14または固定極16の一方にエレクトレット誘電体膜を備えることで、エレクトレット型コンデンサマイクロホンユニットを構成している。
ユニットケース11における絶縁座15の背面側には、ユニットケース11の開口部を密閉するように回路基板17が配置されている。この回路基板17には、インピーダンス変換器として機能するFET(電界効果トランジスタ)18が実装されており、FET18のゲート端子は、中継電極体19を介して固定極16に電気的に接続されている。
前記回路基板17には、音孔17aが穿設されており、この音孔17aを介してマイクロホンユニット10Rの背面側からの音波が取り込まれる。そして、背面側からの音波は、前記した絶縁座15に形成された音孔15a、および固定極16に形成された音孔16aを介して振動板12の裏面に到達するように構成されている。
なお、絶縁座15と固定極16との間には、不織布などからなる音響抵抗材20が配置されている。
前記した構成のマイクロホンユニット10Rによると、音源から到来する音波は、ユニットケース11の前面側の音孔11aから、振動板14の前面に対して直接的に到達する。またマイクロホンユニット10Rの背面側からの音波は、前記したとおり、回路基板17に形成された音孔17a、絶縁座15に形成された音孔15a、固定極16に形成された音孔16aを介して振動板12の裏面に到達する。
これにより、マイクロホンユニット10Rは、単一指向性のコンデンサマイクロホンユニットを構成している。
前記したとおり、左右のマイクロホンユニット10L,10Rは、分離板2に対して互いに背中合わせとなるように、すなわち各ユニットの前面側の振動板14が、両外側に向かって配置されている。
そして、分離板2における左右のマイクロホンユニット10L,10Rの背面側は、両ユニット10L,10Rの背面を連通する第1開口2Aが形成されている。また、左右のマイクロホンユニット10L,10Rの主軸(X−X)からオフセットした位置において、前記第1開口2Aを外部空間に連通させる第2開口2Bが形成されている。
この構成により、左右のマイクロホンユニット10L,10Rの共通の後部音響端子RTが、前記第2開口2Bにおける外部空間に連通する位置に形成される。一方、左右のマイクロホンユニット10L,10Rの前部音響端子は、ユニットケース11の前面における中央の音孔11a付近に形成される。
したがって、各マイクロホンユニット10L,10Rは、それぞれの前部音響端子と共通の後部音響端子における音圧傾度によって動作することになる。
それ故、第1マイクロホンユニット10Lの指向軸DLは、前部音響端子(音孔11a)と、前記した共通の後部音響端子RTを結ぶ線上に形成され、同様に第2マイクロホンユニット10Rの指向軸DRは、前部音響端子(音孔11a)と、前記した共通の後部音響端子RTを結ぶ線上にそれぞれ形成される。これにより、各指向軸DL,DRは、分離板2の面方向の矢印0degを収音軸として、それぞれ適切な開き角度で振り分けられた特性を備えたものとなる。
そして、第1と第2マイクロホンユニットに前記した適度な開き角度の指向軸DL,DRが形成されることで、各マイクロホンユニットの振動板の振動軸(主軸X−X)方向の感度は実質的に低下し、これにより振動雑音の少ないステレオマイクロホンを提供することが可能となる。
図3および図4は、分離板2の構成を模式図で示したものであり、この図に示す分離板2は、アルミニウム系金属繊維層6をアルミニウム系エキスパンドメタル4で挟持して圧着してなる金属多孔質材により構成される。
図3は、アルミニウム系エキスパンドメタル4の例を示しており、このエキスパンドメタル4は、アルミニウムを素材とする厚さ0.2mm〜1mm程度の薄板に、多数の切り込みを入れた後に、前記切り込みに直交する方向に前記薄板を引っ張ることで、全体が網状に形成された状態で得ることができる。
このエキスパンドメタル4は、金属網のように金属細線を編んだものではないため、アルミニウム薄板の切り込み断面が、前記引っ張り力によってねじれ、薄板の面に直交する方向のみならず、平行方向や斜め方向に向いたねじれ部5が存在する。
したがってねじれ部5を有するエキスパンドメタル4を、アルミニウム系金属繊維層6に圧接すると、金属繊維層6との絡みが良く、このエキスパンドメタル4の特性を利用して金属多孔質材として形成される。
一方、アルミニウム系金属繊維層6は、アルミニウムを繊維状に形成して構成され、アルミニウム繊維の断面は円形やそれ以外の任意のものを用いることができる。そして、有効直径が20〜200μmで、長さが0.1m以上の細線により構成される。
このアルミニウム細線は、例えば溶融状態のアルミニウムをノズル噴出孔から大気中に噴出し、急冷凝固させることにより得ることができる。すなわち、これによって得られるアルミニウム細線は、例えば綿繊維と同様にアルミニウムの長繊維が非圧縮状態で所定の面密度を持った不織布として得ることができる。
前記した不織布状のアルミニウム繊維層6の両面に、図3に示したエキスパンドメタル4を配置して、300kg/cm2 〜2000kg/cm2 でプレスまたはロール圧延することで、エキスパンドメタル4がアルミニウム繊維層6に噛み込み密着する。
この場合、プレスまたはロール圧延率を適宜選択することにより、金属多孔質材の密度(多孔率)を調整することができ、これにより音波を透過し適度な音響抵抗として機能する金属多孔質材を得ることができる。
なお、前記した金属多孔質材としては、例えば株式会社ユニックス(東京都大田区)より提供される商品名「ポアル」を利用することができる。
図4は、以上のようにして形成され、前記した分離板2として用いることができる金属多孔質材の断面の様子を示したものであり、アルミニウム繊維層6の両面に、エキスパンドメタル4が塑性変形により密着した状態で配置される。
なお図4に示す例は、アルミニウム系金属繊維層6をアルミニウム系エキスパンドメタル4で挟持して圧着した構成にされているが、アルミニウム系金属繊維層6の一方の面のみにエキスパンドメタル4を圧着した金属多孔質材であっても、分離板2として好適に用いることができる。
前記のようにして得られる金属多孔質材は、適宜の寸法に切断することで、分離板2として利用することができる。
なお、図1および図2に示したステレオマイクロホン1においては、前記分離板2として、A4サイズ(210×297mm)を用い、その中央部に左右のマイクロホンユニット10L,10Rを配置すると共に、分離板2の長辺方向に、図1に矢印0degで示した収音軸を持たせている。
図5Aと図5Bおよび図6Aと図6Bは、前記した金属多孔質材による分離板2を用いたこの発明に係るステレオマイクロホンの特性を測定した結果を示しており、図5Aおよび図6Aは、左右のマイクロホンユニット10L,10Rのそれぞれのポーラパターンを示している。また図5Bおよび図6Bは左右のマイクロホンユニット10L,10Rのそれぞれの周波数特性を示している。
この周波数特性は横軸が周波数を、縦軸が出力レベル(dBV)を示している。そして、図5Bはステレオマイクロホン1の集音軸(図1に示す矢印0deg)に対して、符号Aは0度、符号Bは30度、符号Cは170度、符号Dは310度の各角度位置に音源が有る場合についての測定結果を示す。また、図6Bはステレオマイクロホン1の集音軸に対して符号Aは0度、符号Bは330度、符号Cは190度、符号Dは50度の各角度位置に音源が有る場合についての測定結果である。
一方、図7Aと図7Bおよび図8Aと図8Bは、前記した金属多孔質材による分離板2の両面に、比較のために音波を通さないテープを貼り付け、他は図5Aと図5Bおよび図6Aと図6Bの測定条件と同様の条件で測定した結果を示している。
先ず、図7Aおよび図8Aに示されたポーラパターンによると、それぞれの指向軸が定まらない曖昧な特性を示しており、これは分離板2の両面に貼られた音波を通さないテープによる反射の影響を受けているものと考えることができる。
これに対して、図5Aおよび図6Aに示されたこの発明に係るステレオマイクロホンのポーラパターンによると、310度付近に左指向DLが、50度付近に右指向DRが、それぞれ現れていることが理解できる。
また、図7Bおよび図8Bに示された符号Dで示すそれぞれの特性、すなわち左指向軸DL付近(310度)と右指向軸DR(50度)の周波数応答を見ると、左右いずれも700〜800Hz付近に比較的大きなで盛り上がりが有り、3KHz前後で大きなディップが生じている。
これに対して、図5Bおよび図6Bに示されたこの発明に係るステレオマイクロホンのそれぞれの特性D、すなわち左指向軸DL付近(310度)と右指向軸DR付近(50度)の周波数応答を見ると、左右いずれも大きなピークおよびディップは発生しておらず、よりフラットな特性を有していることが確認できる。
これは、分離板2として音波を透過し音響抵抗を有する金属多孔質材を用いたことによる作用効果として受け取ることができる。
以上説明したこの発明に係るステレオマイクロホンによると、少ない構成部品により小型化を図ることができると共に、前記した周波数応答特性に示されたように、よりフラットな特性を得ることができる。
これに加えて振動雑音の少ないステレオマイクロホンを提供することができるなど、前記した発明の効果の欄に記載したとおりの作用効果を得ることができる。
1 ステレオマイクロホン
2 分離板
2A 第1開口
2B 第2開口
4 エキスパンドメタル
5 ねじれ部
6 金属繊維
10L 左チャンネルマイクロホンユニット
10R 右チャンネルマイクロホンユニット
11 ユニットケース
11a 音孔
12 網体
13 振動板支持リング
14 振動板
15 絶縁座
15a 音孔
16 固定極
16a 音孔
17 回路基板
17a 音孔
18 FET
19 中継電極体
20 音響抵抗材
DL 左指向軸
DR 右指向軸
RT 後部音響端子
X 主軸

Claims (4)

  1. 指向性がともに単一指向性である第1マイクロホンユニットと第2マイクロホンユニットと、前記第1マイクロホンユニット前記第2マイクロホンユニットの間に位置して、左右の音を分離すると共に、前記第1マイクロホンユニット前記第2マイクロホンユニットを背中合わせにそれぞれ取り付けた分離板とが備えられ、
    前記分離板は、音波を透過し音響抵抗を有する素材により平板状に形成され、
    かつ前記分離板には、前記第1マイクロホンユニットの背面前記第2マイクロホンユニットの背面を連通する第1開口が形成されると共に、前記第1マイクロホンユニットの主軸および前記第2マイクロホンユニットの主軸からオフセットした位置において、前記第1開口を外部空間に連通させる第2開口が形成されていることを特徴とするステレオマイクロホン。
  2. 前記第1マイクロホンユニット前記第2マイクロホンユニットは、それぞれ振動板とこの振動板に対向して固定極とを備えたコンデンサマイクロホンユニットであり、前記分離板を中央にして各コンデンサマイクロホンユニットの振動板が両外側に向かって配置されていることを特徴とする請求項1に記載のステレオマイクロホン。
  3. 前記分離板は、音波を透過し音響抵抗を有する素材により構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のステレオマイクロホン。
  4. 前記分離板は、アルミニウム金属繊維をアルミニウムエキスパンドメタルに密着させて構成した金属多孔質材により構成されていることを特徴とする請求項3に記載のステレオマイクロホン。
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