JP6674740B2 - バーストディスク装置および航空機 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料貯留装置の内部に設置される過加圧防止用のバーストディスクを着雷から保護するための部材に関する。
航空機の主翼は燃料タンクとして用いられており、中空の主翼の内部には燃料が貯留されている。温度変化、外気圧の変化、燃料の過剰な注入等に起因して、主翼の内部と外部とには過大な圧力差が生じうる。それによって主翼が破損することを避けるため、主翼のスキンの一部分を、スキンに先んじて破裂するバーストディスク(破裂板)により形成している(特許文献1)。
特表2013−541665号公報
航空機は飛行中や駐機中に雷に遭遇する。バーストディスクの付近に着雷したとしても、着雷の衝撃からバーストディスクを保護する必要がある。
そこで、本発明は、バーストディスクを着雷の衝撃から保護する部材を提供することを目的とする。
本発明の航空機のバーストディスク装置は、航空機の主翼の過加圧を防止するために主翼の内部に設置されるバーストディスクと、バーストディスクにより塞がれ、主翼の外部に通じる圧力開放路と、圧力開放路の末端の内周縁に沿って配置され、主翼の外部に露出する絶縁性部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の航空機のバーストディスク装置において、圧力開放路は、当該圧力開放路の孔軸に対して交差する方向に沿った1つ以上の衝立を有するラビリンス経路であることが好ましい。
本発明によれば、バーストディスクに通じる圧力開放路の末端の内周縁に沿って絶縁性部材が配置されていることにより、圧力開放路の末端には着雷し難い。圧力開放路の末端の周囲に位置する導体である外皮(パネル)へと着雷し、雷の電流が導体に沿って拡散されると、雷の衝撃波が圧力開放路の内側に直接的には入り込まないので設定圧力を超えるほどの大きな圧力がバーストディスクに及ばない。したがって、着雷の衝撃波からバーストディスクを保護することができる。
確率は低いながら、絶縁性部材を介して圧力開放路の末端へと着雷したとしても、雷の放電ギャップに絶縁性部材が介在し、絶縁性部材の表面に沿って沿面放電を生じることで、着雷に伴う衝撃波のエネルギーが周囲の導体に散逸する。
その場合も、やはり、雷の衝撃波が圧力開放路の内側に直接的には入り込まないので、着雷の衝撃波からバーストディスクを保護することができる。
本発明における絶縁性部材は、圧力開放路の末端の周囲に位置する部材の表面と、圧力開放路の内周部とのうち、少なくとも一方において、所定範囲を覆っていることが好ましい。
ここで、絶縁性部材は、圧力開放路の末端の周囲や圧力開放路の内周に位置する導体を雷に対して覆っている。覆われる導体と絶縁性部材とは接触していなくてもよい。
絶縁性部材としては、絶縁性の樹脂材料や繊維強化樹脂から形成された成形体を用いることができる。また、成形体と導体との間に絶縁性のシーラントを介在させる場合は、そのシーラントも絶縁性部材に含めることができる。
絶縁破壊を避けるように、絶縁性部材の厚みを適宜に設定することが好ましい。
本発明における絶縁性部材は、末端の内周縁に対して、径方向内側に突出していることが好ましい。
本発明の航空機のバーストディスク装置は、航空機の主翼の過加圧を防止するために主翼の内部に設置されるバーストディスクと、バーストディスクにより塞がれ、主翼の外部に通じる圧力開放路と、圧力開放路の末端の内周縁に沿って配置され、主翼の外部側に位置する表面に導電層が設けられた絶縁性部材と、を備え、導電層は、導電性を有し、接地されていることを特徴とする。
本発明によれば、飛行中の空気や雨滴との摩擦により絶縁性部材に帯電した電荷を導電層を介して接地部材へと移動、拡散させることができる。それによって絶縁性部材に帯電した電荷による静電気放電を防ぐことができる。
本発明の航空機のバーストディスク装置は、航空機の主翼の過加圧を防止するために主翼の内部に設置されるバーストディスクと、バーストディスクにより塞がれ、主翼の外部に通じる圧力開放路と、を備え、圧力開放路は、当該圧力開放路の孔軸に対して交差する1つ以上の衝立を有するラビリンス経路であることが好ましい。
本発明によれば、雷の衝撃波がラビリンス経路を進むうちに減衰されるので、設定圧力を超える圧力がバーストディスクに作用するのを避けることができる。
本発明の航空機は、上述のバーストディスク装置を備えることを特徴とする。
本発明は、航空機の主翼の過加圧を防止するために主翼の内部に設置されるバーストディスクを着雷から保護するための部材であって、バーストディスクにより塞がれ、主翼の外部に通じる圧力開放路の末端の内周縁に沿って配置され、主翼の外部に露出し、絶縁性を有することを特徴とする。
本発明のバーストディスク装置は、燃料を貯留する装置の過加圧を防止するために装置の内部に設置されるバーストディスクと、バーストディスクにより塞がれ、装置の外部に通じる圧力開放路と、圧力開放路の末端の内周縁に沿って配置され、装置の外部に露出する絶縁性部材と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、バーストディスクを着雷の衝撃から保護することができる。
(a)および(b)は、本発明の第1実施形態に係る航空機の主翼に設置されたバーストディスク装置の外観を示す図である。 第1実施形態に係るバーストディスク装置を示す断面図である。 (a)は、絶縁性部材による作用を説明するための図である。(b)は、主翼の外部から示すバーストディスク装置の平面図である。 第1実施形態の変形例を示す図である。 第2実施形態に係るバーストディスク装置を示す断面図である。 絶縁性のリングカバーがパネル開口の周縁部から内側に突出していない例を示す図である。 (a)〜(c)は、絶縁性カバーの種々の形態を示す図である。 第3実施形態に係るバーストディスク装置を示す模式図である。 第4実施形態に係るバーストディスク装置を示す模式図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
図1(a)に示す本実施形態の航空機1は、燃料タンクとしての主翼10を備えている。
主翼10は、スキン、リブ、およびスパーを備えたボックス構造であり、内部に燃料が貯留される。
主翼10の内部は、燃料を貯留する単一または複数の燃料室100を含む複数の区画に区分されている。主翼10の内部には、各区画と外気との換気を図る図示しないベンチレーション系統が装備されている。ベンチレーション系統により主翼10の内部と外部との圧力がバランスされる。
主翼10の下側のスキン11の一部として、主翼10の過加圧を防止するバーストディスク装置20を設置するためのパネル11Aが存在している。パネル11Aの位置は一例である。
パネル11Aは、スキン11と同様、アルミニウム合金や、炭素繊維を含む繊維強化樹脂等から形成されている。パネル11Aの表面は周囲のスキン11の表面と面一に形成されている。
パネル11Aの裏側には、バーストディスク装置20が設置される空間が用意されている。当該空間には燃料が貯留されていない。
パネル11Aは、図1(b)に示すように、外周部に配置される複数のファスナ12により、周囲のスキン11に着脱可能に設けられている。
パネル11Aには、図2に示すように、バーストディスク21を備えたバーストディスク装置20が設けられている。
パネル11Aの中央部には、パネル11Aを厚み方向に貫通するパネル開口110が形成されている。
パネル開口110を介して、主翼10の内部(燃料室100)と主翼10の外部とが連通している。
バーストディスク装置20は、パネル11Aよりも上方で、パネル開口110に対応する位置にほぼ水平に配置されるバーストディスク21と、バーストディスク21をパネル11Aに支持する支持筒22と、バーストディスク21を包囲する網状のスクリーン23と、バーストディスク21を着雷の衝撃から保護するために用いられる絶縁性部材31とを備えている。
バーストディスク21は、カーボン、金属等を含む材料から円形に形成されている。バーストディスク21は、支持筒22の上端に支持されている。バーストディスク21は、表裏に所定の圧力差(設定圧力)が作用した際に破損する。
バーストディスク21の平面中心と、パネル開口110の平面中心とはほぼ一致する。
支持筒22は、円筒状の筒部221と、筒部221の下端に形成されたフランジ222とを有している。支持筒22は、アルミニウム合金等の金属材料から形成されている。
支持筒22のフランジ222は、パネル開口110の周縁に沿ってパネル11Aの裏側に配置されており、絶縁層24を介して、図示しないファスナによりパネル11Aと締結される。それによってパネル開口110と支持筒22の内側とが連続する。
スクリーン23は、バーストディスク21の機内側の面を覆うように円形に形成されている。スクリーン23は、バーストディスク21の飛散した破片を受け止める。
バーストディスク21、支持筒22、およびスクリーン23は、一体に組み付けられている。
パネル11Aのパネル開口110と、パネル開口110に連続した支持筒22の内側とは、主翼10に大きな内圧が掛かった際に開通する圧力開放路200として機能する。圧力開放路200を介して、燃料室100内の燃料ガスや液状の燃料を機外へと排出可能である。
この圧力開放路200は、燃料室100を内包するスキン11に比べて強度が低い部分として配置されるバーストディスク21により塞がれており、主翼10の内圧増加によりバーストディスク21が設定圧力で破損することにより開通する。
圧力開放路200およびバーストディスク21は、主翼10の過加圧を防止するため、ベンチレーション系統に不全が生じて主翼10の内圧が増加した際に発動する安全機構を構成している。
本実施形態では、パネル開口110の周縁部(内周縁)が圧力開放路200の末端201に相当し、パネル11Aが末端201の周囲に位置する部材に相当する。
絶縁性部材31は、雷9の衝撃からバーストディスク21を保護する。
絶縁性部材31は、支持筒22の内側に配置される円筒状の筒部311と、筒部311の下端に形成された円環状のフランジ312とを一体に備えている。絶縁性部材31の全体が絶縁材料から形成されている。
絶縁性部材31の材料としては、絶縁性の樹脂材料や、強化繊維として絶縁性の繊維(例えばガラス繊維)を含む繊維強化樹脂を用いることができる。
フランジ312は、パネル開口110の周囲に形成されたパネル11Aの凹部11Bに配置されている。フランジ312の表面とパネル11Aの表面とは面一に配置されている。
絶縁性部材31は、パネル開口110および支持筒22に同心に配置されるとともに、フランジ312を貫通する図示しないファスナによりパネル11Aおよび支持筒22と一体に組み付けられている。
絶縁性部材31のフランジ312により、圧力開放路200の末端201であるパネル開口110の周縁部からそれよりも外周側の位置まで、パネル11Aの表面の所定範囲が覆われている。フランジ312は、主翼10の外部に露出している(図1(b))。
それに加えて、フランジ312から立ち上がる絶縁性部材31の筒部311により、支持筒22の内周部の所定範囲が覆われている(図2)。筒部311の高さは、フランジ312の径方向の寸法よりも大きい。
図3(a)に示すように、雷9に対して、バーストディスク21は、導体であるパネル11Aの表面よりも退いた位置にある。雷9は、放出エネルギーが最小となる条件で放電するように、通常はより近い導体に対して放電するために、バーストディスク21自体には雷9が着雷し難い。
懸念されるのは、バーストディスク21に通じる圧力開放路200の末端201に雷9が着雷した場合である。
本実施形態の絶縁性部材31は、圧力開放路200の末端201をなすパネル開口110の周縁部への着雷を抑制するために、パネル開口110の周縁部を含む所定範囲を覆っている。雷9は、絶縁性部材31よりも導体であるパネル11Aに対して着雷し易く、絶縁性部材31には着雷し難い。
したがって、多くの場合は、絶縁性部材31の周囲(位置P1)に雷9が到達(着雷)し、雷9の電流がパネル11Aの表面に沿って流れ(実線矢印)、スキン11の面内方向に拡散される。この場合は、雷9の着地点が、雷9から見て入口となる、圧力開放路200の末端201からある程度離れていて、着雷に伴う強い衝撃波が圧力開放路200の内側に直接的には入らないので、設定圧力を超える程の大きな圧力がバーストディスク21には作用しない。
確率は低いながらも、絶縁性部材31により覆われた導体(パネル11Aおよび支持筒22)の所定範囲に雷9が向かうとする。
その場合、雷9の到達目標点としては、パネル11Aの表面を覆うフランジ312上の位置P2と、支持筒22の内周面を覆う筒部311の内周面上の位置P3とに代表される。
ここで、雷9(91)とパネル11Aの表面との間の放電ギャップGには、絶縁性部材31のフランジ312が介在しているので、雷91はフランジ312の表面上(位置P2)に着雷し、フランジ312に沿って沿面放電9CDを生ずる(破線矢印を参照)。図3(b)は、圧力開放路200の平面中央部に向かった図示しない雷の先端がフランジ312の周方向の複数の箇所(位置P2)に分岐するように着雷して沿面放電9CDを生じる様子を示している。
沿面放電9CDは、詳細な図示を省略するが細かい枝分かれ状を呈し、フランジ312の周囲に位置する導電性のパネル11Aに向けてフランジ312を幅方向外側へと横断する。そして、パネル11Aから周囲のスキン11へと導体を経由して拡散される。位置P2から、フランジ312の周囲に位置する導体(パネル11A)までの距離L1が沿面放電距離に相当する。
上記のように、雷9が絶縁性部材31に着雷することで、絶縁性部材31に沿って沿面放電9CDを生ずると、電流の流れに従って、着雷に伴う衝撃波のエネルギーがパネル11Aやスキン11に散逸する。
そのため、設定圧力を超えて破損に至るほどの大きな圧力がバーストディスク21には及ばないので、バーストディスク21の破損を免れる。
圧力開放路200の内周部である支持筒22の内周面については、雷9に対して180度開放されているパネル11Aやフランジ312の表面とは異なり、雷9(92)が入射可能な角度が小さいので、着雷する確率が低い。圧力開放路200の奥(バーストディスク21側)の位置である程、その位置に着雷する雷の入射可能な角度θが小さいので、着雷する確率が低い。
それに基づいて、本実施形態では、支持筒22の内周部における所定の範囲を絶縁性部材31(その筒部311)により覆うとともに、筒部311の高さをフランジ312の径方向の寸法よりも大きく設定している。それによって、筒部311の内周面に着雷した位置P3から、筒部311よりも上方に位置する導体(支持筒22)までの沿面放電距離L2を上記の沿面放電距離L1に対して大きく確保することで(L1<L2)、バーストディスク21に通じる圧力開放路200の内周部で沿面放電9CDが生じることを回避している。
沿面放電9CDは、雷9と同様に、放出エネルギーが最小となる条件で放電する。そのため、確率が低いながら筒部311の内周面上の位置P3に雷92が到達したとしても、沿面放電距離がより小さくなるフランジ312の表面に沿って沿面放電9CDを生じる。
本実施形態のように筒部311の高さを大きくする他、例えば、図2に二点鎖線で示すように、支持筒22の径を上端に向かうにつれて次第に拡大することで、着雷位置から沿面放電の目標点(例えば位置P4)までの沿面放電距離を大きくすることができる。そうすることにより、薄い主翼10の内部で、圧力開放路200の内周に沿面放電が生じることを避けるために有効な沿面放電距離を効率よく確保することができる。
本実施形態によれば、バーストディスク21に通じる圧力開放路200の末端201に、主翼10の外部に露出するように絶縁性部材31が配置されることにより、圧力開放路200の末端201への着雷が抑制される。そして、確率は低いながら絶縁性部材31に着雷したとしても、そのフランジ312に沿って沿面放電9CDを生じ、着雷に伴う衝撃波のエネルギーがパネル11Aやスキン11に散逸するので、着雷の衝撃波からバーストディスク21を保護することができる。
したがって、主翼10の過加圧を防止するバーストディスク21の機能を維持するとともに、バーストディスク21の破損した箇所から燃料が漏れて着火する事故等を生じさせることもなく、航空機の安全性を向上させることができる。
第1実施形態の変形例を図4に示す。この例に示すバーストディスク装置20は、第1実施形態(図2)でバーストディスク21を支持していた支持筒22を備えていない。スクリーン23の図示は省略している。この例のように、絶縁性部材31の上端にバーストディスク21を支持することができる。
〔第2実施形態〕
次に、図5を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。
これ以降、第1実施形態と相違する点を中心に説明する。第1実施形態と同様の構成には同じ符号を付している。
第2実施形態のバーストディスク装置20は、バーストディスク21と、支持筒22と、図示を省略するスクリーン(図2の23を参照)と、第1実施形態(図2)の絶縁性部材31に代わる絶縁性のリングカバー32とを備えている。
リングカバー32は、樹脂材料や、ガラス繊維を含む繊維強化樹脂等の絶縁材料から円環状に形成されており、パネル11Aの凹部11Bに設置されている。リングカバー32の表面とパネル11Aの表面とは面一に配置されている。
リングカバー32は、圧力開放路200の末端201であるパネル開口110の周縁部からそれよりも外周側の位置まで、パネル11Aの表面の所定範囲を覆っており、主翼10の外部に露出している。
本実施形態のリングカバー32の内径D1は、パネル開口110の内径D2よりも小さく設定されており、リングカバー32はパネル開口110の周縁部に対して径方向内側に突出している。
絶縁性部材31を用いる第1実施形態と同様に、本実施形態のリングカバー32により、圧力開放路200の末端201をなすパネル開口110の周縁部を含む所定範囲が覆われている。そのため、絶縁体であるリングカバー32よりも導体であるパネル11Aに対して着雷し易く、リングカバー32には着雷し難い。
リングカバー32の周囲に着雷すると、雷の電流がパネル11Aの表面に沿って流れ、スキン11の面内方向に拡散される。
そして、確率は低いながらも、リングカバー32の表面に着雷した場合も、リングカバー32の表面に沿って、リングカバー32の周囲のパネル11Aに向けて沿面放電9CDを生じ、パネル11Aから周囲のスキン11へと雷電流が導体を経由して拡散される。
したがって、リングカバー32の周囲に位置するパネル11Aに着雷する場合も、リングカバー32に着雷する場合も、着雷に伴う強い衝撃波が圧力開放路200の内側に直接的には入らないので、バーストディスク21の破損を免れる。
上述したように、圧力開放路200の内周側には、雷9が着雷する確率が低い。
しかも、本実施形態では、リングカバー32がパネル開口110の周縁部に対して内側に突出しており、支持筒22の内周面上の位置P3が雷から見てリングカバー32の影となっている。そのため、位置P3への着雷を回避することができている。
以上で説明した第2実施形態によっても、着雷の衝撃波でバーストディスク21が破損する確率を引き下げて航空機の安全性を向上させることができる。
リングカバー32の内径D1は、図6に示すように、パネル開口110の内径D2と同等に定めることもできる。その場合も、リングカバー32により、圧力開放路200の末端201への着雷を抑制し、着雷したとしても周囲の導体へと拡散させる作用に基づいて、バーストディスク21が破損する確率を引き下げることができる。
上述した絶縁性部材31(第1実施形態)および絶縁性のリングカバー32(第2実施形態)の他にも、例えば、図7(a)〜(c)にそれぞれ示す絶縁性部材を採用することができる。
図7(a)に示す絶縁性部材33は、パネル開口110の周縁部よりも内側に配置されるとともに、主翼10の外部に露出する円環状の部材である。
絶縁性部材33は、図7(b)に示すように、パネル11Aに形成された段差11Cに配置されていてもよい。
また、図7(c)に示すように、パネル開口110の周縁部の内側を覆う絶縁性の被膜34を形成することもできる。
図7(a)〜(c)にそれぞれ示す構成のいずれによっても、圧力開放路200の末端201の内周縁(パネル開口110の周縁部)に沿って絶縁性部材(33,34)が配置されていることで、圧力開放路200の末端201への着雷が抑制されるので、バーストディスク21が破損する確率を引き下げることができる。
〔第3実施形態〕
次に、図8を参照し、本発明の第3実施形態について説明する。
第3実施形態のバーストディスク装置40は、絶縁性部材31のフランジ312の表面に導電性を有する導電層41が形成されていることを除いて、第1実施形態のバーストディスク装置20(図2)と同様である。
導電層41は、金属、カーボン等の粒子を含む塗膜や、蒸着膜等であり、導電性を有する。導電層41の体積抵抗率は、例えば、数十kΩ・cm〜数MΩ・cmである。
導電層41は、上記の表面抵抗率より、雷9を誘引しない。
導電層41は、絶縁性部材31において主翼10の外部に露出する面(フランジ312の表面)を覆っており、パネル11Aやファスナ等の導体を介してスキン11等の構造部材に接地されている。
そのため、飛行中の空気や雨滴との摩擦により絶縁性部材31に帯電した電荷を導電層41を介して機体へと移動、拡散させることができる。それによって絶縁性部材31に帯電した電荷による静電気放電を防ぐことができる。
本実施形態の導電層41によれば、静電気放電により絶縁性部材31が損傷することなく、絶縁性部材31によるバーストディスク21の着雷からの保護機能を担保することができる。
導電層41に、雷9を誘引することなく静電気を逃がすことが可能な適宜な電気抵抗(体積抵抗率や表面抵抗率)を与えることができる。
〔第4実施形態〕
次に、図9を参照し、本発明の第4実施形態について説明する。
第4実施形態のバーストディスク装置50は、図9(a)に示すように、バーストディスク21と、バーストディスク21を支持する支持筒22とを備えている。
支持筒22は、バーストディスク21により塞がれて主翼10の外部に通じる圧力開放路200を構成している。
支持筒22の内側は、支持筒22の軸に対して直交する衝立51A,51Bを有するラビリンス経路となっている。
衝立51Aおよび衝立51Bは、支持筒22の内周面の直径方向の一方側と他方側とのそれぞれに互い違いに配置されており、図9(b)に示すように、いずれも略半円形に形成されている。
雷の衝撃波は、支持筒22内の衝立51Aおよび衝立51Bにより受け止められながら進むうちに減衰される。
したがって、本実施形態によっても、設定圧力を超える圧力がバーストディスク21に作用するのを避けることができる。
上記の各実施形態でそれぞれ説明したバーストディスク21を着雷から保護するための構成は、適宜に組み合わせることができる。
例えば、第1実施形態(図2)の絶縁性部材31の筒部311の内周面に衝立51A,51Bを形成することもできる。
上記以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
本発明のバーストディスク装置は、パネル11Aにではなくスキン11の本体に設置されていてもよい。
また、本発明のバーストディスク装置は、主翼10の下面に限らず、主翼10の任意の箇所に設置することができる。
本発明のバーストディスク装置は、航空機の燃料貯留装置である主翼に限らず、船舶、鉄道等の他の輸送機械やプラント等で用いられる燃料貯留装置に適用することができる。
1 航空機
9 雷
9CD 沿面放電
10 主翼
11 スキン
11A パネル
11B 凹部
12 ファスナ
20 バーストディスク装置
21 バーストディスク
22 支持筒
23 スクリーン
24 絶縁層
31 絶縁性部材
32 リングカバー(絶縁性部材)
33 絶縁性部材
34 被膜(絶縁性部材)
40 バーストディスク装置
41 導電層
50 バーストディスク装置
100 燃料室
110 パネル開口
200 圧力開放路
201 末端
221 筒部
222 フランジ
311 筒部
312 フランジ
51A,51B 衝立
D1 内径
D2 内径
L1 沿面放電距離
L2 沿面放電距離
P1〜P4 位置
θ 入射角

Claims (13)

  1. 航空機の主翼の過加圧を防止するために前記主翼の内部に設置されるバーストディスクと、
    前記バーストディスクにより塞がれ、前記主翼の外部に通じる圧力開放路と、
    前記圧力開放路の末端の内周縁に沿って配置され、前記主翼の外部に露出する絶縁性部材と、を備える、
    ことを特徴とする航空機のバーストディスク装置。
  2. 前記絶縁性部材は、炭素繊維を含まないで絶縁性の樹脂材料からなる、あるいは、絶縁性の繊維を含む繊維強化樹脂を用いて形成されている、
    請求項1に記載の航空機のバーストディスク装置。
  3. 前記絶縁性部材は、
    前記末端の周囲に位置する部材の表面と、前記圧力開放路の内周部とのうち、少なくとも一方において、所定範囲を覆っている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の航空機のバーストディスク装置。
  4. 前記バーストディスクを支持し、前記圧力開放路の一部を構成する支持筒と、
    前記支持筒のフランジと前記主翼のスキンの一部であるパネルの内面との間に配置される絶縁層と、を備える、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の航空機のバーストディスク装置。
  5. 前記バーストディスクを支持し、前記圧力開放路の一部を構成する支持筒を備え、
    前記支持筒の径は、前記バーストディスクを支持する上端に向かうにつれて次第に拡大している、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の航空機のバーストディスク装置。
  6. 前記バーストディスクを支持し、前記圧力開放路の一部を構成する支持筒を備え、
    前記絶縁性部材は、前記支持筒の内側に配置される筒部と、
    前記末端の周囲に位置する部材の表面において、前記末端の内周縁に対して、径方向外側に延在するフランジ部と、を有する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の航空機のバーストディスク装置。
  7. 前記筒部の高さが、前記フランジ部の径方向の寸法よりも大きい、
    請求項6に記載の航空機のバーストディスク装置。
  8. 前記絶縁性部材は、
    前記末端の内周縁に対して、径方向内側に突出している、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の航空機のバーストディスク装置。
  9. 前記絶縁性部材は、
    前記圧力開放路の前記末端において前記径方向内側に突出している、
    請求項8に記載の航空機のバーストディスク装置。
  10. 前記圧力開放路は、
    当該圧力開放路の孔軸に対して交差する方向に沿った1つ以上の衝立を有するラビリンス経路である、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の航空機のバーストディスク装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載のバーストディスク装置を備える、
    ことを特徴とする航空機。
  12. 航空機の主翼の過加圧を防止するために前記主翼の内部に設置されるバーストディスクを着雷から保護するための部材であって、
    前記バーストディスクにより塞がれ、前記主翼の外部に通じる圧力開放路の末端の内周縁に沿って配置され、前記主翼の外部に露出し、絶縁性を有する、
    ことを特徴とするバーストディスク保護用の絶縁性部材。
  13. 燃料を貯留する装置の過加圧を防止するために前記装置の内部に設置されるバーストディスクと、
    前記バーストディスクにより塞がれ、前記装置の外部に通じる圧力開放路と、
    前記圧力開放路の末端の内周縁に沿って配置され、前記装置の外部に露出する絶縁性部材と、を備える、
    ことを特徴とするバーストディスク装置。
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