JP6672836B2 - 腕時計型報知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、腕時計型報知装置に関する。
従来、指針により時刻等を表示するアナログ表示式の腕時計では、外観上の美しさや伝統的なデザインによって正統な雰囲気を醸し出すことから、ビジネスシーンやフォーマルシーンなどのシチュエーションでは好んで使われる傾向にある。さらに、アナログ表示式の機能的な面では、指針の位置や動きによって、指針の現在の位置やその変化している様子が瞬時に理解できることから、その後の指針の位置や動きを予測しやすく、表示情報をイメージで速読できる点にある。
近年では、通信機能などが設けられるなど腕時計の多機能化が進み、アナログ表示式においても、その表示情報量を増大させる必要がある。アナログ表示式の時計においてアラーム等の報知を指針の位置で表示する技術として、例えば、特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1に記載された腕時計では、指針の回転速度或いは回転方向の少なくともどちらかを変更して報知を行う手段により、アラーム時刻の到来や、他の通信機器における着信などの報知を行う。
特開2011−021929号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術では、単に指針の回転速度或いは回転方向を変更することにより情報を報知するものであることから、表現できる情報のバリエーションが乏しいという問題がある。例えば、特許文献1の時計では、指針の回転速度の変化等によりアラーム時刻になったことを認識できるが、報知できる情報が限定的である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、情報量の増加に対応した指針表現の多様化を図ることが可能な腕時計型報知装置を提供することを解決課題とする。
以上の課題を解決するため、本発明に係る腕時計型報知装置の一態様は、針を用いて情報を報知する表示部と、所定条件を充足したことを示す所定情報に応じて発生されるトリガーに基づき、前記所定情報に応じて定められた表示位置に前記指針を移動させるとともに、当該表示位置を含む範囲において前記指針を正逆運針で往復動作させて報知する報知部と、を備える。
この態様によれば、通常時にあっては本来指針により報知すべき時刻やカレンダー等に関する情報、センサーの計測値に関する情報、あるいはモードを示す情報を表示し、例えば、アラーム時刻が到来したり、メールの着信など臨時のイベント処理が発生した時にあっては、発生されたトリガーに係る所定情報の種別に応じて定められた表示位置に指針が移動され、その表示位置を含む範囲において正逆運針で往復動作される。ユーザーは、指針が往復運動していることでトリガーが発生されたことを知るとともに、指針が往復運動している範囲によって、発生したトリガーの種別を、瞬間的な目視により速やかに知ることができる。なお、1又は複数の指針を用いて報知する情報は、時刻情報であることが好ましい。
また、上述した態様において、前記所定情報は、第1の階層に属する第1の情報と前記第1の階層よりも下位の第2の階層に属する第2の情報とを含み、前記報知部は、前記第1の情報に応じた前記表示位置に前記指針を移動させ、前記第2の情報に応じて当該表示位置を含む範囲において前記指針を正逆運針で往復動作させることが好ましい。
この態様によれば、第2の情報よりも上位の階層に属する第1の情報を指針の表示位置で表示する。指針の表示位置は目視の瞬間に把握することができる。一方、第1の情報よりも下位の階層に属する第2の情報は、指針を正逆運針で往復動作させることにより表示する。指針の往復運動を把握することは、指針の表示位置よりも時間が掛かる。したがって、上位の階層に属する情報をより把握しやすく表示することができるので、ユーザーの使い勝手を向上させることができる。
また、この態様において、前記報知部は、前記第2の情報に応じて前記往復動作の振幅を変化させてもよい。さらに、前記所定情報は、前記第2の階層よりも下位の第3の階層に属する第3の情報を含み、前記報知部は、前記第3の情報に応じて前記往復動作の速度を変化させてもよい。この場合には、往復運動の振幅と往復運動の速度といった指針の往復運動の異なる態様によって第2の情報と第3の情報と報知するので、所定情報の階層を増やすことができる。
また、上述した態様において、前記報知部は、前記第2の情報に応じて前記往復動作の速度を変化させることが好ましい。さらに、前記所定情報は、前記第2の階層よりも下位の第3の階層に属する第3の情報を含み、前記報知部は、前記第3の情報に応じて前記往復動作の振幅を変化させることが好ましい。この場合には、往復運動の速度と往復運動の振幅といった指針の往復運動の異なる態様によって第2の情報と第3の情報と報知するので、所定情報の階層を増やすことができる。
また、上述した態様において、前記報知部が前記所定情報を報知する前に、当該報知部が報知を開始することを知らせる前通知部を備えることが好ましい。この態様によれば、前通知部によってユーザーの注意を促すことができるので、所定情報の報知を効果的に行うことができる。
また、上述した態様において、前記報知部は、前記所定情報について複数の前記トリガーが発生した場合、前記所定情報について予め定められた優先順位に従って、前記所定情報の報知をすることが好ましい。この態様によれば、所定情報の報知は、発生順ではなく、優先順位の順となるので、報知の利用を向上させることが可能となる。
また、上述した態様において、前記表示部は、記指針を回転駆動させるか、又は前記指針の画像を表示させて前記情報を報知することが好ましい。この態様によれば、時刻情報は、構造物としての指針により表示してもよいし、あるいは画像としての表示でもよい。画像として表示する場合には、指針をセグメントで表現することが可能となる。また、前記所定条件は、アラーム時刻の到来、通話の着信及び電子メールの着信のうちのいずれかであることが好ましい。
本発明の第1実施形態に係る腕時計型報知装置の一例を示す外観図。 同実施形態に係る腕時計型報知装置の要部構成の一例を示すブロック図。 同実施形態に係る腕時計型報知装置において、指針のステップモーターを制御するパルス信号の一例を示すシーケンス図。 本発明の第1実施形態に係る腕時計型報知装置が報知を行っている状態の一例を示す外観図。 同実施形態に係る腕時計型報知装置が報知を行っている状態の一例を示す外観図。 同実施形態に係る腕時計型報知装置が報知を行っている状態の一例を示す外観図。 本発明の第1実施形態に係る腕時計型報知装置における報知処理の流れの一例を示すフロー図。 本発明の第2実施形態に係る腕時計型報知装置の一例を示す外観図。 同実施形態に係る腕時計型報知装置の要部構成の一例を示すブロック図。 本発明の第5実施形態に係るFIFOの動作例を示す説明図。 同実施形態に係るLIFOの動作例を示す説明図。 同実施形態に係る優先度に基づくバッファー制御の具体例を示す説明図。 本発明の変形例に係る腕時計型報知装置の外観の一例を示す外観図。 本発明の変形例に係る腕時計型報知装置の外観の一例を示す外観図。 本発明の変形例に係る腕時計型報知装置の外観の一例を示す外観図。
図面に基づいて、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明においては、同一の機能及び作用を示す部材については、同一の符号を付し、説明を省略する。
[第1の実施形態]
(腕時計型報知装置1の構成)
本実施形態に係る腕時計型報知装置の概要について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る腕時計型報知装置1の外観図である。
図1に示すように、本実施形態に係る腕時計型報知装置1は、腕に取り付ける一般的なアナログ式腕時計である。このような腕時計型報知装置1は、例えば、セラミック(ジルコニア)製の非導電性部材で形成された円筒状の外装ケース14を備え、外観上は、外装ケース14の表面側周縁に、セラミックやプラスチック等の非導電性部材で形成された環状のベゼル15が嵌合されている。このベゼル15の内周側に、プラスチックで形成された環状のダイヤルリング16を介して、円盤状の文字板11が時刻表示部分として配置され、この文字板11上には、バータイプのインデックスが30度おきに設けられ、また、時間を表示する時指針13a、分を表示する分指針13b、秒を表示する秒指針13c
が配置されている。以下の説明では、時指針13a、分指針13b、及び秒指針13cを総称して指針13と称することがある。外装ケース14の表面側の開口は、ベゼル15を介してカバーガラスで塞がれており、カバーガラス通じて、内部の文字板11、指針13が視認可能となっている。
このような腕時計型報知装置1は、複数の指針13が指針軸12を中心に回転して時刻情報を報知する。ここで、「時刻情報」としては、通常の時計において、例えば、時・分・月日・曜日等の時刻やカレンダーに関する情報が含まれる。
外装ケース14の外側には、竜頭19と、操作ボタン17及び18 とが設けられる。腕時計型報知装置1の利用者が、操作ボタン17(又は18)を押下することで生じる操作ボタン17(又は18)の動きは、外装ケース14を貫通するボタン軸を介して、図示省略されたスイッチに伝達される。そして、当該スイッチは、操作ボタン17(又は18)からの圧力を電気的な信号に変換して、システム制御部100に伝達する。
また、利用者が、竜頭19を操作することで生じる竜頭19の動きは、図示せぬ入力インターフェースを介して、システム制御部100に伝達される。例えば、竜頭19の操作段数が3段ある場合には、一番押された状態で通常時刻を表示し、1段引きだされた状態で日曜修正、2段引きだされた状態で時刻修正やシステムリセットを実行とすることも可能である。また、竜頭19を1段又は2段引きだされた場合に限って入力インターフェースで回転検出が可能になり、日曜または時刻の増減を修正することができる。
そして、本実施形態に係る腕時計型報知装置1は、腕時計でありながら、ユーザーに対して報知する報知装置である。すなわち、腕時計型報知装置1は、所定条件を充足したことを示す階層化された所定情報に応じて発生されるトリガーに基づき、ユーザーに対して一又は複数の指針を用いてイベントの発生を報知する。ここで、「所定情報」としては、アラーム時刻の到来や、自機又は他の通信機器により受信された通話着信や電子メールの着信等に臨時に生じるイベント処理に関する情報が含まれる。
腕時計型報知装置1において、イベント発生を報知する構成について説明する。図2は、本実施形態に係る腕時計型報知装置1の要部構成を示すブロック図であり、図3は指針のステップモーターを制御するパルス信号の一例を示すシーケンス図である。図4は、本実施形態に係る腕時計型報知装置1が報知を行っている状態を示す外観図である。
図2に示すように、腕時計型報知装置1は、システム制御部100と、モーター駆動回路110と、針位置検出センサー120と、入出力インターフェース140と、通信部150と、表示部160と、報知部170とを有している。
モーター駆動回路110は、モーター制御回路105からの制御に従って、表示部160により現在時刻を表示させたり、報知部170により所定のイベント発生を報知する報知動作を実行させたりする。表示部160は、時刻情報を報知するものであり、本実施形態では、1又は複数の指針13を回転駆動させることで現在時刻情報を報知する。報知部170は、予め定められた条件が合致したことを示すイベントを報知するものであり、本実施形態では、表面上に配置された1又は複数の指針13を駆動させることで報知する。
具体的に、報知部170は、図4に示すように、通常時刻を表示させている状態から、イベントに応じて発生されるトリガーを取得すると、そのトリガーに基づき、そのトリガーに係るイベントの種別に応じて、図5に示すように、定められた表示位置(図示した例では、2時の位置)に指針13を移動させるとともに、図6に示すように、表示位置を含む範囲において指針13を正逆運針で往復動作させて報知する。この往復動作は、2時の位置を中心として、例えば、±1〜5の範囲で振幅させることができ、ここでは、図3に示すように、8Hz刻みで±3のステップにより往復させている。
なお、本実施形態では、図4〜図6では、秒指針13cを駆動させているが、本発明はこれに限定するものではなく、時指針13a又は分指針13bを駆動させてもよい。また、1つの指針のみを駆動させるのではなく、複数の指針を同時に駆動させてもよい。
針位置検出センサー120は、指針の基準位置を検出する光学式の検出センサーと、パルスをカウントするカウンターとから構成され、指針13の位置や指針13が一周したことを検出する。針位置検出センサー120は、報知部170による報知動作による秒指針13cの位置を検出し、入出力インターフェース140を介してCPU103にその検出結果を送信している。
入出力インターフェース140は、竜頭19及び操作ボタン17,18などの操作デバイスからの操作信号や、通信部150を介して取得された操作信号がユーザー操作として入力されるとともに、音声をスピーカー等から出力するインターフェースである。入力インターフェースとして、ユーザーが入力したイベントの設定を受け付ける。本実施形態において、ユーザーが操作ボタン17,18を操作することでイベントの設定が入力可能になっている。ここで、イベントがアラームである場合には、そのイベントの設定とは、アラームを知らせる時刻としてユーザーが設定した時刻(例えば、「午前7時」「午後6時」等)の設定である。また、イベントが、他の通信機器により受信された通話着信や電子メールの着信等に臨時に生じるものである場合には、着信したアプリケーション(電話、メール、SNSなど)の種別、着信先の相手(親、妻、子供、会社関係など)、その重要度などの設定が含まれる。また、入出力インターフェース140は、操作ボタン17,18によって報知動作の停止操作を受け付ける。
通信部150は、ユーザーが保持する携帯端末と無線又は有線の通信ネットワークで接続されている。無線通信される場合、通信部150は、Wi−Fi(登録商標)等のデータ通信用のプロトコルによる無線通信、Bluetooth(登録商標)、及びZigBee(登録商標;IEEE802.15.4)等の近距離無線通信などによって、携帯端末と接続することができるが、これらに限定されるわけではない。通信部150には、携帯端末への電話又はメールの着信時にその着信された旨の情報が携帯端末から送られる。
通信ネットワークは、通信プロトコルTCP/IPを用いたIP網であって、種々の通信回線(電話回線やISDN回線、ADSL回線、光回線などの公衆回線、専用回線、3G回線、4G回線、LTE回線や、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などの無線通信ネットワーク)を相互に接続して構築される分散型の通信ネットワークである。このIP網には、10BASE−Tや100BASE−TX等によるイントラネット(企業内ネットワーク)や家庭内ネットワークなどのLANなども含まれる。
携帯端末は、各ユーザーがそれぞれ所有し、CPUによる演算処理機能、及び通信インターフェースによる通信処理機能を備えた情報処理端末であり、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピューターや、機能を特化させた専用装置により実現することができ、モバイルコンピューターやPDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話機、スマートフォン、タブレットPC等が含まれる。
システム制御部100は、CPU103、フラッシュメモリ102、RAM101、発振回路104、モーター制御回路105とを備えている。
RAM101は、CPU103が各種のデータ処理を行う際の作業領域として、随時データを格納する記憶手段である。発振回路104は、一定の周波数の基準クロック信号を生成する回路である。モーター制御回路105は、CPU103の制御によって指針を駆動するモーター駆動回路110を駆動制御するものである。
CPU103は、プロセッサやメモリその他の周辺装置によって構成される演算処理装置であるモーター制御回路105等の装置全体を制御する。特に、CPU103は、モーター制御回路105を制御して、表示部160で1又は複数の指針13を回転駆動させて時刻情報を報知させる。この際、CPU103は、取得したGPS衛星等からの現在時刻の情報に基づいて現在時刻を表示させることもできる。
また、CPU103は、モーター制御回路105を制御して、報知部170で、アラーム時刻の到来や、自機又は他の通信機器により受信された通話着信や電子メールの着信等に臨時に生じるイベントを報知させる機能を有している。
ここで、指針13が移動される定められた表示位置とは、トリガーの種別に応じて異なっており、例えば、5秒ごとのエリアで分けて、1周を12コの大項目に分けることができる。そして、発生されるトリガーに応じて、例えば、「家族からのメール受信」、「友達からのメール受信」、「会社からのメール受信」、「家族からの電話着信」、「友人からの電話着信」、「会社からの電話着信」、「SNSに対してメッセージ受信や投稿」があった旨を知らせる項目や、「迎えにこい」や「連絡をくれ」という旨の項目に表示位置を割り当てることができる。
また、CPU03は、報知部170による報知において、表示位置を含む範囲で指針13を正逆運針で往復動作させる場合、トリガーの種別に基づき往復動作の速度を変化させる。往復動作の速度としては、例えば、8Hz、16Hz、32Hzとすることができる。
また、CPU03は、報知部170による報知において、トリガーの種別に基づき往復動作の振幅の範囲を変化させる。この振幅範囲としては、例えば、±1秒の範囲から±5秒の範囲などに分けることができる。
CPU103は、往復動作の速度や往復動作の振幅を変化させるように決定することで、階層化された所定情報を報知してもよい。例えば、所定情報を、上位、中位、下位に階層化する。この場合、所定情報は、上位の階層に属する第1の情報と、中位の階層に属する第2の情報と、下位の階層に属する第3の情報とを含む。本実施形態では第1の情報の報知に表示位置を割り当てることができる。第1の情報は、例えば、イベントの種類を示すものであってもよい。この場合、イベントの種類としては、電話の着信、メールの着信、SNSの着信を例示することができる。
また、第2の情報の報知に往復動作の振幅を割り当てることができる。第2の情報は、例えば、着信元を示すものであってもよい。この場合、着信元としては、例えば、「父」、「母」、「妻」、「子供1」、「子供2」を例示することができる。例えば、「父」には±5秒振幅させるとし、「母」には±4秒振幅させるとし、「妻」には±3秒振幅させるとし、「子供1」には±2秒振幅させるとし、「子供2」には±1秒振幅させるなどの設定をすることもできる。
さらに、第3の情報の報知に往復動作の振幅を割り当てることができる。第3の情報は、例えば、重要度を示すものであってもよい。この場合、重要度が高いものに対しては、往復動作の速度を「32Hz」とし、重要度が中間のものには往復動作の速度を「16Hz」とし、重要度が低いものには、往復動作の速度を「8Hz」とすることができる。この重要度は、一般的な傾向に基づいてデフォルトで設定したり、ユーザーがカスタマイズしたりできるようになっている。
第2の情報よりも上位の階層に属する第1の情報を指針13の表示位置で表示したのは以下の理由による。即ち、指針13の表示位置は目視の瞬間に把握することができる。一方、第1の情報よりも下位の階層に属する第2の情報や第3の情報は、指針を正逆運針で往復動作させることにより表示する。指針13の往復運動を把握することは、指針13の表示位置よりも時間が掛かる。したがって、上位の階層に属する情報をより把握しやすく表示することができるので、ユーザーの使い勝手を向上させることができる。
ここでは、第1の情報に表示位置を割り当て、第2の情報に、往復動作の振幅を割り当て、第3の情報では往復動作の速度を割り振るように設定したが、本発明はこれに限定するものではなく、いずれの情報に表示位置、往復動作の振幅範囲、往復動作の速度を割り当てもよい。例えば、第1の情報に表示位置を割り当て、第2の情報に、往復動作の速度を割り当て、第3の情報では往復動作の振幅を割り当ててもよい。
即ち、第1の情報に表示位置を割り当て、第1の情報よりも下位の階層に属する第2の情報に往復運動の動作を割り当ててもよい。
なお、CPU103は、秒指針13cを表示位置に移動させる際、回転速度や回転方向を変更するようにモーター制御回路105を制御することができる。ここで、回転速度や回転方向の変更とは、通常の時刻表示を行う時の指針の回転速度或いは回転方向とは異なる速度又は方向に変更することをいう。
また、CPU103では、操作ボタン17,18によって報知停止の操作を受け付けると、報知動作を停止し、時刻情報を報知する動作に戻る。なお、報知停止の操作としては、操作ボタン17,18を押下する操作のほか、例えば、加速度センサー等を備える腕時計型報知装置1である場合には、装置全体をタップしたり、傾けたりする動作を報知停止操作として受け付けることもできる。
フラッシュメモリ102は、予め各種プログラムやパラメータを格納しておく記憶手段であり、本実施形態では、イベントの設定情報として、上記各項目(大項目、中項目、小項目を含む)に割り当てられた表示位置、往復動作の速度、振幅の範囲などの設定情報を記憶する。
(腕時計型報知装置1による報知)
腕時計型報知装置1において、イベント発生を報知する処理について説明する。図7は、腕時計型報知装置1における報知処理の流れを示すフロー図である。
ここでは、表示部160によって、複数の指針13を回転駆動させて時刻情報を報知しているものとする。この間、CPU103は、入出力インターフェース140にイベント情報に応じて発生されるトリガーが入力されたか否かを判断する。具体的には、先ず、携帯端末に対して実行されたアプリケーションの種別を判別する。図7では、携帯端末から送信された操作信号が、通話の着信であるか否かを判断し(図7:S1)、通話の着信があった場合には(図7:S1;YES)、表示位置を5秒の位置とし、5秒の位置を中心に往復動作させると決定する(図7:S2)。一方、携帯端末で実行されたものが通話の着信でない場合には(図7:S1;NO)、メールの受信であるか否かを判断する(図7:S3)。
メールの受信である場合には(図7:S3;YES)、表示位置を10秒の位置とし、10秒の位置を中心に往復動作させると決定する(図7:S4)。一方、携帯端末で実行されたものが通話の着信でない場合には(図7:S3;NO)、SNSによるメッセージ等の受信であるか否かを判断する(図7:S5)。
SNSによるメッセージ等の受信である場合には(図7:S5;YES)、表示位置を15秒の位置とし、15秒の位置を中心に往復動作させると決定する(図7:S6)。一方、SNSによるメッセージ等の受信でない場合には(図7:S5;NO)、他の通信機器により受信されたイベントに関する情報はないとして通常機能動作を継続させる(図7:S7)。
表示位置を決定した(図7:S2、S4、及びS6)後、CPU103では、トリガーの重要度に基づき往復動作の速度を変化させる。先ず、CPU103は、携帯端末から送信された操作信号の重要度が最も高いか否かを判断し(図7:S8)、最も高い場合には(図7:S8;YES)、往復動作の速度を32Hzにすると決定する(図7:S9)。一方、重要度が最も高くない場合には(図7:S8;NO)、重要度が中間のものか否かを判断する(図7:S10)。
重要度が中間のものである場合には(図7:S10;YES)、往復動作の速度を16Hzにすると決定する(図7:S11)。一方、重要度が中間のものでもない場合には(図7:S10;NO)、重要度が低いものであると判断して往復動作の速度を8Hzに決定する(図7:S12)。
重要度が判断された後、CPU103では、着信元の種別に基づき往復動作の振幅を変化させる。ここでは、着信元として妻、子供、その他として登録しているものとする。そして、CPU103は、先ず、着信の相手が妻か否かを判断する(図7:S13)。着信の相手が妻である場合には(図7:S13;YES)、その往復動作を±5秒の範囲で振幅させると決定する(図7:S14)。一方、着信の相手が妻でない場合には(図7:S13;NO)、着信先が子供か否かを判断する(図7:S15)。
ここで、着信の相手が子供である場合には(図7:S15;YES)、その往復動作を±3秒の範囲で振幅させると決定する(図7:S16)。一方、着信の相手が子供でない場合には(図7:S15;NO)、着信先がその他であるとして、その往復動作を±1秒の範囲で振幅させると決定する(図7:S17)。
このようにして、CPU103が決定した表示位置、往復動作の速度、往復動作の振幅範囲の設定情報は、モーター制御回路105に送信され、モーター制御回路105は、その設定情報に基づいて、モーター駆動回路110を制御する。モーター駆動回路110は、報知部170を駆動させ、トリガーに係る所定情報に応じて定められた表示位置にいずれかの指針13を移動させるとともに、表示位置を含む範囲において指針13を正逆運針で往復動作させて報知する(S18)。
その後、CPU103では、ユーザー操作によって停止操作が行われたか否かを判断し(図7:S19)、停止操作が行われた場合には(図7:S19;YES)、報知動作を停止させる。その後は、表示部160によって、通常時刻表示の動作が行われる。
一方、ユーザー操作によって停止操作が行われない場合には(図7:S19;NO)、停止操作があるまで報知動作を継続させる。
以上のように本実施形態では、通常時にあっては本来指針13により報知すべき時刻やカレンダー等に関する時刻情報を表示し、例えば、アラーム時刻が到来したり、メールの着信など臨時のイベント処理が発生した時にあっては、発生されたトリガーに係る所定情報に応じて定められた表示位置に指針13が移動され、その表示位置を含む範囲において正逆運針で往復動作される。ユーザーは、指針13が往復運動していることでトリガーが発生されたことを知るとともに、指針13が往復運動している振幅範囲によって、発生したトリガーの種別を、瞬間的な目視により速やかに知ることができる。
また本実施形態によれば、トリガーの種別に基づき往復動作の速度を変化させるので、着信されたメールの重要度やアラーム時刻からの経過時間などを、指針13の往復運動の速度で表現することによってユーザーが知ることができる。
また、本実施形態では、トリガーの種別に基づき往復動作の振幅を変化させるので、例えば、着信されたメールの重要度やアラーム時刻からの経過時間などを、指針13の往復運動の振幅で表現することによってユーザーが知ることができる。
なお、本実施形態では、往復動作の速度を「32Hz」、「16Hz」、「8Hz」と分けたが、どのような速度にするかは任意である。ここで、速度が「8Hz」の場合、振幅範囲が±5秒であると、正逆運針で往復動作させた1周期が(5+5)/8=1.25秒かかることになる。この間、ユーザーは腕時計型報知装置1を最長1.25秒見続けなければいけないわけではなく、先ず、針の位置と移動速度は直読することができる。その後は、振幅を予測しつつ、何度か短時間で指針13をみれば、読み取りが可能となる。すなわち、先ず表示位置で第1の情報を読み、次に、速度で第2の情報を読み、最後に、振幅範囲で第3の情報を読むなど、数回に分けて腕時計型報知装置1を見て読み取ることも可能である。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、イベントの発生を放置する前に、報知動作が行われることを事前に知らせる前通知処理を行うことを趣旨とする。図8は、第2実施形態に係る腕時計型報知装置1の外観図であり、図9は第2実施形態に係る腕時計型報知装置1aの要部構成を示すブロック図である。
本実施形態では、図8に示すように、表示画面上に前通知部20の1つであるLED20aが設けられている。本実施形態において、この前通知部としては、図9に示すように、LED20a、スピーカー20c、或いはバイブレーション装置20bが設けられている。そして、前通知部20は、入出力インターフェース140に接続され、CPU103からの報知開始の信号を取得すると、報知部170による報知動作の前段階として、LED20aを点灯、点滅させたり、スピーカー20cからアラームを出力させたり、バイブレーション装置20bを駆動させたりして、ユーザーの注意を喚起させる。なお、前通知処理としては、少なくともライト、スピーカー、バイブレーションのいずれかを備えてもよく、ライト、スピーカー、バイブレーション等を組み合わせて用いてもよい。
このような本実施形態によれば、報知動作の前段階として光、音、又は振動などによって報知動作が行われることを通知するので、報知されることを認識でき、即座に報知を確認することができる。そして、このような前通知動作を行う場合には、報知されることを認識できるため、例えば、ユーザーによる報知停止操作を受けることなく、所定時間で報知を終了させることもできる。その結果、消費電力を下げることができる。
なお、前通知部20として用いたLED20a、スピーカー20c、及びバイブレーション装置20bと、表示位置を含む範囲で指針13を正逆運針で往復動作させる報知動作とを組み合わせて、より細かな報知を行ってもよい。この場合には、光、音、振動の強さ、長さ、間隔、音程などを組み合わせて報知することができる。
[第3実施形態]
次いで、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、報知動作の消費電力を低減させることを要旨とする。
本実施形態では、報知動作を一度行った後、表示位置を含む範囲において指針13を正逆運針で往復動作させる動作を行った後、時刻情報を報知する動作に戻り、再度、表示位置を含む範囲において指針13を正逆運針で往復動作させる動作を再開させる。
例えば、報知動作を1分間行い、その後、時刻情報を報知する動作を50秒行う。その後、再度報知動作を10秒行ってもよい。その後は、報知停止操作があるまで、時刻情報を50秒、報知動作を10秒行う動作を繰り返す。
このような本実施形態によれば、報知動作を継続させるのではなく、報知動作の後に時刻情報を表示させる動作を繰り返すので、消費電力を下げつつ、イベントが発生したことを確実に報知させることができる。その結果、例えば、ソーラーパネルなどによって電力を補う腕時計でも用いることができる。
[第4実施形態]
なお、上述した実施形態において、腕時計型報知装置1は、通信部150を介して携帯端末と接続されたが、本発明は、これに限定されず、例えば、腕時計型報知装置1自体に通話やメールを受信する携帯端末の機能を備えたものでもよい。
また、IOT(Internet of Things)によって、通信ネットワーク上に直接接続されてもよい。この場合、通信ネットワークを介して接続された他の機器からその機器(エアコン、冷蔵庫、防犯機器など)の状態などの情報を腕時計型報知装置1に送信し、腕時計型報知装置1においてその状態を報知させることができる。
また、例えば、腕時計型報知装置1と携帯端末(スマートフォン)とをペアリングした場合も用いることができる。さらに、腕時計型報知装置1にクラシックBluetooth(登録商標)の通話プロファイルやWi−Fi(登録商標)のVoIP機能を持たせ、腕時計型報知装置1で通話を可能とすることもできる。
[第5実施形態]
次いで、本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態では、2以上のイベントが重なって発生した場合における処理について説明する。
本実施形態では、フラッシュメモリ102に、発生したイベントの履歴を記憶するバッファーを備えている。そして、例えば、メールの着信があり、報知されたがユーザーが気づかず、その後に電話の着信があったとする。この場合、腕時計型報知装置1は、メールの着信に関する情報をバッファーに保存して、電話の着信に対する報知動作を行う。その後、ユーザー操作によって、電話の着信による報知を停止させると、バッファーからメールの着信に関する情報を読み出し、メールの着信による報知を実行する。
なお、ここでは、後にイベントが発生した電話の着信を先に報知したが、その順番としては、イベントの優先度によって報知する順番を変更してもよい。詳述すると、発生したイベントが複数バッファーに蓄積された場合、一般的にはFIFO(ファーストインファーストアウト:先入れ先出し)或いはその逆のLIFO(ラストインファーストアウト:後入れ先出し)で行われるが、ここでは、優先順位をつけてバッファー制御する。
FIFOの動作例を図10に示す。同図に示す例では、イベント発生前においてバッファーにはイベントの発生順に、イベント[1]、イベント[2]、イベント[3]が格納されている。この状態で、イベント[4]が発生すると、バッファーにはイベント[3]の後にイベント[4]が格納される。その後、バッファーよりイベントを取り出す場合、最初に格納したイベント[1]を取り出す。即ち、バッファーに格納した時間が古い順にインベトを取り出す。
次に、LIFOの動作例を図11に示す。同図に示す例では、イベント発生前においてバッファーにはイベントの発生順に、イベント[1]、イベント[2]、イベント[3]が格納されている。この状態で、イベント[4]が発生すると、バッファーにはイベント[3]の後にイベント[4]が格納される。その後、バッファーよりイベントを取り出す場合、最後に格納したイベント[4]を取り出す。即ち、バッファーに格納した時間が新しい順にインベトを取り出す。
例えば、メールで伝達される情報は一般的に、1〜数時間のうちに見てもらえばいい内容であり、緊急性は比較的低く、時間的制約は低いといえる。一方、電話は、会って話したいがその場に移動することに時間的制約があるから使われる手段であり、直ぐに意思疎通したい場合に利用するものであることから、他の通信手段に比べて緊急性が高く、時間的制約が高いといえる。他方、近年普及しはじめたSNSの通知なども、即時性はあまり必要でなく、結果的に知ることができれば良い程度の時間的な制約であるといえる。また、例えば朝起きるときのアラームや、会議のスケジュールなどは、電話とメールの間、或いは電話と同じくらいの優先順位になると思われる。また、家族が迎えに来てほしいとか、親族からのメールはアラームと同等の優先順位になると考える。なお、この優先度は、上述した一般的な傾向に基づいてデフォルトで設定したり、人によってはその優先順位を変更したい場合があるので、項目の順番をユーザーがカスタマイズできるようにしてもよい。
また、同一優先度内でイベントが重なったときには、時系列に従った優先順位により実行することができる。例えば、優先度が電話→アラーム→メールの順で設定されていたとする。
図12に、優先度が設定された場合のバッファー制御の具体例を示す。この例では、メール[1]、アラーム[1]、電話[1]、電話[2]、アラーム[2]、メール[2]という順で、短時間に順次イベントが発生する場合を想定する。これらのイベントが一通り終わってから、ユーザーが確認作業に入った場合の報知処理例としては、先ず、メール[1]が受信された時点では、メール[1]を表示する。次いで、アラーム[1]が発生した場合には、メール[1]よりも優先度が高いアラーム[1]が表示され、メール[1]についての報知が未確認である場合には、メール[1]をバッファーする。次いで、電話[1]が発生した場合には、これよりも優先度が低いアラーム[1]がバッファーされ、電話[1]が報知される。このとき、既にバッファーされているメール[1]よりもアラーム[1]の方が優先度が高いため、メール[1]よりも上位にアラーム[1]が先に実行されるようにバッファーされる。また、電話[2]がさらに発生した場合、現在報知されている電話[1]とは優先度が同じであるため、時系列に従って、電話[1]の報知が維持される。即ち、電話[1]はバッファーされない。引き続き、アラーム[2]やメール[2]が発生したとしても、現在報知されている電話[1]の優先度が高いため、電話[1]の報知が維持される。これらの結果、バッファー中には、最上位から電話[2]、アラーム[1]、アラーム[2]、メール[1]、メール[2]の順にスタックされている。
そして、電話[1]の報知状態をユーザーが解除すると、バッファー中最上位にスタックされている電話[2]が報知される。以降、ユーザーが報知を解除するごとに下位のスタックが順次報知される。このとき、同一優先度内でイベントが重なれば、時系列に従って、先にスタックされたものが優先的に実行される。最後のスタックが報知され、それをユーザーが解除したときには、通常の秒表示に戻る。
このように報知部170は、所定情報について複数のトリガーが発生した場合、予め定められた優先順位に従って、所定情報の報知をすることができる。特に、所定情報について複数のトリガーが発生した場合、第1の情報について優先順位を定めると、所定情報を上位の階層の区分けについて定めた優先順位に従って表示することが可能となる。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば次に述べるような各種の変形が可能である。また、次に述べる変形の態様は、任意に選択された一又は複数を、適宜に組み合わせることもできる。
(変形例1)
図13は、変形例1の腕時計型報知装置1bの外観図である。腕時計型報知装置1bは標高や気圧を表示するためにセンサーを内蔵している。図13に示すように、本変形例1では、表面の6時の位置に、平面視で円形の表示部30が形成される。この窓部30には、副軸31が貫通しており、平面視した際に、表示部30の中心部分に360°回転可能な小針32が配置されている。小針32は、標高や気圧などのセンサーで計測された計測値を表示する。そして、本変形例1では、予め定められた条件が合致したことを示すイベントを報知する場合、この窓部30内の小針32が、そのトリガーに基づき、そのトリガーに係るイベントの種別に応じて、定められた表示位置に移動するとともに、表示位置を含む範囲において正逆運針で往復動作する。これにより、時刻情報以外の情報を表示する小針32を用いて、イベントを報知することが可能となる。
なお、小針32が移動する往復動作の表示位置、往復動作の振幅、往復動作の速度について、上述した実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
(変形例2)
図14は、変形例2の腕時計型報知装置1cの外観図である。腕時計型報知装置1cは、例えば、時刻を表示する時刻表示モードの他、操作ボタン17の操作で計測を開始し操作ボタン18の操作で計測を終了するストップウォッチの機能を奏するストップウォッチモード、内蔵する加速度センサーの出力に基づいて活動量を表示する活動量モードなどを備える。
図14に示すように、本変形例2では、表面の6時の位置に、平面視で円括弧が下方に位置する扇形の表示部40が形成される。この窓部40には、副軸41が貫通しており、平面視した際、表示部40の頂点に回転可能な小針42が配置されている。小針42は、モードの種別を表示する。そして、本変形例2では、予め定められた条件予め定められた条件が合致したことを示すイベントを報知する場合、この表示部40内の小針42が、そのトリガーに基づき、そのトリガーに係るイベントの種別に応じて、定められた表示位置に移動するとともに、表示位置を含む範囲において正逆運針で往復動作する。これにより、時刻情報以外の情報を表示する小針42を用いて、イベントを報知することが可能となる。
なお、小針42が移動する往復動作の表示位置、往復動作の振幅、往復動作の速度について、上述した実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
(変形例3)
図15は、変形例3の腕時計型報知装置1dの外観図である。図15に示すように、本変形例3では、ベゼル15に各報知項目50が表示されている。本変形例では、バータイプのインデックスの外側部分に各報知項目が配置されている。このような本変更例であれば、往復動作を行う指針13の表示位置に報知項目が表記されているので、報知内容を理解しやすくすることができる。
(変更例4)
なお、上述した各実施形態及び変更例では、アナログ式の腕時計を例に説明したが、例えば、表示画面が指針13を放射状に配置された60本のセグメントで表現したり、指針13が回転する映像をビットマップ等の画像により表示させる方式の時計であってもよい。
この場合でも、セグメントやビットマップ等の画像により表示させる1又は複数の指針の画像を表示させて時刻情報を報知する報知部と、予め定められた条件が合致したことを示すイベント情報に応じて発生されるトリガーに基づき、そのトリガーに係るイベント情報の種別に応じて定められた表示位置に指針を移動させるとともに、表示位置を含む範囲において指針を正逆運針で往復動作させて報知する報知部とを備えている臨時のイベント処理が発生されると、発生されたトリガーに係るイベント情報の種別に応じて定められた表示位置に指針が移動され、その表示位置を含む範囲において正逆運針で往復動作される。この場合であっても、ユーザーは、ビットマップ等の画像により表示させる指針が往復運動していることでトリガーが発生されたことを知るとともに、指針が往復運動している範囲によって、発生したトリガーの種別を、瞬間的な目視により速やかに知ることができる。なお、このような腕時計式報知装置でも、トリガーの種別に基づき往復動作の速度を変化させたり、往復動作の振幅を変化させる。この場合では、例えば、アラーム時刻からの経過時間や、着信されたメールの重要度などを、指針13の往復運動の速度や指針13の往復運動の振幅で表現することによって、さらに詳細なトリガーの種別を報知することができる。
(変形例5)
上述した各実施形態では、CPU103、モーター制御回路105、及びモーター駆動回路110は、報知部170と異なる構成であったが、報知部170が、CPU103、モーター制御回路105、及びモーター駆動回路110を含んでいてもよい。即ち、報知部170は、所定条件を充足したことを示す所定情報に応じて発生されるトリガーに基づき、所定情報に応じて定められた表示位置に指針13を移動させるとともに、当該表示位置を含む範囲において指針13を正逆運針で往復動作させて報知するものであってもよい。
1(1a〜1d)…腕時計型報知装置、11…文字板、12…指針軸、13(13a,13b,13c)…指針、14…外装ケース、15…ベゼル、16…ダイヤルリング、17,18…操作ボタン、19…竜頭、20…前通知部、30,40…窓部、31,41…副軸、32,42…小針、50…報知項目、100…システム制御部、101…RAM、102…フラッシュメモリ、103…CPU、104…発振回路、105…モーター制御回路、110…モーター駆動回路、120…針位置検出センサー、140…入出力インターフェース、150…通信部、160…表示部、170…報知部。

Claims (10)

  1. 時刻を表示する秒指針を用いて情報を報知する表示部と、
    所定条件を充足したことを示す所定情報に応じて発生されるトリガーの種別に基づき、前記所定情報に応じて定められた表示位置に前記指針を移動させるとともに、当該表示位置を含む範囲において前記指針を正逆運針で往復動作させて報知する報知部と、
    を備えることを特徴とする腕時計型報知装置。
  2. 前記所定情報は、第1の階層に属する第1の情報と、前記第1の階層よりも下位の第2の階層に属する第2の情報とを含み、
    前記報知部は、前記第1の情報に応じた前記表示位置に前記指針を移動させ、前記第2の情報に応じて当該表示位置を含む範囲において前記指針を正逆運針で往復動作させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の腕時計型報知装置。
  3. 前記報知部は、前記第2の情報に応じて前記往復動作の振幅を変化させることを特徴とする請求項2に記載の腕時計型報知装置。
  4. 前記所定情報は、前記第2の階層よりも下位の第3の階層に属する第3の情報を含み、
    前記報知部は、前記第3の情報に応じて前記往復動作の速度を変化させることを特徴とする請求項3に記載の腕時計型報知装置。
  5. 前記報知部は、前記第2の情報に応じて前記往復動作の速度を変化させることを特徴とする請求項2に記載の腕時計型報知装置。
  6. 前記所定情報は、前記第2の階層よりも下位の第3の階層に属する第3の情報を含み、
    前記報知部は、前記第3の情報に応じて前記往復動作の振幅を変化させることを特徴とする請求項5に記載の腕時計型報知装置。
  7. 前記報知部が前記所定情報を報知する前に、当該報知部が報知を開始することを知らせる前通知部を備えることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の腕時計型報知装置。
  8. 前記報知部は、前記所定情報について複数の前記トリガーが発生した場合、前記第1の情報について予め定められた優先順位に従って、前記所定情報の報知をする請求項乃至6のうちいずれか1項に記載の腕時計型報知装置。
  9. 前記表示部は、前記指針を回転駆動させるか、又は前記指針の画像を表示させて前記情報を報知することを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の腕時計型報知装置。
  10. 前記所定条件は、アラーム時刻の到来、通話の着信及び電子メールの着信のうちのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載の腕時計型報知装置。
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