JP6672704B2 - 媒体処理装置 - Google Patents
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Description
本発明の他の観点によれば、媒体を処理する媒体処理装置であって、装置本体と、前記装置本体から引出可能なユニットと、前記ユニット内に装着され、前記媒体を収納する媒体収納庫と、を備え、前記ユニットは、前記ユニットを前記装置本体に固定するロック部を有し、前記媒体収納庫は、前記ユニットの引出方向に沿って移動可能なシャッタと、前記シャッタを前記引出方向に対して反対方向へ付勢する付勢部材と、前記シャッタと連結され、且つ、前記媒体収納庫を装着した前記ユニットを前記装置本体に挿入した際に前記装置本体に設けられた突起部によって押圧される押圧部と、を有し、前記シャッタは、前記引出方向に沿って移動可能なスライド部と、前記引出方向に沿って移動し、前記媒体収納庫を開閉するシャッタ部と、前記スライド部と前記シャッタ部とを連結する連結部と、を有し、前記押圧部は、前記スライド部に設けられ、前記付勢部材は、前記スライド部を前記引出方向に対して反対方向へ付勢する、媒体処理装置が提供される。
<紙幣処理装置10の概要>
次に、図1を参照しながら、第1の実施形態に係る紙幣処理装置(媒体処理装置)10の構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る紙幣処理装置10の構成の一例を説明する説明図であり、紙幣処理装置10の断面を模式的に示す。さらに、詳細には、この図1は、紙幣収納庫102を装着したユニット100が紙幣処理装置10内のユニット収納位置に適切に収納された状態での紙幣処理装置10を示している。また、図1においては、紙幣処理装置10の利用者は、図1の左側に位置するものとする。なお、以下の説明においては、図1を含め説明に用いられる図面は全て、本発明の実施形態の説明とその理解を促すための模式図であり、その形状や寸法、比などは実際の装置とは異なる個所もあるが、これらは以下の説明と公知の技術を参酌して適宜、設計変更することができる。
まず、紙幣処理装置10の装置本体12について説明する。装置本体12は、上側の紙幣処理部12aと下側の紙幣収納部12bとに大きく分けることができる。上側の紙幣処理部12aは、入出金口14と、入出金部16と、鑑別部18と、搬送部20と、制御部24とを有しており、主に、紙幣を取込み又は排出し、紙幣を鑑別し、鑑別結果に基づいて紙幣を搬送先に搬送する機能を持つ。一方、紙幣収納部12bは、ユニット100と、紙幣収納庫(媒体収納庫)102と、レール28とを有しており、主に、紙幣を収納する機能を持つ。さらに、紙幣収納部12bの内側には、突起部26が設けられている。突起部26は、板状の部品である。なお、この突起部26の詳細については後で説明する。
次に、紙幣処理部12aの各部について説明する。紙幣処理部12aに設けられた入出金口14は、例えば、装置本体12の利用者側の上面側部分に設けられた開口部であり、利用者によって投入された投入紙幣を収納したり、利用者に対して装置本体12から排出された排出紙幣を収納したりする。さらに、入出金口14には、図示しないガイド及びローラが設けられており、このガイド及びローラは、入出金口14に収納された投入紙幣を後述する入出金部16へ導いたり、入出金部16から入出金口14へ排出紙幣を導いたりする。なお、入出金口14には、シャッタ(図示省略)が設けられていてもよく、当該シャッタを必要に応じて開閉するように制御することにより、紙幣処理装置10の金庫性をより高めることができる。
入出金部16は、入出金口14からガイド(図示省略)等によって入出金部16に導かれた複数の投入紙幣を、1枚ずつ分離して紙幣処理装置10内に取り込み、もしくは、紙幣処理装置10内から繰り出された排出紙幣を入出金口14へ排出する。入出金口14には、ガイド(図示省略)及び複数のローラ(図示省略)が設けられており、このガイド及び複数のローラによって、取り込んだ複数の紙幣から1枚ずつ紙幣を分離する。さらに、入出金部16において1枚ずつ分離された紙幣は、上記のガイド及び複数のローラにより、後述する搬送路22に受け渡され、後述する鑑別部18に搬送される。
鑑別部18には、その内部にOCR(Optical Charcter Recognition)といったイメージセンサや磁気センサといった真偽センサ等の複数種類のセンサ(図示省略)が組み込まれている。そして、鑑別部18は、鑑別部18に搬送された紙幣に対して、例えば紙幣の真偽、金種(紙幣の種類)、正券(例えば、汚れが少ない紙幣)であるか損券(例えば、汚れが多い紙幣)であるかといった紙幣の正損状態、鑑別時における紙幣の表裏の向きを鑑別することができ、その鑑別結果は、後述する制御部24に出力される。なお、鑑別部18により鑑別された紙幣は、鑑別部18から排出され、後述する搬送路22により搬送部20に搬送される。
搬送部20は、鑑別部18によって鑑別された紙幣を、鑑別部18による鑑別結果に基づいて制御部24により決定された搬送先(例えば、紙幣収納庫102)に搬送する。詳細には、搬送部20は、紙幣が搬送される搬送路22と、複数のローラ(図示省略)と、紙幣を案内する複数の切替部(図示省略)とを有する。各ローラは、搬送路22を挟んで対向するように配置され、後述する制御部24により制御され各ローラが回転することにより、搬送路22が所定の方向に移動し、紙幣を搬送することができる。さらに、搬送路22に接して設けられた楔形形状の切替部の傾斜方向を変化させることで、紙幣の搬送方向を切り替えることができる。また、搬送路22は、図1においては、例えば、入出金部16から、鑑別部18及び搬送部20を貫き、ユニット100に装着された1個の紙幣収納庫102まで延びている。しかしながら、本実施形態においては、このような態様に限定されるものではなく、搬送路22は、入出金部16から、例えば、ユニット100に装着された複数の紙幣収納庫102へ分岐して延びていてもよく、また、装置本体12の他の機能部に延びていてもよい。さらに、本実施形態においては、搬送路22は、紙幣処理装置10の他の機能部を貫いていてもよい。
制御部24は、例えば紙幣処理装置10内に設けられ、CPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、紙幣処理等の種々の処理のための制御を行うことができる。制御部24は、利用者からの操作に基づいて、制御部24の有する記憶部(図示省略)から所定のプログラムを読み出して実行することにより、入出金部16、鑑別部18、搬送部20等の紙幣処理装置10の各所を制御することができる。なお、制御部24は、図1では紙幣処理部12aに設けられているが、本実施形態においてはこのような態様に限定されるものではなく、紙幣収納部12bに設けられてもよく、もしくは、紙幣処理装置10の外部に設けられてもよい。
次に、紙幣収納部12bの各部について説明する。ユニット100は、装置本体12の紙幣収納部12bに、装置本体12の紙幣収納部12bから引出可能に収納される。詳細には、ユニット100の下側には、図1中の左右方向に延びるレール28が設けられており、ユニット100は、レール28上を摂動することにより、装置本体12から利用者側に、すなわち、図中の矢印Bの方向に引き出されることができる。なお、ユニット100を装置本体12から容易に引き出すことができるように、レール28とユニット100との間の摩擦力が小さくなるように、レール28及びユニット100は構成されることが好ましい。
紙幣収納庫102は、鑑別部18による鑑別結果が予め紙幣収納庫102に収納対象と定められている鑑別結果に該当する場合に、鑑別された紙幣が搬送され、かつ、搬送された紙幣を収納する部位であり、ユニット100に装着される。図1には図示されていないが、ユニット100内の紙幣収納庫102の装着位置には、紙幣収納庫102を固定する機構が設けられており、当該機構によって紙幣収納庫102はユニット100に固定される。
次に、図2及び図3を参照して、本実施形態に係るユニット100及び紙幣収納庫102の詳細を説明する。図2は、第1の実施形態に係る紙幣処理装置10を図1のA−A´で切断した場合の断面図である。図3は、第1の実施形態に係るシャッタロック機構138のガイド部138bの平面図であって、図2に示されるシャッタロック機構138に対応する。なお、図2においては、ユニット100には、紙幣収納庫102が1個装着されているが、本実施形態においては、ユニット100に装着される紙幣収納庫102の数は1個に限定されることはなく、複数個の紙幣収納庫102が格納されていてもよい。この場合、複数の紙幣収納庫は、ユニット100内に、図2中の上下方向に沿って縦1列に装着されることとなる。
ユニット100は、装置本体12の紙幣収納部12bに、装置本体12の紙幣収納部12bから引出可能に収納される。紙幣収納部12b内のユニット100の下側には、先に説明したように、レール28が設けられており、ユニット100は、レール28上を摂動することにより、図2中の矢印Cの方向に、すなわち、装置本体12から利用者側へ引き出されることができる。
紙幣収納庫102は、先に説明したように、搬送された紙幣を収納する部位であり、ユニット100内の紙幣収納庫102の装着位置に設けられた、紙幣収納庫102を固定する機構(図示省略)によって、ユニット100の内部に固定される。また、紙幣収納庫102は、ユニット100の引出方向(図2中矢印Cで示される方向)に沿って移動可能なシャッタ124と、シャッタ124を引出方向に対して反対方向へ付勢する2つの付勢部材126と、シャッタ124を閉鎖位置に固定するシャッタロック機構138と、シャッタ124と連結され、且つ、紙幣収納庫102を格納したユニット100を装置本体12に挿入した際に装置本体12に設けられた突起部26によって押圧される押圧部140と、を主に有する。
次に、図4から図7を参照して、ユニット100及び紙幣収納庫102の動作を説明する。図4から図7は、図2に対応する紙幣処理装置10の断面図であって、本実施形態に係るユニット100及び紙幣収納庫102による一連の動作例を示す図である。
本実施形態においては、第1の実施形態に係るユニット100及び紙幣収納庫102の構成は、図2に示す形態に限定されることはなく、例えば、以下に示すような、第1の実施形態に係るシャッタが、スライド部424a及びシャッタ部424bに分割されているような構成であってもよい。以下に、この本実施形態の変形例について説明する。
次に、図8を参照して、本変形例に係るユニット400及び紙幣収納庫402の詳細を説明する。図8に、本変形例に係る紙幣処理装置40を図1のA−A´で切断した断面図を示す。なお、本変形例に係るユニット400及び紙幣収納庫402の構成のうち、第1の実施形態に係るシャッタが、スライド部424a、シャッタ部424b及び連結部424cから構成され、付勢部材126、シャッタロック機構138及び押圧部140が、スライド部424a側に設けられていること以外は、第1の実施形態のユニット100及び紙幣収納庫102と共通のため、ここでは、第1の実施形態のユニット100及び紙幣収納庫102と共通する事項の説明については省略し、共通しない要素等についてのみ説明する。
第1の実施形態においては、シャッタ124を付勢する付勢部材として、2つの引張コイルばねを用いていた。それに対して、以下の第2の実施形態においては、シャッタ124を付勢する付勢部材526として、1つの板バネを用いる。第2の実施形態によれば、付勢部材として板バネを用いることにより、本実施形態に係る紙幣処理装置50の部品点数をより抑えることができ、紙幣処理装置50の製造コストを抑えることができる。
次に、図9を参照して、本実施形態に係るユニット500及び紙幣収納庫502を説明する。図9に、本実施形態に係る紙幣処理装置50を図1のA−A´で切断した断面図を示す。なお、本実施形態に係るユニット500及び紙幣収納庫502のうち、付勢部材が板バネであること以外は、第1の実施形態と共通のため、ここでは、第1の実施形態のユニット100及び紙幣収納庫102と共通する要素の説明については省略し、共通しない要素についてのみ説明する。
12 装置本体
12a 紙幣処理部
12b 紙幣収納部
14 入出金口
16 入出金部
18 鑑別部
20 搬送部
22 搬送路
24 制御部
26 突起部
26a 貫通孔
28 レール
100、400、500 ユニット
102、402、502 紙幣収納庫
102a、402a、502a 開口部
112 ロック部
112a フック部
112b 係合部
112c 回転軸
116 センサ
124 シャッタ
126、526 付勢部材
138 シャッタロック機構
138a レバー
138b ガイド部
140 押圧部
338 突出部
340 ローラ
342 連結部
344 溝
344a、344b 太溝
344c 細溝
346 ストッパー
424a スライド部
424b シャッタ部
424c 連結部
B、C、D、E、F、G 矢印
Claims (7)
- 媒体を処理する媒体処理装置であって、
装置本体と、
前記装置本体から引出可能なユニットと、
前記ユニット内に装着され、前記媒体を収納する媒体収納庫と、
を備え、
前記ユニットは、
前記ユニットを前記装置本体に固定するロック部を有し、
前記媒体収納庫は、
前記ユニットの引出方向に沿って移動可能なシャッタと、
前記シャッタを前記引出方向に対して反対方向へ付勢する付勢部材と、
前記シャッタと連結され、且つ、前記媒体収納庫を装着した前記ユニットを前記装置本体に挿入した際に前記装置本体に設けられた突起部によって押圧される押圧部と、
を有し、
前記付勢部材は、前記押圧部と前記媒体収納庫の利用者側の側面とは反対側に位置する側面である奥側側面との間を接続するように設けられ、
前記押圧部が前記突起部によって前記引出方向に押圧されると前記付勢部材が前記反対方向に伸び、前記ユニットが前記ロック部によって固定されないと前記付勢部材が前記引出方向に縮んで前記奥側側面を引くことによって前記ユニットを前記引出方向に移動させる、
媒体処理装置。 - 媒体を処理する媒体処理装置であって、
装置本体と、
前記装置本体から引出可能なユニットと、
前記ユニット内に装着され、前記媒体を収納する媒体収納庫と、
を備え、
前記ユニットは、
前記ユニットを前記装置本体に固定するロック部を有し、
前記媒体収納庫は、
前記ユニットの引出方向に沿って移動可能なシャッタと、
前記シャッタを前記引出方向に対して反対方向へ付勢する付勢部材と、
前記シャッタと連結され、且つ、前記媒体収納庫を装着した前記ユニットを前記装置本体に挿入した際に前記装置本体に設けられた突起部によって押圧される押圧部と、
を有し、
前記シャッタは、
前記引出方向に沿って移動可能なスライド部と、
前記引出方向に沿って移動し、前記媒体収納庫を開閉するシャッタ部と、
前記スライド部と前記シャッタ部とを連結する連結部と、
を有し、
前記押圧部は、前記スライド部に設けられ、
前記付勢部材は、前記スライド部を前記引出方向に対して反対方向へ付勢する、
媒体処理装置。 - 前記付勢部材は引張コイルばねである、請求項1または2に記載の媒体処理装置。
- 前記付勢部材は板ばねである、請求項1または2に記載の媒体処理装置。
- 前記媒体収納庫は、
前記シャッタを閉鎖位置に固定するシャッタロック機構をさらに有し、
前記シャッタロック機構は、前記突起部によって押圧されることにより前記シャッタの固定を解除する、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の媒体処理装置。 - 前記ロック部は、
前記ユニットが前記装置本体内のユニット収納位置に挿入された場合に、
前記ユニットを前記装置本体の前記ユニット収納位置に固定する、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の媒体処理装置。 - 前記ユニットの側面には貫通孔が設けられており、
前記突起部は前記貫通孔を貫通することにより、前記押圧部を押圧する、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の媒体処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015213693A JP6672704B2 (ja) | 2015-10-30 | 2015-10-30 | 媒体処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015213693A JP6672704B2 (ja) | 2015-10-30 | 2015-10-30 | 媒体処理装置 |
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JP2017084204A JP2017084204A (ja) | 2017-05-18 |
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ID=58713223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015213693A Active JP6672704B2 (ja) | 2015-10-30 | 2015-10-30 | 媒体処理装置 |
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JP (1) | JP6672704B2 (ja) |
-
2015
- 2015-10-30 JP JP2015213693A patent/JP6672704B2/ja active Active
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