JP6672065B2 - カートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に着脱可能なカートリッジに関するものである。ここで、カートリッジとは、電子写真感光体とされる像担持体や、像担持体に形成した静電潜像を現像するために現像剤を担持し搬送する現像剤担持体等を備えており、画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。
電子写真方式を用いた画像形成装置においては、現像剤担持体(以下、「現像ローラ」という)を用いて、像担持体としてのドラム状の電子写真感光体(以下、「感光ドラム」という。)に形成した静電潜像を、現像剤(以下、トナーという)で現像することでトナー像として可視化している。
従来、このような画像形成装置に対しては、画像形成プロセスに用いる現像ローラ、感光ドラム、トナーを収納する容器等を一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置の装置本体に対して着脱可能にしたものがある。
このように着脱可能にしたカートリッジにおいては、使用者が画像形成装置本体からカートリッジを取り出し、新しいカートリッジと交換することが一般的となっている。
ここで、新しいカートリッジには、各種部材を保護するためのカバー部材が取り付けられているものがある。画像形成装置の装置本体への新しいカートリッジ装着時は、カバー部材を取り外してから、画像形成装置の装置本体に装着する。
また、取り外したカバー部材は、画像形成装置の装置本体から取り外した使用済みのカートリッジに装着し、カートリッジとカバー部材を同時に回収し、リサイクルなどを行うことも可能となっている。
ここで、現像ローラを保護し、カートリッジに着脱可能なカバー部材が、特許文献1に開示されている。
特許第5610740号公報
上記従来例のように、カートリッジに着脱可能なカバー部材は、現像ローラ等の被保護部を覆うような構成となっている。この際、カバー部材は、カバー部材に設けられた係合部を、カートリッジに設けられた被係合部と係合させることで取り付けられている。また、カバー部材には、使用者が取り外し操作をする際に把持する把手部が設けられており、使用者はこの把手部を持って、カバー部材の係合部の係合を解除させ、カバー部材をカートリッジから取り外すようになっている。
カートリッジに対するカバー部材の着脱は使用者自身が行うことから、容易に行える構成とすることでユーザビリティは向上する。本発明は、カバー部材を取り外す際の操作性を向上させたカバー部材を有するカートリッジを提供するものである。
係る課題に対して、
本出願にかかる第1の発明は、
画像形成装置の装置本体に着脱可能なカートリッジであって、
枠体と、
前記枠体に支持され、前記枠体から露出する被保護部と、
前記枠体に取り付けて前記被保護部を被覆し、かつ前記枠体から取り外し可能なカバー部材であって、
前記枠体に設けられた被係合部と解除可能に係合する突起状の係合部と、
前記係合部が突出する突出方向において、前記係合部よりも下流側に設けられた把手部と、
を備えるカバー部材と、
を有するカートリッジにおいて、
前記被係合部は、
前記係合部が前記枠体から離れる方向に移動することを規制する第一の面と、
前記カバー部材を前記枠体に取り付けた際の前記突出方向において、前記第一の面の下流側の端部を起点とし、前記第一の面と交差する方向かつ前記枠体から離れる方向に延長された第二の面と、を備え、
前記カバー部材は、
前記枠体から前記カバー部材を取り外す際に前記枠体の一部と当接し、前記係合部が前記被係合部に対して前記突出方向に移動することを規制する規制部を備える
ことを特徴とするカートリッジである。
本発明によれば、カートリッジのカバー部材を取り外す際に、係合部の突出方向(係合部が被係合部材に係合する方向)に移動することが規制される。これにより、カバー部材の取り外し時に、係合部が被係合部に引っ掛かることを抑制できる。その結果、カバー部材の取り外し操作性が向上したカバー部材を有するカートリッジを提供することができる。
本発明の第一の実施例における、カバー部材を取り付けた状態での現像カートリッジの斜視図である。 本発明の実施の形態における、画像形成装置の断面図である 本発明の実施の形態における、ドラムカートリッジの説明図である 本発明の実施の形態における、ドラムカートリッジの断面図である 本発明の実施の形態における、現像カートリッジの断面である 本発明の実施の形態における、現像カートリッジの斜視図である。 本発明の第一の実施例における、カバー部材の斜視図である。 本発明の第一の実施例における、カバー部材を取り付けた状態での現像カートリッジの斜視図である。 本発明の第一の実施例における、現像カートリッジの断面図である。 本発明の第一の実施例における、カバー部材を取り外す状態を示す現像カートリッジの断面図である。 本発明の第二の実施例における、カバー部材の斜視図である。 本発明の第二の実施例における、カバー部材を取り外す状態を示す現像カートリッジの断面図である。
[実施例1]
以下、本発明に係るカートリッジについて、図面に則して説明する。
(画像形成装置の全体構成)
まず電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という。)の装置本体100の全体構成について、図2を用いて説明する。図2に示すように、装置本体100には、着脱可能な4個の感光ドラム担持体カートリッジ(以下、ドラムカートリッジという)9(9Y、9M、9C、9K)が装着部材(不図示)によって装着されている。また、本実施例におけるカートリッジとして、装置本体100に着脱可能な4個の現像カートリッジ4(4Y、4M、4C、4K)が、装着部材(不図示)によって装着されている。ここで、ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の装置本体100の装着方向上流側を前側面側、装着方向下流側を奥側面側と定義する。図2において、ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4は、装置本体100内に水平方向に対して傾斜して併設されている。
各ドラムカートリッジ9には、像担持体としての電子写真感光ドラム(以下、感光ドラムという)1(1a、1b、1c、1d)が設けられている。また、感光ドラム1の周囲に帯電部材としての帯電ローラ2(2a、2b、2c、2d)と、清掃部材としてのクリーニング部材6(6a、6b、6c、6d)等のプロセス手段が一体的に配置されている。
また、各現像カートリッジ4には、現像剤担持体としての現像ローラ25(25a、25b、25c、25d)(被保護部)、層厚規制部材としての現像ブレード35(35a、35b、35c、35d)等のプロセス手段が一体的に配置されている。
帯電ローラ2は、感光ドラム1の表面を一様に帯電させるものであり、現像ローラ25は、感光ドラム1に形成した静電潜像を現像剤としてのトナーによって現像して可視像化するものである。そして、クリーニング部材6は、感光ドラム1に形成したトナー像を記録媒体に転写した後に、感光ドラム1に残留したトナーを除去するものである。
また、ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の下方には画像情報に基づいて感光ドラム1に選択的な露光を行い、感光ドラム1に静電潜像を形成するための露光部材としてのスキャナ3が設けられている。
装置本体100の下部には記録媒体Sを収納したカセット17が装着されている。そして、記録媒体Sが2次転写ローラ69、定着部74を通過して装置本体100の上方へ搬送されるように記録媒体搬送手段が設けられている。すなわち、カセット17内の記録媒体Sを1枚ずつ分離給送する給送ローラ54、給送された記録媒体Sを搬送する搬送ローラ対76、感光ドラム1に形成される静電潜像と記録媒体Sとの同期を取るためのレジストローラ対55が設けられている。また、ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の上方には各感光ドラム1(1a、1b、1c、1d)上に形成したトナー画像を転写させるための中間転写部材としての中間転写カートリッジ5が設けられている。中間転写カートリッジ5には駆動ローラ56、従動ローラ57、各色の感光ドラム1に対向する位置に1次転写ローラ58(58a、58b、58c、58d)、2次転写ローラ69に対向する位置に対向ローラ59を有し、転写ベルト9が掛け渡されている。そして、転写ベルト14はすべての感光ドラム1に対向し、且つ接するように循環移動し、1次転写ローラ58(58a、58b、58c、58d)に電圧を印加することにより、感光ドラム1から転写ベルト9上に一次転写を行う。そして、転写ベルト9内に配置された対向ローラ59と2次転写ローラ69への電圧印加により、転写ベルト14のトナーを記録媒体Sに転写する。
画像形成に際しては、各感光ドラム1を回転させ、帯電ローラ2によって一様に帯電させた感光ドラム1にスキャナ3から選択的な露光を行う。これによって、感光ドラム1に静電潜像を形成する。その静電潜像を現像ローラ25によって現像する。これによって、各感光ドラム1に各色トナー像を形成する。この画像形成と同期して、レジストローラ対55が、記録媒体Sを対向ローラ59と2次転写ローラ69とが転写ベルト9を介在させて当接している2次転写位置に搬送する。そして、2次転写ローラ69へ転写バイアス電圧を印加することで、転写ベルト上の各色トナー像を記録媒体Sに2次転写する。これによって、記録媒体Sにカラー画像を形成する。カラー画像が形成された記録媒体Sは、定着部74によって加熱、加圧されてトナー像が定着される。その後、記録媒体Sは、排出ローラ72によって排出部75に排出される。尚、定着部74は、装置本体100の上部に配置されている。
(ドラムカートリッジ)
まず、ドラムカートリッジ9の構成について、図3、図4を用いて説明する。図3はドラムカートリッジ9(9Y、9M、9C、9K)の構成説明図である。尚、本実施例において9Y、9M、9C、9Kは同一構成である。
なお、本実施例では、後述するドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の挿入方向において、挿入方向上流側を手前側、挿入方向下流側を奥側と定義する。
ドラムカートリッジ9(9Y、9M、9C、9K)の枠体であるクリーニング枠体27には、感光ドラム1がドラム前軸受10とドラム奥軸受11を介して回転可能に設けられている。感光ドラム1の軸線方向一端側にはドラムカップリング16aを有するフランジ16が設けられている。感光ドラム1は、一部がクリーニング枠体27から露出した状態で支持されている。
図4はドラムカートリッジの断面図である。感光ドラム1の周囲には、前述した通り帯電ローラ2、クリーニング部材6が設けられている。クリーニング部材6は弾性部材であるゴムブレード7とクリーニング支持部材8から構成されている。ゴムブレード7の先端部7aは感光ドラム1の回転方向に対してカウンター方向に当接させて配設してある。そしてクリーニング部材6によって感光ドラム1表面から除去された残留トナーは除去トナー室27aに落下する。また除去トナー室27aの除去トナーが漏れることを防止する封止シート21が感光ドラム1に当接している。そしてドラムカートリッジ9に駆動源である本体駆動モータ(不図示)の駆動力を伝達することにより、感光ドラム1を画像形成動作に応じて回転駆動させる。帯電ローラ2は、帯電ローラ軸受28を介し、ドラムカートリッジ9に回転可能に取り付けられており、帯電ローラ加圧部材33により感光ドラム1に向かって加圧され、感光ドラム1に従動回転する。
(現像カートリッジ)
次に、現像カートリッジ4について、図5、及び、図6を用いて説明する。図5は現像カートリッジにトナーを収納した現像カートリッジ4の断面である。尚、イエロー色のトナーを収納した現像カートリッジ4Y、マゼンタ色のトナーを収納した現像カートリッジ4M、シアン色のトナーを収納した現像カートリッジ4C、ブラック色のトナーを収納した現像カートリッジ4Kは本実施例においては同一構成である。また、図6は現像カートリッジの斜視図である。
現像カートリッジ4は、感光ドラム1と接触して矢印B方向に回転する現像ローラ25と、現像ローラ25に接触して回転するトナー供給ローラ34と、現像ローラ25上のトナー層を規制するための現像ブレード35と、トナー搬送部材36を備えている。また、これらの部材を支持する枠体としての現像枠体31を備えている。
現像枠体31は隔壁31dによって、現像ローラ25が配置されている現像室31cと、現像室31cの下方に設けられたトナー収容室31aとに仕切られている。また、隔壁31dにはトナー収容室31aから現像室31cへトナーを搬送する際にトナーが通過する開口31bが設けられている。
現像ローラ25とトナー供給ローラ34は現像ローラ25の軸線方向の両側に設けられた現像前軸受12、現像奥軸受13を介して、回転可能に現像枠体31に支持されている。さらに、現像ローラ25は、一部が現像枠体31から露出した状態で支持されている。
現像枠体31のトナー収納室31aには、収納されたトナーを撹拌すると共に、前記開口部31bを介して現像室31cへトナーを搬送するためのトナー搬送部材36が設けられている。
図6に示すようにトナー供給ローラ34の奥側端部には現像カップリング23が設けられている。また、トナー供給ローラ34の前側端部には、トナー供給ギヤ(不図示)が設けられている。
現像ローラ25の前側端部にはトナー供給ギヤと噛み合う現像ギヤ29が設けられている。そして、駆動源である本体駆動モータ(不図示)の駆動力を現像カップリング23に伝達することにより、トナー供給ローラ34、及び、現像ローラ25を画像形成動作に応じて回転駆動させる。また、現像ギヤ29、及び、トナー供給ギヤの外側には、現像枠体31の一部としてのギヤカバー20が設けられている。
(カバー部材)
次に、図1、及び、図6から図10を用いて、現像枠体31に取り付けるカバー部材45に関して説明する。
図1は、本実施例におけるカバー部材を取り付けた状態での現像カートリッジの斜視図である。図7は、カバー部材の斜視図である。図8は、カバー部材を取り付けた状態での現像カートリッジの斜視図である。図9は現像カートリッジの断面図である。図10は、カバー部材を取り外す状態を示す現像カートリッジの断面図である。
図1、図8に示すように、現像カートリッジ4の現像枠体31には、カバー部材45が取り付けられる。カバー部材45は、現像枠体31に取り付けて現像ローラ25の露出部を被覆し、保護するものである。このカバー部材45は現像枠体31から取り外し可能に構成され、現像カートリッジ4を装置本体100に取り付ける際には、現像枠体31から取り外される。本実施例におけるカバー部材45は、ポリスチレン等の樹脂からなり、射出成型によって製造される。そしてカバー部材45は、弾性変形が可能な一方で、自身の剛性により、現像ローラ25との間に隙間を保ちつつ、現像枠体31に取り付けることができる。また、カバー部材45は、現像枠体31に取り付けた際の現像ローラ25の軸線方向を長手方向とし、同方向に延長された形状を有している。
図6、図9に示すように、現像カートリッジ4の現像枠体31には、現像枠体31から離れる方向に延長された壁部31wが設けられている。壁部31wには、貫通穴31mが設けられている。貫通穴31mは、現像ローラ25の軸線方向において複数個所に設けられ、本実施例では2か所に設けられている。一方、現像ローラ25の軸線方向と交差する方向において、現像ローラ25の中心から見て貫通穴31mと反対側に、下流被係合部としての凹部31j、31kが設けられている。すなわち、現像枠体31の凹部31j、31kに対して現像ローラ25の軸線方向と交差する方向の対向側に、貫通穴31mが配置されており、凹部31j、31kと貫通穴31mの間に、現像ローラ25の中心が位置している。上述の壁部31wと、貫通穴31mが、本実施例における被係合部として機能する。
一方、図7、図9に示すように、カバー部材45には、貫通穴31mに解除可能に係合する突起状の係合部としての第一爪部45dが複数個所(本実施例では2か所)に設けられている。それぞれの第一爪部45dは、それぞれ対応する貫通穴31mと係合する。カバー部材45を現像枠体31に取り付けた状態において、第一爪部45dは貫通穴31mに対して、現像枠体31の外側から現像ローラ25の中心に向かう方向(近づく方向)に係合している。ここで、第一爪部45dが突出する方向(現像枠体31にドラムカバー45を取り付けた際に、第一爪部45dが貫通穴31mに係合する方向)を、突出方向(図9矢印V方向)と呼ぶ。本実施例において、突出方向は、カバー部材45の長手方向と交差する方向(好ましくは直交方向)である。なお、以下の説明において、カバー部材45以外の構成について述べる際の「突出方向」とは、特に記載がなければ現像枠体31にカバー部材45を取り付けた際の突出方向を指すものとする。
一方、第一爪部45dよりも突出方向の下流側には、使用者がカバー部材45を現像枠体31から取り外す際に操作する把手部45aが設けられている。本実施例におけるカバー部材45においては、第一爪部45はカバー部材45の突出方向の上流側の端部に設けられ、把手部45aはカバー部材45の突出方向の下流側の端部に設けられている。また、第一爪部45dよりも突出方向の下流側において、凹部31j、31kに係合する下流係合部である第二爪部45b、45cが設けられている。また、それぞれの第一爪部45dと並ぶ位置に、規制部としての支持リブ45fが設けられている。
ここで、本実施例では、カバー部材45の長手方向において、把手部45aはカバー部材45の中央に位置しており、把手部45aの両外側に第一爪部45dと、第二爪部45b、45cが設けられる。第二爪部45b、45cは、それぞれ把手部45aに隣接しており、カバー部材45の長手方向において把手部45aよりも端部側に設けられている。第二爪部45b、45cの両端には、スリットが設けられている。一方、第一爪部45dは、カバー部材45の長手方向において、第二爪部45b、45cよりもさらに端部側に位置するように設けられている。さらに、第一爪部45dの内側には、スリットが設けられている。本実施例において、第二爪部45b、45cは、隣り合う第一爪部45dよりも把手部45aに近い位置に設けられている。
また、支持リブ45fは、カバー部材45の長手方向において、隣り合う第一爪部45dよりもさらに端部側に位置するように設けられている。本実施例において、支持リブ45fは、カバー部材45の長手方向において、第一爪部45dと間隔をあけて配置されている。
次に、図9を用いて、カバー部材45を現像枠体31に取り付けた状態について説明する。ここで、第一爪部45d、第二爪部45b、45c、貫通穴31m、凹部31j、31k、支持リブ45fはカバー部材45の長手方向で2か所に設けられている。しかし、現像ローラ25の軸線方向から見た位置関係(現像カートリッジ4の断面方向における位置関係)は同じである。よって以降の説明では片方のみを参照して説明し、もう片方の説明は省略する。
図9に示すように、カバー部材45は、第二爪部45bを凹部31jと係合させ、第一爪部45dを貫通穴31mに係合させることで現像枠体31に取り付けられている。
カバー部材45を現像枠体31に取り付けた状態において、第一爪部45dは貫通穴31mに対して、現像枠体31の外側から現像ローラ25の中心に向かう方向(近づく方向)に係合している。また、第二爪部45bは、凹部31jに対して、現像枠体31の外側から現像ローラ25の中心に向かう方向(近づく方向)に係合している。
一方、壁部31wに設けられた貫通穴31mは、第一爪部45dが現像枠体31から離れる方向に移動することを規制する第一の面31m1を有している。すなわち、第一の面31m1は、貫通穴31mを形成する壁部31wの、貫通穴31m周りの内周の一部を形成する面である。また、第一の面31mの突出方向の下流側の端部を起点として、第二の面31m2が設けられている。第二の面31m2は、第一の面31m1と交差する方向、かつ第一の面31m1の突出方向の下流側の端部を起点として現像枠体31から離れる方向に延長された面である。本実施例において、この第二の面31m2は、壁部31wの突出方向の下流側の面である。
一方、カバー部材45の支持リブ45fは、現像枠体31の貫通穴31mが設けられる壁部31wの、突出方向の上流側の面である第三の面31m3に近接した位置になるように設けられる(図1(b)、図9(b)参照)。本実施例では、第三の面31m3は、貫通穴31mに対して、長手方向(現像ローラ25の軸線方向)外側に位置する壁部31wの面である。支持リブ45fは、カバー部材45を現像枠体31に取り付けた際に、第一の面31m1よりも、突出方向の上流側に位置し、第一の面31m1よりも現像枠体31に近づく方向に延長された形状を有している。
ここで、新しい現像カートリッジを使用する際には、使用者は、使用前にカバー部材45を取り外す必要がある。下記に、順を追ってカバー部材の取り外す構成について図9及び図10を用いて説明する。
上述の通り、本実施例におけるカバー部材45は、第一爪部45dと、第二爪部45b、45cが現像枠体31の外側から現像ローラ25の中心に近づく方向に延び、現像枠体31と係合している。このため、カバー部材45は、少なくともその一部を弾性変形させて、現像枠体31から取り外される。また、本実施例のカバー部材45は、把手部45aをカバー部材45の長手方向(現像ローラ25の軸線方向)と交差する方向(好ましくは直交方向)に取り外す構成である。
まず、使用者はカバー部材45に設けられた把手部45aを用いて、カバー部材45を矢印F方向に回動させる。このとき、第一爪部45dよりも把手部45aに近い第二爪部45b、45cにおいて、根元部分が弾性変形をおこして撓み、凹部31j、31kとの係合が解除される。すなわち、第二爪部45b、45cは、第一爪部45dよりも先に係合が解除される(図10(a))。
カバー部材45を現像枠体31から取り外すため、使用者はさらに把手部45aを矢印F方向に移動させる。ここで、上述のように、把手部45aは第一爪部45dよりも突出方向の下流側に設けられている。また、第一の面31m1の突出方向の下流側の端部には第二の面31m2が接続されている。さらに本実施例では、第一の面31m1の突出方向の長さは第一爪部45dよりも短い。そのため、支持リブ45fが無い状態で把手部45aを矢印F方向に移動させると、第一爪部45dが、貫通穴31mに対してさらに突出方向に移動することになる。そして、第一爪部45dが現像枠体31から離れる方向(第一の面31m1を起点として第二の面31m2が伸びている方向)(図10の上方向)に大きく傾き、さらには第二の面31m2側に回り込んでしまう。その結果、第一爪部45dが第二の面31m2に引っ掛かり、カバー部材45の取り外し時の操作性が低下する。
一方、本実施例においては、ドラムカバー45を現像枠体31から取り外す際には、支持リブ45fが本実施例における現像枠体31の一部である第三の面31m3と当接する(図1(b)参照)。こうすることで、図10に示すように、第一爪部45dが貫通穴31mに対して突出方向(侵入する方向)に移動することが規制される。すなわち、第一爪部45dの現像枠体31から離れる方向(第一の面31m1を起点として第二の面31m2が伸びている方向)への傾きを規制し、第一爪部45dが第二の面31m2側に回り込むことを規制している。
さらに、支持リブ45fが第一の面31m1よりも現像枠体31に近づく方向に延長され、第三の面31m3と突き当たっている。これにより、カバー部材45は、支持リブ45fと、第三の面31m3との接触部45f1を回動支点として回動することができ(図10(b)の矢印X方向)、貫通穴31mとの係合を解除し易くできる。このように、支持リブ45fによって、第一爪部45dが、第二の面31m2に引っ掛かることが抑制され、貫通穴31mとの係合を解除し易くできる。
また、カバー部材45において、把手部45aと第一爪部45dをそれぞれ反対側の端部に設けたことにより、第一爪部45dは、把手部45aを矢印F方向に操作した時、カバー部材45の自重によって現像枠体31に近づく方向に移動する。このとき、第一爪部45dと、貫通穴31mにクリアランスZが生じ、第一爪部45dが貫通穴31mに引っ掛ることなく、さらに容易に係合を解除することが可能となる。さらに、第一爪部45dの先端の、第一の面31m1側の角部や、第一の面31m1と第二の面31m2の交差する角部に、面取りや円弧形状の丸み(いわゆるコーナーアール)を施すことで、さらに容易に係合を解除することが可能となる。
以上のように、カバー部材45に支持リブ45fを設け、取り外しの際に、第一爪部45dが貫通穴31mに突出方向に移動することを規制することにより、第一爪部45dが貫通穴31mに引っ掛ることを抑制し、容易に係合解除することが可能となる。すなわち、カバー部材45を現像枠体31から取り外す際の操作性を向上させ、カバー部材の取り外し操作性が向上したカバー部材を有するカートリッジを提供することができる。
なお、本実施例においては現像ローラ25を被保護部とし、現像枠体31を枠体としたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、クリーニング枠体27等の別の枠体に取り付けて、感光ドラム1を保護するようにしても良い。また、被保護部として、カートリッジに一般的に用いられる電極、メモリ部材等の部材、または枠体そのものの一部表面を被覆するものであっても良い。
[実施例2]
次に本発明の第二の実施例について図11、及び図12を用いて説明する。なお、本実施例では第一の実施例と異なる構成部分について主に述べることとし、第一の実施例と同様の構成部分については説明を省略する。
図11は、第二の実施例におけるカバー部材の斜視図である。図12は、第二の実施例におけるカバー部材を取り外す状態を示す現像カートリッジの断面図である。
図11に示すように、本実施例において、カバー部材145は、第一爪部145dと一体的に、規制部としての支持リブ145fを設けている。すなわち、第一爪部145dと支持リブ145fは、カバー部材145の長手方向(現像ローラ25の軸線方向)において、同一の位置に配置されている。支持リブ145fは、カバー部材145を現像枠体31に取り付けた状態において、第一の面31m1よりも現像枠体31に近づく方向に延長されている。
第一の実施例と同様に、カバー部材145を取り外す際は、図12に示すように、カバー部材145の把手部145aを矢印F方向に回動させる。そして、第二爪部145b、145cの係合が解除され、支持リブ145fが、現像枠体31の壁部31wにおいて、貫通穴31mの下壁31m4と接触する。これにより、第一爪部145dが貫通穴31mに対して突出方向に移動することが規制され、さらに接触部145f1を回動中心として、カバー部材145を回動させることが可能となる。また、第一の実施例と同様に、第一爪部145dと、貫通穴31mにクリアランスZ2が生じており、第一爪部145dが貫通穴31mに引っ掛ることを抑制し、容易に係合解除することが可能となる。
本実施例のように、第一爪部145dと、支持リブ145fとを一体的に設けることにより、より省スペースで、第一爪部145dが貫通穴31mに引っ掛ることを抑制できる。すなわち、第一の実施例と同様に、カバー部材45を現像枠体31から取り外す際の操作性を向上させ、カバー部材の取り外し操作性が向上したカバー部材を有するカートリッジを提供することができる。
B 現像ローラ回転方向
V 突出方向
1(1a〜1d) 感光ドラム
2(2a〜2d) 帯電ローラ
4(4a〜4d) 現像カートリッジ
6(6a〜6d) クリーニング部材
9 ドラムカートリッジ
25 現像ローラ
31 現像枠体
31j、31k 下流被係合部
31m 貫通穴
31m1 第一の面
31m2 第二の面
31m3 第三の面
31m4 下壁
31w 壁部
45、145 カバー部材
45a、145a 把手部
45b、45c、145b、145c 第一爪部
45d、145d 第二合部
45f、145f 支持リブ

Claims (15)

  1. 画像形成装置の装置本体に着脱可能なカートリッジであって、
    枠体と、
    前記枠体に支持され、前記枠体から露出する被保護部と、
    前記枠体に取り付けて前記被保護部を被覆し、かつ前記枠体から取り外し可能なカバー部材であって、
    前記枠体に設けられた被係合部と解除可能に係合する突起状の係合部と、
    前記係合部が突出する突出方向において、前記係合部よりも下流側に設けられた把手部と、
    を備えるカバー部材と、
    を有するカートリッジにおいて、
    前記被係合部は、
    前記係合部が前記枠体から離れる方向に移動することを規制する第一の面と、
    前記カバー部材を前記枠体に取り付けた際の前記突出方向において、前記第一の面の下流側の端部を起点とし、前記第一の面と交差する方向かつ前記枠体から離れる方向に延長された第二の面と、を備え、
    前記カバー部材は、
    前記枠体から前記カバー部材を取り外す際に前記枠体の一部と当接し、前記係合部が前記被係合部に対して前記突出方向に移動することを規制する規制部を備える
    ことを特徴とするカートリッジ。
  2. 前記規制部は、
    前記カバー部材を前記枠体に取り付けた際に、
    前記第一の面よりも前記突出方向の上流側に位置し、
    かつ前記第一の面よりも前記枠体に近づく方向に延長された規制部である
    ことを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記係合部は、前記カバー部材の前記突出方向の上流側の端部に設けられ、
    前記把手部は、前記カバー部材の前記突出方向の下流側の端部に設けられる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のカートリッジ。
  4. 前記カバー部材は、前記係合部に対して前記突出方向の下流側に下流係合部を備え、
    前記枠体は、前記下流係合部が係合する下流被係合部を備える
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  5. 前記下流係合部は、前記係合部よりも前記把手部に近い位置に設けられる
    ことを特徴とする請求項4記載のカートリッジ。
  6. 前記把手部を操作して前記カバー部材を前記枠体から取り外す際に、
    前記下流係合部の係合が、前記係合部の係合よりも先に解除される
    ことを特徴とする請求項5に記載のカートリッジ。
  7. 前記係合部と前記下流係合部は、
    前記カバー部材の長手方向において、前記把手部の両外側に設けられている
    ことを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  8. 前記突出方向は、前記カバー部材の長手方向と交差する方向である
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  9. 前記カバー部材は、
    前記把手部を前記カバー部材の長手方向と交差する方向に移動させて、
    前記枠体から取り外されることを特徴とする請求項8に記載のカートリッジ。
  10. 前記枠体は、前記枠体から離れる方向に延長され、貫通穴の設けられた壁部を有し、
    前記第一の面は、前記貫通穴を形成する前記壁部の内周の一部を形成する面であって、
    前記第二の面は、前記カバー部材を前記枠体に取り付けた際の前記突出方向において、前記壁部の下流側の面である
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  11. 前記規制部は、前記枠体から前記カバー部材を取り外す際に、前記カバー部材の回動支点となる
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  12. 前記規制部は、前記カバー部材の長手方向において、前記係合部に対して間隔をあけて配置されることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  13. 前記規制部は、前記カバー部材の長手方向において、前記係合部に対して同一の位置に配置されることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  14. 前記カバー部材は、少なくとも一部が弾性変形することで前記枠体から取り外される
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載のカートリッジ
  15. 前記被保護部は、現像剤担持体である
    ことを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載のカートリッジ
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