JP6670697B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、プラズマ処理装置に関するものである。
半導体デバイスといった電子デバイスの製造においては、プラズマ処理装置が用いられている。プラズマ処理装置は、一般的に、チャンバ本体、載置台、及び、高周波電源を備えている。チャンバ本体は、その内部空間をチャンバとして提供している。チャンバ本体は接地されている。載置台は、チャンバ内に設けられており、その上に載置された被加工物を保持するよう構成されている。載置台は、下部電極を含んでいる。高周波電源は、下部電極に接続されている。このプラズマ処理装置では、チャンバ内において処理ガスのプラズマが生成され、高周波電源からのバイアス用の高周波が下部電極に供給される。このプラズマ処理装置では、バイアス用の高周波に基づく下部電極の電位とプラズマの電位との電位差によりイオンが加速され、加速されたイオンが被加工物に照射される。
プラズマ処理装置では、チャンバ本体とプラズマとの間にも電位差が生じる。チャンバ本体とプラズマとの間の電位差が大きい場合には、チャンバ本体に照射されるイオンのエネルギーが高くなり、チャンバ本体からパーティクルが放出される。チャンバ本体から放出されたパーティクルは、載置台上に載置された被加工物を汚染する。このようなパーティクルの発生を防止するために、特許文献1では、チャンバの接地容量を調整する調整機構を利用する技術が提案されている。特許文献1に記載された調整機構は、チャンバに面するアノードとカソードの面積比率、即ちA/C比を調整するよう構成されている。A/C比が大きいほど、即ち、カソードの面積に対してアノードの面積が大きいほど、チャンバ本体とプラズマとの間の電位差が小さくなり、チャンバ本体に照射されるイオンのエネルギーが低くなる。チャンバ本体に照射されるイオンのエネルギーが低ければ、パーティクルの発生が抑制される。
特開2011−228694号公報
被加工物に対するプラズマ処理の一種であるエッチングには、よりアスペクト比の高い形状を被加工物に形成することが求められるようになっている。アスペクト比の高い形状を被加工物に形成するためには、被加工物に照射されるイオンのエネルギーを高くする必要がある。バイアス用の高周波の周波数を低くすることは、被加工物に照射されるイオンのエネルギーを高くする策の一つである。しかしながら、バイアス用の高周波の周波数が低くなると、プラズマの電位が高くなる。プラズマの電位が高くなると、プラズマとチャンバ本体との電位差が大きくなり、チャンバ本体に照射されるイオンのエネルギーが高くなる。かかる背景から、チャンバ本体に照射されるイオンのエネルギーを低下させることが必要となっている。
一態様においては、プラズマ処理装置が提供される。プラズマ処理装置は、チャンバ本体、載置台、及び、高周波電源部を備える。チャンバ本体は、チャンバを提供する。チャンバ本体は、接地電位に接続されている。載置台は、下部電極を有しており、チャンバ内に設けられている。高周波電源部は、下部電極に電気的に接続されている。高周波電源部は、下部電極に供給されるバイアス用の出力波を生成する。高周波電源部は、基本周波数の高周波の正の電圧成分を低減させた出力波を発生するよう構成されている。
一態様に係るプラズマ処理装置では、正の電圧成分を低下させた出力波が下部電極に供給されるので、プラズマの電位が低くなる。したがって、プラズマとチャンバ本体との間の電位差が低くなる。結果的に、チャンバ本体に照射されるイオンのエネルギーが低くなる。故に、チャンバ本体からのパーティクルの発生が抑制される。また、出力波の周波数(基本周波数)を低くすることにより、チャンバ本体に照射されるイオンのエネルギーを低くしつつ、被加工物に照射されるイオンのエネルギーを高めることが可能である。
一実施形態において、高周波電源部は、複数の高周波電源、及び、合成器を備え得る。複数の高周波電源は、基本周波数のn倍又は2n倍の互いに異なる周波数を有する複数の高周波をそれぞれ発生するよう構成されている。ここで、nは1以上の整数である。合成器は、複数の高周波を合成して出力波を生成するよう構成されている。この実施形態によれば、複数の高周波電源からの高周波の電力の損失を抑制しつつ、出力波を生成することが可能となる。
一実施形態において、高周波電源部は、基本周波数の高周波を発生する高周波電源と、高周波電源からの高周波の正の電圧成分を除去するように構成された半波整流器と、を備え得る。この実施形態によれば、正の電圧成分が略完全に除去される。
一実施形態において、プラズマ処理装置は、容量結合型のプラズマ処理装置である。この実施形態のプラズマ処理装置は、上部電極及び第1の高周波電源を更に備える。上部電極は、下部電極の上方に設けられている。第1の高周波電源は、上部電極に接続されており、プラズマ生成用の高周波を発生するよう構成されている。上部電極がプラズマ生成用の高周波が供給される電極であるプラズマ処理装置では、アノード電極の面積が小さく、A/C比が小さい。したがって、この実施形態のプラズマ処理装置では、上記出力波がより有利に用いられ得る。
一実施形態において、基本周波数は、1.4MHz以下である。
一実施形態において、プラズマ処理装置は、下部電極に接続された第2の高周波電源を更に備え得る。第2の高周波電源は、基本周波数よりも高い周波数のバイアス用の高周波を発生するよう構成されている。この実施形態のプラズマ処理装置によれば、プロセスに応じて、上述の出力波又は第2の高周波電源からのバイアス用の高周波が、下部電極に選択的に供給される。
以上説明したように、チャンバ本体に照射されるイオンのエネルギーを低下させることが可能となる。
一実施形態に係るプラズマ処理装置を概略的に示す図である。 一実施形態に係る高周波電源部を示す図である。 図2に示す高周波電源部が生成可能な出力波を例示する図である。 別の実施形態に係る高周波電源部を示す図である。 図4に示す高周波電源部によって生成される出力波を例示する図である。 図6の(a)は、シミュレーション#1において計算した被加工物に照射されるイオンのエネルギー分布を示す図であり、図6の(b)は、シミュレーション#1において計算したチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布を示す図である。 図7の(a)は、シミュレーション#2において計算した被加工物に照射されるイオンのエネルギー分布を示す図であり、図7の(b)は、シミュレーション#2において計算したチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布を示す図である。 図8の(a)は、シミュレーション#3において計算した被加工物に照射されるイオンのエネルギー分布を示す図であり、図8の(b)は、シミュレーション#3において計算したチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布を示す図である。 図9の(a)は、シミュレーション#4において計算した被加工物に照射されるイオンのエネルギー分布を示す図であり、図9の(b)は、シミュレーション#4において計算したチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布を示す図である。 シミュレーション#5及びシミュレーション#6において求めたイオンの入射角を示す図である。 図11の(a)は、シミュレーション#7において計算した被加工物に照射されるイオンのエネルギー分布を示す図であり、図11の(b)は、シミュレーション#7において計算したチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布を示す図である。 図12の(a)は、シミュレーション#8において計算した被加工物に照射されるイオンのエネルギー分布を示す図であり、図12の(b)は、シミュレーション#8において計算したチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布を示す図である。 シミュレーション#9〜#14の結果を示す表である。 シミュレーション#15〜#30の結果に基づいて算出したEh/Efを示すグラフである。 図15の(a)は、シミュレーション#31において計算した被加工物に照射されるイオンのエネルギー分布を示す図であり、図15の(b)は、シミュレーション#31において計算したチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布を示す図である。 図16の(a)は、シミュレーション#32において計算した被加工物に照射されるイオンのエネルギー分布を示す図であり、図16の(b)は、シミュレーション#32において計算したチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布を示す図である。 更に別の実施形態に係る高周波電源部を示す図である。 図17に示す高周波電源部が生成可能な第2の出力波を例示する図である。 更に別の実施形態に係る高周波電源部を示す図である。 図19に示す高周波電源部によって生成される第2の出力波を例示する図である。 図21の(a)は、シミュレーション#33において計算した被加工物に照射されるイオンのエネルギー分布を示す図であり、図21の(b)は、シミュレーション#33において計算したチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布を示す図である。 図22の(a)は、シミュレーション#34において計算した被加工物に照射されるイオンのエネルギー分布を示す図であり、図22の(b)は、シミュレーション#34において計算したチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布を示す図である。
以下、図面を参照して種々の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
図1は、一実施形態に係るプラズマ処理装置を概略的に示す図である。図1には、一実施形態に係るプラズマ処理装置の縦断面の構造が概略的に示されている。図1に示すプラズマ処理装置10は、容量結合型のプラズマ処理装置である。プラズマ処理装置10は、例えば、プラズマエッチングのために用いることができる。
プラズマ処理装置10は、チャンバ本体12を備えている。チャンバ本体12は、略円筒形状を有している。チャンバ本体12は、その内部空間をチャンバ12cとして提供している。チャンバ本体12は、例えばアルミニウムから構成されている。チャンバ本体12の内壁面、即ち、当該チャンバ12cを画成する壁面には、耐プラズマ性を有する膜が形成されている。この膜は、陽極酸化処理によって形成された膜、又は、酸化イットリウムから形成された膜といったセラミックス製の膜であり得る。また、チャンバ本体12の側壁12sには被加工物Wの搬送のための開口12gが設けられている。この開口12gはゲートバルブ14により開閉可能となっている。このチャンバ本体12は接地電位に接続されている。
チャンバ12c内では、支持部15が、チャンバ本体12の底部から上方に延在している。支持部15は、略円筒形状を有しており、石英といった絶縁材料から形成されている。また、チャンバ12c内には、載置台16が設けられている。載置台16は、その上面において被加工物Wを保持するよう構成されている。被加工物Wは、ウエハのように円盤形状を有し得る。載置台16は、下部電極18及び静電チャック20を含んでいる。この載置台16は、支持部15によって支持されている。
下部電極18は、第1プレート18a及び第2プレート18bを含んでいる。第1プレート18a及び第2プレート18bは、例えばアルミニウムといった金属から形成されており、略円盤形状を有している。第2プレート18bは、第1プレート18a上に設けられており、第1プレート18aに電気的に接続されている。
第2プレート18b上には、静電チャック20が設けられている。静電チャック20は、絶縁層、及び、当該絶縁層内に内蔵された電極を有している。静電チャック20の電極には、直流電源22がスイッチ23を介して電気的に接続されている。静電チャック20の電極に直流電源22からの直流電圧が印加されると、静電チャック20はクーロン力等の静電力を発生する。静電チャック20は、この静電力により被加工物Wを吸着し、当該被加工物Wを保持する。
第2プレート18bの周縁部上には、被加工物Wのエッジ及び静電チャック20を囲むようにフォーカスリング24が配置されている。フォーカスリング24は、プラズマ処理の均一性を向上させるために設けられている。フォーカスリング24は、プラズマ処理に応じて適宜選択される材料から構成されており、例えば、石英から構成され得る。
第2プレート18bの内部には、流路18fが設けられている。流路18fには、チャンバ本体12の外部に設けられたチラーユニットから配管26aを介して冷媒が供給される。流路18fに供給された冷媒は、配管26bを介してチラーユニットに戻される。このように、流路18fには、当該流路18f内を循環するよう、冷媒が供給される。この冷媒の温度を制御することにより、静電チャック20によって支持された被加工物Wの温度が制御される。
また、プラズマ処理装置10には、ガス供給ライン28が設けられている。ガス供給ライン28は、伝熱ガス供給機構からの伝熱ガス、例えばHeガスを、静電チャック20の上面と被加工物Wの裏面との間に供給する。
プラズマ処理装置10は、上部電極30を更に備えている。上部電極30は、載置台16の上方に設けられており、下部電極18に対して略平行に設けられている。上部電極30は、部材32と共にチャンバ本体12の上部開口を閉じている。部材32は、絶縁性を有している。上部電極30は、この部材32を介してチャンバ本体12の上部に支持されている。
上部電極30は、天板34及び支持体36を含んでいる。天板34はチャンバ12cに面している。天板34には、複数のガス吐出孔34aが設けられている。この天板34は、限定されるものではないが、例えばシリコンから構成されている。或いは、天板34は、アルミニウム製の母材の表面に耐プラズマ性の膜を設けた構造を有し得る。なお、この膜は、陽極酸化処理によって形成された膜、又は、酸化イットリウムから形成された膜といったセラミックス製の膜であり得る。
支持体36は、天板34を着脱自在に支持するものであり、例えばアルミニウムといった導電性材料から構成され得る。支持体36の内部には、ガス拡散室36aが設けられている。このガス拡散室36aからは、複数のガス孔36bが下方に延びており、当該複数のガス孔36bは、複数のガス吐出孔34aにそれぞれ連通している。また、支持体36には、ガス拡散室36aに処理ガスを導くガス導入口36cが形成されており、このガス導入口36cには、ガス供給管38が接続されている。
ガス供給管38には、バルブ群42及び流量制御器群44を介して、ガスソース群40が接続されている。ガスソース群40は、複数のガスソースを有している。バルブ群42は複数のバルブを含んでおり、流量制御器群44はマスフローコントローラといった複数の流量制御器を含んでいる。ガスソース群40の複数のガスソースはそれぞれ、バルブ群42の対応のバルブ及び流量制御器群44の対応の流量制御器を介して、ガス供給管38に接続されている。このプラズマ処理装置10は、ガスソース群40の複数のガスソースのうち選択された一以上のガスソースからのガスを、個別に調整された流量で、チャンバ本体12内に供給することが可能である。
チャンバ12c内、且つ、支持部15とチャンバ本体12の側壁12sとの間には、バッフルプレート48が設けられている。バッフルプレート48は、例えば、アルミニウム製の母材に酸化イットリウム等のセラミックスを被覆することにより構成され得る。このバッフルプレート48には、多数の貫通孔が形成されている。バッフルプレート48の下方においては、排気管52がチャンバ本体12の底部に接続されている。この排気管52には、排気装置50が接続されている。排気装置50は、ターボ分子ポンプなどの真空ポンプを有しており、チャンバ12cを減圧することができる。
プラズマ処理装置10は、高周波電源部60を更に備えている。高周波電源部60は、下部電極18に電気的に接続されている。この高周波電源部60は、下部電極18に供給されるバイアス用の出力波を生成する。高周波電源部60によって生成される出力波は、基本周波数の高周波の正の電圧成分を低減させた出力波である。基本周波数は、一実施形態では、1.4MHz以下であり得る。この高周波電源部60の詳細については後述する。
一実施形態において、プラズマ処理装置10は、第1の高周波電源62を更に備える。第1の高周波電源62は、プラズマ生成用の第1の高周波を発生する電源であり、27〜100MHzの範囲内の周波数を有する高周波を発生する。第1の高周波電源62は、整合器63を介して上部電極30に接続されている。整合器63は、第1の高周波電源62の出力インピーダンスと負荷側(この実施形態では上部電極30側)の入力インピーダンスを整合させるための回路を有している。なお、第1の高周波電源62は、整合器63を介して下部電極18に接続されていてもよい。第1の高周波電源62が下部電極18に接続されている場合には、上部電極30は接地電位に接続される。
一実施形態において、プラズマ処理装置10は、第2の高周波電源64を更に備え得る。第2の高周波電源64は、被加工物Wにイオンを引き込むためのバイアス用の第2の高周波を発生する電源である。第2の高周波の周波数は、第1の高周波の周波数よりも低く、且つ、高周波電源部60によって生成される出力波の基本周波数よりも高い周波数を有する。第2の高周波の周波数は、3.2kHz〜13.56MHzの範囲内の周波数であり得る。第2の高周波電源64は、整合器65を介して下部電極18に接続されている。整合器65は、第2の高周波電源64の出力インピーダンスと負荷側(下部電極18側)の入力インピーダンスを整合させるための回路を有している。この第2の高周波電源64を高周波電源部60に加えて用いることにより、プロセスに応じて、高周波電源部60からの出力波又は第2の高周波電源64からのバイアス用の高周波を、下部電極18に選択的に供給することが可能となる。
一実施形態においては、プラズマ処理装置10は、制御部Cntを更に備え得る。制御部Cntは、プロセッサ、記憶装置、入力装置、表示装置等を備えるコンピュータであり、プラズマ処理装置10の各部を制御する。具体的に、制御部Cntは、記憶装置に記憶されている制御プログラムを実行し、当該記憶装置に記憶されているレシピデータに基づいてプラズマ処理装置10の各部を制御する。これにより、プラズマ処理装置10は、レシピデータによって指定されたプロセスを実行するようになっている。
このプラズマ処理装置10を用いたプラズマ処理の実行の際には、ガスソース群40の複数のガスソースのうち選択されたガスソースからのガスが、チャンバ12cに供給される。また、排気装置50によってチャンバ12cが減圧される。そして、チャンバ12cに供給されたガスが、第1の高周波電源62からの高周波によって発生する高周波電界によって励起される。これにより、チャンバ12c内でプラズマが生成される。また、下部電極18にバイアス用の出力波又は第2の高周波が選択的に供給される。これにより、プラズマ中のイオンが被加工物Wに向けて加速される。このように加速されたイオン、及び/又は、ラジカルによって、被加工物Wが処理される。
以下、高周波電源部60の詳細について説明する。図2は、一実施形態に係る高周波電源部を示す図である。図2に示す高周波電源部60Aは、プラズマ処理装置10の高周波電源部60として採用され得る。高周波電源部60Aは、複数の高周波電源70、複数の整合器72、及び、合成器74を有している。複数の高周波電源70は、基本周波数のn倍又は2n倍の互いに異なる周波数を有する複数の高周波をそれぞれ発生する。ここで、nは1以上の整数である。複数の高周波電源70は、一実施形態では、基本周波数の高周波を発生する高周波電源、及び、基本周波数の2倍の周波数を有する高周波を発生する高周波電源を少なくとも含む。なお、複数の高周波電源70の個数は2以上の任意の個数であり得る。
複数の高周波電源70は、複数の整合器72を介して合成器74に接続されている。複数の整合器72の各々は、複数の高周波電源70のうち対応の高周波電源の出力インピーダンスと負荷側のインピーダンスとを整合させるための回路を有している。合成器74は、複数の高周波電源70から複数の整合器72を介して伝送される複数の高周波を合成(即ち、加算)する。合成器74は、複数の高周波を合成することによって生成した出力波(合成波)を、下部電極18に供給する。
一実施形態において、高周波電源部60Aは、複数の位相検出器76及び電源制御部78を更に有し得る。複数の位相検出器76は、複数の整合器72と合成器74との間に設けられている。複数の位相検出器76の各々は、複数の高周波電源70のうち対応の高周波電源から対応の整合器72を介して伝送される高周波の位相を検出するよう構成されている。電源制御部78は、予め設定された位相で高周波を出力させるよう、複数の高周波電源70を制御する。また、電源制御部78は、複数の位相検出器76によって検出された位相に基づき、複数の高周波電源70から出力される高周波の位相を予め設定された位相に設定するよう、複数の高周波電源70を制御する。
この高周波電源部60Aは、上述した出力波として、疑似半波整流波を生成する。即ち、高周波電源部60Aは、複数の高周波の合成によって、基本周波数の高周波の正の電圧成分を低減させた出力波(合成波)を生成する。これにより、高周波電源部60Aは、半波整流波形に類似した波形を有する出力波(合成波)を生成する。この高周波電源部60Aは、複数の高周波電源70からの高周波の電力の損失を抑制しつつ、出力波(合成波)を生成することが可能である。
図3は、図2に示す高周波電源部が生成可能な出力波を例示する図である。図3には、基本周波数の高周波RF1と当該基本周波数の2倍の周波数を有する高周波RF2の合成により生成される出力波(合成波)の電圧が示されている。高周波RF1及び高周波RF2は共に正弦波であり、高周波RF2の波高値(ピークツーピーク電圧)は高周波RF1の波高値VppのA倍であり、高周波RF1と高周波RF2の位相差は270°である。図3において、横軸は時間を示しており、縦軸は出力波の電圧を示している。図3において、0Vより上方の電圧は正の電圧であり、0Vより下方の電圧は負の電圧である。なお、図3において、基本波とは、高周波RF1、即ち基本周波数の高周波を示している。図3に示すように、「A」が0.23以上0.4以下であれば、二つの高周波電源、即ち、基本周波数の高周波RF1を発生する高周波電源と基本周波数の2倍の周波数を有する高周波RF2を発生する高周波電源を用いることにより、半波整流波形を比較的良好に模した出力波(合成波)を生成することが可能である。
図4は、別の実施形態に係る高周波電源部を示す図である。図4に示す高周波電源部60Bは、プラズマ処理装置10の高周波電源部60として採用され得る。高周波電源部60Bは、高周波電源80、整合器82、及び、半波整流器84を有している。高周波電源80は、基本周波数の高周波を発生する。高周波電源80には整合器82が接続されている。整合器82は、高周波電源80の出力インピーダンスと負荷側のインピーダンスとを整合させるための回路を有している。また、整合器82と下部電極18との間のノードとグランドとの間には半波整流器84が接続されている。半波整流器84は、例えばダイオードから構成されている。ダイオードのアノードは整合器82と下部電極18との間のノードに接続されており、ダイオードのカソードはグランドに接続されている。なお、ダイオードのカソードとグランドとの間には、ダミー負荷86が設けられていてもよい。ダミー負荷86は、高周波を熱に変換する素子であり得る。
図5は、高周波電源部によって生成される出力波を例示する図である。図5において、横軸は時間を示しており、縦軸は出力波の電圧を示している。図5において、0Vより上方の電圧は正の電圧であり、0Vより下方の電圧は負の電圧である。なお、図5において、基本波とは、高周波電源80が出力する高周波である。高周波電源部60Bでは、高周波電源80によって生成される高周波の電圧が正の電圧であるときに、半波整流器84の整流作用により、高周波はグランドに導かれる。一方、高周波電源80によって生成される高周波の電圧が負の電圧であるときには、高周波は下部電極18に供給される。したがって、高周波電源部60Bによれば、図5に示す半波整流波形を有する出力波、即ち、正の電圧成分が略完全に除去された出力波(半波)を生成することが可能である。
以上説明したプラズマ処理装置10によれば、正の電圧成分を低下させた出力波が下部電極18に供給されるので、チャンバ12c内において生成されるプラズマの電位が低くなる。したがって、プラズマとチャンバ本体12との間の電位差が低くなる。結果的に、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギーが低くなる。故に、チャンバ本体12からのパーティクルの発生が抑制される。また、高周波電源部60の出力波の周波数(基本周波数)を低くすることにより、チャンバ本体に照射されるイオンのエネルギーを低くしつつ、被加工物に照射されるイオンのエネルギーを高めることが可能である。
以下、実施形態のプラズマ処理装置の評価のために行った幾つかのシミュレーションについて説明する。以下に説明するシミュレーションでは、高周波電源部60及び第1の高周波電源62が下部電極18に接続され、高周波電源部60として高周波電源部60Bを有するプラズマ処理装置に関する計算を行った。
まず、シミュレーション#1及びシミュレーション#2について説明する。シミュレーション#1及びシミュレーション#2では、被加工物Wに照射されるイオンのエネルギー分布(IED:Ion Energy Distribution)、及び、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布(IED)を求めた。シミュレーション#1では、高周波電源部60から400kHzの基本周波数の出力波LF1(半波)が下部電極に供給される設定で計算を行った。シミュレーション#2では400kHzの周波数の高周波LF2(正弦波)が下部電極に供給される設定で計算を行った。また、シミュレーション#1における出力波LF1(半波)のVpp及びシミュレーション#2における高周波LF2(正弦波)のVppを、双方のシミュレーションにおいて被加工物Wに照射されるイオンの最大エネルギーが同等になるように設定した。なお、シミュレーション#1及びシミュレーション#2のその他の設定は以下に示す共通の設定であった。ここで、A/C比は、チャンバに接するアノードの面積をチャンバに接するカソードの面積で除した値である。
<シミュレーション#1〜#2の共通の設定>
・チャンバ12cの直径:30mm
・上部電極30と載置台16との間の距離:20mm
・チャンバ12cの圧力:30mTorr(4Pa)
・A/C比:7
・チャンバ12cに供給されるガスの分子量:40
・第1の高周波電源62の高周波の周波数:100MHz
図6の(a)に、シミュレーション#1において計算した被加工物Wに照射されるイオンのエネルギー分布を、図6の(b)に、シミュレーション#1において計算したチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布を示す。図7の(a)に、シミュレーション#2において計算した被加工物Wに照射されるイオンのエネルギー分布を、図7の(b)に、シミュレーション#2において計算したチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布を示す。
図6の(a)及び図7の(a)に示すように、シミュレーション#1において被加工物Wに照射されるイオンの最大エネルギーとシミュレーション#2において被加工物Wに照射されるイオンの最大エネルギーは略同等である。したがって、高周波電源部60からバイアス用の高周波として下部電極18に供給する出力波LF1(半波)のVppを調整することにより、当該出力波LF1(半波)の基本周波数と同じ周波数の正弦波である高周波LF2(正弦波)を下部電極18に供給する場合に被加工物Wに照射されるイオンのエネルギーと同等のエネルギーを有するイオンを被加工物Wに照射することが可能であることが確認された。また、図6の(b)と図7の(b)を比較すると、シミュレーション#1においてチャンバ本体12に照射されたイオンのエネルギーの最大値は、シミュレーション#2においてチャンバ本体12に照射されたイオンのエネルギーの最大値よりも相当に低くなっていた。したがって、高周波電源部60からの出力波LF1(半波)をバイアス用の高周波として下部電極18に供給することにより、当該出力波LF1(半波)の基本周波数と同じ周波数の正弦波である高周波LF2を下部電極18に供給する場合に比して、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギーを大きく低下させることが可能であることが確認された。
次いで、シミュレーション#3及びシミュレーション#4について説明する。シミュレーション#3では、シミュレーション#1の設定から第1の高周波電源62のプラズマ生成用の高周波の周波数を50MHzに変更して、被加工物Wに照射されるイオンのエネルギー分布(IED)、及び、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布(IED)を求めた。また、シミュレーション#4では、シミュレーション#2の設定から第1の高周波電源62のプラズマ生成用の高周波の周波数を50MHzに変更して、被加工物Wに照射されるイオンのエネルギー分布(IED)、及び、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布(IED)を求めた。
図8の(a)に、シミュレーション#3において計算した被加工物Wに照射されるイオンのエネルギー分布を、図8の(b)に、シミュレーション#3において計算したチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布を示す。図9の(a)に、シミュレーション#4において計算した被加工物Wに照射されるイオンのエネルギー分布を、図9の(b)に、シミュレーション#4において計算したチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布を示す。
図8の(a)及び図9の(a)に示すように、シミュレーション#3において被加工物Wに照射されたイオンのエネルギーの最大値は、シミュレーション#4において被加工物Wに照射されたイオンのエネルギーの最大値と同等であった。また、図8の(b)と図9の(b)を比較すると、シミュレーション#3においてチャンバ本体12に照射されたイオンのエネルギーの最大値は、シミュレーション#4においてチャンバ本体12に照射されたイオンのエネルギーの最大値よりも相当に低くなっていた。したがって、シミュレーション#1〜#4の結果から、高周波電源部60の効果、即ち、被加工物Wに照射されるイオンのエネルギーの低下を抑制し、且つ、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギーを低下させるという効果は、第1の高周波電源62のプラズマ生成用の高周波の周波数に略依存しないことが確認された。
次に、シミュレーション#5及びシミュレーション#6について説明する。シミュレーション#5では、シミュレーション#1と同様の設定で、被加工物Wに入射するイオンの入射角を求めた。また、シミュレーション#6では、シミュレーション#2と同様の設定で、被加工物Wに入射するイオンの入射角を求めた。
図10に、シミュレーション#5及びシミュレーション#6において求めたイオンの入射角を示す。図10において、横軸は、高周波電源部60の出力波LF1(半波)の周期及び高周波LF2(正弦波)の周期を示しており、縦軸はイオンの入射角を示している。なお、被加工物Wに垂直に入射するイオンの入射角は0°である。図10に示すように、高周波電源部60からの出力波LF1(半波)をバイアス用の高周波として下部電極18に供給することにより、当該出力波LF1(半波)の基本周波数と同じ周波数の正弦波である高周波LF2を下部電極18に供給する場合に比して、被加工物Wに対するイオンの入射角をより垂直に近づけることが可能であることが確認された。
次に、シミュレーション#7及びシミュレーション#8について説明する。シミュレーション#7では、シミュレーション#1の設定からチャンバ12cに供給されるガスの分子量を160に変更して、被加工物Wに照射されるイオンのエネルギー分布(IED)、及び、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布(IED)を求めた。シミュレーション#8では、シミュレーション#2の設定からチャンバ12cに供給されるガスの分子量を160に変更し、被加工物Wに照射されるイオンのエネルギー分布(IED)、及び、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布(IED)を求めた。
図11の(a)に、シミュレーション#7において計算した被加工物Wに照射されるイオンのエネルギー分布を、図11の(b)に、シミュレーション#7において計算したチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布を示す。図12の(a)に、シミュレーション#8において計算した被加工物Wに照射されるイオンのエネルギー分布を、図12の(b)に、シミュレーション#8において計算したチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布を示す。
図11の(a)及び図12の(a)に示すように、シミュレーション#7において被加工物Wに照射されたイオンのエネルギーの最大値は、シミュレーション#8において被加工物Wに照射されたイオンのエネルギーの最大値と略同等であった。また、図11の(b)と図12の(b)を比較すると、シミュレーション#7においてチャンバ本体12に照射されたイオンのエネルギーの最大値は、シミュレーション#8においてチャンバ本体12に照射されたイオンのエネルギーの最大値よりも相当に低くなっていた。したがって、シミュレーション#1〜#2及びシミュレーション#7〜#8の結果から、高周波電源部60の効果、即ち、被加工物Wに照射されるイオンのエネルギーの低下を抑制し、且つ、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギーを低下させるという効果は、ガスの分子量に略依存しないことが確認された。
次に、シミュレーション#9〜#14について説明する。シミュレーション#9〜#11ではそれぞれ、シミュレーション#1の設定からA/C比を、3.5、7、10に変更して、被加工物Wに照射されるイオンのエネルギー分布(IED)、及び、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布(IED)を求めた。シミュレーション#12〜#14では、シミュレーション#2の設定からA/C比を、3.5、7、10に変更して、被加工物Wに照射されるイオンのエネルギー分布(IED)、及び、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布(IED)を求めた。そして、シミュレーション#9〜#14のそれぞれにおいて、被加工物Wに照射されるイオンのエネルギーの最大値E1を、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギーの最大値E2で除した値、即ち、E1/E2を求めた。なお、E1/E2が大きいほど、被加工物Wに照射されるイオンのエネルギーが高く、且つ、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギーは低い。また、一般的には、A/C比が小さいほど、プラズマの電位が高くなるので、E1/E2は小さくなる傾向がある。
シミュレーション#9〜#14の結果を、図13の表に示す。図13に示すように、シミュレーション#9〜#11において求めたE1/E2は、シミュレーション#12〜#14において求めたE1/E2よりも相当に大きかった。即ち、下部電極18に供給するバイアス用の高周波として高周波電源部60からの出力波LF1(半波)を用いたシミュレーション#9〜#11では、当該出力波LF1(半波)の基本周波数と同じ周波数の正弦波である高周波LF2を下部電極18に供給する場合(シミュレーション#12〜#14)に比して、E1/E2を相当に大きかった。したがって、高周波電源部60の効果、即ち、被加工物Wに照射されるイオンのエネルギーの低下を抑制し、且つ、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギーを低下させるという効果は、A/C比が相当に小さくても、発揮されることが確認された。このことから、A/C比を大きくすることが困難なプラズマ処理装置、例えば、プラズマ生成用の高周波が上部電極30に供給されるプラズマ処理装置においても、高周波電源部60の効果が発揮されることが確認された。
次に、シミュレーション#15〜シミュレーション#30について説明する。シミュレーション#15〜シミュレーション#18では、シミュレーション#1の設定から高周波電源部60の出力波LF1(半波)の基本周波数を0.4MHz、0.8MHz、1.6MHz、3.2MHzにそれぞれ変更して、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギーの最大値Ehを求めた。シミュレーション#19〜#22では、シミュレーション#1の設定からガスの分子量を160に変更し、高周波電源部60の出力波LF1(半波)の基本周波数を0.4MHz、0.8MHz、1.6MHz、3.2MHzにそれぞれ変更して、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギーの最大値Ehを求めた。シミュレーション#23〜シミュレーション#26では、シミュレーション#2の設定から高周波LF2(正弦波)の周波数を0.4MHz、0.8MHz、1.6MHz、3.2MHzにそれぞれ変更して、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギーの最大値Efを求めた。シミュレーション#27〜シミュレーション#30では、シミュレーション#2の設定からガスの分子量を160に変更し、高周波LF2(正弦波)の周波数を0.4MHz、0.8MHz、1.6MHz、3.2MHzにそれぞれ変更して、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギーの最大値Efを求めた。そして、シミュレーション#15のEhをシミュレーション#23のEfで除した値、シミュレーション#16のEhをシミュレーション#24のEfで除した値、シミュレーション#17のEhをシミュレーション#25のEfで除した値、シミュレーション#18のEhをシミュレーション#26のEfで除した値、シミュレーション#19のEhをシミュレーション#27のEfで除した値、シミュレーション#20のEhをシミュレーション#28のEfで除した値、シミュレーション#21のEhをシミュレーション#29のEfで除した値、及び、シミュレーション#22のEhをシミュレーション#30のEfで除した値を求めた。
図14に結果を示す。図14のグラフにおいて、横軸は出力波LF1(半波)の基本周波数及び高周波LF2(正弦波)の周波数を表しており、縦軸は、Eh/Efを表している。なお、Eh/Efが1より小さければ、高周波電源部60の効果が発揮されている。即ち、Eh/Efが1より小さければ、高周波電源部60からの出力波LF1(半波)をバイアス用の高周波として下部電極18に供給することにより、当該出力波の基本周波数と同じ周波数の正弦波である高周波LF2を下部電極18に供給する場合に比して、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギーが低下している。図14を参照すると、バイアス用の出力波の基本周波数が1.4MHz以下のときに、高周波電源部60の効果が有利に発揮されることが確認された。
以下、実施形態のプラズマ処理装置の評価のために行ったシミュレーション#31及びシミュレーション#32について説明する。シミュレーション#31及びシミュレーション#32では、高周波電源部60及び第1の高周波電源62が下部電極18に接続され、高周波電源部60として高周波電源部60Aを有するプラズマ処理装置に関する計算を行った。シミュレーション#31及びシミュレーション#32においては、高周波電源部60からの出力波として、基本周波数(400kHz)の高周波RF1と、当該基本周波数の2倍の周波数(800kHZ)を有し且つ高周波RF1の波高値のA倍の波高値を有する高周波RF2との合成により生成される出力波(合成波)を用いた。高周波RF1と高周波RF2の位相は270°であった。シミュレーション#31では、高周波RF2の波高値は高周波RF1の波高値の0.23倍であり、シミュレーション#32では、高周波RF2の波高値は高周波RF1の波高値の0.4倍であった。シミュレーション#31及びシミュレーション#32では、被加工物Wに照射されるイオンのエネルギー分布(IED)、及び、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布(IED)を求めた。なお、シミュレーション#31及びシミュレーション#32のその他の設定は以下に示す共通の設定であった。
<シミュレーション#31〜#32の共通の設定>
・チャンバ12cの直径:30mm
・上部電極30と載置台16との間の距離:20mm
・チャンバ12cの圧力:30mTorr(4Pa)
・A/C比:7
・チャンバ12cに供給されるガスの分子量:40
・第1の高周波電源62の高周波の周波数:100MHz
図15の(a)に、シミュレーション#31において計算した被加工物Wに照射されるイオンのエネルギー分布を、図15の(b)に、シミュレーション#31において計算したチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布を示す。図16の(a)に、シミュレーション#32において計算した被加工物Wに照射されるイオンのエネルギー分布を、図16の(b)に、シミュレーション#32において計算したチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布を示す。
図7の(a)、図15の(a)、及び、図16の(a)に示すように、シミュレーション#31において被加工物Wに照射されたイオンのエネルギーの最大値及びシミュレーション#32において被加工物Wに照射されたイオンのエネルギーの最大値は、シミュレーション#2において被加工物Wに照射されたイオンのエネルギーの最大値と同等であった。また、図7の(b)、図15の(b)、及び、図16の(b)を比較すると、シミュレーション#31においてチャンバ本体12に照射されたイオンのエネルギーの最大値及びシミュレーション#32においてチャンバ本体12に照射されたイオンのエネルギーの最大値は、シミュレーション#2においてチャンバ本体12に照射されたイオンのエネルギーの最大値よりも相当に低くなっていた。したがって、高周波電源部60Aが採用される場合にも、高周波電源部60の効果、即ち、被加工物Wに照射されるイオンのエネルギーの低下を抑制し、且つ、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギーを低下させるという効果が発揮されることが確認された。
以下、高周波電源部60として採用され得る幾つかの別の高周波電源部について説明する。以下に説明する幾つかの別の高周波電源部は、第1の出力波又は第2の出力波を選択的に出力するように構成されている。第1の出力波は、基本周波数の高周波の正の電圧成分を低減させた出力波である。第2の出力波は、基本周波数の高周波の負の電圧成分を低減させた出力波である。
図17は、更に別の実施形態に係る高周波電源部を示す図である。図17に示す高周波電源部60Cは、プラズマ処理装置10の高周波電源部60として採用され得る。高周波電源部60Cは、電源制御部78に代えて電源制御部78Cを有する点において高周波電源部60Aと異なっている。
高周波電源部60Cは、第1の出力波又は第2の出力波を選択的に出力するように構成されている。第1の出力波は、高周波電源部60Aによって生成される上述の出力波と同一の出力波、即ち、複数の高周波電源70から出力される複数の高周波の合成によって生成される出力波(合成波)であり、基本周波数の高周波の正の電圧成分を低減させた出力波である。第2の出力波は、複数の高周波電源70から出力される複数の高周波の合成によって生成される出力波(合成波)であり、基本周波数の高周波の負の電圧成分を低減させた出力波である。
電源制御部78Cは、制御部Cntによって制御される。電源制御部78Cは、制御部Cntから第1の出力波を発生するよう制御されている場合には、第1の出力波の生成のために、当該第1の出力波用に予め設定された位相で高周波を出力させるよう、複数の高周波電源70を制御する。また、電源制御部78Cは、複数の位相検出器76によって検出された位相に基づき、複数の高周波電源70から出力される高周波の位相を第1の出力波用に予め設定された位相に設定するよう、複数の高周波電源70を制御する。
なお、基本周波数の高周波RF1と当該基本周波数の2倍の周波数を有する高周波RF2の合成により第1の出力波(合成波)を生成する場合には、高周波RF1と高周波RF2の位相差は270°に設定され、高周波RF2の波高値は高周波RF1の波高値のA倍の波高値に設定される。「A」は、0.23以上0.4以下に設定される。
また、電源制御部78Cは、制御部Cntから第2の出力波を発生するよう制御されている場合には、第2の出力波の生成のために、当該第2の出力波用に予め設定された位相で高周波を出力させるよう、複数の高周波電源70を制御する。また、電源制御部78Cは、複数の位相検出器76によって検出された位相に基づき、複数の高周波電源70から出力される高周波の位相を第2の出力波用に予め設定された位相に設定するよう、複数の高周波電源70を制御する。
図18は、図17に示す高周波電源部が生成可能な出力波を例示する図である。図18には、基本周波数の高周波RF1と当該基本周波数の2倍の周波数を有する高周波RF2の合成により生成される第2の出力波(合成波)の電圧が示されている。高周波RF1及び高周波RF2は共に正弦波であり、高周波RF2の波高値(ピークツーピーク電圧)は高周波RF1の波高値VppのA倍であり、高周波RF1と高周波RF2の位相差は90°である。図18において、横軸は時間を示しており、縦軸は第2の出力波の電圧を示している。図18において、0Vより上方の電圧は正の電圧であり、0Vより下方の電圧は負の電圧である。なお、図18において、基本波とは、高周波RF1、即ち基本周波数の高周波を示している。図18に示すように、「A」が0.23以上0.4以下であれば、高周波電源部60Cは、二つの高周波電源、即ち、基本周波数の高周波RF1を発生する高周波電源と基本周波数の2倍の周波数を有する高周波RF2を発生する高周波電源を用いることにより、負の電圧成分を除去した半波整流波形を比較的良好に模した第2の出力波(合成波)を生成することが可能である。
図19は、更に別の実施形態に係る高周波電源部を示す図である。図19に示す高周波電源部60Dは、プラズマ処理装置10の高周波電源部60として採用され得る。高周波電源部60Dは、半波整流器85、スイッチ88、及び、スイッチ89を更に備えている点において高周波電源部60Bと異なっている。
高周波電源部60Dは、第1の出力波又は第2の出力波を選択的に出力するように構成されている。第1の出力波は、高周波電源部60Bによって生成される上述の出力波と同一の出力波、即ち、高周波電源80から出力される高周波の正の電圧成分を略除去した出力波(半波)である。第2の出力波は、高周波電源80から出力される高周波の負の電圧成分を略除去した出力波(半波)である。
高周波電源部60Dでは、整合器82と下部電極18との間のノードN1と半波整流器84との間に、スイッチ88が設けられている。スイッチ88は、例えば電界効果トランジスタ(FET)から構成される。また、高周波電源部60Dでは、整合器82と下部電極18との間の別のノードN2とグランドとの間に、半波整流器85が接続されている。半波整流器85は、例えばダイオードから構成されている。ダイオードのアノードはグランドに接続されており、ダイオードのカソードはスイッチ89を介してノードN2に接続されている。スイッチ89は、例えば電界効果トランジスタ(FET)から構成される。なお、半波整流器85のダイオードのアノードとグランドとの間には、ダミー負荷87が設けられていてもよい。ダミー負荷87は、高周波を熱に変換する素子であり得る。
スイッチ88及びスイッチ89は制御部Cntによって制御される。具体的には、高周波電源部60Dに第1の出力波を出力させる場合には、ノードN1と半波整流器84とを導通させ、ノードN2と半波整流器85との接続を切断するよう、スイッチ88及びスイッチ89が制御される。また、高周波電源部60Dに第2の出力波を出力させる場合には、ノードN1と半波整流器84との接続を切断し、ノードN2と半波整流器85とを導通させるよう、スイッチ88及びスイッチ89が制御される。
図20は、図19に示す高周波電源部によって生成される第2の出力波を例示する図である。図20において、横軸は時間を示しており、縦軸は第2の出力波の電圧を示している。図20において、0Vより上方の電圧は正の電圧であり、0Vより下方の電圧は負の電圧である。なお、図20において、基本波とは、高周波電源80が出力する高周波である。第2の出力波を発生するよう制御された高周波電源部60Dでは、高周波電源80によって生成される高周波の電圧が負の電圧であるときに、半波整流器85の整流作用により、高周波はグランドに導かれる。一方、高周波電源80によって生成される高周波の電圧が正の電圧であるときには、高周波は下部電極18に供給される。したがって、高周波電源部60Dによれば、図20に示す半波整流波形を有する第2の出力波、即ち、負の電圧成分が略完全に除去された出力波(半波)を生成することが可能である。
以下、実施形態のプラズマ処理装置の評価のために行ったシミュレーション#33及びシミュレーション#34について説明する。シミュレーション#33及びシミュレーション#34では、高周波電源部60及び第1の高周波電源62が下部電極18に接続され、高周波電源部60として高周波電源部60Dを有するプラズマ処理装置に関する計算を行った。シミュレーション#33及びシミュレーション#34では、高周波電源部60から400kHzの基本周波数の第2の出力波(半波)が下部電極に供給される設定で計算を行った。なお、シミュレーション#33では、シミュレーション#2において被加工物Wに照射されたイオンの最大エネルギーと略同一のエネルギーのイオンが被加工物Wに照射されるよう、第2の出力波のVpp(波高値)を設定した。シミュレーション#34では、第2の出力波のVppを、シミュレーション#33の第2の出力波のVppよりも低いVppに設定した。シミュレーション#33及びシミュレーション#34では、被加工物Wに照射されるイオンのエネルギー分布(IED)、及び、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布(IED)を求めた。なお、シミュレーション#33及びシミュレーション#34のその他の設定は以下に示す共通の設定であった。
<シミュレーション#33〜#34の共通の設定>
・チャンバ12cの直径:30mm
・上部電極30と載置台16との間の距離:20mm
・チャンバ12cの圧力:30mTorr(4Pa)
・A/C比:7
・チャンバ12cに供給されるガスの分子量:40
・第1の高周波電源62の高周波の周波数:100MHz
図21の(a)に、シミュレーション#33において計算した被加工物Wに照射されるイオンのエネルギー分布を、図21の(b)に、シミュレーション#33において計算したチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布を示す。図22の(a)に、シミュレーション#34において計算した被加工物Wに照射されるイオンのエネルギー分布を、図22の(b)に、シミュレーション#34において計算したチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギー分布を示す。
シミュレーション#33においては上述したように第2の出力波のVpp(波高値)を設定したので、図7の(a)及び図21の(a)に示すように、シミュレーション#33において被加工物Wに照射されるイオンの最大エネルギーは、シミュレーション#2において被加工物Wに照射されるイオンの最大エネルギーと略同等であった。一方、図7の(b)と図21の(b)とを比較すると、シミュレーション#33においてチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギーは、シミュレーション#2においてチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギーよりも相当に大きくなっていた。したがって、高周波電源部60からの第2の出力波をバイアス用の高周波として下部電極18に供給することにより、当該第2の出力波の基本周波数と同じ周波数の正弦波である高周波を下部電極18に供給する場合に比して、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギーを大きくすることが可能であることが確認された。
また、図7の(a)及び図22の(a)に示すように、シミュレーション#34において被加工物Wに照射されるイオンの最大エネルギーはシミュレーション#2において被加工物Wに照射されるイオンの最大エネルギーよりも相当に小さくなっていた。一方、図7の(b)と図22の(b)とを比較すると、シミュレーション#34においてチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギーは、シミュレーション#2においてチャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギーよりも相当に大きくなっていた。したがって、高周波電源部60からの第2の出力波をバイアス用の高周波として下部電極18に供給することにより、被加工物Wに照射されるイオンのエネルギーを小さくし、且つ、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギーを大きくすることが可能であることが確認された。
以上のシミュレーション#33及びシミュレーション#34の結果から、第2の出力波の利用により、載置台16に照射されるイオンのエネルギーを抑制しつつ、チャンバ本体12に照射されるイオンのエネルギーを高めることが可能であることが分かる。したがって、第2の出力波は、例えばウエハレスドライクリーニング、即ち、載置台16上にダミーウエハを載置せずに行われるチャンバ本体12の内壁面のクリーニングに利用可能である。
以上、種々の実施形態について説明してきたが、上述した実施形態に限定されることなく種々の変形態様を構成可能である。例えば、プラズマ処理装置10は容量結合型のプラズマ処理装置であったが、高周波電源部60は、誘導結合のプラズマ処理装置、又は、マイクロ波といった表面波を用いるプラズマ処理装置においても、利用することが可能である。
また、高周波電源部60C及び高周波電源部60Dは、第1の出力波又は第2の出力波を選択的に出力するよう構成されていたが、第2の出力波のみを出力するよう構成されていてもよい。第2の出力波のみを出力するように構成される場合に、高周波電源部60Dからは、半波整流器84、ダミー負荷86、スイッチ88、及び、スイッチ89が取り除かれ、半波整流器85はノードN2に直接的に接続される。
10…プラズマ処理装置、12…チャンバ本体、12c…チャンバ、16…載置台、18…下部電極、20…静電チャック、30…上部電極、50…排気装置、60…高周波電源部、62…第1の高周波電源、64…第2の高周波電源、60A…高周波電源部、70…高周波電源、72…整合器、74…合成器、76…位相検出器、78…電源制御部、60B…高周波電源部、80…高周波電源、82…整合器、84…半波整流器。

Claims (5)

  1. チャンバを提供するチャンバ本体であり、接地電位に接続された該チャンバ本体と、
    下部電極を有し、前記チャンバ内に設けられた載置台と、
    前記下部電極に電気的に接続された高周波電源部であり、前記下部電極に供給されるバイアス用の出力波を生成する、該高周波電源部と、
    を備え、
    前記高周波電源部は、基本周波数の高周波の正の電圧成分を低減させた前記出力波を発生するよう構成されており
    前記高周波電源部は、
    前記基本周波数のn倍又は2n倍の互いに異なる周波数を有する複数の高周波をそれぞれ発生する複数の高周波電源であり、nは1以上の整数である、該複数の高周波電源と、
    前記複数の高周波を合成して前記出力波を生成する合成器と、
    を有する、
    プラズマ処理装置。
  2. 前記プラズマ処理装置は、容量結合型のプラズマ処理装置であり、
    前記下部電極の上方に設けられた上部電極と、
    前記上部電極に接続された第1の高周波電源であり、プラズマ生成用の高周波を発生する、該第1の高周波電源と、
    を更に備える、請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記基本周波数は、1.4MHz以下である、請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記下部電極に接続された第2の高周波電源であり、前記基本周波数よりも高い周波数のバイアス用の高周波を発生する、該第2の高周波電源を更に備える、請求項1〜の何れか一項に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記高周波電源部は、前記出力波である第1の出力波又は前記基本周波数の高周波の負の電圧成分を低減させた第2の出力波を選択的に前記下部電極に供給するよう構成されている、請求項1〜の何れか一項に記載のプラズマ処理装置。
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