JP6670542B2 - 冷媒ボンベ - Google Patents
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Description
一方で本発明では、安全弁はばね式のものである。したがって、異常圧力開放のため、その弁が開放されて一旦冷媒を放出するものの、内圧が正常値範囲に下がれば再びその弁が閉じて冷媒が放出し続けるのを防止することができる。したがって冷媒が可燃性ガスの場合に特に有効な仕組みであり、安全である。
その一方でRC容器とは異なり使い回しは禁止されており、冷媒の充填は一度だけと決められている。しかしながら、誤って再利用のため冷媒を再充填しようとする場合も考えられる。そこで本発明ではさらに上記フロートを備えており、これによりNRC容器への冷媒の再充填を自動的に防ぐことができ、再充填という誤使用を未然に防ぐことができる。そのため安全性の高いものである。しかも上記フロートを備えているだけであるので実に簡単な構造であり低コストであり、使い捨ててもコスト面で特に問題はない。
一方でNRC容器を用いたボンベでは、NRC容器と冷媒吐出経路が一体化された状態で耐圧テスト等が行われている場合もある。溶接により一体化されていることで、これらのテストの条件を満たしたボンベを提供することができる。
また、5MPaもあれば、通常使用されている冷媒ボンベとして十分な耐圧値である。
図1は本発明の冷媒ボンベの概略図である。図1(A)は側面図であり、図1(B)は上面図である。
図1に示すように、本発明の冷媒ボンベ(ボンベ)1は、まず、再充填禁止容器(NRC容器)2と、冷媒吐出経路3と、バルブ4とからなっている。NRC容器2にはその運搬等のために取っ手5が備えられている。また冷媒吐出経路3にはばね式の安全弁6および吐出口7が設けられている。吐出口7は、NRC容器2内に充填された冷媒を外部へ吐出するための開口部である。安全弁6はNRC容器2内の圧力が異常に高まったときに冷媒を自動的に排出して内圧を下げるためのものである。またバルブ4は冷媒吐出経路3の開閉の役割を有するとともに、後述するフロートを有しており冷媒の再充填を防ぐ機構が備わっている。
NRC容器2は、冷媒が一度だけ充填される容器である。すなわち、充填された冷媒を他の空気調和装置などに一旦全て吐出した場合には用済みとなる使い捨てタイプのものである。したがって、家庭用のプロパンガス等を充填するRC容器とは異なり、低コスト化されている。例えば容器の壁が比較的薄くなっている。このようにしてコストの低減を図ることができるため使い捨ててもコスト面で特に問題は生じず、また、壁が薄いために軽量であって取り扱い易くなるなどの利点を有している。
NRC容器を用いたボンベの場合、NRC容器と冷媒吐出経路とが一体化された状態で耐圧テストが行われ、また、その耐圧基準が設定されている場合がある。図1に示す本発明のボンベ1では上記耐圧テストを受けるための条件を満たしたものとなっている。
そして、上記耐圧基準をクリアするため、これらの部品は最大耐圧値が例えば0.2MPa以上のものとすることができる。この数値以上であれば、高圧ガス保安法の基準を満たすことができる。また、5MPaもあれば十分である。コストや安全性等をも考慮し、これらの部品の材質・形状等を適宜決定し、所望の耐圧値に設定することができる。
また、上記例では溶接して一体化されたものについて説明したが、一体化の手段は特に限定されない。例えば、冷媒吐出経路をNRC容器にねじ込ませて嵌合させて一体化させることもできる。
前述したように従来のボンベにおいては、安全弁はNRC容器の壁に設けられており、しかも破裂弁であった。しかしながら、このような安全弁の配置ではそもそも他との接触等により破損しやすいし、破裂弁のため、一旦破裂すると充填された冷媒が漏れ続る。そのため特に冷媒が可燃性ガスの場合に安全性に問題が生じてしまう。
図2を参照してさらに説明する。ばね式の安全弁6の機構として、まず、ばね6aと、その先端の蓋6bとが設けられており、さらに、ばね6aに対して蓋6bと反対側に放出口6cが設けられている。NRC容器2および冷媒吐出経路3内の内圧が所定の正常範囲内であれば、ばね6aにより、内圧よりも高い圧力で蓋6bを用いて冷媒吐出経路3との接続口を閉じている。一方、内圧が異常に高まった場合、該内圧により蓋6bが押し返されるとともに、内部の冷媒が安全弁6の内壁と蓋6bとの隙間を通って放出口6cから放出される。そして内圧が正常範囲内に落ち着くと再びばね6aにより蓋6bを用いて冷媒吐出経路3との接続口が自動的に閉じる。なお、安全弁6はばね式であれば良く、図2の仕組みに限定されるものではない。
このように、たとえ冷媒が可燃性ガスであったとしても、その放出は一時的なものであり、破裂弁のように不必要に放出し続けてしまうことはないので安全である。
図3に示すように、バルブ4には冷媒吐出経路3側に、弁体に該当するフロート8が備えられている。フロート8の形状は、ここでは円柱状の胴部9と、該胴部9の直径よりも幅広の頭部10を有する形状となっている。フロート8は例えばゴム等の弾性体とすることができる。冷媒吐出経路3の内壁との間に隙間が生じにくく、冷媒の漏れを防ぎやすい材質のものとすることができる。
まず開閉の仕組みについて説明する。
図3に示すようにバルブ4の先端が冷媒吐出経路3の内部に挿入されており、また、そのバルブ4の先端には孔11が設けられており、フロート8の胴部9がバルブ4に対して上下動可能に挿入されている。また、フロート8の頭部10は、冷媒吐出経路3の所定箇所の内壁(弁座)で密着し、冷媒吐出経路3を閉じることが可能になるように形作られている。
NRC容器2内に冷媒を再充填しようとするとフロート8が自動的に下がり、フロート8の頭部10と冷媒吐出経路3の内壁とが密着して冷媒吐出経路3を閉じるものである。冷媒吐出経路3が閉じられているため、吐出口7側からNRC容器2内へ冷媒を充填しようとしても出来ないようになっている。このようなフロート8を利用したものであれば、簡便かつ低コストで再充填を防止できるので使い捨ててもコスト面で大きな問題は生じない。かつ、再充填を禁止しているNRC容器2内に再充填されるのを確実に防止でき、安全性を格段に高めることができる。
図6に示すようにボンベが納品されたままの初期時はバルブ4が開けられており、弾性体等のフロート8の頭部10は冷媒吐出経路3内の幅が狭まっている領域で係止している。この状態で真空引きをし、吐出口7から冷媒を充填する。そして充填完了後に一旦バルブ4を閉める。すると、図7のように、係止していた幅の狭い領域から幅の広い領域へフロート8の頭部10が強制的に押し下げられる。なお、一旦、幅の広い領域へ下がった弾性体等のフロート8の頭部10は、幅の広い領域から幅の狭い領域への段差でひっかかるため、再度幅の狭い領域に戻ることはない。
この後にバルブ4を開閉したり、冷媒の再充填を防止する場合については前述した通りである。
外箱12は、NRC容器2、冷媒吐出経路3、取っ手5の全体を囲って収納する大きさ、形状のものである。NRC容器2は内圧を均等に分散させるため、通常丸みを帯びた形状が好ましい。しかし、底も丸まっていると載置しにくく、載置状態が不安定になりやすい。そこでこのような外箱12、特には直方体のものであれば、安定して載置できるし、また、持ち運びもし易くなる。また、当然、外箱12で覆っているため、取り扱いの際にNRC容器2等が他と接触して破損するのを防止できる。
なお、バルブ4の開閉作業のため、バルブ4付近にも別個の穴を設けておくこともできる。また取っ手5を外から持つための穴を開けても良い。
3…冷媒吐出経路、 4…バルブ、 5…取っ手、 6…ばね式の安全弁、
6a…ばね、 6b…蓋、 6c…放出口、 7…吐出口、
8…フロート、 9…フロートの胴部、 10…フロートの頭部、
11…バルブ先端の孔、 12…外箱、 13…外箱の穴。
Claims (4)
- 冷媒を充填する冷媒ボンベであって、
前記冷媒が一度だけ充填される再充填禁止容器と、該再充填禁止容器に充填された冷媒を外部へ吐出するための冷媒吐出経路と、該冷媒吐出経路の開閉のためのバルブとを有しており、
前記再充填禁止容器には、前記冷媒吐出経路の周りに取っ手が備えられており、
前記再充填禁止容器および前記冷媒吐出経路のうち、前記冷媒吐出経路にのみ安全弁が備えられており、該安全弁はばね式のものであり、
前記バルブには、前記冷媒吐出経路側にフロートが備えられており、バルブを閉めると前記フロートが押し下げられて前記冷媒吐出経路が閉じ、バルブを開けると前記冷媒が充填された再充填禁止容器の内圧により前記フロートが押し上げられて前記冷媒吐出経路が開くものであり、かつ、前記再充填禁止容器内に冷媒を再充填しようとすると、前記フロートが自動的に下がり前記冷媒吐出経路を閉じて冷媒の再充填を防ぐものであり、
前記再充填禁止容器は、0.2MPa以上5MPa以下の最大耐圧値を有するものであり、
前記再充填禁止容器、前記冷媒吐出経路および前記取っ手の全体を囲って収納する、前記冷媒ボンベを運搬可能な外箱をさらに備えており、該外箱には、収納された状態の冷媒吐出経路から冷媒を取り出すための穴が形成されているものであることを特徴とする冷媒ボンベ。 - 前記再充填禁止容器と前記冷媒吐出経路は溶接されて一体化されているものであることを特徴とする請求項1に記載の冷媒ボンベ。
- 前記冷媒吐出経路は、0.2MPa以上5MPa以下の最大耐圧値を有するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷媒ボンベ。
- 前記取っ手は前記冷媒吐出経路を保護する機能を兼ね備えたものであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冷媒ボンベ。
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