JP6669066B2 - 無線通信ネットワークにおけるグループ間通信方法およびシステム - Google Patents

無線通信ネットワークにおけるグループ間通信方法およびシステム Download PDF

Info

Publication number
JP6669066B2
JP6669066B2 JP2016542503A JP2016542503A JP6669066B2 JP 6669066 B2 JP6669066 B2 JP 6669066B2 JP 2016542503 A JP2016542503 A JP 2016542503A JP 2016542503 A JP2016542503 A JP 2016542503A JP 6669066 B2 JP6669066 B2 JP 6669066B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
node
delivery
nodes
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016542503A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016024399A1 (ja
Inventor
真人 安田
真人 安田
プラカシュ チャキ
プラカシュ チャキ
藤田 範人
範人 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2016024399A1 publication Critical patent/JPWO2016024399A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6669066B2 publication Critical patent/JP6669066B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/06Selective distribution of broadcast services, e.g. multimedia broadcast multicast service [MBMS]; Services to user groups; One-way selective calling services
    • H04W4/08User group management
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/10Protocols in which an application is distributed across nodes in the network
    • H04L67/104Peer-to-peer [P2P] networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/14Direct-mode setup
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/18Self-organising networks, e.g. ad-hoc networks or sensor networks
    • H04W84/20Master-slave selection or change arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/18Self-organising networks, e.g. ad-hoc networks or sensor networks
    • H04W84/22Self-organising networks, e.g. ad-hoc networks or sensor networks with access to wired networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • H04W88/04Terminal devices adapted for relaying to or from another terminal or user
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/16Interfaces between hierarchically similar devices
    • H04W92/18Interfaces between hierarchically similar devices between terminal devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明はピアツーピア(以下「P2P」と記す。)で相互に無線接続可能な端末(P2P端末)を含む無線通信ネットワークおよびその通信技術に関する。
近年、広帯域化、セキュリティ強化等の観点から、端末間通信方式としてのWi−Fi Directが注目されている。それ以前のWi−Fiネットワークが特定のデバイスをアクセスポイント(AP)としたインフラストラクチャモードで動作するのに対して、Wi−Fi Directに準拠したネットワークでは、特定のデバイスではなく任意のP2P端末がグループオーナ(Group Owner)となることで、そのグループ内での通信を可能にする(非特許文献1)。グループオーナはグループのアクセスポイントとして動作するP2P端末であり、当該グループの親として、他のP2P端末を子(クライアント)とするグループを形成することができる。
このように形成されたP2Pグループ内においては、インターネット等に接続することなく端末間でデータの共有およびデータの高速転送が可能となり、特にWi−Fi Directでは強固なセキュリティプロトコルがサポートされたことで従来のアドホックモード(IBSS:Independent Basic Service Setなど)に比べて高いセキュリティを実現することができる。
Wi−Fiピアツーピア技術仕様バージョン1.1(Wi-Fi Alliance Technical Committee PSP Task Group, Wi-Fi Peer-to-Peer (P2P) Technical Specification Version 1.1)
しかしながら、上述した無線P2Pネットワークでは、各グループが独立に形成され動作するために、データ共有がグループ内に限定される。また、一般に、一つのグループの最大端末数には物理的な上限がある。上述したWi−Fi Directを安価な無線LANデバイスを用いて実現する場合、そのグループの台数はデバイスがサポートする上限の5台〜10台程度に制限される。このようなグループサイズの制限は、メッセージの共有を一つのグループ内の端末だけに限定することとなり、複数のグループを含むより大きなネットワークでの情報共有を阻害する。上述した無線P2Pネットワークでは、たとえば、緊急性を有する災害情報、交通情報、SOS信号あるいは音声信号などを局所的なグループを超えて通知することができない。
そこで、本発明の目的は、グループ間の情報伝達を可能にする通信方法およびシステムを提供することにある。
本発明による通信方法は、ピアツーピアグループを形成することができる複数のノードを含む無線通信ネットワークにおける通信方法であって、第1グループのアクセスポイントとして動作するオーナノードが当該第1グループ内の各クライアントノードで発見された隣接グループ数あるいは隣接ノード数に基づいて、一つあるいは複数のクライアントノードをデリバリノードとして選択し、前記デリバリノードが前記第1グループから離脱して近隣に存在する第2グループに接続し、前記デリバリノードと前記第2グループのオーナノードとの間で情報を転送する、ことを特徴とする。
本発明による無線端末は、無線通信ネットワークにおいて他の無線端末とピアツーピアグループを形成することができる無線端末であって、第1グループのアクセスポイントとして動作する場合、当該第1グループ内の各クライアントノードで発見された隣接グループ数あるいは隣接ノード数に基づいて、一つあるいは複数の無線端末をデリバリノードとして選択する選択手段と、前記デリバリノードを離脱させ、前記デリバリノードが近隣に存在する第2グループに接続した後で前記第1グループに再接続するように制御する接続制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明による無線端末は、無線通信ネットワークにおいて他の無線端末とピアツーピアグループを形成することができる無線端末であって、前記無線端末が第1グループのクライアントノードとして動作する場合、当該第1グループのアクセスポイントとして動作するオーナノードへ発見された隣接ノード情報を通知し、前記オーナノードにより前記第1グループのクライアントノードから収集した隣接ノード情報の隣接グループ数あるいは隣接ノード数に基づいて当該無線端末がデリバリノードとして指定されると、前記オーナノードとの接続を切断し、近隣に存在する第2グループのオーナノードに接続する接続制御手段と、前記第2グループのオーナノードとの間で情報を転送する制御手段と、前記第1グループの情報と前記第2グループの情報とを格納する情報格納手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、デリバリノードを介してグループ間情報共有が可能となる。
図1は本発明の第1実施形態によるグループ間通信システムの一例を示すネットワーク構成図である。 図2は図1に示すグループ間通信システムの動作を示すフローチャートである。 図3は第1実施形態によるノードの機能的構成を示すブロック図である。 図4は本発明の第2実施形態によるグループ間通信システムの一例を示す概略的なネットワーク構成図である。 図5は図4に示すグループ間通信システムの動作を示すシーケンス図である。 図6Aはデリバリノードの選択方法の第1例を示すフローチャートである。 図6Bはデリバリノードの選択方法の第2例を示すフローチャートである。 図7は本発明の第3実施形態によるグループ間通信システムの一例を示す概略的なネットワーク構成図である。 図8は図7に示すグループ間通信システムの動作を示すシーケンス図である。 図9は本発明の第4実施形態によるグループ間通信システムの一例を示す概略的なネットワーク構成図である。 図10は図9に示すグループ間通信システムの動作を示すシーケンス図である。 図11は本発明の第5実施形態によるグループ間通信システムの一例を示す概略的なネットワーク構成図である。 図12は本発明の第6実施形態によるグループ間通信システムの一例を示す概略的なネットワーク構成図である。 図13は図12に示すグループ間通信システムの動作を示すフローチャートである。 図14は本発明の一実施例によるノードの機能的構成を示すブロック図である。 図15は本実施例におけるWi−Fi Direct接続ケースを示すフローチャートである。 図16は本実施例におけるデバイス発見動作を示す模式的なシーケンス図である。 図17は本実施例における既存グループに対するデバイス発見動作を示す模式的なシーケンス図である。 図18は本実施例におけるノード間のグループオーナネゴシエーション動作を示す模式的なシーケンス図である。 図19は本実施例における既存グループに対する接続動作を示す模式的なシーケンス図である。 図20は本実施例におけるパーシステントGOに対する接続動作を示す模式的なシーケンス図である。 図21Aは本実施例におけるクライアント主導のグループ離脱動作を示す模式的なシーケンス図である。 図21Bは本実施例におけるグループオーナ主導のグループ離脱動作を示す模式的なシーケンス図である。
<実施形態の概要>
本発明の実施形態によれば、P2Pグループ内の一つあるいは複数のクライアントノードをデリバリノードとして指定し、当該デリバリノードが自ノードの属するグループから離脱して近隣に存在する他のグループに参加する。これによって、デリバリノードを介して、元のグループで共有されたメッセージを他のグループへ転送し、異なるグループ間での情報共有が可能となる。たとえば、緊急性を有する災害情報、交通情報、SOS信号あるいは音声信号などを局所的なグループを超えて広く転送することができる。
デリバリノードは情報転送の効率の観点から選択することが望ましい。たとえば、各クライアントノードが発見した隣接グループもしくはノード数に基づいて、グループオーナとの距離に基づいて、あるいはこれらの組み合わせに基づいて、デリバリノードを選択することができる。特に、隣接グループ数が多いクライアントノードをデリバリノードとすれば、それだけ速く広範囲に情報を伝播させることができる。その他に、デリバリノードは、ランダムに選択されてもよいし、グループに参加した時間的な順序(新しい/古い)、通信量、あるいは通信の終了タイミング等に依存して選択されてもよい。
デリバリノードが複数の隣接グループに参加して情報を転送する場合、既に転送したグループへ同じメッセージを重複転送する可能性がある。この重複転送を回避するために、各デリバリノードが過去に参加した全てのグループの履歴を保持することが望ましい。
また、デリバリノードが離脱して元のグループに戻ってくるまでの時間間隔を設定することもできる。その間、離脱したデリバリノードは近隣のグループに順次参加してメッセージを転送すると共に近隣のグループの情報を取得し、タイムアウトしてから元のグループに戻ってくる。
グループのメンバ数制限は、グループの上位に仮想的なアプリケーショングループを構成することで緩和することができる。上述したようなグループ間通信が可能となれば、複数のグループを含む上位グループの制約の下で、グループの構成メンバ(ノード)の組み替えルールを決めるもできる。たとえば、上位アプリケーショングループに登録されたノードであれば、デリバリノードに指定されても一定時間後に復帰するように制御し、それ以外のノードはそのような制御をしない、あるいはそもそもデリバリノードとして指定しない、というルールを決めることができる。
次に、上述した複数の実施形態の各々について、図面を参照しながらより詳細に説明する。
1.第1実施形態
本発明の第1実施形態によれば、グループ内のクライアントノードからデリバリノードが選択され、当該デリバリノードが定期的に離脱して近隣に存在する他のグループに参加することで、他のグループへの情報配送を行う。
1.1)システム構成および動作
図1に示すように、本実施形態によるシステムは複数のノード(ここでは、7台のノードN10〜N16)が2つのグループG1およびG2を構成しているものとする。グループG1はノードN10が親(グループオーナ)となって形成され、ノードN11〜N14がその子(クライアント)である。グループG2はノードN15がグループオーナとなって形成され、ノードN16がそのクライアントである。ここでは、グループG1でメッセージMSG1が、グループG2でメッセージMSG2がそれぞれ共有されているものとする。
上述した構成を有するシステムにおいて、グループG1からグループG2への情報配送動作について説明する。なお、これは一例であり、任意のグループから近隣のグループへのグループ間通信が同様に実行可能である。
図2に示すように、グループG1において、一つ以上のクライアントノードがデリバリノードとなる(動作S101)。以下、グループG1のメンバであるクライアントノードN13がデリバリノードになったものとする。
デリバリノードとしてのノードN13は、グループオーナ(以下、GOと略記する。)であるノードN10から所定の手順で離脱し、隣接グループG2のGOノードN15にクライアントとして接続する。これにより、デリバリノードN13は、グループG1で共有したメッセージMSG1をグループG2のGOノードN15へ転送することができる(動作S102)。このメッセージMSG1の転送は、グループG2への参加手順で用いられる信号を利用してもよい。なお、GOノードN15は自身のグループG2のクライアントノードN16へメッセージMSG1を転送する。
ところで、隣接グループG2のメンバ数が上限に達していれば、デリバリノードN13は当該グループG2に参加できないことになる。これではデリバリノードの利点が大きく減少するので、各グループのGOノードは、サポートするノード数の上限を当該システムのグループ最大ノード数から1だけ引いた数に設定することが望ましい。デリバリノードは情報配信が終了するとすぐに離脱するので、各グループでデリバリノードを受け入れる可能性が大幅に向上する。他の方法として、各グループのGOノードは、当該グループ内で通信を行っていないノード、参加後の経過時間が比較的短いノードなど優先度が相対的に低いクライアントノードを一時的に離脱させて、デリバリノードを優先的に受け入れるように制御してもよい。
メッセージMSG1のGOノードN15への配送が終了すると、デリバリノードN13はGOノードN15を離脱して元のグループG1へ再接続する(動作S103)。ただし、後述するように、必ずしも全てのデリバリノードが元のグループG1に復帰する必要はない。
1.2)ノード構成
図1におけるノードN10〜N16は基本的に同じ機能的構成を有しており、以下、ノードの機能的構成について図3を参照しながら説明する。ここで、ノードは、P2Pグループを構成する機能を有する無線端末、たとえば当該機能を搭載した携帯情報端末、携帯電話端末等の移動局および通信端末を含むものとする。
図3において、ノードNは、無線通信部201、ユーザ制御部202、情報記憶部203、プログラム格納部204、およびノードの制御部205を有する。無線通信部201は、後述するP2P通信が可能であり、それに加えて移動通信システムの無線基地局あるいは無線LAN基地局と通信可能であってもよい。また、無線通信部201は、近隣に存在するノードからブロードキャストされるビーコンをスキャンすることで、他のP2Pグループの存在およびその他無線LANの存在を検知することができる。
ユーザ制御部202は、P2Pグループ形成、参加および離脱等の所定の手順を管理するP2P自動接続機能を有し、通信アプリケーションに代わって、無線通信部201を制御する。なお、通信アプリケーションにより同様の制御を行うことも可能である。情報記憶部203は、後述するように、自ノードが接続しているグループ内で共有されたメッセージ、他のグループから参加したデリバリノードにより取得されたメッセージ、あるいはデリバリノードとして機能する場合のグループ履歴等の情報を格納する。
プログラム格納部204は、ノードとして機能するためのプログラムの他に、通信アプリケーション等を格納し、制御部205がこれらのプログラムおよびアプリケーションを実行することでP2Pノード動作を制御する。さらに、後述するように、所定のアプリケーションの実行がユーザ制御部302によるグループ形成等の動作を制約することもできる。
さらに、ノードNには、自局の地理的位置を検出する位置検出器、通信量を監視する通信量モニタなどが設けられてもよい。位置検出器は自局の位置をある程度特定できればよく、たとえば固定基地局からの信号を利用して位置検出してもよいし、GPS(Global Positioning System)受信機を用いてもよい。
1.3)効果
上述したように、本発明の第1実施形態によれば、グループ内でデリバリノードを適宜指定することによりグループ間通信が可能となり、グループメンバ数の制限を超えてP2Pネットワークの広範囲配置を達成することができる。特に、元のグループで共有されたメッセージを他のグループへ拡散させることができるので、異なるグループ間での情報共有が可能となる。たとえば、緊急性を有する交通情報を走行中の多数の車両間で共有したり、災害関連のメッセージを多数のスマートフォン等の間で共有したりすることが容易に達成される。
2.第2実施形態
本発明の第2実施形態によれば、グループ内の各クライアントノードで発見された隣接グループ数もしくはノード数に基づいて、デリバリノードが選択される。選択されたデリバリノードは、定期的にあるいは所定の条件を満たしたときに、元のグループを離脱し、近隣に存在する他のグループに参加することで、元のグループで共有された情報を他のグループへ転送することができる。
2.1)システム構成
図4に示すように、本実施形態によるシステムは複数のノード(ここでは、5台のノードN10〜N14)が一つのグループG1を構成し、ノードN10が親(グループオーナ)、ノードN11〜N14がその子(クライアント)であるものとする。また、グループG1の各メンバノードの情報格納部303にはメッセージMSG1が格納されているものとする。
以下、説明を簡略化するために、一例として、グループG1の近隣には複数のグループG2−G5が存在し、クライアントノードN13、N14がそれぞれDevice Discovery処理のためにプローブ要求を送出し、グループG3、G4およびG5からのプローブ応答302、303および304をそれぞれ検知し、クライアントノードN14がグループG2からのプローブ応答301を検知する場合を説明する。
2.2)動作
図5に示すように、グループG1に属するクライアントノードN11〜N14の各々は、送信したプローブ要求に対して近隣に存在するグループノードからプローブ応答を受信すると(動作S401)、当該プローブ応答により発見されたグループオーナの情報を隣接ノード情報としてGOノードN10へ通知する(動作S402)。
GOノードN10の制御部205は、各クライアントノードから通知された隣接ノード情報から得られる隣接ノード数に基づいてデリバリノードを選択する(動作S403)。発見された隣接ノード数が最も多いクライアントノードがデリバリノードとして選択されるものとすると、クライアントノードN13がデリバリノードとして選択され、GOノードN10はノードN13に対して切り離し指示を通知する(動作S404)。ノードN13の離脱は、GOノードN10による当該ノードN13の切り離しでもよいし、ノードN13による自身の切り離しでもよい。なお、選択されるデリバリノードが一つとは限らない。GOノードN10の制御部205は、複数のクライアントノードの隣接ノード数を降順にソートし、隣接ノード数が多い方から2以上のクライアントノードをデリバリノードとして選択することもできる。この場合も、選択された各デリバリノードの動作は、以下に述べるとおりである。
デリバリノードに指定されると、ノードN13の制御部205はユーザ制御部202に指示してGOノードN10との切断手順を実行させる(動作S405)。こうしてグループG1を離脱したノードN13は発見した隣接グループに参加する手順を開始する。グループG3への参加を例示すると、ノードN13はグループG3のGOノードに対して接続要求を送信する(動作S406)。それに対して許可応答があると(動作S407)、ノードN13は、グループG3のクライアントとして、グループG3のGOノードに対してグループG1の共有情報を転送し、グループG3のGOノードが当該共有情報を配下のクライアントノードへ配付する(動作S408)。デリバリノードN13からグループG3への情報転送は、クライアントからグループオーナへのデータ送信として実行してもよいし、動作S406における接続要求メッセージを利用して送信することも可能である。また、グループG3のGOノードからグループG3の共有情報を受信して情報記憶部203に格納することもできる(動作S409)。
なお、デリバリノードの参加可能性を高めるために、各グループのGOノードは、サポートするノード数の上限を当該システムのグループ最大ノード数から1だけ引いた数に設定することができる。あるいは、各グループのGOノードは、当該グループ内で優先度が相対的に低いクライアントノードを一時的に離脱させ、デリバリノードを優先的に受け入れてもよい。
こうして情報転送が終了すると、デリバリノードN13の制御部205はユーザ制御部202に指示してグループG3のGOノードとの切断手順を実行させる(動作S410)。あるいは、情報転送が終了した時にグループG3のGOノードから切断手順を開始してもよい。こうしてグループG3を離脱したデリバリノードN13は元のグループG1のGOノードN10に対して接続要求を送信し(動作S411)、それに対して許可応答があると(動作S412)、グループG1のクライアントに復帰し、グループG1のGOノードN10に対してグループG3の共有情報を転送し、グループG1のGOノードN10が当該共有情報を配下のクライアントノードへ配付することができる(動作S413)。
2.3)デリバリノード選択基準
図6Aに示すように、GOノードは、各クライアントノードで発見された隣接グループ/ノード数に基づいてデリバリノードとなるクライアントノードを選択することができる。すなわち、GOノードN10は、全てのクライアントノードN11−N14の各々から隣接グループ/ノード情報を収集し(動作S501)、そのなかで隣接グループ/ノード数が最も多いクライアントノードをデリバリノードとして選択する(動作S502)。続いて、GOノードN10は、デリバリノードとして選択されたクライアントノードに対して切り離し指示を通知する(動作S503)。
2.4)デリバリノード選択基準の変形例
図6Bに示すように、GOノードは、上述した隣接グループ/ノード数に加えて、各クライアントノードのGOノードからの距離に基づいて、デリバリノードとなるクライアントノードを選択してもよい。たとえば、上述したように、GOノードN10が全てのクライアントノードN11−N14の各々から隣接グループ/ノード情報を収集し(動作S511)、そのなかで隣接グループ/ノード数が多い順に1以上のクライアントノードをデリバリノード候補として選択すると(動作S512)、GOノードN10は位置検出器による位置情報を用いて各デリバリノード候補のGOノードN10からの距離を計算し(動作S513)、その距離が最も遠い候補をデリバリノードとして決定する(動作S514)。以下、GOノードN10は、デリバリノードとして選択されたクライアントノードに対して切り離し指示を通知する(動作S515)。
2.5)デリバリノード選択基準のその他変形例
上述した隣接ノード数に基づくデリバリノードの選択だけでなく、GOノードN10からの距離に基づいてデリバリノードを選択することもできる。すなわち、GOノードN10は位置検出器による位置情報を用いて各クライアントノードのGOノードN10からの距離を計算し、その距離が最も遠いクライアントノードをデリバリノードとして選択してもよい。
また、上述した隣接グループ/ノード数、GOとの距離、クライアントノードが参加した時点を示すタイムスタンプ、あるいはこれらの組み合わせに基づいて、デリバリノードを選択することもできる。また、クライアントノードからランダムにデリバリノードを選択してもよいし、上述した種々の選択基準により選択されたデリバリノード候補からランダムに選択することもできる。
2.6)デリバリノードの離脱タイミング
GOノードN10は、たとえば次の条件をトリガとしてデリバリノードを切り離すことができる。
・デリバリノードとなるべきクライアントノードが新たな隣接グループを発見したとき
・一定時間を計測するタイマがタイムアウトしたとき(定期的な離脱)
・デリバリノードとして参加したクライアントノードのコンテンツ配信が終了したとき
2.7)効果
上述したように、本発明の第2実施形態によれば、上述した第1実施形態の効果に加えて、デリバリノードが情報転送の効率の観点から選択されるので、異なるグループ間で迅速な情報共有が可能となる。上述したように、グループ内の各クライアントノードで発見された隣接ノード数に基づいてデリバリノードを選択することで、速く広範囲に情報を伝播させることができる。
3.第3実施形態
本発明の第3実施形態によれば、デリバリノードが複数の隣接グループに参加して情報を転送する場合、過去に参加し情報配送した全てのグループの履歴を保持することで、既に配送したグループへの重複配送の可能性を低減できる。
きる。
3.1)システム構成
図7に示すように、本実施形態によるシステムは複数のノード(ここでは、5台のノードN10〜N14)が一つのグループG1を構成し、ノードN10が親(グループオーナ)、ノードN11〜N14がその子(クライアント)であるものとする。また、グループG1の各メンバノードの情報格納部303にはメッセージMSG1が格納されているものとする。
以下、説明を簡略化するために、一例として、グループG1の近隣には複数のグループG2−G5が存在し、クライアントノードN13がグループG3、G4およびG5からのビーコン302、303および304をそれぞれ検知し、クライアントノードN14がグループG2およびG3からのビーコン301および302をそれぞれ検知する場合を説明する。
3.2)動作
図8に示すように、グループG1のGOノードN10は、上記第2実施形態で述べたように、クライアントノードN11〜N14から少なくとも1つのデリバリノードを選択し(動作S600)、選択された各デリバリノードへデリバリノード指定を行う(動作S601)。ここでは、図7に示すように、ノードN13およびN14がデリバリノードとして選択されたものとする。デリバリノードに指定されたノードN13およびN14は、GOノードN10からの離脱手順を実行し(動作S602)、それぞれ配送履歴を参照して隣接グループへ参加し、情報転送を実行した後に配送履歴を更新する。
たとえば、デリバリノードN13は、まず、情報格納部203に格納された配送履歴を参照してグループG3のGOノードが配送済みか否かを判断する(動作S603a)。未配送であれば、グループG3のクライアントとなり、情報の配送を行った後でグループG3から離脱し、配送履歴を更新する(動作S603b)。
続いて、デリバリノードN13は、情報格納部203に格納された配送履歴を参照してグループG4のGOノードが配送済みか否かを判断する(動作S604a)。未配送であれば、グループG4のクライアントとなり、情報の配送を行った後でグループG4から離脱し、配送履歴を更新する(動作S604b)。以下同様に、発見した隣接グループ毎に、配送履歴を参照しながら情報配送および履歴更新を繰り返し、その都度、配送履歴を更新する。こうして、隣接グループへの情報配送が終了すると、元のグループG1へ復帰する(動作S605)。
3.3)効果
上述したように、本発明の第3実施形態によれば、上述した第1および第2実施形態の効果に加えて、一つのデリバリノードが複数の隣接グループへ情報を配送する場合、当該デリバリノードが配送履歴を参照することで、既に配送したグループに対する重複配送の可能性を低減できる。
4.第4実施形態
本発明の第4実施形態によれば、デリバリノードが離脱して元のグループに戻ってくるまでの期間あるいは接続すべき隣接グループ数を設定することで、デリバリノードによる情報配送を行う時間を確保し、あるいは確実な情報配送を可能とし、デリバリノードを確実に復帰させることができる。
4.1)システム構成
図9に示すように、本実施形態によるシステムは複数のノード(ここでは、5台のノードN10〜N14)が一つのグループG1を構成し、ノードN10が親(グループオーナ)、ノードN11〜N14がその子(クライアント)であるものとする。各ノードにはタイマ機能が設けられ、デリバリノードの配送期間を規定するタイマが設定される。また、グループG1の各メンバノードの情報格納部203にはメッセージMSG1が格納されているものとする。
以下、説明を簡略化するために、一例として、グループG1の近隣には複数のグループG3−G5が存在し、クライアントノードN13がグループG3、G4およびG5からのビーコンをそれぞれ検知し、デリバリノードとして各グループへ情報を配送する場合を説明する。
4.2)動作
図10に示すように、グループG1のGOノードN10は、上記第2実施形態で述べたように、クライアントノードN11〜N14から少なくとも1つのデリバリノードを選択し(動作S700)、選択された各デリバリノードへ切り離し指示を行う(動作S701)。ここでは、図9に示すように、ノードN13がデリバリノードとして選択されたものとする。デリバリノードに指定されたノードN13は、GOノードN10から離脱すると(動作S702)、所定の情報配送時間が設定されたタイマをスタートさせ(動作S703)、タイムアウトするまで元のグループG1に戻らないようにする。すなわち、デリバリノードN13は、タイムアウトするまで、発見した隣接グループG3、G4、G5への情報配送を順次実行する。その際、第3実施形態と同様に、デリバリノードN13は、配送履歴を参照して隣接グループへ参加し、情報転送を実行した後に配送履歴を更新するように動作してもよい。
タイマがタイムアウトすると(動作S704)、デリバリノードN13は隣接グループへの情報配送を終了してから元のグループG1へ復帰し(動作S705)、隣接グループへの参加時に当該隣接グループから取得し蓄積した情報をGOノードN10へ転送し(動作S706)、GOノードN10の情報記憶部203に格納される(動作S707)。
なお、GOノードN10はデリバリノードのタイマ設定を行わないように制御することもできる。より詳しくは、元のグループに戻ってくるべきデリバリノードであればタイマ設定を行い、それ以外のノードであればタイマ設定を行わない。あるいは、デリバリノードの制御部205が自局の復帰タイマを設定するか否かを決定してもよい。たとえば、後述するように、GOノードN10と同じグループ設定アプリケーションが起動していれば復帰タイマを設定し、起動していなければタイマ設定をしない。
また、本実施形態では、デリバリノードN13の情報配送動作をタイマで管理したが、配送する隣接グループの数で管理してもよい。たとえば、配送すべき隣接グループ数を指定し、指定された数の隣接グループに接続した後で復帰することもできる。あるいは、デリバリノードは、指定された数の隣接グループに接続するまで復帰しないように管理することもできる。
4.3)効果
上述したように、本発明の第4実施形態によれば、上述した第1〜第3実施形態の効果に加えて、デリバリノードが離脱して元のグループに戻ってくるまでの期間あるいは接続すべき隣接グループ数を設定することでデリバリノードによる情報配送の確実性を高め、復帰すべきデリバリノードを確実に復帰させることができる。
5.第5実施形態
本発明の第5実施形態によれば、グループの上位にアプリケーショングループを構成し、この上位アプリケーショングループ内においてデリバリノードの離脱および参加動作のルールを設定する。
図11に示すように、本実施形態によるシステムは複数のノードが3つのグループG1〜G3を構成し、グループG1はノードN10が親(グループオーナ)、ノードN11〜N13がその子(クライアント)であり、グループG2はノードN14が親(グループオーナ)、ノードN15〜N17がその子(クライアント)であるものとする。さらに、ノードN10〜N16には所定アプリケーションが設定されてアプリケーショングループGapを構成し、ノードN17およびグループG3はアプリケーショングループGapに属さないものとする。
アプリケーションのグループはユーザがマニュアル入力するものであるから、そのメンバ数がグループの所定メンバ数制限を超える場合がある。従って、上述したようなグループ間通信が可能となれば、グループのメンバ数制限を超えて一つの上位グループを構成することが可能となる。この場合、アプリケーショングループGapを設定するアプリケーションの制約に従って、グループ間でノードの組み替えルールを決定することができる。たとえば、上位アプリケーショングループに登録されたノードN10〜N16に対しては、グループ間で交互に行き来することができ、デリバリノードに指定されても一定時間後に復帰するようにタイマ設定され、それ以外のノードN17に対してはタイマ設定されない(あるいはそもそもデリバリノードとして指定されない)ように制御される。
上述したように、本発明の第5実施形態によれば、複数のグループを包含する上位のアプリケーショングループにおいて、ユーザがアプリケーションの制約を設定することにより、ノードのグループ離脱、参加およびグループ間移行のルールをユーザの要望に合わせて設定することができる。
6.第6実施形態
上述したように、デリバリノードは、隣接グループへ情報を配送した後で元のグループに復帰することができるが、本発明はこれに限定されるものではない。特に緊急情報を拡散させる場合には、以下に述べる本発明の第6実施形態のように、できるだけ多くの隣接グループへ情報を転送することを優先させることも可能である。
図12に示すように、本実施形態によるシステムは複数のノードN10〜N19が4つのグループG1〜G4を構成しているものとする。グループG1はノードN10が親(グループオーナ)、ノードN11〜N13がその子(クライアント)であり、グループG2はノードN14が親(グループオーナ)、ノードN15〜N17がその子(クライアント)であり、さらにグループG3はノードN18が、グループG4はノードN19がそれぞれグループオーナである、とする。
なお、デリバリノードの参加可能性を高めるために、各グループのGOノードは、当該グループ内で優先度が相対的に低いクライアントノードを一時的に離脱させ、デリバリノードを優先的に受け入れるように動作するものとする。上述したように、各グループのメンバ数を常にシステムの上限より少なくなるように維持してもよい。以下、グループG1内で共有されたメッセージMSG1が他のグループへ配送される場合を一例として説明する。
図13に示すように、グループG1において、1つ以上のクライアントノードがデリバリノードとなる(動作S801)。ここでは、グループG1の1つのクライアントノードN12がデリバリノードになったものとする。
デリバリノードとしてのノードN12は、既に述べたように、GOノードN10から離脱して隣接グループG2のGOノードN14に参加し、これによりメッセージMSG1をグループG2のGOノードN14へ転送する(動作S802)。デリバリノードN12は優先的に参加できるので、デリバリノードN12からの情報配送は高い確率で成功する。
メッセージMSG1のGOノードN14への配送が終了し、グループG2でのメッセージMSG1の共有が完了すると、今度はグループG2のGOノードN14がグループG2に一つ以上のクライアントノードをデリバリノードとして選択する(動作S803)。ここでは、グループG2の2つのクライアントノードN16およびN17がデリバリノードになったものとする。
デリバリノードとしてのノードN16およびN17は、既に述べたように、GOノードN14をそれぞれ離脱して隣接グループG3およびG4にそれぞれ参加し、これによりメッセージMSG1をグループG3およびG4へそれぞれ配送する(動作S804)。以下、下流のグループにおいて同様の情報配送が繰り返され、広範囲のP2Pネットワークに同じ情報MSG1が迅速に拡散していく。
7.実施例
次に、上述した本発明の第1〜第6実施形態によるシステムをWi−Fi Directに準拠したP2Pネットワークに適用した場合を本発明の一実施例として詳細に説明する。基本的な構成要素および機能は上述したとおりであるから、以下、それらの構成要素および機能をWi−Fi Directで実現する場合を例示する。
7.1)ノード構成
図14に示すように、本実施例によるノード(無線端末)は、Wi−Fi通信を行うためのWi−Fiデバイス901、Wi−Fi接続制御部902、アプリケーション部903およびWi−Fi Directに従って自動接続を行うWFD自動接続制御部904を有する。ここで、WFD自動接続制御部904は図3におけるユーザ制御部202に対応する。なお、図3において説明した情報記憶部203は図14に図示されていないが、本実施例のノードには設けられている。
本実施例によるノードは、WFD自動接続制御部904がWi−Fi Directのコマンドを既存の通信アプリケーションに代わって制御するので、既存のアプリケーションを修正することなく、Wi−Fi Directに従った制御を自動化することができる。たとえば、無線端末同士が近づいた時に自動的に一つのグループを構築し、グループ内で端末間通信を実現することができる。また、既に構築されたグループに新しい端末が近づいた時には構築済みのグループに自動的に参加することができる。さらに、構築済みのグループ同士が近づいても各グループ構成が変化することなく維持される。
7.2)Wi−Fi Directの接続および離脱フロー
図15に示すように、端末間でグループを形成する場合(CASE1)、まず、Device Discovery処理により近隣のP2Pノードを探索し、P2Pノードが発見されるとGO Negotiation処理によりいずれか一方がグループオーナ(GO)、他方がクライアントとなって接続する。続いて、WPS Provision Phase-1(認証フェーズ)およびPhase-2(暗号化フェーズ)が順次実行される。
既存GOに接続する場合(CASE2)、まず、Device Discovery処理により近隣のP2Pノードを探索し、発見されたP2PノードがGOであれば、Provision Discovery処理により当該GOに接続し、続いて、WPS Provision Phase-1(認証フェーズ)およびPhase-2(暗号化フェーズ)が順次実行される。
PersistentGOに接続する場合(CASE3)、まず、Device Discovery処理により近隣のP2Pノードを探索し、発見されたP2PノードがPersistentGOであれば、Invitation処理により当該PersistentGOに接続し、続いて、WPS Provision Phase-1(認証フェーズ)およびPhase-2(暗号化フェーズ)が順次実行される。
図16に例示するように、Device Discovery動作が実行される。すなわち、各ノードにおけるWi−Fi接続制御部は、WFD自動接続制御部から検索要求を受けると、隣接ノード検索を開始し、Search状態とListen状態とを交互に繰り返す。Search状態では、所定のチャネルを順次切り替えながらProbe Requestを送出し、それに対する応答Probe Responseを待つ。Listen状態では、他ノードからのProbe Requestを待ち、Probe Requestを受信すれば、それに対する応答Probe Responseを返す。ノードN1がグループのクライアントであれば、ノードN1のWi−Fi接続制御部がノードN2からProbe Responseを受信すれば、当該隣接ノードN2の情報を隣接ノード情報として自グループのグループオーナへ通知する。
図17に例示するように、既存GOに対するDevice Discovery動作が実行される。ノードN2をグループオーナとするグループが既に構築されている場合、ノードN1からのProbe Requestに対して、GOノードN2がProbe Responseを返す。その際、GOノードN2からのProbe ResponseのP2P Device Info Attributeには、当該グループに属するクライアントのリスト(ここでは、ノードN2とN3の情報)が含まれる。
図18に例示するように、端末間でグループを形成する際のGO Negotiation動作が実行される。ノード間でGO Negotiation Request、GO Negotiation ResponseおよびGO Negotiation Confirmationをやりとりすることで、一方のノードがGOとなり、ビーコンをブロードキャストし始める。
図19に例示するように、既存GOに接続するためのProvision Discovery動作が実行される。ノードN1からのノードN2に対するProvision Discovery Requestに対して、GOノードN2がノードN1に対するProvision Discovery Responseを返すことでノードN1がノードN2に接続される。
図20に例示するように、Persistent-GOに接続するためのInvitation動作が実行される。ノードN1からのノードN2に対するInvitation Requestに対して、Persistent-GOノードN2がノードN1に対するInvitation Responseを返すことでノードN1がノードN2に接続される。
図21Aに示すように、クライアント主導の離脱では、クライアントノードN1がDeauthenticationあるいはDisassociation IndicationをGOノードN2へ送信することで、離脱可能である。逆に、図21Bに示すように、グループオーナ主導の離脱では、GOノードN2がクライアントノードN1へDeauthenticationあるいはDisassociation Indicationを送信することでクライアントを離脱させることができる。
以上述べたWi−Fi接続および離脱フローにより、上述した本発明の第1〜第6実施形態による情報共有方法をWi−Fi P2Pネットワークにおいて実現することができる。
(付記)
以下、出願当初の請求項14〜26、28および30と同一内容を付記14〜26、28および30として追加する。
(付記14)
ピアツーピアグループを形成することができる複数のノードを含む無線通信ネットワークにおける通信システムであって、
一つのグループのアクセスポイントとして動作するオーナノードが当該グループ内の一つあるいは複数のクライアントノードをデリバリノードとして選択し、
前記デリバリノードが前記グループから離脱して近隣に存在する他のグループに接続し、
前記デリバリノードと前記他のグループのオーナノードとの間で情報を転送する、
ことを特徴とする通信システム。
(付記15)
前記グループのオーナノードが各クライアントノードで発見された隣接グループ数あるいは隣接ノード数に基づいて前記デリバリノードを選択する、ことを特徴とする付記14に記載の通信システム。
(付記16)
前記グループのオーナノードが自ノードと各クライアントノードとの間の距離に基づいて前記デリバリノードを選択することを特徴とする付記14または15に記載の通信システム。
(付記17)
前記デリバリノードは過去に参加したグループの履歴を保持し、他のグループに参加する際に前記履歴を参照することを特徴とする付記14−16のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記18)
前記デリバリノードが前記グループで共有された情報を前記他のグループのオーナノードへ転送することを特徴とする付記14−17のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記19)
前記デリバリノードが前記他のグループのオーナノードとの間で情報転送を終了すると、前記第2グループを離脱して前記第1グループに再接続する、ことを特徴とする付記14−18のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記20)
前記デリバリノードが前記グループからの離脱を定期的に実行することを特徴とする付記19に記載の通信システム。
(付記21)
前記デリバリノードは前記グループから離脱したときにスタートする所定時間のタイマを有し、前記タイマがタイムアウトするまで前記グループに再接続しないことを特徴とする付記19または20に記載の通信システム。
(付記22)
前記タイマがタイムアウトするまで前記デリバリノードが近隣に存在するグループに順次接続し、タイムアウトしてから前記第1グループに復帰することを特徴とする付記21に記載の通信システム。
(付記23)
前記デリバリノードは、前記グループから離脱後、所定数のグループに接続するまで前記グループに再接続しないことを特徴とする付記19または20に記載の通信システム。
(付記24)
前記デリバリノードは、前記所定数のグループに接続した後、前記第1グループに復帰することを特徴とする付記23に記載の通信システム。
(付記25)
前記デリバリノードが前記他のグループで共有された情報を前記グループのオーナノードへ転送することを特徴とする付記18−24のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記26)
前記複数のノードがアプリケーションにより動作する場合、前記アプリケーションにより複数のグループを含む上位グループが形成され、前記複数のグループ内のノードの帰属関係が前記アプリケーションの制約により決定されることを特徴とする付記14−25のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記28)
無線通信ネットワークにおいて他の無線端末とピアツーピアグループを形成することができる無線端末の通信制御方法であって、
一つのグループのアクセスポイントとして動作する場合、当該グループ内の一つあるいは複数の無線端末をデリバリノードとして選択し、
前記デリバリノードを当該グループから離脱させ、
前記デリバリノードが近隣に存在する他のグループに接続した後で当該グループに再接続するように制御する、
ことを特徴とする無線端末の通信制御方法。
(付記30)
無線通信ネットワークにおいて他の無線端末とピアツーピアグループを形成することができる無線端末の通信制御方法であって、
一つのグループのクライアントノードとして動作する場合、当該グループのアクセスポイントとして動作するオーナノードからデリバリノードとして指定されると、前記オーナノードとの接続を切断し、
前記切断後に近隣に存在する他のグループのオーナノードに接続し、
前記他のグループのオーナノードとの間で情報を転送し、
前記他のグループの情報を格納する、
ことを特徴とする無線端末の通信制御方法。
本発明はグループを動的に形成可能な複数のノード(無線端末)からなるP2Pネットワークにおいて実現可能である。
G1〜G5 グループ
GO グループオーナ
N ノード
MSG メッセージ
201 無線通信部
202 ユーザ制御部
203 情報記憶部
204 プログラム格納部
205 制御部
301〜304 プローブ応答、ビーコン

Claims (15)

  1. ピアツーピアグループを形成することができる複数のノードを含む無線通信ネットワークにおける通信方法であって、
    第1グループのアクセスポイントとして動作するオーナノードが当該第1グループ内の各クライアントノードで発見された隣接グループ数あるいは隣接ノード数に基づいて、一つあるいは複数のクライアントノードをデリバリノードとして選択し、
    前記デリバリノードが前記第1グループから離脱して近隣に存在する第2グループに接続し、
    前記デリバリノードと前記第2グループのオーナノードとの間で情報を転送する、
    ことを特徴とする通信方法。
  2. 前記デリバリノードは、前記各クライアントノードで発見された隣接グループ数あるいは隣接ノード数が多い順に選択されることを特徴とする請求項1に記載の通信方法
  3. 前記デリバリノードは、前記第1グループのオーナノードからの距離に基づいて選択されることを特徴とする請求項1または2に記載の通信方法。
  4. 前記デリバリノードは過去に参加したグループの履歴を保持し、他のグループに参加する際に前記履歴を参照することを特徴とする請求項1−3のいずれか1項にに記載の通信方法。
  5. 前記デリバリノードが前記第1グループで共有された情報を前記第2グループのオーナノードへ転送することを特徴とする請求項1−4のいずれか1項に記載の通信方法。
  6. 前記デリバリノードが前記第2グループのオーナノードとの間で情報転送を終了すると、前記第2グループを離脱して前記第1グループに再接続する、ことを特徴とする請求項1−5のいずれか1項に記載の通信方法。
  7. 前記デリバリノードが前記第1グループからの離脱を定期的に実行することを特徴とする請求項6に記載の通信方法。
  8. 前記デリバリノードは前記第1グループから離脱したときにスタートする所定時間のタイマを有し、前記タイマがタイムアウトするまで前記第1グループに再接続しないことを特徴とする請求項6または7に記載の通信方法。
  9. 前記タイマがタイムアウトするまで前記デリバリノードが近隣に存在するグループに順次接続し、タイムアウトしてから前記第1グループに復帰することを特徴とする請求項8に記載の通信方法。
  10. 前記デリバリノードは、前記第1グループから離脱後、所定数のグループに接続するまで前記第1グループに再接続しないことを特徴とする請求項6または7に記載の通信方法。
  11. 前記デリバリノードは、前記所定数のグループに接続した後、前記第1グループに復帰することを特徴とする請求項10に記載の通信方法。
  12. 前記デリバリノードが前記第2グループで共有された情報を前記第1グループのオーナノードへ転送することを特徴とする請求項6−11のいずれか1項に記載の通信方法。
  13. 前記複数のノードがアプリケーションにより動作する場合、前記アプリケーションにより複数のグループを含む上位グループが形成され、前記複数のグループ内のノードの帰属関係が前記アプリケーションの制約により決定されることを特徴とする請求項1−12のいずれか1項に記載の通信方法。
  14. 無線通信ネットワークにおいて他の無線端末とピアツーピアグループを形成することができる無線端末であって、
    第1グループのアクセスポイントとして動作する場合、当該第1グループ内の各クライアントノードで発見された隣接グループ数あるいは隣接ノード数に基づいて、一つあるいは複数の無線端末をデリバリノードとして選択する選択手段と、
    前記デリバリノードを離脱させ、前記デリバリノードが近隣に存在する第2グループに接続した後で前記第1グループに再接続するように制御する接続制御手段と、
    を有することを特徴とする無線端末。
  15. 無線通信ネットワークにおいて他の無線端末とピアツーピアグループを形成することができる無線端末であって、
    前記無線端末が第1グループのクライアントノードとして動作する場合、当該第1グループのアクセスポイントとして動作するオーナノードへ発見された隣接ノード情報を通知し、前記オーナノードにより前記第1グループのクライアントノードから収集した隣接ノード情報の隣接グループ数あるいは隣接ノード数に基づいて当該無線端末がデリバリノードとして指定されると、前記オーナノードとの接続を切断し、近隣に存在する第2グループのオーナノードに接続する接続制御手段と、
    前記第2グループのオーナノードとの間で情報を転送する制御手段と、
    前記第1グループの情報と前記第2グループの情報とを格納する情報格納手段と、
    を有することを特徴とする無線端末。
JP2016542503A 2014-08-12 2015-08-10 無線通信ネットワークにおけるグループ間通信方法およびシステム Active JP6669066B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014164034 2014-08-12
JP2014164034 2014-08-12
PCT/JP2015/004006 WO2016024399A1 (ja) 2014-08-12 2015-08-10 無線通信ネットワークにおけるグループ間通信方法およびシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016024399A1 JPWO2016024399A1 (ja) 2017-06-29
JP6669066B2 true JP6669066B2 (ja) 2020-03-18

Family

ID=55304035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016542503A Active JP6669066B2 (ja) 2014-08-12 2015-08-10 無線通信ネットワークにおけるグループ間通信方法およびシステム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10499442B2 (ja)
EP (1) EP3182740B1 (ja)
JP (1) JP6669066B2 (ja)
WO (1) WO2016024399A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6611572B2 (ja) * 2015-11-28 2019-11-27 キヤノン株式会社 通信装置、通信装置の制御方法及びプログラム
KR102540311B1 (ko) * 2015-12-08 2023-06-07 삼성전자주식회사 사용자 단말 장치 및 그 제어 방법
JP6802530B2 (ja) 2016-01-06 2020-12-16 日本電気株式会社 通信方法
JP6414120B2 (ja) * 2016-03-30 2018-10-31 トヨタ自動車株式会社 無線通信装置および無線通信方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7231423B1 (en) * 2001-05-23 2007-06-12 Jens Horstmann Interactive wireless device communication system for meetings and conferences
US7194002B2 (en) * 2002-02-01 2007-03-20 Microsoft Corporation Peer-to-peer based network performance measurement and analysis system and method for large scale networks
US8051170B2 (en) * 2005-02-10 2011-11-01 Cisco Technology, Inc. Distributed computing based on multiple nodes with determined capacity selectively joining resource groups having resource requirements
US7774010B2 (en) * 2005-07-06 2010-08-10 Nokia Corporation Peer-to-peer group management framework and methodology
JP4948054B2 (ja) * 2006-06-16 2012-06-06 三菱電機株式会社 管理装置及び通信端末装置及び通信システム及び通信管理方法
TWI381716B (zh) * 2007-12-31 2013-01-01 Ind Tech Res Inst 串流資料之網路傳輸系統與方法
JP5573571B2 (ja) 2009-11-13 2014-08-20 ソニー株式会社 無線通信装置、無線通信システム、プログラム、および無線通信方法
JP5343841B2 (ja) 2009-12-22 2013-11-13 ソニー株式会社 無線通信装置、無線通信方法、プログラム、および無線通信システム
US9614641B2 (en) * 2010-05-12 2017-04-04 Qualcomm Incorporated Resource coordination for peer-to-peer groups through distributed negotiation
JP5994215B2 (ja) * 2011-06-17 2016-09-21 ソニー株式会社 無線通信装置、情報処理装置、通信システムおよび無線通信装置の制御方法
US8649383B1 (en) * 2012-07-31 2014-02-11 Aruba Networks, Inc. Overlaying virtual broadcast domains on an underlying physical network
US9591508B2 (en) * 2012-12-20 2017-03-07 Google Technology Holdings LLC Methods and apparatus for transmitting data between different peer-to-peer communication groups
JP6141006B2 (ja) 2012-12-27 2017-06-07 キヤノン株式会社 通信装置、制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP3182740A4 (en) 2018-03-14
EP3182740A1 (en) 2017-06-21
US10499442B2 (en) 2019-12-03
WO2016024399A1 (ja) 2016-02-18
EP3182740B1 (en) 2019-10-23
JPWO2016024399A1 (ja) 2017-06-29
US20170245122A1 (en) 2017-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9055390B2 (en) Apparatus, system, and method for peer group formation for mobile devices by proximity sensing
CN101690044B (zh) 生成并维护用于无线网络的正交连接标识(cid)的装置和方法
JP6669066B2 (ja) 無線通信ネットワークにおけるグループ間通信方法およびシステム
JP4874361B2 (ja) 通信システム、ノード管理方法、ノードおよびノードによるデータ収集装置への登録方法
JP6238037B2 (ja) 無線ピアツーピアネットワークにおいて停止時間を短縮するためのグループ再形成メカニズム
JP2017536044A (ja) 無線ピアツーピアネットワークにおける高速接続メカニズム
WO2016103555A1 (ja) 通信方法
CN105391637A (zh) 基于策略的智能自组织网络架构
WO2016098275A1 (ja) 通信方法
EP3182743B1 (en) Communication method in wireless communication network, communication system, wireless terminal and communication control method
JP6493563B2 (ja) 複数のp2pグループ間での切替えスケジュールに従ったグループ再構成
JP6583274B2 (ja) 無線通信ネットワークにおける無線端末、通信方法および通信システム
Pan et al. Efficient data dissemination for Wi-Fi peer-to-peer networks by unicasting among Wi-Fi P2P groups
JP4287239B2 (ja) 無線通信装置、無線通信システム及び無線通信制御方法
KR20120072060A (ko) 연속된 연결성이 결여된 네트워크 환경 기반 노드 장치, 노드 관리 장치, 통신 시스템 및 노드 관리 방법
Sultan et al. Extending Wi-Fi Direct Single-Group Network to Multi-Group Network Based on Android Smartphone
KR101359860B1 (ko) 모바일 애드혹 기반 p2p 네트워크에서 연속적인 최근접 객체 검색 방법
JP2020053933A (ja) 端末制御装置、端末制御方法、プログラム
JP2017060024A (ja) 基地局装置
JP6634863B2 (ja) 無線通信端末
JP2017017532A (ja) 無線通信ネットワークにおける無線端末、通信方法および通信システム
JP2016004505A (ja) 情報配信システム、情報配信方法、通信装置、及び、コンピュータ・プログラム
JP2016163262A (ja) データ通信システム、移動端末、情報サーバ、データ通信方法、及びプログラム
JP2016144116A (ja) 通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180713

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180713

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180713

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20180713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6669066

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150