JP6669010B2 - 真空ポンプ - Google Patents

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本発明は、真空ポンプに関する。
従来、真空ポンプに設けた加熱部と、加熱部による加熱箇所の温度を検出する温度センサと、加熱箇所の温度が予め設定した値になるまでロータ駆動用モータの回転速度を制限する真空ポンプが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−65478号公報
このような真空ポンプであるターボ分子ポンプは、ターボ排気部とネジ排気部とを有する。ネジ排気部は真空度が低い下流に位置し、ネジ排気部の温度がガスの昇華温度以下であるとネジ部などに反応生成物が堆積する。また、ターボ分子ポンプでは、昇温によりネジ排気部が膨張する際にネジロータとネジステータが接触しないように常温時に所定のクリアランスを設けている。
真空ポンプは、ターボ排気部やネジ排気部を所定温度に加熱した後に起動させる必要がある。これは、常温状態の回転部と静止部のクリアランスが大きいので、外乱などでポンプ回転状態が不安定になることを防止するためである。
このようなターボ分子ポンプでは、たとえばベースと排気口を加熱対象箇所とすることがある。ベースの熱容量は排気口の熱容量に比べて大きいので、所定温度まで加熱する所要時間が長くなる傾向にある。
そのため、ベースと排気口の加熱開始時期を同時期とすると、排気口が先に所定温度に達し、ベースが所定温度に達するまで、不必要な加熱制御を行う必要がある。
(1)第1の態様によると、真空ポンプは、真空ポンプの第1及び第2の箇所に設けた第1及び第2の加熱部であって、前記第1の箇所の温度が加熱開始から第1の安定温度になるまでの時間である第1安定温度到達時間が、前記第2の箇所の温度が加熱開始から第2の安定温度になるまでの時間である第2安定温度到達時間よりも長い、加熱部と、前記第1及び第2の箇所の温度を検出する第1及び第2の検出部と、前記第1の検出部で検出した前記第1の箇所の温度前記第1の安定温度となり、かつ、前記第2の検出部で検出した前記第2の箇所の温度が前記第2の安定温度となるまでロータ駆動モータの起動を制限するポンプ制御部と、前記第1の箇所の温度が昇温開始温度に到達したとき、又は、前記第1の箇所の加熱を開始してから昇温開始時間が経過したときに、前記第2の箇所の加熱を開始する加熱制御部とを備え、前記昇温開始温度又は前記昇温開始時間は、前記第1の箇所が前記第1の安定温度になる時刻と、前記第2の箇所が前記第2の安定温度になる時刻とが同じになるよう設定されている
(2)第2の態様によると、真空ポンプは、第1の態様の真空ポンプにおいて、前記加熱制御部は、前記第1安定温度到達時間と前記第2安定温度到達時間との差分の時間に基づいて、前記昇温開始温度又は前記昇温開始時間を算出して設定する。
(3)第3の態様によると、真空ポンプは、第2の態様の真空ポンプにおいて、前記第1の箇所の温度上昇特性と、前記第1および第2安定温度到達時間とが保存される記憶部を備え、前記加熱制御部は、前記温度上昇特性と、前記第1および第2安定温度到達時間とをポンプ起動時に前記記憶部から読み込み、これらに基づいて前記昇温開始温度又は前記昇温開始時間を算出する。
(4)第4の態様によると、真空ポンプは、第1から第3までのいずれか1つの態様の真空ポンプにおいて、前記第1の箇所は、前記第2の箇所より熱容量が大である。
(5)第5の態様によると、真空ポンプは、第1から第4までのいずれか1つの態様の真空ポンプにおいて、前記第1の箇所はベースであり、前記第2の箇所は固定翼又は排気管である。
(6)第6の態様によると、真空ポンプは、真空ポンプの第1、第2及び第3の箇所に設けた第1、第2及び第3の加熱部であって、前記第1の箇所の温度が加熱開始から第1の安定温度になるまでの時間である第1安定温度到達時間が、前記第2の箇所の温度が加熱開始から第2の安定温度になるまでの時間である第2安定温度到達時間および前記第3の箇所の温度が加熱開始から第3の安定温度になるまでの時間である第3安定温度到達時間よりも長い、加熱部と、前記第1、第2及び第3の箇所の温度を検出する第1、第2及び第3の検出部と、前記第1の検出部で検出した前記第1の箇所の温度が前記第1の安定温度となり、かつ、前記第2の検出部で検出した前記第2の箇所の温度が前記第2の安定温度となり、かつ、前記第3の検出部で検出した前記第3の箇所の温度が前記第3の安定温度となるまでロータ駆動モータの起動を制限するポンプ制御部と、前記第1の箇所の温度が予め設定した第2箇所昇温開始温度に到達したとき、又は、前記第1の箇所の加熱を開始してから第2箇所昇温開始時間が経過したときに、前記第2の箇所の加熱を開始し、前記第1の箇所の温度が予め設定した第3箇所昇温開始温度に到達したとき、又は、前記第1の箇所の加熱を開始してから第3箇所昇温開始時間が経過したときに、前記第3の箇所の加熱を開始する加熱制御部とを備え、前記第2および第3箇所昇温開始温度、又は、前記第2および第3箇所昇温開始時間は、前記第1の箇所が前記第1の安定温度になる時刻と、前記第2の箇所が前記第2の安定温度になる時刻と、前記第3の箇所が前記第3の安定温度になる時刻とが同じになるよう設定されている。
本発明によれば、温調対象となる複数箇所が同時期に所定の加熱状態となるように加熱開始時点を調整しているので、無駄な電力消費が抑制される。
本実施の形態の真空ポンプの一例であるターボ分子ポンプを示す図。 コントロールユニットの概略構成を示すブロック図。 ターボ分子ポンプの温度制御の開始後の推移を示すグラフであり、(a)は経過時間と各部の温度推移との関係を示し、(b)は各ヒータおよび各電磁弁のオンオフ制御の状態を示す。 ポンプコントローラにおける処理についてのフローチャート。 温調コントローラにおける処理についてのフローチャート。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本実施の形態の真空ポンプの一例であるターボ分子ポンプを示す図である。ターボ分子ポンプ100は、真空排気を行うポンプユニット1と、ポンプユニット1を駆動制御するコントロールユニット2とを備えている。
ポンプユニット1は、回転翼41と固定翼31とで構成されるターボポンプ段と、円筒部42とステータ32とで構成されるドラッグポンプ段(ネジ溝ポンプ段)とを有している。ネジ溝ポンプ段においては、ステータ32または円筒部42にネジ溝が形成されている。回転側排気機能部である回転翼41および円筒部42はポンプロータ4に形成されている。ポンプロータ4はシャフト5に締結されている。ポンプロータ4とシャフト5とによって回転体ユニットRYが構成される。
複数段の固定翼31は、軸方向に対して回転翼41と交互に配置されている。各固定翼31は、スペーサリング33を介してベース3上に載置される。ポンプケーシング30をベース3にボルト固定すると、積層されたスペーサリング33がベース3とポンプケーシング30の係止部30aとの間に挟持され、固定翼31が位置決めされる。ベース3には排気口38aを有する排気管38が設けられている。
図1に示すターボ分子ポンプ100は磁気浮上式のターボ分子ポンプであり、回転体ユニットRYは、ベース3に設けられた磁気軸受34,35,36によって非接触支持される。
回転体ユニットRYはモータMにより回転駆動される。磁気軸受が作動していない時には、回転体ユニットRYは非常用のメカニカルベアリング37a,37bによって支持される。ベース3の外周には、ベース3の温度を制御するためのヒータ51および不図示の冷却水配管が設けられている。ポンプケーシング30の外周には、固定翼31の温度を制御するためのヒータ52および不図示の冷却水配管が設けられている。排気管38の外周には、排気管38の温度を制御するためのヒータ53および不図示の冷却水配管が設けられている。ベース3の温度は温度センサ56によって検出され、ポンプケーシング30(固定翼31)の温度は温度センサ57によって検出され、排気管38の温度は温度センサ58によって検出される。各温度センサ56、57、58による検出結果はコントロールユニット2に入力される。
図2は、コントロールユニット2の概略構成を示すブロック図である。コントロールユニット2は、ポンプコントローラ21と、温調コントローラ22と、入力部23とを備えている。
ポンプコントローラ21は、モータMの回転や磁気軸受34,35,36に接続されており、モータMや磁気軸受34,35,36を制御する。
温調コントローラ22は、ベース3、固定翼31および排気管38の温度を制御する。温調コントローラ22には、ヒータ51、52、53と、温度センサ56、57、58と、電磁弁61、62、63とが接続されている。電磁弁61は、ベース3を冷却する不図示の冷却水配管に設けられた電磁弁であり、冷却水の流れを制御する。電磁弁62は、固定翼31を冷却する不図示の冷却水配管に設けられた電磁弁であり、冷却水の流れを制御する。電磁弁63は、排気管38を冷却する不図示の冷却水配管に設けられた電磁弁であり、冷却水の流れを制御する。
温調コントローラ22は、温度センサ56で検出したベース3の温度に基づいてヒータ51への通電や電磁弁61の開閉を制御することで、ベース3の温度を設定温度Tset1に制御する。同様に、温調コントローラ22は、温度センサ57で検出した固定翼31の温度に基づいてヒータ52への通電や電磁弁62の開閉を制御することで、固定翼31の温度を設定温度Tset2に制御する。温調コントローラ22は、温度センサ58で検出した排気管38の温度に基づいてヒータ53への通電や電磁弁63の開閉を制御することで、排気管38の温度を設定温度Tset3に制御する。
入力部23は、操作者の操作入力を受け付けて、または、上位のコントローラからの運転開始信号が入力されると、ポンプコントローラ21にスタート信号を出力する。
ポンプコントローラ21は、入力部23からのスタート信号を受信すると、ポンプユニット1の各部に電力を供給する不図示の電源部を起動するとともに、温調コントローラ22に温調開始信号を出力する。また、ポンプコントローラ21は、入力部23からのスタート信号を受信した後、後述するインターロック解除信号を温調コントローラ22から受信するまで待機する。そして、温調コントローラ22からのインターロック解除信号を受信すると、ポンプコントローラ21は、回転ユニットRYを磁気浮上させつつモータMを起動する。
温調コントローラ22は、ポンプコントローラ21から温調開始信号を受信すると、ベース3、固定翼31および排気管38の温度制御を開始する。すなわち、温調コントローラ22は、ターボ分子ポンプ100の運転開始時に各部が設定温度に達するまでは冷却水を流さずにヒータ51、52、53で加熱するようにヒータ51、52、53および電磁弁61、62、63を制御する。そして、温調コントローラ22は、各部の温度がそれぞれの設定温度に達すると、冷却水による冷却とヒータ51、52、53による加熱とによって各部をそれぞれの設定温度Tset1、Tset2、Tset3に維持するようにヒータ51、52、53および電磁弁61、62、63を制御する。
具体的には、温調コントローラ22は、温度センサ56で検出したベース3の温度T1が設定温度Tset1に達すると昇温制御を中止して保温制御を開始する。この保温制御は、ヒータ51への通電制御と、電磁弁61の開閉制御により、ベース3の温度が設定温度に保持されるような温調制御である。同様に、温調コントローラ22は、温度センサ57で検出した固定翼31の温度T2が設定温度Tset2に達すると昇温制御を中止して保温制御を開始する。この保温制御は、ヒータ52への通電制御と、電磁弁62の開閉制御により、固定翼31の温度が設定温度に保持されるような温調制御である。温調コントローラ22は、温度センサ58で検出した排気管38の温度T3が設定温度Tset3に達すると昇温制御を中止して保温制御を開始する。この保温制御は、ヒータ53への通電制御と、電磁弁63の開閉制御により、排気管38の温度が設定温度に保持されるような温調制御である。
なお、温調コントローラ22は、後で詳述するように、ベース3、固定翼31および排気管38の加熱開始時期をずらしている。
−−−ターボ分子ポンプ100の温度制御について−−−
一般にターボ分子ポンプでは、反応生成物の堆積を抑制するため、たとえばベースや排気管等をそれぞれヒータで加熱している。また、ターボ分子ポンプでは、各部の温度が十分に上昇した状態で回転体ユニットを安定して運転できるようにするために、熱膨張等を考慮して各部のクリアランスが設定されている。したがって、ターボ分子ポンプでは、各部の昇温が不十分であると、内部に反応生成物が堆積したり、回転体ユニットの回転が不安定になるおそれがある。
たとえば、ネジ溝ポンプ部のステータとロータとの間のクリアランスは、常温では広めに設定し、真空処理装置の使用状態では、膨張して常温時のクリアランスよりも狭いクリアランスとなるように設計されている。したがって、真空ポンプを起動する際、常温のまま回転体ユニットを駆動すると、上記クリアランスが適切な値になっていない状態、すなわち、クリアランスが広すぎる状態で回転するため好ましくない。
そこで、本実施の形態のターボ分子ポンプ100では、ベース3,固定翼31,および排気管38のうちヒータ51、52、53で温調される3箇所の温度T1、T2、T3が、それぞれの箇所についてあらかじめ定められた安定温度Tstb1〜Tstb3(以下、総称して単にTstbと呼ぶ場合もある)に達しないとモータMが起動しないようなインターロック制御を行っている。すなわち、本実施の形態のターボ分子ポンプ100では、ベース3の温度T1が安定温度Tstb1に達し、かつ、固定翼31の温度T2が安定温度Tstb2に達し、かつ、排気管38の温度T3が安定温度Tstb3に達するとモータMの起動が許可される。各部の温度T1、T2、T3がそれぞれ安定温度Tstb1、Tstb2、Tstb3に到達すると、温調コントローラ22は、ポンプコントローラ21にインターロック解除信号を出力する。ポンプコントローラ21は、インターロック解除信号を受信するとモータMの起動処理を行う。
しかし、ヒータ51、52、53で温調される3箇所では、それぞれの熱容量やヒータ容量、安定温度Tstbが異なるため、常温から安定温度に達するまでの所要時間がそれぞれ異なる。本実施の形態では、排気管38についての所要時間tEXが最も短く、次いで固定翼31についての所要時間tSTが短く、ベース3についての所要時間tBAが最も長い。すなわち、tEX<tST<tBAとなる。
また、ベース3の熱容量が固定翼31や排気管38の熱容量よりも大きいため、3箇所の加熱を同時期に開始すると、ベース3の温度T1が安定温度Tstb1に達する前に、固定翼31や排気管38の温度T2、T3が安定温度Tstb2、Tstb3を超えて設定温度Tset2、Tset3にそれぞれ達してしまう。固定翼31や排気管38の温度T2、T3が設定温度Tset2、Tset3に達すると、上述した保温制御が開始される。保温制御では、設定温度Tset2、Tset3を維持するために、ヒータ52、53による加熱と冷却水による冷却とが繰り返される。そのため、ベース3の温度T1が安定温度Tstb1に達してインターロック解除信号が出力されるまでの間にヒータ52、53への通電制御と電磁弁62,63の開閉制御が行われ、不必要に電力を消費してしまう。
そこで、本実施の形態では、ベース3、固定翼31および排気管38の温度T1、T2、T3が略同時期に安定温度Tstb1〜Tstb3に達するように、ヒータ51、52、53による加熱開始時期をずらしている。図3は、ターボ分子ポンプ100の温度制御の開始後の推移を示すグラフであり、図3(a)は経過時間と各部の温度推移との関係を示し、図3(b)は各ヒータ51、52、53および各電磁弁61、62、63のオンオフ制御の状態を示す。
本実施の形態では、温調コントローラ22は、ポンプコントローラ21から温調開始信号を受信すると、ヒータ51に通電を開始してベース3の昇温を開始する。そして、ベース3の温度T1があらかじめ設定した昇温開始温度Φ2に到達すると、温調コントローラ22は、ヒータ52に通電を開始して固定翼31の昇温を開始する。そして、ベース3の温度T1があらかじめ設定した昇温開始温度Φ3に到達すると、温調コントローラ22は、ヒータ53に通電を開始して排気管38の昇温を開始する。なお、昇温開始温度Φ2、Φ3は、後述するように、ベース3、固定翼31および排気管38の温度T1、T2、T3が略同時期に安定温度Tstb1〜〜Tstb3に達するように設定された温度である。
このように、本実施の形態では、各ヒータ51、52、53による昇温開始時期をずらすことで、ヒータ51の昇温開始から時間tCが経過する略同時期にベース3の温度T1が安定温度Tstb1に到達し、固定翼31の温度T2が安定温度Tstb2に到達し、排気管38の温度T3が安定温度Tstb3に到達する。これにより、昇温時間が短い2箇所の保温制御が回避される。すなわち、モータMの起動前に、ヒータ52、53への通電制御と電磁弁62,63の開閉制御が回避され、不必要な電力消費を抑制できる。
各部の温度T1、T2、T3がそれぞれ安定温度Tstb1、Tstb2、Tstb3に到達すると、上述したように温調コントローラ22は、ポンプコントローラ21にインターロック解除信号を出力する。これにより、上述したようにポンプコントローラ21は、モータMを起動する。
−−−昇温開始温度Φ2、Φ3について−−−
昇温開始温度Φ2、Φ3は、たとえば次のように設定される。
ベース3、固定翼31,排気管38の温度がそれぞれの安定温度Tstb1〜Tstb3に到達するまでの所要時間tBA、tST、tEXを算出するための昇温特性のデータをあらかじめ実験等により取得する。これらの所要時間tBA、tST、およびtEXは温調コントローラ22の記憶部22cに保存される。また記憶部22cには、ベース3の温度T1が常温から安定温度Tstb1に達するまでの昇温曲線がT1(tem)として保存されている。
ここで、たとえば、記憶部22cに保存された所要時間tBAが100分、所要時間tSTが70分、所要時間tEXが20分であるとする。温調コントローラ22は、固定翼31の昇温制御開始時点と、排気管38の昇温制御開始時点とを次のようにして決定する。昇温曲線T1(t)を参照して、ベース3の昇温開始時点から30分経過時点でのベース3の温度T1(30)を算出し、記憶部22cに固定翼昇温開始温度Φ2として設定する。ベース3の温度センサ56の計測温度が固定翼昇温開始温度Φ2になったときに固定翼31の昇温制御を開始する。
また、昇温曲線T1(t)を参照して、ベース3の昇温開始時点から80分経過時点でのベース3の温度T1(80)を算出し、記憶部22cに排気管昇温開始温度Φ3として設定する。ベース3の温度センサ56の計測温度が固定翼昇温開始温度Φ3になったときに排気管38の昇温制御を開始する。
なお、正確に昇温開始温度を決定して安定温度到達時間(上記例では、温調制御対象の3箇所の温度が安定温度Tstb1〜3に到達するまでの時間100分、70分、20分)を正確に算出するのであれば、外部環境との熱対流・熱放射などを考慮した温度計算式を使用する。
−−−フローチャート−−−
図4は、ポンプコントローラ21における処理についてのフローチャートである。入力部23からスタート信号を受信すると、ポンプコントローラ21は、図4に示した処理を開始する。ステップS1において、ポンプユニット1の各部に電力を供給する不図示の電源部を起動してステップS3へ進む。ステップS3において、磁気軸受34〜36による磁気浮上制御を開始してステップS5へ進む。ステップS5において、温調コントローラ22に温調開始信号を出力してステップS7へ進む。
ステップS7において、インターロック解除信号を温調コントローラ22から受信するまで待機し、インターロック解除信号を受信すると、ステップS9へ進み、モータMを起動する。
ステップS11において、入力部23からの運転停止信号を受信するまで待機し、運転停止信号を受信すると、ステップS13へ進み、モータMを停止させ、磁気軸受34〜36による磁気浮上制御を終了して、ステップS15へ進む。ステップS15において、温調コントローラ22に温調終了信号を出力して本プログラムを終了する。
図5は、温調コントローラ22における処理についてのフローチャートである。ポンプコントローラ21から温調開始信号を受信すると、温調コントローラ22は、図5に示した処理を開始する。ステップS21において、上述したように昇温開始温度Φ2、Φ3を算出してステップS23のサブルーチンへ進む。ステップS23において、温度センサ56で検出したベース3の温度T1に基づいてヒータ51および電磁弁61の制御を開始する。なお、ステップ23のサブルーチンでは、上述したように、温調コントローラ22は、温度センサ56で検出したベース3の温度T1が設定温度Tset1に達するまでは冷却水を流さずにヒータ51で加熱するようにヒータ51および電磁弁61を制御する。そして、温調コントローラ22は、温度センサ56で検出したベース3の温度T1が設定温度Tset1に達すると、冷却水による冷却とヒータ51による加熱とによってベース3の温度T1を設定温度Tset1に維持するようにヒータ51および電磁弁61を保温制御する。
ステップS23のサブルーチンが実行されるとステップS25に進み、温度センサ56で検出したベース3の現在の温度T1が昇温開始温度Φ2以上であるか否かを判断する。ステップS25が肯定判断されるとステップS27のサブルーチンへ進む。ステップS27において、温度センサ57で検出した固定翼31T2の温度に基づいてヒータ52および電磁弁62の制御を開始する。なお、ステップ27のサブルーチンでは、上述したように、温調コントローラ22は、温度センサ57で検出した固定翼31の温度T2が設定温度Tset2に達するまでは冷却水を流さずにヒータ52で加熱するようにヒータ52および電磁弁62を制御する。そして、温調コントローラ22は、温度センサ57で検出した固定翼31の温度T2が設定温度Tset2に達すると、冷却水による冷却とヒータ52による加熱とによって固定翼31の温度T2を設定温度Tset2に維持するようにヒータ52および電磁弁62を保温制御する。
ステップS27のサブルーチンが実行されるかステップS25が否定判断されるとステップS29に進み、温度センサ56で検出したベース3の現在の温度T1が昇温開始温度Φ3以上であるか否かを判断する。ステップS29が肯定判断されるとステップS31のサブルーチンへ進む。ステップS31において、温度センサ58で検出した排気管38の温度T3に基づいてヒータ53および電磁弁63の制御を開始する。なお、ステップ31のサブルーチンでは、上述したように、温調コントローラ22は、温度センサ58で検出した排気管38の温度T3が設定温度Tset3に達するまでは冷却水を流さずにヒータ53で加熱するようにヒータ53および電磁弁63を制御する。そして、温調コントローラ22は、温度センサ58で検出した排気管38の温度T3が設定温度Tset3に達すると、冷却水による冷却とヒータ53による加熱とによって排気管38の温度を設定温度Tset3に維持するようにヒータ53および電磁弁63を保温制御する。
ステップS31のサブルーチンが実行されるかステップS29が否定判断されるとステップS33に進み、ベース3の温度T1が安定温度Tstb1以上であり、かつ、固定翼31の温度T2が安定温度Tstb2以上であり、かつ、排気管38の温度T3が安定温度Tstb3以上であるか否かを判断する。
ステップS33が否定判断されるとステップS23へ戻り、ステップS33が肯定判断されるとステップS35へ進む。
ステップS35において、ポンプコントローラ21にインターロック解除信号を出力してステップS37へ進む。ステップS37において、ポンプコントローラ21から温調終了信号を受信するまで待機し、温調終了信号を受信すると、ヒータ51、52、53および電磁弁61、62、63の制御を終了して本プログラムを終了する。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)真空ポンプは、複数の箇所に設けた複数のヒータ(加熱部)51〜53と、複数の箇所の加熱状態を検出する複数のセンサ(検出部)56〜58と、複数のセンサ56〜58で検出した複数の箇所の加熱状態が予め設定した状態となるまでロータ駆動モータMの起動を制限するポンプコントローラ(ポンプ制御部)21と、複数の箇所のすべてが予め設定した状態(たとえば、安定温度Tstb1〜Tstb3)に同じ時期に到達するように複数のヒータ51〜53を制御する温調コントローラ(加熱制御部)22とを備える。
したがって、複数の温調制御対象がそれぞれ安定温度に同時期に到達し、昇温開始から安定温度に到達するまでの所要時間が短い温調制御対象について、無駄な保温制御が回避され、消費電力が抑制される。
(2)温調コントローラ22は、複数の箇所のうち熱容量が最大の箇所であるベース3の温度上昇特性(T1(t))に基づき熱容量の小さい箇所である固定翼31や排気管38を加熱するヒータ57,58の起動時期を算出する算出部22aと、起動時期になると固定翼31や排気管38の加熱を開始する加熱開始部22bとを備える。算出部22aは、熱容量が最大のベース3の温度上昇特性T1と、熱容量が最大のベース3の加熱に必要な第1安定温度到達時間tBAと、熱容量の小さい固定翼31や排気管38の加熱に必要な第2安定温度到達時間tSTやtEXとに基づいて熱容量の小さい固定翼31や排気管38のヒータ57,58の起動時期を算出する。
したがって、短時間で安定温度に到達する固定翼31や排気管38の保温制御が不要となり、無駄な電力消費を抑制できる。
(3)実施の形態の真空ポンプはさらに、熱容量が最大のベース3の温度上昇特性と、第1および第2安定温度到達時間とが保存される記憶部22cを備え、算出部22aは、温度上昇特性と、第1および第2安定温度到達時間とをポンプ起動時に記憶部22cから読み込み、これらに基づいて固定翼31や排気管38の加熱部の起動時期を算出する。
温度上昇特性(T1(t))と、安定温度到達時間tBA、tEXを予め記憶しておくだけで、簡単に短時間で安定温度に到達する固定翼31や排気管38の加熱開始時点を設定することができる。
なお、実施の形態の真空ポンプでは、図2に示すように温調コントローラ22に記憶部22cを実装したが、記憶部22cはどこに実装してもよい。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
以上説明した実施の形態の真空ポンプの加熱箇所は、ベース3、固定翼31、および排気管38の3箇所であったが、4箇所以上でもよい。また、ベース3と排気管38など加熱箇所は2箇所でもよい。いずれの変形例の真空ポンプにおいても上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
(変形例2)
以上説明した実施の形態の真空ポンプでは、温調コントローラ22の算出部22aは、複数の箇所のうち熱容量が最大の箇所であるベース3の温度上昇特性(T1(t))に基づき熱容量の小さい箇所である固定翼31や排気管38を加熱するヒータ57,58の起動時期を算出するようにした。しかし、起動時期の算出手法はこれに限定されない。たとえは次の算出手法を採用することもできる。
変形例2の温調コントローラ22の算出部22aは、予め設定した加熱状態になるまでの時間である第1安定温度到達時間が最大の第1箇所(たとえばベース3)の温度上昇特性と、第1安定温度到達時間(tBA)と、第1安定温度到達時間よりも短い時間で予め設定した加熱状態となる第2箇所(たとえば固定翼31や排気管38)の上記時間である第2安定温度到達時間(tST、tEX)とに基づいて第2箇所の加熱部の起動時期を算出するようにしてもよい。
変形例2は、予め設定した加熱状態になるまでの時間が熱容量とヒータ容量とに依存するので、第1安定温度到達時間が最大の箇所が必ずしも熱容量が最大であるとは限らないことを想定した変形例である。
具体的には、第1箇所の加熱開始後、第1安定温度到達時間と第2安定温度到達時間の差分に相当する時間が経過した時点における第1箇所の推定温度を第1温度特性から算出しておく。第1箇所の加熱開始後、第1箇所の温度が上記推定温度になった時点で第2箇所の加熱を開始する。
(変形例3)
変形例2の真空ポンプにおいては、予め設定した加熱状態になるまでの時間である第1安定温度到達時間が最大の第1箇所(たとえばベース3)の温度上昇特性と、第1安定温度到達時間(tBA)と、第1安定温度到達時間よりも短い時間で予め設定した加熱状態となる第2箇所(たとえば固定翼31や排気管38)の上記時間である第2安定温度到達時間(tST、tEX)とに基づいて第2箇所の加熱部の起動時期を算出するようにした。しかし、変形例3の温調コントローラ22の算出部22aは、複数の箇所のうち予め設定した状態に到達するまでの所要時間が最も長い箇所である箇所(たとえばベース3)の第1安定温度到達時間と、第1安定温度到達時間よりも短い時間で予め設定した加熱状態となる第2箇所(たとえば固定翼31や排気管38)の上記時間である第2安定温度到達時間とに基づいて、第2安定温度到達時間で予め設定した状態となる箇所(たとえば固定翼31や排気管38)のヒータ57,58の起動時期t(Φ2)あるいはt(Φ3)を算出するようにしてもよい。
具体的には、第1箇所の加熱開始後、第1安定温度到達時間と第2安定温度到達時間の差分に相当する時間が経過した時点で第2箇所の加熱を開始する。
この変形例3の真空ポンプによれば、第1箇所の温度上昇特性を記憶する必要がなく、第1および第2安定温度到達時間だけを記憶するだけでよい。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
従って本発明は、真空ポンプの複数の箇所に設けた複数の加熱部と、複数の箇所の加熱状態を検出する複数の検出部と、複数の検出部で検出した複数の箇所の加熱状態が予め設定した状態となるまでロータ駆動モータの起動を制限するポンプ制御部と、複数の箇所のすべてが予め設定した状態に同じ時期に到達するように複数の加熱部を制御する加熱制御部とを備える種々の形態の真空ポンプに適用することができる。
1 ポンプユニット
2 コントロールユニット
3 ベース
21 ポンプコントローラ
22 温調コントローラ
22a 算出部
22b 加熱開始部
22c 記憶部
30 ポンプケーシング
31 固定翼
38 排気管
51〜53 ヒータ
56〜58 温度センサ
100 ターボ分子ポンプ

Claims (6)

  1. 真空ポンプの第1及び第2の箇所に設けた第1及び第2の加熱部であって、前記第1の箇所の温度が加熱開始から第1の安定温度になるまでの時間である第1安定温度到達時間が、前記第2の箇所の温度が加熱開始から第2の安定温度になるまでの時間である第2安定温度到達時間よりも長い、加熱部と、
    前記第1及び第2の箇所の温度を検出する第1及び第2の検出部と、
    前記第1の検出部で検出した前記第1の箇所の温度前記第1の安定温度となり、かつ、前記第2の検出部で検出した前記第2の箇所の温度が前記第2の安定温度となるまでロータ駆動モータの起動を制限するポンプ制御部と、
    前記第1の箇所の温度が昇温開始温度に到達したとき、又は、前記第1の箇所の加熱を開始してから昇温開始時間が経過したときに、前記第2の箇所の加熱を開始する加熱制御部とを備え
    前記昇温開始温度又は前記昇温開始時間は、前記第1の箇所が前記第1の安定温度になる時刻と、前記第2の箇所が前記第2の安定温度になる時刻とが同じになるよう設定されている、真空ポンプ。
  2. 請求項1に記載の真空ポンプにおいて、
    前記加熱制御部は、前記第1安定温度到達時間と前記第2安定温度到達時間との差分の時間に基づいて、前記昇温開始温度又は前記昇温開始時間を算出して設定する、真空ポンプ。
  3. 請求項2に記載の真空ポンプにおいて、
    前記第1箇所の温度上昇特性と、前記第1および第2安定温度到達時間とが保存される記憶部を備え、
    前記加熱制御部は、前記温度上昇特性と、前記第1および第2安定温度到達時間とをポンプ起動時に前記記憶部から読み込み、これらに基づいて前記昇温開始温度又は前記昇温開始時間を算出する真空ポンプ。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項に記載の真空ポンプにおいて、
    前記第1箇所は、前記第2の箇所より熱容量がである真空ポンプ。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の真空ポンプにおいて、
    前記第1の箇所はベースであり、前記第2の箇所は固定翼又は排気管である、真空ポンプ。
  6. 真空ポンプの第1、第2及び第3の箇所に設けた第1、第2及び第3の加熱部であって、前記第1の箇所の温度が加熱開始から第1の安定温度になるまでの時間である第1安定温度到達時間が、前記第2の箇所の温度が加熱開始から第2の安定温度になるまでの時間である第2安定温度到達時間および前記第3の箇所の温度が加熱開始から第3の安定温度になるまでの時間である第3安定温度到達時間よりも長い、加熱部と、
    前記第1、第2及び第3の箇所の温度を検出する第1、第2及び第3の検出部と、
    前記第1の検出部で検出した前記第1の箇所の温度が前記第1の安定温度となり、かつ、前記第2の検出部で検出した前記第2の箇所の温度が前記第2の安定温度となり、かつ、前記第3の検出部で検出した前記第3の箇所の温度が前記第3の安定温度となるまでロータ駆動モータの起動を制限するポンプ制御部と、
    前記第1の箇所の温度が予め設定した第2箇所昇温開始温度に到達したとき、又は、前記第1の箇所の加熱を開始してから第2箇所昇温開始時間が経過したときに、前記第2の箇所の加熱を開始し、前記第1の箇所の温度が予め設定した第3箇所昇温開始温度に到達したとき、又は、前記第1の箇所の加熱を開始してから第3箇所昇温開始時間が経過したときに、前記第3の箇所の加熱を開始する加熱制御部とを備え、
    前記第2および第3箇所昇温開始温度、又は、前記第2および第3箇所昇温開始時間は、前記第1の箇所が前記第1の安定温度になる時刻と、前記第2の箇所が前記第2の安定温度になる時刻と、前記第3の箇所が前記第3の安定温度になる時刻とが同じになるよう設定されている、真空ポンプ。
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