JP6668742B2 - 発光装置、並びにパッケージ及びその製造方法 - Google Patents

発光装置、並びにパッケージ及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6668742B2
JP6668742B2 JP2015250667A JP2015250667A JP6668742B2 JP 6668742 B2 JP6668742 B2 JP 6668742B2 JP 2015250667 A JP2015250667 A JP 2015250667A JP 2015250667 A JP2015250667 A JP 2015250667A JP 6668742 B2 JP6668742 B2 JP 6668742B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead frame
package
resin
light emitting
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015250667A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017117901A (ja
Inventor
三木 倫英
倫英 三木
林 英樹
英樹 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichia Corp
Original Assignee
Nichia Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichia Corp filed Critical Nichia Corp
Priority to JP2015250667A priority Critical patent/JP6668742B2/ja
Publication of JP2017117901A publication Critical patent/JP2017117901A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6668742B2 publication Critical patent/JP6668742B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本開示は、発光装置、並びにパッケージ及びその製造方法に関し、例えば発光ダイオード等の発光装置、並びにそのような発光装置に用いられるパッケージ及びその製造方法に関する。
近年、一般照明用の灯具等において、従来の白熱電球に代わって、より低消費電力の発光ダイオード(Light Emitting Diode:以下「LED」ともいう。)の利用が進んでおり、その応用分野もバックライト用途や照明、車載用途等、各分野に拡大している。
このようなLEDは、例えばパッケージの開口の底面に露出したリードフレーム上にLED素子を実装している。このパッケージは、金型を用いてリードフレームに樹脂が成形されてできている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、パッケージを、形成する際に、樹脂バリが発生し、発光素子の実装に支障をきたすことがある。
特開2012−028743号公報
本発明の一実施の形態は、従来のこのような課題に鑑みてなされたものである。本発明の一実施の形態の目的は、パッケージを形成する際の樹脂バリの発生を抑制した発光装置、並びにパッケージ及びその製造方法を提供することにある。
本発明の一実施の形態に係るパッケージの製造方法は、第一方向に長い側面を光取り出し面とする側面発光型発光装置用のパッケージの製造方法において、前記第一方向及び前記第一方向と直交する第二方向に延長する第一上面とその反対側の第一下面を有する第一リードフレームと、前記第一方向及び第二方向に延長する第二上面とその反対側の第二下面を有し、前記第一リードフレームと離間して前記第一方向に並置された第二リードフレームとを用意する工程と、凸部を有する第一金型と、1つのパッケージにつき1つのゲートを有する第二金型とによって、前記第一リードフレーム及び前記第二リードフレームを、前記第一上面及び前記第二上面が前記凸部の頂面と接するように挟んで成形室を形成する工程と、前記ゲートから前記成形室に樹脂材料を注入して該樹脂材料を硬化又は固化させ、前記第一下面と第二下面とを前記樹脂材料で被覆して前記第一リードフレーム及び第二リードフレームを前記樹脂材料で支持する工程とを含み、前記第一リードフレームは、前記凸部の頂面の前記第一方向の中央よりも前記第二リードフレーム側に延伸しており、前記ゲートは、前記第一下面と対向し且つ前記凸部の前記第一方向の頂面の中央よりも前記第二リードフレームから遠い側にあり、前記樹脂材料を前記成形室に注入する工程において、前記ゲートから前記樹脂材料を前記第一リードフレームの、前記第二リードフレームと離間された端縁とは反対側の端縁側に射出する、側面発光型発光装置用のパッケージの製造方法である。
また、本発明の一実施の形態に係るパッケージは、第一方向に長い側面を光取り出し面とする側面発光型発光装置用のパッケージにおいて、前記第一方向及び前記第一方向と直交する第二方向に延長する第一上面とその反対側の第一下面を有する第一リードフレームと、前記第一方向及び第二方向に延長する第二上面とその反対側の第二下面を有し、前記第一リードフレームと離間して前記第一方向に並置された第二リードフレームと、前記第一上面及び前記第二上面を底面に露出させた1つの素子載置凹部を有し、前記第一下面と前記第二下面を被覆する樹脂成形体とを備え、前記第一リードフレームは、前記素子載置凹部の底面の前記第一方向の中央よりも前記第二リードフレーム側に延伸しており、前記樹脂成形体は、前記第一下面の直下を被覆し且つ前記第一方向の中央よりも前記第二リードフレームから遠い側にある第一領域と、前記第一下面の直下を被覆し且つ前記第一領域より前記第二リードフレームに近い側にある第二領域と、を含み、前記第一領域の下面に、前記樹脂成形体の成形時の樹脂材料を注入する1つのゲートの痕を内側に含む窪みを有し、前記第二領域の平均肉厚は、前記光取り出し面と直交する断面視において、前記第一領域の平均肉厚より大きく、前記ゲート痕は、前記第一リードフレームの、前記第二リードフレームと離間された端縁とは反対側の端縁側と対向する位置に設けられる側面発光型発光装置用のパッケージである。

また、本発明の一実施形態に係る発光装置は、本発明の一実施形態に係るパッケージと、前記素子載置凹部の底面に載置された発光素子とを備える側面発光型発光装置である。
以上の構成によれば、パッケージの樹脂成形時において、第一リードフレームの先端側には樹脂材料を緩和した圧力で到達させ、ゲートから注入される樹脂材料の射出圧で第一リードフレームの先端側がばたつくことを抑制できる。このため、第一金型の凸部と第一リードフレームとの間に隙間が生じて樹脂材料が入り込み樹脂バリが形成されることを抑制できる。また、ゲートは、第二リードフレームの先端からも離れているので、第一金型の凸部と第二リードフレームとの間においても樹脂材料が入り込むのを抑制でき樹脂バリが形成されることを抑制できる。
本発明の一実施形態に係る発光装置を斜め上方から見た斜視図である。 図1に示す発光装置の底面斜視図である。 図1に示す発光装置の背面斜視図である。 図1に示す発光装置のIV−IV線断面図である。 図4に示す発光装置のパッケージの樹脂成形体を成形する射出成形用金型の断面図である。 図4に示す発光装置のパッケージの樹脂成形体を射出成形用金型で成形する工程を示す模式断面図である。 図6に示す工程で製造されたパッケージの断面図である。 図7に示すパッケージの平面図である。 図7に示すパッケージのIX−IX線断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための例示であって、特定的な記載がない限り、本発明は以下のものに限定されない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る発光装置100を斜め上方から見た斜視図を図1に、斜め下方から見た斜視図を図2に、背面から見た斜視図を図3に、また、この発光装置100の断面図を図4にそれぞれ示す。これらの図に示す発光装置100は、発光素子1と、この発光素子1を実装するためのパッケージ2を備える。さらに、このパッケージ2の樹脂成形時の射出成形用金型60を図5に、この射出成形用金型60に樹脂材料を注入して樹脂成形する工程を図6に、樹脂成形されたパッケージの断面図を図7に、図7に示すパッケージの平面図を図8に、図7のIX−IX線断面図を図9にそれぞれ示す。
(パッケージ2)
パッケージ2は、図4に示すように、第一リードフレーム10と、第二リードフレーム20と、第一リードフレーム10及び第二リードフレーム20を保持した樹脂成形体30とを有する。図1〜図3に示す発光装置は、パッケージ2を扁平な略直方体状としており、パッケージ2の広大な面ではなく、側方に配置される狭小な面を光取り出し面2Aとして発光する側面発光型、いわゆるサイドビュータイプと称される発光装置としている。側面発光型の発光装置100は、光取り出し面2Aに交差する面(図においては広大な面の一方の面)を外部接続するための外部接続面2Xとしている。
なお、本明細書において、上下方向は、図4において特定するものとする。すなわち、発光装置100の光取り出し面2Aを上面、光取り出し面2Aに隣接又は交差する面を側面2Bと称し、側面2Bのうちの1面であって、図1〜図3において下面となる面を、発光装置の外部接続面2Xと称するものとする。図1と図2に示す発光装置100は、図4において上面となる光取り出し面2Aを、正面側に位置させた状態を示している。
(リードフレーム)
パッケージ2は、樹脂成形体30に保持されるリードフレームとして、第一リードフレーム10と第二リードフレーム20とを備えている。第一リードフレーム10と第二リードフレーム20は、パッケージ2の長さ方向(図4では横(左右)方向)を第一の方向として、この第一の方向に延長されている。さらに、第一リードフレーム10と第二リードフレーム20は、この第一の方向において、互いに離間して並置されている。第一リードフレーム10と第二リードフレーム20は、互いの間の隙間である離間領域19に充填される樹脂を介して互いに絶縁されている。
第一リードフレーム10は、発光素子1が実装される実装面となる第一上面11と、その反対側の面である第一下面12とを有する。第一リードフレーム10は、第一上面11を樹脂成形体30から部分的に露出させており、他の一部を樹脂成形体30内に埋め込まれて固定されている。第一リードフレーム10の第一上面11は、樹脂成形体30に形成される素子載置凹部33の底面に露出する第一露出領域11Aと、樹脂成形体30に被覆される第一被覆領域11Bとを備えており、この第一露出領域11Aを発光素子1を実装する実装領域としている。
第二リードフレーム20は、発光素子1と電気的に接続するための接続面となる第二上面21と、その反対側の面である第二下面22とを有する。第二リードフレーム20は、第二上面21を樹脂成形体30から部分的に露出させており、他の一部を樹脂成形体30内に埋め込まれて固定されている。第二リードフレーム20の第二上面21は、樹脂成形体30に形成される素子載置凹部33の底面に露出する第二露出領域21Aと、樹脂成形体30に被覆される第二被覆領域21Bとを備えており、この第二露出領域を、発光素子1に電気接続される接続領域としている。
さらに、第一リードフレーム10と第二リードフレーム20は、樹脂成形体30に被覆されるインナーリード部10A、20Aと、インナーリード部10A、20Aから延在して樹脂成形体30の側面2Bの近傍に配置されるアウターリード部10B、20Bとを備えている。図8と図9に示す第一リードフレーム10と第二リードフレーム20は、離間領域19と反対側の端部をL字状に折曲して、アウターリード部10B、20Bを第一の方向に対して交差する方向、図においては直交する方向に引き出している。図に示すパッケージ2は、アウターリード部10B、20Bを、共に外部接続面2X側に引き出しており、さらに、引き出されたアウターリード部10B、20Bを、図2に示すようにパッケージ2の表面に沿って折曲して、外部との接続用の端子領域としている。ただ、パッケージは、図示しないが、第一リードフレームと第二リードフレームのアウターリード部を第一の方向に引き出して、パッケージの対向する側面の近傍に配置することもできる。
第一リードフレーム10と第二リードフレーム20は、第一上面11と第二上面21が同一平面上に位置するように樹脂成形体30に保持される。第一リードフレーム10は、パッケージ2の長さ方向である第一の方向、すなわち、第一リードフレーム10と第二リードフレーム20とが対向する方向において、第二リードフレーム20よりも長く構成されている。言い換えると、リードフレームは、図9に示すように、第二リードフレーム20のインナーリード部20Aの長さ(L2)を第一リードフレーム10のインナーリード部10Aの長さ(L1)よりも短くしている。そして、図に示すパッケージ2は、第一リードフレーム10と第二リードフレーム20との離間領域19を、パッケージ2の素子載置凹部33の底面の第一の方向における中心線m(図においては左右の中心線)から偏在させる状態で配置している。図4に示すパッケージ2は、第一リードフレーム10と第二リードフレーム20の離間領域19を、第二リードフレーム20側(図において右側)に偏在させており、図4に示すように、素子載置凹部33の中央領域において、第一リードフレーム10の第一露出領域11Aに発光素子1を配置している。
さらに、第一リードフレーム10と第二リードフレーム20は、パッケージ2から外部に引き出されるアウターリード部10B、20Bを同じ構造としている。図9に示すアウターリード部10B、20Bは、インナーリード部10A、20Aから直線状に延長された引き出し部と、この引き出し部の途中に連結されて外側に延出する延出部とを備えている。図9に示すアウターリード部10B、20Bは、引き出し部と延出部の連結部分の外側において引き出し部を切断(図において一点鎖線で示す位置)しており、図2に示すように、引き出し部をパッケージの外部接続面2Xに沿って折曲すると共に、延出部をパッケージの両側の側面2Bに沿って折曲して外部接続できるようにしている。このアウターリード部10B、20Bは、一対の端子領域を構成する。また、アウターリード部10B、20Bの大部分を樹脂成形体30の最大外形より内側に収納可能なように、樹脂成形体30には窪みが形成されている。
以上の第一リードフレーム10と第二リードフレーム20は、導電率の高い金属材料、例えばCuやFe等で構成される。特に、熱伝導性と機械的強度の観点から、CuとFeの合金が好ましい。また、反射率を高めるため表面を金属膜で被覆することが好ましい。金属膜としては、例えばAg(Ag合金を含む)が好適に利用できる。より詳細には、原子拡散や腐食抑制の観点において、Agの下地として、少なくともNiを含み、特にNiを第1層(下地の最深層)に含むのが良く、好ましくはNi/Pd、又はNi/Au、又はNi/Pd/Au(順序はNi側が深層)を形成すると良い。金属膜の形成方法としては、例えば、めっきが好ましい。
(樹脂成形体30)
樹脂成形体30は、第一リードフレーム10と第二リードフレーム20を保持する支持体である。この樹脂成形体30の母材は、樹脂材料で構成される。また、樹脂成形体30は、扁平な略直方体状に形成されている。なお、本件明細書において、「扁平形状」の樹脂形成体乃至パッケージとは、図1に示すように、樹脂形成体30乃至パッケージ2の全長(L)及び奥行き(D)に比べて、厚さ(d)が寸法的に小さい形状を指す。
樹脂成形体30は、第一リードフレーム10の第一上面11及び第二リードフレーム20の第二上面21に対向して形成される第一成形部31と、第一リードフレーム10の第一上面11の反対側の第一下面12及び第二リードフレーム20の第二上面21の反対側の第二下面22に対向して形成される第二成形部32とを備えている。
樹脂成形体30は、発光素子1を載置するための素子載置凹部33を第一成形部31に形成しており、この素子載置凹部33において発光領域を構成している。この素子載置凹部33は、底面に、第一リードフレーム10の第一上面11と第二リードフレーム20の第二上面21を露出させている。素子載置凹部33の側壁面は、その底面に実装した発光素子1の光が、樹脂成形体30の光取り出し面2A側に出やすい形状とすることが好ましく、例えば、図4に示すように、光取り出し面2Aに向かって徐々に広がる傾斜面とすると良い。また、樹脂成形体30は、第一下面12と第二下面22を被覆するように、第一リードフレーム10と第二リードフレーム20を第二成形部32により支持している。
(射出成形用金型60)
以上の樹脂成形体30は、図5に示す射出成形用金型60を使用して、図6に示す工程で射出成形される。樹脂成形体30を成形する射出成形用金型60は、図5と図6に示すように、第一金型61と第二金型62に分割されている。第一金型61と第二金型62とに分割される射出成形用金型60は、内側に形成される成形室65に射出成形用の樹脂材料68を注入して、その樹脂材料68を硬化又は固化させ、樹脂成形体30を成形する。
第一金型61は、第一リードフレーム10の第一上面11及び第二リードフレーム20の第二上面21に対向して配置されて、樹脂成形体30の第一成形部31を形成する。第一金型61は、第一成形部31に素子載置凹部33を形成する凸部63を有している。第一金型61は、凸部63の頂面を、第一リードフレーム10の第一上面11及び第二リードフレーム20の第二上面21に接触させる状態で配置されて、第一リードフレーム10の第一上面11及び第二リードフレーム20の第二上面21を素子載置凹部33の底面に露出させる。この露出部分が、第一露出領域11Aと第二露出領域21Aとなる。
第二金型62は、第一リードフレーム10の第一下面12及び第二リードフレーム20の第二下面22に対向して配置されて、樹脂成形体30の第二成形部32を形成する。さらに、第二金型62は、成形室65の内面に連続するように、樹脂材料68を注入するゲート64を有している。なお、本実施の形態において、ゲート64は、1つのパッケージにつき1つである。
ここで、樹脂材料を射出成形用金型の成形室に射出して樹脂成形体を成形する場合、一般に、リードフレームを上下に分割された金型で直接挟み込まない、いいかえるとリードフレームの上下に樹脂がある構造では、リードフレームの上面、特に実装面となる第一リードフレームの第一上面側に樹脂バリが発生し易くなる。それは、成形室に配置される第一リードフレームと第二リードフレームとでは、第一リードフレームの方が第二リードフレームよりも長く構成されるので、成形室への樹脂注入時における樹脂の射出圧により、第一リードフレームの先端側がばたつきやすいからである。これは、溶融粘度の低い熱硬化性樹脂において特に顕著である。例えば、素子載置凹部の底面に樹脂バリが大量に発生すれば、この樹脂バリを除去する作業の手間が増すという問題があった。樹脂バリの除去作業は一般に必須であるものの、樹脂バリの面積が大きくなるほど、また、樹脂バリの厚さが厚くなるほど、除去作業もこれに比例して大きくなるため、樹脂バリの発生を極力抑えることが好ましい。
そこで、本実施形態にかかる製造方法では、樹脂注入時において、射出成形用金型60の成形室65に樹脂材料68を注入する位置を、第一リードフレーム10と第二リードフレーム20の離間領域19から離した位置とすることで、射出される樹脂材料68の射出圧によって第一リードフレーム10の先端側がばたつくのを抑制する。
このことを実現するために、本実施の形態では、第一リードフレーム10は、凸部63の頂面の第一の方向の中央よりも第二リードフレーム20側に延伸しており、ゲート64は、第一下面12と対向し且つ凸部63の頂面の第一の方向の中央よりも第二リードフレーム20から遠い側にある。より詳細には、図5に示す射出用金型60は、第二金型62に設けられるゲート64の位置を成形室65の第一の方向における中心線mから偏在して配置している。図に示す第二金型62は、射出成形用金型60にセットされる第一リードフレーム10の第一下面11と対向する位置であって、射出成形用金型60の成形室65の第一の方向(図において左右方向)における中心線mに対して、第一リードフレーム10と第二リードフレーム20の離間領域19から離れる方向に偏在した位置から、成形室65に樹脂材料68を注入できるようにゲート64を設けている。この位置にゲート64を配置することで、図6Bの模式断面図に示すように、樹脂成形体30を射出成形する際、射出用金型60内に注入された樹脂材料68を第一リードフレーム10の先端側から離れた位置である後端側に射出して、樹脂材料68の射出の勢いによって第一リードフレーム10の先端側がばたつくのを抑制する。なお、第一の方向におけるゲート64の中心と中心線mとの距離は、適宜設定できるが、例えば第一リードフレーム10のインナーリード部10Aの長さ(L1)の5%〜70%であり、L1の10%〜60%であることが好ましく、L1の15%〜50%であることがより好ましい。
また、成形室65に注入される樹脂材料68は、図6Cに示すように、ゲート64の近傍から徐々に充填されていき、その後、成形室65の全体に充填される。したがって、第一リードフレーム10の第一下面12側においては、まず、ゲート64と対向する後端側に樹脂材料68が充填され、その後、第一リードフレーム10の先端側(離間領域19側)に広がっていく。このため、樹脂材料68が第一リードフレーム10の先端部付近に達するころには、第一リードフレーム10の後端側には樹脂材料68が充填されており、第一リードフレーム10の後端側に充填された樹脂材料68が第一リードフレーム10を第一金型61の凸部63に向かって押圧することで第一リードフレーム10の上面側に樹脂材料68が侵入するのを抑制する効果もある。
以上のようにして、第一リードフレーム10の上面側において、樹脂バリの発生が抑制される。また、この注入位置は、第二リードフレーム20の先端からも離れた位置となるので、第二リードフレーム20の上面側においても樹脂バリの発生が抑制される。
さらに、樹脂注入時における樹脂材料の注入位置つまりゲート64の位置は、パッケージ2又は第二金型62の平面視において、第一金型61の凸部63の頂面と第一リードフレーム10の第一上面11とが対向する対向領域、すなわち、素子載置凹部33の底面を構成する領域である第一露出面11Aと重なる位置とする。これにより、樹脂注入工程において、第一リードフレーム10の第一下面12に向かって射出される樹脂材料68が第一下面12に当たる状態で、第一リードフレーム10に作用する押圧力を、第一上面11側で接触する第一金型61の凸部63の頂面で受けることができる。このため、第一リードフレーム10に作用する押圧力の反動で第一リードフレーム10の先端側が凸部63から離れる方向に移動して凸部63との間に隙間ができるのを抑制して、樹脂バリの発生を抑制できる。また、ゲート64は、第二金型62の平面視において、凸部63の頂面の縁と重なる位置にあってもよい。
このようにして成形される樹脂成形体30は、樹脂材料68が注入された位置に、樹脂材料68を注入するゲート64の痕であるゲート痕34を有することができる。図3と図4に示す樹脂成形体30は、光取り出し面2Aと反対側の底面2Cに樹脂を注入する工程で形成されたゲート痕34を有している。このゲート痕34は、樹脂成形時において、射出成形用金型60に樹脂材料を注入するためのゲート64の痕である。なお、「ゲート痕」とは、射出成形用金型60内への樹脂材料の注入口であるゲート64の痕跡として樹脂成形体30に形成される凹凸形状である。ゲート痕34の形状は、射出成形用金型60に設けられるゲート64の形状により異なるが、図5に示す射出成形用金型60は、成形室65に繋がる円筒状の筒部66を有するゲート64を備えている。したがって、図3と図4の樹脂成形体30に形成されるゲート痕34は、樹脂成形体30の外表面に形成された突起であって、窪みの内側に形成される。本実施形態に係るパッケージ2では、ゲート痕34は樹脂成形体30の底面2C(背面)の片側であって、底面2Cの中心から偏在した位置に形成されている。
このパッケージ2は、樹脂成形体30が樹脂材料の注入位置にゲート痕34を有することで、この樹脂成形体30が、第一リードフレーム10と第二リードフレーム20の離間領域19から離れる方向に偏在した位置から樹脂材料68が注入されて樹脂成形されたことを視認することができる。このため、この発光装置100は、このゲート痕34を目印として、樹脂成形体30のいずれの側に第一リードフレーム10が埋設されているのかを容易に判断できる。したがって、仮にパッケージ2の外形や外観が左右や上下に対称な形状であっても、第一リードフレーム10及び第二リードフレーム20が埋設された側をゲート痕34の位置から容易に判定できる。
このパッケージ2は、樹脂成形体30の底面2Cの中央部には、窪みを伴うゲート痕が形成されない。このため、この樹脂成形体30は、中央部の底面側を窪みが形成されない肉厚な構造として、高い強度が得られる。つまり、樹脂成形体30(第二成形部32)における、第一下面12の直下を被覆し且つ第一の方向の中央よりも第二リードフレームから遠い側にある領域を第一領域、第一下面の直下を被覆し且つ第一領域より第二リードフレームに近い側にある領域を第二領域とした場合、第一領域の下面(底面)にゲート痕34(突起を内側に含む窪み)を有するため、第二領域の平均肉厚は、第一領域の平均肉厚より大きくなっている。図1〜図3に示すように、パッケージ2を扁平な略直方体状とするサイドビュータイプの発光装置においては、パッケージ2の全長(L)に対して厚さ(d)が小さく形成されるので、樹脂成形体30の中央部では応力が集中しやすく、中央部を肉薄とするとこの部位にクラック等が生じる虞がある。これに対して、本実施形態に係るパッケージ2では、窪みを伴うゲート痕34を樹脂成形体30の中央部から離れた位置に配置するので、中央部を肉厚にして高い強度を得ることができる。
さらに、図3に示すように、樹脂成形体30に残存するゲート痕34を外表面に形成された窪み内に配置とする構造は、ゲート痕34が樹脂成形体30の外表面から大きく突出するのを回避してパッケージの外観を綺麗にできる。また、この発光装置100は、樹脂成形体30を成形する際に、図5に示すように、第二金型62に設けるゲート64の先端を第一リードフレーム10により接近させる状態で配置することによって窪みが形成されるので、ゲート64から注入される樹脂材料68を、第一リードフレーム10の第一下面12の所定の位置に向かってより正確に射出できる利点もある。
なお、ゲート64の形状すなわち樹脂注入口の断面形状(ゲート痕34も同様)は、適宜選択できるが、小さい径で大きい断面積が得られる観点から、円形が好ましい。また、側面発光型の発光装置用の薄型のパッケージなど、ゲート64を配置する空間に制限がある場合は、パッケージと同様に扁平な形状、例えば楕円形、又は小判形(矩形の両側に半円が繋がった形状)も好ましい。
(樹脂材料)
樹脂成形体30を構成する樹脂材料は、例えば射出成形用の樹脂材料を使用する。このような樹脂材料としては、熱可塑性樹脂のほか、耐光性及び耐熱性に優れる熱硬化性樹脂も好適に利用できる。特に、不飽和ポリエステル系樹脂が好ましい。具体的には、特開2013−153144号公報、特開2014−207304号公報、特開2014−123672号公報等に記載されている樹脂が挙げられる。熱硬化性樹脂を用いてパッケージの樹脂成形体を射出成形で形成しようとすると、熱硬化性樹脂は溶融粘度が低いため、リードフレームを射出成形用金型で上下から直接挟み込まない構成においては、リードフレームの上面に樹脂バリが非常に発生し易い。これに対して、本実施形態に係る製造方法では、樹脂成形体を射出成形する際、射出成形用金型に供給される樹脂材料の注入位置を独特の位置とすることにより、樹脂バリの発生を抑制する。この方法では、図5に示すように、第一リードフレーム10の第一下面12と対向する位置であって、第一の方向における成形室65の中心線mに対して、第一リードフレーム10と第二リードフレーム20の離間領域19から離れた位置から樹脂材料を注入する。これにより、樹脂材料の射出圧により、第一リードフレームの先端側がばたつくのを抑えて樹脂バリの発生を抑制できる。なお、熱可塑性樹脂としては、脂肪族ポリアミド樹脂、半芳香族ポリアミド樹脂、芳香族ポリフタルアミド樹脂、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンテレフタレート、液晶ポリマー、ポリカーボネート樹脂のうちのいずれか1つが好ましい。
また、樹脂成形体30は、反射率を高めることで、発光素子1からの光を効率よく反射させて外部に取り出すことができる。このため、白色など、反射率の高い色とする。例えば、樹脂成形体30中に酸化チタン(TiO2)や酸化亜鉛(ZnO)等の白色顔料を混合することが好ましい。特に、酸化チタンは、光隠蔽性に優れ、好ましい。このほか、樹脂成形体30中には、シリカ、酸化アルミニウム、ガラス、チタン酸カリウム、珪酸カルシウム(ワラストナイト)等の強化剤又は充填剤を混合してもよい。
(発光素子1)
発光素子1は、一対の電極を同じ面側に設けており、いわゆるフェイスアップ型の発光素子1としている。また、発光素子1の正負の各電極は、第一リードフレーム10と第二リードフレーム20とにそれぞれ接続されている。この発光素子1は、第一リードフレーム10の第一上面11に、ワイヤ3を介したワイヤボンディング等により実装される。あるいは、フリップチップ(フェイスダウン)実装することも可能である。発光素子1は、電圧を印加することで自ら発光する半導体素子であり、窒化物半導体等から構成される既知の半導体発光素子を適用できる。また発光素子は、所望の発光色を得るために任意の波長のものを選択すればよい。具体的には、青色の光(波長430nm〜490nm)や緑色の光(波長500nm〜570nm)を発光する発光素子としては、InxAlYGa1-x-yN(0≦X、0≦Y、X+Y≦1)で表される窒化物系半導体を、赤色の光(波長610nm〜750nm)を発光する発光素子としては、GaAlAs、AlInGaP等で表されるヒ素系化合物やリン系化合物の半導体をそれぞれ適用することができ、さらに混晶比により発光色を変化させた発光素子を利用できる。また、前記半導体素子の成長基板としては、サファイアやGaN等六方晶系の基板が用いられる。
発光素子1は、パッケージ2に収納され、パッケージ2の素子載置凹部33の底面に露出する第一リードフレーム10の第一上面11に実装される。発光素子1は一個のみを実装する他、複数個の発光素子を第一リードフレームに実装することもできる。あるいは、第一リードフレームと第二リードフレームの其々に発光素子を一以上ずつ実装することもできる。また、一以上の発光素子がフリップチップ実装される場合は、第一リードフレームと第二リードフレームを跨ぐように実装される。
発光素子1としては、様々な発光波長の発光ダイオードを利用することができる。特に、白色の発光を得るには、青色を発光する窒化物半導体発光素子と、青色光を吸収して黄色光を発する蛍光体、又は青色光を吸収して緑色光を発する蛍光体及び赤色光を発する蛍光体とを組み合わせる方法が好ましい。
(封止部材50)
図4に示す発光装置100は、素子載置凹部33に封止部材50が充填されており、素子載置凹部33の底に実装された発光素子1を封止している。封止部材50は、発光素子1やワイヤ3等を封止して、塵芥や煙、水分、外力等から保護するための部材である。封止部材50は、例えばポッティングによって素子載置凹部33に充填されて、この素子載置凹部33を封止する。また、射出成形、又はトランスファーモールドにより、この樹脂封止を行うこともできる。
封止部材50の材料は、絶縁性を有し、半導体発光素子から出射される光を透過可能な材料であることが好ましい。具体的には、エポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、TPX樹脂、ポリノルボルネン樹脂、又はこれらの樹脂を1種類以上含むハイブリッド樹脂が挙げられる。なかでも、シリコーン樹脂又は変性シリコーン樹脂が好ましく、特にメチル−フェニルシリコーン樹脂が好ましい。さらに、封止部材は、有機物に限られず、ガラス、シリカゲル等の耐光性に優れた無機物を用いることもできる。
(波長変換部材40)
また、封止部材50は、波長変換部材40を含むこともできる。波長変換部材40は、発光素子1が発する第一ピーク波長の光を、この第一ピーク波長とは波長の異なる第二ピーク波長の光に変換する部材である。このような波長変換部材40としては蛍光体が好適に利用される。このような波長変換部材40として、発光素子1の発光で励起可能な蛍光体が好適に利用できる。例えば、ユーロピウム、セリウム等のランタノイド系元素で主に賦活される窒化物系蛍光体・酸窒化物系蛍光体が挙げられる。特に、青色発光素子と組み合わせることで白色に発光するYAG(Yttrium Aluminum Garnet)系蛍光体が好適に用いられる。また、緑色蛍光体であるサイアロン、赤色蛍光体であるKSF等も用いることができる。この他にも同様の性能、効果を有する蛍光体を適宜使用することができる。
このような構成により発光装置100は、発光素子1が発する第一波長の光と、波長変換部材40が発する第二波長の光とが混色された混色光を出力することができる。例えば、発光素子に青色LEDを、波長変換部材にYAG等の蛍光体を用いれば、青色LEDの青色光と、この青色光で励起されて蛍光体が発する黄色光の蛍光とを混合させて得られる白色光を出力する発光装置を構成できる。
(側面発光型の発光装置)
以上の例では、側面発光型(サイドビュー型)の発光装置に適用する例を説明した。このタイプの発光装置は、パッケージ2の厚さ(d)が小さく薄型であるため、パッケージ2の樹脂成形時に樹脂バリが発生し易くなり、これを抑制するために本発明を好適に利用できる。例えば、パッケージ2の厚さ(d)が0.25mm〜1.50mm、好ましくは0.25mm〜1.00mm、より好ましくは0.25mm〜0.60mmといった極めて薄い発光装置に対しても適用できる。ただ、本発明は、側面発光型の発光装置のような薄型の装置に限定されるものでなく、例えば上面発光型(トップビュー型)の発光装置のような大型の装置に対しても適用できる。
(発光装置の製造方法)
次に、以上の発光装置の製造方法について、図5に示す射出成形用金型の断面図、図6A〜図6Eに示す模式断面図に基づいて詳細に説明する。
(1)セット工程
まず、所定の形状に裁断された第一リードフレーム10と第二リードフレーム20を用意する。第一リードフレーム10と第二リードフレーム20は、一枚の金属平板を打ち抜きしたシート状のリードフレームシートで提供される。リードフレームシートは、例えば金属平板に打ち抜き加工を施した後、Ag膜を例えばめっきで施すことで、作製される。リードフレームは、一対のリード電極となる第一リードフレーム10と第二リードフレーム20を有しており、それらの先端部16、26は、隙間をあけて対向している。通常は一枚の金属平板に、多数の第一リードフレーム10、第二リードフレーム20を形成する。
次に、第一リードフレーム10と第二リードフレーム20を射出成形用金型60にセットする。リードフレームを上下に分割された射出成形用金型60の第一金型61と第二金型62の間に配置して挟み込む。この際、第一上面11及び第二上面21が第一金型61の凸部63の頂面に接触するようにセットする。
(2)樹脂注入工程
この工程では、図6Bのように、第二金型62のゲート64より、射出成形用金型60の成形室65内へ樹脂材料68を注入する。樹脂材料は、図5に示すように、第一リードフレーム10の第一下面12と対向する位置であって、第一の方向における成形室65の中心線mに対して、第一リードフレーム10と第二リードフレーム20の離間領域19から離れた位置であって、平面視において、第一上面11の第一露出面11Aと重なる位置から注入される。第一金型61には、素子載置凹部33に対応する凸部63が形成されており、この凸部63の頂面が第一リードフレーム10及び第二リードフレーム20の上面に接触するように対置した状態で樹脂材料68を注入する。これにより、得られた樹脂成形体30の素子載置凹部33の底面に第一上面11と第2上面21を露出させることができる。
なお、この例では、樹脂成形体30の素子載置凹部33の底面には、第一リードフレーム10及び第二リードフレーム20の先端部が完全に露出しているが、必ずしも完全に露出している必要はない。つまり、素子載置凹部の底面において、第一リードフレーム及び第二リードフレームの一部が樹脂成形体に埋っていてもよい。
(3)樹脂成形工程
図6Dのように、射出成形用金型60の成形室65に充填された樹脂材料68を硬化又は固化させて樹脂成形体30を形成する。
その後、図6Eに図示するように、第一金型61と第二金型62を外す。
なお、必要に応じて、このようにして得られた樹脂成形体30から樹脂バリを除去してもよい。樹脂バリは、少なくともパッケージ2の素子載置凹部33の底面において、発光素子1を載置する領域及びワイヤボンディングを行う際には、ボンディングの領域に対して行う。言い換えると、発光素子1を実装し電気接続を得るための領域を確保すれば足り、これ以外の領域については樹脂バリを敢えて除去する必要はない。例えば、第一リードフレームと第二リードフレームが経年劣化して、反射率が低下することがある。例えば第一リードフレームと第二リードフレームの表面を被覆する金属材料にAgを用いる場合、硫化によって変色して反射率が低下することがある。よって、意図的に樹脂バリを凹部の底面に残すことにより、Agの樹脂成形体30から露出された領域の面積を相対的に小さくすることで、このような経年劣化が生じる面積を小さくして、経年劣化による出力の低下を抑える効果も期待できる。
(4)実装工程
得られたパッケージ2に対して、発光素子1を実装する。具体的には第一リードフレーム10の第一上面11を実装面として、発光素子1を実装する。実装の方法としては、接着剤で発光素子を第一上面11に接着した後、ワイヤ3を介したワイヤボンディングが用いられる。そして、素子載置凹部33に透光性樹脂等の封止部材50を充填して、発光素子1を封止する。
このようにして、パッケージ2に発光素子1を実装・封止した後、図9に示すように、リードフレームシートをカット(図において一点鎖線で示す位置)して、個片化したパッケージ2を得ることができる。
以上のように、本発明の一実施の形態に係る発光装置、並びにパッケージ及びその製造方法は、液晶ディスプレイのバックライト等のように、極めて薄型の発光部品を必要とする装置を使用する装置に利用可能である。また、LEDディスプレイとして大型テレビ、ビルボード、広告、交通情報、立体表示器、照明器具等に利用できる。特に装置の小型化、低コスト化、自動化及び設計自由度を高めるのに適している。
100…発光装置
1…発光素子
2…パッケージ
2A…光取り出し面
2B…側面
2C…底面
2X…外部接続面
3…ワイヤ
10…第一リードフレーム
10A…インナーリード部
10B…アウターリード部
11…第一上面
11A…第一露出領域
11B…第一被覆領域
12…第一下面
19…離間領域
20…第二リードフレーム
20A…インナーリード部
20B…アウターリード部
21…第二上面
21A…第二露出領域
21B…第二被覆領域
22…第二下面
30…樹脂成形体
31…第一成形部
32…第二成形部
33…素子載置凹部
34…ゲート痕
40…波長変換部材
50…封止部材
60…射出成形用金型
61…第一金型
62…第二金型
63…凸部
64…ゲート
65…成形室
66…筒部
68…樹脂材料

Claims (15)

  1. 第一方向に長い側面を光取り出し面とする側面発光型発光装置用のパッケージの製造方法において、
    前記第一方向及び前記第一方向と直交する第二方向に延長する第一上面とその反対側の第一下面を有する第一リードフレームと、
    前記第一方向及び第二方向に延長する第二上面とその反対側の第二下面を有し、前記第一リードフレームと離間して前記第一方向に並置された第二リードフレームとを用意する工程と、
    凸部を有する第一金型と、1つのパッケージにつき1つのゲートを有する第二金型とによって、前記第一リードフレーム及び前記第二リードフレームを、前記第一上面及び前記第二上面が前記凸部の頂面と接するように挟んで成形室を形成する工程と、
    前記ゲートから前記成形室に樹脂材料を注入して該樹脂材料を硬化又は固化させ、前記第一下面と第二下面とを前記樹脂材料で被覆して前記第一リードフレーム及び第二リードフレームを前記樹脂材料で支持する工程とを含み、
    前記第一リードフレームは、前記凸部の頂面の前記第一方向の中央よりも前記第二リードフレーム側に延伸しており、
    前記ゲートは、前記第一下面と対向し且つ前記凸部の前記第一方向の頂面の中央よりも前記第二リードフレームから遠い側にあり、
    前記樹脂材料を前記成形室に注入する工程において、前記ゲートから前記樹脂材料を前記第一リードフレームの、前記第二リードフレームと離間された端縁とは反対側の端縁側に射出する、側面発光型発光装置用のパッケージの製造方法。
  2. 請求項1に記載のパッケージの製造方法であって、
    前記ゲートが、前記第一上面側から見たときに、前記凸部の頂面と前記第一上面とが対向する対向領域と重なる位置にあるパッケージの製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載のパッケージの製造方法であって、
    前記ゲートが、前記第一上面側から見たときに、前記凸部の頂面の縁と重なる位置にあるパッケージの製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のパッケージの製造方法であって、
    前記第一金型及び前記第二金型が、射出成形用金型であるパッケージの製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のパッケージの製造方法であって、
    前記樹脂材料の樹脂が、熱硬化性樹脂であるパッケージの製造方法。
  6. 請求項5に記載のパッケージの製造方法であって、
    前記樹脂材料の樹脂が、不飽和ポリエステル系樹脂であるパッケージの製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のパッケージの製造方法であって、
    前記樹脂材料が、酸化チタンを含むパッケージの製造方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のパッケージの製造方法であって、
    前記第二方向において、前記パッケージの厚さが、0.25mm〜1.50mmであるパッケージの製造方法。
  9. 第一方向に長い側面を光取り出し面とする側面発光型発光装置用のパッケージにおいて、
    前記第一方向及び前記第一方向と直交する第二方向に延長する第一上面とその反対側の第一下面を有する第一リードフレームと、
    前記第一方向及び第二方向に延長する第二上面とその反対側の第二下面を有し、前記第一リードフレームと離間して前記第一方向に並置された第二リードフレームと、
    前記第一上面及び前記第二上面を底面に露出させた1つの素子載置凹部を有し、前記第一下面と前記第二下面を被覆する樹脂成形体とを備え、
    前記第一リードフレームは、前記素子載置凹部の底面の前記第一方向の中央よりも前記第二リードフレーム側に延伸しており、
    前記樹脂成形体は、
    前記第一下面の直下を被覆し且つ前記第一方向の中央よりも前記第二リードフレームから遠い側にある第一領域と、
    前記第一下面の直下を被覆し且つ前記第一領域より前記第二リードフレームに近い側にある第二領域と、を含み、
    前記第一領域の下面に、前記樹脂成形体の成形時の樹脂材料を注入する1つのゲートの痕を内側に含む窪みを有し、
    前記第二領域の平均肉厚は、前記光取り出し面と直交する断面視において、前記第一領域の平均肉厚より大きく、
    前記ゲート痕は、前記第一リードフレームの、前記第二リードフレームと離間された端縁とは反対側の端縁側と対向する位置に設けられる側面発光型発光装置用のパッケージ。
  10. 請求項9に記載のパッケージであって、
    前記窪みは、前記第一上面側から見たときに、前記第一上面の前記素子載置凹部の底面を構成する領域と重なる位置にあるパッケージ。
  11. 請求項9又は10に記載のパッケージであって、
    前記樹脂成形体を構成する樹脂が、熱硬化性樹脂であるパッケージ。
  12. 請求項11に記載のパッケージであって、
    前記樹脂成形体を構成する樹脂が、不飽和ポリエステル系樹脂であるパッケージ。
  13. 請求項9〜12のいずれか一項に記載のパッケージであって、
    前記樹脂成形体が、酸化チタンを含んでなるパッケージ。
  14. 請求項9〜13のいずれか一項に記載のパッケージであって、
    前記第二方向において、前記パッケージの厚さが、0.25mm〜1.50mmであるパッケージ。
  15. 請求項9〜14のいずれか一項に記載のパッケージと、
    前記素子載置凹部の底面に載置された発光素子とを備える側面発光型発光装置。
JP2015250667A 2015-12-22 2015-12-22 発光装置、並びにパッケージ及びその製造方法 Active JP6668742B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015250667A JP6668742B2 (ja) 2015-12-22 2015-12-22 発光装置、並びにパッケージ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015250667A JP6668742B2 (ja) 2015-12-22 2015-12-22 発光装置、並びにパッケージ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017117901A JP2017117901A (ja) 2017-06-29
JP6668742B2 true JP6668742B2 (ja) 2020-03-18

Family

ID=59234537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015250667A Active JP6668742B2 (ja) 2015-12-22 2015-12-22 発光装置、並びにパッケージ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6668742B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109675189A (zh) * 2018-12-12 2019-04-26 深圳先进技术研究院 神经刺激电极、植入体、硅胶封装方法以及硅胶封装设备
TWI728816B (zh) * 2020-05-21 2021-05-21 健策精密工業股份有限公司 發光二極體模組及其製作方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4556896A (en) * 1982-08-30 1985-12-03 International Rectifier Corporation Lead frame structure
JP2010021452A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Panasonic Corp 光半導体装置用パッケージ
KR101562773B1 (ko) * 2008-09-17 2015-10-22 서울반도체 주식회사 사이드뷰 led 패키지 및 그것의 몸체를 성형하기 위한 금형 세트 및 방법
US20130043502A1 (en) * 2010-05-31 2013-02-21 Panasonic Corporation Light emitting device and method for manufacturing the same
JP2012028743A (ja) * 2010-06-22 2012-02-09 Panasonic Corp 半導体装置用パッケージおよびその製造方法ならびに半導体装置
JP5919903B2 (ja) * 2011-03-31 2016-05-18 三菱化学株式会社 半導体発光装置用パッケージ及び該パッケージを有してなる半導体発光装置並びにそれらの製造方法
CN103367615B (zh) * 2012-04-06 2018-02-02 日亚化学工业株式会社 发光装置用封装成形体及使用了它的发光装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017117901A (ja) 2017-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6413412B2 (ja) 半導体発光装置及びその製造方法
TWI596806B (zh) 發光裝置、樹脂封裝體、樹脂成形體及此等之製造方法
EP2779257B1 (en) Light emitting device mount, light emitting apparatus including the same, and leadframe
TWI484666B (zh) 發光裝置
US20140042471A1 (en) Light-emitting apparatus and manufacturing method thereof
US10847683B2 (en) Package and light emitting device
JP6206442B2 (ja) パッケージ及びその製造方法、並びに発光装置
JP6260593B2 (ja) リードフレーム、パッケージ及び発光装置、並びにこれらの製造方法
JP2008140944A (ja) 発光装置およびその製造方法
JP6387824B2 (ja) パッケージ、発光装置及びそれらの製造方法
JP6481349B2 (ja) パッケージの製造方法及び発光装置の製造方法
JP6668742B2 (ja) 発光装置、並びにパッケージ及びその製造方法
JP2015015405A (ja) Ledモジュール及びそれを備える照明装置
JP7417150B2 (ja) 発光装置
JP6056934B2 (ja) 発光装置、樹脂パッケージ、樹脂成形体並びにこれらの製造方法
JP2015015327A (ja) Ledモジュール及びそれを備える照明装置
JP6604193B2 (ja) 発光装置、並びにパッケージ及びその製造方法
JP5527450B2 (ja) 発光装置、樹脂パッケージ、樹脂成形体並びにこれらの製造方法
JP2013145908A (ja) 発光装置、樹脂パッケージ、樹脂成形体並びにこれらの製造方法
JP6489162B2 (ja) 樹脂成形体付リードフレーム及びこれの製造方法並びにこれらに用いるリードフレーム
JP6164355B2 (ja) 発光装置、樹脂パッケージ、樹脂成形体並びにこれらの製造方法
JP2014146836A (ja) 発光装置、樹脂パッケージ、樹脂成形体並びにこれらの製造方法
JP2020127026A (ja) 発光装置の製造方法及び発光装置
JP2019062214A (ja) 発光装置及びその製造方法
JP2020004778A (ja) パッケージ、発光装置及びそれぞれの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190514

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6668742

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250