JP6668202B2 - 駆動制御装置と駆動制御方法 - Google Patents

駆動制御装置と駆動制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6668202B2
JP6668202B2 JP2016175046A JP2016175046A JP6668202B2 JP 6668202 B2 JP6668202 B2 JP 6668202B2 JP 2016175046 A JP2016175046 A JP 2016175046A JP 2016175046 A JP2016175046 A JP 2016175046A JP 6668202 B2 JP6668202 B2 JP 6668202B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
drain
voltage
mos transistor
source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016175046A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018042378A (ja
Inventor
木村 秀樹
秀樹 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Devices and Storage Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Devices and Storage Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Electronic Devices and Storage Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2016175046A priority Critical patent/JP6668202B2/ja
Priority to US15/438,445 priority patent/US10003332B2/en
Publication of JP2018042378A publication Critical patent/JP2018042378A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6668202B2 publication Critical patent/JP6668202B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/51Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used
    • H03K17/56Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices
    • H03K17/687Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being field-effect transistors
    • H03K17/6871Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being field-effect transistors the output circuit comprising more than one controlled field-effect transistor
    • H03K17/6872Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being field-effect transistors the output circuit comprising more than one controlled field-effect transistor using complementary field-effect transistors
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/51Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used
    • H03K17/56Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices
    • H03K17/687Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being field-effect transistors
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • H03K19/017509Interface arrangements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/156Arrangements in which a continuous pulse train is transformed into a train having a desired pattern
    • H03K5/1565Arrangements in which a continuous pulse train is transformed into a train having a desired pattern the output pulses having a constant duty cycle
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/19Monitoring patterns of pulse trains
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K2217/00Indexing scheme related to electronic switching or gating, i.e. not by contact-making or -breaking covered by H03K17/00
    • H03K2217/0027Measuring means of, e.g. currents through or voltages across the switch
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K2217/00Indexing scheme related to electronic switching or gating, i.e. not by contact-making or -breaking covered by H03K17/00
    • H03K2217/0045Full bridges, determining the direction of the current through the load

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Description

本実施形態は、駆動制御装置と駆動制御方法に関する。
従来、モータの駆動制御装置は、例えば、励磁コイルに励磁電流を供給するHスイッチを構成するMOSトランジスタに流れる電流を、Hスイッチに接続された抵抗に生じる電圧を検出することにより検出し、検出した電流の値に応じてHスイッチを構成する各MOSトランジスタのオン/オフを制御する。
しかしながら、抵抗によって消費される電力による電力効率の低下、抵抗で消費される電力による発熱、更には、精度の高い抵抗を設ける為のコストの上昇を招く。この為、抵抗を設けずに励磁電流を検出する種々の試みが行われているが、励磁電流を精度良く制御することが出来る駆動制御装置とその制御方法が望まれる。
特開2012−182921号公報 特開平11−316249号公報 特開昭62−221876号公報
一つの実施形態は、励磁電流を精度よく制御することが出来る駆動制御装置と駆動制御方法を提供することを目的とする。
一つの実施形態によれば、駆動制御装置は第1の電源端子と第2の電源端子間に接続されるソース・ドレイン路を有するMOSトランジスタを有する。前記MOSトランジスタが順方向のドレイン電流を流す時の前記MOSトランジスタのドレイン・ソース間の電圧を測定する第1の電圧測定回路を有する。前記MOSトランジスタが逆方向のドレイン電流を流す時の前記MOSトランジスタのソース・ドレイン間の電圧を測定する第2の電圧測定回路を有する。前記MOSトランジスタが逆方向の所定の設定電流を流す時の前記MOSトランジスタのドレイン・ソース間電圧の値と前記所定の設定電流の値から、前記MOSトランジスタに逆方向のドレイン電流を流す時の電流設定電圧レベルを設定する補正回路を有する。前記MOSトランジスタに順方向のドレイン電流を流す時には前記第1の電圧測定回路の測定値に応答し、前記MOSトランジスタに逆方向のドレイン電流を流す時には前記補正回路によって設定された電流設定電圧レベルに応答して前記MOSトランジスタのオン/オフを制御する制御回路を有する。
図1は、第1の実施形態の駆動制御装置の構成を示す図である。 図2は、電流設定電圧レベル補正の一つの方法を説明する為の図である。 図3は、モータ駆動モードを説明する為の図である。 図4は、各モータ駆動モードにおける励磁電流と各電圧の状態を説明する為の図である。 図5は、各モータ駆動モードにおける電流設定電圧レベルと励磁電流の関係を説明する為の図である。 図6は、第2の実施形態の駆動制御装置の構成を示す図である。 図7は、駆動制御方法の一つのフローを示す図である。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる駆動制御装置と駆動制御方法を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の駆動制御の構成を示す図である。本実施形態の駆動制御装置は、第1の電源端子110と第2の電源端子111を有する。第1の電源端子110には、電圧VMを供給する電源51が接続される。第2の電源端子111は接地される。
第1の電源端子110と第2の電源端子111間には、PMOSトランジスタ11とNMOSトランジスタ12のソース・ドレイン路が直列に接続される。同じく、第1の電源端子110と第2の電源端子111間には、PMOSトランジスタ13とNMOSトランジスタ14のソース・ドレイン路が直列に接続される。PMOSトランジスタ11とNMOSトランジスタ12の共通接続点112と、PMOSトランジスタ13とNMOSトランジスタ14の共通接続点113間には、励磁コイル10が接続される。励磁電流を励磁コイル10に供給して磁界を発生させ、発生した磁界によってモータのロータ(図示せず)を回転させる。PMOSトランジスタ11、NMOSトランジスタ12、PMOSトランジスタ13及びNMOSトランジスタ14は、励磁コイル10に励磁電流を供給するHスイッチを構成する。
各MOSトランジスタ(11〜14)は、寄生ダイオード(11D〜14D)を有する。各寄生ダイオード(11D〜14D)は、各MOSトランジスタ(11〜14)が逆方向のドレイン電流を流す時に、各々のMOSトランジスタのソース・ドレイン路に対して並列に接続される電流路を形成する。
NMOSトランジスタ12のドレインを基準としたソース・ドレイン間の電圧を測定する電圧検出回路20を備える。電圧検出回路20は、NMOSトランジスタ12に逆方向のドレイン電流、すなわち、NMOSトランジスタ12のソースからドレインに向かってドレイン電流が流れる時のNMOSトランジスタ12のドレイン・ソース間電圧V2を測定する。電圧検出回路20の測定値は、リバースレベル補正回路23に供給される。
NMOSトランジスタ12のソースを基準としたドレイン・ソース間電圧を測定する電圧検出回路21を備える。電圧検出回路21は、NMOSトランジスタ12に順方向のドレイン電流、すなわち、NMOSトランジスタ12のドレインからソースに向かってドレイン電流が流れる時のNMOSトランジスタ12のドレイン・ソース間電圧を測定する。電圧検出回路21の測定値は、レベルホールド回路22に供給されると共に、セレクト回路24に供給される。レベルホールド回路22は、例えば、NMOSトランジスタ12に順方向の所定の設定電流値のドレイン電流が流れた時のNMOSトランジスタ12のソース・ドレイン電圧の値を保持する。レベルホールド回路22は、例えば、サンプルホールド回路で構成される。レベルホールド回路22の出力は、リバースレベル補正回路23に供給される。
リバースレベル補正回路23は、電圧検出回路20の出力とレベルホールド回路22の出力を比較し、NMOSトランジスタ12に逆方向に所定のドレイン電流が流れる時と順方向に所定のドレイン電流が流れる時に生じるドレイン・ソース間電圧の電圧差を検出する。リバースレベル補正回路23は、検出した電圧差に基づいて、逆方向に所定のドレイン電流を流す時に設定する電流設定電圧レベルを順方向のドレイン電流を流す場合の電流設定電圧レベルに対して補正して出力する。電流設定電圧レベルの補正については、後述する。
リバースレベル補正回路23の出力は、セレクト回路24に供給される。セレクト回路24は、リバースレベル補正回路23の出力、電圧検出回路21、及び電圧検出回路20の出力の一つを選択して、定電流レベル変換回路41に供給する。リバースレベル補正回路23による電流設定電圧レベルの補正が行われた後には、例えば、セレクト回路24は、MOSトランジスタ12に順方向のドレイン電流が流れる状態の時には電圧検出回路21の出力を選択し、MOSトランジスタ12に逆方向のドレイン電流が流れる状態の時には電圧検出回路20の出力を選択する構成とすることが出来る。
定電流レベル変換回路41は、セレクト回路24から供給された出力に応じて励磁コイル10に供給される電流値を制御する制御信号をPWM制御回路40に供給する。定電流レベル変換回路41には参照電圧Vrefを供給する電源50が供給される。参照電圧Vrefの値を変えることにより定電流レベル変換回路41が応答する電圧が変わる。例えば、モータの駆動モードを切替える為の設定電圧レベルが変わる。セレクト回路24から供給されるリバースレベル補正回路23の出力信号に応じて参照電圧Vrefの値を調整する構成とすることが出来る。
定電流レベル変換回路41は、例えば、NMOSトランジスタ12に流れるドレイン電流の向き、従って、モータの駆動モードを切替える電流設定電圧レベルを保持する。定電流レベル変換回路41は、リバースレベル補正回路23から供給される電流設定電圧レベルに応じた電流設定レベルを保持する。定電流レベル変換回路41は、保持する電流設定電圧レベルとセレクト回路24を介して供給されるNMOSトランジスタ12のドレイン・ソース間電圧の測定値を比較し、その比較結果に基づいて駆動モードを切替える制御信号をPWM制御回路40に供給する。
定電流レベル変換回路41からの制御信号は、PWM制御回路40に供給される。PWM制御回路40は、各MOSトランジスタ(11〜14)のオン/オフを制御するPWM信号を、各MOSトランジスタ(11〜14)のゲートに供給する。PWM制御回路40は、定電流レベル変換回路41からの制御信号に応じて、各MOSトランジスタ(11〜14)のオン時間を制御して励磁コイル10に供給される電流値を増減させ、モータの駆動モードを切替える制御を行う。
NMOSトランジスタ14には、既述したNMOSトランジスタ12のドレイン・ソース間電圧を測定する電圧検出回路(30、31)、レベルホールド回路32、リバースレベル補正回路33、及びセレクト回路34が設けられる。これらの各回路は、NMOSトランジスタ12に設けられる回路に対応する。
NMOSトランジスタ14のソースを基準としたドレイン・ソース間の電圧を測定する電圧検出回路31を備える。電圧検出回路31は、NMOSトランジスタ14に順方向のドレイン電流が流れる時のNMOSトランジスタ14のソース・ドレイン電圧を測定する。電圧検出回路31の測定値は、レベルホールド回路32に供給されると共に、セレクト回路34に供給される。レベルホールド回路32は、例えば、NMOSトランジスタ14に所定の設定電流値のドレイン電流が流れた時のNMOSトランジスタ14のソース・ドレイン電圧の値V1を保持する。レベルホールド回路32の出力は、リバースレベル補正回路33に供給される。
リバースレベル補正回路33は、電圧検出回路30の出力とレベルホールド回路32の出力を比較し、NMOSトランジスタ14に逆方向のドレイン電流が流れる時と順方向のドレイン電流が流れる時に生じるドレイン・ソース間電圧の電圧差を検出し、逆方向に所定のドレイン電流を流す時に設定する電流設定電圧レベルを補正して出力する。
リバースレベル補正回路33の出力は、セレクト回路34に供給される。セレクト回路34は、リバースレベル補正回路33の出力、電圧検出回路31、及び電圧検出回路30の出力の一つを選択して、定電流レベル変換回路41と電源50に供給する。セレクト回路(24、34)の選択動作は、例えば、PWM制御回路40の制御の下に行う。
定電流レベル変換回路41は、セレクト回路34から供給された出力に応じて励磁コイル10に供給される電流値を制御する制御信号をPWM制御回路40に供給する。定電流レベル変換回路41には参照電圧Vrefを供給する電源50が供給される。参照電圧Vrefの値を変えることにより定電流レベル変換回路41が応答する電圧が変わる。例えば、モータの駆動モードを切替える為の設定電圧レベルが変わる。セレクト回路34から供給されるリバースレベル補正回路33の出力信号に応じて参照電圧Vrefの値を調整する構成とすることが出来る。
定電流レベル変換回路41は、例えば、NMOSトランジスタ14に流れるドレイン電流の向き、従って、モータの駆動モードを切替える電流設定電圧レベルを保持する。定電流レベル変換回路41は、リバースレベル補正回路33から供給される電流設定電圧レベルに応じた電流設定レベルを保持する。定電流レベル変換回路41は、保持する電流設定電圧レベルとセレクト回路34を介して供給されるNMOSトランジスタ14のドレイン・ソース間電圧の測定値を比較し、その比較結果に基づいて駆動モードを切替える制御信号をPWM制御回路40に供給する。
第1の実施形態によれば、励磁コイル10に励磁電流を供給するHスイッチを構成するMOSトランジスタ(11〜14)に所定の順方向のドレイン電流が流れる時と逆方向のドレイン電流が流れる時のドレイン・ソース間電圧を検出し、その差分を反映してMOSトランジスタに逆方向の電流が流れる時の電流設定電圧レベルを補正する構成を有する。すなわち、MOSトランジスタの順方向の電圧・電流特性と逆方向の電圧・電流特性の相違を検出し、その検出結果に応じて逆方向にドレイン電流を流す駆動モードにおける電流設定電圧レベルを補正する。これにより励磁電流の制御を精度良く行うことが出来る。MOSトランジスタのドレイン・ソース間電圧の測定により電流検出を行う為、別途、電流検出の為の抵抗を設ける必要が無い。この為、抵抗による電力消費、抵抗における発熱、並びに抵抗を設けることに伴うコストの低減を図ることが出来る。
尚、PMOSトランジスタ(11、13)のドレイン・ソース間電圧を測定する構成とすることも出来る。NMOSトランジスタ(12、14)のドレイン・ソース間電圧の測定の場合と同様、順方向のドレイン電流が流れる時と逆方向のドレイン電流が流れる時のドレイン・ソース間電圧の差分を検出し、その差分を反映してPMOSトランジスタ(11、13)に逆方向のドレイン電流を流す時の電流設定電圧レベルを補正することで、同様に駆動電流を精度良く制御することが出来る。尚、PMOSトランジスタ(11、13)に代えて、NMOSトランジスタを用いてHスイッチを構成しても良い。
図2は、電流設定電圧レベルの補正の一つの方法を説明する為の図である。例えば、NMOSトランジスタ12について説明する。図の横軸は、ドレイン・ソース間電圧、縦軸はドレイン電流を示す。
図2において第1象限は、NMOSトランジスタ12に順方向のドレイン電流が流れる場合を示す。NMOSトランジスタ12に順方向のドレイン電流が流れる状態においては、等価的に、NMOSトランジスタ12のオン抵抗(Ron)を電流が流れる状態となる。この為、第1象限においては、ドレイン・ソース間電圧に比例してドレイン電流が増加する。換言すれば、ドレイン・ソース間電圧を検出し、その電圧をオン抵抗(Ron)で除することにより、NMOSトランジスタ12を流れるドレイン電流を検出することが出来る。例えば、ドレイン電流が1AのポイントPを並行移動(矢印(1))してNMOSトランジスタ12の電流・電圧特性線Lと交差するポイントPから垂直に平行移動(矢印(2))して横軸と交わるポイントPにおけるドレイン・ソース間電圧は1Vである。
図2において、第3象限は、逆方向のドレイン電流が流れる場合を示す。逆方向のドレイン電流が流れる状態の時、寄生ダイオード12Dにも電流が流れる。この為、順方向のドレイン電流の場合に比べ、絶対値が同じドレイン・ソース間電圧に対してドレイン電流の値(絶対値)が大きくなる。例えば、絶対値が同じドレイン・ソース間電圧V1において、逆方向のドレイン電流の値は、1.6Aになる。換言すれば、絶対値が同じ逆方向のドレイン電流を流すドレイン・ソース間電圧は小さくなる。
例えば、1Aの順方向のドレイン電流が流れた場合のNMOSトランジスタ12のソース・ドレイン電圧V1が1Vであったのに対し、逆方向のドレイン電流(−1A)のドレイン電流を示すポイントPを並行移動(矢印(3))させて電流・電圧特性線Lと交わるポイントPを垂直に平行移動(矢印(4))させたポイントPが示す電圧(−V2)は、−0.8V(ポイントP)である。一方、−1Vを示すポイントP10が電流・電圧特性線Lと交わるポイントP11においては、例えば、1.6Aの逆方向のドレイン電流(ポイントP12)が流れる。
すなわち、絶対値が同じ1Aの電流が流れた時に、順方向と逆方向において、ドレイン・ソース間電圧に0.2Vの電圧差が生じる。この順方向と逆方向のドレイン電流が流れる場合に生じる電圧差を考慮して、逆方向の所定のドレイン電流を流す時に設定する電流設定電圧レベルを補正する。
例えば、逆方向の1Aのドレイン電流が流れる時の状態を示すポイントPを基準にして、ポイントPと原点Оとを結ぶ直線により補正電流・電圧特性線Lを生成し、逆方向のドレイン電流が流れる状態における補正特性線とする。具体的には、この補正電流・電圧特性線L上で特定される値により電流設定電圧レベルを設定する。例えば、0.85Aの電流を流す為の電流設定電圧を設定する場合には、1Aが流れた時の電圧0.8Vに倍率0.85を掛けた電圧、すなわち、0.68V(=0.8V×0.85)(ポイントP)を0.85Aの設定電流に対応する電流設定電圧の値とする。ポイントPを垂直に平行移動(矢印(5))して補正電流・電圧特性線Lと交差させ、その交点(ポイントP)を水平に平行移動(矢印(6))させて縦軸と交わるポイントPの電流値が電流設定電圧ポイントPに対応した設定電流の値となる。NMOSトランジスタ12のソース・ドレイン電圧として0.68Vが検出された時に、0.85Aが検出されたとして、例えば、動作モードを切替える制御を行う。
この補正方法によれば、順方向のドレイン電流に絶対値が等しい逆方向のドレイン電流の値(ポイントP)とその時のドレイン・ソース間電圧(ポイントP)により決定されるポイントPと原点Оを結ぶ直線により補正電流・電圧特性線Lを作成し、この補正電流・電圧特性線L上で特定される値により所定の逆方向のドレイン電流を流す時の電流設定電圧レベルを設定して制御を行う。補正電流・電圧特性線Lは、順方向と逆方向の電圧・電流特性の相違を反映して補正された特性線である為、駆動電流を精度良く制御することが出来る。また、補正電流・電圧特性線Lを生成する起点Pの電流値(ポイントP)として、励磁電流のピーク値を用いても良い。励磁電流のピーク値と種々の駆動モードに切替える設定電流値との比率に応じて電流設定電圧レベルを比例配分することにより、補正電流・電圧特性線Lで特定される電流設定電圧レベル(=横軸の電圧)を容易に算出することが出来る。
図3はPWM制御回路40からのPWM信号によって制御されるHブリッジ回路を構成するMOSトランジスタ(11から14)の動作を説明する為の図である。同図(A)は、PMOSトランジスタ11とNMOSトランジスタ14がオン状態の場合を示す。この状態では、第1の電源端子110からコイル10に電流が流れ込む、すなわち、電源51から励磁コイル10への電力のチャージが行われる。以降、このモードをチャージモードと呼ぶ。
同図(B)の状態は、NMOSトランジスタ12とPMOSトランジスタ13がオンの状態の場合を示す。この状態では、第1の電源端子110へ向かってコイル10から電流が流れる。この状態では、励磁コイル10の電力が放出される。以降、このモードをディスチャージモードと呼ぶ。
同図(C)の状態は、NMOSトランジスタ12とNMOSトランジスタ14がオン状態の場合を示す。この場合には、コイル10の電力が、オン状態のNMOSトランジスタ12とNMOSトランジスタ14によって形成されるループを介してゆっくりと放出される。以降、このモードを低速ディスチャージモードと呼ぶ。
図4は、各モードにおけるコイルを流れる励磁電流(コイル電流)と各電圧の状態を説明する為の図である。最上段にコイル電流を示す。タイミングTからタイミングTまでの期間はチャージモード、タイミングTからTまでの期間はディスチャージモード、タイミングTからTまでの期間は低速ディスチャージモードである。
端子112の電位は、チャージモードの期間、すなわち、PMOSトランジスタ11がオンする期間に電圧VMとなり、ディスチャージ期間、すなわち、NMOSトランジスタ12がオンする期間に接地電位GNDとなる。同様に、端子113の電位は、チャージ期間の間、すなわち、NMOSトランジスタ14がオンする期間に接地電位GNDとなり、ディスチャージ期間、すなわち、PMOSトランジスタ13がオンする期間に電圧VMとなる。検出電圧、すなわち、NMOSトランジスタ14のドレイン・ソース間電圧VとNMOSトランジスタ12のドレイン・ソース間電圧は、チャージモードからディスチャージモードに切り替わるタイミングTにおいて、順方向のドレイン電流が流れる状態における電圧Vと逆方向のドレイン電流の状態における電圧Vとして検出される。既述した様に、VとVとの間には、寄生ダイオードにより、絶対値が同じ電流が流れる状態において電圧差が生じる。
図5は、各駆動モードにおける電流設定電圧レベルと励磁電流の関係を説明する為の図である。例えば、励磁電流が1Aになった時タイミングTで、チャージモードからディスチャージモードに切替える。ディスチャージモードから低速ディスチャージモードへ切り替える電流値は、例えば、0.85Aに設定される。
ディスチャージモードにおいては、NMOSトランジスタ12には、逆方向のドレイン電流が流れる。本実施形態の駆動制御装置においては、既述の通り、逆方向のドレイン電流が流れる状態における設定電流に対応した電流設定電圧レベルは、順方向のドレイン電流が流れた場合と逆方向のドレイン電流が流れた場合のドレイン・ソース間電圧の相違を反映させた補正電流・電圧特性線Lを用いて設定する。より具体的には、例えば、逆方向の1Aのドレイン電流を流す時のソース・ドレイン電圧を測定し、その測定値、例えば、0.8Vを基準にして、その値を0,85倍した0.68Vを低速ディスチャージモードに切替える電流設定電圧レベルにする。すなわち、NMOSトランジスタ12のソース・ドレイン電圧が0.68VになったタイミングTで、ディスチャージモードから低速ディスチャージモードに切替える。
逆方向のドレイン電流が流れた場合と順方向のドレイン電流が流れた場合のドレイン・ソース間電圧の相違を考慮せず、例えば、順方向において1Aのドレイン電流を流すソース・ドレイン電圧1Vを用いて、その0.85倍の0.85Vを低速ディスチャージモードに切替える設定電圧とした場合には、ラインLで示す様に、チャージモードからディスチャージモードに切替えた直後のタイミングTにおいて、低速ディスチャージモードに切り替わる。同じく、電流設定電圧レベル2の値に達するタイミングTで低速ディスチャージモードからチャージモードに切り替わる。
すなわち、順方向のドレイン電流が1AになったタイミングTでディスチャージモードに切替えた場合には、そのドレイン電流と絶対値が同じ1Aの逆方向のドレイン電流が流れる為、NMOSトランジスタ12のドレイン・ソース間電圧は0.8Vとなる。従って、この状態の時に既に設定電圧0.85Vより小さい為、逆方向の1Aのドレイン電流が流れているにも拘らず、タイミングTにおいてディスチャージモードから低速ディスチャージモードに切替わる。この為、比較的に大きな電流が低速ディスチャージモードの期間流れることになり、発熱の異常等を生じる恐れがある。同じく、電流設定電圧レベル2の値に達するタイミングTで低速ディスチャージモードからチャージモードに切り替わる。
本実施形態においては、逆方向のドレイン電流が流れる状態における設定電圧を補正電流・電圧特性線Lに基づいて設定される設定電圧0.68VのタイミングTでモードを切り替える。この為、低速ディスチャージモードにおいて流れる励磁電流を電流線Lで示す所定の小さい電流に抑えることが出来る。低速ディスチャージモードからチャージモードへ切り替える電流設定電圧レベル1の値も、既述した補正電流・電圧特性線Lを用いて設定する。
(第2の実施形態)
図6は第2の実施形態の駆動制御装置の構成を示す図である。既述の実施形態に対応する構成要素には同一番号を付し、重複した記載は必要な場合にのみ行う。本実施形態においては、電圧検出回路21は、NMOSトランジスタ14のドレイン・ソース間電圧を検出する。電圧検出回路21の出力は、レベルホールド回路22に供給される。
NMOSトランジスタ12とNMOSトランジスタ14の素子寸法が同じ場合には、同じ特性が得られる。従って、NMOSトランジスタ14に順方向の所定のドレイン電流が流れた時のドレイン・ソース間電圧V1を電圧検出回路21で検出することにより、等価的に、NMOSトランジスタ12に順方向の所定のドレイン電流が流れた時のドレイン・ソース間電圧を検出することが出来る。
励磁コイル10は、チャージモードからディスチャージモードに切り替わった時に同じ電流を流す様に作用する為、モードが切り替わった時に励磁コイル10に流れる励磁電流は等しいとして取り扱うことが出来る。すなわち、NMOSトランジスタ14に流れていた所定の励磁電流に等しい値の電流が、ディスチャージモードに切替えられた時にNMOSトランジスタ12に逆方向のドレイン電流として流れる。
従って、ディスチャージモードに切替えた直後のNMOSトランジスタ12のドレイン・ソース間電圧V2を検出することにより、ディスチャージモードに切替える時にNMOSトランジスタ14に流れていた所定の順方向のドレイン電流に等しい逆方向の電流がNMOSトランジスタ12に流れた時のドレイン・ソース間電圧を検出することが出来る。
この時のNMOSトランジスタ12のドレイン・ソース間電圧V2を電圧検出回路20により検出し、既述した補正を行うことにより、逆方向のドレイン電流がNMOSトランジスタ12に流れる状態の時の電流設定電圧レベルの補正を行うことが出来る。
本実施形態によれば、NMOSトランジスタ14に順方向のドレイン電流が流れた時にそのドレイン・ソース間電圧を検出する電圧検出回路21と、NMOSトランジスタ12に逆方向のドレイン電流が流れた時に、そのドレイン・ソース間電圧を検出する電圧検出回路20を設ける構成とし、図1の実施形態における、電圧検出回路(30、31)、レベルホールド回路32、リバースレベル補正回路33、及びセレクト回路34を省略する構成としている。この為、回路素子を削減することが出来る。
(第3の実施形態)
図7は、駆動電流制御の一つの実施形態のフローを示す図である。チャージモードをスタートさせる(S101)。励磁コイル10に流れる電流が所定の設定電流レベルに達したか否かを検出する(S102)。所定の設定電流レベルに達したか否かは、NMOSトランジスタ14のドレイン・ソース間電圧が所定の電流設定電圧レベルに達したか否かを検出することにより行う。
所定の設定電流レベルに達した場合(S102:Yes)には、その時のドレイン・ソース間電圧を検出し、その電圧値をレベルホールド回路32により保持する(S103)。所定の設定電流レベルに達しない場合(S102:No)には、検出を継続する。尚、所定の設定電流を流した時のNMOSトランジスタ12のドレイン・ソース間電圧を予め検出しておき、その電圧値をレベルホールド回路32に保持しておいても良い。
ディスチャージモードに切替える(S104)。逆方向のドレイン電流が流れるNMOSトランジスタ12のドレイン・ソース間電圧の検出を開始する(S105)。検出開始直後の初期の電圧を検出する(S106)。モードを切り替えた直後においては、励磁コイル10には同じ値の電流が流れる。従って、モード切替前後のNMOSトランジスタ14のドレイン・ソース間電圧、すなわち、順方向のドレイン電流が流れた場合のドレイン・ソース間電圧と、NMOSトランジスタ12のドレイン・ソース間電圧、すなわち、逆方向のドレイン電流が流れた時のドレイン・ソース間電圧の電圧差を検出することが出来る。
逆方向のドレイン電流が流れる時のドレイン・ソース間電圧を順方向のドレイン電流が流れる場合のドレイン・ソース間電圧に合せ込む補正を行う(S107)。すなわち、既述した様に、逆方向のドレイン電流が流れる状態において設定する電流設定電圧レベルの補正を行う。例えば、既述した様に、順方向の所定のドレイン電流Iが流れた時のドレイン・ソース間電圧がV1で、絶対値が同じ値のドレイン電流が逆方向に流れた場合のドレイン・ソース間電圧がV2の場合、逆方向ドレイン電流を設定する電圧レベルの設定は電圧V2において電流Iが流れる電流設定電圧レベルに補正する。すなわち、逆方向のドレイン電流が流れる状態においては、順方向のドレイン電流が流れる状態で設定される電流設定電圧レベルとは異なる設定レベルで制御を行う。
逆方向のドレイン電流の値が設定レベルに達した場合(S108:Yes)には、低速ディスチャージモードへ切り替える(S109)。逆方向のドレイン電流値が設定レベルに達しない時(S108:No)には、検出を継続する。この逆方向のドレイン電流の検出は、既述した補正が行われた電流設定電圧レベルの値に基づいて行う。
逆方向のドレイン電流の値が設定レベルに達した場合(S110:Yes)には、チャージモードへ移行する(S101)。逆方向のドレイン電流値が設定レベルに達しない時(S110:No)には、検出を継続する。この逆方向のドレイン電流の検出は、同様に、既述した補正が行われた電流設定電圧レベルの値に基づいて行う。
本実施形態の駆動制御方法によれば、逆方向のドレイン電流が流れる状態におけるモード切替の為の電流設定電圧レベルの設定値は、逆方向のドレイン電流が流れる時のドレイン・ソース間電圧を順方向のドレイン電流が流れる場合のドレイン・ソース間電圧に合せ込む補正が行われた電圧レベルに基づいて設定する。これにより、順方向のドレイン電流が流れた状態と逆方向のドレイン電流が流れた場合のMOSトランジスタのドレイン・ソース間電圧の相違を反映した精度の良い駆動電流の制御を行うことが出来る。MOSトランジスタのドレイン・ソース間電圧を検出する制御である為、電流検出用の抵抗を設ける必要が無い為、抵抗による電力消費、発熱、並びにコストの低減を図ることが出来る。
励磁コイル10に励磁電流を供給するHスイッチを構成する場合について説明したが、これに限定されない。MOSトランジスタのオン/オフをそのドレイン・ソース間電圧を検出して制御する構成において広く用いることが出来る。MOSトランジスタに順方向のドレイン電流を流す場合には、MOSトランジスタのオン抵抗(Ron)によって定まる直線的に変化する電圧・電流特性線に基づいて設定した電流設定電圧と検出したMOSトランジスタのドレイン・ソース間電圧を比較することによって、例えば、順方向のドレイン電流を流すモードから逆方向のドレイン電流を流すモードへの切替を行い、逆方向のドレイン電流を流す状態における制御は補正特性線上で特定される値によって設定した所定の電流設定電圧レベルに検出したドレイン・ソース間電圧が達したか否かを検出することによって制御することが出来る。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 励磁コイル、11乃至14 MOSトランジスタ、11D乃至14D 寄生ダイオード、110 第1の電源端子、111 第2の電源端子。

Claims (5)

  1. 第1の電源端子と第2の電源端子間に接続されるソース・ドレイン路を有するMOSトランジスタと、
    前記MOSトランジスタのドレイン・ソース間の電圧を測定する電圧測定回路と
    記MOSトランジスタが逆方向の所定の設定電流を流す時の前記MOSトランジスタのドレイン・ソース間電圧の値と前記所定の設定電流の値から、前記MOSトランジスタに逆方向のドレイン電流を流す時の電流設定電圧レベルを設定する補正回路と
    記MOSトランジスタに逆方向のドレイン電流を流す時には前記補正回路によって設定された電流設定電圧レベルと前記電圧測定回路の測定値を比較して、その比較結果に応じて駆動モードを切替える制御回路と、
    を備えることを特徴とする駆動制御装置。
  2. 前記補正回路は、前記MOSトランジスタが前記逆方向の所定の設定電流を流す時の前記MOSトランジスタのドレイン・ソース間電圧の値と前記所定の設定電流の値から前記MOSトランジスタのドレイン・ソース間電圧に比例して前記所定の設定電流まで達する補正特性を算出し、前記補正特性に基づいて前記電流設定電圧レベルを設定することを特徴とする請求項1に記載の駆動制御装置。
  3. 第1の電源端子と、
    第2の電源端子と、
    第1の共通接続端と、
    第2の共通接続端と、
    前記第1の電源端子と前記第1の共通接続端との間にソース・ドレイン路が接続される第1のMOSトランジスタと、
    前記第1の共通接続端と前記第2の電源端子との間にソース・ドレイン路が接続される第2のMOSトランジスタと、
    前記第1の電源端子と前記第2の共通接続端との間にソース・ドレイン路が接続される第3のMOSトランジスタと、
    前記第2の共通接続端と前記第2の電源端子との間にソース・ドレイン路が接続される第4のMOSトランジスタと、
    前記第1の共通接続端と前記第2の共通接続端との間に接続される励磁コイルと、
    前記第2のMOSトランジスタのドレイン・ソース間電圧を測定する電圧測定回路と、
    前記第2のMOSトランジスタに逆方向のドレイン電流が流れる動作モードに切替える所定の設定電流値と、逆方向のドレイン電流が流れ始めた時の前記第2のMOSトランジスタのドレイン・ソース間の電圧値とから、直線的に変化する補正特性線により電流設定電圧レベルを設定する補正回路と、
    前記第2のMOSトランジスタに逆方向のドレイン電流が流れる時には、前記電流設定電圧レベルと前記電圧測定回路の測定値を比較して、その比較結果に基づいて制御信号を出力する定電流レベル変換回路と、
    前記制御信号に応じて、前記第1乃至第4のMOSトランジスタのオン/オフの状態を切替えるPWM信号を前記第1乃至第4のMOSトランジスタに供給するPWM制御回路と
    具備することを特徴とする駆動制御装置。
  4. 第1の電源端子と第2の電源端子間に直列に接続されるソース・ドレイン路を有するMOSトランジスタに順方向のドレイン電流が流れる時の前記MOSトランジスタのドレイン・ソース間電圧を検出し、
    前記MOSトランジスタが逆方向の所定の設定電流を流す時の前記MOSトランジスタのドレイン・ソース間に生じる第1の電圧を検出し、
    前記第1の電圧の値と前記所定の設定電流の値から、前記MOSトランジスタのドレイン・ソース間電圧に比例して前記第1の電圧の値の時に前記所定の設定電流の値になる補正特性線を求め、
    前記MOSトランジスタに逆方向の所定のドレイン電流を流す時の電流設定電圧レベル前記補正特性線で定まる値によって設定し
    方向のドレイン電流を流す状態における前記MOSトランジスタを流れる電流の検出は、前記電流設定電圧レベルに基づいて行うことを特徴とする駆動制御方法。
  5. 前記MOSトランジスタに逆方向のドレイン電流を流す状態においては、前記MOSトランジスタのドレイン・ソース間の電圧値と前記電流設定電圧レベルとを比較して、その比較結果に基づいて前記MOSトランジスタのオン/オフを制御することを特徴とする請求項4に記載の駆動制御方法。
JP2016175046A 2016-09-07 2016-09-07 駆動制御装置と駆動制御方法 Active JP6668202B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016175046A JP6668202B2 (ja) 2016-09-07 2016-09-07 駆動制御装置と駆動制御方法
US15/438,445 US10003332B2 (en) 2016-09-07 2017-02-21 Drive control device and drive control method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016175046A JP6668202B2 (ja) 2016-09-07 2016-09-07 駆動制御装置と駆動制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018042378A JP2018042378A (ja) 2018-03-15
JP6668202B2 true JP6668202B2 (ja) 2020-03-18

Family

ID=61281056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016175046A Active JP6668202B2 (ja) 2016-09-07 2016-09-07 駆動制御装置と駆動制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10003332B2 (ja)
JP (1) JP6668202B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7272219B2 (ja) * 2019-09-27 2023-05-12 株式会社アイシン 開閉体駆動装置およびその制御方法
JP7272220B2 (ja) * 2019-09-27 2023-05-12 株式会社アイシン 開閉体駆動装置およびその制御方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62221876A (ja) 1986-03-19 1987-09-29 Toshiba Corp 振幅変調形インバ−タ装置
JP2623934B2 (ja) * 1989-07-26 1997-06-25 日本電気株式会社 電流検出回路
US5287046A (en) * 1992-05-13 1994-02-15 International Business Machines Corporation Method and system for actuator control for direct access storage devices
JPH11316249A (ja) 1998-04-30 1999-11-16 Toshiba Corp 電流検出回路および過電流保護回路
JP2009005460A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Tokai Rika Co Ltd 負荷駆動制御回路
JP5517970B2 (ja) 2011-03-02 2014-06-11 三菱電機株式会社 インバータ装置および空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
US20180069547A1 (en) 2018-03-08
US10003332B2 (en) 2018-06-19
JP2018042378A (ja) 2018-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109845084B (zh) 微步进控制电路、控制方法及步进电机系统
TWI476558B (zh) 電壓調節器
US7965065B2 (en) Trimming circuit
TW201607236A (zh) 流經低側場效電晶體之電流的感測系統及方法
KR20180065919A (ko) 반도체 장치 및 전력 변환 장치
JP2005333691A (ja) 過電流検出回路及びこれを有する電源装置
JP2008259307A (ja) Dc/dcコンバータ及びそのdc/dcコンバータを用いた放電灯点灯装置
JP6020223B2 (ja) 過電流検出回路
JP2012129971A (ja) 負荷駆動装置
US9705281B2 (en) Semiconductor light source driving apparatus
US7929266B2 (en) Electronic device operable to protect a power transistor when used in conjunction with a transformer
JP6668202B2 (ja) 駆動制御装置と駆動制御方法
JP6119674B2 (ja) 駆動回路及び半導体装置
JP2006332952A (ja) 負荷駆動装置及び負荷駆動装置の出力調整方法
US8102200B2 (en) Current control circuit
JP5686197B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JP7302383B2 (ja) 負荷駆動装置
JP2022103447A (ja) 制御装置、制御システム、及び制御方法
US11211884B2 (en) Controller of stepping motor, control method of stepping motor, and stepping motor drive controlling system
JP2008029137A (ja) モータ駆動回路
US20210194368A1 (en) Constant current circuit
WO2020213513A1 (ja) ゲート駆動回路
US11527297B2 (en) Semiconductor device and memory abnormality determination system
JP2004015974A (ja) スイッチング電源装置
US20220181996A1 (en) Current state determination method and circuit

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170913

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20170914

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6668202

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150