JP6666741B2 - 靴のフィッティング度合提示方法および靴のフィッティング度合提示装置 - Google Patents

靴のフィッティング度合提示方法および靴のフィッティング度合提示装置 Download PDF

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Description

本発明は、靴のフィッティング度合提示方法および靴のフィッティング度合提示装置に関するものである。
従来、インターネットや電話回線を利用した、服や靴の通信販売が行われている(例えば、特許文献1参照)。
また、ネット販売において、ユーザ身体の各部位を採寸した採寸情報と、予め記憶された商品サイズとを比較し、その寸法差をユーザに案内することにより、商品サイズがユーザに合うかどうかを報せるシステムも提案されている(特許文献2参照)。
特開2003−228658号公報 特開2004−029909号公報
特許文献2に記載の技術では、寸法差は、ユーザの寸法に対して衣服の寸法が大きいことが前提であり、衣服の寸法がユーザの身体の寸法よりも大きい場合に、商品サイズが適正となる。すなわち、衣服の場合、元々、ユーザの身体の寸法に対して大きな寸法であれば着ることができ、商品の寸法よりも色やデザインの要求を満たすことが重要である。
それに対して、靴の場合、衣服のように商品の寸法がユーザの足の寸法よりも大きい場合には、良好な履き心地を得ることができない。しかも、足は、前後方向の寸法である足長に対する、足幅、指先、踵、甲などの寸法や位置が人によって異なるため、靴のサイズとして、靴の前後方向の寸法である足長の寸法がユーザの足長の寸法と一致しているだけでは、ユーザが靴を履いた場合に良好な履き心地を得ることができるとは限らない。
すなわち、靴を履く際は、ユーザの足が内側に変形して靴の内面にある程度の圧力で密着することで良好な履き心地が得られる。しかしながら、上述の従来技術は、このような履き心地を評価するための足の靴に対する密着度、言い換えるとフィッティング度合を求め、これをユーザに提示することができなかった。
本発明は、このような従来の問題に着目して成されたもので、ユーザの足に対する靴のフィッティング度合を求め、これを提示可能な靴のフィッティング度合提示方法および靴のフィッティング度合提示装置を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、本発明は、
足の外面を立体的に示す足三次元データと、靴の内面を立体的に示す靴三次元データとを読み込むステップと、
前記足三次元データの基準位置と前記靴三次元データの基準位置とを設定し、前記基準位置を一致させて前記足三次元データと前記靴三次元データとを重ね合わせる位置合わせステップと、
前記靴三次元データが示す前記靴の内面に対する前記足三次元データが示す前記外面の位置に基づいて前記靴のフィッティング度合を数値化する数値化ステップと、
前記数値化したフィッティング度合を提示する提示ステップと、
を実行することを特徴とする靴のフィッティング度合提示方法とした。
本発明では、足の三次元データと靴の三次元データとを重ね合わせ、靴の内面に対する足の外面の位置に基づいて、フィッティング度合を数値化するため、フィッティング度合を高精度で求め、これを提示することが可能となる。
本発明の実施の形態1の靴のフィッティング度合提示方法を実行する靴の仮想試着システムの全体構成の概略を示す全体概略図である。 前記靴の仮想試着システムにより仮想試着する靴の一例を示す斜視図である。 前記靴の仮想試着システムにおいて靴の三次元データを取得するのに用いる靴型を示す斜視図である。 前記靴の仮想試着システムにおける管理サーバおよび出店者サーバにおける処理の流れを示すフローチャートである。 図3のステップS15における位置合わせ処理における処理の流れを示すフローチャートである。 足の三次元データの一例を示す側面図である。 図4のフローチャートのステップS151の足裏抽出処理において、図5Aに示す足の三次元データにおける足裏から所定高さ分のデータの抽出例を示す側面図である。 図5Bに示す足裏から所定高さ分のデータから作成した二次元データの一例を示す平面図である。 図5Cに示す二次元データの均一化処理後の二次元データおよび第1主軸、第2主軸を示す平面図である。 靴の内面と足の外面との距離に基づくフィッティング度合と、提示の際の色との関係を示す特性図である。 靴の内面と足の外面との距離の求め方の説明図である。 フィッティング度合を着色して提示した一例を示す側面図である。 フィッティング度合を着色して提示した一例を示す平面図である。 フィッティング度合を3D表示モデルに着色する処理の説明図である。 フィッティング度合を3D表示モデルに着色する処理の説明図である。 フィッティング度合を3D表示モデルに着色する処理の説明図である。 本発明の実施の形態2の靴のフィッティング度合提示方法における足の三次元データと靴の三次元データとを重ね合わせる処理(S154)の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2において骨格位置(中足指節関節)を求める手順を説明する図であって、指先候補領域の一端の特定方法を説明するための平面図である。 実施の形態2において骨格位置(中足指節関節)を求める手順を説明する図であって、指先候補領域を示す平面図である。 実施の形態2において骨格位置(中足指節関節)を求める手順を説明する図であって、指先候補領域の分割態様を示す平面図である。 実施の形態2において骨格位置(中足指節関節)を求める手順を説明する図であって、指先候補領域の3番目の分割部分から作成した断面図である。 実施の形態2において骨格位置(中足指節関節)を求める手順を説明する図であって、図13Aの断面図に基づいて凹部の取得を説明するための断面図である。 実施の形態2において骨格位置(中足指節関節)を求める手順を説明する図であって、図13Bに基づいて取得した凹部から特定した各指の領域を示す断面図である。 実施の形態2において骨格位置(中足指節関節)を求める手順を説明する図であって、各指の領域を示す平面図である。 実施の形態2において骨格位置(中足指節関節)を求める手順を説明する図であって、各指の付け根(中足指節関節)を示す平面図である。 足3DデータD21の一例を示す斜視図である。 図17Aに示した足3DデータD21を中足指節関節の位置で折り曲げて、靴3DデータD22に重ねた一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3の靴のフィッティング度合提示方法において足の外面と靴の内面との距離を求める手順を説明する図であって、足の三次元データを3分割した各部の重心を示す側面図である。 本発明の実施の形態3の靴のフィッティング度合提示方法において足の外面と靴の内面との距離を求める手順を説明する図であって、距離を測定する対象である対象点と靴の内面と重心とを示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態1の靴のフィッティング度合提示方法を実行する靴のフィッティング度合提示装置を含む靴の仮想試着システムを図面に基づいて説明する。
(靴の仮想試着システムの全体構成)
まず、靴の仮想試着システムの全体構成について説明する。
図1は、実施の形態1の靴のフィッティング度合提示方法を実行する靴の仮想試着システムの全体構成の概略を示す全体システム図である。
図1に示すように、靴の仮想試着システムは、管理サーバ1、測定装置2、出店者サーバ3を備え、これらはインターネット4を介して接続可能となっている。
測定装置2は、ユーザ(利用者)の足Fの形を計測するもので、ケース21と三次元スキャナ22とを備える。すなわち、測定装置2では、ケース21内に入れた足Fの周りに、三次元スキャナ22からレーザ光、赤外線、超音波などを照射し、光の反射や屈折具合あるいは音の反射を解析して足Fの三次元形状を測定し、足Fの外面を立体的に示す複数の三次元点群からなる足三次元データ(以下、足3Dデータと称する)を形成する。なお、足3Dデータの三次元点群は、足Fの外面上の位置を示し、その三次元点の数は、例えば、数百〜数万程度の値であって、三次元スキャナ22の性能に基づく。
また、前述の測定装置2は、例えば、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、デパート、駅、靴の販売店などに予め設置される。さらに、測定装置2には、入出力装置23が並設されている。この入出力装置23は、表示画面やプリンターなどの出力部23aと、タッチパネルやキーボードなどの入力部23bと、インターネット4を介した通信を行う通信部23cと、制御部23dと、を備える。
そして、制御部23dは、三次元スキャナ22で得られた足3Dデータと、ユーザとを関連付ける処理およびこれらの関連付けた情報を管理サーバ1に送信する処理を実行する。足3Dデータとユーザとの関連付けは、足3Dデータにユーザ識別用の符号(以下、これをIDと称する)を与えることにより行う。なお、IDは、出力部23aによる画面表示あるいは印刷発行と、通信部23cによるユーザのユーザ端末5への通信と、のいずれか一つまたは複数を用いて行う。
また、上記のIDによる足3Dデータとユーザとの関連付けと同時に、パスワードの設定を行う。このパスワードの設定は、ユーザが、入力部23bあるいは後述のユーザ端末5を操作してパスワードを入力してもよいし、入出力装置23から発行するようにしてもよい。そして、制御部23dは、パスワードと、IDおよび足3Dデータとの関連付けを行い、管理サーバ1に送信する。なお、パスワードとIDとの関連付けは、上記測定時とは別のタイミングで、ユーザ端末5を用いて行ってもよい。
ユーザ端末5は、ユーザが所有するパーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末などであり、インターネット4を介して、管理サーバ1や出店者サーバ3に接続して、購入画面の閲覧や、購入希望の靴の注文を可能とする。
管理サーバ1は、ユーザデータ記憶部1a、靴データ記憶部1b、通信部1c、制御部(コントロールユニット)1dを備える。
ユーザデータ記憶部1aは、上述した測定装置2などから送られた前述したユーザ情報を、ユーザデータ記憶部1aに記憶する。
靴データ記憶部1bは、出店者サーバ3の商品である靴S(図2A参照)の内寸データ(以下、靴3Dデータと称する)を、靴情報と関連付けて記憶する。この靴Sの内寸データは、靴Sの内面を立体的に示す複数の三次元点群から成る靴Sの三次元データであり、この三次元点の数も、例えば、数百〜数万程度の値であり、これも、後述する靴3Dデータを取り込む装置の性能に基づく。
なお、この靴3Dデータは、図2Aに示す靴Sの内側に発泡樹脂などを充填して靴Sの内面に沿う形状として硬化させ、図2Bに示すような靴型SSを形成し、この靴型SSをレーザスキャナなどの三次元スキャナによりスキャンして得ることができる。このようにして得られた靴3Dデータは、靴型SSの表面に沿う、複数の三次元点群であり、この三次元点群は、靴Sの内面形状を示す。
また、靴3Dデータに関連付ける靴情報は、靴Sを特定するための情報であり、例えば、靴Sごとに与えられた識別番号などを含む。この靴情報により、靴Sの種類の識別、色の識別、サイズ(足長もしくはそれに加えて足幅)の識別などを行って、靴Sを特定することができる。
制御部1dは、ユーザの足3Dデータと、靴データ記憶部1bに記憶された靴3Dデータとに基づいて、ユーザが靴Sを履いた時のフィッティング度合を数値化し、この数値化したフィッティング度合をユーザ端末5により提示する。なお、制御部1dにて実行する処理の詳細は後述する。
出店者サーバ3は、ネットショップに出店参加する出店者側のサーバであり、記憶部3a、通信部3c、制御部3dを備える。
記憶部3aは、店舗情報、商品としての靴Sに関する情報などを記憶する。
制御部3dは、Webサイト上に、記憶部3aに記憶した情報に基づいて商品となる靴Sをユーザ端末5の表示画面5aに提供する処理ならびに仮想試着を行うWebサイトへの案内を実行する。
(仮想試着処理)
次に、管理サーバ1および出店者サーバ3において実行する仮想試着処理の流れを図3のフローチャートに基づいて行う。
最初のステップS11では、出店者サーバ3上のWebサイトにより試着可能な靴Sを表示する。なお、この靴Sの表示は、ユーザが出店者サーバ3のWebサイトに接続することに対応して行う。
試着可能な靴Sの表示を行った後に進むステップS12では、ユーザにより仮想試着する靴Sが選択されたか否か判定し、選択された場合はステップS13に進み、選択されない場合は、ステップS11に戻る。
この仮想試着する靴Sの選択は、ユーザがユーザ端末5に表示された靴Sの中から希望の靴Sを選択するとともに、仮想試着を希望する表示をクリックすることにより行う。これにより、管理サーバ1のWebサイトにおける仮想試着の画面にログインするための画面を表示する。なお、ログイン操作は、初回のみとして、2回目以降のログイン操作は不要としてもよい。また、ログイン操作も、上記のクリック操作に限定されるものではなく、ユーザ端末5における操作手段に応じた操作としてもよいし、あるいは、特に操作を行うことなく仮想試着を実行するようにしてもよい。
仮想試着する靴Sの選択がなされた後に進むステップS13では、ログイン画面にてユーザのIDおよびパスワードが入力されたか否か判定し、入力された場合は、次のステップS14に進み、入力されない場合は、ステップS13の判定を繰り返す。このユーザのIDおよびパスワードの入力は、ユーザがユーザ端末5を用いて行う。
また、このログイン後、あるいは、ログイン前に、ユーザは、仮想試着する靴Sのサイズを、クリックや所定のキー操作などにより選択する。この場合、サイズとして、少なくとも「足長(例えば、23cmや23.5cmなどの寸法)」を選択する。また、その靴に複数の横幅(例えば、「E」や「EE」など)の設定が有れば、横幅サイズも選択することができる。さらに、ヒールの高さなども複数の設定が有れば、高さサイズも選択する。
あるいは、これらの靴Sのサイズの選択は、ユーザの足3Dデータに基づいて、最適のサイズを自動的に選択してもよいし、ユーザIDに関連付けて予め登録したサイズを選択するようにしてもよい。
ID,パスワードを入力してログインした後に進むステップS14では、管理サーバ1は、選択された靴Sを判別するための型番などの靴情報とユーザを識別するIDとに基づいて、ユーザデータ記憶部1aからユーザの足3Dデータを読み込む。さらに、靴データ記憶部1bから選択された靴Sの靴3Dデータを読み込んだ後、ステップS15に進む。
ステップS15では、読み込んだ足3Dデータと靴3Dデータとの位置を合わせて重ね合わせる位置合わせ処理を行いステップS16に進む。この位置合わせ処理の詳細は後述する。
ステップS16では、重ね合わせた足3Dデータと靴3Dデータとに基づいて、ユーザが靴Sを履いた場合のフィッティング度合を数値化する数値化処理を行い、ステップS17に進む。この数値化処理の詳細は、後述する。
ステップS17では、数値化したフィッティング度合をユーザ端末5の表示画面5aに提示する可視化処理を行う。この可視化処理についても、詳細は後述する。
なお、管理サーバ1における処理は、以上で終わり、ユーザは、フィッティング度合の提示(可視化)に基づいて、仮想試着した靴Sのフィッティング度合が丁度良いか否か判断することができる。そして、ユーザは、出店者サーバ3のWebサイトに戻り、提示されたフィッティング度合に基づいて、ユーザ端末5を操作し、その靴Sの購入手続きを行ったり、他のサイズを選択して、仮想試着を再度行ったりすることができる。
次に、ステップS15の位置合わせ処理、ステップS16のフィッティング度合の数値化処理、ステップS17の可視化処理について詳細に説明する。
(位置合わせ処理)
ステップS15の位置合わせ処理は、足3Dデータと靴3Dデータとを、両者の位置を合わせ重ね合わせる処理である。この位置合わせ処理では、図4に示す、ステップS151の足裏抽出処理、ステップS152の均一化処理、ステップS153の軸算出処理、ステップS154の3Dデータ重ね合わせ処理を順に実行する。
足裏抽出処理(S151)および均一化処理(S152)は、足3Dデータおよび靴3Dデータの足裏部分を二次元データとして抽出する処理である。
足裏抽出処理(S151)では、まず、図5Aに示す足3DデータD1に対し、図5Bに示すように、足裏から所定の高さh1以下のデータD1aのみを抽出する。そして、この抽出したデータD1aを、二次元平面に投影し、図5Cに示すような二次元データD2を作成する。
均一化処理(S152)では、図5Cに示す二次元データD2を均一化して、図5Dに示すように、足裏を塗りつぶした状態に相当する二次元データD2aを作成する。
なお、靴3Dデータにあっても、まず、靴底の三次元点群を取り出すことにより、二次元データ化を行い、さらに、上記と同様の均一化処理を行って、靴底の三次元点群を塗り潰した状態の二次元データを作成する。
以上のように、足裏抽出処理(S151)および均一化処理(S152)を行い、足3Dデータから、足裏近傍の三次元点群を平面化した二次元データD2aと、靴3Dデータから、靴底に相当する三次元点群を平面化した二次元データ(図示省略)とを作成する。
次に、軸算出処理では、上述の足裏の二次元データと靴底の二次元データについて、それぞれ、分散値(慣性モーメント)に基づいて、その平均に応じた足長方向に沿う方向の第1主軸ax1と、これに直交する方向の第2主軸ax2とを求める(図5D参照)。なお、図5Dでは、足Fの二次元データから求めた両主軸ax1,ax2のみを示しているが、靴底の二次元データについても、同様に第1主軸ax1、第2主軸ax2を求める。
次の3Dデータ重ね合わせ処理(S154)では、まず、両二次元データの第1主軸ax1および第2主軸ax2を、それぞれ重ね合わせるように、各二次元データを、水平方向に回転および平行移動させる。そして、各二次元データの移動量、回転量に基づいて両3Dデータを移動および回転させて、両3Dデータを同一平面上で両主軸ax1,ax2をそれぞれ一致させた状態に配置する(第1の位置合わせ)。すなわち、両3Dデータを、三次元空間上で、足裏と靴底とを同一平面上に配置して、両主軸ax1,ax2を一致させる。
さらに、3Dデータ重ね合わせ処理では、両3Dデータの踵の位置を基準とし、両者の踵の位置が一致するように、三次元空間上で位置を調整する。なお、踵の位置とは、各3Dデータの第1主軸ax1に沿う方向の端部(最小値あるいは最大値)の位置とする(第2の位置合わせ)。
以上により、3Dデータの位置合わせ処理を終了する。
(フィッティング度合の数値化処理)
次に、ステップS16のフィッティング度合の数値化処理について説明する。
この数値化処理は、ユーザが靴Sを履いた時のフィッティング度合、言い換えると、靴Sの内面に対する足Fの衝突の度合を数値化するもので、本実施の形態1では、フィッティング度合として足Fの外面と靴Sの内面との距離L(図7参照)に応じた値とする。
すなわち、位置合わせにより重ね合わせた両3Dデータにおいて、図6に示すように、靴Sの内面と足Fの外面との距離Lが0の場合のフィッティング度合を「0」とする。つまり、このように両者の距離Lが0の場合、両者はぴったり接触しているが、足Fは全く圧迫されていない状態で、これをフィッティング度合「0」とする。
また、靴Sの内面よりも足Fの外面の方が外側に位置する場合、すなわち、両者の距離Lがプラスの場合、この距離Lに応じフィッティング度合をプラスの値とする。このフィッティング度合の値がプラスの領域では、フィッティング度合の値が大きくなるほど、足Fと靴Sとの接触圧が高まり、フィッティング度合も高まる。なお、本実施の形態1では、フィッティング度合を示す値と距離Lとを、1:1で対応させるものとして説明するが、この数値化した値と距離Lとの関係は、1:1に限定されるものではない。例えば、距離Lからフィッティング度合を示す数値を算出するマップや演算式などを用いて演算してもよい。この場合、部位別に、距離Lとフィッティング度合との関係を、予め多数のデータ(距離Lと、その距離Lに応じて人が感じるフィッティング度合を数値化したもの)に基づいて、予め部位ごとに最適なマップや演算式などを設定することにより、より精度の高いフィッティング度合を示す値を算出することができる。
一方、靴Sの内面よりも足Fの外面が内側に位置し両者の距離Lがマイナスの場合、フィッティング度合を示す値もマイナスとする。このように足Fの外面が靴Sの内面の内側に離れている場合、フィット感を得ることができないことから、距離Lの絶対値が大きくなるほどフィッティング度合を示す値も低い値とする。
ここで、上述の足Fと靴Sとの「距離L」の算出の仕方について詳細に説明する。
この距離Lは、足3Dデータの三次元点群の各点を対象として行う。
また、この距離Lを計測する際には、距離Lの計測方向が重要となる。すなわち、実際の足Fの外面と靴Sの内面との当たり具合であるフィッティング度合は、足Fの外面と靴Sの内面とが対向する距離に応じた値である。一方、この距離を、前記対向する方向に対して斜めに計測した場合、その距離は、実際のフィッティング度合とは異なる値となる。
そこで、まず、距離Lの計測方向を、前記対向する方向に特定するための手順を、図7に基づいて説明する。
このため、まず、距離Lの計測対象である対象点P1を含む平面(対象面)を形成する。すなわち、図7に示すように、足3Dデータを形成する複数の三次元点群において、対象点P1を中心としてその周囲に、複数の周囲点(例えば、4つの点である周囲点P11、P12,P13,P14)を設定する。これにより、対象点P1の周囲に4つの三角形の小区画T1,T2,T3,T4(=対象面)を形成する。
そして、各三角形の小区画T1,T2,T3,T4の法線ベクトルN11,N12,N13,N14を算出し、これら法線ベクトルN11,N12,N13,N14の平均を、対象点P1の法線ベクトルV1とする。さらに、この法線ベクトルV1に沿う方向を、距離Lの算出方向とする。
なお、法線ベクトルN11,N12,N13,N14の平均を求めるのにあたり、他の法線ベクトルと逆向きの法線ベクトルが存在する場合がある。その場合には、総数が少ない方の法線ベクトルの向きを逆向きとし、全ての法線ベクトルN11,N12,N13,N14が同じ向きとなるよう修正する。あるいは、足3Dデータの重心を求め、法線ベクトルが重心の方向を向いているものは、逆向きに修正する。
そして、図7に示すように、法線ベクトルV1の延長線上に存在する靴Sの内面SIと対象点P1との距離Lを算出する。
なお、靴Sの内面SIは、図7に示すように、小区画に形成した三角形状のものを示しているが、その形状は、三角形に限定されない。すなわち、靴3Dデータは、複数の三次元点群からなるため、距離Lの計測には、靴Sの内面に応じた平面を形成する必要がる。そこで、複数の三次元点を結んで多角形状の小区画を形成し、この小区画を靴Sの内面SIとしている。よって、この内面SIとして、図7では三角形を示しているが、その形状は、これに限定されず、4以上の多角形状としてもよい。
また、図7では靴Sの内面SIに対し、足Fの三次元点群の対象点P1が、外側に配置されている場合を示し、両者の距離Lがプラスの例を示している。
(可視化処理)
次に、ステップS17の可視化処理について説明する。
可視化処理では、対象点ごとに求めた距離Lに基づいて、対象点の色を決定し、着色した足型をユーザ端末5の表示画面5aに提示する。
この着色は、図6に一例を示すように、靴3Dデータ(靴Sの内面)に対する対象点の距離が「0」の場合を黄色とし、距離がプラス側に大きくなるほど、すなわち、靴3Dデータに対して足3Dデータの対象点が外側に位置する距離Lが大きくなるほど「赤」に近付くように変化させる。
逆に、距離Lがマイナス側に絶対値が大きくなるほど、すなわち、靴3Dデータに対し足3Dデータの対象点が内側に位置する距離Lが大きくなるほど、「緑」に近付くように変化させる。なお、以上の距離Lに応じた色は、上記の色に限定されるものではない。
したがって、表示色が、「赤」に近付くほどフィッティング度合が大きく、足の当たりがきついことを示し、「黄色」に近付くほど、フィッティング度合が小さく、足の当たりが弱いことを示す。また、表示色が「黄色」から「緑」に近付くほど、フィッティング度合がさらに小さく、足Fと靴Sとの間の隙間が大きくなることを示す。
また、靴Sを履いた場合のフィッティング度合は、足Fの場所により要求される値が異なる。すなわち、踵や甲の部分足先の左右側部は、靴Sに対して足Fが相対移動することなく、かつ、靴Sが脱げない程度のプラスのフィッティング度合が求められる。それに対し、指先は、先端方向および上下方向にはある程度の余裕(隙間)が必要であり、0以下程度のフィッティング度合が求められる。また、土踏まずの部分も、ある程度の余裕が許容される。
したがって、足Fの各箇所のフィッティング度合を、着色して提示することにより、ユーザは、視覚を通じて、靴Sを履いた場合の足Fの各箇所のフィッティング度合を把握することができる。
図8A、図8Bは、足3Dデータの三次元点群にフィッティング度合に応じた着色を行った例をグレースケールにより示す図であり、図8Aは側面図であり、図8Bは平面図である。
両図において領域Re1、Re2が、フィッティング度合がプラスの値であってオレンジや赤に着色された領域である。また、領域Ye1,Ye2が、フィッティング度合が「0」に近く黄色の周辺の色に着色された領域である。そして、領域Gr1が、フィッティング度合がマイナスの値で、緑に近い色に着色された領域である。両図に示すフィッティング度合から、ユーザが靴Sを履いた場合に、靴Sが脱げにくく良好なフィット感が得られることを知ることができる。
なお、図8A,図8Bでは、靴Sとしてスニーカーなどのような平らな靴底形状を有し、足Fの甲の上の位置まで靴Sに入れて履く靴Sを仮想試着してフィッティング度合を求めた例を示している。
また、図8A、図8Bでは、足3Dデータの三次元点群に直接着色した例を示しているが、足3Dデータを、平面化した上で着色してもよい。
ユーザ端末5の表示画面5aへの表示は、図8A,図8Bに示すように、足3Dデータに着色してもよいが、足3Dデータは細かな凹凸を有しており、平面化しても必ずしも見易いものではない(図17Aの足3DデータD21参照)。このため、この表示の際には、表示専用に予め見易く形成した3D表示モデルを用いてもよい。
以下に、3D表示モデルに着色する処理について、簡単に説明する。
3D表示モデルに着色する場合は、足3Dデータにおいて三次元点群の各対象点で決定した色を、3D表示モデル上で対応する位置に着色する。そこで、図9Aに示すように、ユーザの足3Dデータの外側に、3D表示モデルの表示面MDを設定するとともに、この表示面MDを小区画Md1,Md2・・・に分割する。そして、足3Dモデルの三次元点群の各対象点Pa,Pbから前述したように設定した法線ベクトルV1a,V1bの方向に位置する小区画Md1,Md2の色を、各対象点Pa,Pbの色と同一色に設定する。また、図9Bに示すように、1つの小区画Md1に、複数の対象点Pa,Pbからの法線ベクトルV1a,V1bが重なった場合には、1つの小区画Md1の色を、それらの平均色に設定する。逆に、小区画Md1に法線ベクトルV1a,V1bが重ならない場合には、小区画Md1の周辺の他の小区画Md2,Md3の色の平均を、小区画Md1の色とする。
以上のようにして、3D表示モデルの全面の色を決定し、表示する。
(仮想試着の手順)
次に、ユーザがユーザ端末5を用いて靴Sを仮想試着して購入する際の手順を説明する。
この場合、ユーザは、図1に示すユーザ端末5を用い、出店者サーバ3のWebサイトにアクセスし、その操作に応じ、仮想試着可能な靴Sをユーザ端末5の表示画面に靴Sを表示する(ステップS11)。さらに、ユーザは、ユーザ端末5の表示画面5aに表示される靴Sの中から、仮想試着したい靴Sを、クリックや所定のキー操作などにより選択する操作を実行する。
ユーザは、靴Sの選択後、仮想試着へのログイン画面の表示に従って、IDおよびパスワードを入力し(ステップS12、S13、仮想試着処理を実行する。この仮想試着処理により、管理サーバ1のWebサイトでは、ユーザのIDに基づいて足3Dデータを読み込むとともに、靴情報に基づいて靴3Dデータを読み込む(ステップS14)。
さらに、管理サーバ1のWebサイトでは、足3Dデータと靴3Dデータとに基づいてフィッティング度合を演算し(ステップS16)、得られたフィッティング度合を可視化して、ユーザ端末5の表示画面5aに提示する(ステップS17)。
したがって、ユーザは、実際に試着することなく、選択した靴Sのフィッティング度合を知ることができ、このフィッティング度合に基づいて、選択した靴Sを購入するか否かを検討することができる。また、良好なフィッティング度合が得られない場合は、同じ靴Sの他のサイズの仮想試着を行い、再度フィッティング度合の提示を行うことができる。
よって、ユーザは、既製の靴の中から、自分の足Fに対して良好なフィッティング度合が得られる靴Sを選択し購入することが可能となる。
これにより、商品が届いてから、実際に靴Sの試着を行った際に、ユーザの足Fに合わない不具合が生じにくくなり、ユーザが商品を返送したり、出店者が、異なるサイズの靴Sを再送したりする手間、コストを省くことができる。
(実施の形態の効果)
以下に、実施の形態の靴のフィッティング度合提示方法および靴の仮想試着システムの効果を列挙する。
1)実施の形態の靴のフィッティング度合提示方法は、
足Fの外面を立体的に示す複数の三次元点群から成る足3Dデータ(足三次元データ)と、靴Sの内面を立体的に示す複数の三次元点群から成る靴3Dデータ(靴三次元データ)とを読み込むステップ(S14)と、足3Dデータの基準位置(第1主軸ax1,第2主軸ax2,踵)と靴3Dデータの基準位置(第1主軸ax1,第2主軸ax2,踵)とを設定し、基準位置を一致させて足3Dデータと靴3Dデータとを重ね合わせる位置合わせステップ(S15)と、靴3Dデータが示す靴Sの内面に対する足3Dデータが示す外面の位置に基づいて靴Sのフィッティング度合を数値化する数値化ステップ(S16)と、数値化したフィッティング度合を提示(可視化)する提示ステップ(S17)と、を実行することを特徴とする。
したがって、足3Dデータと靴3Dデータとを三次元座標上で重ね合わせ、靴Sの内面に対する足Fの外面の位置に基づいてフィッティング度合を数値化するため、フィッティング度合を高精度で求め、これをユーザに提示することが可能となる。
すなわち、従来は、サイズとしては、単に、入るか否か、着ることができるか否かを知ることはできても、どの程度の当たり具合(フィッティング度合)かを知ることができなかった。それに対し、本実施の形態1では、これが可能となり、靴Sにあっても、実際に試着することなく、履き心地の推定が可能となる。
2)実施の形態の靴のフィッティング度合提示方法は、
位置合わせステップ(S15)では、足3Dデータから足裏の二次元データを作成するとともに、靴3Dデータから靴底の二次元データを作成し、各二次元データの慣性モーメントを取得し、慣性モーメントが大となる方向に沿う方向の第1主軸ax1を求めるとともに、第1主軸ax1に直交する第2主軸ax2を求め、第1主軸ax1および第2主軸ax2を第1の基準位置とし、両二次元データの第1主軸ax1同士を一致させるよう両3Dデータを重ねた上で、さらに、各3Dデータの踵の位置を第2の基準位置として一致させて両3Dデータを重ね合わせることを特徴する。
したがって、両3Dデータの三次元点群が、それぞれ、異なる座標軸を持っていても、適正に重ね合わせることが可能となる。そして、これによって、その後の処理であるフィッティング度合の数値化の精度が向上する。
3)実施の形態の靴のフィッティング度合提示方法は、
位置合わせステップでは、二次元データの作成にあたり、まず、両3Dデータの二次元化により複数の二次元点群から成るデータを形成し、さらに、二次元点群を平面化したものを前記二次元データとすることを特徴する。
したがって、慣性モーメントを求める際に、点群の偏りを無くし、慣性モーメントを高精度で求めることができる。これにより、両3Dデータの位置合わせ精度が向上する。
4)実施の形態の靴のフィッティング度合提示方法は、
提示ステップでは、フィッティング度合を示す数値に基づいて、足を示す三次元データを着色表示することを特徴とする。
したがって、フィッティング度合を色により視覚的に知ることができる。これにより、ユーザは、直感的にフィッティング度合を知ることができる。
5)実施の形態の靴のフィッティング度合提示方法は、
数値化ステップでは、靴3Dデータにおける靴Sの内面の位置と、足3Dデータにおける足Fの外面位置との距離Lを、フィッティング度合を示す値とするとともに、外面位置が内側面位置よりも外側に位置する場合に、フィッティング度合をプラスの値とし、外面位置が内側面位置よりも内側に位置する場合にフィッティング度合をマイナスの値とすることを示す値とすることを特徴とする。
足Fの外面と靴Sの内面との距離Lは、数値化が容易であり、この距離Lをフィッティング度合を示す数値とすることにより、フィッティング度合の数値化を容易に達成可能となる。
6)実施の形態の靴のフィッティング度合提示方法は、
フィッティング度合を示す距離Lを求めるのにあたり、距離Lの算出対象となる三次元点である対象点P1と、その周囲に存在する他の複数の三次元点としての周囲点P11〜P14とを含む平面である対象面を形成し、さらに、この対象面の法線ベクトルV1を求め、この法線ベクトルV1上で対象面と靴Sの内面(SI)との距離Lを求めることを特徴とする。
したがって、足Fの外面に直交する向きの距離Lを算出することが可能となる。これにより、フィッティング度合と距離Lとを高精度で対応させ、フィッティング度合の数値化がより高精度となる。
さらに、本実施の形態1では、対象面の法線ベクトルを求めるのにあたり、対象点P1と周囲点P11〜P14とにより、三角形の小区画T1〜T4を形成し、各小区画T1〜T14の法線ベクトルN11〜N14を求め、これら法線ベクトルN11〜N14の平均を対象点(対象面)P1の法線ベクトルV1としたことを特徴とする。
したがって、対象点P1と周囲点P11〜P14とを含む足Fの外面に凹凸があっても、対象点P1における法線ベクトルV1の方向を、高精度で求めることが可能となる。これにより、フィッティング度合に対応する距離Lの演算精度を向上できる。
7)実施の形態の靴のフィッティング度合提示装置は、
ユーザの足Fの外面の位置を示す複数の三次元点群から成る足3Dデータと、靴Sの内面を示す複数の三次元点群から成る靴3Dデータとを読み込み、足Fに対する靴Sのフィッティング度合を求め、求めたフィッティング度合を提示装置としてのユーザ端末5により提示するコントロールユニットとしての制御部1dを備えたフィッティング度合提示装置であって、制御部1dは、足3Dデータの基準位置と靴3Dデータの基準位置とを設定し、前記基準位置を一致させて足3Dデータと靴3Dデータとを重ね合わせる位置合わせ処理部としてステップS15の処理を実行する部分と、靴3Dデータが示す靴Sの内面に対する足3Dデータが示す外面の位置に基づいて靴Sのフィッティング度合を数値化する数値化処理部としてステップS16の処理を実行する部分と、数値化したフィッティング度合をユーザ端末5により提示する提示処理部としてのステップS17の処理を実行する部分と、を備えることを特徴とする。
したがって、上記1)のように、フィッティング度合を高精度で求め、これをユーザに提示することが可能な靴のフィッティング度合提示装置を提供することができる。
(他の実施の形態)
次に、他の実施の形態のフィッティング度合提示方法について説明する。
なお、他の実施の形態の説明にあたり、既に説明した構成と共通する構成には同じ符号を付して説明を省略し、相違点のみ説明する。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2の靴のフィッティング度合提示方法について説明する。この実施の形態2は、位置合わせステップの変形例である。
靴Sには、例えば、女性用のハイヒールのように、靴底部分が、折れ曲がった形状となっているものがある(図17Bの靴3DデータS21参照)。それに対して、足Fの外寸の測定時には、足裏を平面状の床に当接させた状態で測定するのが一般的であり、足3Dデータの足裏形状は、平面状となっている(図17Aの足3DデータD21参照)。したがって、足裏が平面状の足3Dデータ(図17A参照)を、そのままハイヒールのように、靴底が折曲した形状の靴3Dデータ(図17Bの靴3DデータD22参照)に、直接重ね合わせることが難しい。
実施の形態2は、このような靴形状であっても、位置合わせステップにおいて、靴3Dデータと足3Dデータとを重ね合わせることを可能としたものである。
このため、実施の形態2における位置合わせステップでは、足3Dデータから足Fの指関節位置、特に、各指の中足指節関節の位置を推定する。そして、足3Dデータの足先部分を、靴3Dデータの靴底の形状に応じ、指関節(中足指節関節)位置で折り曲げて変形させた上で、両3Dデータを重ね合わせるようにした。
以下、上述の実施の形態2の位置合わせステップの詳細を説明する。
図10は、実施の形態2の位置合わせステップにおける主要な処理の流れを示すもので、この処理は、実施の形態1において説明した第1主軸ax1および第2主軸ax2を演算した後に実行する。
まず、ステップS21では、足3Dデータから指先候補領域FiS(図11B参照)を抽出する。この指先候補領域FiSの抽出は、まず、図11Aに示す足3Dデータの小指の付け根部分に存在する小指突部St1を検出する。そして、この小指突部St1から、三次元点群の座標におけるx軸(=第2主軸ax2)に沿う方向に延びる線FiSx1と、y軸(=第1主軸ax1)方向の最先端においてx軸に沿う方向に延びる線FiSx2との間の領域を指先候補領域FiSとして抽出する。
図10に戻り、ステップS21に続くステップS22では、指先候補領域FiSを、y軸方向に複数に分割し、この分割箇所の断面図に基づいて5本の指の凹凸を取得する。
この指先候補領域FiSの分割は、図12に示すように、指先候補領域FiSを、y軸に沿う方向に7分割する。なお、この分割数は、「7」に限定されるものではなく、実験的に5本の指を抽出可能な分割数を求め、最適の分割数とすればよい。
次に、図12に示す7分割したそれぞれの領域の3次元点群により、xy平面の断面図を作成する。
そして、足先側のxz平面の断面図から、親指から薬指までの4本の指の間の凹凸を求める。そのため、本実施の形態2では、足先側から「3」番目の断面図(これを図13Aに示す)を取得し、この断面図に現れている下方に凹となった部分(図13Bにおいて矢印Y1、Y2,Y3により示す)を取得する。
図10に戻り、ステップS22に続くステップS23では、ステップS22で取得した凹部分の位置情報から足3Dデータの指先候補領域FiSを、各指の領域に分割する。すなわち、図13Bにおいて矢印Y1〜Y3に示す凹部分は、指と指との間、すなわち、親指から薬指までの4本の指の間に形成された凹部分を示しており、各凹部分の両外側と、凹部分に挟まれている領域がそれぞれ指を示す。そこで、矢印Y1〜Y3が示す各凹部分を指と指との境界とし、この境界を挟んで、親指領域Fi1、人差し指領域Fi2、中指領域Fi3、薬指領域Fi4に区画し(図14参照)、各領域をy軸に沿う方向に延長する。
次に、小指領域Fi5を検出する。すなわち、小指は、他の指に対してy軸方向で足先から遠い位置であるため、1個所の分割領域のxz平面の断面図に、5本の指が揃って配置されることは珍しい。このため、まず、上述のように親指から薬指までの各指領域Fi1〜Fi5を検出し、その後、小指が含まれる分割領域のxy平面の断面図により小指領域Fi5を検出する。
そこで、本実施の形態2では、図12における「4」番目の断面図を取得し、この断面において、薬指領域Fi4よりも外側の領域の点群を、小指領域Fi5とする(図15参照)。
図10に戻り、各指に分割するステップS23に続くステップS24では、分割された各指領域Fi1〜Fi5から骨格位置(中足指節関節)を推定する。
以下に、このステップS24の骨格位置(中足指節関節)を推定する処理の詳細を説明する。
まず、図15に示すように、各指領域Fi1〜Fi5の中心線Ce1〜Ce5を設定し、これら中心線Ce1〜Ce5のy軸方向の先端を各指のつま先Ft1〜Ft5と設定する。
次に、図16に示す、各指の付け根Fb1〜Fb5の特定を行う。
この指の付け根Fb1〜Fb5の特定では、まず、足3Dデータの親指領域Fi1において、x軸方向に突出した部分を検出し、これを親指突部St2とする。そして、この親指突部St2と、前述した小指突部St1とを直線で結び、この直線と各指領域Fi1〜Fi5の中心線Ce1〜Ce5との交点を、指の付け根Fb1〜Fb5、すなわち、「中足指節関節」とする。そして、図16において、一点鎖線により示すように、各つま先ft1〜Ft5と、各指の付け根Fb1〜Fb5を結ぶ指の骨格と、親指の付け根Fb1および小指の付け根Fb5と踵の先端部Ktとを結ぶ足近骨と、から成る骨格モデルMBを形成する。
以上により、ステップS24の骨格位置(中足指節関節)を推定する処理を終了する。
次に、図10に戻り、ステップS24に続くステップS25では、靴底形状測定処理を実行する。
この靴底形状測定処理では、靴3Dデータの底面のデータに基づいて、靴底の折曲角度θ(図17B参照)を求める。
次のステップS25では、足3Dデータ折曲加工処理を実行する。
すなわち、足3Dデータの足裏を、前述の骨格モデルMBにおける各指の付け根(中足指節関節)Fb1〜Fb5の位置で、折曲角度θだけ折曲させて、足3Dデータを折曲加工する処理を行う。
そして、実施の形態1において説明したステップS154に進み、折曲した足3Dデータと靴3Dデータとを重ねる。
この両3Dデータを重ねる際には、実施の形態1で説明したように、第1主軸ax1を一致させるように重ねた上で、さらに両3Dデータの踵の位置を一致させて重ね合わせる。
したがって、靴Sの形状が、例えば、ハイヒールのように靴底が途中で折曲した形状であるのに対し、足3Dデータは、図17Aに示すように、足裏を平らな床面に当接させて得られた平面状である場合でも、足3Dデータの形状を、図17Bに示すように靴Sを履いた時と同様に変形させてフィッティング度合を数値化することができる。なお、図17Bでは、足3Dデータが、靴3Dデータの内側に収まった記載としているが、この場合、足3Dデータを、フィッティング度合が良好な靴Sの靴3Dデータに重ねた場合には、足先部分などが、靴3Dデータの外側にはみ出すことになる。
そして、以上のようにして重ね合わせた靴3Dデータと足3Dデータとに基づいて、実施の形態1と同様に、フィッティング度合を求め、これを提示する。
よって、靴Sがハイヒールのように、靴底が折曲された形状であっても、ユーザは、フィッティング度合を高精度で知ることができる。なお、靴Sとしてハイヒールを例示したが、このように足3Dデータを指の付け根(中足指節関節)の位置で折り曲げて、靴Sの形状に一致させる処理は、ハイヒールに限らず、他の靴底形状が折曲した形状の靴Sの仮想試着の際にも適用できる。
以下に、実施の形態2のフィッティング度合提示方法の効果を列挙する。
2-1)実施の形態2のフィッティング度合提示方法は、
位置合わせステップでは、足3Dデータから、足Fの指関節位置として各指の付け根(中足指節関節)Fb1〜Fb5の位置を推定し、足3Dデータの足先部分を、靴3Dデータの靴底の形状に応じ、付け根(中足指節関節)Fb1〜Fb5の位置で折り曲げて変形させた上で、両3Dデータを重ね合わせることを特徴とする。
したがって、仮想試着する靴Sがハイヒールなどのように、靴底が折曲された形状であるのに対し、足3Dデータが、足裏が平らなデータであっても、高精度でフィッティング度合を求めて、提示することができる。
2-2)実施の形態2のフィッティング度合提示方法は、
足Fの指関節位置としての各指の付け根(中足指節関節)Fb1〜Fb5の位置の推定は、足3Dデータの足先部分の凹凸に基づいて、各指の位置を推定するとともに、さらに、親指の付け根位置としての親指突部St2および小指の付け根位置としての小指突部St1を求め、親指突部St2と小指突部St1とを結ぶ直線と、各指の中心位置との交点を、各指の付け根(中足指節関節)Fb1〜Fb5とすることを特徴とする。
したがって、高精度で各指の付け根(中足指節関節)Fb1〜Fb5の位置を推定することができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3の靴のフィッティング度合提示方法について説明する。
この実施の形態3は、ステップS16のフィッティング度合の数値化における距離Lを求める処理が実施の形態1と異なる。
この実施の形態3では、まず、足3Dデータを、複数に分割し、それぞれの重心を求める。図18は、その一例を示すもので、足3Dデータを、3つに分割し、各分割したデータの重心G1,G2,G3を求める。
次に、図19に示すように、三次元点群の距離Lを計測する対象となる対象点と、重心(図19では図示省略)とを結ぶ直線LL上で、重心G1,G2,G3と靴3Dデータ上の靴Sの内面SIとの距離LL1と、重心G1,G2,G3と対象点P1との距離LL2との差を距離Lとして算出する。
3-1)実施の形態3の靴のフィッティング度合提示方法は、
フィッティング度合を示す距離Lを求めるのにあたり、距離Lの算出対象となる三次元点である対象点P1と、足3Dデータにおける重心G1,G2,G3とを結ぶ直線LLを求め、この直線LL上で、重心G1,G2,G3と靴Sの内面SIとの距離LL1と、重心G1,G2,G3と対象点P1との距離LL2との差を、フィッティング度合を示す距離Lとすることを特徴とする。
足3Dデータの三次元点群は、足Fの外面の凹凸に応じて、細かに座標位置が変化している。そこで、重心G1,G2,G3を基準として、距離Lの計測方向を決めるため、足Fの外表面による応答によるノイズ成分の影響を抑制し、高精度で距離Lを算出できる。また、重心G1,G2,G3として、足Fを三分割(複数分割)したことにより、足3Dデータの全体の一点の重心を用いるものと比較して、距離Lの計測方向を、足Fの外面と靴Sの内面との対向方向に近い方向とすることができ、距離Lをフィッティング度合に応じた値とすることができる。
以上、図面に基づいて本発明の実施の形態の靴のフィッティング度合提示方法および靴のフィッティング度合提示装置について説明してきたが、本発明の具体的な構成については、この実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、実施の形態の靴のフィッティング度合提示方法および靴の仮想試着システムでは、フィッティング度合を、足の三次元データと靴の三次元データとの各位置の距離に基づいて数値化する例を示したが、これに限定されない。例えば、靴の内面に対し、足の外面が外側に存在する単位面積あたりの体積に応じ、この体積が大きいほどフィッティング度合を大きな数値とし、この体積が小さいほどフィッティング度合を小さな数値としてもよい。また、この場合、靴の内面に対し足の外面が内側に存在する場合は、フィッティング度合をさらに小さな値とする。
実施の形態では、フィッティング度合を提示するのにあたり、足3Dデータをフィッティング度合に応じた色に着色する例を示したが、提示方法としては、これに限定されない。例えば、単に、靴に対して、足が丁度良いフィッティング度合か否かを、文字や音声を用いて提示してもよい。あるいは、靴が、「丁度フィットしている」や、「窮屈だから1サイズ大きいものがよい」や、逆に、「緩いから1サイズ小さいものがよい」などのような提示を行ってもよい。
また、実施の形態のように、色を用いてフィッティング度合を提示する場合にあっても、その色は、実施の形態において例示した色に限定されるものではない。他の色を用いる場合、実施の形態とは異なる色を用いて、実施の形態において示したように、各色の混ざり具合により、フィッティング度合を示してもよいが、それ以外にも、例えば、一方を、赤、緑、青、黒などの単色とし、他方を白あるいは無色とし、その単色の濃さの度合いにより、フィッティング度合を示してもよい。
また、実施の形態では、靴の内寸データを取得する例として、靴型を形成する例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、接触子を靴の内側に接触させつつ移動させて寸法を計測するものや、電磁波、電波、音波などを用いて、断面を計測するものなど、他の手段を用いることができる。
加えて、足の三次元データを取得する手段としても、実施の形態にて示したものに限定されない。例えば、三次元スキャナを用いるのにあたり、実施の形態で示したように足を入れるケースを有せずに、足を載置して測定するような他のスキャナを用いることができる。さらに、携帯電話、その他で撮影した1または複数の二次元撮像データから形成した三次元データを用いてもよい。
また、実施の形態の靴のフィッティング度合提示方法では、インターネットを利用した通信販売に適用した例を示したが、これに限定されず、例えば、靴の販売店の店頭の表示装置により実行することも可能である。この場合、複数の靴の仮想試着を行い、当たりの強さを確認してある程度、実際に試着する商品を絞ることが可能となる。あるいは、在庫が無い商品の仮想試着が可能となり、在庫商品を減らすことが可能となる。
1d 制御部
2 測定装置
5 ユーザ端末
5a 表示画面
22 三次元スキャナ
ax1 第1主軸
ax2 第2主軸
D1 足3Dデータ
F 足
Fb1-Fb5 指の付け根(中足指節関節)
S 靴
SI 内面

Claims (5)

  1. 足の外面を立体的に示す足三次元データと、靴の内面を立体的に示す靴三次元データとを読み込むステップと、
    前記足三次元データの基準位置と前記靴三次元データの基準位置とを設定し、前記基準位置を一致させて前記足三次元データと前記靴三次元データとを重ね合わせる位置合わせステップと、
    前記靴三次元データが示す前記靴の内面に対する前記足三次元データが示す前記外面の位置に基づいて前記靴のフィッティング度合を数値化する数値化ステップと、
    前記数値化したフィッティング度合を提示する提示ステップと、
    を実行し、
    前記位置合わせステップでは、
    前記足三次元データから足裏の二次元データを作成するとともに、前記靴三次元データから靴底の二次元データを作成し、
    各二次元データの慣性モーメントを取得し、前記慣性モーメントが大となる各二次元データの長手方向に沿う方向の第1主軸を求めるとともに、前記第1主軸に直交する第2主軸を求め、前記第1主軸および前記第2主軸を第1の基準位置とし、
    両二次元データを、前記第1主軸および前記第2主軸同士を一致させるよう回転および平行移動させて前記第1の基準位置による位置合わせを行い、各二次元データの移動量、回転量に基づいて両三次元データを重ねた上で、さらに、各三次元データの踵の位置を第2の基準位置として三次元空間上で各第2の基準位置を一致させて両三次元データを重ね合わせることを特徴する靴のフィッティング度合提示方法。
  2. 足の外面を立体的に示す足三次元データと、靴の内面を立体的に示す靴三次元データとを読み込むステップと、
    前記足三次元データの基準位置と前記靴三次元データの基準位置とを設定し、前記基準位置を一致させて前記足三次元データと前記靴三次元データとを重ね合わせる位置合わせステップと、
    前記靴三次元データが示す前記靴の内面に対する前記足三次元データが示す前記外面の位置に基づいて前記靴のフィッティング度合を数値化する数値化ステップと、
    前記数値化したフィッティング度合を提示する提示ステップと、
    を実行し、
    前記数値化ステップでは、両三次元データが示す足の前記外面に直交する方向の靴の内面との距離に基づいて前記靴のフィッティング度合いを数値化することを特徴する靴のフィッティング度合提示方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の靴のフィッティング度合提示方法において、
    前記提示ステップでは、前記靴のフィッティング度合を示す数値に基づいて、前記足を示す三次元データを着色表示することを特徴とする靴のフィッティング度合提示方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の靴のフィッティング度合提示方法において、
    前記位置合わせステップでは、
    前記足三次元データから、前記足の指関節位置を推定し、
    前記足三次元データの足先部分を、前記靴三次元データの靴底の形状に応じ、前記指関節位置で折り曲げて変形させた上で、両三次元データを重ね合わせることを特徴とする靴のフィッティング度合提示方法。
  5. ユーザの足の外面を立体的に示す足三次元データと、靴の内面を立体的に示す靴三次元データとを読み込み、前記足に対する前記靴のフィッティング度合を求め、求めた前記靴のフィッティング度合を提示装置により提示するコントロールユニットを備えた靴のフィッティング度合提示装置であって、
    前記コントロールユニットは、
    前記足三次元データの基準位置と前記靴三次元データの基準位置とを設定し、前記基準位置を一致させて前記足三次元データと前記靴三次元データとを重ね合わせる位置合わせ処理部と、
    前記靴三次元データが示す前記靴の内面に対する前記足三次元データが示す前記外面の位置に基づいて前記靴のフィッティング度合を数値化する数値化処理部と、
    前記数値化したフィッティング度合を前記提示装置により提示する提示処理部と、
    を備え、
    前記位置合わせ処理部は、
    前記足三次元データから足裏の二次元データを作成するとともに、前記靴三次元データから靴底の二次元データを作成し、
    各二次元データの慣性モーメントを取得し、前記慣性モーメントが大となる各二次元データの長手方向に沿う方向の第1主軸を求めるとともに、前記第1主軸に直交する第2主軸を求め、前記第1主軸および前記第2主軸を第1の基準位置とし、
    両二次元データを、前記第1主軸および前記第2主軸同士を一致させるよう回転および平行移動させて前記第1の基準位置による位置合わせを行い、各二次元データの移動量、回転量に基づいて両三次元データを重ねた上で、さらに、各三次元データの踵の位置を第2の基準位置として三次元空間上で各第2の基準位置を一致させて両三次元データを重ね合わせることを特徴とする靴のフィッティング度合提示装置。
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