JP2017189181A - 靴のフィッティング度合提示方法および靴のフィッティング度合提示装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、ネット販売において、ユーザ身体の各部位を採寸した採寸情報と、予め記憶された商品サイズとを比較し、その寸法差をユーザに案内することにより、商品サイズがユーザに合うかどうかを報せるシステムも提案されている(特許文献2参照)。
足の外面を立体的に示す足三次元データと、靴の内面を立体的に示す靴三次元データとを読み込むステップと、
前記足三次元データの基準位置と前記靴三次元データの基準位置とを設定し、前記基準位置を一致させて前記足三次元データと前記靴三次元データとを重ね合わせる位置合わせステップと、
前記靴三次元データが示す前記靴の内面に対する前記足三次元データが示す前記外面の位置に基づいて前記靴のフィッティング度合を数値化する数値化ステップと、
前記数値化したフィッティング度合を提示する提示ステップと、
を実行することを特徴とする靴のフィッティング度合提示方法とした。
(靴の仮想試着システムの全体構成)
まず、靴の仮想試着システムの全体構成について説明する。
図1は、実施の形態1の靴のフィッティング度合提示方法を実行する靴の仮想試着システムの全体構成の概略を示す全体システム図である。
ユーザデータ記憶部1aは、上述した測定装置2などから送られた前述したユーザ情報を、ユーザデータ記憶部1aに記憶する。
記憶部3aは、店舗情報、商品としての靴Sに関する情報などを記憶する。
制御部3dは、Webサイト上に、記憶部3aに記憶した情報に基づいて商品となる靴Sをユーザ端末5の表示画面5aに提供する処理ならびに仮想試着を行うWebサイトへの案内を実行する。
次に、管理サーバ1および出店者サーバ3において実行する仮想試着処理の流れを図3のフローチャートに基づいて行う。
あるいは、これらの靴Sのサイズの選択は、ユーザの足3Dデータに基づいて、最適のサイズを自動的に選択してもよいし、ユーザIDに関連付けて予め登録したサイズを選択するようにしてもよい。
なお、管理サーバ1における処理は、以上で終わり、ユーザは、フィッティング度合の提示(可視化)に基づいて、仮想試着した靴Sのフィッティング度合が丁度良いか否か判断することができる。そして、ユーザは、出店者サーバ3のWebサイトに戻り、提示されたフィッティング度合に基づいて、ユーザ端末5を操作し、その靴Sの購入手続きを行ったり、他のサイズを選択して、仮想試着を再度行ったりすることができる。
(位置合わせ処理)
ステップS15の位置合わせ処理は、足3Dデータと靴3Dデータとを、両者の位置を合わせ重ね合わせる処理である。この位置合わせ処理では、図4に示す、ステップS151の足裏抽出処理、ステップS152の均一化処理、ステップS153の軸算出処理、ステップS154の3Dデータ重ね合わせ処理を順に実行する。
足裏抽出処理(S151)では、まず、図5Aに示す足3DデータD1に対し、図5Bに示すように、足裏から所定の高さh1以下のデータD1aのみを抽出する。そして、この抽出したデータD1aを、二次元平面に投影し、図5Cに示すような二次元データD2を作成する。
なお、靴3Dデータにあっても、まず、靴底の三次元点群を取り出すことにより、二次元データ化を行い、さらに、上記と同様の均一化処理を行って、靴底の三次元点群を塗り潰した状態の二次元データを作成する。
以上のように、足裏抽出処理(S151)および均一化処理(S152)を行い、足3Dデータから、足裏近傍の三次元点群を平面化した二次元データD2aと、靴3Dデータから、靴底に相当する三次元点群を平面化した二次元データ(図示省略)とを作成する。
以上により、3Dデータの位置合わせ処理を終了する。
次に、ステップS16のフィッティング度合の数値化処理について説明する。
この数値化処理は、ユーザが靴Sを履いた時のフィッティング度合、言い換えると、靴Sの内面に対する足Fの衝突の度合を数値化するもので、本実施の形態1では、フィッティング度合として足Fの外面と靴Sの内面との距離L(図7参照)に応じた値とする。
この距離Lは、足3Dデータの三次元点群の各点を対象として行う。
また、この距離Lを計測する際には、距離Lの計測方向が重要となる。すなわち、実際の足Fの外面と靴Sの内面との当たり具合であるフィッティング度合は、足Fの外面と靴Sの内面とが対向する距離に応じた値である。一方、この距離を、前記対向する方向に対して斜めに計測した場合、その距離は、実際のフィッティング度合とは異なる値となる。
このため、まず、距離Lの計測対象である対象点P1を含む平面(対象面)を形成する。すなわち、図7に示すように、足3Dデータを形成する複数の三次元点群において、対象点P1を中心としてその周囲に、複数の周囲点(例えば、4つの点である周囲点P11、P12,P13,P14)を設定する。これにより、対象点P1の周囲に4つの三角形の小区画T1,T2,T3,T4(=対象面)を形成する。
なお、靴Sの内面SIは、図7に示すように、小区画に形成した三角形状のものを示しているが、その形状は、三角形に限定されない。すなわち、靴3Dデータは、複数の三次元点群からなるため、距離Lの計測には、靴Sの内面に応じた平面を形成する必要がる。そこで、複数の三次元点を結んで多角形状の小区画を形成し、この小区画を靴Sの内面SIとしている。よって、この内面SIとして、図7では三角形を示しているが、その形状は、これに限定されず、4以上の多角形状としてもよい。
また、図7では靴Sの内面SIに対し、足Fの三次元点群の対象点P1が、外側に配置されている場合を示し、両者の距離Lがプラスの例を示している。
次に、ステップS17の可視化処理について説明する。
可視化処理では、対象点ごとに求めた距離Lに基づいて、対象点の色を決定し、着色した足型をユーザ端末5の表示画面5aに提示する。
この着色は、図6に一例を示すように、靴3Dデータ(靴Sの内面)に対する対象点の距離が「0」の場合を黄色とし、距離がプラス側に大きくなるほど、すなわち、靴3Dデータに対して足3Dデータの対象点が外側に位置する距離Lが大きくなるほど「赤」に近付くように変化させる。
また、図8A、図8Bでは、足3Dデータの三次元点群に直接着色した例を示しているが、足3Dデータを、平面化した上で着色してもよい。
3D表示モデルに着色する場合は、足3Dデータにおいて三次元点群の各対象点で決定した色を、3D表示モデル上で対応する位置に着色する。そこで、図9Aに示すように、ユーザの足3Dデータの外側に、3D表示モデルの表示面MDを設定するとともに、この表示面MDを小区画Md1,Md2・・・に分割する。そして、足3Dモデルの三次元点群の各対象点Pa,Pbから前述したように設定した法線ベクトルV1a,V1bの方向に位置する小区画Md1,Md2の色を、各対象点Pa,Pbの色と同一色に設定する。また、図9Bに示すように、1つの小区画Md1に、複数の対象点Pa,Pbからの法線ベクトルV1a,V1bが重なった場合には、1つの小区画Md1の色を、それらの平均色に設定する。逆に、小区画Md1に法線ベクトルV1a,V1bが重ならない場合には、小区画Md1の周辺の他の小区画Md2,Md3の色の平均を、小区画Md1の色とする。
以上のようにして、3D表示モデルの全面の色を決定し、表示する。
次に、ユーザがユーザ端末5を用いて靴Sを仮想試着して購入する際の手順を説明する。
この場合、ユーザは、図1に示すユーザ端末5を用い、出店者サーバ3のWebサイトにアクセスし、その操作に応じ、仮想試着可能な靴Sをユーザ端末5の表示画面に靴Sを表示する(ステップS11)。さらに、ユーザは、ユーザ端末5の表示画面5aに表示される靴Sの中から、仮想試着したい靴Sを、クリックや所定のキー操作などにより選択する操作を実行する。
これにより、商品が届いてから、実際に靴Sの試着を行った際に、ユーザの足Fに合わない不具合が生じにくくなり、ユーザが商品を返送したり、出店者が、異なるサイズの靴Sを再送したりする手間、コストを省くことができる。
以下に、実施の形態の靴のフィッティング度合提示方法および靴の仮想試着システムの効果を列挙する。
1)実施の形態の靴のフィッティング度合提示方法は、
足Fの外面を立体的に示す複数の三次元点群から成る足3Dデータ(足三次元データ)と、靴Sの内面を立体的に示す複数の三次元点群から成る靴3Dデータ(靴三次元データ)とを読み込むステップ(S14)と、足3Dデータの基準位置(第1主軸ax1,第2主軸ax2,踵)と靴3Dデータの基準位置(第1主軸ax1,第2主軸ax2,踵)とを設定し、基準位置を一致させて足3Dデータと靴3Dデータとを重ね合わせる位置合わせステップ(S15)と、靴3Dデータが示す靴Sの内面に対する足3Dデータが示す外面の位置に基づいて靴Sのフィッティング度合を数値化する数値化ステップ(S16)と、数値化したフィッティング度合を提示(可視化)する提示ステップ(S17)と、を実行することを特徴とする。
したがって、足3Dデータと靴3Dデータとを三次元座標上で重ね合わせ、靴Sの内面に対する足Fの外面の位置に基づいてフィッティング度合を数値化するため、フィッティング度合を高精度で求め、これをユーザに提示することが可能となる。
すなわち、従来は、サイズとしては、単に、入るか否か、着ることができるか否かを知ることはできても、どの程度の当たり具合(フィッティング度合)かを知ることができなかった。それに対し、本実施の形態1では、これが可能となり、靴Sにあっても、実際に試着することなく、履き心地の推定が可能となる。
位置合わせステップ(S15)では、足3Dデータから足裏の二次元データを作成するとともに、靴3Dデータから靴底の二次元データを作成し、各二次元データの慣性モーメントを取得し、慣性モーメントが大となる方向に沿う方向の第1主軸ax1を求めるとともに、第1主軸ax1に直交する第2主軸ax2を求め、第1主軸ax1および第2主軸ax2を第1の基準位置とし、両二次元データの第1主軸ax1同士を一致させるよう両3Dデータを重ねた上で、さらに、各3Dデータの踵の位置を第2の基準位置として一致させて両3Dデータを重ね合わせることを特徴する。
したがって、両3Dデータの三次元点群が、それぞれ、異なる座標軸を持っていても、適正に重ね合わせることが可能となる。そして、これによって、その後の処理であるフィッティング度合の数値化の精度が向上する。
位置合わせステップでは、二次元データの作成にあたり、まず、両3Dデータの二次元化により複数の二次元点群から成るデータを形成し、さらに、二次元点群を平面化したものを前記二次元データとすることを特徴する。
したがって、慣性モーメントを求める際に、点群の偏りを無くし、慣性モーメントを高精度で求めることができる。これにより、両3Dデータの位置合わせ精度が向上する。
提示ステップでは、フィッティング度合を示す数値に基づいて、足を示す三次元データを着色表示することを特徴とする。
したがって、フィッティング度合を色により視覚的に知ることができる。これにより、ユーザは、直感的にフィッティング度合を知ることができる。
数値化ステップでは、靴3Dデータにおける靴Sの内面の位置と、足3Dデータにおける足Fの外面位置との距離Lを、フィッティング度合を示す値とするとともに、外面位置が内側面位置よりも外側に位置する場合に、フィッティング度合をプラスの値とし、外面位置が内側面位置よりも内側に位置する場合にフィッティング度合をマイナスの値とすることを示す値とすることを特徴とする。
足Fの外面と靴Sの内面との距離Lは、数値化が容易であり、この距離Lをフィッティング度合を示す数値とすることにより、フィッティング度合の数値化を容易に達成可能となる。
フィッティング度合を示す距離Lを求めるのにあたり、距離Lの算出対象となる三次元点である対象点P1と、その周囲に存在する他の複数の三次元点としての周囲点P11〜P14とを含む平面である対象面を形成し、さらに、この対象面の法線ベクトルV1を求め、この法線ベクトルV1上で対象面と靴Sの内面(SI)との距離Lを求めることを特徴とする。
したがって、足Fの外面に直交する向きの距離Lを算出することが可能となる。これにより、フィッティング度合と距離Lとを高精度で対応させ、フィッティング度合の数値化がより高精度となる。
したがって、対象点P1と周囲点P11〜P14とを含む足Fの外面に凹凸があっても、対象点P1における法線ベクトルV1の方向を、高精度で求めることが可能となる。これにより、フィッティング度合に対応する距離Lの演算精度を向上できる。
ユーザの足Fの外面の位置を示す複数の三次元点群から成る足3Dデータと、靴Sの内面を示す複数の三次元点群から成る靴3Dデータとを読み込み、足Fに対する靴Sのフィッティング度合を求め、求めたフィッティング度合を提示装置としてのユーザ端末5により提示するコントロールユニットとしての制御部1dを備えたフィッティング度合提示装置であって、制御部1dは、足3Dデータの基準位置と靴3Dデータの基準位置とを設定し、前記基準位置を一致させて足3Dデータと靴3Dデータとを重ね合わせる位置合わせ処理部としてステップS15の処理を実行する部分と、靴3Dデータが示す靴Sの内面に対する足3Dデータが示す外面の位置に基づいて靴Sのフィッティング度合を数値化する数値化処理部としてステップS16の処理を実行する部分と、数値化したフィッティング度合をユーザ端末5により提示する提示処理部としてのステップS17の処理を実行する部分と、を備えることを特徴とする。
したがって、上記1)のように、フィッティング度合を高精度で求め、これをユーザに提示することが可能な靴のフィッティング度合提示装置を提供することができる。
次に、他の実施の形態のフィッティング度合提示方法について説明する。
なお、他の実施の形態の説明にあたり、既に説明した構成と共通する構成には同じ符号を付して説明を省略し、相違点のみ説明する。
次に、実施の形態2の靴のフィッティング度合提示方法について説明する。この実施の形態2は、位置合わせステップの変形例である。
実施の形態2は、このような靴形状であっても、位置合わせステップにおいて、靴3Dデータと足3Dデータとを重ね合わせることを可能としたものである。
図10は、実施の形態2の位置合わせステップにおける主要な処理の流れを示すもので、この処理は、実施の形態1において説明した第1主軸ax1および第2主軸ax2を演算した後に実行する。
この指先候補領域FiSの分割は、図12に示すように、指先候補領域FiSを、y軸に沿う方向に7分割する。なお、この分割数は、「7」に限定されるものではなく、実験的に5本の指を抽出可能な分割数を求め、最適の分割数とすればよい。
次に、図12に示す7分割したそれぞれの領域の3次元点群により、xy平面の断面図を作成する。
以下に、このステップS24の骨格位置(中足指節関節)を推定する処理の詳細を説明する。
まず、図15に示すように、各指領域Fi1〜Fi5の中心線Ce1〜Ce5を設定し、これら中心線Ce1〜Ce5のy軸方向の先端を各指のつま先Ft1〜Ft5と設定する。
この指の付け根Fb1〜Fb5の特定では、まず、足3Dデータの親指領域Fi1において、x軸方向に突出した部分を検出し、これを親指突部St2とする。そして、この親指突部St2と、前述した小指突部St1とを直線で結び、この直線と各指領域Fi1〜Fi5の中心線Ce1〜Ce5との交点を、指の付け根Fb1〜Fb5、すなわち、「中足指節関節」とする。そして、図16において、一点鎖線により示すように、各つま先ft1〜Ft5と、各指の付け根Fb1〜Fb5を結ぶ指の骨格と、親指の付け根Fb1および小指の付け根Fb5と踵の先端部Ktとを結ぶ足近骨と、から成る骨格モデルMBを形成する。
以上により、ステップS24の骨格位置(中足指節関節)を推定する処理を終了する。
この靴底形状測定処理では、靴3Dデータの底面のデータに基づいて、靴底の折曲角度θ(図17B参照)を求める。
すなわち、足3Dデータの足裏を、前述の骨格モデルMBにおける各指の付け根(中足指節関節)Fb1〜Fb5の位置で、折曲角度θだけ折曲させて、足3Dデータを折曲加工する処理を行う。
この両3Dデータを重ねる際には、実施の形態1で説明したように、第1主軸ax1を一致させるように重ねた上で、さらに両3Dデータの踵の位置を一致させて重ね合わせる。
よって、靴Sがハイヒールのように、靴底が折曲された形状であっても、ユーザは、フィッティング度合を高精度で知ることができる。なお、靴Sとしてハイヒールを例示したが、このように足3Dデータを指の付け根(中足指節関節)の位置で折り曲げて、靴Sの形状に一致させる処理は、ハイヒールに限らず、他の靴底形状が折曲した形状の靴Sの仮想試着の際にも適用できる。
2-1)実施の形態2のフィッティング度合提示方法は、
位置合わせステップでは、足3Dデータから、足Fの指関節位置として各指の付け根(中足指節関節)Fb1〜Fb5の位置を推定し、足3Dデータの足先部分を、靴3Dデータの靴底の形状に応じ、付け根(中足指節関節)Fb1〜Fb5の位置で折り曲げて変形させた上で、両3Dデータを重ね合わせることを特徴とする。
したがって、仮想試着する靴Sがハイヒールなどのように、靴底が折曲された形状であるのに対し、足3Dデータが、足裏が平らなデータであっても、高精度でフィッティング度合を求めて、提示することができる。
足Fの指関節位置としての各指の付け根(中足指節関節)Fb1〜Fb5の位置の推定は、足3Dデータの足先部分の凹凸に基づいて、各指の位置を推定するとともに、さらに、親指の付け根位置としての親指突部St2および小指の付け根位置としての小指突部St1を求め、親指突部St2と小指突部St1とを結ぶ直線と、各指の中心位置との交点を、各指の付け根(中足指節関節)Fb1〜Fb5とすることを特徴とする。
したがって、高精度で各指の付け根(中足指節関節)Fb1〜Fb5の位置を推定することができる。
次に、実施の形態3の靴のフィッティング度合提示方法について説明する。
この実施の形態3は、ステップS16のフィッティング度合の数値化における距離Lを求める処理が実施の形態1と異なる。
フィッティング度合を示す距離Lを求めるのにあたり、距離Lの算出対象となる三次元点である対象点P1と、足3Dデータにおける重心G1,G2,G3とを結ぶ直線LLを求め、この直線LL上で、重心G1,G2,G3と靴Sの内面SIとの距離LL1と、重心G1,G2,G3と対象点P1との距離LL2との差を、フィッティング度合を示す距離Lとすることを特徴とする。
足3Dデータの三次元点群は、足Fの外面の凹凸に応じて、細かに座標位置が変化している。そこで、重心G1,G2,G3を基準として、距離Lの計測方向を決めるため、足Fの外表面による応答によるノイズ成分の影響を抑制し、高精度で距離Lを算出できる。また、重心G1,G2,G3として、足Fを三分割(複数分割)したことにより、足3Dデータの全体の一点の重心を用いるものと比較して、距離Lの計測方向を、足Fの外面と靴Sの内面との対向方向に近い方向とすることができ、距離Lをフィッティング度合に応じた値とすることができる。
また、実施の形態のように、色を用いてフィッティング度合を提示する場合にあっても、その色は、実施の形態において例示した色に限定されるものではない。他の色を用いる場合、実施の形態とは異なる色を用いて、実施の形態において示したように、各色の混ざり具合により、フィッティング度合を示してもよいが、それ以外にも、例えば、一方を、赤、緑、青、黒などの単色とし、他方を白あるいは無色とし、その単色の濃さの度合いにより、フィッティング度合を示してもよい。
加えて、足の三次元データを取得する手段としても、実施の形態にて示したものに限定されない。例えば、三次元スキャナを用いるのにあたり、実施の形態で示したように足を入れるケースを有せずに、足を載置して測定するような他のスキャナを用いることができる。さらに、携帯電話、その他で撮影した1または複数の二次元撮像データから形成した三次元データを用いてもよい。
2 測定装置
5 ユーザ端末
5a 表示画面
22 三次元スキャナ
ax1 第1主軸
ax2 第2主軸
D1 足3Dデータ
F 足
Fb1-Fb5 指の付け根(中足指節関節)
S 靴
SI 内面
Claims (5)
- 足の外面を立体的に示す足三次元データと、靴の内面を立体的に示す靴三次元データとを読み込むステップと、
前記足三次元データの基準位置と前記靴三次元データの基準位置とを設定し、前記基準位置を一致させて前記足三次元データと前記靴三次元データとを重ね合わせる位置合わせステップと、
前記靴三次元データが示す前記靴の内面に対する前記足三次元データが示す前記外面の位置に基づいて前記靴のフィッティング度合を数値化する数値化ステップと、
前記数値化したフィッティング度合を提示する提示ステップと、
を実行することを特徴とする靴のフィッティング度合提示方法。 - 請求項1に記載の靴のフィッティング度合提示方法において、
前記位置合わせステップでは、
前記足三次元データから前記足裏の二次元データを作成するとともに、前記靴三次元データから靴底の二次元データを作成し、
各二次元データの慣性モーメントを取得し、前記慣性モーメントが大となる各二次元データの長手方向に沿う方向の第1主軸を求めるとともに、前記第1主軸に直交する第2主軸を求め、前記第1主軸および前記第2主軸を第1の基準位置とし、
両二次元データの前記第1主軸同士を一致させるよう両三次元データを重ねた上で、さらに、各三次元データの踵の位置を第2の基準位置として一致させて両三次元データを重ね合わせることを特徴する靴のフィッティング度合提示方法。 - 請求項1または請求項2に記載の靴のフィッティング度合提示方法において、
前記提示ステップでは、前記靴のフィッティング度合を示す数値に基づいて、前記足を示す三次元データを着色表示することを特徴とする靴のフィッティング度合提示方法。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の靴のフィッティング度合提示方法において、
前記位置合わせステップでは、
前記足三次元データから、前記足の指関節位置を推定し、
前記足三次元データの足先部分を、前記靴三次元データの靴底の形状に応じ、前記指関節位置で折り曲げて変形させた上で、両三次元データを重ね合わせることを特徴とする靴のフィッティング度合提示方法。 - ユーザの足の外面を立体的に示す足三次元データと、靴の内面を立体的に示す靴三次元データとを読み込み、前記足に対する前記靴のフィッティング度合を求め、求めた前記靴のフィッティング度合を提示装置により提示するコントロールユニットを備えた靴のフィッティング度合提示装置であって、
前記コントロールユニットは、
前記足三次元データの基準位置と前記靴三次元データの基準位置とを設定し、前記基準位置を一致させて前記足三次元データと前記靴三次元データとを重ね合わせる位置合わせ処理部と、
前記靴三次元データが示す前記靴の内面に対する前記足三次元データが示す前記外面の位置に基づいて前記靴のフィッティング度合を数値化する数値化処理部と、
前記数値化したフィッティング度合を前記提示装置により提示する提示処理部と、
を備えることを特徴とする靴のフィッティング度合提示装置。
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