JP6665545B2 - 画像投射システム、プロジェクター、及び、画像補正方法 - Google Patents
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Description
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数のプロジェクターにより投射される画像の品位を、より効率よく均質にする補正を行うことが可能な画像投射システム、プロジェクター、及び、画像補正方法を提供することを目的とする。
この構成によれば、複数のプロジェクターが投射する投射領域を、投射領域の位置関係に基づき選択して、画像の品位を揃える補正を行うことができる。これにより、補正された画像の品位のばらつきを抑え、複数のプロジェクターにより投射される画像の品位を、より効率よく均質に補正できる。
この構成によれば、プロジェクターが投射する投射領域に補正順序を設定し、この補正順序に従って投射領域を選択して補正を行う。このため、複数のプロジェクターが投射する画像全体の一部分について補正データを求めて補正を行っても、補正された画像の品位のばらつきを抑えることができ、投射画像の全体を均質に補正できる。
この構成によれば、複数のプロジェクターの一部が制御装置として動作し、補正データを求めることができる。
この構成によれば、複数のプロジェクターが投射する投射領域の全体を、中心または中心に近い側の投射領域に合わせるように、補正できる。
この構成によれば、複数のプロジェクターが投射する投射領域の全体を、中心または中心に近い位置を基準として補正できる。
この構成によれば、複数のプロジェクターの投射画像の全体に対し一部分を撮像する撮像部を利用して、複数のプロジェクターの投射画像全体の品位を合わせる補正を行える。
この構成によれば、複数のプロジェクターの投射画像全体の色を揃える補正を行うことができる。
この構成によれば、複数のプロジェクターの投射画像の全体に対し一部分を撮像した撮像部を用い、プロジェクターの投射画像の色を高精度で補正できる。
この構成によれば、複数のプロジェクターが投射する投射領域を、投射領域の位置関係に基づき選択して、画像の品位を揃える補正を行うことができる。これにより、補正された画像の品位のばらつきを抑え、複数のプロジェクターにより投射される画像の品位を、より効率よく均質に補正できる。
この方法によれば、複数のプロジェクターが投射する投射領域を、投射領域の位置関係に基づき選択して、画像の品位を揃える補正を行うことができる。これにより、補正された画像の品位のばらつきを抑え、複数のプロジェクターにより投射される画像の品位を、より効率よく均質に補正できる。
図1は、画像投射システム1のシステム構成図である。
図1に示す画像投射システム1は、投射面としてのスクリーンSCの前方に配置され、スクリーンSCに画像を投射する複数のプロジェクターを備える。本実施形態の画像投射システム1は、プロジェクター100A、プロジェクター100B、プロジェクター100C及びプロジェクター100Dの4台のプロジェクター100を備える。以下、プロジェクター100A、プロジェクター100B、プロジェクター100C及びプロジェクター100Dを総称する場合に、プロジェクター100と表記する。
また、本実施形態の画像投射システム1は、4台のプロジェクター100を縦2列、横2列に配置して構成される。
画像投射システム1を構成するプロジェクター100の台数は、4台に限られるものではなく、2台や3台であってもよいし、4台以上であってもよい。
また、複数台のプロジェクター100の配置も縦2列、横2列に限定されるものではなく、例えば、横1列に4台のプロジェクター100を並べて配置した構成であってもよい。
以下では、プロジェクター100Aを、マスタープロジェクター100Aと表記する。マスタープロジェクター100Aは、本発明の制御装置に相当する。
また、プロジェクター100A、100B、100C及び100Dは、それぞれ画像供給装置200から供給される画像信号に基づく画像をスクリーンSCに投射する。マスタープロジェクター100Aは、スクリーンSCの投射領域10Aに投射画像を投射する。プロジェクター100Bは、スクリーンSCの投射領域10Bに投射画像を投射する。プロジェクター100Cは、スクリーンSCの投射領域10Cに投射画像を投射する。プロジェクター100Dは、スクリーンSCの投射領域10Dに投射画像を投射する。一般に、このような画像の投射を行う場合、複数のプロジェクター100を隣接して配置し、隣接するプロジェクター100同士の投射領域の一部が重なり合うように画像を投射する。
また、以下では、投射領域10A〜10Dを区別する必要がない場合に、投射領域10と表記する。
プロジェクター100A〜100Dは、ほぼ同一の構成を備えているため、代表してマスタープロジェクター100Aの構成について説明する。
画像入力部151Aが備えるインターフェースは、例えば、Ethernet(登録商標)、IEEE1394、USB等のデータ通信用のインターフェースであってもよい。また、画像入力部151Aのインターフェースは、MHL(登録商標)、HDMI(登録商標)、DisplayPort等の画像データ用のインターフェースであってもよい。
また、画像入力部151Aは、コネクターとして、アナログ映像信号が入力されるVGA端子や、デジタル映像データが入力されるDVI(Digital Visual Interface)端子を備える構成であってもよい。さらに、画像入力部151Aは、A/D変換回路を備え、VGA端子を介してアナログ映像信号が入力された場合、A/D変換回路によりアナログ映像信号を画像データに変換し、画像処理部152Aに出力する。
光変調装置駆動部122Aは、画像処理部152Aから入力される表示画像データ(後述する)に基づいてR,G,Bの画像信号をそれぞれに生成する。光変調装置駆動部122Aは、生成したR,G,Bの画像信号に基づいて、光変調装置112Aの対応する液晶パネルを駆動し、各液晶パネルに画像を描画する。
ユーザーインターフェースとして機能する操作パネル131Aには、各種の操作キーや、液晶パネルにて構成された表示画面が表示される。処理部133Aは、操作パネル131Aに表示された操作キーが操作されると、操作されたキーに対応したデータを制御部160Aに出力する。また、処理部133Aは、制御部160Aの制御に従って、操作パネル131Aに各種画面を表示させる。
また、操作パネル131Aには、操作パネル131Aへの接触を検出するタッチセンサーが重ね合わされて一体形成される。処理部133Aは、ユーザーの指等が接触した操作パネル131Aの位置を入力位置として検出し、検出した入力位置に対応したデータを制御部160Aに出力する。
リモコン受光部132Aは、リモコン5Aから送信される赤外線信号を受光する。処理部133Aは、リモコン受光部132Aが受光した赤外線信号をデコードして、リモコン5Aにおける操作内容を示すデータを生成し、制御部160Aに出力する。
撮像部140Aは、撮像光学系、撮像素子及びインターフェース回路等を有するカメラを備え、制御部160Aの制御に従って、投射光学系113Aの投射方向を撮像する。
撮像部140Aの撮像範囲、すなわち画角は、スクリーンSCとその周辺部とを含む範囲を撮像範囲とする画角である。撮像部140Aは、撮像した撮像画像データを制御部160Aに出力する。
画像処理部152Aは、処理後の画像データをフレームメモリー155Aから読み出し、表示画像データとして光変調装置駆動部122Aに出力する。
具体的には、投射制御部161Aは、画像処理部152Aを制御して、画像入力部151Aより入力された画像データに対する画像処理を実施させる。この際、投射制御部161Aは、画像処理部152Aが処理に必要なパラメーターを記憶部170Aから読み出して、画像処理部152Aに出力してもよい。
また、投射制御部161Aは、光源駆動部121Aを制御して光源部111Aの光源を点灯させ、光源の輝度を調整させる。これにより、光源が発光し、光変調装置112Aが変調する画像光が投射光学系113AによりスクリーンSCに投射される。
この処理フローは、各プロジェクター100がスクリーンSCに投射する画像の色度調整を行うフローである。
また、通信回線3としてのLANに複数のプロジェクター100が接続され、複数台のプロジェクター100の中から、数台のプロジェクター100を選択して色度補正の処理を実行させる場合、マスタープロジェクター100AがLANに接続されたプロジェクター100の機器名やIPアドレスを取得する。そして、マスタープロジェクター100Aは、取得した機器名やIPアドレスを操作パネル131Aに表示して、操作パネル131A又はリモコン5Aの操作により選択されたプロジェクター100を、色度補正を行うプロジェクター100として設定する。
補正制御部163Aは、投射制御部161Aに指示して、投射領域10Aにパターン画像を投射させる。投射制御部161Aは、記憶部170Aからパターン画像データを読み出し、表示部110Aにより、読み出したパターン画像データに基づく画像であるパターン画像を投射領域10Aに投射する。
次に、補正制御部163Aは、撮像制御部162Aに、パターン画像を撮像した撮像画像データを生成させる。撮像制御部162Aは、撮像部140Aを制御してスクリーンSC方向を撮像し、撮像画像データを生成する。また、補正制御部163Aは、プロジェクター100B〜100Dに、投射領域10Aに投射されたパターン画像の撮像を指示する。
パターン画像を撮像した撮像画像データが各プロジェクター100B〜100Dから入力されると、補正制御部163Aは、投射領域10Aへのパターン画像の投射を終了させる。
選択されたプロジェクター100Bは、自身の投射領域10Bに、パターン画像を投射する。プロジェクター100Bは、パターン画像の投射が完了すると、マスタープロジェクター100Aに、パターン画像の投射完了を通知する。
マスタープロジェクター100Aは、プロジェクター100B以外のプロジェクター100C及び100Dに、投射領域10Bに投射されたパターン画像の撮像を指示する。また、マスタープロジェクター100Aは、投射領域10Bに投射されたパターン画像を撮像して撮像画像を生成する。また、プロジェクター100B〜100Dは、投射領域10Bに投射されたパターン画像を撮像して撮像画像データを生成する。プロジェクター100B〜100Dは、生成した撮像画像データをマスタープロジェクター100Aに送信する。
補正制御部163Aは、上記処理を、プロジェクター100B及び100Cについても同様に実行させる。
プロジェクター100Aの撮像部140Aにより撮像される撮像範囲15Aには、投射領域10Aの全体と、他の投射領域10B、10C及び10Dの一部とが含まれる。
また、プロジェクター100Bの撮像部140Bにより撮像される撮像範囲15Bには、投射領域10Bの全体と、他の投射領域10A、10C及び10Dの一部とが含まれる。
プロジェクター100C、100Dの投射領域10C、10Dと、撮像範囲15C、15Dについても同様である。
図5に示すように、投射領域10Aに投射されたパターン画像は、撮像部140Aによりパターン画像の全体が撮像される。また、図6に示すように、投射領域10Bに投射されたパターン画像は、撮像部140Aによりパターン画像の一部が撮像される。
マスタープロジェクター100Aの補正制御部163Aは、投射制御部161Aに指示して、投射領域10Aに調整用画像を投射させる。
投射制御部161Aは、記憶部170Aから調整用画像データを読み出し、表示部110Aにより、読み出した調整用画像データに基づく画像である調整用画像を投射領域10Aに投射する。
次に、補正制御部163Aは、撮像制御部162Aに、調整用画像を撮像した撮像画像データを生成させる。撮像制御部162Aは、撮像部140Aを制御してスクリーンSC方向を撮像し、撮像画像データを生成する。また、補正制御部163Aは、プロジェクター100B〜100Dに、投射領域10Aに投射されたパターン画像の撮像を指示する。
調整用画像を撮像した撮像画像データが各プロジェクター100B〜100Dから入力されると、補正制御部163Aは、投射領域10Aに投射する調整用画像の色及び階調の少なくとも一方を変更して撮像画像データを生成する。
選択されたプロジェクター100Bは、自身の投射領域10Bに、マスタープロジェクター100Aから指定された色及び階調の調整用画像を投射する。プロジェクター100Bは、パターン画像の投射が完了すると、マスタープロジェクター100Aに、パターン画像の投射完了を通知する。
マスタープロジェクター100Aは、プロジェクター100B以外のプロジェクター100C及び100Dに、投射領域10Bに投射された調整用画像の撮像を指示する。また、マスタープロジェクター100Aは、投射領域10Bに投射された調整用画像を撮像して撮像画像を生成する。また、プロジェクター100B〜100Dは、投射領域10Bに投射された調整用画像を撮像して撮像画像データを生成する。プロジェクター100B〜100Dは、生成した撮像画像データをマスタープロジェクター100Aに送信する。
また、補正制御部163Aは、上記処理を、プロジェクター100B及び100Cについても同様に実行させる。
投射対象の中心は、画像を投射するプロジェクター100の台数、及び各プロジェクター100の投射領域10の配置情報に基づき決定される。例えば、各プロジェクター100の投射領域を示す矩形の図形を、配置情報に基づいて配置し、投射対象の領域と、投射対象の中心とを決定する。図7〜図10に投射領域10の配置の具体例を示す。図7〜図10を参照して、投射領域10の順番付けについて説明する。
投射対象の範囲は、投射領域10A〜10Dを囲む最小サイズの矩形の範囲であるとする。また、図7に、投射対象の中心を黒丸で示す。
投射対象に4つの投射領域10が形成される場合、投射領域10の中心が、投射対象の中心又はその近傍に位置する投射領域10は存在しない。すなわち、投射対象の中心に最も近い、1つの投射領域10を選択することができない。この場合、補正制御部163Aは、投射領域10の中心が、投射対象の中心に最も近い投射領域10を、第1番の投射領域10として選択する。また、投射対象に4つの投射領域10が形成される場合、4つの投射領域10の中心と、投射対象の中心との距離がほぼ等しい。投射対象の中心との距離がほぼ等しい投射領域10が複数存在する場合、補正制御部163Aは、予め設定された選択ルールに従って第1番の投射領域10を選択する。例えば、投射領域10の中心が、投射対象の中心よりも上にあり、投射対象の中心よりも右側に投射領域10の中心がある投射領域10を第1番の投射領域として選択してもよい。図7には、この選択ルールに従って、右上の投射領域10Bが第1番の投射領域10として選択された状態を示す。
投射対象の最も上側に位置する最上位行には、投射領域10Aと投射領域10Bとが配置される。また、投射対象の最も下側に位置する最下位行には、投射領域10Eと投射領域10Fとが配置される。また、投射対象の最上位行と、最下位行との間の中位行には、投射領域10Cと投射領域10Dとが配置される。
投射対象に、縦2列、横3行の6つの投射領域10が形成される場合、投射領域10の中心が、投射対象の中心又はその近傍に位置する投射領域10は存在しない。すなわち、投射対象の中心に最も近い、1つの投射領域10を選択することができない。この場合、補正制御部163Aは、投射領域10の中心が、投射対象の中心に最も近い投射領域10C又は10Dを第1番の投射領域10として選択する。投射対象の中心との距離がほぼ等しい投射領域10が複数存在する場合、補正制御部163Aは、予め設定された選択ルールに従って第1番の投射領域10を選択する。
図8には、予め設定された選択ルールに従って、投射領域10C及び投射領域10Dのうち、右側に位置する投射領域10Dを、第1番の投射領域10として選択した場合を示す。
投射対象の最も上側に位置する最上位行には、投射領域10Aと投射領域10Bと投射領域10Cとが配置される。また、投射対象の最も下側に位置する最下位行には、投射領域10Gと投射領域10Hと投射領域10Iとが配置される。また、投射対象の最上位行と、最下位行との間の中位行には、投射領域10Dと投射領域10Eと投射領域10Fが配置される。
投射対象に、縦3列、横3行の9つの投射領域10が形成される場合、投射領域10Eの中心が、投射対象の中心又はその近傍に位置する。この場合、補正制御部163Aは、投射領域10Eを、第1番の投射領域10として選択する。
この場合、投射領域10Eの中心が、投射対象の中心又はその近傍に位置する。補正制御部163Aは、投射領域10Eを、第1番の投射領域10として選択する。
また、例えば、投射領域10の数が10であって、投射領域10A〜10Jを左から順番に一列に並べた配置の場合、補正制御部163Aは、投射領域10E又は投射領域10Fを第1番の投射領域10として選択する。
例えば、図7に示す投射領域10の配置の場合、決定した第1番の投射領域10である投射領域10Bの中心との距離が近い投射領域10Aと、投射領域10Dとが第2番の投射領域10となる。また、投射領域10Bの中心との距離が遠い投射領域10Cが第3番の投射領域10となる。
第1番の投射領域10は、1つ選択されるが、第2番以降の投射領域は、複数選択してもよい。
また、図8に示す投射領域10の配置の場合、決定した第1番の投射領域10である投射領域10Dの中心との距離が近い投射領域10Bと、投射領域10Cと、投射領域10Fとが第2番の投射領域10となる。また、投射領域10Dの中心との距離が遠い投射領域10Aと、投射領域10Eとが第3番の投射領域10となる。
また、図10に示す投射領域10の配置の場合、決定した第1番の投射領域10である投射領域10Eの中心との距離が最も近い投射領域10Dと、投射領域10Fとが第2番の投射領域10となる。また、投射領域10Eの中心との距離が次に近い投射領域10Cと、投射領域10Gとが第3番の投射領域10となる。また、投射領域10Eの中心との距離が次に近い投射領域10Bと、投射領域10Hとが第4番の投射領域10となる。また、投射領域10Eの中心との距離が最も遠い投射領域10Aと、投射領域10Iとが第5番の投射領域10となる。
まず、補正制御部163は、第1の投射領域として第1番の投射領域を選択し、第2の投射領域として第2番の投射領域を選択する。補正制御部163は、第1番の投射領域を撮像した撮像画像データに合わせて、第2番の投射領域を撮像した撮像画像データを補正する補正データを生成する。
第2番の投射領域を撮像した撮像画像データを補正する補正データが生成されると、補正制御部163は、第1の投射領域として第2番の投射領域を選択し、第2の投射領域として第3番の投射領域を選択する。補正制御部163は、補正した第2番の投射領域を撮像した撮像画像データに合わせて、第3番の投射領域を撮像した撮像画像データを補正する補正データを生成する。以下同様の手順を繰り返し、最後に付された順番の投射領域までを補正する補正データを生成する。
補正制御部163Aは、マスタープロジェクター100Aにより投射領域10Aに投射され、マスタープロジェクター100Aにより撮像されたパターン画像の撮像画像データから色度補正の基準となる格子点を選択する(ステップS9)。この撮像画像データを以下では、第1撮像画像データという。また、選択した格子点を、以下では格子点Aという。格子点Aは、パターン画像データ上の格子点であればいずれの格子点であってもよいが、この処理フローでは、パターン画像データの中央に位置する格子点が格子点A(図5参照)として選択されたものとする。格子点Aは、色度補正の基準となる格子点であり、この格子点AのXYZ値を目標値として、投射領域10Aに投射された他の格子点のXYZ値が目標値となるように補正する処理を行う。
補正制御部163Aは、まず、処理対象として選択した色及び階調の調整用画像を撮像した撮像画像データを選択する。この撮像画像データは、プロジェクター100Bにより投射領域10Bに投射された調整用画像を撮像した撮像画像データである。以下、この撮像画像データを第4撮像画像データという。
補正制御部163Aは、選択した第4撮像画像データと、第3撮像画像データとを比較し、第4撮像画像データにおいて格子点Bの位置を特定する。補正制御部163Aは、特定した格子点Bの位置において、第4撮像画像データの撮像値を取得する。次に、補正制御部163Aは、取得した格子点Bの撮像値をXYZ値に変換する。
次に、補正制御部163Aは、第5撮像画像データでの投射領域10Bの各格子点の位置を特定する(ステップS14)。まず、補正制御部163Aは、プロジェクター100Bが投射領域10Bにパターン画像を撮像し、プロジェクター100Bがパターン画像を撮像した撮像画像データを取得する。この撮像画像データを以下では第6撮像画像データという。次に、補正制御部163Aは、第5撮像画像データと第6撮像画像データとを比較して、第5撮像画像データでの投射領域10Bの各格子点の位置を特定する。
図11において、縦軸はXYZ値を示し、横軸は格子点の位置を示す。
マスタープロジェクター100Aの撮像部140Aが備えるカメラと、プロジェクター100Bの撮像部140Bが備えるカメラの感度に個体差があると、生成された撮像画像データに基づいて算出される撮像値に誤差が含まれ、プロジェクター100Bの投射する画像の色度を、マスタープロジェクター100Aの投射する画像の色度に精度よく合わせることができない場合がある。
また、撮像部140Aの撮像画像データから算出される格子点BのXYZ値を、点bのXYZ値(X2,Y2,Z2)とする。目標値である格子点AのXYZ値(X1,Y1,Z1)と、格子点BのXYZ値(X2,Y2,Z2)との差に基づいて算出される階調値の補正値が上述の第2補正値となる。この階調値を補正する第2補正値に基づくXYZ値の補正量をαとする。
なお、図11において、点cのXYZ値は、格子点BのXYZ値(X2,Y2,Z2)を、第2補正値に基づく補正量αで補正したXYZ値(X1,Y1,Z1)となる。
補正制御部163Aは、この点dのXYZ値(X4,Y4,Z4)を目標値として、投射領域10Bの他の格子点のXYZ値を補正する。
補正制御部163Aは、まず、対象の格子点CのXYZ値(X5,Y5,Z5)と、基準となる格子点BのXYZ値(X3,Y3,Z3)との差を求める。求められた差を補正量βとする。次に、補正制御部163Aは、求めた補正量βと、第2補正値に基づく補正量αとを加算する。加算した値が、格子点Cにおける補正量となる。
また、補正制御部163Aは、第1撮像画像における第1位置の撮像値を目標の色に決定し、第2撮像画像における第2位置の撮像値を目標の色に補正する補正データを求める。これにより、複数のプロジェクターの投射画像の全体に対し一部分を撮像した撮像部を用い、プロジェクターの投射画像の色を高精度で補正できる。
例えば、上述した実施形態では、プロジェクター100Aがマスタープロジェクターとして動作する場合を例に説明したが、マスタープロジェクターとして動作するプロジェクター100は、プロジェクター100Aに限られない。また、プロジェクター以外の装置、例えば、パーソナルコンピューターをマスタープロジェクター100として動作させることもできる。
また、予め設定された目標値をマスタープロジェクター100Aの記憶部170Aに記憶させ、色度の調整の際には、記憶部170Aから読み出した値を目標値として設定してもよい。さらに、ユーザーが操作パネル131A又はリモコン5Aを操作して、マスタープロジェクター100Aに、撮像部140AによりスクリーンSCを撮像させ、撮像された撮像画像データに基づいて色度の目標値を設定し、設定した目標値を記憶部170Aに記憶させておくこともできる。
さらに、液晶パネルの位置に応じて異なる色度の目標値を設定してもよい。例えば、複数のプロジェクター100から投射される画像が重なる範囲は、撮像部140で撮像した撮像画像データから目標値を算出し、それ以外の範囲は、記憶部170Aに事前に記憶させた目標値を使用してもよい。
Claims (5)
- 第1プロジェクター、第2プロジェクター及び第3プロジェクターにより投射対象に画像を投射する画像投射システムであって、
前記第1プロジェクター、前記第2プロジェクター及び前記第3プロジェクターは、
前記投射対象に画像を投射する投射部と、
前記投射部により投射された画像と、他のプロジェクターにより投射された画像の少なくとも一部とを含む範囲をする撮影部と、をそれぞれ備え、
前記第1プロジェクター、前記第2プロジェクター及び前記第3プロジェクターが画像を投射する前記投射対象の投射領域のうち、前記投射対象の中心に位置する投射領域、又は前記投射対象の中心との距離が最も近い投射領域を、色補正の基準となる投射領域として設定し、設定した前記基準となる投射領域の中心からの距離に基づき、前記基準となる投射領域以外の他の投射領域の色補正の順序を設定し、
前記基準となる投射領域に画像を投射するプロジェクターの撮影部により撮影された第1撮影画像の撮影値であって、前記基準となる投射領域内の第1位置の撮影値と、前記基準となる投射領域に画像を投射する前記プロジェクターの撮影部、及び色補正の順序が2番に設定された投射領域に画像を投射するプロジェクターの撮影部が撮影可能な第2位置における前記第1撮影画像の撮影値と、に基づき、色補正の順序が2番に設定された投射領域に画像を投射する前記プロジェクターが投射する画像の色を補正する第1補正データを算出し、
算出した前記第1補正データにより前記色補正の順序が2番に設定された投射領域に画像を投射する前記プロジェクターの撮影部が撮影した第2撮影画像を補正し、
補正した前記第2撮影画像の撮影値であって、前記色補正の順序が2番に設定された投射領域内の第3位置の撮影値と、色補正の順序が2番に設定された投射領域に画像を投射する前記プロジェクターの撮影部、及び色補正の順序が3番に設定された投射領域に画像を投射するプロジェクターの撮影部が撮影可能な第4位置における前記第2撮影画像の撮影値と、に基づき、色補正の順序が3番に設定された投射領域に画像を投射する前記プロジェクターが投射する画像の色を補正する第2補正データを算出する、
ことを特徴とする画像投射システム。 - 前記第1プロジェクターは、前記第1補正データ及び前記第2補正データを算出し、
前記基準となる投射領域に画像を投射するプロジェクターの撮影部により撮影された第1撮影画像の撮影値であって、前記基準となる投射領域に対応する他の位置の撮影値を補正する補正データを算出する、ことを特徴とする請求項1記載の画像投射システム。 - 前記第1プロジェクターは、前記投射対象の中心との距離が最も近い投射領域が複数存在する場合、予め設定された選択基準に従って、前記投射対象の中心との距離が最も近い投射領域の中から1の投射領域を、前記基準となる投射領域として選択する、ことを特徴とする請求項2記載の画像投射システム。
- 複数のサブプロジェクターと通信可能なプロジェクターであって、
投射対象に画像を投射する投射部と、
前記投射部により投射された画像と、前記複数のサブプロジェクターにより投射された画像の少なくとも一部とを含む範囲をする撮影部と、を備え、
前記プロジェクター、及び前記複数のサブプロジェクターが画像を投射する前記投射対象の投射領域のうち、前記投射対象の中心に位置する投射領域、又は前記投射対象の中心との距離が最も近い投射領域を、色補正の基準となる投射領域として設定し、設定した前記基準となる投射領域の中心からの距離に基づき、前記基準となる投射領域以外の他の投射領域の色補正の順序を設定し、
前記基準となる投射領域に画像を投射するプロジェクター又はサブプロジェクターの撮影部により撮影された第1撮影画像の撮影値であって、前記基準となる投射領域内の第1位置の撮影値と、前記基準となる投射領域に画像を投射する前記プロジェクター又は前記サブプロジェクターの撮影部、及び色補正の順序が2番に設定された投射領域に画像を投射するプロジェクター又はサブプロジェクターの撮影部が撮影可能な第2位置における前記第1撮影画像の撮影値と、に基づき、色補正の順序が2番に設定された投射領域に画像を投射する前記プロジェクター又は前記サブプロジェクターが投射する画像の色を補正する第1補正データを算出し、
算出した前記第1補正データにより前記色補正の順序が2番に設定された投射領域に画像を投射する前記プロジェクター又は前記サブプロジェクターの撮影部が撮影した第2撮影画像を補正し、
補正した前記第2撮影画像の撮影値であって、前記色補正の順序が2番に設定された投射領域内の第3位置の撮影値と、色補正の順序が2番に設定された投射領域に画像を投射する前記プロジェクター又は前記サブプロジェクターの撮影部、及び色補正の順序が3番に設定された投射領域に画像を投射するプロジェクター又はサブプロジェクターの撮影部が撮影可能な第4位置における前記第2撮影画像の撮影値と、に基づき、色補正の順序が3番に設定された投射領域に画像を投射する前記プロジェクター又は前記サブプロジェクターが投射する画像の色を補正する第2補正データを算出する、
ことを特徴とするプロジェクター。 - 第1プロジェクター、第2プロジェクター及び第3プロジェクターを備え、前記第1プロジェクター、前記第2プロジェクター及び前記第3プロジェクターは、投射対象に画像を投射する投射部と、前記投射部により投射された画像と、他のプロジェクターにより投射された画像の少なくとも一部とを含む範囲をする撮影部と、をそれぞれ備える画像投射システムの画像補正方法であって、
前記第1プロジェクター、前記第2プロジェクター及び前記第3プロジェクターが画像を投射する投射領域のうち、前記投射対象の中心に位置する投射領域、又は前記投射対象の中心との距離が最も近い投射領域を、色補正の基準となる投射領域として設定し、設定した前記基準となる投射領域の中心からの距離に基づき、前記基準となる投射領域以外の他の投射領域の色補正の順序を設定し、
前記基準となる投射領域に画像を投射するプロジェクターの撮影部により撮影された第1撮影画像の撮影値であって、前記基準となる投射領域内の第1位置の撮影値と、前記基準となる投射領域に画像を投射する前記プロジェクターの撮影部、及び色補正の順序が2番に設定された投射領域に画像を投射するプロジェクターの撮影部が撮影可能な第2位置における前記第1撮影画像の撮影値と、に基づき、色補正の順序が2番に設定された投射領域に画像を投射する前記プロジェクターが投射する画像の色を補正する第1補正データを算出し、
算出した前記第1補正データにより前記色補正の順序が2番に設定された投射領域に画像を投射する前記プロジェクターの撮影部が撮影した第2撮影画像を補正し、
補正した前記第2撮影画像の撮影値であって、前記色補正の順序が2番に設定された投射領域内の第3位置の撮影値と、色補正の順序が2番に設定された投射領域に画像を投射する前記プロジェクターの撮影部、及び色補正の順序が3番に設定された投射領域に画像を投射するプロジェクターの撮影部が撮影可能な第4位置における前記第2撮影画像の撮影値と、に基づき、色補正の順序が3番に設定された投射領域に画像を投射する前記プロジェクターが投射する画像の色を補正する第2補正データを算出する、
ことを特徴とする画像補正方法。
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