JP6664233B2 - 航空機 - Google Patents
航空機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6664233B2 JP6664233B2 JP2016029469A JP2016029469A JP6664233B2 JP 6664233 B2 JP6664233 B2 JP 6664233B2 JP 2016029469 A JP2016029469 A JP 2016029469A JP 2016029469 A JP2016029469 A JP 2016029469A JP 6664233 B2 JP6664233 B2 JP 6664233B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- cowl
- cowl member
- light emitting
- nacelle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 15
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 6
- 239000003351 stiffener Substances 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000004397 blinking Effects 0.000 description 4
- 238000013461 design Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 3
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920000049 Carbon (fiber) Polymers 0.000 description 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 239000004917 carbon fiber Substances 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000010485 coping Effects 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000005401 electroluminescence Methods 0.000 description 1
- 238000010348 incorporation Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 239000012783 reinforcing fiber Substances 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64D—EQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
- B64D27/00—Arrangement or mounting of power plants in aircraft; Aircraft characterised by the type or position of power plants
- B64D27/02—Aircraft characterised by the type or position of power plants
- B64D27/16—Aircraft characterised by the type or position of power plants of jet type
- B64D27/18—Aircraft characterised by the type or position of power plants of jet type within, or attached to, wings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64C—AEROPLANES; HELICOPTERS
- B64C7/00—Structures or fairings not otherwise provided for
- B64C7/02—Nacelles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64D—EQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
- B64D29/00—Power-plant nacelles, fairings, or cowlings
- B64D29/06—Attaching of nacelles, fairings or cowlings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64D—EQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
- B64D45/00—Aircraft indicators or protectors not otherwise provided for
- B64D45/0005—Devices specially adapted to indicate the position of a movable element of the aircraft, e.g. landing gear
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64D—EQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
- B64D47/00—Equipment not otherwise provided for
- B64D47/02—Arrangements or adaptations of signal or lighting devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Wind Motors (AREA)
Description
特許文献1に記載されたエンジンナセルは、カウル部材のロックおよびロック解除を操作するためのラッチハンドルを覆うカバーを備えている。このカバーは、エンジンナセルの軸線方向に間隔をおいて複数のラッチハンドルが配置されている領域に亘りエンジンナセルの表面を広範囲に覆うもので、エンジンナセルに対して起伏可能である。各ラッチハンドルを操作してカウル部材をロックしたならば、カバーをエンジンナセルに向けて倒す。カバーは、各ラッチハンドルを覆った状態でエンジンナセルに係止される。
特許文献1の構成によれば、エンジンナセルから垂下するカバーを目印として、カウル部材のロック作業が適切に行われていないことに気付くようにしている。
ここで、第2カウルがロックされていなければ第1カウルをロックできない構造となっている場合は、カウル部材全体のロックを保証するため、第1、第2カウルのうち少なくとも第1カウルの内側に発光部を配置する。
逆に、第1カウルがロックされていなければ第2カウルをロックできない構造となっている場合は、第1、第2カウルのうち少なくとも第2カウルの内側に発光部を配置する。
本発明では、隙間の有無に関するエンジンナセルの機械的な状態が、発光部からの光がエンジンナセルの外部へと表出されるか否かを切り替える機械的なスイッチとして働く。そのため、ロックされているか否かを電気的に検出するセンサを用いる場合とは異なり、故障のおそれが少なく、しかも、ロックの状態を目視で確認することが出来るので、高い信頼性がもたらされる。
発光部からの光は、昼夜を問わず、そこに在ると意識して目を向けなくとも視覚することができる。
従って、本発明では、電気的なセンサによりロックされているか否かを検出し、ロックの状態をコックピット内の装置に表示する場合とは異なり、コントローラや、コックピット内までの配線を設計開発する必要がないことに加え、屋外にいる機体周囲の整備員が点滅光にすぐに気づき、カウル部材をロックすることができる。発光部からの光が到達する限り、機体から遠く離れた位置においても、ロックされていないことを把握できる。
以上によれば、本発明は、カウル部材のロック忘れへの対策に要するコストや時間を抑えながら、カウル部材がロックされていないことを確実に把握することができる。
図1および図2に示すように、航空機の主翼1(図2)の下側にはエンジンパイロン2が取り付けられており、エンジンパイロン2によりエンジン3が主翼1に支持されている。
図1および図2をはじめとする各図には、左側の主翼1(左翼)に支持されるエンジン3を示している。
エンジンパイロン2は、構造部材であるパイロン本体(図示しない)と、パイロン本体に設けられる空力覆いであるフェアリング2Aとを備えている。
本明細書では、エンジン3においてファン5が配置されている側を「前」、反対側を「後」と定義する。
エンジン3は、エンジンコア4(図2)およびファン5を有するエンジン本体と、エンジン3の外殻を構成するエンジンナセル7と、排気ノズル6とを備えている。
これらの補機、補機に付随する配管や、種々の計器は、エンジンナセル7の内側で、エンジンコア4およびファン5の周囲に設置されている。
ファン5は、複数のブレード51(図1)を有するファン本体と、ファンケース52(図2)とを備えている。
ファンカウル10およびスラストリバーサーカウル20は、炭素繊維等の強化繊維を含有する繊維強化樹脂材料や、アルミニウム合金等の金属材料から形成することができる。
スラストリバーサーカウル20は、ファン5の後側でエンジンケース4Aを包囲するコアカウル(図示しない)を包囲している。スラストリバーサーカウル20は、通常時には、図2に示すようにファンカウル10の後側に連続しており、着陸時には逆推力を発生させるために後方へとスライドされる。
そして、バイパス流路9(図2)からさらに後方へと向かうファン流と、排気ノズル6から吐出されたジェット流とが合流し、エンジン3よりも後方へと排出される。
ファンカウル10の内側には、後述するように発光部15およびその配線と、プッシュ機構18が組み込まれている。
本実施形態では、いずれもエンジンナセル7を構成するファンカウル10およびスラストリバーサーカウル20のうちファンカウル10を例に取り、内舷側および外舷側のカウル部材11,12のロック忘れに対処するための構成を説明する。
また、内舷側カウル部材11の下端部11Bと、外舷側カウル部材12の下端部12Bとが対向している。
内舷側カウル部材11および外舷側カウル部材12はそれぞれ、円弧状に湾曲したパネル101と、パネル101の裏側に周方向に沿って設けられたフレームスチフナ102と、ヒンジ103と、ラッチ装置30を構成する部品とを備えている。
パネル101は、複数のフレームスチフナ102と、パネル101の上端部および下端部に軸線方向に沿って設けられたロンジロン104により補強されている。
ファンカウル10は、ファンカウル10に覆われている補機や計器の点検、整備の際に開かれる。内舷側カウル部材11および外舷側カウル部材12を開かれた状態のままファンケース52に支持する支持ロッド(図示しない)が、内舷側カウル部材11および外舷側カウル部材12のそれぞれに設けられている。
ラッチ装置30は、ラッチ31と、ラッチ31を係止する係止部32と、ラッチ31に組み付けられるラッチハンドル33(図3)とを含んで構成されている。
本実施形態では、外舷側カウル部材12の下端部12Bにラッチ31およびラッチハンドル33が設けられ、内舷側カウル部材11の下端部11Bに係止部32が設けられているが、その逆でもよい。
発光部15は、電線17を通じて電力が供給されることにより、光を発する。この発光部15は、ファンカウル10が閉まった状態にロックされていないときに、ロックされていないことを外部へと示す。ファンカウル10がロックされていないことを確実に示すため、発光部15は、例えば赤色等、昼夜を問わず見え易い波長の光を発する。
WOWスイッチ21は、機体の荷重(WOW;weight on wheel)が加えられているため脚19の緩衝支柱191が縮んでいることに基づいて、航空機が地上に在ることを検知する。このWOWスイッチ21により、航空機が飛行中であるのか地上に降りているのかを判別することができる。WOWスイッチ21として、緩衝支柱191の部位間が相対的に近接する状況を電気的に検知する近接スイッチを用いることができる。WOWスイッチ21には、機体の電子機器室に設置された電源23(バッテリ)から電線22を通じて電力が供給される。
WOWスイッチ21を用いて検出されたデータは、航空機の種々の制御に用いられる。図6に示す構成では、発光部15がWOWスイッチ21を介して電源23に接続されているので、WOWスイッチ21を介して電源23から発光部15に給電されることとなり、発光部15は、WOWスイッチ21の状態に直接的に連動して点灯/消灯する。
但し、WOWスイッチ21の信号をコントローラやリレー回路等に取り込んで間接的に発光部15に給電する構成も許容される。
一方、航空機が地上から離れており、緩衝支柱191の部位間が離れているためにWOWスイッチ21がオフ状態である間は、発光部15には給電されないので、発光部15は消灯している。
複数の発光部15は、ファンカウル10において水平方向に引いた直径の位置Pを含む周方向の所定の範囲に亘り配置されている。
これらの発光部15に代えて、LED等の複数の点光源が並んだライン状の発光部を同様の範囲に配置することもできる。
WOWスイッチ21がオン状態である間、電源電圧から回路部16におけるスイッチングによりパルス状の電圧信号を生成して発光部15に印加することで、発光部15を間欠的に点灯させる。すると、発光部15は印加パルスに対応する周期で点滅する。本明細書における「点灯」には、点滅を繰り返していることも含まれる。
プッシュ機構18は、ファンカウル10の下端部の近傍で内舷側カウル部材11と外舷側カウル部材12との間を押し広げることにより、ファンカウル10が閉まった状態にロックされていないときに内舷側カウル部材11と外舷側カウル部材12とが開いた状態を作る。そうすることで、図3に示すように、内舷側カウル部材11と外舷側カウル部材12とが、エアインレット7Aの表面よりも外側に突出する。そして、図3に示すように正面から見たとき、内舷側カウル部材11とエアインレット7Aとの間、そして外舷側カウル部材12とエアインレット7Aとの間にそれぞれ、隙間Sが確保される。
発光部15が位置するファンカウル10の前縁側でカウル部材11,12が押し広げられることで、少なくとも発光部15からファンカウル10の前縁までに亘り隙間Sが形成されるように、ファンカウル10の前縁の近傍にプッシュ機構18を配置している。
ポッド182は、外舷側カウル部材12の下端部12Bにおける前縁近傍にブラケット184により固定されている。プッシュロッド181はポッド182に組み付けられている。
受け部183は、プッシュロッド181の先端が突き当てられる壁である。受け部183は、内舷側カウル部材11の下端部11Bにおける前縁近傍に位置するロンジロン104(図4)の一部であってもよい。
まず、図3に示すようにラッチハンドル33を起こしてファンカウル10のロックを解除する。このとき、ラッチハンドル33に連動してラッチ31が係止部32から外れる。そして、プッシュ機構18(図7(a))のプッシュロッド181がバネの弾性力によりポッド182から伸び、それによって内舷側カウル部材11と外舷側カウル部材12との間が押し広げられる。
このとき、機体に装備されている電源系統を統括するサーキットブレーカーが投入されていれば、電源23からWOWスイッチ21へと給電されており、機体が地上に駐機されているためWOWスイッチ21がオン状態であるので、発光部15に給電されている(図6参照)。そのため、開かれたカウル部材11,12の裏側で、発光部15が点滅している。
つまり、ファンカウル10がロックされていなければ、図3に示すように、発光部15から発せられた光が隙間Sを通じて外部からも見える。その隙間Sから見える光により、ファンカウル10はロックされていないことが顕在化する。
そのため、ファンカウル10のロックが忘れられていたとしても、機体の周囲にいる整備員がそのことにすぐに気づき、ファンカウル10をロックすることができる。発光部15からの光が到達する限り、機体から遠く離れた位置においても、ロックされていないことを把握できる。
ファンカウル10がロックされると、内舷側カウル部材11および外舷側カウル部材12が完全に閉まり、隙間Sがなくなる。そのため、発光部15からの光が外部へと漏れていないことに基づいて、ファンカウル10がロックされていることを把握できる。
飛行を終えて着陸し、WOWスイッチ21がオン状態となれば、発光部15は再び点灯する。この状態でファンカウル10を開き、ロックを忘れたとしても、隙間Sから見える光によりそのことが顕在化するので、整備員によりファンカウル10をロックできる。その後、サーキットブレーカーが遮断されると、発光部15は消灯する。
発光部15からの光は、昼夜を問わず、そこに在ると意識して目を向けなくとも視覚することができる。
そして、発光部15は、光を反射する塗料や部材等とは違って整備用ライト等による外光を必要とすることなく、それ自体が光を能動的に発する。
さらに、本実施形態では、プッシュ機構18により確保された隙間Sに並んだ複数の発光部15により、ファンカウル10の内舷側と外舷側のそれぞれにおいて、周方向の所定範囲に亘る領域から光が射出される。この領域は、ファンカウル10の高さ方向の中央部にあり、エンジン3の周囲に立つ整備員の視線が届き易い位置にあるので、整備員は、発光部15からの光を容易に視覚することができる。
仮に、ロックされていない旨の警告メッセージをコックピット内の装置に表示するため、センサにより検出された値に基づいてロックされているか否かを判定し、ロックされていなければ航空機のアビオニクスのデータバスを通じてコックピット内の装置に送信するとする。その場合は、ロックされているか否かを適切に判定するロジックを含むソフトウェアや、冗長性および耐雷性を考慮したセンサ、コントローラ、配線等の設計開発が必要となる。アビオニクスのデータバスの増設が必要となることもある。そうした設計開発のために、多大なコストおよび時間が費やされる。
本実施形態において、ファンカウル10がロックされていないことを示すために必要な発光部15は、ロックの不備が発覚したときにそれを是正可能である駐機時には常時、点灯している。そして、駐機中に、隙間Sを通じて外部から見える光によってファンカウル10がロックされていないことが確実に示されるし、外部から光が見えないことに基づいて、ファンカウル10がロックされていることも確実に示される。
発光部15は、信頼性が確立されたWOWスイッチ21に連動して、誤動作なく入り切りされる。そして、発光部15に電圧を印加する回路部16としては、十分な信頼性を備え、しかも小型で軽量なものを汎用品から自由に選択可能である。
したがって、本実施形態によれば、上述のようにコックピット内の装置に警告メッセージを表示する場合に比べ、ロック不備への対策に要するコストや時間を大幅に抑えながら、ファンカウル10のロックの状態を確実に示すことを実現できる。
発光部15から発せられた光が隙間Sを通じてファンカウル10の外部から見える限り、ファンカウル10の軸線方向の中央部に発光部15を設けることも許容される。
図8に示す例では、ラッチハンドル33の裏側にも発光部15が組み込まれている。外舷側カウル部材12の内周部に配線される電線17(図6)が、ラッチハンドル33の裏側の発光部15にまで取り回されている。
ファンカウル10がロックされていないときは、図8に示すようにラッチハンドル33がファンカウル10の表面から突出しており、ラッチハンドル33の裏側が露出している。そのため、突出しているラッチハンドル33の外観と、ラッチハンドル33の裏側の発光部15から発せられる光とに基づいて、ロックされていないことを把握することができる。ラッチハンドル33を倒してファンカウル10をロックすると、発光部15からの光が外部から見えなくなるので、ロックされていることを把握できる。
航空機に装備されているフライトコンピュータ等の装置25には、WOWスイッチ21の状態が電線26を通じて取得される。装置25は、発光部15を駆動する回路部16に電線27により接続されている。
装置25は、WOWスイッチ21がオン状態のときに発光部15に給電することで発光部15を点灯させ、WOWスイッチ21がオフ状態のときに発光部15に給電しないことで発光部15を消灯させる。
図9のように構成しても、上記実施形態と同様に、WOWスイッチ21の状態に基づいて発光部15が点灯/消灯する。そして、発光部15が点灯しているときにファンカウル10の内周の隙間Sから漏出する光によって、ロック忘れに気付くことができる。
例えば、ファンカウル10の外舷側カウル部材12を、外舷側カウル部材12に設けられたプッシュロッド181により、開閉されない一体の部材であるエアインレット7Aに設けられた受け部に対して押すものとする。すると、外舷側カウル部材12が押し戻されるようにして開き、外舷側カウル部材12の内周に隙間Sが確保されるので、この隙間Sを通じて発光部15からの光がよく見える。この場合、発光部15が、外舷側カウル部材12の内側にだけ配置されていてもよい。
2 エンジンパイロン
2A フェアリング
3 エンジン
4 エンジンコア(エンジン本体)
4A エンジンケース
5 ファン(エンジン本体)
6 排気ノズル
7 エンジンナセル
7A エアインレット
8 カウル部材
9 バイパス流路
10 ファンカウル(第1カウル)
10A 前縁
11 内舷側カウル部材
11A 上端部
11B 下端部
12 外舷側カウル部材
12A 上端部
12B 下端部
15 発光部
16 回路部
17 電線
18 プッシュ機構
19 脚
20 スラストリバーサーカウル(第2カウル)
21 WOWスイッチ(スイッチ)
22 電線
23 電源
25 装置
26,27 電線
30 ラッチ装置(ロック部)
31 ラッチ
32 係止部
33 ラッチハンドル(ハンドル)
51 ブレード
52 ファンケース
101 パネル
102 フレームスチフナ
103 ヒンジ
104 ロンジロン
181 プッシュロッド
182 ポッド
183 受け部
184 ブラケット
191 緩衝支柱
P 位置
S 隙間
V 鉛直線
Claims (9)
- 推力を出力するエンジン本体および前記エンジン本体を包囲するエンジンナセルを有するエンジンと、
前記エンジン本体を機体に支持するとともに、前記エンジンナセルを構成するカウル部材を開閉可能に軸支するエンジンパイロンと、
前記エンジンナセルの前記カウル部材を閉まった状態にロックするロック部と、
前記カウル部材の内側に配置され、前記カウル部材がロックされていないことを示す単数または複数の発光部と、を備え、
前記発光部から発せられ、前記カウル部材がロックされていないときに前記カウル部材の内周にできる隙間を通じて前記エンジンナセルの外部から見える光により、
前記カウル部材がロックされていないことが顕在化される、
ことを特徴とする航空機。 - 推力を出力するエンジン本体および前記エンジン本体を包囲するエンジンナセルを有するエンジンと、
前記エンジン本体を機体に支持するとともに、前記エンジンナセルを構成するカウル部材を開閉可能に軸支するエンジンパイロンと、
前記エンジンナセルの前記カウル部材を閉まった状態にロックするロック部と、
前記カウル部材の内側に配置され、前記カウル部材がロックされていないことを示す単数または複数の発光部と、を備え、
前記発光部は、
前記機体の荷重が脚に加えられているときにオン状態となるスイッチを介して電源に接続され、
前記スイッチがオン状態のときに点灯し、
前記スイッチがオフ状態のときに消灯する、
ことを特徴とする航空機。 - 推力を出力するエンジン本体および前記エンジン本体を包囲するエンジンナセルを有するエンジンと、
前記エンジン本体を機体に支持するとともに、前記エンジンナセルを構成するカウル部材を開閉可能に軸支するエンジンパイロンと、
前記エンジンナセルの前記カウル部材を閉まった状態にロックするロック部と、
前記カウル部材の内側に配置され、前記カウル部材がロックされていないことを示す単数または複数の発光部と、
前記機体の荷重が脚に加えられているときにオン状態となるスイッチの状態を取得する装置と、を備え、
前記装置は、
前記スイッチがオン状態のときに前記発光部に給電することで前記発光部を点灯させ、
前記スイッチがオフ状態のときに前記発光部に給電しないことで前記発光部を消灯させる、
ことを特徴とする航空機。 - 推力を出力するエンジン本体および前記エンジン本体を包囲するエンジンナセルを有するエンジンと、
前記エンジン本体を機体に支持するとともに、前記エンジンナセルを構成するカウル部材を開閉可能に軸支するエンジンパイロンと、
前記エンジンナセルの前記カウル部材を閉まった状態にロックするロック部と、
前記カウル部材の内側に配置され、前記カウル部材がロックされていないことを示す単数または複数の発光部と、
前記発光部にパルス状の電圧信号を印加する回路部と、を備え、
前記発光部は、印加電圧に対応する周期で点滅する、
ことを特徴とする航空機。 - 推力を出力するエンジン本体および前記エンジン本体を包囲するエンジンナセルを有するエンジンと、
前記エンジン本体を機体に支持するとともに、前記エンジンナセルを構成するカウル部材を開閉可能に軸支するエンジンパイロンと、
前記エンジンナセルの前記カウル部材を閉まった状態にロックするロック部と、
前記カウル部材の内側に配置され、前記カウル部材がロックされていないことを示す単数または複数の発光部と、を備えるとともに、
前記カウル部材として、
前記エンジン本体に含まれるファンを包囲する第1カウルと、
前記エンジン本体に含まれるエンジンコアを包囲する第2カウルと、を備え、
前記発光部は、
前記第1カウルおよび前記第2カウルの少なくとも一方の内側に配置されている、
ことを特徴とする航空機。 - 推力を出力するエンジン本体および前記エンジン本体を包囲するエンジンナセルを有するエンジンと、
前記エンジン本体を機体に支持するとともに、前記エンジンナセルを構成するカウル部材を開閉可能に軸支するエンジンパイロンと、
前記エンジンナセルの前記カウル部材を閉まった状態にロックするロック部と、
前記カウル部材の内側に配置され、前記カウル部材がロックされていないことを示す単数または複数の発光部と、を備えるとともに、
前記エンジンナセルの下端部の近傍に、
前記エンジンナセルの内舷側に位置する前記カウル部材と、前記エンジンナセルの外舷
側に位置する前記カウル部材との間を押し広げるプッシュ機構を備える、
ことを特徴とする航空機。 - 推力を出力するエンジン本体および前記エンジン本体を包囲するエンジンナセルを有するエンジンと、
前記エンジン本体を機体に支持するとともに、前記エンジンナセルを構成するカウル部材を開閉可能に軸支するエンジンパイロンと、
前記エンジンナセルの前記カウル部材を閉まった状態にロックするロック部と、
前記カウル部材の内側に配置され、前記カウル部材がロックされていないことを示す単数または複数の発光部と、を備えるとともに、
前記ロック部は、
前記カウル部材をロックする操作が可能なハンドルを備え、
前記発光部は、
前記カウル部材の内側に加えて、
前記カウル部材がロックされていないときに露出する前記ハンドルの裏側にも配置されている、
ことを特徴とする航空機。 - 推力を出力するエンジン本体および前記エンジン本体を包囲するエンジンナセルを有するエンジンと、
前記エンジン本体を機体に支持するとともに、前記エンジンナセルを構成するカウル部材を開閉可能に軸支するエンジンパイロンと、
前記エンジンナセルの前記カウル部材を閉まった状態にロックするロック部と、
前記カウル部材の内側に配置され、前記カウル部材がロックされていないことを示す単数または複数の発光部と、を備えるとともに、
前記発光部は、
前記エンジンナセルにおいて水平方向に引いた直径の位置またはその近傍を含む周方向の所定の範囲に亘り配置されている、
ことを特徴とする航空機。 - 前記発光部は、
前記カウル部材の前縁の近傍および前記カウル部材の後縁の近傍の少なくとも一方に配置されている、
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の航空機。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016029469A JP6664233B2 (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | 航空機 |
EP17153783.0A EP3208188B1 (en) | 2016-02-19 | 2017-01-30 | Aircraft, aircraft engine, and aircraft engine nacelle |
US15/421,619 US10479516B2 (en) | 2016-02-19 | 2017-02-01 | Aircraft, aircraft engine, and aircraft engine nacelle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016029469A JP6664233B2 (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | 航空機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017144930A JP2017144930A (ja) | 2017-08-24 |
JP6664233B2 true JP6664233B2 (ja) | 2020-03-13 |
Family
ID=57914903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016029469A Active JP6664233B2 (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | 航空機 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10479516B2 (ja) |
EP (1) | EP3208188B1 (ja) |
JP (1) | JP6664233B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR3047973B1 (fr) * | 2016-02-23 | 2018-03-09 | Airbus Operations | Ensemble moteur pour aeronef, comprenant un dispositif d'accrochage du moteur equipe de capots mobiles structuraux relies au caisson central |
US11142326B2 (en) * | 2018-07-27 | 2021-10-12 | The Boeing Company | Mechanism for indicating position of a latch mechanism for an aircraft nacelle |
ES2943140T3 (es) * | 2019-02-05 | 2023-06-09 | Airbus Defence & Space Sau | Sistema de aviso de estado abierto de una cubierta de ventilador de dos partes |
US11447260B2 (en) * | 2019-10-04 | 2022-09-20 | Rohr, Inc. | Cowl door latch assembly |
US11866189B2 (en) * | 2020-03-26 | 2024-01-09 | Hartwell Corporation | Latching system with movable anti-shear mechanism |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2832752B1 (fr) | 2001-11-27 | 2004-08-06 | Airbus France | Dispositif indicateur de defaut de fermeture d'au moins un mecanisme de verrouillage interpose entre deux elements |
US7131672B2 (en) * | 2002-05-03 | 2006-11-07 | Hartwell Corporation | Latch mechanism |
US7252311B2 (en) * | 2003-09-17 | 2007-08-07 | Hartwell Corporation | Motor driven latch |
FR2979369B1 (fr) * | 2011-08-22 | 2013-08-23 | Aircelle Sa | Dispositif de verrouillage a detection mecanique de fermeture et ouverture |
FR3016157B1 (fr) * | 2014-01-07 | 2018-03-02 | Airbus Operations (S.A.S) | Nacelle d'aeronef comprenant un dispositif visuel d'alerte de defaut de verrouillage des capots. |
US9725183B2 (en) * | 2015-06-22 | 2017-08-08 | Rohr, Inc. | Pylon with noise attenuating fairing |
-
2016
- 2016-02-19 JP JP2016029469A patent/JP6664233B2/ja active Active
-
2017
- 2017-01-30 EP EP17153783.0A patent/EP3208188B1/en active Active
- 2017-02-01 US US15/421,619 patent/US10479516B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP3208188A2 (en) | 2017-08-23 |
US20170240287A1 (en) | 2017-08-24 |
EP3208188B1 (en) | 2019-11-06 |
EP3208188A3 (en) | 2017-12-13 |
JP2017144930A (ja) | 2017-08-24 |
US10479516B2 (en) | 2019-11-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6664233B2 (ja) | 航空機 | |
RU2466910C2 (ru) | Устройство управления приводами техобслуживания капотов гондолы турбореактивного двигателя | |
US9726112B2 (en) | Reverse flow gas turbine engine airflow bypass | |
US7633409B2 (en) | Aircraft provided with a cabin differential pressure warning system | |
GB2422042A (en) | checklist error mitigation system | |
CN103168143B (zh) | 具有关闭和开启机械检测的锁定设备 | |
US11273927B2 (en) | Micro-auxiliary power units | |
ES2952659T3 (es) | Sistema de protección contra el hielo para aeronaves | |
BR102018004697A2 (pt) | montagens de compartimentos de armazenamento operadas sem toque | |
US10220959B2 (en) | Aircraft lighting system | |
US8939401B2 (en) | System for controlling the cowl of a turbojet engine nacelle thrust reverser | |
JP2011003185A (ja) | 航空機の貨物室ならびに一体化された煙検出器および貨物室ライトユニット | |
US20110279741A1 (en) | Flexible and contouring screen for aircraft passenger cabin | |
US9945150B2 (en) | High visibility latch handle | |
ES2553752T3 (es) | Sistema de accionamiento y de control de un capó móvil de góndola de turborreactor | |
BR102018004703A2 (pt) | conjuntos de compartimento de armazenamento iluminado dentro de veículos | |
US20220340269A1 (en) | Aircraft system | |
US20190127075A1 (en) | Latch indication system and method for a fan cowl of an air vehicle | |
CN110761630B (zh) | 用于指示飞行器机舱用闩锁机构的位置的机构 | |
US9725156B2 (en) | Rotor fairing, a rotor, and an aircraft | |
US8174396B1 (en) | Communication system from airport gate to cockpit | |
US20210221517A1 (en) | Aircraft suite | |
KR101706990B1 (ko) | 프로펠러 자동 급제동 및 경고 장치 및 방법 | |
BRPI0702820B1 (pt) | sistema de segurança para uma aeronave dotado de pelo menos um dispositivo funcional utilizando a energia primária | |
EP3010807B1 (fr) | Aéronef apte à passer du domaine aérien au domaine spatial et procédé pour l'adaptation automatique de sa configuration |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20190208 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200107 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200129 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200218 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6664233 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |