JP6664233B2 - 航空機 - Google Patents

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Description

本発明は、航空機のエンジンの整備のために開閉されるエンジンナセルに関する。
航空機のエンジンナセルは、軸線に沿って2つに分割されており、エンジンパイロンに取り付けられたヒンジにより内舷側と外舷側のカウル部材が両側に開く。それらのカウル部材を開いた状態に支持しつつ、エンジンに備えられた補機や種々の計器等の整備を行う。その後、カウル部材を支持するロッドを外してカウル部材を下方へと回動させる。そして、自重により下がった内舷側と外舷側のカウル部材をラッチハンドルにより近接させ、両カウル部材の各々に設けられたラッチ部品を互いに係止させることにより、カウル部材を閉まった状態にロックする。
エンジンナセルのロック忘れに対処できる技術が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載されたエンジンナセルは、カウル部材のロックおよびロック解除を操作するためのラッチハンドルを覆うカバーを備えている。このカバーは、エンジンナセルの軸線方向に間隔をおいて複数のラッチハンドルが配置されている領域に亘りエンジンナセルの表面を広範囲に覆うもので、エンジンナセルに対して起伏可能である。各ラッチハンドルを操作してカウル部材をロックしたならば、カバーをエンジンナセルに向けて倒す。カバーは、各ラッチハンドルを覆った状態でエンジンナセルに係止される。
特許文献1の構成によれば、エンジンナセルから垂下するカバーを目印として、カウル部材のロック作業が適切に行われていないことに気付くようにしている。
一方、カウル部材同士の近接状況を近接センサにより電気的に検出し、近接センサの検出値が入力されるコントローラにより、カウル部材がロックされているか否かを判定することが知られている。ロックされていない場合は、コントローラから、飛行に必要な情報を管轄するシステムへと送信される信号に基づいて、カウル部材がロックされていないことを意味する警告がコックピット内の装置に表示される。
米国特許第6824175号
特許文献1のような大面積のカバーがエンジンナセルから垂下していたとしても、意外と気付かないことがあり得る。エンジンナセルの下方に位置するカバーに注意して目を向けないと、カバーが垂下していること自体に気付かず、カウル部材がロックされていないことを把握できないおそれがある。
一方、カウル部材同士の近接状況を電気的に検出し、コックピット内の装置に警告を表示することで乗員に注意を喚起する場合は、近接状況の検出からロック状態の判定、警告の表示までの系統に冗長性を与える必要がある。そうした冗長性を考慮し、コントローラや配線等を含む装置一式の設計および開発、そして場合によっては既存システムの一部変更が必要となるので、多大なコストおよび時間を要する。
以上より、本発明は、カウル部材のロック忘れへの対策に要するコストや時間を抑えながら、カウル部材がロックされていないことを確実に把握することを目的とする。
本発明の航空機は、推力を出力するエンジン本体およびエンジン本体を包囲するエンジンナセルを有するエンジンと、エンジン本体を機体に支持するとともに、エンジンナセルを構成するカウル部材を開閉可能に軸支するエンジンパイロンと、エンジンナセルのカウル部材を閉まった状態にロックするロック部と、カウル部材の内側に配置され、カウル部材がロックされていないことを示す単数または複数の発光部と、を備えることを特徴とする。
本発明の航空機においては、発光部から発せられ、カウル部材がロックされていないときにカウル部材の内周にできる隙間を通じてエンジンナセルの外部から見える光により、カウル部材がロックされていないことが顕在化される。
本発明の航空機において、発光部は、機体の荷重が脚に加えられているときにオン状態となるスイッチを介して電源に接続され、スイッチがオン状態のときに点灯し、スイッチがオフ状態のときに消灯することが好ましい。
本発明の航空機においては、機体の荷重が脚に加えられているときにオン状態となるスイッチの状態を取得する装置を備え、装置は、スイッチがオン状態のときに発光部に給電することで発光部を点灯させ、スイッチがオフ状態のときに発光部に給電しないことで発光部を消灯させることが好ましい。
本発明の航空機は、発光部にパルス状の電圧信号を印加する回路部を備え、発光部は、印加電圧に対応する周期で点滅することが好ましい。
本発明の航空機は、カウル部材として、エンジン本体に含まれるファンを包囲する第1カウルと、エンジン本体に含まれるエンジンコアを包囲する第2カウルと、を備え、発光部は、第1カウルおよび第2カウルの少なくとも一方の内側に配置することができる。
ここで、第2カウルがロックされていなければ第1カウルをロックできない構造となっている場合は、カウル部材全体のロックを保証するため、第1、第2カウルのうち少なくとも第1カウルの内側に発光部を配置する。
逆に、第1カウルがロックされていなければ第2カウルをロックできない構造となっている場合は、第1、第2カウルのうち少なくとも第2カウルの内側に発光部を配置する。
本発明の航空機は、エンジンナセルの下端部の近傍に、エンジンナセルの内舷側に位置するカウル部材と、エンジンナセルの外舷側に位置するカウル部材との間を押し広げるプッシュ機構を備えることが好ましい。
本発明の航空機において、ロック部は、カウル部材をロックする操作が可能なハンドルを備え、発光部は、カウル部材の内側に加えて、カウル部材がロックされていないときに露出するハンドルの裏側にも配置されていることが好ましい。
本発明の航空機において、発光部は、カウル部材の前縁の近傍およびカウル部材の後縁の近傍の少なくとも一方に配置されていることが好ましい。
本発明の航空機において、発光部は、エンジンナセルにおいて水平方向に引いた直径の位置またはその近傍を含む周方向の所定の範囲に亘り配置されていることが好ましい。
カウル部材がロックされていない状態ではエンジンナセルの所定の位置に隙間ができ、カウル部材がロックされている状態ではその位置に隙間ができない。したがって、発光部が光を発している限り、隙間を通じて外部から見える光によってカウル部材がロックされていないことが確実に示されるし、外部から光が見えないことに基づいて、カウル部材がロックされていることも確実に示される。
本発明では、隙間の有無に関するエンジンナセルの機械的な状態が、発光部からの光がエンジンナセルの外部へと表出されるか否かを切り替える機械的なスイッチとして働く。そのため、ロックされているか否かを電気的に検出するセンサを用いる場合とは異なり、故障のおそれが少なく、しかも、ロックの状態を目視で確認することが出来るので、高い信頼性がもたらされる。
発光部からの光は、昼夜を問わず、そこに在ると意識して目を向けなくとも視覚することができる。
従って、本発明では、電気的なセンサによりロックされているか否かを検出し、ロックの状態をコックピット内の装置に表示する場合とは異なり、コントローラや、コックピット内までの配線を設計開発する必要がないことに加え、屋外にいる機体周囲の整備員が点滅光にすぐに気づき、カウル部材をロックすることができる。発光部からの光が到達する限り、機体から遠く離れた位置においても、ロックされていないことを把握できる。
以上によれば、本発明は、カウル部材のロック忘れへの対策に要するコストや時間を抑えながら、カウル部材がロックされていないことを確実に把握することができる。
本発明の実施形態に係る航空機のエンジンを示す斜視図である。 図1に示すエンジンの側面図である。 図1に示すエンジンの正面図である。 エンジンナセルのカウル部材であるファンカウルを示す斜視図である。 ファンカウルが開かれた状態のエンジンを示す正面図である。 ファンカウルに組み込まれた発光部と、WOWスイッチと、電源とを示す模式図である。 (a)および(b)は、ファンカウルに備えられたプッシュ機構を説明するための模式図である。 ラッチハンドルにも発光部が設けられている本発明の変形例を示す図である。 WOWスイッチの状態に基づいて発光部が点灯/消灯する本発明の変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
図1および図2に示すように、航空機の主翼1(図2)の下側にはエンジンパイロン2が取り付けられており、エンジンパイロン2によりエンジン3が主翼1に支持されている。
図1および図2をはじめとする各図には、左側の主翼1(左翼)に支持されるエンジン3を示している。
エンジンパイロン2は、構造部材であるパイロン本体(図示しない)と、パイロン本体に設けられる空力覆いであるフェアリング2Aとを備えている。
エンジン3は、図2に示すように、燃料が供給されるエンジンコア4よりも前方にファン5を備えたターボファンエンジンである。
本明細書では、エンジン3においてファン5が配置されている側を「前」、反対側を「後」と定義する。
エンジン3は、エンジンコア4(図2)およびファン5を有するエンジン本体と、エンジン3の外殻を構成するエンジンナセル7と、排気ノズル6とを備えている。
エンジンコア4(図2)は、構成要素の図示を省略するが、低圧圧縮機と、高圧圧縮機と、燃焼室と、高圧タービンと、低圧タービンとを備えている。これらの構成要素は、エンジンケース4A内に収容される。エンジンコア4により作られるジェット流は、排気ノズル6から噴出する。
エンジン3には、図示を省略するが、燃料制御装置、燃料ポンプ、点火装置、複数の熱交換器などの種々の補機や、温度センサ等の種々の計器が装備されている。
これらの補機、補機に付随する配管や、種々の計器は、エンジンナセル7の内側で、エンジンコア4およびファン5の周囲に設置されている。
ファン5は、エンジンコア4の高圧タービンまたは低圧タービンの回転力が伝達されることで回転される。
ファン5は、複数のブレード51(図1)を有するファン本体と、ファンケース52(図2)とを備えている。
エンジンナセル7は、図1および図2に示すように、前端に位置するエアインレット7Aと、エアインレット7Aに連続するカウル部材8とを備えている。
エンジンナセル7は、カウル部材8として、ファンカウル10およびスラストリバーサーカウル20を備えている。
ファンカウル10およびスラストリバーサーカウル20は、炭素繊維等の強化繊維を含有する繊維強化樹脂材料や、アルミニウム合金等の金属材料から形成することができる。
ファンカウル10は、図2に示すように、ファン5を包囲している。
スラストリバーサーカウル20は、ファン5の後側でエンジンケース4Aを包囲するコアカウル(図示しない)を包囲している。スラストリバーサーカウル20は、通常時には、図2に示すようにファンカウル10の後側に連続しており、着陸時には逆推力を発生させるために後方へとスライドされる。
エアインレット7Aからエンジンナセル7の内側に取り込まれたエアは、ファン5から後方へと吐出されると、エンジンケース4A内のエンジンコア4内に供給される流れと、エンジンケース4Aを包囲するコアカウルおよびスラストリバーサーカウル20の間のバイパス流路9を通り抜ける流れ(ファン流)とに分配される。
そして、バイパス流路9(図2)からさらに後方へと向かうファン流と、排気ノズル6から吐出されたジェット流とが合流し、エンジン3よりも後方へと排出される。
ファンカウル10およびスラストリバーサーカウル20はいずれも、エンジンパイロン2に取り付けられる上端と下端とで軸線に沿って分割されている。主翼1に与えられた上反角により(図6参照)、ファンカウル10およびスラストリバーサーカウル20における内舷側(胴体側)と外舷側(翼端側)の境界部の位置は、地上に対して垂直な鉛直線V(図6)からシフトしている。下端側の境界部は、鉛直線Vよりも外舷側に位置している。
ファンカウル10は、図3に示すように、内舷側カウル部材11と、外舷側カウル部材12とから構成されている。スラストリバーサーカウル20も、ファンカウル10と同様に、内舷側カウル部材と、外舷側カウル部材とから構成されている。
ファンカウル10の内側には、後述するように発光部15およびその配線と、プッシュ機構18が組み込まれている。
本実施形態では、いずれもエンジンナセル7を構成するファンカウル10およびスラストリバーサーカウル20のうちファンカウル10を例に取り、内舷側および外舷側のカウル部材11,12のロック忘れに対処するための構成を説明する。
図3に示すように、内舷側カウル部材11の上端部11Aと、外舷側カウル部材12の上端部12Aとがエンジンパイロン2を間に挟んで対向し、それぞれエンジンパイロン2の構造部材に取り付けられている。
また、内舷側カウル部材11の下端部11Bと、外舷側カウル部材12の下端部12Bとが対向している。
図4は、ファンカウル10の内舷側カウル部材11および外舷側カウル部材12の構造を示している。
内舷側カウル部材11および外舷側カウル部材12はそれぞれ、円弧状に湾曲したパネル101と、パネル101の裏側に周方向に沿って設けられたフレームスチフナ102と、ヒンジ103と、ラッチ装置30を構成する部品とを備えている。
パネル101は、複数のフレームスチフナ102と、パネル101の上端部および下端部に軸線方向に沿って設けられたロンジロン104により補強されている。
内舷側カウル部材11の上端部11A、および外舷側カウル部材12の上端部12Aにはそれぞれ、軸線方向に間隔をおいて複数のヒンジ103が設けられている。これらのヒンジ103は、エンジンパイロン2の構造部材に開閉可能に軸支される。つまり、ヒンジ103により、内舷側カウル部材11および外舷側カウル部材12のそれぞれを回動させ、図5に示すようにファンカウル10を両側に開いたり、図1に示すように閉めたりすることができる。
ファンカウル10は、ファンカウル10に覆われている補機や計器の点検、整備の際に開かれる。内舷側カウル部材11および外舷側カウル部材12を開かれた状態のままファンケース52に支持する支持ロッド(図示しない)が、内舷側カウル部材11および外舷側カウル部材12のそれぞれに設けられている。
ラッチ装置30は、内舷側カウル部材11の下端部11Bと、外舷側カウル部材12の下端部12Bとを結合する。このラッチ装置30により、ファンカウル10が閉まった状態にロックされる。ラッチ装置30によりファンカウル10がロックされていなければ、主翼1の上反角に起因して、内舷側カウル部材11は自重により少し開く。
内舷側および外舷側のカウル部材11,12の下端部には、軸線方向に間隔をおいて複数のラッチ装置30が設けられている。
ラッチ装置30は、ラッチ31と、ラッチ31を係止する係止部32と、ラッチ31に組み付けられるラッチハンドル33(図3)とを含んで構成されている。
本実施形態では、外舷側カウル部材12の下端部12Bにラッチ31およびラッチハンドル33が設けられ、内舷側カウル部材11の下端部11Bに係止部32が設けられているが、その逆でもよい。
図6に示すように、ファンカウル10の内周部には、光源を有する発光部15および電線17が備えられている。
発光部15は、電線17を通じて電力が供給されることにより、光を発する。この発光部15は、ファンカウル10が閉まった状態にロックされていないときに、ロックされていないことを外部へと示す。ファンカウル10がロックされていないことを確実に示すため、発光部15は、例えば赤色等、昼夜を問わず見え易い波長の光を発する。
発光部15の光源として、本実施形態では、消費電力、寿命、および信頼性の観点より、LED(light emitting diode)素子を用いている。発光部15にレンズ等の光学部品を加えることもできる。その他、例えば、有機EL(electroluminescence)等の任意の光源を発光部15に用いることができる。
発光部15に電力が供給される/供給されないを切り替えるスイッチとして、航空機の機体を支持する脚19(降着装置)に備えられたWOWスイッチ21が用いられている。また、電源23からWOWスイッチ21へと取り回された電線22が、発光部15に電力を供給するためにも使用されている。
WOWスイッチ21は、機体の荷重(WOW;weight on wheel)が加えられているため脚19の緩衝支柱191が縮んでいることに基づいて、航空機が地上に在ることを検知する。このWOWスイッチ21により、航空機が飛行中であるのか地上に降りているのかを判別することができる。WOWスイッチ21として、緩衝支柱191の部位間が相対的に近接する状況を電気的に検知する近接スイッチを用いることができる。WOWスイッチ21には、機体の電子機器室に設置された電源23(バッテリ)から電線22を通じて電力が供給される。
WOWスイッチ21を用いて検出されたデータは、航空機の種々の制御に用いられる。図6に示す構成では、発光部15がWOWスイッチ21を介して電源23に接続されているので、WOWスイッチ21を介して電源23から発光部15に給電されることとなり、発光部15は、WOWスイッチ21の状態に直接的に連動して点灯/消灯する。
但し、WOWスイッチ21の信号をコントローラやリレー回路等に取り込んで間接的に発光部15に給電する構成も許容される。
緩衝支柱191が縮んでいるため緩衝支柱191の部位間が近接していれば、図6に示すようにWOWスイッチ21はオン状態となって、電線22および電線17を通じて電源23から発光部15に電力が供給される。つまり、航空機が地上に在って、WOWスイッチ21がオン状態である間は、発光部15に給電されるため、発光部15は常時点灯している。
一方、航空機が地上から離れており、緩衝支柱191の部位間が離れているためにWOWスイッチ21がオフ状態である間は、発光部15には給電されないので、発光部15は消灯している。
本実施形態では、複数の発光部15が電線17により直列に接続されており、ファンカウル10の前縁10Aの近傍でファンカウル10の周方向に間隔をおいて複数の発光部15が配置される。ファンカウル10の内周部にはフレームスチフナ102が設けられているので、フレームスチフナ102に沿って電線17を容易に配線することができる。電線17は、フレームスチフナ102にブラケットにより固定することができる。
複数の発光部15は、ファンカウル10において水平方向に引いた直径の位置Pを含む周方向の所定の範囲に亘り配置されている。
これらの発光部15に代えて、LED等の複数の点光源が並んだライン状の発光部を同様の範囲に配置することもできる。
なお、発光部15および電線17をファンケース52の外周部に設けることもできる。
本実施形態では、WOWスイッチ21に接続された、発光部15を駆動する回路部16により、複数の発光部15に電圧信号が印加される。回路部16は、詳細な図示を省略するが、IC(Integrated Circuit)および半導体スイッチング素子が設けられた回路基板と、コンデンサ等の電子部品と、回路基板および電子部品を収容するケースとを備えている。発光部15と同様に、ファンカウル10の内周部に回路部16を設けることができるし、図6に示すように、エンジンパイロン2の内部に回路部16を設けることもできる。
WOWスイッチ21がオン状態である間、電源電圧から回路部16におけるスイッチングによりパルス状の電圧信号を生成して発光部15に印加することで、発光部15を間欠的に点灯させる。すると、発光部15は印加パルスに対応する周期で点滅する。本明細書における「点灯」には、点滅を繰り返していることも含まれる。
図7(a)は、ファンカウル10の内周部に備えられるプッシュ機構18を模式的に示している。
プッシュ機構18は、ファンカウル10の下端部の近傍で内舷側カウル部材11と外舷側カウル部材12との間を押し広げることにより、ファンカウル10が閉まった状態にロックされていないときに内舷側カウル部材11と外舷側カウル部材12とが開いた状態を作る。そうすることで、図3に示すように、内舷側カウル部材11と外舷側カウル部材12とが、エアインレット7Aの表面よりも外側に突出する。そして、図3に示すように正面から見たとき、内舷側カウル部材11とエアインレット7Aとの間、そして外舷側カウル部材12とエアインレット7Aとの間にそれぞれ、隙間Sが確保される。
上述したように、航空機が地上にある間は発光部15に給電されている。そのため、隙間Sを通じて、発光部15が点滅しているのがファンカウル10の外部から見える。ファンカウル10の外部から光が見え易いように、適切な幅の隙間Sがプッシュ機構18により確保されていることが好ましい。
発光部15が位置するファンカウル10の前縁側でカウル部材11,12が押し広げられることで、少なくとも発光部15からファンカウル10の前縁までに亘り隙間Sが形成されるように、ファンカウル10の前縁の近傍にプッシュ機構18を配置している。
上反角により少し開く内舷側カウル部材11についても、プッシュ機構18が備えられていることで、内舷側カウル部材11と、その前後に位置するエアインレット7Aやスラストリバーサーカウル20との境界部における摩擦の状態にかかわらず、隙間Sを安定して確保できる。
図7(a)に示すように、プッシュ機構18は、プッシュロッド181と、プッシュロッド181を加圧する図示しないバネを内蔵するポッド182と、プッシュロッド181による押圧力を受ける受け部183とを備えている。
ポッド182は、外舷側カウル部材12の下端部12Bにおける前縁近傍にブラケット184により固定されている。プッシュロッド181はポッド182に組み付けられている。
受け部183は、プッシュロッド181の先端が突き当てられる壁である。受け部183は、内舷側カウル部材11の下端部11Bにおける前縁近傍に位置するロンジロン104(図4)の一部であってもよい。
プッシュロッド181およびポッド182は、内舷側カウル部材11の下端部11Bと外舷側カウル部材12の下端部12Bとに跨がるように、ほぼ水平に設置されている。カウル部材11,12の間がプッシュ機構18により押し広げられると、図3に示すように、押し広げられる向きへとカウル部材11,12が膨らむ。カウル部材11,12の内周の隙間は、概ね、ファンカウル10において水平方向に引いた直径の位置Pまたはその近傍で最大となる。カウル部材11,12の内周の隙間Sは略三日月状に形成される。
プッシュ機構18により両側に押し広げられているカウル部材11,12を、図7(b)に示すようにポッド182内のバネの弾性力に抗して閉めつつ、ラッチハンドル33(図3)をカウル部材12の表面に向けて倒すと、ラッチハンドル33に連動するラッチ31が係止部32に係止される。こうしてファンカウル10が閉まった状態にロックされると、隙間Sはなくなり、図1に示すように、ファンカウル10の表面とエアインレット7Aの表面とが連続する。ファンカウル10がロックされているときも、機体が地上にある間は、ファンカウル10の内側で発光部15が点灯しているが、隙間Sがないためファンカウル10の外部からは見えない。
以下、ファンカウル10を開いて整備を行い、ファンカウル10を閉めてロックするまでの一連の作業手順について説明する。
まず、図3に示すようにラッチハンドル33を起こしてファンカウル10のロックを解除する。このとき、ラッチハンドル33に連動してラッチ31が係止部32から外れる。そして、プッシュ機構18(図7(a))のプッシュロッド181がバネの弾性力によりポッド182から伸び、それによって内舷側カウル部材11と外舷側カウル部材12との間が押し広げられる。
ファンカウル10のロックが解除されたならば、図5に示すように、内舷側カウル部材11および外舷側カウル部材12を両側に開く。その後、開かれたカウル部材11,12を支持ロッドによりファンケース52に支持しながら、補機や計器類の点検や整備を行う。
このとき、機体に装備されている電源系統を統括するサーキットブレーカーが投入されていれば、電源23からWOWスイッチ21へと給電されており、機体が地上に駐機されているためWOWスイッチ21がオン状態であるので、発光部15に給電されている(図6参照)。そのため、開かれたカウル部材11,12の裏側で、発光部15が点滅している。
点検や整備を終えたならば、支持ロッドをファンケース52から取り外し、内舷側カウル部材11および外舷側カウル部材12を下方へと回動させる。そして、カウル部材11,12を両側から押さえながら、ラッチハンドル33を倒すことで、ラッチ装置30により内舷側カウル部材11と外舷側カウル部材12とをロックする。
ところで、ファンカウル10のロックを忘れることが起こり得るが、本実施形態のファンカウル10は、ロックされていないことを発光部15からの光により明確に示す。
つまり、ファンカウル10がロックされていなければ、図3に示すように、発光部15から発せられた光が隙間Sを通じて外部からも見える。その隙間Sから見える光により、ファンカウル10はロックされていないことが顕在化する。
そのため、ファンカウル10のロックが忘れられていたとしても、機体の周囲にいる整備員がそのことにすぐに気づき、ファンカウル10をロックすることができる。発光部15からの光が到達する限り、機体から遠く離れた位置においても、ロックされていないことを把握できる。
ファンカウル10がロックされると、内舷側カウル部材11および外舷側カウル部材12が完全に閉まり、隙間Sがなくなる。そのため、発光部15からの光が外部へと漏れていないことに基づいて、ファンカウル10がロックされていることを把握できる。
航空機が地上から離陸すると、WOWスイッチ21がオフ状態となり、回路部16および発光部15に給電されない。発光部15は消灯し、回路部16も作動しない。発光部15および回路部16は飛行中に電力を消費しないので、エンジン3の停止により僅かな電力消費でもカットしたい非常時にも適応できる。
飛行を終えて着陸し、WOWスイッチ21がオン状態となれば、発光部15は再び点灯する。この状態でファンカウル10を開き、ロックを忘れたとしても、隙間Sから見える光によりそのことが顕在化するので、整備員によりファンカウル10をロックできる。その後、サーキットブレーカーが遮断されると、発光部15は消灯する。
本実施形態では、ファンカウル10が完全に閉まっていないためにファンカウル10の内周にできた隙間Sを通じて、ファンカウル10に組み込まれた発光部15からの光が外部へと射出される。その隙間Sから見える光により、ファンカウル10がロックされていないことが顕在化するので、注意を払わなくても、ファンカウル10がロックされていないことを視覚により容易に捕捉して確実に認識することができる。
発光部15からの光は、昼夜を問わず、そこに在ると意識して目を向けなくとも視覚することができる。
そして、発光部15は、光を反射する塗料や部材等とは違って整備用ライト等による外光を必要とすることなく、それ自体が光を能動的に発する。
以上に加えて、発光部15は、点滅により注意を引きつけるため、視認性が高い。点滅の周期は、視認の容易さを考慮して適宜に定めることができる。
さらに、本実施形態では、プッシュ機構18により確保された隙間Sに並んだ複数の発光部15により、ファンカウル10の内舷側と外舷側のそれぞれにおいて、周方向の所定範囲に亘る領域から光が射出される。この領域は、ファンカウル10の高さ方向の中央部にあり、エンジン3の周囲に立つ整備員の視線が届き易い位置にあるので、整備員は、発光部15からの光を容易に視覚することができる。
また、ファンカウル10がロックされていないことを示す発光部15は、ファンカウル10に組み込まれて一体化されているので、ファンカウル10がロックされていないことを示すために整備の都度ファンカウル10に対して着脱されるフラグのような付加物を必要としない。そのことにより、ファンカウル10の内部を整備するにあたって、ファンカウル10のロックを解除し、カウル部材11,12を開いて整備を行った後、カウル部材11,12を閉め、ファンカウル10をロックするという最小限の手順の他に、付加的な作業が必要ない。
本実施形態によれば、給電される発光部15をファンカウル10に組み込みさえすれば、ファンカウル10がロックされていない状態を示すことを実現できる。
仮に、ロックされていない旨の警告メッセージをコックピット内の装置に表示するため、センサにより検出された値に基づいてロックされているか否かを判定し、ロックされていなければ航空機のアビオニクスのデータバスを通じてコックピット内の装置に送信するとする。その場合は、ロックされているか否かを適切に判定するロジックを含むソフトウェアや、冗長性および耐雷性を考慮したセンサ、コントローラ、配線等の設計開発が必要となる。アビオニクスのデータバスの増設が必要となることもある。そうした設計開発のために、多大なコストおよび時間が費やされる。
本実施形態において、ファンカウル10がロックされていないことを示すために必要な発光部15は、ロックの不備が発覚したときにそれを是正可能である駐機時には常時、点灯している。そして、駐機中に、隙間Sを通じて外部から見える光によってファンカウル10がロックされていないことが確実に示されるし、外部から光が見えないことに基づいて、ファンカウル10がロックされていることも確実に示される。
発光部15は、信頼性が確立されたWOWスイッチ21に連動して、誤動作なく入り切りされる。そして、発光部15に電圧を印加する回路部16としては、十分な信頼性を備え、しかも小型で軽量なものを汎用品から自由に選択可能である。
したがって、本実施形態によれば、上述のようにコックピット内の装置に警告メッセージを表示する場合に比べ、ロック不備への対策に要するコストや時間を大幅に抑えながら、ファンカウル10のロックの状態を確実に示すことを実現できる。
ファンカウル10に発光部15や回路部16を組み込むことは、航空機が装備する既存のシステムや、エンジン3における他の構造や、ファンカウル10を開いて整備する作業手順には影響なくできる。そのため、既存の機体のエンジン3のファンカウル10に、ロックされていないことを発光部15により示す機能を与えることも容易にできる。
発光部15は、ファンカウル10の内周部における後縁の近傍に組み込むこともできる。その場合は、プッシュ機構18も後縁の近傍に設け、ファンカウル10の後方へと発光部15の光を射出させるとよい。勿論、前縁近傍および後縁近傍のいずれにも発光部15を組み込んでもよい。
発光部15から発せられた光が隙間Sを通じてファンカウル10の外部から見える限り、ファンカウル10の軸線方向の中央部に発光部15を設けることも許容される。
以上では、ファンカウル10の前縁や後縁の近傍に発光部15が組み込まれることを説明したが、スラストリバーサーカウル20の前縁や後縁の近傍に発光部15を組み込むこともできる。そうすると、整備後にスラストリバーサーカウル20のロックを忘れたとしても、スラストリバーサーカウル20の内周に形成される隙間を通じて外部へと射出される光により、スラストリバーサーカウル20がロックされていないことが顕在化されている。したがって、スラストリバーサーカウル20がロックされていないことに整備現場ですぐに気づいて対処することができる。発光部15からの光の視認性をさらに向上させるため、スラストリバーサーカウル20において発光部15が組み込まれる前縁や後縁の近傍に、プッシュ機構18を設けることが好ましい。
次に、図8を参照し、本発明の変形例を説明する。
図8に示す例では、ラッチハンドル33の裏側にも発光部15が組み込まれている。外舷側カウル部材12の内周部に配線される電線17(図6)が、ラッチハンドル33の裏側の発光部15にまで取り回されている。
ファンカウル10がロックされていないときは、図8に示すようにラッチハンドル33がファンカウル10の表面から突出しており、ラッチハンドル33の裏側が露出している。そのため、突出しているラッチハンドル33の外観と、ラッチハンドル33の裏側の発光部15から発せられる光とに基づいて、ロックされていないことを把握することができる。ラッチハンドル33を倒してファンカウル10をロックすると、発光部15からの光が外部から見えなくなるので、ロックされていることを把握できる。
また、図9は、WOWスイッチ21の状態に基づいて発光部15が点灯/消灯する本発明の変形例を示している。
航空機に装備されているフライトコンピュータ等の装置25には、WOWスイッチ21の状態が電線26を通じて取得される。装置25は、発光部15を駆動する回路部16に電線27により接続されている。
装置25は、WOWスイッチ21がオン状態のときに発光部15に給電することで発光部15を点灯させ、WOWスイッチ21がオフ状態のときに発光部15に給電しないことで発光部15を消灯させる。
図9のように構成しても、上記実施形態と同様に、WOWスイッチ21の状態に基づいて発光部15が点灯/消灯する。そして、発光部15が点灯しているときにファンカウル10の内周の隙間Sから漏出する光によって、ロック忘れに気付くことができる。
上記以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
ファンカウル10やスラストリバーサーカウル20を構成する内舷側カウル部材および外舷側カウル部材の間を押し広げるプッシュ機構18に代えて、内舷側カウル部材および外舷側カウル部材のうちのいずれか一方をエンジン本体(ファン5およびエンジンコア4)やエンジンナセル7のエアインレット7A、あるいは排気ノズル6に対して押すプッシュ機構を採用することもできる。
例えば、ファンカウル10の外舷側カウル部材12を、外舷側カウル部材12に設けられたプッシュロッド181により、開閉されない一体の部材であるエアインレット7Aに設けられた受け部に対して押すものとする。すると、外舷側カウル部材12が押し戻されるようにして開き、外舷側カウル部材12の内周に隙間Sが確保されるので、この隙間Sを通じて発光部15からの光がよく見える。この場合、発光部15が、外舷側カウル部材12の内側にだけ配置されていてもよい。
内舷側カウル部材および外舷側カウル部材に予め与えられた形状および剛性によっては、あるいは、内舷側カウル部材については上半角により、プッシュ機構が設けられていなくてもカウル部材の内周に隙間Sが確保される場合がある。したがって、本発明においてプッシュ機構は必須ではない。
1 主翼(機体)
2 エンジンパイロン
2A フェアリング
3 エンジン
4 エンジンコア(エンジン本体)
4A エンジンケース
5 ファン(エンジン本体)
6 排気ノズル
7 エンジンナセル
7A エアインレット
8 カウル部材
9 バイパス流路
10 ファンカウル(第1カウル)
10A 前縁
11 内舷側カウル部材
11A 上端部
11B 下端部
12 外舷側カウル部材
12A 上端部
12B 下端部
15 発光部
16 回路部
17 電線
18 プッシュ機構
19 脚
20 スラストリバーサーカウル(第2カウル)
21 WOWスイッチ(スイッチ)
22 電線
23 電源
25 装置
26,27 電線
30 ラッチ装置(ロック部)
31 ラッチ
32 係止部
33 ラッチハンドル(ハンドル)
51 ブレード
52 ファンケース
101 パネル
102 フレームスチフナ
103 ヒンジ
104 ロンジロン
181 プッシュロッド
182 ポッド
183 受け部
184 ブラケット
191 緩衝支柱
P 位置
S 隙間
V 鉛直線

Claims (9)

  1. 推力を出力するエンジン本体および前記エンジン本体を包囲するエンジンナセルを有するエンジンと、
    前記エンジン本体を機体に支持するとともに、前記エンジンナセルを構成するカウル部材を開閉可能に軸支するエンジンパイロンと、
    前記エンジンナセルの前記カウル部材を閉まった状態にロックするロック部と、
    前記カウル部材の内側に配置され、前記カウル部材がロックされていないことを示す単数または複数の発光部と、を備え、
    前記発光部から発せられ、前記カウル部材がロックされていないときに前記カウル部材の内周にできる隙間を通じて前記エンジンナセルの外部から見える光により、
    前記カウル部材がロックされていないことが顕在化される、
    ことを特徴とする航空機。
  2. 推力を出力するエンジン本体および前記エンジン本体を包囲するエンジンナセルを有するエンジンと、
    前記エンジン本体を機体に支持するとともに、前記エンジンナセルを構成するカウル部材を開閉可能に軸支するエンジンパイロンと、
    前記エンジンナセルの前記カウル部材を閉まった状態にロックするロック部と、
    前記カウル部材の内側に配置され、前記カウル部材がロックされていないことを示す単数または複数の発光部と、を備え、
    前記発光部は、
    前記機体の荷重が脚に加えられているときにオン状態となるスイッチを介して電源に接続され、
    前記スイッチがオン状態のときに点灯し、
    前記スイッチがオフ状態のときに消灯する、
    ことを特徴とする航空機。
  3. 推力を出力するエンジン本体および前記エンジン本体を包囲するエンジンナセルを有するエンジンと、
    前記エンジン本体を機体に支持するとともに、前記エンジンナセルを構成するカウル部材を開閉可能に軸支するエンジンパイロンと、
    前記エンジンナセルの前記カウル部材を閉まった状態にロックするロック部と、
    前記カウル部材の内側に配置され、前記カウル部材がロックされていないことを示す単数または複数の発光部と、
    前記機体の荷重が脚に加えられているときにオン状態となるスイッチの状態を取得する装置と、を備え、
    前記装置は、
    前記スイッチがオン状態のときに前記発光部に給電することで前記発光部を点灯させ、
    前記スイッチがオフ状態のときに前記発光部に給電しないことで前記発光部を消灯させる、
    ことを特徴とする航空機。
  4. 推力を出力するエンジン本体および前記エンジン本体を包囲するエンジンナセルを有するエンジンと、
    前記エンジン本体を機体に支持するとともに、前記エンジンナセルを構成するカウル部材を開閉可能に軸支するエンジンパイロンと、
    前記エンジンナセルの前記カウル部材を閉まった状態にロックするロック部と、
    前記カウル部材の内側に配置され、前記カウル部材がロックされていないことを示す単数または複数の発光部と、
    前記発光部にパルス状の電圧信号を印加する回路部と、を備え、
    前記発光部は、印加電圧に対応する周期で点滅する、
    ことを特徴とする航空機。
  5. 推力を出力するエンジン本体および前記エンジン本体を包囲するエンジンナセルを有するエンジンと、
    前記エンジン本体を機体に支持するとともに、前記エンジンナセルを構成するカウル部材を開閉可能に軸支するエンジンパイロンと、
    前記エンジンナセルの前記カウル部材を閉まった状態にロックするロック部と、
    前記カウル部材の内側に配置され、前記カウル部材がロックされていないことを示す単数または複数の発光部と、を備えるとともに、
    前記カウル部材として、
    前記エンジン本体に含まれるファンを包囲する第1カウルと、
    前記エンジン本体に含まれるエンジンコアを包囲する第2カウルと、を備え、
    前記発光部は、
    前記第1カウルおよび前記第2カウルの少なくとも一方の内側に配置されている、
    ことを特徴とする航空機。
  6. 推力を出力するエンジン本体および前記エンジン本体を包囲するエンジンナセルを有するエンジンと、
    前記エンジン本体を機体に支持するとともに、前記エンジンナセルを構成するカウル部材を開閉可能に軸支するエンジンパイロンと、
    前記エンジンナセルの前記カウル部材を閉まった状態にロックするロック部と、
    前記カウル部材の内側に配置され、前記カウル部材がロックされていないことを示す単数または複数の発光部と、を備えるとともに、
    前記エンジンナセルの下端部の近傍に、
    前記エンジンナセルの内舷側に位置する前記カウル部材と、前記エンジンナセルの外舷
    側に位置する前記カウル部材との間を押し広げるプッシュ機構を備える、
    ことを特徴とする航空機。
  7. 推力を出力するエンジン本体および前記エンジン本体を包囲するエンジンナセルを有するエンジンと、
    前記エンジン本体を機体に支持するとともに、前記エンジンナセルを構成するカウル部材を開閉可能に軸支するエンジンパイロンと、
    前記エンジンナセルの前記カウル部材を閉まった状態にロックするロック部と、
    前記カウル部材の内側に配置され、前記カウル部材がロックされていないことを示す単数または複数の発光部と、を備えるとともに、
    前記ロック部は、
    前記カウル部材をロックする操作が可能なハンドルを備え、
    前記発光部は、
    前記カウル部材の内側に加えて、
    前記カウル部材がロックされていないときに露出する前記ハンドルの裏側にも配置されている、
    ことを特徴とする航空機。
  8. 推力を出力するエンジン本体および前記エンジン本体を包囲するエンジンナセルを有するエンジンと、
    前記エンジン本体を機体に支持するとともに、前記エンジンナセルを構成するカウル部材を開閉可能に軸支するエンジンパイロンと、
    前記エンジンナセルの前記カウル部材を閉まった状態にロックするロック部と、
    前記カウル部材の内側に配置され、前記カウル部材がロックされていないことを示す単数または複数の発光部と、を備えるとともに、
    前記発光部は、
    前記エンジンナセルにおいて水平方向に引いた直径の位置またはその近傍を含む周方向の所定の範囲に亘り配置されている、
    ことを特徴とする航空機。
  9. 前記発光部は、
    前記カウル部材の前縁の近傍および前記カウル部材の後縁の近傍の少なくとも一方に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の航空機。
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