JP6662334B2 - 音響処理装置 - Google Patents
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Description
図1は、第1の実施形態による音響処理装置1の一例を示す構成図である。また、図2は、本実施形態による音響処理装置1の一例を示す機能ブロック図である。
入力部12は、例えば、ADC(Analog to Digital Converter)を有し、ギター2からの音信号を受け付け、音データに変換して、音響処理部13に供給する。
記憶部16は、音響処理装置1の各種処理に利用する情報を記憶する。記憶部16は、例えば、音響処理の設定情報などを記憶する。
アンプ部22は、例えば、DAC(Digital to Analog Converter)内蔵アンプであり、取得した音データを変換及び増幅した音信号をスピーカ23に出力して、スピーカ23から音を出力させる。
スピーカ23は、アンプ部22から出力された音信号を音に変換して、出力(放音)する。
音響処理装置1では、電装部10が着脱可能に構成されており、さらに、電装部10が分離した後のスピーカ部20Lとスピーカ部20Rとが、分離機構30により分離される。
ラックアンドピニオン機構32は、音響処理装置1の長手方向(X軸方向)に2つのスピーカ部20を移動させて、2つのスピーカ部20を音響処理装置1の長手方向中心から均等に分離させる。ラックアンドピニオン機構32は、ピニオン部321と、ラック部(322、323)とを備える。
図3は、本実施形態における分離機構30及び回転機構(40、50)の一例を示す図である。
回転機構40は、上部板41と下部板42とを備え、上部板41は、ガイド溝411と、フォローピン412とを備える。
ガイド溝511(カム溝)は、上部板51に配置されており、フォローピン512がガイド溝511に沿って移動することにより、スピーカ部20Rの向き(放音方向)を変更する。また、フォローピン512(カムフォローピン)は、スピーカ部20Rの上面に配置されており、ガイド溝511を移動可能に構成されている。なお、下部板52にも、ガイド溝511及びフォローピン512と同様のガイド溝及びフォローピンが配置されている。
このように、本実施形態では、分離機構30によって、スピーカ部20Lとスピーカ部20Rとの相対距離を移動可能である。
図3(c)に示すように、回転機構40のガイド溝411に沿ってフォローピン412を移動させることにより、スピーカ部20Lの向きが変更される。また、回転機構50のガイド溝511に沿ってフォローピン512を移動させることにより、スピーカ部20Rの向きが変更される。
このように、音響処理装置1では、ギター2の音が、電装部10の音響処理部13によって音響処理されて、スピーカ部20から出力される。
このような場合には、電装部10の音響処理部13は、操作部11から取得した設定情報に基づいて、音響処理を実行し、当該音響処理された音データを、出力部15に出力する。出力部15は、出力部15にライン接続されたスピーカ装置に、音データを出力し、音響処理部13によって音響処理されたギター2の音をスピーカに装置に出力させる。
これにより、本実施形態による音響処理装置1は、複数のスピーカ部20の相対位置を移動できるため、複数のスピーカ部20の間の距離を広げることができる。そのため、本実施形態による音響処理装置1は、音の定位感、及び音場の広がりを好適に得ることができる。
これにより、本実施形態による音響処理装置1は、簡易な構成により、適切に複数のスピーカ部20の相対位置を移動させることができる。
これにより、本実施形態による音響処理装置1は、音の定位感を損なうことなく、音場の広がりを好適に得ることができる。
これにより、本実施形態による音響処理装置1は、スピーカ部20の向きを変更できるため、スピーカ部20の配置の自由度を高めることができ、音の定位感、及び音場の広がりをさらに好適に得ることができる。
これにより、本実施形態による音響処理装置1では、電装部10を単体で使用することができ、電装部10を、例えば、小型コンポアンプとして使用することができる。よって、本実施形態による音響処理装置1では、利便性を向上させることができる。
次に、図面を参照して、第2の実施形態による音響処理装置1aについて説明する。
本実施形態では、スピーカ部20aが着脱可能に構成されている場合の一例について説明する。
図4に示すように、音響処理装置1aは、電装部10と、2つのスピーカ部20a(20aL、20aR)と、分離機構30aとを備える。
なお、図4において、上述した図1と同一の構成については、同一の符号を付与してその説明を省略する。また、スピーカ部20aLと、スピーカ部20aRとは、音響処理装置1aが備える任意のスピーカ部を示す場合、又は特に区別しない場合には、スピーカ部20aとして説明する。
図4(b)に示すように、本実施形態におけるスピーカ部20aは、着脱可能に構成されている。スピーカ部20aは、自由な位置に配置可能である。
図5は、本実施形態における分離機構30aの一例を示す図である。
また、図5(b)は、分離機構30aがスピーカ部20aLとスピーカ部20aRとを分離した状態を示している。
これにより、本実施形態による音響処理装置1aは、第1の実施形態と同様の効果を奏し、音の定位感、及び音場の広がりを好適に得ることができる。
これにより、本実施形態による音響処理装置1aは、スピーカ部20aを自由な配置、向きにして使用することが可能であり、使用者の好む定位感をえることができる。よって、本実施形態による音響処理装置1aは、音の定位感、及び音場の広がりをさらに好適に得ることができる。また、本実施形態による音響処理装置1aは、スピーカ部20aの配置の自由度を高めることができるため、利便性を向上させることができる。
例えば、上記の各実施形態において、音響処理装置1(1a)は、一例として、ギター2の音を音源とするギターアンプスピーカである例を説明したが、これに限定されるものではない。音響処理装置1(1a)は、他の楽器や装置を音源もとする者であってもよいし、電装部10とスピーカ部20(20a)とを備える装置であれば、他の処理装置であってもよい。
また、上述した回転機構(40、50)は、左右方向(X軸方向)にスピーカ部20の向きを回転させる例を説明したが、上下方向(Z軸方向)にスピーカ部20の向きを回転させる構造であってもよい。例えば、回転機構(40、50)は、側部板を設けて、当該側部板によりスピーカ部20を支持し、ガイド溝及びフォローピンにより上下方向にスピーカ部20の向きを変更できるようにしてもよい。
また、上記の第1の実施形態において、分離機構30は、回転機構(40、50)を備えない形態であってもよい。
なお、上記の各実施形態において、音響処理装置1(1a)は、形状が直方体である例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、扇型など曲線を有する形状であってもよい。このような場合に、音響処理装置1(1a)は、上述した湾曲した経路(所定の経路)に沿って支持部材(34、36)を移動させるようなガイドレール(33、35)を備えるようにしてもよい。
また、上記の各実施形態において、アンプ部22は、DAC内蔵アンプである例を説明したが、DACを備えないアンプであってもよい。また、この場合、DAC機能は、音響処理部13又は通信部21が備えるようにしてもよい。
Claims (2)
- 楽器の演奏音を入力として入力された音データに音響処理を実行する音響処理部と、
前記音響処理部が前記音響処理を実行した音データに基づく音を出力する複数のスピーカ部と
を備え、
さらに、前記音響処理部と、前記音響処理部が前記音響処理を実行した音データを出力する出力部と、前記音響処理部を操作する操作部と、を有する電装部を備え、
前記複数のスピーカ部のそれぞれは、前記複数のスピーカ部同士が分離可能に構成されており、前記スピーカ部の分離される接続面に、分離される他の前記スピーカ部の対向面に形成された凹部と一致するように形成された位置決めの凸部である位置決めボスを備え、
前記電装部が、前記複数のスピーカ部に対して着脱可能に構成されている
音響処理装置。 - 前記スピーカ部は、前記対向面に形成された前記凹部に設けられた磁石によって、前記対向面に固定される
請求項1に記載の音響処理装置。
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