JP6662140B2 - Icカード及びicカードにおけるメモリ制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、IC(Integrated Circuit)カード及びICカードにおけるメモリ制御方法に関する。
近年ICカードの普及が高まるにつれて、1枚のカードに、個々のサービスを実行させるアプリケーションプログラム(以後アプリケーションと略称する)を複数提供することが可能であり、発行後でもアプリケーションを追加する機能を持つ、いわゆる、マルチアプリケーション機能を持つICカードの需要が高くなっている(例えば、特許文献1参照)。
従来、ICカードにおけるメモリとして、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)の各々が用いられていた。上述のアプリケーションを実行させるOS(Operating System)と、ICカードの特定の第1アプリケーションと、第1アプリケーションが使用するデータである第1アプリケーションデータとの各々は、製造時にROMに書き込まれていた。
また、第1アプリケーションデータは、上述のOSが最初に起動された際、ROMからEEPROMにコピーされて用いられる。これは、ICカードの出荷後に第1アプリケーションデータにおける所定のデータの初期値がユーザによって書き換えられる場合があるためである。
現状においても、上述したOSが用いられており、ROMに書き込んだ第1アプリケーションデータを、EEPROMにコピーして用いる。
図9は、従来例におけるICカードのメモリ制御を説明するメモリマップを示す図である。図9は、ROM領域に書き込まれた第1アプリケーションデータApp.1_DATAを、EEPROM領域に複製(コピー)する処理を示している。OSは、第1アプリケーションデータApp.1_DATAを、アドレスADR_02の領域からアドレスADR_10の領域に対して複製する処理を示している。図10は、従来例におけるICカードのメモリ制御を説明するメモリマップを示す図である。この図10は、アドレスADR_02の領域からアドレスADR_10の領域に対して複製した後、ICカードのメモリにおいて、ROM領域とEEPROM領域との双方において、第1アプリケーションデータApp.1_DATAが存在していることを示している。
特開2003−203207号公報
近年、フラッシュメモリなどの電気的に書換可能な不揮発性メモリの微細化が進み、単位面積当たりの容量が従来のROMと同等となっている。また、チップに不揮発性メモリのみを形成する場合と、ROM領域とEEPROM領域とを同一チップ上に形成する場合とでは、ROMとEEPROMとのプロセスの違いなどにより、ROM領域とEEPROM領域とを同一チップ上に形成する場合の方がチップ単価が増加する。
このため、ICカードにおいても、フラッシュメモリなどの電気的に書換可能な不揮発性メモリが用いられるようになった。
しかしながら、ICカードにおけるメモリのアドレス構成は、メモリをフラッシュメモリとした場合においても、ROMとEEPROMとを用いた従来の図9及び図10に示すメモリマップに対応させ、フラッシュメモリを書換不可のROM領域と書換可能なEEPROM領域とに分割して用いている。
このため、図10に示す様に、フラッシュメモリにおいても、ROM領域とEEPROM領域との双方において、同一の第1アプリケーションデータApp.1_DATAが存在しており、フラッシュメモリのメモリ容量を効率的に使用できない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ICカードにおけるフラッシュメモリなどの電気的に書換可能な不揮発性メモリの容量を効率的に用いることが可能なICカード及びICカードにおけるメモリ制御方法を提供することを目的とする。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明のICカードは、データの書き換えが可である書換可領域とデータの書き換えが不可である書換不可領域とのいずれかにメモリ領域が設定されている電気的に書換可能な不揮発性メモリを有し、オペレーティングシステムと当該オペレーティングシステム下で動作する第1アプリケーションと前記第1アプリケーションが使用する第1アプリケーションデータとが予め前記書換不可領域に書き込まれたICカードであって、前記オペレーティングシステムの元で動作し、前記不揮発性メモリにおけるメモリ領域を前記書換可領域あるいは前記書換不可領域に変更するステータス変更部を備え、前記オペレーティングシステムが最初に起動する際、当該オペレーティングシステムが前記第1アプリケーションデータを前記書換可領域に複製した後、前記ステータス変更部が前記第1アプリケーションデータの複製元の書換不可領域を書換可領域に変更することを特徴とする。
本発明のICカードは、前記書換可領域及び前記書換不可領域の各々が、書き換えが可であることを示す書換可状態、書き換えが不可であることを示す書換不可状態を定義する書換ステータスにより設定されており、前記書換ステータスを前記書換可状態及び前記書換不可状態の各々に書き換え、前記不揮発性メモリにおけるメモリ領域を前記書換可領域及び前記書換不可領域のいずれかに変更するステータス変更部を備えることを特徴とする。
本発明のICカードは、前記ステータス変更部が、前記第1アプリケーションデータの複製元の書換不可領域の前記書換ステータスを書換不可状態から書換可状態に変更し、複製元の書換不可領域を書換可領域に変更することを特徴とする。
本発明のICカードは、データの書き換えが可である書換可領域とデータの書き換えが不可である書換不可領域とのいずれかにメモリ領域が設定されている電気的に書換可能な不揮発性メモリを有するICカードであって、オペレーティングシステムと当該オペレーティングシステム下で動作する第1アプリケーションとが前記書換不可領域に書き込まれており、データの書き換えが可である書換可領域とデータの書き換えが不可である書換不可領域とのいずれかにメモリ領域が設定されている電気的に書換可能な不揮発性メモリを有し、オペレーティングシステムと当該オペレーティングシステム下で動作する第1アプリケーションと前記第1アプリケーションが使用する第1アプリケーションデータとが予め前記書換不可領域に書き込まれたICカードにおいて、前記オペレーティングシステムが最初に起動する際、当該オペレーティングシステムが前記第1アプリケーションデータを前記書換可領域に複製することで生成したメモリイメージにおける前記書換可領域におけるアドレスに対応して、前記第1アプリケーションが使用する第1アプリケーションデータ前記書換可領域に書き込まれていることを特徴とする。
本発明のICカードは、前記書換可領域及び前記書換不可領域の各々が、書き換えが可であることを示す書換可状態、書き換えが不可であることを示す書換不可状態を定義する書換ステータスにより設定されており、前記書換ステータスを前記書換可状態及び前記書換不可状態の各々に書き換え、前記不揮発性メモリにおけるメモリ領域を前記書換可領域及び前記書換不可領域のいずれかに変更するステータス変更部を備えることを特徴とする。
本発明のICカードにおけるメモリ制御方法は、データの書き換えが可である書換可領域とデータの書き換えが不可である書換不可領域とのいずれかにメモリ領域が設定されている電気的に書換可能な不揮発性メモリを有し、オペレーティングシステムと当該オペレーティングシステム下で動作する第1アプリケーションと前記第1アプリケーションが使用する第1アプリケーションデータとが予め前記書換不可領域に書き込まれたICカードにおけるメモリ制御方法であって、ステータス変更部が、前記オペレーティングシステムの元で動作し、前記不揮発性メモリにおけるメモリ領域を前記書換可領域あるいは前記書換不可領域に変更する書換状態変更過程を含み、前記オペレーティングシステムが最初に起動する際、当該オペレーティングシステムが前記第1アプリケーションデータを前記書換可領域に複製した後、前記ステータス変更部が前記第1アプリケーションデータの複製元の書換不可領域を書換可領域に変更することを特徴とする。
本発明のICカードにおけるメモリ制御方法は、データの書き換えが可である書換可領域とデータの書き換えが不可である書換不可領域とのいずれかにメモリ領域が設定されている電気的に書換可能な不揮発性メモリを有するICカードにおけるメモリ制御方法であって、データの書き換えが可である書換可領域とデータの書き換えが不可である書換不可領域とのいずれかにメモリ領域が設定されている電気的に書換可能な不揮発性メモリを有し、オペレーティングシステムと当該オペレーティングシステム下で動作する第1アプリケーションと前記第1アプリケーションが使用する第1アプリケーションデータとが予め前記書換不可領域に書き込まれたICカードにおいて、前記オペレーティングシステムが最初に起動する際、当該オペレーティングシステムが前記第1アプリケーションデータを前記書換可領域に複製することでメモリイメージを生成する過程と、オペレーティングシステムと当該オペレーティングシステム下で動作する第1アプリケーションと前記書換不可領域に書き込む過程と、前記メモリイメージにおける前記書換可領域におけるアドレスに対応して、前記第1アプリケーションが使用する第1アプリケーションデータを前記書換可領域に書き込む過程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、ICカードにおけるフラッシュメモリなどの電気的に書換可能な不揮発性メモリの容量を効率的に用いることが可能なICカード及びICカードにおけるメモリ制御方法を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態によるICカードの構成例を示す概略ブロック図である。 フラッシュメモリのメモリマップの構成例を説明する概念図である。 メモリマップ記憶部104に書き込まれているメモリマップを示すアドレステーブルの構成例を示す図である。 第1の実施形態のICカードにおける書換ステータスの変更処理の動作例を示すフローチャートである。 フラッシュメモリのメモリマップの構成例を説明する概念図である。 第2アプリケーションがインストールされた際のフラッシュメモリ200におけるメモリマップの構成例を説明する概念図である。 第2の実施形態におけるフラッシュメモリのメモリマップの構成例を説明する概念図である。 第3の実施形態におけるフラッシュメモリのメモリマップの構成例を説明する概念図である。 従来例におけるICカードのメモリ制御を説明するメモリマップを示す図である。 従来例におけるICカードのメモリ制御を説明するメモリマップを示す図である。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態によるICカードの構成例を示す概略ブロック図である。この図1において、ICカード1は、カード制御部100、フラッシュメモリ200及びRAM300の各々を備えている。カード制御部100は、OS部101、ステータス変更部102、入出力制御部103及びメモリマップ記憶部104の各々を備えている。
OS部101は、フラッシュメモリ200に格納されたOSのプログラムを図示しないCPU(Central Processing Unit)等が実行することで機能するオペレーティングシステムである。
ステータス変更部102は、フラッシュメモリ200に格納された機能プログラムであり、上述のCPUが実行することにより、フラッシュメモリの各領域における書換状態を示すアドレステーブルにおける書換ステータス(後述)を変更する処理を行う。このステータスは、ICチップの内部の記憶部のいずれかの領域に、ICチップ製造メーカー用の管理領域として設けられている。上記ステータスは、ICチップ用のSDK(Software Development Kit)の機能を利用して変更する。他の方法として、上記ステータスは、ICチップ製造メーカーが提供するAPI(Application Programming Interface)をコールすることにより変更、もしくは、上記ステータスを直接書き換えて変更する。
入出力制御部103は、フラッシュメモリ200に格納された機能プログラムであり、上述のCPUにより実行されることで、ICカード1と他の外部装置とのデータの送受信の処理を行う。本実施形態において、上述のCPUは、図示されていないが、OS部101、ステータス変更部102及び入出力制御部103をそれぞれの上記機能プログラムを実行するが、各部の機能の説明を動作主体として個別に行うため図示しない。
メモリマップ記憶部104は、フラッシュメモリ200のいずれかの領域に書き込まれており、フラッシュメモリ200内の各領域における書換ステータスが記載されたアドレステーブルを記憶している。ここで、書換ステータスは、フラッシュメモリ200の各領域がデータの書換可(書換が可)である書換可状態にある書換可領域(EEPROM領域に対応)であるか、データの書換不可(書換が不可)である書換不可状態にある書換不可領域(ROM領域に対応)であるかを定義するステータスである。
フラッシュメモリ200は、上記アドレステーブルの示すメモリマップで各領域の書換状態が示される、所定の容量を有する不揮発性メモリである。
図2は、フラッシュメモリのメモリマップの構成例を説明する概念図である。図2において、例えば、フラッシュメモリ200は、アドレスADR_00からアドレスADR_nまでのアドレス空間を有している。OSのプログラムは、開始アドレスであるアドレスADR_00から、終了アドレスであるアドレスADR_01−1の領域に書き込まれている。ここで、アドレスADR_01−1は、第1アプリケーションのプログラムの領域の開始アドレスADR_01の一つまえのアドレスを示している。すなわち、アドレスADR_01−1は、アドレスADR_00で開始される領域の終了アドレスを示すため、次の領域が開始されるアドレスADR_01から「1」を減算したアドレスである。各図において後述するアドレスADR_XX−1(XXは所定の数値)とするアドレスの記載も同様である。第1アプリケーションのプログラムは、開始アドレスであるアドレスADR_01から、終了アドレスであるアドレスADR_02−1の領域に書き込まれている。第1アプリケーションデータは、開始アドレスであるアドレスADR_02から、終了アドレスであるアドレスADR_03−1の領域に書き込まれている。OSデータは、開始アドレスであるアドレスADR_11から、終了アドレスであるアドレスADR_nの領域に書き込まれている。
図3は、メモリマップ記憶部104に書き込まれて記憶されているメモリマップを示すアドレステーブルの構成例を示す図である。設計時に定められたフラッシュメモリ200の全ての領域の情報を示している。アドレステーブルの項目としては、開始アドレス、終了アドレス、使用用途、書換ステータスの各々を有している。開始アドレスは、フラッシュメモリに書き込まれているプログラムあるいはデータの領域の開始のアドレスが示されている。終了アドレスは、フラッシュメモリに書き込まれているプログラムあるいはデータの領域の終了のアドレスが示されている。使用用途は、図2で説明した、OS、第1アプリケーション、第2アプリケーションなどのプログラム、OSデータ、第1アプリケーションデータ、第2アプリケーションデータなどのデータなどの種別を定義する識別情報が示されている。
書込ステータスフラグは、フラッシュメモリ200の各領域がデータの書換可である書換可状態にある書換可領域であるか、データの書換不可である書換不可状態にある書換不可領域であるかを定義するステータスを示すフラグである。例えば、書込ステータスフラグが「1」に設定されている場合、この書込ステータスフラグが対応する領域が書込可状態であることを示す。一方、書込ステータスフラグが「0」に設定されている場合、この書込ステータスフラグが対応する領域が書込不可状態であることを示す。
図1に戻り、RAM300は、OSがデータの処理途中において、処理途中のデータなどを一旦記憶させる一時記憶メモリとして使用される。
次に、図2、図4及び図5を用いて第1の実施形態のICカードにおける書換ステータスの変更処理について説明する。図4は、第1の実施形態のICカードにおける書換ステータスの変更処理の動作例を示すフローチャートである。図5は、フラッシュメモリのメモリマップの構成例を説明する概念図である。
ステップS1:
外部のサーバが、ICカード1におけるフラッシュメモリ200の全ての領域を書込可の状態下において、OSのプログラムのインストールを行う。
すなわち、上記サーバは、所定のデータベースからロードしたOSのプログラム(実行形式の実行コードに変換されている)を、リーダライタを介して、図2に示す様に、フラッシュメモリ200におけるアドレスADR_00(開始アドレス)からアドレスADR01−1(終了アドレス)の領域に書き込んで記憶させる。また、サーバは、所定のデータベースからロードしたOSデータを、アドレスADR_11からアドレスADR_nの領域に書き込む。
このとき、サーバは、OSデータをアドレスADR_11からアドレスADR_nの領域に書き込んだ後に、メモリマップ記憶部104のアドレステーブルにおいてOSのプログラムを書き込んだアドレスADR_00からアドレスADR01−1の領域の書換ステータスフラグを、「1」から「0」に書き換え、EEPROM領域(書込可領域)からROM領域(書換不可領域)に変更する。また、サーバは、メモリマップ記憶部104のアドレステーブルのアドレスADR_01からアドレスADR_01−1における領域の使用用途を未使用からOSに変更する。同様に、サーバは、アドレステーブルのアドレスADR_11からアドレスADR_nにおける領域の使用用途を未使用からOSデータに変更する。
ステップS2:
サーバは、所定のデータベースからロードした第1アプリケーションApp.1のプログラム(実行形式の実行コードに変換されている)及び第1アプリケーションデータApp.1_DATAを、リーダライタを介して、図2に示す様に、フラッシュメモリ200のアドレスADR_01からアドレスADR02−1、アドレスADR_02からアドレスADR03−1それぞれの領域に書き込んで記憶させる。
また、サーバは、フラッシュメモリ200のアドレスADR_01からアドレスADR02−1、アドレスADR_02からアドレスADR03−1それぞれの領域の書換ステータスフラグを、「1」から「0」に書き換る。
これにより、サーバは、フラッシュメモリ200のアドレスADR_01からアドレスADR02−1、アドレスADR_02からアドレスADR03−1の各々の領域を、書換可状態のEEPROM領域(書込可領域)から、書換不可状態のROM領域(書換不可領域)に変更する。また、サーバは、アドレスADR_01からアドレスADR02−1の領域におけるアドレステーブルの使用用途を、未使用からアプリケーションApp.1に変更する。同様に、サーバは、アドレスADR_02からアドレスADR03−1の領域におけるアドレステーブルの使用用途を、未使用からアプリケーションApp.1に変更する。
ステップS3:
サーバは、OSの初期化の処理を行う。すなわち、サーバは、OSのプログラムのバージョン情報、OSのシリアル番号及び処理ステータスなど、OS部101が使用するデータをOSデータにおけるディフォルト値に上書きする。ここで、処理ステータスは、ICカード1に対するアプリケーションのインストールやイニシャライズなどの実行履歴などのステータス(ログ)を示す情報である。
また、サーバは、ICカードが入荷された際、フラッシュメモリ200やRAM300に対して正常にデータの読み書きが行えるか否かを確認するOSの動作確認を行う。
ステップS4:
OS部101は、ICカード1に最初に電源が供給化された際に起動し、図2に示す様に、フラッシュメモリ200のアドレスADR_02からアドレスADR_03−1に書き込まれている第1アプリケーションデータApp.1_DATAを読み出す。そして、OS部101は、複製元から読み出した第1アプリケーションデータApp.1_DATAを、アドレスADR_10からアドレスADR11−1の領域に書き込む。これにより、OS部101は、第1アプリケーションデータApp.1_DATAの複製(コピー)処理を行う。
ステップS5:
OS部101は、第1アプリケーションデータApp.1_DATAの複製処理が終了した後、ステータス変更部102を起動する。
ステータス変更部102は、図5に示す様に、第1アプリケーションデータApp.1_DATAの複製元のアドレスADR_02からアドレスADR_03−1までの領域を書込不可状態から書込可状態に変更する。すなわち、ステータス変更部102は、アドレステーブルにおいてアドレスADR_02からアドレスADR_03−1までの領域の書換ステータスビットを、「0」から「1」に書き換え、ROM領域(書込不可領域)からEEPROM領域(書換可領域)に変更する。このとき、OS部101は、アドレステーブルの使用用途を第1アプリケーションデータApp.1_DATAから未使用に変更する。これにより、アドレスADR_02からアドレスADR_10−1までが、フラッシュメモリのメモリ空間においてまとまった未使用領域となる。
ステップS6:
次に、サーバは、OS部101を介して、外部のサーバから供給されるユーザID、パスワード、カード番号などの第1アプリケーションApp.1のパーソナライズ(初期化して活性化の処理)に必要なデータであるパーソナルデータを入力する。そして、サーバは、アドレスADR_10からアドレスADR11−1の領域における第1アプリケーションデータApp.1_DATAにおける予め設定されたアドレスのディフォルト値のデータに対して上記パーソナルデータを上書きし、第1アプリケーションApp.1の初期化を行う。
これにより、サーバは、第1アプリケーションApp.1に対応した種々のサービスを受けるための機能をICカード1に付加するための初期化を終了する。
そして、サーバは、OS部101を介して第1アプリケーションを起動し、パーソナライズした結果において、ユーザID、パスワード、カード番号など個人認証が行えるパーソナルデータが第1アプリケーションデータApp.1_DATAに書き込まれ、個人認証が行えるか否かの動作確認を行う。
ステップS7:
サーバは、OS部101を介して、外部のサーバから供給される第1アプリケーションの活性化に必要な発行データを、アドレスADR_10からアドレスADR11−1の領域におけるアプリケーションデータApp.1_DATAの予め設定されたアドレスのディフォルト値に対して上書きし、第1アプリケーションと第1アプリケーションのサービスを行うサービスサーバとのデータの送受信機能を活性化することにより、ICカード1のパーソナライズを行う。
ステップS8:
そして、サーバは、OS部101を介して、第1アプリケーションApp.1を起動し、ユーザID、パスワード、カード番号及び発行データなどにより、上記サービスサーバに接続してサービス処理が受けられる状態にあるか否かの確認を行う。すなわち、サーバは、サービスサーバにおけるユーザの登録データと、アプリケーションデータApp.1_DATAに書き込まれているユーザID、パスワード、カード番号及び発行データなどとが一致していることを確認し、各データの設定値の確認を行い、処理を終了する。
図6は、第2アプリケーションがインストールされた際のフラッシュメモリ200におけるメモリマップの構成例を説明する概念図である。
図5に示す未使用領域となったアドレスADR_02からアドレスADR_10−1の領域に、図6に示す様に、第1アプリケーションApp.1と異なる第2アプリケーションApp.2と、この第2アプリケーションApp.2が使用するデータである第2アプリケーションデータApp.1_DATAがサーバにより、リーダライタを介して書き込まれる。
ここで、フラッシュメモリ200未使用領域において、プログラム(OSあるいはアプリケーション)は小さいアドレスから大きなアドレスに向かい、データは大きいアドレスから小さいアドレスに向かって順次書き込まれる。すなわち、プログラム及びデータの各々は、それぞれ連続して書き込まれる。
OS部101は、第2アプリケーションApp.2が書き込まれたアドレスADR_02からアドレスADR_04−1の領域を書換可状態(EEPROM領域)から書換不可状態(ROM領域)に変更する。
すなわち、OS部101は、アドレステーブルにおける書換ステータスビットを「1」から「0」に変更し、使用用途の欄に第2アプリケーションApp.2を示す識別情報を書き込む。
また、OS部101は、第2アプリケーションデータApp.2_DATAが書き込まれたアドレスADR_05からアドレスADR_10−1の領域の使用用途の欄に第2アプリケーションデータApp.2_DATAを示す識別情報を書き込む。
上述したように、本実施形態に依れば、フラッシュメモリ200の各領域の書換状態を、書換ステータスを書換可状態または書換不可状態のいずれかに設定することにより、所定の領域を従来のROM領域及びEEPROM領域とに任意に変更することが可能となり、例えば、第1アプリケーションデータApp.2_DATAの複製が終了した後、複製元のデータ領域を書換状態を変更させて開放するなどの処理が可能となり、メモリ空間の使用効率を向上させることができる。
<第2の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態におけるICカード1の構成は、第1の実施形態と同様である。以下、第1の実施形態と異なる構成及び動作についての説明を行う。
本実施形態においては、第1アプリケーションデータApp.1_DATAを、第1アプリケーションApp.1をフラッシュメモリ200に書き込む際、アプリケーションApp.1とともにフラッシュメモリに従来のROM領域に相当するアドレスの領域に書き込むのではなく、従来のEEPROM領域に相当するアドレスの領域に書き込む本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、外部のサーバが、ICカード1におけるフラッシュメモリ200の全ての領域を書込可の状態下において、OSのプログラムのインストールを行う。
すなわち、本実施形態においては、第1の実施形態のように、フラッシュメモリ200において、第1アプリケーションデータApp.1_DATAを、一旦ROM領域に書き込んだ後、ROM領域の複製元の領域から、EEPROM領域の複製先の領域に複製しない。サーバは、ICカード1に対する第1アプリケーションデータApp.1_DATAのフラッシュメモリ200への書き込み処理において、はじめから上記複製先の領域に書き込むインストールを行う。
図7は、第2の実施形態におけるフラッシュメモリのメモリマップの構成例を説明する概念図である。サーバは、OS及びアプリケーションApp.1の各々を、フラッシュメモリ200のアドレスADR_00からアドレスADR01−1、アドレスADR_01からアドレスADR02−1それぞれの領域に書き込む。そして、サーバは、アドレステーブルにおけるアドレスADR_00からアドレスADR01−1、アドレスADR_01からアドレスADR02−1の各々の領域の書換ステータスフラグを「1」から「0」に変更し、それぞれの領域を書込不可状態とする。また、サーバは、アドレステーブルにおけるアドレスADR_00からアドレスADR01−1、アドレスADR_01からアドレスADR02−1の各々の領域の使用用途を、それぞれOS、第1アプリケーションApp.1とする。
また、サーバは、アプリケーションデータApp.1_DATA及びOSデータの各々を、フラッシュメモリ200のアドレスADR_10からアドレスADR11−1、アドレスADR_11からアドレスADR_nまでのそれぞれの領域に書き込む。サーバは、フラッシュメモリ200のアドレスADR_10からアドレスADR11−1、アドレスADR_11からアドレスADR_nの各々のアドレステーブルにおける使用用途を、それぞれ第1アプリケーションデータApp.1_DATA、OSデータとする。
図7に示されるように、第1の実施形態における第1アプリケーションデータApp.1_DATAが書き込まれるフラッシュメモリのアドレスADR_02からアドレスADR_03−1までの領域が、本実施形態においては、第1アプリケーションApp.1が書き込まれないため、ICカード1が製造された際の初期状態から未使用のEEPROM領域である。
このため、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、フラッシュメモリ200のメモリ空間を効率的に使用することができ、かつ第1アプリケーションデータApp.1_DATAの複製を、ROM領域からEEPROM領域に対して行う必要がないため、第1アプリケーションApp.1の初期化における時間が第1の実施形態に比較して短縮される効果がある。
また、本実施形態においては、フラッシュメモリ200における第1アプリケーションApp.1_DATAを書き込むアドレスADR_10からアドレスADR_11−1の領域を、第1アプリケーションデータApp.1_DATAを書き込む前、例えば設計時点においてに予め決めておく必要がある。
例えば、実験として、第1の実施形態における手法において、図2に示されるように、サーバによりOS、OSデータ、第1アプリケーションApp.1、第1アプリケーションデータApp.1_DATAの各々をフラッシュメモリ200に書き込ませる。そして、OS部101により、ROM領域の第1アプリケーションデータApp.1_DATAをEEPROM領域に複製させる。そして、複製された第1アプリケーションデータApp.1_DATAが複製された領域のアドレスADR_10からアドレスADR_11−1を抽出する。これにより、本実施形態においては、サーバがICカード1のフラッシュメモリ200に対して第1アプリケーションデータApp.1_DATAを書き込む際、上記実験の結果から、第1アプリケーションデータApp.1_DATAを書き込むフラッシュメモリ200の領域として、抽出されたアドレスADR_10からアドレスADR_11−1の領域を設定する。
上述したように、本実施形態においては、ICカード1のメモリ空間の設計時において一旦、第1の実施形態と同様の処理を実験として行い、予めフラッシュメモリ200におけるいずれのアドレスに第1アプリケーションデータApp.1_DATAが書き込まれるかを確認する。そして、本実施形態においては、第1アプリケーションApp.1のインストール時に、第1アプリケーションデータApp.1_DATAをEEPROM領域に上記実験により求めたアドレスADR_10からアドレス_11−1の領域に書き込む。
OSの初期化及び動作確認と、第1アプリケーションApp.1の初期化、パーソナライズ及び確認との動作は、第1の実施形態と同様である。
<第3の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態におけるICカード1の構成は、第1の実施形態と同様である。以下、第1の実施形態と異なる構成及び動作についての説明を行う。
本実施形態においては、第1アプリケーションデータApp.1_DATAを、OSの初期化の際にEEPROM領域への複製を行わない。本実施形態においては、第1アプリケーションデータApp.1_DATAが書き込まれている領域を、OSの初期化の際に、書換可状態のEEPROM領域とする。
本実施形態においても、第1及び第2の実施形態と同様に、ICカード1におけるフラッシュメモリ200の全ての領域を書込可の状態下において、OS、第1アプリケーションApp.1及び第1アプリケーションデータApp.1_DATAの各々を、フラッシュメモリ200に対して書き込む処理を行う。
図8は、第3の実施形態におけるフラッシュメモリのメモリマップの構成例を説明する概念図である。この図8に示すように、第1の実施形態と同様に、OS、第1アプリケーションApp.1及び第1アプリケーションデータApp.1_DATAの各々がフラッシュメモリ200に書き込まれる。このとき、また、OS、第1アプリケーションApp.1及び第1アプリケーションデータApp.1_DATAの各々が書き込まれたアドレスADR_00からアドレスADR_01−1、アドレスADR_01からアドレスADR_02−1、アドレスADR_02からアドレスADR_03−1それぞれが、書換不可状態とされROM領域となる。一方、サーバは、OSデータをフラッシュメモリ200のアドレスADR_11からアドレスADRnに書き込む。
そして、OSの初期化の際、OS部101は、ステータス変更部102を起動し、第1アプリケーションデータApp.1_DATAが記憶されているアドレスADR_02からアドレスADR_03−1の領域を、書込可のEEPROM領域に変更する。これにより、アドレスADR_02からアドレスADR_03−1における第1アプリケーションデータApp.1_DATAのデータを変更することが可能となる。
上述したように、本実施形態においては、第1の実施形態のようにEEPROM領域に複製した後に、第1アプリケーションデータApp.1_DATAの書き込まれた領域をROM領域からEEPROM領域として解放するのではなく、複製せずに書換ステータスのみをEEPROM領域として用いる。
これにより、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、フラッシュメモリ200のメモリ空間を効率的に使用することができ、かつ第2の実施形態と同様に、第1アプリケーションデータApp.1_DATAの複製を行う必要がないため、第1アプリケーションApp.1の初期化における時間が第1の実施形態に比較して短縮される効果がある。
OSの初期化及び動作確認と、第1アプリケーションApp.1の初期化、パーソナライズ及び確認との動作は、第1の実施形態と同様である。
また、図1による第1の実施形態、第2の実施形態及び第3の実施形態の各々のICカードの各々の部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりICカードにおけるアプリケーションのインストール及びサービスに関する処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイルであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…ICカード
100…カード制御部
101…OS部
102…ステータス変更部
103…入出力制御部
104…メモリマップ記憶部
200…フラッシュメモリ
300…RAM

Claims (7)

  1. データの書き換えが可である書換可領域とデータの書き換えが不可である書換不可領域とのいずれかにメモリ領域が設定されている電気的に書換可能な不揮発性メモリを有し、オペレーティングシステムと当該オペレーティングシステム下で動作する第1アプリケーションと前記第1アプリケーションが使用する第1アプリケーションデータとが予め前記書換不可領域に書き込まれたICカードであって、
    前記オペレーティングシステムの元で動作し、前記不揮発性メモリにおけるメモリ領域を前記書換可領域あるいは前記書換不可領域に変更するステータス変更部
    を備え、
    前記オペレーティングシステムが最初に起動する際、当該オペレーティングシステムが前記第1アプリケーションデータを前記書換可領域に複製した後、前記ステータス変更部が前記第1アプリケーションデータの複製元の書換不可領域を書換可領域に変更する
    ことを特徴とするICカード。
  2. 前記書換可領域及び前記書換不可領域の各々が、書き換えが可であることを示す書換可状態、書き換えが不可であることを示す書換不可状態を定義する書換ステータスにより設定されており、
    前記書換ステータスを前記書換可状態及び前記書換不可状態の各々に書き換え、前記不揮発性メモリにおけるメモリ領域を前記書換可領域及び前記書換不可領域のいずれかに変更するステータス変更部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のICカード。
  3. 前記ステータス変更部が、
    前記第1アプリケーションデータの複製元の書換不可領域の前記書換ステータスを書換不可状態から書換可状態に変更し、複製元の書換不可領域を書換可領域に変更する
    ことを特徴とする請求項2に記載のICカード。
  4. データの書き換えが可である書換可領域とデータの書き換えが不可である書換不可領域とのいずれかにメモリ領域が設定されている電気的に書換可能な不揮発性メモリを有するICカードであって、
    オペレーティングシステムと当該オペレーティングシステム下で動作する第1アプリケーションとが前記書換不可領域に書き込まれており、
    データの書き換えが可である書換可領域とデータの書き換えが不可である書換不可領域とのいずれかにメモリ領域が設定されている電気的に書換可能な不揮発性メモリを有し、オペレーティングシステムと当該オペレーティングシステム下で動作する第1アプリケーションと前記第1アプリケーションが使用する第1アプリケーションデータとが予め前記書換不可領域に書き込まれたICカードにおいて、前記オペレーティングシステムが最初に起動する際、当該オペレーティングシステムが前記第1アプリケーションデータを前記書換可領域に複製することで生成したメモリイメージにおける前記書換可領域におけるアドレスに対応して、前記第1アプリケーションが使用する第1アプリケーションデータ前記書換可領域に書き込まれている
    ことを特徴とするICカード。
  5. 前記書換可領域及び前記書換不可領域の各々が、書き換えが可であることを示す書換可状態、書き換えが不可であることを示す書換不可状態を定義する書換ステータスにより設定されており、
    前記書換ステータスを前記書換可状態及び前記書換不可状態の各々に書き換え、前記不揮発性メモリにおけるメモリ領域を前記書換可領域及び前記書換不可領域のいずれかに変更するステータス変更部を備えることを特徴とする請求項4に記載のICカード。
  6. データの書き換えが可である書換可領域とデータの書き換えが不可である書換不可領域とのいずれかにメモリ領域が設定されている電気的に書換可能な不揮発性メモリを有し、オペレーティングシステムと当該オペレーティングシステム下で動作する第1アプリケーションと前記第1アプリケーションが使用する第1アプリケーションデータとが予め前記書換不可領域に書き込まれたICカードにおけるメモリ制御方法であって、
    ステータス変更部が、前記オペレーティングシステムの元で動作し、前記不揮発性メモリにおけるメモリ領域を前記書換可領域あるいは前記書換不可領域に変更する書換状態変更過程
    を含み、
    前記オペレーティングシステムが最初に起動する際、当該オペレーティングシステムが前記第1アプリケーションデータを前記書換可領域に複製した後、前記ステータス変更部が前記第1アプリケーションデータの複製元の書換不可領域を書換可領域に変更する
    ことを特徴とするICカードにおけるメモリ制御方法。
  7. データの書き換えが可である書換可領域とデータの書き換えが不可である書換不可領域とのいずれかにメモリ領域が設定されている電気的に書換可能な不揮発性メモリを有するICカードにおけるメモリ制御方法であって、
    データの書き換えが可である書換可領域とデータの書き換えが不可である書換不可領域とのいずれかにメモリ領域が設定されている電気的に書換可能な不揮発性メモリを有し、オペレーティングシステムと当該オペレーティングシステム下で動作する第1アプリケーションと前記第1アプリケーションが使用する第1アプリケーションデータとが予め前記書換不可領域に書き込まれたICカードにおいて、前記オペレーティングシステムが最初に起動する際、当該オペレーティングシステムが前記第1アプリケーションデータを前記書換可領域に複製することでメモリイメージを生成する過程と、
    オペレーティングシステムと当該オペレーティングシステム下で動作する第1アプリケーションと前記書換不可領域に書き込む過程と、
    前記メモリイメージにおける前記書換可領域におけるアドレスに対応して、前記第1アプリケーションが使用する第1アプリケーションデータを前記書換可領域に書き込む過程と
    を含むことを特徴とするICカードにおけるメモリ制御方法。
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