JP4774681B2 - 共通コマンドアプリケーションを実装したマルチアプリケーション型icカード - Google Patents

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Description

本発明は、クレジットカードサイズのプラスチックカードに半導体集積回路(以下、ICチップと記す)を埋め込んだICカードに関し、特に書き換え可能なメモリに複数のアプリケーションを実装できるマルチアプリケーション型ICカードに関する。
ICカードとは、クレジットカードサイズのプラスチックカードにICチップを埋め込み、前記ICチップのメモリにデータを記録するカードである。近年、ICカードはキャッシュカード、クレジットカードまたは電子マネーなどに幅広く応用されている。
従来、ICカードには用途ごとに単一のソフトウェアすなわちアプリケーションを読み出し専用メモリ(Read Only Memory 、以下ROMと記す)に実装することが主流であったため、一枚のICカードは単一の機能しか持たず、用途ごとにICカードが必要であった。このため、利用者側は複数枚のICカードを常に所持する必要があり大変不便であった。この問題を解消すべく、現在は一枚のICカードに複数のアプリケーションを組み込むことができるマルチアプリケーション型ICカードが主流になりつつある。
マルチアプリケーション型ICカードとは、複数のアプリケーションを書き換え可能なメモリに実装することができるICカードで、ICチップが備えているROMに基本処理を行うマルチアプリケーションオペレーティングシステム(Operating System、以下OSと記す)を実装し、同じくICチップが備えている電気的に消去・書き換えができるROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory、以下EEPROMと記す)等の書き換え可能なメモリに一つまたは複数のアプリケーションを実装する。
書き換え可能なメモリにアプリケーションを実装することで、利用者が使用する複数のアプリケーションを一枚のICカードに実装でき、またICカード製造後のアプリケーションの追加、不必要なアプリケーションの削除が行なえ、かつアプリケーションの機能拡充も容易になる。
ただし前述のマルチアプリケーション型ICカードでは、アプリケーションが有するコマンドコードが同じ内容でも、アプリケーションのすべてのデータを書き換え可能なメモリに実装する必要があるため、同一のコマンドコードを有する複数個のアプリケーションを書き換え可能なメモリに実装した場合、複数個の同一のコマンドコードが書き換え可能なメモリに存在することになり、書き換え可能なメモリを効率良く使用できない問題があった。
この問題を解決すべく、例えば特許文献1においては、書き換え可能なメモリを、アプリケーションのコードを記憶するアプリケーションコード領域と前記アプリケーションプログラムが使用するアプリケーションデータ領域とに分割して管理することで、同じ処理を行うアプリケーションの場合は、アプリケーションプログラムコードを共通化し、データのみを個別化することで、書き換え可能なメモリを効率良く使用する発明を開示している。
特開2003−203211号公報
しかしながら、前述の従来の技術には、アプリケーション毎に個別なコマンドを実装しづらい問題がある。多くのアプリケーションの場合は、パスワードの認証・データの読み書きといった共通化できるコマンドと、ポイント等のアプリケーション毎に個別のコマンドを有していることが多く、全く同一の動作を行なう異なるアプリケーションを同じICカードに実装することは稀である。
加えて、書き換え可能なメモリに実装されている共通コマンドを使用するアプリケーションが実装されているにも関わらず、前記共通コマンドを誤って削除すると、前記共通コマンドを使用するアプリケーションが正常に動作しなくなる問題もある。
そこで本発明は上述の問題を鑑みて、アプリケーションで共通に使用できる共通コマンドアプリケーションを実装することで書き換え可能なメモリを効率的に使用し、更にアプリケーション毎に個別なコマンドを容易に実装でき、加えて前記共通コマンドを誤って削除することのないマルチアプリケーション型ICカードを提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の課題解決手段は、アプリケーションを書き換え可能なメモリに実装できるマルチアプリケーション型ICカードにおいて、アプリケーションが共通で使用するコマンドを記憶した少なくとも一つの共通コマンドアプリケーションと、前記共通コマンドアプリケーションの名称及び前記共通コマンドアプリケーションを使用するアプリケーションの名称を含むアプリケーション情報を前記書き換え可能なメモリに実装し、外部端末からコマンドを受信すると、ICカード上で動作している状態のアプリケーションの名称を含む前記アプリケーション情報を参照し、該アプリケーション情報に含まれる前記共通コマンドアプリケーションの名称で特定される前記共通コマンドアプリケーションに受信したコマンドを委任し、受信したコマンドを該共通コマンドアプリケーションで処理できない場合、アプリケーションに受信したコマンドの処理を委任するコマンド実行手段を備えたことを特徴とするマルチアプリケーション型ICカードである。
第1の課題解決手段によれば、前記ICカードに前記共通コマンドアプリケーションを備え、前記ICカードに実装されたアプリケーションが前記共通コマンドアプリケーションを使用できることで、アプリケーション間で重複するコマンドは書き換え可能なメモリに一つのみ実装すればよく、書き換え可能なメモリを効率良く使用できる。また前記共通コマンドアプリケーションで処理できないコマンドは、ICカード上で動作している状態のアプリケーションに処理が移行するため、アプリケーション毎に個別なコマンドを容易に設定できる。
加えて、ICカードの書き換え可能なメモリに複数の前記共通コマンドアプリケーションを記憶することで、ICカードの用途毎に前記共通コマンドアプリケーションを設定でき、更に、前記アプリケーション情報を書き換え可能なメモリに記憶させることで、複数の前記共通コマンドアプリケーションを実装した場合であっても、前記アプリケーションが使用する前記共通コマンドアプリケーションを複数の前記共通コマンドアプリケーションの中から選択できる。
更にの課題解決手段は、第の課題解決手段に記載のマルチアプリケーション型ICカードにおいて、前記マルチアプリケーション型ICカードは前記共通コマンドアプリケーションを削除する共通コマンドアプリケーション削除手段を備え、前記共通コマンドアプリケーション削除手段は、前記書き換え可能なメモリに記憶されている前記アプリケーション情報の中に、削除する前記共通コマンドアプリケーションの名称を含む前記アプリケーション情報がある場合は、前記共通コマンドアプリケーションの削除を中止する機能を備えていることを特徴とするICカードである。
の課題解決手段によれば、前記共通コマンドアプリケーション削除手段を備えることで、削除する前記共通コマンドアプリケーションを使用するアプリケーションが書き換え可能なメモリに実装されている場合には、前記共通コマンドアプリケーションは削除されない。
これまで述べた発明によれば、アプリケーションが共通に使用する共通コマンドアプリケーションを備えることで書き換え可能なメモリを効率的に使用し、更にアプリケーション毎に個別なコマンドを容易に実装でき、更にアプリケーションで使用する前記共通コマンドアプリケーションをアプリケーションごとに設定することができ、加えて前記共通コマンドを誤って削除することのないマルチアプリケーション型ICカードを提供できる。
本発明の実施の形態を、以下に図を参照にしながら詳細に説明する
まず初めに本実施の形態のマルチアプリケーション型ICカードのソフトウェアおよびデータの構造について説明する。まずマルチアプリケーション型ICカードのソフトウェアの構造およびICチップの構造について説明する。図1はマルチアプリケーション型ICカードのソフトウェアの構造を説明するための図、図2はICチップの構造を説明するため図である。
図1に示すようにマルチアプリケーション型ICカードのソフトウェア構造は、ICチップ10、マルチアプリケーションOS20、アプリケーション30およびアプリケーション30が共通で使用する共通コマンドを記憶した共通コマンドアプリケーション40(以下、共通コマンドAppと記す。AppはApplicationの略)からなる。
図2はICチップ10の構造図である。ICチップ10には、中央演算装置11(Central Processing Unit、以下CPUと記す)、読み出し専用メモリ12(Read Only Memory、以下ROMと記す)、書換え可能なメモリとしてEEPROM13(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memoryの略)、揮発性メモリとしてランダムアクセスメモリ14(Random Access Memory、以下RAMと記す)および図外の外部端末とデータを通信するためのI/O回路15を少なくとも備なえている。
本発明は、ICチップ10の仕様を限定するものではなく、ICカードの用途に適した仕様のICチップ10を選択することができる。例えばROM12およびEEPROM13の容量については限定しないし、書換え可能なメモリは強誘電体メモリまたはフラッシュメモリ等のEEPROM以外のメモリであっても構わない。またICチップ10はタイマー回路、暗号演算回路またはコプロセッサ回路等の図示していない他のデバイスを備えていても構わない。
マルチアプリケーションOS20は、アプリケーション30および共通コマンドApp40をEEPROM13へ実装する機能、EEPROM13に実装したアプリケーション30の削除機能、ならびにI/O回路15を制御し図外の外部端末と通信する機能等のICカードが動作するための基本機能に加え、図外の外部端末から受信したコマンドメッセージを共通コマンドApp40を利用して処理するコマンド実行手段21と共通コマンドアプリケーションを削除する共通コマンドアプリケーション削除手段22(以下、共通コマンドApp削除手段と記す)とを備えている。一般的にマルチアプリケーションOS20はROM12に実装される。
なお、現在ICカード用マルチアプリケーションOS20としては、JAVA(登録商標)、Multos(登録商標)が有名であるが、本発明は何らマルチアプリケーションOSの種類を限定するものではない。
アプリケーション30はある用途ために設計されたソフトウェアであり、EEPROM13に利用者が必要とする一つまたは複数のアプリケーション30が実装される。なお実装されるアプリケーション30は、マルチアプリケーションOS20が対応している中間言語で記述されることが一般的である。
共通コマンドApp40は、アプリケーション30が共通で使用するコマンド(例えば、パスワード認証コマンド、データ読み書きコマンド等)を記述したアプリケーションである。共通コマンドApp40が使用するデータは、共通コマンドApp40自身がデータを有してもよく(例えば、共通コマンドがパスワード認証コマンドの場合は、共通コマンドがパスワードを有する)、またアプリケーション30のデータを利用してもよい(例えば、共通コマンドがデータ読み書きコマンドの場合は、アプリケーション30のデータを読み書きする)。
またEEPROM13には、アプリケーション情報50が記憶されている。共通コマンドApp40またはアプリケーション30を一つEEPROM13に実装する毎に、マルチアプリケーションOS20によって実装した共通コマンドApp40またはアプリケーション30に対応したアプリケーション情報50がEEPROM13に一つ記憶される。
図3は、アプリケーション情報50を説明するための図である。一つのアプリケーション情報50には、アプリケーション30(または共通コマンドApp40)を識別する情報であるアプリケーション名称501、アプリケーション30(または共通コマンドApp40)を記憶したアプリケーション記憶アドレス502、アプリケーション30(または共通コマンドApp40)が使用する共通コマンドApp40を特定する情報として共通コマンドApp名称503が記憶される。
アプリケーション名称501とは、例えばISO7816規格で定められているAID(Application Identification Data)等のアプリケーション(または共通コマンドApp40)を識別する情報で、アプリケーション30を選択する際に使用される情報でもある。
アプリケーション記憶アドレス502とは、アプリケーション名称501で特定されるアプリケーション30(または共通コマンドApp40)が実装されているEEPROM13のアドレスを示す。
また、共通コマンドApp名称503とは、アプリケーション30(または共通コマンドApp40)が使用する共通コマンドApp40を特定する情報で、アプリケーション30が(または共通コマンドApp40)使用する共通コマンドApp40のアプリケーション名称501が記憶される。共通コマンドApp名称503を記憶することで、アプリケーション30(または共通コマンドApp40)が使用する共通コマンドApp40を設定できる。
マルチアプリケーションOS20に備えられたコマンド実行手段21は、ICカード10で動作している状態のアプリケーションで,マルチアプリケーションOS20のSELECTコマンドを用いて外部端末により選択されているアプリケーション30コマンドを処理させる前に、共通コマンドApp40でコマンドを処理させる手段である。
図外の外部端末からコマンドメッセージを受信すると、コマンド実行手段21は前記コマンドの処理を共通コマンドApp40に委任する。
前記コマンド処理を委任する共通コマンドApp40は、選択されているアプリケーション30のアプリケーション情報50に記憶されている共通コマンドApp名称503で特定される共通コマンドApp40である。前記共通コマンドApp40が記憶されているEEPROM13のアドレスは、前記共通コマンドApp名称503と一致するアプリケーション名称501を有するアプリケーション情報50に記憶されている。
選択されているアプリケーション30のアプリケーション情報50に複数の共通コマンドApp名称503が記憶されている場合、コマンド実行手段21はアプリケーション情報50に記憶されている順番に従い、共通コマンドApp名称503で特定される共通コマンドApp40に前記コマンドの処理を委任する。
共通コマンドApp40で前記コマンドの処理ができない場合は、コマンド実行手段21は、選択されているアプリケーション30に前記コマンドの処理を委任する。なお選択されているアプリケーション30が記憶されているEEPROM13のアドレスは、選択されているアプリケーション情報50のアプリケーション記憶アドレス502に記憶されている。
マルチアプリケーションOS20に備えられた共通コマンドApp削除手段22は、EEPROM13に実装されている共通コマンドApp40を削除する手段である。
共通コマンドApp削除手段22は、EEPROM13に実装されている共通コマンドApp40を削除する際は、EEPROM13に記憶されいるすべてのアプリケーション情報50に削除する共通コマンドApp40を示す共通コマンドApp名称503が記憶されていないか調査する。
削除する共通コマンドApp40を示す共通コマンドApp名称503が記憶されているアプリケーション情報50が一つでもあれば、共通コマンドApp削除手段22は共通コマンドApp40を削除する処理を中断する。
また共通コマンドApp削除手段22が共通コマンドApp40を削除する際は、共通コマンドApp40と共に削除した共通コマンドApp40のアプリケーション情報50もEEPROM13から削除する。
<ICカードの動作の説明>
ここから、これまで述べた構成のICカードの動作について説明する。図4は図外の外部装置から受信したコマンドメッセージの処理動作の手順を示したフロー図、図5は共通コマンドApp40を削除する動作手順を示したフロー図である。
まずに図外の外部装置から受信したコマンドメッセージの処理動作の手順ついて、図4を参照しながら説明する。マルチアプリケーションOS20が図外の外部端末からコマンドのメッセージを受信すると(ステップS100)、コマンド実行手段21は選択されているアプリケーション30のアプリケーション情報50に含まれる共通コマンドApp名称503を調査する(ステップS110)。
次のステップでは、アプリケーション情報50に共通コマンドApp名称503が設定されていない場合はステップS200に進みアプリケーションプログラムにコマンド処理を委任する。共通コマンドApp名称503が設定されている場合は、コマンドの処理を委任する共通コマンドApp40を最初に記憶されている共通コマンド名称App503で特定される共通コマンドApp40に設定するステップS130に進む(ステップS120)。
ここで共通コマンド名称App503で特定される共通コマンドApp40に設定とは、共通コマンド名称App503と同一のアプリケーション名称501を有する共通コマンドApp40のアプリケーション記憶アドレス502をRAM14またはCPU11のレジスタに記憶することを意味する。
ステップS130では、RAM14またはCPU11のレジスタにアプリケーション記憶アドレス502が設定されている共通コマンドApp40にコマンド処理を委任するステップである。
次のステップでは、前記共通コマンドApp40が受信したコマンドを処理できる場合は、ステップS300に進み受信したコマンドのメッセージに対応する共通コマンドが実行される。前記共通コマンドApp40が受信したコマンドを処理できない場合はステップS150に進む(ステップS140)。
ステップS150では、コマンド実行手段21が残りの共通コマンドApp名称503を調査するステップである。残りの共通コマンドApp名称503がない場合はステップS200に進みアプリケーション30に受信したコマンドの処理を委任する。残りの共通コマンドApp名称503が設定されている場合は、コマンドの処理を委任する共通コマンドApp40を次に記憶されている共通コマンド名称App503で特定される共通コマンドApp40に設定し、ステップS130に戻る。
コマンド実行手段21はステップS130からステップS150を繰り返し実行することで、コマンド実行手段21は、選択されているアプリケーション30のアプリケーション情報50に記憶されている共通コマンドApp名称503で特定されるすべての共通コマンドApp40に前記コマンドの処理を委任することができる。
コマンド処理を委任した共通コマンドApp40で、受信したコマンドを処理できる場合は、ステップS300で共通コマンドの処理が実行される。すべての共通コマンドApp40で受信したコマンドを処理できなかった場合は、ステップS200でアプリケーション30に受信したコマンドの処理が委任される。
ステップS200は、コマンド実行手段21がアプリケーション30にコマンドの処理を委任するステップである。
ステップS210は、アプリケーション30が受信したコマンドを処理できるか確認するステップである。前記コマンドを処理できる場合はステップS310に進み、受信したコマンドに対応するアプリケーションのコマンドが実行され、処理できない場合はステップS320に進み受信したコマンドが処理できない実行エラーと判断される。
これまで述べたように、選択されているアプリケーション30のアプリケーション情報50に含まれる共通コマンドApp名称503で特定される共通コマンドApp40でコマンドの処理ができる場合は、ステップS300で共通コマンドは実行される。
また、前記共通コマンドApp40でコマンドの処理ができない場合は、選択されているアプリケーション30にコマンドの処理が委任され、アプリケーション30でコマンドの処理ができる場合はステップS310でアプリケーション30の独自のコマンドが実行される。
加えて、前記共通コマンドApp40およびアプリケーション30でコマンド処理が実行できない場合は、ステップS320で受信コマンドエラーとなる。
次に共通コマンドApp40を削除する動作について、図5を参照しながら説明する。共通コマンドApp40を削除する命令を受信すると、共通コマンドApp削除手段22は、EEPROM13に記憶されているすべてのアプリケーション情報50に含まれる共通コマンドApp名称503の調査を開始する(S400)。
ステップ410では、調査したアプリケーション情報50に削除する共通コマンドApp40の共通コマンドApp名称503が設定されているか確認するステップである。
調査したアプリケーション情報50に削除する共通コマンドApp40の共通コマンドApp名称503が一つでも設定されている場合はステップS420に進み、共通コマンドApp削除手段22は共通コマンドApp40の削除処理を中止する。
削除する共通コマンドApp40を特定する共通コマンドApp名称503が一つも設定されていない場合はステップS430に進み、共通コマンドApp削除手段22は共通コマンドApp40および削除する共通コマンドApp40のアプリケーション情報50を削除する。
ソフトウェアの構造を説明するための図。 ICチップの構造を説明するための図。 アプリケーション情報を説明するための図。 コマンドの動作手順を説明するためのフロー図。 共通コマンドアプリケーションの削除手順を説明するためのフロー図。
符号の説明
10 ICチップ
12 ROM
13 EEPROM
20 マルチアプリケーションOS
21 コマンド実行手段
22 共通コマンドアプリケーション削除手段
30 アプリケーション
40 共通コマンドアプリケーション
50 アプリケーション情報
501 アプリケーション情報に含まれるアプリケーション名称
502 アプリケーション情報に含まれるアプリケーション記憶アドレス
503 アプリケーション情報に含まれる共通コマンドアプリケーション名称

Claims (2)

  1. アプリケーションを書き換え可能なメモリに実装できるマルチアプリケーション型ICカードにおいて、アプリケーションが共通で使用するコマンドを記憶した少なくとも一つの共通コマンドアプリケーションと、前記共通コマンドアプリケーションの名称及び前記共通コマンドアプリケーションを使用するアプリケーションの名称を含むアプリケーション情報を前記書き換え可能なメモリに実装し、外部端末からコマンドを受信すると、ICカード上で動作している状態のアプリケーションの名称を含む前記アプリケーション情報を参照し、該アプリケーション情報に含まれる前記共通コマンドアプリケーションの名称で特定される前記共通コマンドアプリケーションに受信したコマンドを委任し、受信したコマンドを該共通コマンドアプリケーションで処理できない場合、アプリケーションに受信したコマンドの処理を委任するコマンド実行手段を備えたことを特徴とするマルチアプリケーション型ICカード。
  2. 請求項に記載のマルチアプリケーション型ICカードにおいて、前記マルチアプリケーション型ICカードは前記共通コマンドアプリケーションを削除する共通コマンドアプリケーション削除手段を備え、前記共通コマンドアプリケーション削除手段は、前記書き換え可能なメモリに記憶されている前記アプリケーション情報の中に、削除する前記共通コマンドアプリケーションの名称を含む前記アプリケーション情報がある場合は、前記共通コマンドアプリケーションの削除を中止する機能を備えていることを特徴とするICカード。
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