JP6660731B2 - 給湯システム - Google Patents

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Description

本発明は、給湯システムに関する。
特許文献1には、太陽光発電器と、太陽光発電器から供給される電力および商用電源から供給される電力を用いて運転可能であり、外気から吸熱して熱媒を加熱するヒートポンプと、熱媒を蓄えるタンクと、ヒートポンプとタンクとの間で熱媒を循環させる熱媒循環手段と、タンク内の熱媒を利用して温水利用箇所に温水を供給する温水供給手段と、ヒートポンプ、熱媒循環手段および温水供給手段の動作を制御する制御装置を備える給湯システムが開示されている。制御装置は、タンクとヒートポンプの間で熱媒を循環させて、ヒートポンプで加熱された熱媒をタンクに蓄える蓄熱運転を実行可能である。
特開2013−178010号公報
一般的に、台所や洗面所のカラン等への給湯に比べて、浴槽への湯はりでは、短時間に大きな熱量を消費する。このため、浴槽への湯はりが開始される前には、蓄熱運転によってタンクの蓄熱量を可能な限り大きくしておくことが好ましい。その際に、省エネルギーの観点からは、可能な限り太陽光発電器から供給される電力を用いて蓄熱運転を実行しておくことが好ましい。
本明細書では、太陽光発電器から供給される電力および商用電源から供給される電力を用いて運転可能なヒートポンプを備える給湯システムにおいて、省エネルギーに浴槽への湯はりを行なうことが可能な技術を提供する。
本明細書が開示する給湯システムは、太陽光発電器と、太陽光発電器から供給される電力および商用電源から供給される電力を用いて運転可能であり、外気から吸熱して熱媒を加熱するヒートポンプと、熱媒を蓄えるタンクと、ヒートポンプとタンクとの間で熱媒を循環させる熱媒循環手段と、タンク内の熱媒を利用して温水利用箇所に温水を供給する温水供給手段と、ヒートポンプ、熱媒循環手段および温水供給手段の動作を制御する制御装置を備えている。制御装置は、タンクとヒートポンプの間で熱媒を循環させて、ヒートポンプで加熱された熱媒をタンクに蓄える蓄熱運転を実行可能である。制御装置は、日照時間帯に関する情報を取得可能である。制御装置は、日照時間帯内において、太陽光発電器から供給される電力を用いて第1の蓄熱運転を実行する。制御装置は、日照時間帯後であって、浴槽への温水の供給が開始される前において、タンクの蓄熱量が所定量を下回ると、浴槽への温水の供給に備えて商用電源から供給される電力を用いて第2の蓄熱運転を実行する。
通常、浴槽への湯はりは、日照時間帯後に行われる。上記の給湯システムでは、日照時間帯内において、太陽光発電器から供給される電力を用いて第1の蓄熱運転を実行する。これによって、その後に行われる浴槽への湯はりに備えて、タンクの蓄熱量を確保しておくことができる。第1の蓄熱運転は太陽光発電器から供給される電力を用いて実行されるので、省エネルギーを実現することができる。また、上記の給湯システムでは、日照時間帯後であって、浴槽への温水の供給が開始される前において、タンクの蓄熱量が所定量を下回ると、商用電源から供給される電力を用いて第2の蓄熱運転を実行する。これによって、第1の蓄熱運転の後に、台所や洗面所のカラン等への給湯が行われてタンクの蓄熱量が減少した場合でも、その後に行われる浴槽への湯はりに備えて、タンクの蓄熱量を確保しておくことができる。
上記の給湯システムでは、第2の蓄熱運転におけるヒートポンプの目標出口温度が、第1の蓄熱運転におけるヒートポンプの目標出口温度よりも低く設定される。
一般的には、ヒートポンプの目標出口温度を低くするほど、ヒートポンプのCOPは高くなる。上記の給湯システムでは、商用電源から供給される電力を用いて実行する第2の蓄熱運転において、ヒートポンプの目標出口温度を低く設定することで、より省エネルギーを実現することができる。
上記の給湯システムは、制御装置が、浴槽への温水の供給が開始された後、浴槽への温水の供給が行われている間に、商用電源から供給される電力を用いて第3の蓄熱運転を実行し、第3の蓄熱運転におけるヒートポンプの目標出口温度が、第2の蓄熱運転におけるヒートポンプの目標出口温度よりも低く設定されるように構成することができる。あるいは、上記の給湯システムは、制御装置が、浴槽への温水の供給が開始された後、浴槽への温水の供給が行われている間に、商用電源から供給される電力を用いて第3の蓄熱運転を実行し、第3の蓄熱運転におけるヒートポンプの目標出口温度が、第1の蓄熱運転におけるヒートポンプの目標出口温度よりも低く設定されるように構成することができる。
浴槽への湯はりが行われている間は、タンクの蓄熱量が急速に減少していくので、タンク内の熱媒の温度も急速に低下していく。このため、浴槽への湯はりが行われている間に実行する第3の蓄熱運転では、ヒートポンプの目標出口温度を低く設定しても、タンク内の熱媒の温度成層を撹乱してしまうおそれが少ない。上記の給湯システムによれば、商用電源から供給される電力を用いて実行する第3の蓄熱運転において、ヒートポンプの目標出口温度を低く設定することで、より省エネルギーを実現することができる。
実施例に係る給湯システム2の構成を模式的に示す図である。 一般的な世帯における、時間帯毎の温水利用量と太陽光発電器の発電量を模式的に示す図である。 実施例に係る給湯システム2の制御装置90が日照時間帯内に行なう処理を説明するフローチャートである。 実施例に係る給湯システム2の制御装置90が日照時間帯後に行なう処理を説明するフローチャートである。
(実施例)
図1に示すように、本実施例の給湯システム2は、ヒートポンプ10と、タンク20と、タンク循環路30と、水道水導入路40と、供給路50と、バーナ加熱装置60と、太陽光発電器70と、商用電源供給路80と、制御装置90とを備える。
ヒートポンプ10は、外気から吸熱して、タンク循環路30を通過する水を加熱する熱源である。ヒートポンプ10は、太陽光発電器70から供給される電力を用いて運転可能であるとともに、商用電源供給路80を介して商用電源から供給される電力を用いて運転可能である。ヒートポンプ10は、図示しないが、冷媒(例えば自然冷媒R290、フロン系冷媒R32等)を循環させる冷媒循環路と、外気と冷媒との間で熱交換を行う蒸発器と、蒸発器からの冷媒を圧縮して高温高圧にする圧縮機と、タンク循環路30を通過する水と圧縮機からの冷媒との間で熱交換を行う凝縮器と、凝縮器からの冷媒を減圧させて低温低圧にする膨張弁とを備えている。
タンク20は、ヒートポンプ10によって加熱された温水を蓄える。タンク20は、密閉型であり、断熱材によって外側が覆われている。タンク20には満水まで水が貯留されている。本実施例では、タンク20の容量は100Lである。タンク20には、サーミスタ22a、22b、22c、22dがタンク20の高さ方向に所定間隔で取り付けられている。サーミスタ22a、22b、22c、22dは、それぞれ、その取付位置の水の温度を測定する。例えば、サーミスタ22a、22b、22c、22dは、それぞれ、タンク20の上部から70L、50L、30L、5Lの位置の水の温度を測定する。
タンク循環路30は、上流端がタンク20の下部に接続されており、下流端がタンク20の上部に接続されている。タンク循環路30には、循環ポンプ36が介装されている。循環ポンプ36は、タンク循環路30内の水を上流側から下流側に送り出す。また、タンク循環路30は、ヒートポンプ10の凝縮器(図示省略)を通過している。そのため、ヒートポンプ10を運転させると、タンク循環路30内の水がヒートポンプ10の凝縮器で加熱される。従って、循環ポンプ36とヒートポンプ10とを運転させると、タンク20の下部の水がヒートポンプ10で加熱され、加熱された水がタンク20の上部に戻される。即ち、タンク循環路30は、タンク20に蓄熱するための水路である。また、タンク循環路30のうち、ヒートポンプ10の入口側(即ち上流側)と出口側(即ち下流側)には、それぞれ、サーミスタ32、34が介装されている。サーミスタ32は、タンク20の下部から導出され、ヒートポンプ10によって加熱される前の水の温度を測定する。サーミスタ34は、ヒートポンプ10によって加熱された後の温水の温度を測定する。
水道水導入路40は、上流端が給水弁42に接続されている。給水弁42は、図示しない水道水供給源に接続されている。給水弁42は、通常は開状態に維持されている。水道水導入路40の下流側は、第1導入路40aと第2導入路40bに分岐している。第1導入路40aの下流端は、タンク20の下部に接続されている。第2導入路40bの下流端は、後述の供給路50の途中に接続されている。第2導入路40bの下流端と供給路50との接続部分には、混合弁44が設けられている。混合弁44は、供給路50を流れる温水に、第2導入路40b内の水を混合させる量を調整する。
供給路50は、上流端がタンク20の上部に接続されている。上述したように、供給路50の途中には、水道水導入路40の第2導入路40bが接続されており、接続部分には混合弁44が設けられている。第2導入路40bとの接続部より下流側の供給路50には、バーナ加熱装置60が介装されている。また、バーナ加熱装置60より下流側の供給路50には、サーミスタ52が介装されている。サーミスタ52は、供給される温水の温度を測定する。バーナ加熱装置60は、サーミスタ52が測定する温水の温度が、給湯設定温度Tsと一致するように、供給路50内の水を加熱する。供給路50の下流端は、温水利用箇所(例えば台所や浴室のカラン、浴槽等)に接続されている。
太陽光発電器70は、太陽光を受光することによって発電するための装置である。太陽光発電器70が発生させた電力は、制御装置90を介して、給湯システム2の各構成要素を含む様々な装置に供給される。例えば、太陽光発電器70が発生させた電力は、ヒートポンプ10および循環ポンプ36の運転の他に、図示しない空調装置の運転等、様々な用途に利用される。
商用電源供給路80は、商用電源に接続して商用電源から電力の供給を受けるための電源コードである。商用電源供給路80を介して商用電源から供給された電力は、制御装置90を介して、給湯システム2の各構成要素を含む様々な装置に供給される。
制御装置90は、給湯システム2の上記各構成要素と電気的に接続されており、各構成要素の動作を制御する。図1には示していないが、制御装置90には、使用者が様々な指示を入力可能な操作部と、様々な情報を表示可能な表示部とを有するリモコンが接続されている。また、制御装置90は、給湯システム2の各要素を運転させるための電力を、商用電源供給路80から供給するか、太陽光発電器70から供給するかを切り替えるための電力源切替手段も備えている。また、制御装置90は、図示しないネットワークに接続されており、そのネットワークを介して、図示しないサーバに格納されている気象情報(例えば、天気予報、過去の日照時間等)を取得し、当日の日照時間帯を推定することができる。
次いで、本実施例の給湯システム2の動作について説明する。給湯システム2は、蓄熱運転、給湯運転および湯はり運転を実行することができる。以下、各運転について説明する。
(蓄熱運転)
蓄熱運転は、ヒートポンプ10で生成した熱によってタンク20内の水を加熱する運転である。蓄熱運転が実行されるべき場合には、制御装置90は、ヒートポンプ10と循環ポンプ36とを動作させる。循環ポンプ36が動作すると、タンク循環路30内をタンク20内の水が循環する。即ち、タンク20の下部に存在する水がタンク循環路30内に導入され、導入された水がヒートポンプ10内の凝縮器を通過する際に、冷媒の熱によって、予め設定された目標出口温度Tbまで加熱される。目標出口温度Tbまで加熱された水は、タンク20の上部に戻される。これにより、タンク20に目標出口温度Tbの水が貯められる。この結果、タンク20の上部には、高温の水の層が形成され、下部には、低温の水の層が形成される。本実施例では、制御装置90は、ヒートポンプ10の圧縮機の回転数を変えることによって、加熱後の温水の温度(目標出口温度Tb)を変えることができる。
(給湯運転)
給湯運転は、タンク20内の温水を温水利用箇所に供給する運転である。給湯運転は、上記の蓄熱運転中にも実行することができる。温水利用箇所の給湯栓が開かれると、給水弁42が開状態に維持されているため、水道水供給源からの水圧によって、水道水導入路40(第1導入路40a)からタンク20の下部に水道水が流入する。同時に、タンク20上部の温水が、供給路50を介して温水利用箇所に供給される。
制御装置90は、タンク20から供給路50に供給される温水の温度(即ち、サーミスタ22dの測定温度)が、給湯設定温度Tsより高い場合には、混合弁44を開いて第2導入路40bから供給路50に水道水を導入する。この場合、タンク20から供給された温水と第2導入路40bから供給された水道水とが、供給路50内で混合される。制御装置90は、温水利用箇所に供給される温水の温度(即ち、サーミスタ52が計測する温水の温度)が、給湯設定温度Tsと一致するように、混合弁44の開度を調整する。一方、制御装置90は、タンク20から供給路50に供給される温水の温度が、給湯設定温度Tsより低い場合には、バーナ加熱装置60を作動させる。この場合、供給路50を通過する温水がバーナ加熱装置60によって加熱される。制御装置90は、温水利用箇所に供給される温水の温度が、給湯設定温度Tsと一致するように、バーナ加熱装置60の出力を制御する。
(湯はり運転)
湯はり運転は、給湯運転のうち、特にタンク20内の温水を浴槽へ供給する運転である。湯はり運転は、上記の蓄熱運転と同時並行して実行することができる。湯はり運転の開始が指示されると、制御装置90は、図示しない湯はり弁を開いて、供給路50から浴槽への温水の供給を実行する。制御装置90は、図示しない湯はり流量センサを用いて、供給路50から浴槽へ供給された温水の流量を検出する。制御装置90は、供給路50から浴槽へ供給された温水の積算流量が、予め設定された湯はり水量に達すると、湯はり運転を終了する。なお、湯はり運転における温水の温度調整は、給湯運転における温水の温度調整と同様に行われる。本実施例では、浴槽の容量は200Lであり、タンク20の容量よりも大きい。このため、湯はり運転においては、最初はタンク20の蓄熱を利用して浴槽への湯はりが行われ、タンク20の蓄熱が減少して湯切れすると、バーナ加熱装置60による加熱を利用して浴槽への湯はりが行われる。
(一般的な世帯における給湯の傾向および太陽光発電器70の発電量の傾向)
続いて、図2を参照して、生活サイクルを24時間(1日)単位で見る場合における、一般的な世帯での給湯の傾向を説明する。図2は、ある1日の間に、一般的な世帯で給湯が行われる時間帯を模式的に示すとともに、太陽光発電器70による発電量の推移を模式的に示す図である。
一般的な世帯では、例えば、6:00〜7:00に最初に給湯が行われる(図2の例では6:00)。最初の給湯は、例えば、朝食の用意や洗面のための給湯である。最初の給湯では、5〜20L程度の温水が供給される。一般的な世帯では、例えば、11:00〜12:00に二度目の給湯が行われる(図2の例では11:00)。二度目の給湯は、例えば、昼食の用意のための給湯である。二度目の給湯でも、5L〜20L程度の温水が供給される。一般的な世帯では、例えば、20:00に三度目の給湯が行われる(図2の例では20:00)。三度目の給湯は、浴槽への湯はり運転である。図2の例では、毎日20:00に湯はり運転が開始される。湯はり運転では、150L〜180L程度の温水が供給される。一般的な世帯では、例えば、23:00〜0:00に最後の給湯が行われる(図2の例ではおよそ23:00)。最後の給湯は、例えば、歯磨き等のための給湯である。最後の給湯では、5L〜10L程度の温水が供給される。最後の給湯は、0:00頃に終了する。
また、一般的な世帯に設置された給湯システム2では、6:00の日の出とともに太陽光発電器70が発電を開始する。発電量は12:00毎がピークになるように増加し、その後、19:00頃の日没に向けて減少する。以下では、日の出から日没までの時間帯を、日照時間帯という。
(制御装置90が日照時間帯内に行なう処理)
制御装置90は、日照時間帯内に、図3に示す処理を実行する。
ステップS2では、制御装置90は、太陽光発電器70から供給される電力を用いた蓄熱運転を開始する。ステップS2で開始される蓄熱運転においては、目標出口温度Tbは、給湯設定温度Tsよりも高い第1基準温度(例えば55℃)に設定される。
ステップS4では、制御装置90は、蓄熱水量が第1所定量を超えるか否かを判断する。本実施例でいう蓄熱水量とは、タンク20内において給湯設定温度Tsよりも高い温度の水の量を意味している。蓄熱水量が大きいほど、タンク20の蓄熱量は大きい。蓄熱水量が第1所定量以下の場合(NOの場合)、処理はステップS4を繰り返す。蓄熱水量が第1所定量を超えると(YESとなると)、処理はステップS6へ進む。
ステップS6では、制御装置90は、蓄熱運転を終了する。
ステップS8では、制御装置90は、日照時間帯内であるか否かを判断する。日照時間帯が終わり日照時間帯外となった場合(NOの場合)、制御装置90は、図3の処理を終了する。日照時間帯内である場合(YESの場合)、処理はステップS10へ進む。
ステップS10では、制御装置90は、蓄熱水量が第2所定量を下回るか否かを判断する。第2所定量は、第1所定量よりも低く設定されている。蓄熱水量が第2所定量以上である場合(NOの場合)、処理はステップS8へ戻る。蓄熱水量が第2所定量を下回ると(YESとなると)、処理はステップS12へ進む。
ステップS12では、制御装置90は、太陽光発電器70から供給される電力を用いた蓄熱運転を開始する。ステップS12で開始される蓄熱運転においては、目標出口温度Tbは、第1基準温度(例えば55℃)に設定される。
ステップS14では、制御装置90は、蓄熱水量が第1所定量を超えるか否かを判断する。蓄熱水量が第1所定量以下の場合(NOの場合)、処理はステップS16に進む。
ステップS16では、制御装置90は、日照時間帯内であるか否かを判断する。日照時間帯内である場合(YESの場合)、処理はステップS14へ戻る。日照時間帯が終わって日照時間帯後となると(NOとなると)、処理はステップS18へ進む。
ステップS18では、制御装置90は、ステップS12で開始した蓄熱運転の電力供給源を、太陽光発電器70から商用電源供給路80に切り換える。これにより、その後の蓄熱運転は、商用電源から供給される電力を用いて実行される。ステップS18の後、処理はステップS14へ戻る。
ステップS14で蓄熱水量が第1所定量を超えると(YESとなると)、処理はステップS20へ進む。ステップS20では、制御装置90は、蓄熱運転を終了する。ステップS20の後、制御装置90は、図3に示す処理を終了する。
以上のように、本実施例の給湯システム2では、日照時間帯内に太陽光発電器70から供給される電力を用いて蓄熱運転を実行した後に、タンク20の蓄熱水量が減少した場合に、いまだ日照時間帯内であれば、再び太陽光発電器70から供給される電力を用いて蓄熱運転を実行する。このような構成とすることによって、日照時間帯後に行われる湯はり運転に備えて、タンク20の蓄熱量を確保しておくことができる。
(制御装置90が日照時間帯後に行なう処理)
制御装置90は、日照時間帯が終わって日照時間帯後になると、図4に示す処理を実行する。
ステップS22では、制御装置90は、湯はり運転が開始されたか否かを判断する。湯はり運転が開始されていない場合(NOの場合)、処理はステップS24へ進む。
ステップS24では、制御装置90は、蓄熱水量が第3所定量を下回っているか否かを判断する。第3所定量は第1所定量よりも低く設定されている。蓄熱水量が第3所定量を下回っていなければ(NOであれば)、処理はステップS22へ戻る。蓄熱水量が第3所定量を下回っている場合(YESの場合)、処理はステップS26へ進む。
ステップS26では、制御装置90は、商用電源から供給される電力を用いた蓄熱運転を開始する。ステップS26で開始される蓄熱運転においては、目標出口温度Tbは、第1基準温度よりも低い第2基準温度に設定される。例えば、本実施例では、第2基準温度は、サーミスタ22bで検出されるタンク20内の水温に第1温度幅(例えば5℃)を加算した温度に設定される。なお、第1温度幅は、サーミスタ22a、22b、22c、22dで検出される温度に基づいて、タンク20内の水温が低いほど大きな温度幅となるように設定してもよい。
ステップS28では、制御装置90は、湯はり運転が開始されたか否かを判断する。湯はり運転が開始されていない場合(ステップS28でNOの場合)、処理はステップS30へ進む。
ステップS30では、制御装置90は、蓄熱水量が第1所定量を超えるか否かを判断する。蓄熱水量が第1所定量以下の場合(NOの場合)、処理はステップS28へ戻る。蓄熱水量が第1所定量を超えると(YESとなると)、処理はステップS32へ進む。
ステップS32では、制御装置90は、蓄熱運転を終了する。蓄熱運転を終了後、処理はステップS22に戻る。
ステップS22で湯はり運転が開始されると(YESとなると)、処理はステップS34へ進む。ステップS34では、制御装置90は、商用電源から供給される電力を用いた蓄熱運転を開始する。ステップS34で開始される蓄熱運転においては、目標出口温度Tbは、第2基準温度よりも低い第3基準温度に設定される。例えば、本実施例では、第3基準温度は、サーミスタ22bで検出されるタンク20内の水温に第2温度幅(例えば2℃)を加算した温度である。なお、第2温度幅は、サーミスタ22a、22b、22c、22dで検出される温度に基づいて、タンク20内の水温が低いほど大きな温度幅となるように設定してもよい。ステップS34の後、処理はステップS38へ進む。
ステップS28で湯はり運転が開始されると(YESとなると)、処理はステップS36へ進む。ステップS36では、制御装置90は、ステップS26で開始された蓄熱運転の目標出口温度Tbを、第3基準温度に設定する。ステップS36の後、処理はステップS38へ進む。
ステップS38では、制御装置90は、蓄熱水量が第1所定量を超えるまで待機する。蓄熱水量が第1所定量を超えると(YESとなると)、処理はステップS40へ進む。
ステップS40では、制御装置90は、蓄熱運転を停止する。ステップS40の後、制御装置90は、図4に示す処理を終了する。
以上のように、本実施例の給湯システム2では、日照時間帯後であって、湯はり運転が開始される前において、タンク20の蓄熱水量が第3所定量を下回ると、商用電源から供給される電力を用いて蓄熱運転を実行する。これによって、日照時間帯内に、太陽光発電器70から供給される電力を用いて蓄熱運転を実行した後に、台所や洗面所のカラン等への給湯が行われてタンク20の蓄熱量が減少した場合でも、その後に行われる浴槽への湯はりに備えて、タンク20の蓄熱量を確保しておくことができる。
本実施例の給湯システム2では、日照時間帯後、湯はり運転の開始前に商用電源から供給される電力を用いて蓄熱運転が行われる場合、その蓄熱運転でのヒートポンプ10の目標出口温度Tbは、日照時間帯内に太陽光発電器70から供給される電力を用いて行われる蓄熱運転での目標出口温度Tbよりも低く設定される。これによって、商用電源から供給される電力を用いた蓄熱運転におけるヒートポンプ10のCOPを向上して、省エネルギーを実現することができる。
本実施例の給湯システム2では、湯はり運転の実行中に、商用電源から供給される電力を用いて蓄熱運転を実行する。その蓄熱運転でのヒートポンプ10の目標出口温度Tbは、日照時間帯内に太陽光発電器70から供給される電力を用いて行われる蓄熱運転での目標出口温度Tbや、日照時間帯後、湯はり運転の開始前に商用電源から供給される電力を用いて行われる蓄熱運転での目標出口温度Tbよりも低く設定される。これによって、商用電源から供給される電力を用いた蓄熱運転におけるヒートポンプ10のCOPを向上して、省エネルギーを実現することができる。
以上、実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 :給湯システム
10 :ヒートポンプ
20 :タンク
22a :サーミスタ
22b :サーミスタ
22c :サーミスタ
22d :サーミスタ
30 :タンク循環路
32 :サーミスタ
34 :サーミスタ
36 :循環ポンプ
40 :水道水導入路
40a :第1導入路
40b :第2導入路
42 :給水弁
44 :混合弁
50 :供給路
52 :サーミスタ
60 :バーナ加熱装置
70 :太陽光発電器
80 :商用電源供給路
90 :制御装置

Claims (3)

  1. 太陽光発電器と、
    太陽光発電器から供給される電力および商用電源から供給される電力を用いて運転可能であり、外気から吸熱して熱媒を加熱するヒートポンプと、
    熱媒を蓄えるタンクと、
    ヒートポンプとタンクとの間で熱媒を循環させる熱媒循環手段と、
    タンク内の熱媒を利用して温水利用箇所に温水を供給する温水供給手段と、
    ヒートポンプ、熱媒循環手段および温水供給手段の動作を制御する制御装置を備えており、
    制御装置は、タンクとヒートポンプの間で熱媒を循環させて、ヒートポンプで加熱された熱媒をタンクに蓄える蓄熱運転を実行可能であり、
    制御装置は、日照時間帯に関する情報を取得可能であり、
    制御装置は、日照時間帯内において、太陽光発電器から供給される電力を用いて第1の蓄熱運転を実行し、
    制御装置は、日照時間帯後であって、浴槽への温水の供給が開始される前において、タンクの蓄熱量が所定量を下回ると、浴槽への温水の供給に備えて商用電源から供給される電力を用いて第2の蓄熱運転を実行し、
    第2の蓄熱運転におけるヒートポンプの目標出口温度が、第1の蓄熱運転におけるヒートポンプの目標出口温度よりも低く設定される、給湯システム。
  2. 制御装置は、浴槽への温水の供給が開始された後、浴槽への温水の供給が行われている間に、商用電源から供給される電力を用いて第3の蓄熱運転を実行し、
    第3の蓄熱運転におけるヒートポンプの目標出口温度が、第2の蓄熱運転におけるヒートポンプの目標出口温度よりも低く設定される、請求項1の給湯システム。
  3. 制御装置は、浴槽への温水の供給が開始された後、浴槽への温水の供給が行われている間に、商用電源から供給される電力を用いて第3の蓄熱運転を実行し、
    第3の蓄熱運転におけるヒートポンプの目標出口温度が、第1の蓄熱運転におけるヒートポンプの目標出口温度よりも低く設定される、請求項1の給湯システム。
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