JP6660004B2 - 電池状態推定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電池状態推定装置に係り、特に、車載電池の状態推定に好適な電池状態推定装置に関する。
近年、省エネルギや排ガス削減による環境保護の観点から、アイドリング・ストップ・システム(ISS)機能を有する車両や、さらに制動時の回生エネルギを充電する機能を備えた車両が注目されている。
このような車両はμHEVまたはマイクロハイブリッドと呼ばれ、搭載される二次電池が各機能に応じた状態を維持できるように、その状態推定にはより高い精度が求められる。電池状態を代表する指標としては、充電状態や充電率を表すSOC(State of Charge)および健康状態や劣化度を表すSOH(State of Health)が知られている。
特許文献1には、SOCを開放電圧(OCV)に基づいて推定する技術が開示されている。特許文献2には、SOHをOCVおよび内部抵抗に基づいて推定する技術が開示されている。特許文献3には、SOCを微分内部抵抗(電圧電流直線の傾き)から求める技術、充放電の電流を積算する技術が開示されている。
特開平4-264371号公報 特開2006-10601号公報 特開平6-242193号公報
電池計測の周期は、車両走行中は充放電が常時生じるので短周期であることが望ましいが、停車中は充放電が実質的になく、電池の状態変化が緩慢なので、走行中よりも長い周期での計測で十分である。また、計測周期を長くして計測頻度を低くできれば電力消費量を軽減できる。しかしながら、電池計測に係る全ての動作をCPUの制御下に置いてしまうと、停車中もCPUを常に動作させなければならないので消費電力を低く抑えることが難しい。
このような技術課題に対して、電池計測に係る動作を計測用の専用ICと演算用のCPUとで分担し、計測動作は電力消費量の比較的小さな計測用ICに負わせることでCPUの処理時間を短縮することが考えられる。
しかしながら、車両の走行中と停車中とで計測用ICによる電池計測の周期を異ならせたり、停車中に得られた計測結果を電池状態の推定計算に利用したりしようとするとCPUの頻繁な介在が避けられず、消費電力を十分に抑えることが難しかった。
本発明の目的は、上記の技術課題を解決し、電池状態の推定精度を損なうことなく、特に車両停車中の電力消費量を低減できる電池状態推定装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、車載二次電池の状態を推定する電池状態推定装置に計測用ICおよび演算用ICを別々に設けた。そして、計測用ICには演算用ICが発した計測指令に応答して電池を計測する手段と、計測結果の時系列を記憶する手段と、計測手段の計測周期を前記計測指令に基づいて設定する手段とを設けた。
また、演算用ICにはイグニッション信号に応じてスリープ状態への遷移または復帰を実行する手段と、スリープ中に電池を第1周期で計測させるスリープ中計測指令を発する手段と、スリープからの復帰後に電池を第2周期で計測させる走行中計測指令を発する手段と、計測用ICから各計測結果を取得する手段と、取得した各計測結果に基づいて電池状態を推定する手段とを設けた。
本発明によれば、以下のような効果が達成される。
(1) イグニッション信号がオフの状態では、消費電力の比較的多い演算用IC(CPU)はスリープ状態に遷移させ、消費電力の比較的少ない計測用IC(BCIA)が単独で電池計測を実行する。そして、イグニッション信号がオンになると、演算用ICがスリープ状態から復帰してスリープ中に計測された計測結果を計測用ICから取得して電池状態推定を行うので、電池計測の継続性を維持しながらイグニッションオフ中の消費電力を最小限に抑えられるようになる。
(2) 計測用ICは、演算用ICが予め発する計測指令に応じた周期で電池計測を行うので、計測用ICにおける電池計測のタイミングや周期の動的な変更が、計測指令の切り替だけで簡単に行えるようになる。
(3) 演算用ICは自身が計測に関与できないスリープ中も、予め計測指令を発しておくことで、所望のタイミングや周期での電池計測を継続させることができる。
本発明の一実施形態に係る鉛二次電池用の電池コントローラ(BC)が搭載されるμHEVの構成を示した図である。 電池コントローラBCの一実施形態の構成を示したブロック図である。 電池コントローラBCの動作モードに関する遷移図である。 μHEVの駐車中および走行中における電池電圧VおよびIGN信号の典型的な変化を示した図である。 電池コントローラBCの主要動作を示したメインフローである。 電池コントローラBCの主要動作を実現するCPUおよびBCIAの機能ブロック図である。 スリープ中計測指令の内容を示したフローチャートである。 IGNオン中処理の手順を示したフローチャートである。 内部抵抗Rの25℃換算テーブルの一例を示した図である。 10msタイマ割込処理の手順を示したフローチャートである。 2msタイマ割込処理の手順を示したフローチャートである。 OCV推定処理の手順を示したフローチャートである。 開放電圧OCVの25℃変換テーブルの一例を示した図である。 ARにより時刻無限大としてOCV25の収束値を計算する手順を示した図である。 SOC初期値およびSOH計算の手順を示したフローチャートである。 SOC初期値およびSOH計算の手順を実現するCPUおよびBCIAの機能ブロック図である。 同一仕様の鉛二次電池を種々の劣化状態において予め測定したSOH、SOCおよびOCV25の関係を示した図である。 同一仕様の鉛二次電池を種々の劣化状態において予め測定したR25、SOC指標xおよびSOHの関係を示した図である。 ISS可否判定の手順を示したフローチャートである。 電池交換推奨判定の手順を示したフローチャートである。 電池交換推奨判定を実現するCPUおよびBCIAの機能ブロック図である。 電池交換判定閾値Vst_thの決定手順を示したフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る鉛二次電池用の電池コントローラ(BC)が搭載されるμHEVの構成を示した図であり、ここでは本発明の説明に不要な構成は図示が省略されている。
エンジンENG1の出力軸には変速機2を介して駆動輪Wが連結され、さらにオルタネータベルト3を介してスタータ兼オルタネータISG(Integrated Starter Generator)4が連結されている。ISG4がスタータとして消費する電力は電池5から供給され、オルタネータとして発電した電力は各補機で消費されると共に電池5へ充電される。電池コントローラBC6は、電池5の充電状態SOC(State of Charge)や健康状態SOH(State of Health)を計算してエンジン・コントロール・ユニットECU7へ通知する。
図2は、前記電池コントローラBC6の一実施形態の構成を示したブロック図であり、計測用ICとしての電池コントローラIC(BCIA)9、演算用ICとしてのCPU8および通信用のCAN(Controller Area Network)ドライバ10を主要な構成とし、これらをシリアルバス11で相互に接続して構成される。CANドライバ10は、制御機器向け通信プロトコルの一種であり、ECU7と通信して各種の電池情報を提供する。
本発明のBC6は、アイドリングストップ機能や回生充電機能を備えたμHEV向け鉛二次電池5の電圧V,電流I,温度Tを計測し、イグニッション信号の入力を契機に、これらの計測結果に基づいて電池5のSOCやSOHを計算してCANドライバ10へ出力する。μHEVのECU7は、BC6のCANドライバ10から取得した情報に基づいて、アイドリングストップ、回生充電あるいは電池診断を含む各種の制御を実行する。
BCIA9には、電池5の温度Tを検知する温度センサ12、電池5の充放電電流Iを計測するシャント抵抗13が接続され、更に電池5の端子電圧Vを計測するために、その正極および負極の各端子が接続されている。CPU8の割込端子INTにはイグニッション(IGN)スイッチ14が接続されている。
本実施形態では、駐車中は電池5の消費電流を小さくするために、CPU8はスリープ状態、BCIA9はスタンバイ状態で待機する。その間、BCIA9は1分毎のタイマ割り込みで起動されて電池5のV,I,Tをそれぞれ計測し、それらの時系列データを蓄積する。CPU8は、IGNオン信号に応答してスリープ状態から復帰し、スリープ中にBCIA9が計測、蓄積したV,I,Tの時系列データを一括取得する。
図3は、BC6の動作モードに関する遷移図であり、運用モードとメンテナンスモードとに大別され、運用モードは駐車中モードと走行中モードとを有する。運用モードでは、駐車中モードにおいてIGNオンが検知されると走行中モードへ遷移し、走行中モードにおいてIGNオフが検知されると駐車中モードへ遷移する。また、走行中モードにおいてメンテナンスモードへの移行を要求するCANパケットを受信するとメンテナンスモードへ遷移し、メンテナンスモードおいてメンテナンスモードの終了操作が検知されると走行中モードへ遷移する。
図4は、μHEVの駐車中および走行中における電池電圧VおよびIGN信号の典型的な変化を示した図である。時刻t1ではIGNオンとなって各補機への給電が開始され、時刻t2ではクランキング負荷により電池電圧Vが一気に低下し、時刻t3でエンジン始動が完了すると定電圧充電が開始され、時刻t4ではISS機能によりアイドリングが停止され、時刻t5ではISS機能によりクランキングが行われ、時刻t6でIGNオフとされている。
図5は前記BC6の主要動作を示したメインフローであり、図6は、この主要動作を実現するCPU8およびBCIA9の機能ブロック図である。本実施形態では、車両に搭載されて電池5からの給電が開始されるか、あるいはCPUリセットによる再起動後に処理を開始し、それ以降は所定の周期で各処理が繰り返される。
初めに図6を参照し、BCIA9は、CPU8から計測指令を受信する計測指令受信部91と、前記計測指令に応答して電池5のV,I,Tを計測する計測部92と、計測結果の時系列を一時記憶するメモリ93と、前記計測部92の計測周期を前記計測指令に応じた周期に設定する計測周期設定部94と、計測結果の時系列をCPU8へ応答する計測結果応答部95とを含む。
CPU8は、自身のスリープ中に第1周期での計測をBCIA9へ要求するためのスリープ中計測指令を発するスリープ中計測指令部81と、スリープ復帰後の走行中に第2周期での計測をBCIA9へ要求するための走行中計測指令を発する走行中計測指令部82と、BCIA9から各計測結果を取得する計測結果取得部83と、取得した各計測結果に基づいて電池状態を推定する電池状態推定部84と、スリープ遷移前に前記走行中計測指令を解除する走行中計測指令解除部85とを含む。
図5を参照し、ステップS1ではCPU8において初期化処理が実施され、フラッシュメモリ(図示省略)に記憶されている各種の参照定数がRAM(図示省略)上に展開される。また、パワー・オン・リセットフラグFporがセットされる。ステップS2では、CPU8に対する外部割り込みの有無が判定される。本実施形態では、CPU8のINT端子にIGNスイッチ14が接続されており、IGNオンによりCPU8への割込要求が発生するまでは、スリープ状態を維持したままステップS9へ進む。
ステップS9では、BCIA9において60秒周期のタイマ割り込みが発生したか否かが判定され、タイマ割り込みが発生していなければステップS2へ戻る。タイマ割り込みが発生するとステップS10へ進み、後述するステップS7でCPU8のスリープ中計測指令部81からBCIA9へ通知される計測指令に応じて当該BCIA9の計測部92が電池5のV,I,Tを計測し、その時系列データをメモリ93に蓄積する。
その後、IGNオンによりCPU8への割込要求が発生し、これがステップS2で検知されると、ステップS3へ進んでCPU8のスリープモードが解除される。ステップS4では、IGNオン後の経過時間を表す起動時間変数TMがリセットされて新規計測を開始する。ステップS5では、後に詳述する「IGNオン中処理」が実行される。ステップS6では、IGNオン中処理において計算された各種のデータがフラッシュメモリにログ情報として書き込まれる。
ステップS7では、CPU8のスリープ中にタイマ割り込みでBCIA9に周期的に電池5のV,I,Tを計測させるためのスリープ中計測指令が、前記スリープ中計測指令部81からBCIA9へ通知される。ステップS8では、CPU8をスリープモードへ遷移させてステップS2へ戻り、次のIGNオンの割込要求に備えて待機する。
図7は、メインフローの前記ステップS7においてBCIA9へ通知されるスリープ中計測指令の内容を示したフローチャートであり、BCIA9は、60秒周期のタイマ割り込みで当該計測指令に応答した計測処理を前記ステップS10において実行する。
図7において、ステップS21では、BCIAタイマカウンタTMbciaにタイマ割り込みの周期に相当するカウント値が加算される。本実施形態では、タイマ割り込みの周期が60秒に設定されているので、60秒相当のカウント値が加算される。
ステップS22では、IGNオフ後のCPUスリープ中に15分周期で電池のV,I,Tを計測するために、TMbciaを15分で割った余りがゼロ(TMbcia mod 15=0)であるか否かが判定される。余りがゼロであればステップS23以降へ進み、BCIA9の計測部92により電池5のV,I,Tがそれぞれ20ミリ秒ごとに10回ずつ計測され、その平均値が一時記憶される。
すなわち、ステップS23では計測回数カウンタNがリセットされる。ステップS24では電池5のV,I,Tが計測される。ステップS25では計測回数カウンタNがインクリメントされる。ステップS26では計測回数カウンタN=10になるまで、ステップS24へ戻ってV,I,Tの各計測が20ミリ秒ごとに繰り返される。ステップS27では、V,I,Tごとに10個の計測値の平均値が前記メモリ93に一時記憶される。
このように、本実施形態ではIGNオンによる外部割り込み要求が検知されるまでのCPUスリープ中は、BCIA9により15分周期で電池のV,I,Tがそれぞれ10回ずつ計測されてその平均値が計算され、V,I,Tの時系列データとして一時記憶される。
図8は、IGNオンを契機とする割込処理として前記メインフローのステップS5で実行されるIGNオン中処理の手順を示したフローチャートであり、IGNオフとなるまで実行される。当該IGNオン中処理は、SOCおよびSOHの計算を行うメインルーチンと2つのタイマ割込処理(10msタイマ割込処理および2msタイマ割込処理)とで構成される。各タイマ割込処理については、後に図10,11を参照して詳述する。
IGNオン中処理のメインルーチンでは、電池5のOCV(開放電圧)がIGNオフ直後は安定せず、かつSOHおよびSOCの関数となる一方、電池5の内部抵抗Rは安定しており、かつSOHおよびSOCの関数になっているという鉛蓄電池に固有の特性に着目して、OCVおよびRが決定される初回のクランキングの直後に、OCVおよびRの連立方程式を解くことでSOHを求め、さらにSOC初期値を求める。それ以降、SOHは固定され、SOCは定期的に補正される。
図8において、ステップS31ではCPU8によりSOCおよびSOHの暫定値が読み込まれる。さらに、IGNオフのCPUスリープ中にBCIA9が前記ステップS10で計測、蓄積したV、I、Tの各時系列データがCPU8に取り込まれてRAM上に展開される。
ステップS32では、CPU8の走行中計測指令部82からBCIA9へV、I、Tの計測指令が出力される。本実施形態では、V,Iについては1ミリ秒周期での計測指令が出力され、温度Tに関しては1秒周期での計測指令が出力される。この計測指令はBCIA9の計測指令受信部91により受信され、これ以降はBCIA9において、V,Iについては1ミリ秒周期、Tに関しては1秒周期での計測が繰り返され、その時系列データが蓄積される。
ステップS33では、エンジン起動回数Nstartがリセットされる。ステップS34では、10msタイマ割込処理および2msタイマ割込処理の設定が行われて各処理が開始される。ステップS35では、IGNオフ中に計測された電池5のV,I,Tに基づいてその開放電圧OCVを推定するOCV推定処理が実施され、さらにその25℃換算値OCV25が求められる。当該OCV推定処理につては、後に図12,13を参照して詳述する。
ステップS36では、前記IGNオフ中に計測されたV,I,Tがログデータとしてフラッシュメモリに不揮発に記憶される。ステップS37では、依然としてIGNオン中であるか否かが判定される。IGNオン中であればステップS38へ進み、エンジンの起動が完了しているか否かが電圧電流波形に基づいて判定される。エンジン起動が完了していると判定されればステップS39へ進み、エンジン起動回数Nstartがインクリメントされる。ステップS40では、クランキング中フラグFcrankがセットされる。
ステップS41では、今回のエンジン始動がIGNオン後の最初のエンジン始動およびISSによる再始動のいずれであるかが判定される。最初のエンジン起動であればステップS42へ進み、クランキング前の電流電圧変化に基づいて電池5の内部抵抗Rが算出され、その25℃換算値(R25)が求められる。
本実施形態では、IGNオン後のクランキング前の期間であって、補機等への給電が開始されて電圧降下が生じたタイミング(図4の時刻t1〜t2)で計測されたV,I,Tに基づいて内部抵抗Rが算出され、さらにその25℃換算値R25が計算される。R25は、内部抵抗Rおよび温度Tの計測結果を図9に示した換算テーブルに適用することで求められる。
なお、内部抵抗Rの算出タイミングおよび算出方法は上記に限定されるものではなく、クランキングの際に-1Aから-100A(マイナス符号は放電電流を意味する)の範囲で計測された各電流I(t)およびその際の電圧V(t)、時刻tを抽出してクランキング中の電流・電圧相関(I-V特性)を求め、これに基づいて内部抵抗Rを算出するようにしても良い。
ステップS43では、後に詳述するように、内部抵抗Rおよび開放電圧OCVの各25℃換算値R25,OCV25に基づいてSOHおよびSOC初期値が求められる。本実施形態では、OCV25,R25が決定される初回のクランキングの直後に、R25およびOCV25の連立方程式を解くことでSOC初期値およびSOHが求められる。
ステップS44では、SOH,クランキング中の最低電圧VstおよびOCV25に基づいて電池5を交換すべきか否かを判定する「電池交換推奨判定」が行われ、その結果が交換推奨フラグFrmdに登録される。この「電池交換推奨判定」については、後に図19を参照して詳述する。
ステップS45では、電池交換済みであるか否かを判定する電池交換済み判定が行われる。本実施形態では、初期化処理直後のクランキングにて、SOHの更新値と前回のSOHを比較し、SOHが若返っていた場合に電池が交換されたと判定し、電池交換済みフラグFchangedがセットされる。また、判定結果に関わらず前記パワー・オン・リセットフラグFporがリセットされる。
ステップS46では、CPU8のメモリ不足および突然の電源オフ対策として、これまでに計測、計算されたデータが中間ログとしてフラッシュメモリに書き出されて不揮発に記憶される。ステップS47では、クランキング中フラグFcrankが解除される。ステップS48では、クランキング回数カウンタNcrankがインクリメントされる。
一方、前記ステップS37において、INGオン中ではなくなったと判定されるとステップS49へ進み、タイマ割り込みの許可が解除される。ステップS50では、前記ステップS32でBCIA9へ通知した走行中計測指令が解除される。
図10は、前記IGNオン中処理において10ミリ秒周期のタイマ割込で起動される10msタイマ割込処理の手順を示したフローチャートであり、INGオン中処理のステップS34でタイマ割り込みが許可されると、ステップS49で当該許可を解除されるまで10ミリ秒周期で繰り返し実行される。
ステップS61では、BCIA9が前記走行中計測指令に応答して計測した電池5のV,I,Tが取得される。ステップS62では、取得した電流Iの積算値によりSOCを更新するSOC算出処理が実施される。本実施形態では、2ミリ秒周期で計測された直近の5個の電流値の平均値にその期間長(10ミリ秒)を乗じて今回の電荷量が求められ、これを前回のSOCに加算することでSOCが最新値に更新される。
ステップS63では、前記BCIA9により計測されたV,I,TがCANドライバ3へ送信される。本実施形態では、電圧V,電流Iに関しては10ミリ秒毎、温度Tに関しては8秒毎にCANドライバ3へ送信される。CANドライバ3は、受信したV,I,TをECU7へ送信する。
ステップS64では、前記クランキング中フラグFcrankを参照することによりクランキング中であるか否かが判断される。クランキング中でなければステップS65へ進んでCANパケットの受信が試行される。ステップS66では、受信できたCANパケットによりメンテナンスモードへの移行が要求されているか否かが判定される。
メンテナンスモードへの移行が要求されていればステップS67へ進み、タイマ割り込みが禁止されてBCIA9がスリープモードへ移行する。ステップS68では、メンテナンスモードが実行される。メンテナンスモードが終了すると、ステップS69では、タイマ割り込みの禁止が解除され、BCIA9がスリープモードから復帰する。
これに対して、前記ステップS66において、メンテナンスモードへの移行が要求されていないと判定されるとステップS70へ進み、故障判定のタイミングであるか否かが判定される。本実施形態では、所定の周期τ2で故障判定を行うべく起動時間変数TM mod τ2が計算され、これがゼロであれば、ステップS71へ進んで故障判定が行われる。本実施形態では、V,I,Tの各計測値が有りえない値を示した時に故障判定がなされる。
ステップS72では、満充電判定のタイミングであるか否かが判定される。本実施形態では、所定の周期τ5で満充電判定を行うべく、TM mod τ5が計算され、これがゼロであれば、ステップS73へ進んで満充電判定が行われる。その結果、電圧Vが所定の満充電電圧(例えば、13.5 V)以上であって充電電流Iが少ない(例えば、1A未満)状態が所定時間以上継続して観測されると、満充電状態と判定されてSOCに100%が設定される。
ステップS74では、アイドリングストップ可否判定のタイミングであるか否かが判定される。本実施形態では、所定の周期τ4で判定を行うべく、TM mod τ4が計算され、これがゼロであれば、ステップS75へ進んでアイドリングストップ(ISS)可否判定が行われる。この「ISS可否判定」については、後に図19を参照して詳述する。
ステップS76では、SOC,SOH,電池交換推奨判定結果、故障判定結果、ISS可否判定結果がCANへ送出される。ステップS77では、起動時間変数TMに10ミリ秒が加算される。
図11は、前記IGNオン中処理において2ミリ秒周期のタイマ割り込みで起動される2msタイマ割込処理の手順を示したフローチャートであり、前記ステップS34で割り込みが許可されると、前記ステップS49で当該許可を解除されるまで2ミリ秒周期で実行される。
ステップS81では、クランキング中であるか否かが判断される。本実施形態では、クランキングの継続時間が平均的に1秒であり、その際には数百Aの放電電流が生じるのに対して、通常の補機電流は20A程度であることから、90A以上の放電電流が2ミリ秒以上継続するとクランキングの開始と判断するようにしている。その結果、クランキング中と判断されると、ステップS82へ進んでクランキング中フラグFcrankがセットされる。
ステップS83では、クランキング開始後8ミリ秒以内であるか否かが判断される。8ミリ秒以内であればステップS84へ進み、BCIA9から取得した電圧Vの中で最小電圧を求め、これが1回のクランキング時の最低電圧Vstとされる。
これに対して、前記ステップS81において、クランキング中ではないと判定されるとステップS86へ進み、イグニッションON後の最初のクランキング前であるか否かが判定される。最初のクランキング前であればステップS87へ進み、BCIA9により計測されたV,Iを切り出し、現在時刻tと対応付けた時系列Vt,Itとして蓄積する。
図12は、前記イグニッションON中処理のステップS35で実施されるOCV推定処理の手順を示したフローチャートであり、本実施形態では、IGNオフ後の経過時間に応じてOCVの推定アルゴリズムを異ならせている。
ステップS101、S102では、前回のIGNオフからの経過時間が参照され、経過時間が6時間以上であれば、前記2msタイマ割込処理で計測された最新のV,Tに基づいてOCVを計算すべくステップS106へ進む。ステップS106では、最新のV、Tおよび予め設定されている暗電流値を、図13に一例を示したOCVの25℃変換テーブルに適用することで、25℃換算のOCV(OCV25)が次式(1)に基づいて計算され、その定数項pおよびSOH項qがそれぞれ求められる。
これに対して、経過時間が2時間以上6時間未満であればステップS103へ進み、OCVが駐車中に計測されたV,I,Tに基づいて推定される。本実施形態では、駐車中に電池電圧Vが時間経過と共に指数関数的に低下してOCVへと収束して行く鉛二次電池に固有の特性に着目した。そして、AR(自己回帰モデル)により電圧Vの収束値をOCVとして推定すべく、以下に詳述するように、電圧Vの時系列に基づいて3次のyule-walker方程式を決定し、そのAR係数を求めるようにした。
本実施形態では、電圧Vに関する過去の時系列データV(1),V(2)…より漸化式を作成して未来を予測することを考える。漸化式は過去の時系列データによる最小二乗法により決定するものとし、m個の指数関数の和として次式(2)で表される。
ここで、nは電圧Vを予測したい時刻、a1,a2…amは中間出力、mはARの次数、cは誤差項であり、入力を電圧Vの過去の時系列V(1),V(2)…V(k)とし、最終出力をV(∞)とする。ステップS104では、AR係数の計算に成功したか否かが判定され、成功していればステップS105へ進む。
ステップS105では、前記AR係数の計算結果に基づいて25℃換算のOCVが電圧Vの収束値として求められる。図14は、前記ステップS103,S105において、ARにより時刻無限大として電圧Vの収束値V(∞)を計算する手順を示した図である。
これに対して、AR係数の計算に失敗していると判定されるか、あるいは前記ステップS102において前回のIGNオフからの経過時間が2時間未満と判定されていればステップS107へ進み、OCV計算失敗フラグFocv-failをセットして今回の処理を終了する。
図15は、前記イグニッションON中処理のステップS43で実施される「SOC初期値およびSOH計算」の手順を示したフローチャートであり、図16は、当該手順を実現するBCIA9およびCPU8の機能ブロック図である。
前記BCIA9は、電池5のR25を計測する内部抵抗計測部96および開放電圧OCV25を計測する開放電圧計測部97を具備する。前記CPU8は、OCV25とSOHおよびSOCとの関係を表す第1方程式(次式(3))、およびR25とSOHおよびSOCとの関係を表す第2方程式(次式(4))、を記憶する方程式記憶部86ならびに前記R25およびOCV25の計測結果を前記各方程式に適用し、その連立方程式の解としてSOHおよびSOCを求める求解部87を具備する。
図15を参照し、ステップS201では、OCV失敗フラグFocv-failに基づいて、前記開放電圧計測部101によるOCV25計算の成否が判定され、OCV25の計算に成功していればステップS202へ進む。ステップS202では、前記内部抵抗計測部102によるR25計算の成否が判定され、R25計算に成功していればステップS203へ進む。
ステップS203では、前記求解部87において、OCV25およびR25に関する以下の2つの連立方程式(3),(4)を解くことでSOHが求められる。各方程式は前記方程式記憶部86に記憶されている。なお、SOCは次式(5)で定義され、100-SOHから100までの値を取る。SOC指標xは現在の充電量×100/現在の満充電容量であって0-100の値を取る。
本実施形態では、SOCとSOHとの間にはOCV25ごとに上式(3)の関係が成立することに着目し、同一仕様の鉛二次電池を種々の劣化状態において予め測定したSOH、SOCおよびOCV25の関係(図17)に基づいて、上式(3)の係数a,b,cを予め計算、登録しておく。また、係数p,qは前記OCV推定処理で求められたOCV25計算式の定数項の値およびSOH項の係数値である。
さらに、本実施形態ではR25がSOCの指標となるxとSOHとの関数であることに着目し、同一仕様の鉛二次電池を種々の劣化状態において予め測定したR25、SOC指標xおよびSOHの関係(図18)に基づいて上式(4)を予め求めておく。
ステップS204では、前記パワー・オン・リセットフラグFporが参照され、フラグFpor=1であれば、ステップS205へ進んでSOHに「100%」をセットした後にステップS206へ進む。これに対して、フラグFpor=1でなければ直ちにステップS206へ進み、次式(6),(7)に基づいてSOCが計算される。
なお、前記ステップS201において、OCV25計算に失敗していると判定されるとステップS207へ進み、今回のSOHとして前回のSOHが登録される。ただし、パワーオン・リセット直後はSOH=100%が登録される。
図19は、前記10msタイマ割込処理のステップS75で実施されるISS可否判定の手順を示したフローチャートである。
ステップS161では、SOCおよびSOHがアイドリングストップ禁止の要件を満たしているか否かが判定される。本実施形態では、SOCがアイドリングストップ可否の判定閾値SOCiss以下であるか、あるいは現在のSOHが50%未満であるか否かが判定される。いずれかの要件が満たされるとステップS165へ進み、ISS禁止フラグFiss_ngをセットして当該処理を終了する。
これに対して、いずれの要件も満たされなければステップS162へ進み、アイドリングストップ禁止中であるか否かが前記ISS禁止フラグFiss_ngに基づいて判断される。禁止中でなければステップS163へ進み、クランキング中の最低電圧Vstがアイドリングストップ禁止の要件を満たしているか否かが判定される。本実施形態では、最低電圧Vstがアイドリングストップ可否の判定閾値Vst_iss以下であればステップS165へ進み、ISS禁止フラグFiss_ngをセットして当該処理を終了する。
これに対して、最低電圧Vstが判定閾値Vst_issを超えていればステップS164へ進み、電圧Vがアイドリングストップ禁止の要件を満たしているか否かが判定される。本実施形態では、電圧Vがアイドリングストップ可否の判定閾値Viss(例えば、11.5V)以下であればステップS165へ進み、ISS禁止フラグFiss_ngをセットして当該処理を終了する。
一方、前記ステップS162において、アイドリングストップ禁止中と判定されればステップS166へ進み、連続充電中であるか否かが判定される。連続充電中であればステップS167へ進み、ISS禁止フラグFiss_ngをリセット(アイドリングストップを許可)して当該処理を終了する。
図20は、IGNオン中処理のステップS44で実行される電池交換推奨判定の手順を示したフローチャートであり、図21は、電池交換推奨判定を実現するCPU8およびBCIA9の機能ブロック図である。本実施形態では、初回のクランキング時のみ、SOHおよびクランキング中最低電圧Vstに基づいて電池交換の推奨判定がなされる。
初めに図21を参照し、BCIA9において、最低電圧検知部98は、エンジンのクランキング中に計測部92で計測された電池電圧Vの時系列から最低電圧Vstを検知する。CPU8において、使用年累計部88は、電池5の累計使用年を計算する。交換判定閾値決定部89は、前記最低電圧Vstおよび使用期間に基づいて交換判定閾値Vst_thを決定する。本実施形態では、後に詳述するように、使用期間が長くなるほど交換判定閾値Vst_thが高く設定される。交換時期判定部90は、前記最低電圧Vstが交換判定閾値Vst_thを下回ると電池の交換時期と判定する。
図20を参照し、ステップS171では、電池交換推奨フラグFchangeがリセットされる。ステップS172では、SOHが所定の交換判定閾値SOH_thと比較され、SOH<SOH_thであれば、ステップS173へ進んで電池交換推奨フラグFchangeがセットされる。ステップS174では、クランキング中最低電圧Vstの25℃換算値Vst25がVst,TおよびOCV25の関数として計算され、今回周期の結果として一時記憶される。
ステップS175では、直近の複数のVst25に基づいて、その平均値Vst0が算出される。ステップS176では、後に図22を参照して詳述するように、Vstに関する交換判定閾値Vst_thが、前記交換判定閾値決定部89により、前記Vst0およびOCV25の関数として算出される。ステップS177では、前記交換時期判定部90により前記VstとVst_thとが比較され、Vst<Vst_thであれば、ステップS178へ進んで電池交換推奨フラグFchangeがセットされる。
図22は、前記交換判定閾値Vst_thの決定手順を示したフローチャートである。本実施形態では、クランキング中最低電圧Vstが電池交換のタイミングを推定する一つの代表的な指標とはなるものの経年劣化の影響が反映されにくいことを新たに知見し、経年劣化の進んでいる可能性の高い電池に関してはより高い閾値で交換判定がなされるようにした。
ステップS181では、Vst_thの標準値が前記Vst0およびOCV25の関数として算出される。ステップS182,S183では、前記使用年類型部88により求められた電池5の使用年数が判定され、使用年数が7年以上であればステップS184へ進み、次式(8)のように、Vst_thが0.2Vを加えた値に校正される。このような閾値校正は、使用年数が7年以上の電池では経年劣化の影響が使用年数に関わらずほぼ一定になるとの考察に基づくものである。
また、使用年数が3年以上7年未満であればステップS185へ進み、次式(9)のように、Vst_thが使用年数から3年を引いた年数に0.05Vを乗じた値を加えた値に校正される。このような閾値校正は、使用年数が7年未満の電池では経年劣化の影響が使用年数に比例するとの考察に基づくものである。
このように、本実施形態では電池の経年劣化を使用年数で代表し、交換判定閾値Vst_thが電池の使用年数に応じて動的に変更されるので、交換判定閾値をより適正値に設定することができ、電池の交換判定をより正確に行えるようになる。
1…エンジンENG,2…変速機,3…オルタネータベルト,4…スタータ兼オルタネータISG,5…電池,6…電池コントローラBC,7…エンジン・コントロール・ユニットECU,8…CPU,9…電池コントローラIC(BCIA),10…CANドライバ,11…シリアルバス,12…温度センサ,13…シャント抵抗,14…IGNスイッチ

Claims (5)

  1. 車載二次電池の状態を推定する電池状態推定装置において、
    計測用ICおよび演算用ICを具備し、
    前記計測用ICが、
    前記演算用ICが発した計測指令に応答して前記車載二次電池を計測する手段と、
    前記計測結果の時系列を記憶する手段と、
    前記計測する手段の計測周期を前記計測指令に基づいて設定する手段とを具備し、
    前記演算用ICが、
    イグニッション信号に応じてスリープ状態への遷移または復帰を実行する手段と、
    スリープ中に前記車載二次電池を第1周期で計測させるスリープ中計測指令を発する手段と、
    前記スリープからの復帰後に前記車載二次電池を第2周期で計測させる走行中計測指令を発する手段と、
    前記計測用ICから各計測結果を取得する手段と、
    前記取得した各計測結果に基づいて電池状態を推定する手段とを具備したことを特徴とする電池状態推定装置。
  2. 前記計測結果を取得する手段は、前記計測用ICが前記スリープ中計測指令に応答して計測した前記計測結果の時系列を前記スリープからの復帰後に一括取得することを特徴とする請求項1に記載の電池状態推定装置。
  3. 前記演算用ICは、前記スリープからの復帰後に一括取得した前記計測結果の時系列に基づいて前記車載二次電池の開放電圧を推定することを特徴とする請求項2に記載の電池状態推定装置。
  4. 前記計測用ICは、前記スリープ中計測指令に応答した電池計測を前記第1周期のタイマ割込処理により行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電池状態推定装置。
  5. 前記第1周期が前記第2周期よりも長いことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電池状態推定装置。
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