JP6659402B2 - ポリウレタン系セメント組成物及びそのコンクリート床施工方法 - Google Patents
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Description
ヒマシ油変性2官能ポリオールとヒマシ油変性3官能ポリオールの混合物が20重量%とフタル酸ビス(2−ブトキシエチル)40重量%と水38重量%と乳化剤2重量%とからなり水酸基当量が225の水分散ポリオールA 85重量部に着色トナー(顔料濃度:80重量%)7重量部と希釈剤としてJP120(商品名、株式会社ジェイプラス社製)8重量部を加えて主剤100重量部とし、ポリイソシアネートとしてNCO当量135で粘度が300mPa・s/23℃(BM型粘度計 ローターNo.3 60rpm)のポリメチルポリフェニルポリイソシアネートを使用して硬化剤100重量部とし、市販白セメント30重量%と東北硅砂6号を65重量%と消石灰5重量%とを均一に混合した粉体部200重量部とし、主剤100重量部と硬化剤100重量部と粉体部200重量部とを均一に混合して実施例のポリウレタン系セメント組成物の下塗りとし、主剤100重量部と硬化剤100重量部と粉体部275重量部とを均一に混合して実施例のポリウレタン系セメント組成物の上塗りとした。
実施例において使用した主剤に代えて、ヒマシ油変性2官能ポリオールとヒマシ油変性3官能ポリオールの混合物が20重量%とフタル酸ビス(2−ブトキシエチル)40重量%と水38重量%と乳化剤2重量%とからなり水酸基当量が225の水分散ポリオールA 90重量部に着色トナー(顔料濃度:80重量%)7重量部と希釈剤としてJP120(商品名、株式会社ジェイプラス社製)3重量部を加えて主剤100重量部とし、ポリイソシアネートとしてNCO当量135で粘度が600mPa・s/23℃(BM型粘度計 ローターNo.3 60rpm)のポリメチルフェニルポリイソシアネートを使用して硬化剤100重量部とし、市販白セメント30重量%と東北硅砂6号を65重量%と消石灰5重量%とを均一に混合した粉体部200重量部とし、主剤100重量部と硬化剤100重量部と粉体部200重量部とを均一に混合して比較例1のポリウレタン系セメント組成物の下塗りとし、主剤100重量部と硬化剤100重量部と粉体部275重量部とを均一に混合して比較例1のポリウレタン系セメント組成物の上塗りとした。
実施例において使用したポリイソシアネートに代えてNCO当量135で粘度が600mPa・s/23℃(BM型粘度計 ローターNo.3 60rpm)のポリメチルフェニルポリイソシアネートを使用して硬化剤100重量部とし、主剤100重量部及び粉体部は実施例と同様とし、主剤100重量部と硬化剤100重量部と粉体部200重量部とを均一に混合して比較例2のポリウレタン系セメント組成物の下塗りとし、主剤100重量部と硬化剤100重量部と粉体部275重量部とを均一に混合して比較例2実施例のポリウレタン系セメント組成物の上塗りとした。
JIS K 6911 5.19 圧縮強さ に準じ、実施例、比較例1、比較例2のポリウレタン系セメント組成物のそれぞれの上塗りを25.4×12.7×12.7mmの形状にて硬化させ、23℃7日間養生後に載荷速度1mm/分で圧縮し、圧縮強度(N/mm2)を測定した。
23℃下でJISA 5371の300mm×300mm×厚さ60mmの乾燥したコンクリート平板(ケット水分計HI−520コンクリートレンジにて5%以下)の表面に、均一に混合した実施例、比較例1、比較例2のポリウレタン系セメント組成物の下塗りを厚さ0.4mmになるように金ゴテで塗布して24時間養生して硬化させ、その後均一に混合した実施例、比較例のポリウレタン系セメント組成物の上塗りを厚さ1.6mmになるように金ゴテで塗布して24時間養生して硬化させ、その後7日間養生した。その後、建研式接着力試験器により、40×40mm部分の水系ポリウレタン組成物とコンクリート平板との付着強度(N/mm2)を測定した。破壊状態は下地コンクリート100%凝集破壊を○と、それ以外を×と評価した。
5℃下で0.4mm厚みのJISA 5430の繊維強化セメント板に実施例、比較例1、比較例2の下塗りをそれぞれ0.4mm厚みに塗付して硬化後、実施例、比較例1、比較例2の上塗りをそれぞれ1.6mm厚みに塗付して硬化させ24時間養生後に、JISK 5600−4−7に規定する60度鏡面光沢度を測定した。
23℃下にて上記圧縮強度を測定前の実施例、比較例1、比較例2のポリウレタン系セメント組成物の硬化物について、JIS K 7215に規定するタイプDデュロメータ硬さを測定した。
5℃及び23℃下で20cm×20cm×0.4mm厚みのJISA 5430の繊維強化セメント板に実施例、比較例1、比較例2の下塗りをそれぞれ0.4mm厚みに塗付して硬化後、実施例、比較例1、比較例2の上塗りをそれぞれ1.6mm厚みに塗付して硬化させ24時間養生後に塗膜表面の状態を目視にて観察した。平滑なものを○、塗膜表面にうねりがあり平滑でないものを×とした。
評価結果を表1に示す。
Claims (3)
- 水分散ポリオールと、ポリイソシアネートと、希釈剤と、セメント及び充填材を含有してなり、厚み0.2mm以上2.5mm未満に塗付するペースト状のポリウレタン系セメント組成物であって、水分散ポリオールはヒマシ油変性2官能ポリオールとヒマシ油変性3官能ポリオールとフタル酸ビス(2−ブトキシエチル)と乳化剤と水とから成り、水分散ポリオールのフタル酸ビス(2−ブトキシエチル)の含有量は30〜50重量%であり、希釈剤は安息香酸グリコールエステルを含み、希釈剤の配合量としては、水分散ポリオールと、ポリイソシアネートと、希釈剤の合計100重量部中の2〜5重量部であり、水分散ポリオールの水酸基当量は200〜250であり、ポリイソシアネートは粘度が250〜400mPa・s/23℃でNCO当量が130〜140であり、厚み2.0mmの5℃硬化塗膜のJIS K 5600−4−7 60度鏡面光沢度が85以上であり、25.4×12.7×12.7mmの23℃硬化塗膜のJIS K 7215 タイプDデュロメータ硬さが80以上であることを特徴とするポリウレタン系セメント組成物。
- ポリイソシアネートはポリメチルポリフェニルポリイソシアネートであることを特徴とする請求項1記載のポリウレタン系セメント組成物。
- 床下地コンクリート表面に、請求項1又は請求項2記載のポリウレタン系セメント組成物を下塗りとして厚み0.2mm以上0.6mm未満に塗付して硬化させた後、さらに該ポリウレタン系セメント組成物を上塗りとして厚み1.5mm以上2.5mm未満に塗付して仕上ることを特徴とするコンクリート床施工方法。
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