JP6659216B2 - 信号処理装置及び放射線計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、微弱信号を検出する信号処理装置及び放射線計測装置に関する。
従来、ノイズを含む微弱信号を検出するために確率共鳴(Stochastic Resonance)を用いる方法が研究されている。例えば、図8に示すように、微弱信号S(t)を分岐して複数の伝送路に伝搬し、各伝送路を伝搬する微弱信号S(t)に対して、互いに相関の無いノイズξ(t)〜ξ(t)をそれぞれ加算する。さらに、分岐された信号をそれぞれ閾値処理することで複数の閾値処理信号R(t)〜R(t)に変換し、これらの複数の閾値処理信号R(t)〜R(t)を合成して、微弱信号RΣ(t)を得る方法が知られている(例えば、非特許文献1参照)。この方法では、互いに相関の無いノイズを加算した微弱信号の多重数が多いほど信号の再生精度が改善することが知られている。
J・J・コリンズ(J.J. Collins)、カーソン・C・チョウ(Carson C. Chow)、 トムソン・T・インホフ(Thomas T.Imhoff)、「Stochastic resonance without tuning」、ネイチャー(NATURE)、1995年7月20日、第376巻、p.236-238
しかしながら、非特許文献1に記載された方法では、互いに相関の無い複数のノイズを生成するためには、複数のノイズ生成回路が必要となり、回路構成の複雑化、回路規模の大型化してしまうといった問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、独立した複数のノイズに対応した数のノイズ生成回路を設ける必要がなく、ノイズ生成回路の数を最小数に抑えることができ、回路構成の簡素化及び小型化を実現できる信号処理装置及び放射線計測装置の提供を目的とする。
本発明の信号処理装置は、少なくとも検出対象の微弱信号の周波数よりも広い帯域において同じ強度となるノイズを発生する1つのノイズ生成手段と、前記1つのノイズ生成手段に対して並列に接続され、前記ノイズ生成手段が生成したノイズに対して異なる遅延時間を与えて遅延させる複数の遅延回路と、前記微弱信号を含む入力信号から分岐された複数の分岐入力信号に対して、前記複数の遅延回路で遅延させた前記各ノイズを加算する複数の加算回路と、前記各加算回路から出力されるノイズ加算された分岐入力信号を閾値処理する複数の閾値処理回路と、前記複数の閾値処理回路から出力される出力信号を合成して前記入力信号に含まれる微弱信号を検出する検出回路と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ノイズ生成手段で生成したノイズに異なる遅延時間を与えることで、複数の独立したノイズを生成する構成としたので、複数の独立したノイズに対応した個数のノイズ生成手段を備える構成に比べてノイズ生成手段の個数を大幅に削減でき、回路構成の簡素化及び回路規模の小型化を実現できる。また、検出対象の微弱信号に加算するノイズは、ノイズ生成手段が発生させた少なくとも検出対象の微弱信号の周波数よりも十分広い帯域において同じ強度となるノイズであるので、検出対象の微弱信号に対して安定して確率共鳴現象を発現でき、高い信号検出精度を実現できる。
また本発明は、上記信号処理装置において、前記複数の遅延回路の出力端に、前記各加算回路へ入力するノイズの振幅をそれぞれ調整する複数の増幅回路を備えてもよい。これにより、検出対象の微弱信号の振幅特性に対応して、適切な信号強度を有するノイズを加算することが可能になり、適用範囲が拡大されるとともに高い信号検出精度を維持可能になる。
また本発明は、上記信号処理装置において、前記ノイズ生成手段のノイズ出力端に、前記ノイズ生成手段が生成したノイズの振幅を調整する増幅回路を備えてもよい。これにより、回路構成を簡素化でき、複数のノイズの振幅を一括して調整できる。
また本発明は、上記信号処理装置において、前記ノイズ生成手段は、疑似ランダムバイナリ信号を用いてノイズを生成する構成としてもよい。これにより、疑似的にホワイトノイズを生成することができる。
また、本発明の放射線計測装置は、ランダムに入射する放射線のエネルギーに応じてパルス状の微弱信号を出力する放射線検出部と、前記放射線検出部から出力されたパルス状の微弱信号を取り込んで信号処理し当該微弱信号を検出する信号処理部と、前記信号処理部から出力される出力信号に基づいて放射線量を計測する演算部と、を備え、前記信号処理部は、上記信号処理装置で構成され、前記放射線検出部から出力されたパルス状の微弱信号を含む入力信号を分岐して複数の分岐入力信号として取り込むことを特徴とする。これにより、微弱信号が含まれる入力から独立して、1つのノイズに異なる遅延時間を与えて複数の相関の無いノイズを生成するので、後にノイズ加算分岐入力信号を加算する際に各微弱信号の位相ずれを生じることなく加算でき、高い信号検出精度を実現できる。特に、検出対象が放射線検出信号である微弱信号の場合、微弱信号が時間的に近接して発生する可能性があるが、このような場合であっても、微弱信号の位相ずれが無いので正確に計測することができる。
本発明によれば、独立した複数のノイズに対応した数のノイズ生成回路を設ける必要がなく、ノイズ生成回路の数を最小数に抑えることができ、回路構成の簡略化、回路規模の小型化を図ることが可能となる。
第1の実施の形態に係る信号処理装置の全体構成を示す回路ブロック図である。 第1の実施の形態の信号処理装置が備えたローパスフィルタ回路の回路図である。 検出対象の微弱信号が含まれた入力信号を示す時間波形図である。 検出対象の微弱信号にノイズを加算したノイズ加算信号を示す時間波形図である。 第2の実施の形態に係る信号処理装置の全体構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態の変形例に係る信号処理装置の全体構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態に係る放射線計測装置の全体構成を示す模式図である。 図7Aは2つのパルス信号を含む入力信号の時間波形図、図7Bは入力信号をΔt遅延させた遅延信号の時間波形図、図7Cは入力信号及び遅延信号を合成した合成信号の時間波形図である。 確率共鳴を用いた信号検出原理を説明するための概念図である。
以下、本実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる信号処理装置の全体構成のブロック図である。
図1に示すように、第1の実施の形態にかかる信号処理装置10は、1つのノイズから互いに相関の無い複数のノイズを発生するノイズ生成回路11と、検出対象の微弱信号を含む入力信号Vinとホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4とを加算する複数の加算回路12a〜12dと、各ノイズが加算された各ノイズ加算信号Va1〜Va4を閾値処理する複数の閾値処理回路13a〜13dと、閾値処理回路13a〜13dから並列に出力される閾値処理信号Vb1〜Vb4を合成して入力信号Vinに含まれる検出対象の微弱信号Pを検出する検出回路14とを備える。
ノイズ生成回路11は、1つのノイズ生成手段15と、複数の遅延回路16a〜16dとで構成される。ノイズ生成手段15は、少なくとも検出対象の微弱信号の周波数よりも広い帯域において同じ強度となるノイズ(ホワイトノイズ)を生成する。本実施の形態では、疑似ランダムバイナリ信号を用いてホワイトノイズを生成する。ノイズ生成手段15は、疑似ランダムバイナリ信号を発生するバイナリ信号発生器及び疑似ランダムバイナリ信号をフィルタリング処理してホワイトノイズ信号を出力するローパスフィルタ回路で構成することができる。ローパスフィルタ回路は、図2に示すようなオペアンプICを用いたアクティブ型のアナログフィルタを用いることができる。オペアンプOPの正極は、シリーズ接続された2つの抵抗素子R1、R2を介して疑似ランダムバイナリ信号が入力するとともにコンデンサC1を介して接地されている。オペアンプOPの出力は負帰還するとともに、コンデンサC2を介して2つの抵抗素子R1、R2の中間接続点に印加している。これにより、疑似ランダムバイナリ信号をフィルタリングしてホワイトノイズVnに変換している。
複数の遅延回路16a〜16dは、抵抗、キャパシタ(コンデンサ)及びインバータICを組み合わせて構成することができる。各遅延回路16a〜16dは、ノイズ生成手段15から供給されるホワイトノイズを、予め定めた遅延時間だけ遅延し、互いに相関の無いホワイトノイズ信号として並列に出力する。すなわち、遅延回路16a〜16dは、互いに相関の無いホワイトノイズ信号に変換するのに必要な異なる遅延時間に設定される。各遅延回路16a〜16dは、互いに相関の無いホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4を出力する。
複数の加算回路12a〜12dは、検出対象の微弱信号Pを含む入力信号Vinが並列に供給される。検出器などの信号供給源から供給される入力信号Vinは複数の伝搬路La〜Ldに分岐される。伝搬路La〜Ldには、それぞれ加算回路12a〜12dが設けられている。各加算回路12a〜12dは、遅延回路16a〜16dから入力するホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4と分岐された入力信号Vinとを加算する。ここで、各加算回路12a〜12dは、オペアンプを用いたアナログ加算回路としてもよい。この場合、オペアンプは、微弱信号P及びホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4が使用する周波数と比べて、十分広い周波数域を有することが好ましい。各加算回路12a〜12dの出力段には複数の閾値処理回路13a〜13dが並列に接続される。
各閾値処理回路13a〜13dは、コンパレータ17a〜17dで構成されている。コンパレータ17a〜17dの一方の入力端子には対応する加算回路12a〜12dの出力端が接続され、他方の入力端には基準電圧(以下、閾値という)Vth1〜Vth4を発生する電圧源18a〜18dが接続される。コンパレータ17a〜17dは、加算回路12a〜12dから出力されたノイズ加算信号Va1〜Va4と対応する閾値Vth1〜Vth4とを比較し、ノイズ加算信号Va1〜Va4の電圧が、閾値Vth1〜Vth4より大きい場合にハイレベル信号を出力し、ノイズ加算信号Va1〜Va4の電圧が、閾値Vth1〜Vth4より小さい場合にローレベル信号を出力する。これにより、ノイズ加算信号Va1〜Va4はハイレベル信号とローレベル信号から成る2値化された閾値処理信号Vb1〜Vb4として出力される。
ここで、各閾値処理回路13a〜13dの各閾値Vth1〜Vth4の電圧値は、入力信号Vinの電圧の実効値と、加えられるホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4の電圧の実効値との合計以上となることが好ましい。
また、各閾値処理回路13a〜13dの各閾値Vth1〜Vth4は、全て同じ値に設定してもよいし、異なる値に設定してもよい。各閾値Vth1〜Vth4を異なる値に設定し、さらにホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4がガウスノイズである場合、確率共鳴現象を発現させるために適した条件となる。また、閾値としてそれぞれ1つの閾値Vth1〜Vth4を定める場合を説明したが、閾値はそれ以外の数であっても構わない。例えば、閾値を2つ定める場合、閾値は上限閾値、下限閾値の2つとなる。これは、閾値がヒステリシスを有する場合の構成となる。閾値がヒステリシスを有する場合、生成される閾値処理信号Vb1〜Vb4のパルス幅が大きくなるため、波形再生回路20が波形再生する際の負荷を軽減することができる。
検出回路14は、複数の閾値処理回路13a〜13dから並列に出力される閾値処理信号Vb1〜Vb4を加算する信号加算回路19と、信号加算回路19から出力される加算信号Vsumを波形成形して入力信号Vinに含まれる微弱信号Pを再生する波形再生回路20とで構成される。波形再生回路20は、例えばオペアンプを用いたローパスフィルタにより構成することができる。ローパスフィルタは、次数が高い方が波形再生性能は向上するが、波形が歪まないように周波数特性がフラットなバターワース特性となるよう設計することが望ましい。
次に、第1の実施の形態に係る信号処理装置10の動作について説明する。
ノイズ生成手段15において、疑似ランダムバイナリ信号を図2に示したローパスフィルタ回路に入力してホワイトノイズVnが生成される。疑似ランダムバイナリ信号は、M系列疑似ランダムバイナリ信号を用いてもよい。この時、系列信号の発生には、ハードウェアを用いてもよいし、ソフトウェアを用いてもよい。ノイズ生成手段15で発生させたホワイトノイズVnは、上記した通り、検出対象の微弱信号Pの周波数よりも広い帯域において同じ強度となり、ノイズ強度の発生頻度がガウス分布に従うガウスノイズである。
ノイズ生成手段15で発生したホワイトノイズVnは、遅延回路16a〜16dに分配される。ここで、複数の遅延回路16a〜16dに対して、遅延ノイズが互いに無相関となる遅延時間が設定されているので、各遅延回路16a〜16dは、互いに相関関係の無い複数のホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4を出力する。すなわち、1つのノイズ生成手段15により、互いに相関関係の無い4つのホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4を得ることができる。
図1に示すように、入力信号Vinは、4つに分岐されて伝送路La〜Ldに並列に分配される。伝送路La〜Ldに分配された入力信号Vinは、伝送路La〜Ldに設けられた加算回路12a〜12dによって、ホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4と加算され、ノイズ加算信号Va1〜Va4として出力される。ノイズ加算信号Va1〜Va4は、閾値処理回路13a〜13dに入力され、閾値処理回路13a〜13dを構成するコンパレータ17a〜17dによって、閾値Vth1〜Vth4と比較される。例えば、ノイズ加算信号Va1が閾値Vth1を超えていればハイレベル信号を出力し、ノイズ加算信号Va1が閾値Vth1を超えなければローレベル信号を出力する。このように、各閾値処理回路13a〜13dから2値信号である閾値処理信号Vb1〜Vb4が出力され、検出回路14に入力される。複数の閾値処理信号Vb1〜Vb4は、検出回路14の入力段に設けられた信号加算回路19により加算されて、1つの加算信号Vsumとして出力される。さらに、検出回路14の出力段に設けられた波形再生回路20に入力され、波形再生された出力信号Voutとして出力される。すなわち、加算信号Vsumは、波形再生回路20から、検出された微弱信号Pを再現した波形を有する出力信号Voutとして出力される。なお、本実施の形態において、閾値Vth1〜Vth4(電圧源18a〜18dの電圧)の値は変更可能である。
ここで、閾値処理回路13a〜13dに設定する閾値と微弱信号Pの波形再生の関係について説明する。図3は、入力信号Vinの時間波形を示す図であり、横軸が時間を、縦軸が信号レベルを示す。同図に示す入力信号Vinは、微弱信号Pに背景ノイズが重畳した状態である。なお、入力信号Vinが背景ノイズを含まない信号であっても同様に本発明を適用可能である。入力信号Vinは背景ノイズのレベルが高いため、SN(Signal to Noise)比が低い。検出対象の微弱信号Pは期間taに存在している。微弱信号Pの信号レベル(電圧)は、各閾値処理回路13a〜13dに設定される閾値(図3には閾値Vth1のみを例示)に満たないため、このままでは閾値処理回路13a〜13dでは検出されない。そこで、いわゆる確率共鳴現象を利用するために、加算回路12a〜12dで入力信号Vinにホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4を加算してから閾値処理している。
図4は、入力信号Vinにホワイトノイズ信号Vd1を加算したノイズ加算信号Va1の波形図である。図4には、ノイズ加算信号Va1と比較される閾値としてVth1が例示されているが、それ以外の閾値Vth2〜Vth4についても同様である。ホワイトノイズ信号Vd1のみが存在する期間では、ホワイトノイズ信号Vd1の値はランダムに変化するため、時間波形はランダムなものとなり、ホワイトノイズ信号Vd1が閾値Vth1を超える確率はランダムである。一方、微弱信号Pが存在する期間taでは、微弱信号Pがホワイトノイズ信号Vd1に加算され、ノイズ加算信号Va1が閾値Vth1を超える確率は微弱信号Pの強さに応じて変動する。ノイズ加算信号Va2〜Va4についても同様である。
入力信号Vinに加算される複数のホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4は互いに相関がないので、出力される閾値処理信号Vb1〜Vb4はそれぞれ異なる時間波形となる。
複数の閾値処理信号Vb1〜Vb4が一つの加算信号Vsumに変換されるが、各々の閾値処理信号Vb1〜Vb4において微弱信号Pの存在する期間taの部分は、ホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4のみが存在する期間と比べ、ハイレベル信号が出力される可能性が高い。その結果、加算信号Vsumは、微弱信号Pの存在する期間taでハイレベル信号が出力される可能性が高くなる。一方で、微弱信号Pが存在しない期間では、複数の閾値処理信号Vb1〜Vb4がハイレベル信号になる確率は低く、そのため、複数の閾値処理信号Vb1〜Vb4で同時にハイレベル信号になる確率は低い。したがって、複数の閾値処理信号Vb1〜Vb4を加算することにより、微弱信号Pの存在する時間に信号が検出される確率が高くなり、微弱信号Pの存在しない期間にハイレベル信号が検出される確率は低くなる。これらのことにより、信号加算回路19で加算される(多重される)閾値処理信号の数が増えるほど、微弱信号Pの再現性が高くなる。
以上述べてきたように、本実施の形態によれば、一つのノイズ生成手段15から生成したホワイトノイズVnに対して、遅延回路16a〜16dが異なる遅延時間を与えることにより、ノイズ生成手段15を複数保持することなく、互いに相関の無い複数のホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4を発生させることができる。この結果、ノイズ生成手段の数を削減でき、回路構成の簡素化及び小型化を図ることができる。
さらに、本実施の形態によれば、入力信号Vinに対して、ホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4を加算するため、入力信号Vinの背景ノイズに依存せず、安定して確率共鳴現象を発現させることが可能となる。これにより、入力信号Vinの種類によらない信号検出を行うことができる。
さらに、本実施の形態によれば、入力信号Vinに加算するホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4がガウシアン性を有するため、入力信号Vinの信号強度に大きな影響を受けることなく確率共鳴現象の発現が可能となる。これにより、入力信号Vinの信号強度によらない信号検出を行うことができる。
本実施の形態では、入力信号Vinを4つに分岐して、4つの閾値処理信号Vb1〜Vb4を多重した場合について説明したが、入力信号Vinを5つ以上に分岐して、さらに多くの閾値処理信号を多重するように構成してもよい。
(第2の実施の形態)
図5A及び図5Bを参照して第2の実施の形態を説明する。図5Aに示すように、第2の実施の態様に係る信号処理装置30は、複数の遅延回路16a〜16dの出力端にそれぞれ増幅回路21a〜21dが設けられ、各加算回路12a〜12dへ入力するホワイトノイズVnの振幅を個々に調整可能に構成されている。増幅回路21a〜21dに設定される増幅率については後述する。ホワイトノイズVnの振幅を個々に調整可能にしている点を除いて、第1の実施の形態と同様に構成されており、同一機能を有する部分には同一符号を付している。
図5Aに示すように、ノイズ生成手段15で発生したホワイトノイズVnが、遅延回路16a〜16dを経由して、複数の増幅回路21a〜21dに並列に入力され、各増幅回路21a〜21dで独立に増幅された後、各加算回路12a〜12dに入力される。複数の増幅回路21a〜21dが備えられる場合、入力するホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4を、任意の振幅に増幅することができ、これにより複数のホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4の振幅を異なるものに任意に調整できる。
図5Bに示すように、ノイズ生成手段15で発生したホワイトノイズVnを、1つの増幅回路21eで増幅した後、各遅延回路16a〜16dに並列に入力するように構成してもよい。1つの増幅回路21eが備えられる場合、入力するホワイトノイズVnを一括して任意の振幅に増幅することができ、これにより、全てのホワイトノイズVnの振幅を同一とすることができる。
増幅回路21a〜21d(又は増幅回路21e)は、例えば事前に入力信号Vinの信号電圧と、閾値Vth1〜Vth4に応じて、ホワイトノイズVnの振幅を調整される。すなわち、入力信号Vinに微弱信号Pが存在する期間では、ノイズ加算信号Va1〜Va4が閾値処理回路13a〜13dの閾値Vth1〜Vth4を超え、入力信号に微弱信号Pが存在しない期間では、閾値Vth1〜Vth4を超えないように調整される。これにより、入力信号Vinが確率共鳴現象を発現するようにホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4の振幅は調整される。この時、各閾値処理回路13a〜13dに閾値Vth1〜Vth4として設定される各電圧値は、入力される入力信号Vinの電圧実効値と、ホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4の電圧実効値との合計以上となるようにしてもよい。これにより、増幅回路21a〜21d(又は増幅回路21e)が配置されない場合と比較して、より広い強度範囲の入力信号Vinに対応して確率共鳴現象を発現させることが可能になる。
増幅回路21a〜21d(又は増幅回路21e)の増幅率と、閾値処理回路13a〜13dの閾値Vth1〜Vth4との関係は上述した例に限られない。例えば、増幅回路21a〜21d(又は増幅回路21e)でホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4の振幅が一定となるように調整し、閾値Vth1〜Vth4の値をランダム化することも可能である。また、ホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4の振幅を一定にし、閾値Vth1〜Vth4が定められた上限値と下限値の間で、一定の間隔幅をとるように決定される構成にすることも可能である。また、ホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4の振幅と、閾値Vth1〜Vth4をともにランダム化する構成も可能である。ホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4の振幅と閾値Vth1〜Vth4の双方を変化できる構成とすることで、ホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4の振幅のみを変化させる場合と比べて、より広い強度範囲の入力信号Vinに対して、確率共鳴現象を発現させることが可能となる。また、設定の調整によって、確率共鳴現象をより効果的に起こすことが可能となり、信号をより正確に検出することが可能になる。
(第3の実施の形態)
次に、上述した実施の形態にかかる信号処理装置10(30)を放射線計測装置に適用した実施の形態について説明する。図6は本実施の形態にかかる放射線計測装置101の全体構成を説明する。図6に示すように、放射線計測装置101は、ランダムに入射する放射線を検出する放射線検出部102と、放射線検出部102から出力されたパルス状の微弱信号を取り込んで信号処理し当該微弱信号を検出する信号処理装置107と、信号処理装置107から出力される出力信号に基づいて放射線量を計測する演算部108とを備える。信号処理装置107は、上述した第1の実施の形態にかかる信号処理装置10又は第2の実施の形態にかかる信号処理装置30で構成される。
放射線検出部102は、入射する放射線Rに応じた光を発生するシンチレータ104、シンチレータ104で発生した光を反射させるライトガイド105、及び入射した光に応じた信号を発生する受光素子106を有する。シンチレータ104は、外部から放射線Rが入射すると、放射線Rがシンチレータ104に与えたエネルギーに応じたシンチレーション光(蛍光)を発生させ、シンチレータ104を支えるライトガイド105に対して、シンチレーション光を入射する。ライトガイド105は、テーパ状であり、面積の広い一端面にシンチレータ104が配置され、面積の狭い他端面に受光素子106が配置される。ライトガイド105に入射したシンチレーション光は、ライトガイド105内で反射を繰り返し受光素子106に到達する。受光素子106は、光電効果によりシンチレーション光の入射光量に応じた電気信号を出力し、この電気信号を入力信号Vinとして、信号処置装置107に入力する。
信号処理装置107は、放射線検出部102から入力する入力信号Vinに対して上述した第1又は第2の実施の形態と同様の処理を行う。ここで、入力信号Vinに含まれる微弱信号Pは、放射線Rによって生じたパルス状の放射線検出信号であり、入力信号Vinに確率共鳴現象を発現させることで得られる出力信号Voutもパルス状の信号である。信号処理装置107から出力された出力信号Voutは、演算部108に入力される。演算部108においては、出力信号Voutの振幅、数をもとに放射線量を計測する演算を行う。なお、演算結果である放射線量は、図示されない、表示部や通信部などに出力される構成としてもよい。
ここで、第1又は第2の実施の形態に係る信号処理装置10(30)が、放射線計測装置101の信号処理装置に適していることについて説明する。図7Aは、パルス信号(検出対象の微弱信号に相当する)が近接して2つ存在する入力信号Vinの時間波形を示す図であり、図7Bは、図7Aの入力信号Vinを時間Δt遅延した遅延信号の時間波形を示す図であり、図7Cは、図7Aの入力信号Vinと図7Bの遅延信号が重畳された合成信号の時間波形を示す図である。図7A〜図7Cにおいて各図間の時間は同期している。
第1の実施の形態に係る信号処理装置10(図1)は、4つに分岐された入力信号Vinは、同一位相のまま(位相遅延を伴うことなく、又は伝搬路で同一の位相遅延を受けて)、加算回路12a〜12dへ入力される一方、一つのノイズ生成回路11で生成されたホワイトノイズVnは異なる遅延時間を与えられたホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4として加算回路12a〜12dに入力される。この場合、加算回路12a〜12dから出力されるノイズ加算信号Va1〜Va4に含まれる入力信号Vinの位相は、各ノイズ加算信号Va1〜Va4間で異ならない。そのため、各ノイズ加算信号Va1〜Va4に含まれる入力信号Vinの位相は揃っているため、複数のノイズ加算信号Va1〜Va4を加算したとしても、パルスは合成信号上の同じ位置に加算されることとなる。その結果、図7Aに示す信号波形が再生されることとなり、近接して2つ存在するパルス信号を正確に検出することができる。
一方、放射線検出部102から入力する入力信号Vinを複数に分岐した後に、複数の分岐入力信号Vin間で異なる遅延時間を与える回路構成の場合は、次のような不具合が生じる。たとえば、放射線検出部102から入力する入力信号Vinに同一のホワイトノイズVnを加算してから、各々異なる遅延時間で遅延する場合を比較例として考察する。比較例においては、入力信号VinとホワイトノイズVnを一緒に遅延する回路構成とする。複数の分岐入力信号Vinは異なる遅延時間で遅延されるので、ノイズ生成手段は1つで済むが、分岐入力信号Vin間の位相が揃わなくなる。このとき、図7Aに示す遅延時間がない入力信号Vinと、図7Bに示す遅延時間Δtを与えた入力信号Vinとを加算すると、図7Cに示す合成信号のように遅延していない入力信号Vinに含まれたパルス信号と、遅延させた入力信号Vinに含まれた本来同一のパルス信号とが時間軸上で重ならずにずれた位置に別々に現れた状態となる。合成前の図7Aの入力信号Vin、図7Bの遅延時間Δtの入力信号Vinでは、入力信号Vinにパルス信号が2つ含まれているが、図7Cに示す合成信号ではパルス信号が4つ含まれている状態になっていることが判る。これでは、誤って4つのパルス信号として計数する可能性が高くなる不都合が生じる。つまり、ノイズ生成手段の個数を削減するために、入力信号Vinを異なる遅延時間で遅延させる方式を採用すると、時間遅延された複数の入力信号Vinが異なる位相で加算されることにより、本来の入力信号Vinが再現されなくなるといった不具合が生じることになる。
また、入力信号Vinに複数のパルス信号が隣接して存在する場合に、各入力信号Vin(パルス信号を含む)に異なる遅延時間を与えられて合成すると、各パルス信号間で遅延信号が合成されて1つのブロードな信号波形として再生される可能性がある。これでは、隣接する2つのパルス信号を1つのパルス信号として誤検出する可能性が高くなる。
このように、入力信号Vinに近接したパルス信号が含まれる可能性がある放射線計測装置101には、第1又は第2の実施の形態に係る信号処理装置10(30)を適用することは放射線検出精度を改善する上で極めて有効であることが判る。本願の信号処理装置10(30)における、入力信号Vinは遅延させず、ホワイトノイズVnのみを遅延させ、入力信号Vinとホワイトノイズ信号Vd1〜Vd4を加算することで、確率共鳴現象を発現させる方法は、信号Vinに含まれる微弱信号Pが近接する複数のパルス状の信号となる場合、つまりランダムに放射線が入射する放射線検出装置101に用いられる場合に、特に有効である。これにより、入力信号Vinの微弱信号Pが隣接する複数のパルス状の信号であっても、パルスの数や、パルスの強度を正確に計測する可能性が向上する。
これらのことにより、放射線検出器101においては、検出対象の放射線に対して安定して確率共鳴現象を発現でき、高い信号検出精度を実現できる。さらに、計測対象の放射線(α線、β線、γ線、X線等)が、近接した時間に複数個連続で入力した場合であっても、パルスの数、パルスの幅及びパルスの強度を正確に計測する可能性が向上する。
上述した放射線検出器101では、放射線検出部102のシンチレータ104で入射した放射線Rをシンチレーション光に変換し、放射線検出部102の受光素子106でシンチレーション光を電気信号に変換する。しかし、構成はこれに限られるものではなく、放射線検出部102は、入射した放射線Rの強度に応じた信号を外部に出力するものであればよい。例えば、シンチレータ104を用いず、放射線Rを直接検出する放射線検出素子を用いることで、パルス状の放射線検出信号を放射線検出信号として外部に出力する構成としてもよい。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、さまざまに変更して実施可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更が可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施可能である。
10 信号処理装置
11 ノイズ生成回路
12a〜12d 加算回路
13a〜13d 閾値処理回路
14 検出回路
15 ノイズ生成手段
16a〜16d 遅延回路
17a〜17d コンパレータ
18a〜18d 電圧源
19 信号加算回路
20 波形再生回路
21a〜21e 増幅回路
30 信号処理装置
101 放射線計測装置
102 放射線検出部
107 信号処理装置
108 演算部
Vin 入力信号
P 検出対象の微弱信号
Vout 出力信号

Claims (5)

  1. 少なくとも検出対象の微弱信号の周波数よりも広い帯域において同じ強度となるノイズを発生する1つのノイズ生成手段と、
    前記1つのノイズ生成手段に対して並列に接続され、前記ノイズ生成手段が生成したノイズに対して異なる遅延時間を与えて遅延させる複数の遅延回路と、
    前記微弱信号を含む入力信号から分岐された複数の分岐入力信号に対して、前記複数の遅延回路で遅延させた前記各ノイズを加算する複数の加算回路と、
    前記各加算回路から出力されるノイズ加算された分岐入力信号を閾値処理する複数の閾値処理回路と、
    前記複数の閾値処理回路から出力される出力信号を合成して前記入力信号に含まれる微弱信号を検出する検出回路と、
    を備えたことを特徴とする信号処理装置。
  2. 前記複数の遅延回路の出力端に、前記各加算回路へ入力するノイズの振幅をそれぞれ調整する複数の増幅回路を備えたことを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記ノイズ生成手段のノイズ出力端に、前記ノイズ生成手段が生成したノイズの振幅を調整する増幅回路を備えたことを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  4. 前記ノイズ生成手段は、
    疑似ランダムバイナリ信号を用いて前記ノイズを生成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の信号処理装置。
  5. ランダムに入射する放射線のエネルギーに応じてパルス状の微弱信号を出力する放射線検出部と、
    前記放射線検出部から出力されたパルス状の微弱信号を取り込んで信号処理し当該微弱信号を検出する信号処理部と、
    前記信号処理部から出力される出力信号に基づいて放射線量を計測する演算部と、を備え、
    前記信号処理部は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の信号処理装置で構成され、前記放射線検出部から出力されたパルス状の微弱信号を含む入力信号を分岐して複数の分岐入力信号として取り込むことを特徴とする放射線計測装置。
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