JP6658702B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に関する。
従来、内燃機関においてガスの流れを制御する方法としては、特許文献1に記載されているように、吸気ポートの流路面積を燃焼室側の開口で最大とすることで、ガスの流れを燃焼室において効率的に拡散させる方法がある。また、特許文献2に記載されているように、ポート内に収容される弁部材に突出部を設け、ガスを突出部に沿って流すように制御する方法がある。
特開昭63−109279号公報 特表平7−503773号公報
特許文献1の方法では、ガスが燃焼室で拡散し易く、ガスの流れを指向性のある高流速のガスの流れとできない。また、特許文献2の方法でも、ポート内面側のガスを突出部に沿うように流すことができず、ガスが燃焼室の外側へ拡散し、指向性のある高流速のガスの流れを生成できない。したがって、いずれの方法でも、燃焼室内に大きな流速を有するガスの流れを生成できないため、燃焼期間が長くなり易く、ノッキングが起こり易い。
そこで、本発明の目的は、高流速で指向性のあるガスを燃焼室内に導入し易くて燃焼期間を短縮し易い内燃機関を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の内燃機関は、燃焼室に繋がる吸気ポートを内部に有するシリンダヘッドと、前記燃焼室側ほど末広がりとなる傘部を有し、前記傘部が前記吸気ポート内のみを一方向に進退移動する吸気バルブと、を備え、前記傘部が最も前記燃焼室側に位置する最大リフト状態において、前記吸気ポートの内周面と前記吸気バルブの前記傘部の末広がり部分の外周面との間に構成されるガスの流路の出口直後に位置し、前記吸気ポートの内周面のみで画定される第1ガス通過領域の第1流路面積は、前記第1ガス通過領域よりも前記ガスの流れの下流側において前記吸気ポートの前記内周面で構成される最小の流路面積である第2流路面積を有する第2ガス通過領域の該第2流路面積よりも大きい。
なお、本明細書では、ガス通過領域を、ガスの流れ方向に垂直な断面で吸気ポートを切断したとき、ガスが通過することが可能な2次元領域として定義する。
本発明によれば、吸気バルブ側から燃焼室側に流れるガスを第2ガス通過領域で縮流させて燃焼室側に流すことができる。したがって、指向性のある高流速のガスを燃焼室内に導入し易い。
また、本発明において、前記吸気ポートと前記吸気バルブのシート部における流路面積が、前記吸気ポートと前記吸気バルブの前記シート部以外の流路面積の最小値以下になってもよい。
上記構成によれば、シート部を流路面積が小さい流れの絞り部とでき、ガスがシート部よりも下流側にある吸気ポートと吸気バルブの間で絞られることがない。よって、シート部でガスの流れを制御し易く、シート部でガスの流れの所望の指向性を実現し易い。
また、本発明において、前記第2ガス通過領域が、前記吸気ポートの出口よりも前記傘部側に位置してもよい。
上記構成によれば、ガスが、第2ガス通過領域で縮流された後に、すぐに燃焼室に流出せず、ガスの流れが一度整えられる。そのため、縮流されたガスの流れを整流化した後にガスを燃焼室に流出させることができ、ガスの流れの指向性を更に良好なものにできる。
また、本発明において、前記吸気ポートの内周面が、前記燃焼室側に行くにしたがって先細りとなる円錐内周面を前記第1ガス通過領域よりも前記ガスの下流側に有してもよい。
上記構成によれば、ガスの流れを円錐内周面で縮流できて整流できる。したがって、指向性に優れるガスを流出し易い。
また、本発明において、前記吸気ポートの出口の縁が、円以外の形状を有してもよい。
燃焼室内でガスの流れに乱れが生じると、乱れ領域で火炎が広がり易く、乱れ領域で燃焼を速くできる。上記構成によれば、ガス流の流れ方向に垂直な平面での断面形状を非対称な形状にでき、燃焼を速くしたい燃焼室の領域にガス流の乱れを生成し易い。よって、当該燃焼室の領域でのガスの燃焼速度を速くし易い。
また、本発明において、前記第1ガス通過領域の縁が、円以外の形状を有してもよい。
本構成によれば、ガスの流れを、断面形状が円でない形状で整流化でき縮流できる。よって、燃焼を速くしたい領域にガスの乱れを生成し易く、その領域で燃焼を速くし易い。
また、本発明において、前記第1ガス通過領域の縁と、前記吸気ポートの出口の縁のうちの少なくとも一方が、楕円形状を有してもよい。
上記構成によれば、より多くの量のガスを楕円の長軸方向側に流すことができる。よって、ガス流の乱れを楕円の長軸方向側に生成し易い。
本発明に係る内燃機関によれば、高流速で指向性のあるガスを燃焼室内に導入し易い。
本発明の第1実施形態に係る内燃機関の概略構成図である。 (a)は、上記内燃機関の吸気バルブが閉じている状態を示す断面図であり、(b)は、上記内燃機関における吸気バルブが最も燃焼室に位置する状態を示す断面図である。 (a)は、最大リフト状態におけるシート部の流路面積の位置と、吸気バルブの傘部と吸気ポートとの間の流路面積におけるシート部以外の最小流路面積の位置と、を表す図である。また、(b)は、吸気バルブのリフト量(傘部の位置)と、シート部の流路面積、及び傘部と吸気ポートとの間の流路面積におけるシート部以外の最小流路面積の夫々と、の関係を表すグラフである。 (a)は、第2実施形態の内燃機関における図3(a)に対応する図であり、(b)は、第2実施形態の内燃機関における図3(b)に対応するグラフである。 (a)は、第3実施形態の内燃機関における図2(a)に対応する図であり、(b)は、第3実施形態の内燃機関における図2(b)に対応する図である。 第4実施形態の内燃機関における図2(b)に対応する図である。 第4実施形態の変形例の内燃機関における図6に対応する図である。 第4実施形態の他の変形例の内燃機関における図6に対応する図である。 第4実施形態の更なる変形例の内燃機関における図6に対応する図である。 (a)は、第5実施形態の内燃機関における図2(b)に対応する図であり、(b)は、図10(a)を矢印Bで示す方向から見たときの図である。また、(c)は、燃焼室側から吸気バルブ側を傘部の進退方向に見たときの、吸気バルブの傘部、第1閉曲線、及び吸気ポートの出口開口の夫々の輪郭を示す図である。 (a)は、第6実施形態の内燃機関における図2(b)に対応する図であり、(b)は、図11(a)を矢印Cで示す方向から見たときの図である。また、(c)は、燃焼室側から吸気バルブ側を傘部の進退方向に見たときの、吸気バルブの傘部、第1閉曲線、及び吸気ポートの出口開口の夫々の輪郭を示す図である。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて新たな実施形態を構築することは当初から想定されている。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る内燃機関1の概略構成図である。図1に示すように、内燃機関1は、シリンダヘッド2、シリンダブロック3、ピストン4、クランクシャフト5、コンロッド6、フライホイール7、吸気バルブ8、排気バルブ9、及び点火プラグ10を備える。シリンダヘッド2は、シリンダブロック3にボルト等の締結部材で取り付けられる。シリンダヘッド2は、吸気ポート21と排気ポート22を内部に有する。
シリンダブロック3には、円筒形のシリンダライナがはめ込まれ、シリンダ23が設けられる。ピストン4は、シリンダ23内を一方向に進退(往復)移動する。シリンダ23、シリンダヘッド2、及びピストン4は、燃焼室25を画定する。クランクシャフト5は、回転力を得るための出力軸である。また、コンロッド6は、直線運動するピストン4とクランクシャフト5を連結し、ピストン4の直線動力をクランクシャフト5の回転動力に変換させる。フライホイール7は、円板形状を有する。クランクシャフト5の一方側は、フライホイール7の中心を通過し、フライホイール7に固定される。フライホイール7は、例えば、回転速度を安定化させるために設けられ、クランクシャフト5の回転運動を運動エネルギーとして蓄えるために設けられる。
吸気バルブ8は、吸気ポート21から燃焼室25に導入するガスの量を制御するための制御弁であり、排気バルブ9は、燃焼室25から排気ポート22に排出される不用となったガスの量を制御するための制御弁である。また、点火プラグ10は、シリンダヘッド2に設けられたプラグホールに栓をするように固定される。点火プラグ10は、電気放電や赤熱した金属によって燃焼室25に満たされた混合気に点火するために設けられる。
この内燃機関は、次のように動作する。先ず、吸気行程では、ピストン4が上死点から下死点に向かって下がることで、燃焼室25内に新しい混合気を吸入する。このとき、吸気バルブ8は開き、排気バルブ9は閉じている。次に、圧縮行程では、ピストン4が下死点から上死点に向かって上がる。これによって、吸気した混合気を圧縮し、温度と圧力を上げる。圧縮行程の途中で、点火プラグ10を用いて混合気に点火し、混合気を燃焼させる。燃焼によってシリンダ23内の混合気は、高温・高圧のガスになる。膨張行程では、ピストン4が混合気の圧力で押し下げられ、直線動力を生成する。吸気バルブ8及び排気バルブ9は、膨張行程中に閉じている。最後に、排気行程で、吸気バルブ8が閉じた状態を維持する一方、排気バルブ9を開き、ピストン4が上がることで仕事をした燃焼ガスをシリンダヘッド2外に排気する。内燃機関1は、これらの行程を繰り返すことで直線動力を生成する。
なお、図1では、内燃機関1がガソリンエンジンで、吸入するガスが混合気であり、点火プラグ10を用いて混合気に着火する場合について説明した。しかし、本発明の内燃機関はディーゼルエンジンでもよくて、吸入ガスは空気でもよく、点火方法は、点火プラグを使用しない圧縮点火でもよい。また、本発明の内燃機関は、冷却方法として、水冷式の冷却方法が採用されてもよく、空冷式の冷却が採用されてもよい。本発明の内燃機関は、吸気バルブを有していれば如何なる構造を有する内燃機関であってもよい。
図2は、図1における吸気ポート21周辺の拡大断面図であり、図2(a)は、吸気バルブ8が閉じている状態における吸気バルブ8の軸部8aの中心軸を含む断面図であり、図2(b)は、進退直線移動する吸気バルブ8が最も燃焼室25に位置する最大リフト状態における軸部8aの中心軸を含む断面図である。
図2(a)に示すように、吸気バルブ8は、軸部8aと傘部8bを含み、傘部8bは、軸部8aの燃焼室25側の接続部につながる。軸部8aは、中心軸を定義できる丸棒形状を有し、傘部8bは、燃焼室25側に行くにしたがって末広がりとなる円錐外周面(円錐台状の外周面)8cを有する。また、吸気ポート21は、円錐外周面8cに対応する形状の第1円錐内周面21aを有する。吸気バルブ8が閉じている状態では、傘部8bの円錐外周面8cと吸気ポート21の第1円錐内周面21aが互いに当接する部分を有し、ガスは、その当接部間で封鎖される。吸気バルブ8の閉状態で当該当接部を構成する円錐外周面8cの一部分と第1円錐内周面21aの一部分とは、吸気バルブ8の閉状態でガスが燃焼室25側に流動するのを防止するシート部50を構成する。なお、第1実施形態では、傘部8bにおける燃焼室側ほど末広がりとなる外周面が、円錐外周面8cであり、吸気ポート21が、円錐外周面8cに対応する形状の第1円錐内周面21aを有する場合について説明する。しかし、本発明では、傘部の外周面は、燃焼室側ほど末広がりとなる形状を有していればよく、円錐外周面でなくてもよい。また、吸気ポートも、円錐内周面を有さなくてもよい。要は、傘部の外周面と、吸気ポートの内周面とは、互いに接触した状態でガスの燃焼室側への流れを防止できる形状であればよい。
図2(b)を参照して、第1ガス通過領域F1は、最大リフト状態において、吸気ポート21の内周面と吸気バルブ8の傘部8bの円錐外周面8c末広がり部分の外周面との間に構成されるガスの流路の出口直後に位置して、吸気ポート21の内周面のみで画定されるガス通過領域であり、第1流路面積を有する。また、第2ガス通過領域F2は、第1ガス通過領域よりもガスの流れの下流側において吸気ポート21の内周面で構成される最小の流路面積である第2流路面積を有するガス通過領域である。このとき、第1ガス通過領域F1の第1流路面積は、第2ガス通過領域F2の第2流路面積よりも大きくなっている。以下、数段落で、このことについて説明する。
先ず、吸気ポート21の構造について説明する。吸気ポート21は、第1円錐内周面21a、円筒内周面21b、第2円錐内周面21cを有する。第1円錐内周面21aは、上記のように、吸気バルブ8の円錐外周面8cと当接することでシート部50を構成する形状を有する。円筒内周面21bは、吸気ポート21の円筒形状部分の内周面であり、第1円錐内周面21aから連続して下流側に位置する内周面である。第2円錐内周面21cは、吸気ポート21において燃焼室25側に行くにしたがって先細りとなる円錐部の内周面であり、円筒内周面21bから連続して下流側に位置する内周面である。第2円錐内周面21cは、吸気ポート21の出口まで延在し、シリンダヘッド2(図1参照)のヘッド面27につながる。
傘部8bは、図2(a)に示すシート部50に隙間がない状態と、図2(b)に示す最も燃焼室25側に位置している状態とを、図2(b)に矢印Aで示す一方向に一直線上を進退(往復)移動する。上記一方向は、吸気バルブ8の軸部8aの中心軸の延在方向と一致する。また、本実施形態では、軸部8aの中心軸と、吸気ポート21におけるシート部50よりも下流に位置する内周面の中心軸は、同一の直線上に位置し、詳しくは、軸部8a、第1円錐内周面21a、円筒内周面21b、及び第2円錐内周面21cの各中心軸は、同一の直線上に位置する。図2(b)を参照して、傘部8bにおける最も燃焼室25側の箇所(以下、吸気バルブ8の端という)を通過すると共に上記一方向に垂直な第1平面P1は、円筒内周面21bと交差する。第1平面P1が円筒内周面21bと交差する箇所で構成される第1閉曲線30は、第1ガス通過領域F1の縁を構成する。なお、図2(b)における模式図では、傘部8bにおける端は、傘部8bの底面29となっているが、傘部の底面は、少し膨らんだ形状や、斜めに傾いた形状でもよい。この場合、第1平面は、傘部の底面の全てを通過せず、傘部の底面において最も燃焼室側の箇所を通過する。
第1ガス通過領域F1よりも下流側(燃焼室側)の部分(以下、燃焼室側部分という)40が、第1平面P1に平行な第2平面P2で切断されたときに、第2平面P2が燃焼室側部分40と接触する箇所で構成される閉曲線のうちで最小の長さを有する第2閉曲線31は、第2ガス通過領域F2の縁を構成する。上述のように、第2円錐内周面21cは、燃焼室25側に行くにしたがって先細りとなり、円筒内周面21bの下流側接続部から吸気ポート21の出口まで延在する。したがって、第1実施形態では、第2ガス通過領域F2の縁を構成する第2閉曲線31は、吸気ポート21の出口開口の縁と一致する。よって、第2円錐内周面21cは、燃焼室25側に行くにしたがって先細りとなっているので、第1ガス通過領域F1の流路面積が、第2ガス通過領域F2の流路面積よりも大きくなる。
次に、最大リフト状態におけるガス流の絞り部について説明する。図3(a)は、図2(b)と同一の断面図であり、最大リフト状態における、シート部50(すなわち吸気バルブ8の傘部8bの外周面と吸気ポート21の第1円錐内周面21aの内周面とで画定される流路)の流路面積S1と、吸気バルブの傘部と吸気ポートとの間の流路面積におけるシート部50以外の最小流路面積S2(以下、単に、シート部50以外の最小流路面積S2という)の位置を説明する断面図である。また、図3(b)は、吸気バルブ8のリフト量(傘部8bの位置)と、シート部50の流路面積S1及びシート部50以外の最小流路面積S2の夫々と、の関係を表すグラフである。
図3(a)に示すように、第1実施形態では、シート部50以外の最小流路面積S2は、吸気バルブ8のリフト量(以下、単に、リフト量という)によらず、傘部8bにおける端を通過すると共に上記一方向に垂直な平面で切断したときの流路面積となり、傘部8bの底面縁の外周と吸気ポート21の円筒内周面21bとにより画定されるガス通過領域の流路面積となる。また、図3(b)に示すように、シート部50以外の最小流路面積S2は、最大リフト量までの全てのリフト量で、一定になっている。一方、シート部50の流路面積S1は、リフト量が大きくなるにしたって(傘部8bの位置が燃焼室25側に行くにしたがって)一次関数的に大きくなっている。また、シート部50の流路面積S1は、最大リフト状態においてシート部50以外の最小流路面積S2と同一となっている。その結果、傘部8bが如何なる位置に存在しても、シート部50の流路面積S1は、シート部50以外の最小流路面積S2以下となる。
上記第1実施形態によれば、最大リフト状態において、吸気ポート21の内周面と吸気バルブ8の傘部8bの末広がり部分の外周面との間に構成されるガスの流路の出口直後に位置し、吸気ポート21の内周面のみで画定される第1ガス通過領域F1の流路面積が、第1ガス通過領域F1よりもガスの流れの下流側において吸気ポート21の内周面で構成される最小の流路面積である第2流路面積を有する第2ガス通過領域F2の第2流路面積よりも大きい。したがって、吸気バルブ8の下流域で吸気ポート21の内周面に沿うよう流れるガスを、第2ガス通過領域F2で縮流させて燃焼室25側に流すことができる。よって、指向性のある高流速のガスを燃焼室内に導入し易い。
また、ガスがシート部50よりも下流側にある吸気ポート21と吸気バルブ8の間で絞られることがなく、シート部50を流れの絞り部とできる。よって、シート部50でガスの流れを制御し易く、シート部50でガスの流れの所望の指向性を実現し易い。
なお、第1実施形態では、傘部8bが、バルブが最大リフト量になるまでの如何なる位置に存在しても、シート部50の流路面積S1が、シート部50以外の最小流路面積S2以下となる場合について説明した。しかし、傘部が一往復する間に、シート部の流路面積が、吸気バルブの傘部と吸気ポートとの間の流路面積におけるシート部以外の最小流路面積よりも大きくなるタイミングが存在してもよい。
また、軸部8aの中心軸が、吸気ポート21の内周面21a,21b,21cの中心軸と同一直線上に位置する場合について説明し、吸気ポート21におけるシート部50よりも下流に位置する内周面の中心軸と同一直線上に位置する場合について説明した。しかし、吸気バルブの軸部が中心軸を有し、吸気ポートにおけるシート部よりも下流に位置する内周面も、中心軸を有する形状である場合に、該軸部の中心軸は、該内周面の中心軸と同一直線上になくてもよい。又は、吸気ポートにおけるシート部よりも下流に位置する内周面は、中心軸を有さない形状でもよく、吸気バブルの軸部も、中心軸を有さない形状でもよい。
要は、本発明の内燃機関は、第1ガス通過領域を、最大リフト状態において、吸気ポートの内周面と吸気バルブの傘部の末広がり部分の外周面との間に構成されるガスの流路の出口直後に位置し、吸気ポートの内周面のみで画定されるガス通過領域と定義し、第1流路面積を、第1ガス通過領域の流路面積と定義し、第2ガス通過領域を第1ガス通過領域よりもガスの流れの下流側において吸気ポートの内周面で構成される最小の流路面積である第2流路面積を有するガス通過領域と定義するとき、第1流路面積が、第2流路面積よりも大きければ、吸気ポートの形状や吸気バルブの軸部の形状は、如何なる形状であってもよく、吸気バルブの軸部の延在方向も、如何なる方向でもよい。
(第2実施形態)
図4(a)は、第2実施形態の内燃機関101における図3(a)に対応する図であり、図4(b)は、内燃機関101における図3(b)に対応するグラフである。なお、第2実施形態を含む以下の全ての実施形態及び変形例では、第1実施形態と同一の構成には第1実施形態と同一の番号を付して説明を省略する。また、第2実施形態を含む以下の全ての実施形態及び変形例では、第1実施形態と同一の作用効果及び変形例についても説明を省略する。
また、第2実施形態を含む以下の全ての実施形態でも、第1実施形態と同様に、吸気ポートにおけるシート部よりも下流に位置する内周面が中心軸を定義できる形状を有する場合について説明し、吸気バルブ8の軸部8aの中心軸が、該内周面の中心軸と同一直線上に位置する場合について説明を行う。
なお、第2実施形態を含む以下の全ての実施形態及び変形例の説明において、第1ガス通過領域を、最大リフト状態において、吸気ポートの内周面と吸気バルブの傘部の末広がり部分の外周面との間に構成されるガスの流路の出口直後に位置し、吸気ポートの内周面のみで画定されるガス通過領域であるとする。また、第1流路面積を、第1ガス通過領域の流路面積であるとする。また、第2ガス通過領域を第1ガス通過領域よりもガスの流れの下流側において吸気ポートの内周面で構成される最小の流路面積である第2流路面積を有するガス通過領域であるとする。また、第1平面は、傘部が進退移動する方向を一方向とするとき、最大リフト状態において、傘部における一方向の端を通過すると共に上記一方向に垂直な平面であるとする。また、第1閉曲線は、第1平面で吸気ポートを切断したとき、第1平面が吸気ポートの内面と接触する箇所で構成される閉曲線であるとする。また、第2平面は、第1平面で平行な平面であって、吸気ポートにおける第1閉曲線よりも燃焼室側の部分を通過する平面であるとする。また、第2閉曲線は、第2平面が上記燃焼室側の部分と接触する箇所で構成される閉曲線のうちで最小の長さを有する閉曲線であるとする。第2実施形態以下の全ての実施形態では、第1ガス通過領域は、第1平面に含まれ、第2ガス通過領域は、第2平面に含まれる。また、第2実施形態以下の全ての実施形態では、第1閉曲線は、第1ガス通過領域の縁を構成し、第2閉曲線は、第2ガス通過領域の縁を構成する。また、説明は省略するが、第2実施形態以下の全ての実施形態、及びそれらの実施形態の変形例でも、第1流路面積は、第2流路面積よりも大きい。
第2実施形態では、第1実施形態より吸気バルブ8のリフト量が大きくなり、吸気バルブ8の端が吸気ポート21の円筒内周面21bと第2円錐内周面21cとの接続部を超える。すなわち、最大リフト時において、第1平面P11が円筒内周面21bと第2円錐内周面21cとの接続部より下流側、すなわち燃焼室25側に位置する。図4(a)に示すように、最大リフト状態において、シート部150以外の最小流路は、傘部8bの底面29の円形の縁29aと、図4(a)の断面図において、縁29aとの距離が最小となると共に第2円錐内周面21cに含まれる円21dとで画定される円錐台状の形状を有する。また、図4(b)に示すように、シート部150の流路面積S11は、リフト量の長さが大きくなるにしたがって(傘部8bの位置が燃焼室25側に行くにしたがって)一次関数的に大きくなっている。
これに対し、吸気バルブ8の傘部8bと吸気ポート21との間の流路面積におけるシート部150以外の最小流路面積S12は、傘部8bの底部の縁が円筒内周面21bと第2円錐内周面21cとの接続部に達するリフト量までは、リフト量が如何なる値でも一定となる一方、底部の縁が当該接続部を超えるリフト量になると、リフト量が大きくなるにしがって一次関数的に減少する。
しかし、図4(b)に示すように、第2実施形態でも第1実施形態と同様、リフト量が最大のときに、シート部150の流路面積S11がシート部150以外の最小流路面積S12と同一になる一方、リフト量がそれ以外の長さのときには、シート部150の流路面積S11がシート部150以外の最小流路面積S12よりも小さい。したがって、リフト量が如何なる値のときでも、シート部150の流路面積S11がシート部150以外の最小流路面積S12よりも大きくなることがなく、第1実施形態同様、シート部150を流れの絞り部とでき、シート部150で流れを整流化でき、所望の指向性を実現し易い。
(第3実施形態)
図5(a)は、第3実施形態の内燃機関201における図2(a)に対応する図であり、図5(b)は、内燃機関201における図2(b)に対応する図である。内燃機関201では、吸気ポート221が、第1円錐内周面221aと、第2円錐内周面221bを含む。第1円錐内周面221aの一部は、シート部250の一部を構成する。第1円錐内周面221aは、燃焼室25側に行くにしたがって末広がりとなっている。また、第2円錐内周面221bは、第1円錐内周面221aの燃焼室25側の接続部につながり、吸気ポート221の出口開口まで延在し、燃焼室25側に行くにしたがって先細りとなっている。
図5(b)に示すように、第3実施形態では、第1平面P21は、第2円錐内周面221bに交差する。第3実施形態によれば、吸気ポート221と傘部8bとの間を通過したガスを、吸気ポート221の出口開口まで第2円錐内周面221bを沿うように案内して流動させることができ、円滑に縮流できて整流できる。したがって、指向性に優れるガスを生成し易い。
(第4実施形態)
図6は、第4実施形態の内燃機関301における図2(b)に対応する図である。図6に示すように、内燃機関301の吸気ポート321は、第1円錐内周面321a、第1円筒内周面321b、第2円錐内周面321c、及び第2円筒内周面321dを含む。第1円錐内周面321aは、燃焼室25側に行くにしたがって末広がりとなっている。また、第1円筒内周面321bは、第1円錐内周面321aの燃焼室25側の接続部につながる。また、第2円錐内周面321cは、第1円筒内周面321bの燃焼室25側の接続部につながり、燃焼室25側に行くにしたがって先細りとなっている。また、第2円筒内周面321dは、第2円錐内周面321cの燃焼室25側の接続部につながり吸気ポート321の出口開口332まで延びている。
図6に示すように、内燃機関301では、第1平面P31は、第1円筒内周面321bに交差し、第1ガス通過領域F31の縁を構成する第1閉曲線330は、第1円筒内周面321bの外周長さと同一の長さを有する。また、第2平面P32は、第2円錐内周面321cと第2円筒内周面321dの交点を通過し、第2ガス通過領域F32の縁を構成する第2閉曲線331は、第2円筒内周面321dの外周長さと同一の長さを有する。第2ガス通過領域F32は、吸気ポート321の出口開口332よりも傘部8b側(燃焼室25側とは反対側)に位置する。
第4実施形態によれば、ガスが、第2ガス通過領域F32で縮流された後、すぐに燃焼室25に流出せず、ガスの流れが一度整えられる。そのため、縮流されたガスの流れを整流化した後にガスを燃焼室25に流出させることができ、ガスの流れの指向性をより良好なものにできる。
図7は、第4実施形態の変形例の内燃機関401における図6に対応する図である。図7に示すように、内燃機関401の吸気ポート421は、第1円錐内周面421a、第1円筒内周面421b、第2円錐内周面421c、第2円筒内周面421d、及び第3円錐内周面421eを含む。第1円錐内周面421aは、燃焼室25側に行くにしたがって末広がりとなっている。また、第1円筒内周面421bは、第1円錐内周面421aの燃焼室25側の接続部につながる。また、第2円錐内周面421cは、第1円筒内周面421bの燃焼室25側の接続部につながり、燃焼室25側に行くにしたがって先細りとなっている。また、第2円筒内周面421dは、第2円錐内周面421cの燃焼室25側の接続部につながる。また、第3円錐内周面421eは、第2円筒内周面421dの燃焼室25側の接続部につながり、燃焼室25側に行くにしたがって末広がりとなっており、吸気ポート421の出口開口432まで延在する。
図7に示すように、内燃機関401では、第1平面P41は、第1円筒内周面421bに交差し、第1ガス通過領域F41の縁を構成する第1閉曲線430は、第1円筒内周面421bの外周長さと同一の長さを有する。また、第2平面P42は、第2円錐内周面421cと第2円筒内周面421dの交点を通過し、第2ガス通過領域F42の縁を構成する第2閉曲線431は、第2円筒内周面421dの外周長さと同一の長さを有する。第2ガス通過領域F42は、吸気ポート421の出口開口432よりも傘部8b側(燃焼室25側とは反対側)に位置する。図7に示すように、第1ガス通過領域F41の流路面積が、第2ガス通過領域F42の流路面積よりも大きければ、第1ガス通過領域F41の流路面積が、吸気ポート421の出口における流路面積よりも小さくてもよい。
また、図8は、第4実施形態の他の変形例の内燃機関501における図6に対応する図である。また、図9は、第4実施形態の更なる変形例の内燃機関601における図6に対応する図である。図8及び図9に示すように、吸気ポート521,621における第1閉曲線530,630の周辺部分が湾曲した球の内面形状であってもよい。そして、その球の内面形状の部分が、第1平面P51,P61に対して面対称な形状であってもよい。本構成によれば、ガス流を球の内面形状の部分に沿って流動させることができ、ガス流を円滑かつ効率的に縮流できる。
また、図8に示す変形例では、第2ガス通過領域F52を構成する第2閉曲線531が、吸気ポート521の角に位置し、微分不可能な箇所に位置している。これに対し、図9に示す変形例では、吸気ポート621の内面に角がなく、第2ガス通過領域F62を構成する第2閉曲線631が微分可能な滑らかな箇所に位置している。
ガスの流れを縮流する箇所に角部が存在すると、その角部に熱が籠り易く、ガスの温度が高くなって、ノッキング(金属性の打撃音や振動が生じる現象)を起こし易い。図9に示す変形例では、角部がガスの流れを縮流する箇所に存在しないためノッキングを抑制できて好ましい。
(第5実施形態)
図10(a)は、第5実施形態の内燃機関701における図2(b)に対応する図であり、図10(b)は、図10(a)を矢印Bで示す方向から見たときの図である。また、図10(c)は、吸気バルブ8側を燃焼室25側から傘部8bの進退方向に見たときの、吸気バルブ8の傘部8b、第1閉曲線730、及び吸気ポート721の出口開口732の夫々の輪郭を示す図である。
図10(a)〜図10(c)に示すように、内燃機関701では、傘部8bの底面の輪郭の形状と第1ガス通過領域F71の縁を構成する第1閉曲線730の形状が円形状になっており、吸気ポート721の出口開口732の形状が楕円形状となっている。また、出口開口732を表す楕円の長径は、第1閉曲線730の直径以下になっている。
燃焼室25内でガスの流れに乱れが生じると、乱れ領域で火炎が広がり易く、乱れ領域で燃焼を速くできる。第5実施形態によれば、ガス流の流れ方向に垂直な平面での断面形状を非対称な形状にでき、燃焼を速くしたい燃焼室の領域にガス流の乱れを生成し易い。よって、当該燃焼室の領域でのガスの燃焼速度を速くし易い。また、より多くの量のガスを楕円の長軸方向側に流すことができる。その結果、ガス流の乱れを楕円の長軸方向側に生成し易い。
なお、吸気ポート721の出口開口732の形状が円形状でない楕円形状となっている場合について説明した。しかし、吸気ポートの出口開口の形状は、楕円以外の如何なる円形状以外の形状であってもよく、例えば、半円形状、矩形状、又は等脚台形形状等であってもよい。
(第6実施形態)
図11(a)は、第6実施形態の内燃機関801における図2(b)に対応する図であり、図11(b)は、図11(a)を矢印Cで示す方向から見たときの図である。また、図11(c)は、吸気バルブ8側を燃焼室25側から傘部8bの進退方向に見たときの、吸気バルブ8の傘部8b、第1閉曲線830、及び吸気ポート821の出口開口832の夫々の輪郭を示す図である。
図11(a)〜図11(c)に示すように、内燃機関801では、傘部8bの底面の輪郭の形状と吸気ポート821の出口開口832の形状が円形状になっており、第1ガス通過領域F81の縁を構成する第1閉曲線830の形状が楕円形状となっている。また、第1閉曲線830を表す楕円の短径は、吸気ポート821の出口開口832を表す円の直径以上となっている。第6実施形態によれば、ガスの流れを、断面形状が円でない形状で整流化でき縮流できる。よって、燃焼を速くしたい燃焼室25の領域にガスに乱れを生成し易く、その領域で燃焼を速くし易い。また、より多くの量のガスを楕円の長軸方向側に流すことができる。よって、ガス流の乱れを楕円の長軸方向側に生成し易い。
なお、第1閉曲線830の形状が円形状でない楕円形状となっている場合について説明した。しかし、第1ガス通過領域の縁を構成する閉曲線の形状は、楕円以外の如何なる円形状以外の形状であってもよく、例えば、半円形状、矩形状、又は等脚台形形状等であってもよい。
尚、本発明は、上記実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項およびその均等な範囲において種々の改良や変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、第2閉曲線31,331,431,531,631が、円形状である場合について説明した。しかし、第2ガス通過領域の縁を構成する閉曲線は、円形状以外の如何なる形状であってもよく、例えば、楕円、半円形状、矩形状、又は等脚台形形状等であってもよい。この構成を採用すれば、ガス流を、第2ガス通過領域の縁を構成する閉曲線の形状に対応する形状に縮流できる。
また、本発明は、EGR限界とリーン限界に関して優位性を有する。最後に、このことについて言及する。排気ガスをよりたくさん導入して不活性ガスをよりたくさん導入すると、ノックスを抑制できると共に、燃焼温度を下げることができて外部に放出される熱量を低減でき(冷却損失を低減でき)、内燃機関の熱効率を上げることができて好ましい。しかし、排気ガスをたくさん入れすぎると、燃焼が悪くなって、燃焼時間が長くなる。
また、混合ガスに空気をよりたくさん導入すると、ノックスを抑制でき、かつ、燃焼温度を下げることができると共に混合ガスの比熱を大きくできるので、内燃機関の熱効率を上げることができて好ましい。しかし、この場合でも、空気をたくさん入れすぎると、燃焼が悪くなって、燃焼時間が長くなる。
これに対し、本発明によれば、第1ガス通過領域の第1流路面積が、第1ガス通過領域よりも下流に位置する第2ガス通過領域の第2流路面積よりも大きいので、より高速で指向性があるガスを燃焼室に導入できる。したがって、燃焼室内に圧縮後期でもガスの強い流れを形成することができ、燃焼を良好なものにでき、燃焼時間も速くできる。よって、排気ガスや空気を、より多く導入しても、燃焼が悪くなることを抑制できる。その結果、EGR限界やリーン限界の上限を上げることができ、内燃機関の熱効率を上げることができる。
2 シリンダヘッド、 8 吸気バルブ、 8a 軸部、 8b 傘部、 8c 円錐外周面、 21,221,321,421,521,621,721,821 吸気ポート、 25 燃焼室、 30,330,430,530,630,730,830 第1閉曲線、 31,331,431,531,631 第2閉曲線、 40 燃焼室側部分、 50,150,250 シート部、 221b 第2円錐内周面(燃焼室側に先細りとなる円錐内周面)、 332,432,732,832 吸気ポートの出口開口、 F1,F31,F41,F71,F81 第1ガス通過領域、 F2,F32,F42,F52,F62 第2ガス通過領域、 P1,P11,P21,P31,P41,P51,P61,P71,P81 第1平面、 P2,P32,P42,P52,P62 第2平面、 S1,S11 シート部の流路面積、 S2,S12 吸気バルブの傘部と吸気ポートとの間の流路面積におけるシート部以外の最小流路面積。

Claims (7)

  1. 燃焼室に繋がる吸気ポートを内部に有するシリンダヘッドと、
    前記燃焼室側ほど末広がりとなる傘部を有し、前記傘部が前記吸気ポート内のみを一方向に進退移動する吸気バルブと、を備え、
    前記傘部が最も前記燃焼室側に位置する最大リフト状態において、前記吸気ポートの内周面と前記吸気バルブの前記傘部の末広がり部分の外周面との間に構成されるガスの流路の出口直後に位置し、前記吸気ポートの内周面のみで画定される第1ガス通過領域の第1流路面積は、前記第1ガス通過領域よりも前記ガスの流れの下流側において前記吸気ポートの前記内周面で構成される最小の流路面積である第2流路面積を有する第2ガス通過領域の該第2流路面積よりも大きい、内燃機関。
  2. 前記吸気ポートと前記吸気バルブのシート部における流路面積が、前記吸気ポートと前記吸気バルブの前記シート部以外の流路面積の最小値以下になる、請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記第2ガス通過領域が、前記吸気ポートの出口よりも前記傘部側に位置する、請求項1又は2に記載の内燃機関。
  4. 前記吸気ポートの内周面が、前記燃焼室側に行くにしたがって先細りとなる円錐内周面を前記第1ガス通過領域よりも前記ガスの下流側に有する、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の内燃機関。
  5. 前記吸気ポートの出口の縁が、円以外の形状を有する、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の内燃機関。
  6. 前記第1ガス通過領域の縁が、円以外の形状を有する、請求項1乃至5のいずれか1つに記載の内燃機関。
  7. 前記第1ガス通過領域の縁と、前記吸気ポートの出口の縁のうちの少なくとも一方が、楕円形状を有する、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の内燃機関。
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