JP6658447B2 - 通信装置および画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、無線LAN(Local Area Network)で構成されるネットワークにアクセス可能な通信装置および画像形成装置に関する。
近年、無線LANの普及に伴い、通信装置に無線LAN機能を搭載することが多くなっている。無線LAN機能を搭載する通信装置は、無線LANで構成されるネットワークに対して、当該ネットワークの無線LANアクセスポイント(以下、APと称する)に接続することによってアクセスする。
また、無線LAN機能を搭載する通信装置は、現在接続しているAPから出力される信号(電波)の受信強度を測定する。そして、通信装置は、現在接続しているAPから出力される信号の受信強度がメーカーにて予め定められた下限閾値を下回ったとき、無線LAN通信の通信状態を良好に保つため、現在接続しているAPから出力される信号よりも受信強度が強い信号を出力するAPを検索し、当該検索によって見つかった他のAPに接続するハンドオーバー処理を行う。ハンドオーバー処理を行う通信装置は、たとえば、特許文献1に開示されている。
特開2006−295410号公報
通信装置が行う無線LAN通信の通信状態は、現在接続しているAPから出力される信号の受信強度が弱くなると、メーカーにて予め定められた下限閾値を下回っていなくても悪くなる場合がある。なお、無線LAN通信の通信状態が悪くなると、無線LAN通信の通信速度が遅くなり、信号の送受信に時間がかかるなどの不都合が生じる。
しかし、特許文献1の通信装置は、無線LAN通信の通信状態が悪くても、受信強度が下限閾値を下回っていなければ、ハンドオーバー処理を行わない。すなわち、無線LAN通信の通信状態は改善されない。この場合には、無線LAN通信を通信状態が悪い状態で行わなければならないので、ユーザーにとっては利便性が悪い。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、無線LAN通信の通信状態が悪くなるのを抑制することが可能な通信装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の通信装置は、無線LANで構成されるとともに同一のSSIDが割り当てられた複数のアクセスポイントを含むネットワークに対して、前記複数のアクセスポイントのいずれかに接続することによってアクセスする通信部と、前記通信部の接続先となる前記アクセスポイントを再設定する再設定処理の実行タイミングの設定をユーザーから受け付ける操作表示部と、前記操作表示部を介してユーザーが設定した前記実行タイミングになったとき、前記複数のアクセスポイントから出力される各信号の受信強度を検知し、前記複数のアクセスポイントのうち前記受信強度が最も強い前記信号を出力する前記アクセスポイントを前記接続先に設定する処理を前記再設定処理として行い、前記再設定処理により前記接続先として設定した前記アクセスポイントへの接続を前記通信部に行わせる制御部と、を備える。
本発明の構成では、再設定処理の実行タイミングをユーザーが任意に設定することができる。たとえば、1日のうち或る決まった時刻に再設定処理が行われるよう設定することができる。あるいは、数分間隔や数時間間隔で再設定処理が行われるよう設定することもできる。そして、ユーザーが設定した再設定処理の実行タイミングになったとき、現在接続されているアクセスポイントから出力される信号の受信強度がメーカーにて予め定められた下限閾値以下になっていなくても、複数のアクセスポイントのうち受信強度が最も強い信号を出力するアクセスポイントが接続先に設定され、接続先として設定されたアクセスポイントへの接続が行われる。これにより、無線LAN通信の通信状態が悪くなるのを抑制することができる。
本発明によれば、無線LAN通信の通信状態が悪くなるのを抑制することができる。
本発明の一実施形態による複合機の構成を示す図 無線LAN通信の通信速度と受信強度との関係を示すグラフ 本発明の一実施形態による複合機が表示する設定画面を示す図 本発明の一実施形態による複合機が再設定処理の実行タイミングになったときに行う処理の流れを示すフローチャート 本発明の一実施形態による複合機が表示する報知画面を示す図
本発明の一実施形態による通信装置を備える画像形成装置について、無線LAN機能が搭載された複合機を例に説明する。
<複合機の構成>
図1に示すように、本実施形態の複合機100は、画像読取部1、印刷部2および操作パネル3を備える。画像読取部1は、原稿を読み取って原稿の画像データを生成する。印刷部2は、画像データ(たとえば、画像読取部1により生成された原稿の画像データ)に基づきトナー像を形成し、用紙にトナー像を印刷する。
操作パネル3は、タッチパネルディスプレイ31を含む。タッチパネルディスプレイ31は、ソフトウェアキーなどを配した画面を表示し、表示画面(ソフトウェアキー)に対するタッチ操作をユーザーから受け付ける。また、操作パネル3には、ジョブの実行指示をユーザーから受け付けるためのスタートキーなど、複数種のハードウェアキー32が設けられる。なお、操作パネル3は「操作表示部」に相当する。
画像読取部1、印刷部2および操作パネル3は、制御部110に接続される。制御部110は、画像読取部1の読取動作および印刷部2の印刷動作をそれぞれ制御する。また、制御部110は、操作パネル3に対して行われた操作(タッチパネルディスプレイ31に対するタッチ操作やハードウェアキー32に対する押下操作)を検知し、当該検知した操作に基づき処理を実行する。
制御部110は、CPU111、ROM112、RAM113およびASIC(Application Specific Integrated Circuit)114を含む。複合機100の制御に必要なプログラムやデータは、ROM112に記憶され、RAM113に展開される。そして、CPU111は、制御用のプログラムやデータに基づき動作し、種々の処理を実行する。ASIC114は、たとえば、画像処理や通信処理など特定処理の一部または全部をハード的に実行する。
また、複合機100は、無線LANで構成されるネットワーク200にアクセスするための通信部120を備える。通信部120は、制御部110に接続される。そして、制御部110は、通信部120を介して行う通信(ネットワーク200へのアクセス)を制御する。
通信部120は、ネットワーク200にアクセスするためのアクセスポイント210(以下、AP210と称する)と無線LAN接続される。そして、通信部120は、制御部110から指示を受け、AP210を介してネットワーク200にアクセスする。たとえば、ネットワーク200には、複合機100のユーザーにより使用されるパーソナルコンピューターなどが含まれる。
通信部120には、通信回路121やアンテナ122が設けられる。さらに、通信部120には、無線LAN通信の実行時にAP210から出力される信号の受信強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を測定するための測定回路123が設けられる。測定回路123が測定した無線LAN通信の受信強度を示す情報は、制御部110に送信される。
なお、ネットワーク200は、同一のSSID(Service Set Identifier)が割り当てられた複数のAP210を有する。そして、通信部120は、複数のAP210のいずれかに接続することによってネットワーク200にアクセスする。
<接続先の再設定>
制御部110は、複数のAP210のいずれかに通信部120が接続されているとき、通信部120に現在接続されているAP210(以下、接続AP210と称する場合がある)から出力される信号の受信強度を検知し、当該検知した受信強度がメーカーにて予め定められた下限閾値以下になったか否かを判断する。たとえば、下限閾値は−70dBm(後述する確認用閾値よりも小さい値)に設定される。なお、下限閾値は「第2閾値」に相当する。
そして、制御部110は、接続AP210から出力される信号の受信強度が下限閾値以下になると、通信部120の接続先となるAP210を再設定する再設定処理を行う。再設定処理を行うとき、制御部110は、複数のAP210からそれぞれ出力される信号であり信号出力元のMAC(Media Access Control)アドレスを含む信号である複数の出力信号(ビーコン信号)の受信強度を信号出力元のMACアドレスと対応付けて検知する。その後、制御部110は、複数のAP210のうち受信強度が最も強い信号を出力するAP210のMACアドレスを認識し、当該認識したMACアドレスを有するAP210を接続先に設定する。そして、制御部110は、再設定処理により接続先として設定したAP210への無線LAN接続を通信部120に行わせる。これにより、通信部120には、複数のAP210のうち受信強度が最も強い信号を出力するAP210が接続される。
ここで、複合機100は据置型装置であるので、複合機100の設置場所が変更されることは少ない。したがって、複合機100と接続AP210との位置関係が変化する(複合機100と接続AP210との距離が長くなる)ことに起因して無線LAN通信の通信状態が悪くなる、という不都合は発生し難い。
しかし、複合機100が設置されたエリア内において、電波を遮蔽するパーティションやキャビネット、ホワイトボードなどの遮蔽物(あるいは、電波を反射する反射物)の設置位置が変更された場合には、複合機100と接続AP210との位置関係に変化が無くても、受信強度が弱くなることがある。
受信強度が弱くなると、無線LAN通信の通信状態が不安定になる(通信速度が遅くなる)。たとえば、図2に示すように、受信強度が−50dBm以上である場合には、通信状態が不安定になる確率は低い。また、受信強度が−60dBm〜−50dBmの範囲Aの値になっている場合には、受信強度が−50dBm以上である場合よりも通信状態が不安定になり易いが、通信状態が不安定になる確率はそれほど高くない。しかし、受信強度が−70dBm〜−60dBmの範囲Bの値になっている場合には、通信状態が不安定になる。そして、受信強度が−70dBm以下になると、無線LAN通信が行えなくなる場合がある。
受信強度が弱くなった場合(たとえば、受信強度が範囲Bの値である場合)には、無線LAN通信の通信状態は不安定になるが、無線LAN通信は行える。しかし、受信強度が弱くなった場合には、外乱の影響を受け易くなる。たとえば、複合機100が設置されたエリア内において、他の電子機器(たとえば、電子レンジ、コードレスフォン、および、Bluetooth(登録商標)やZigBee(登録商標)などの近距離無線通信技術を用いた機器)が設置されていると、他の電子機器から発せられる電波の影響を受ける。また、他のAP210との間で電波干渉を起こす場合もある。このため、無線LAN通信の通信速度が非常に遅くなることがある。したがって、受信強度が弱い場合には、受信強度が下限閾値以下になっていなくても、受信強度が下限閾値以下になったときに行う再設定処理と同様の処理を行い、接続先のAP210を再設定するのが好ましい。
そこで、本実施形態では、再設定処理の実行タイミングの設定をユーザーから受け付ける。再設定処理の実行タイミングの設定受付は、操作パネル3が行う。このとき、操作パネル3は、たとえば、図3に示すような設定画面310を表示する。この設定画面310では、再設定処理を実行する時刻を曜日別に設定することができる。また、設定画面310では、再設定処理の実行周期(時間間隔)を設定することができる。なお、メーカーやサポートセンサーのWebページを介して、再設定処理の実行タイミングの設定をユーザーから受け付けてもよい。
たとえば、設定画面310には、再設定処理を実行する時刻を入力するための入力欄311が曜日ごとに配置される。また、設定画面310には、再設定処理の実行周期(時間間隔)を入力するための入力欄312が配置される。
複数の入力欄311のいずれかに時刻を入力した場合には、時刻を入力した入力欄311に対応する曜日が再設定処理を実行する曜日として設定され、当該入力欄311に入力した時刻が再設定処理を実行する時刻として設定される。入力欄312に時間を入力した場合には、入力欄312に入力した時間が再設定処理の実行周期(時間間隔)として設定される。たとえば、図3に示すように、月〜金曜日の各入力欄311に「09:00」と入力した場合には、月〜金曜日の午前9時に再設定処理を実行することができる。また、図示しないが、入力欄312に「100」と入力した場合には、100分間隔で再設定処理を実行することができる。
再設定処理の実行タイミングがユーザーによって設定されて以降、制御部110は、ユーザーが設定した再設定処理の実行タイミングになったか否かを判断する。そして、制御部110は、ユーザーが設定した再設定処理の実行タイミングになったと判断したとき、受信強度が下限閾値以下になっていなくても、受信強度が下限閾値以下になったときに行う再設定処理と同様の処理を行い、再設定処理により接続先として設定したAP210への接続を通信部120に行わせる。これにより、通信部120には、複数のAP210のうち受信強度が最も強い信号を出力するAP210が接続される。
なお、ユーザーが設定した再設定処理の実行タイミングになっても、複合機100と接続AP210との間の無線LAN通信が安定して行える状態であれば、再設定処理を行う必要はない。このため、制御部110は、ユーザーが設定した再設定処理の実行タイミングになったとき、再設定処理を行うべきか否かを判断するため、接続AP210から出力される信号の受信強度を確認する。当該確認を制御部110に行わせるため、確認用閾値が予め定められる。たとえば、確認用閾値は−60dBmに設定される。すなわち、確認用閾値は下限閾値(−70dBm)よりも大きい値である。なお、確認用閾値は「第1閾値」に相当する。
そして、制御部110は、ユーザーが設定した再設定処理の実行タイミングになったとき、接続AP210から出力される信号の受信強度が確認用閾値以下になっているか否かを判断する。その結果、受信強度が確認用閾値以下になっていれば、制御部110は、再設定処理を行う。一方で、制御部110は、ユーザーが設定した再設定処理の実行タイミングになっても、受信強度が確認用閾値を超えていれば、再設定処理を行わない。
なお、ユーザーが設定した再設定処理の実行タイミングになったとき、受信強度が確認用閾値以下になっているか否かにかかわらず、制御部110が再設定処理を行うよう構成してもよい。
以下に、図4に示すフローチャートを参照して、ユーザーが設定した再設定処理の実行タイミングになったときに制御部110が行う処理の流れを説明する。図4に示すフローチャートは、ユーザーが設定した再設定処理の実行タイミングになったと制御部110が判断したときにスタートする。
ステップS1において、制御部110は、接続AP210から出力される信号の受信強度(RS)が確認用閾値(Th)以下であるか否かを判断する。その結果、受信強度が確認用閾値以下であると制御部110が判断した場合には、ステップS2に移行する。一方で、受信強度が確認用閾値を超えていれば、本フローは終了する。
ステップS2に移行すると、制御部110は、複数のAP210(接続AP210を含む)のうち受信強度が最も強い信号を出力するAP210のMACアドレスを認識し、当該認識したMACアドレスを有するAP210を通信部120の接続先に再設定する。すなわち、制御部110は、再設定処理を行う。その後、ステップS3において、制御部110は、再設定処理により接続先として設定したAP210への接続を通信部120に行わせる。
ここで、再設定処理の実行タイミングが設定されていない場合に、再設定処理の実行タイミングの設定をユーザーに促す報知を行うよう構成してもよい。このように構成する場合、制御部110は、所定条件が満たされたとき、再設定処理の実行タイミングの設定をユーザーに促す報知を操作パネル3に行わせる。たとえば、制御部110は、接続AP210から出力される信号の受信強度が予め定められた閾値以下になったとき、所定条件が満たされたと判断する。この場合の閾値は、確認用閾値と同じ値であってもよい。
操作パネル3は、たとえば、図5に示すような報知画面320を表示することにより、再設定処理の実行タイミングの設定をユーザーに促す。報知画面320には、無線LAN通信の受信強度が弱くなっている旨のメッセージMG1が配置される。また、報知画面320には、再設定処理の実行タイミングを設定するよう促すメッセージMG2が配置される。さらに、報知画面320には、ソフトウェアキーである設定ボタンBが配置される。そして、制御部110は、設定ボタンBに対するタッチ操作を検知すると、図3に示した設定画面310を操作パネル3に表示させる。
本実施形態の複合機100(通信装置、画像形成装置)は、上記のように、無線LANで構成されるとともに同一のSSIDが割り当てられた複数のAP210を含むネットワーク200に対して、複数のAP210のいずれかに接続することによってアクセスする通信部120と、通信部120の接続先となるAP210を再設定する再設定処理の実行タイミングの設定をユーザーから受け付ける操作パネル3(操作表示部)と、操作パネル3を介してユーザーが設定した実行タイミングになったとき、複数のAP210から出力される各信号の受信強度を検知し、複数のAP210のうち受信強度が最も強い信号を出力するAP210を接続先に設定する処理を再設定処理として行い、再設定処理により接続先として設定したAP210への接続を通信部120に行わせる制御部110と、を備える。
本実施形態の構成では、再設定処理の実行タイミングをユーザーが任意に設定することができる。たとえば、1日のうち或る決まった時刻に再設定処理が行われるよう設定することができる。あるいは、数分間隔や数時間間隔で再設定処理が行われるよう設定することもできる。そして、ユーザーが設定した再設定処理の実行タイミングになったとき、現在接続されているAP210から出力される信号の受信強度がメーカーにて予め定められた下限閾値以下になっていなくても、複数のAPのうち受信強度が最も強い信号を出力するAP210が接続先に設定され、接続先として設定されたAP210への接続が行われる。これにより、無線LAN通信の通信状態が悪くなるのを抑制することができる。
なお、或る複合機100(ここでは、第1複合機100と称する)の設置エリア内に他の複合機100(ここでは、第2複合機100と称する)が設置され、第1複合機100および第2複合機100が同一AP210に接続する場合がある。この場合、たとえば、第1複合機100は、無線LAN通信を開始するとき、搬送波感知を行い、第2複合機100が無線LAN通信を行っているか否かを確認する。そして、第1複合機100は、第2複合機100が無線LAN通信を行っていないと判断すれば、無線LAN通信を開始する。
第1複合機100による搬送波感知は、第1複合機100が第2複合機100の信号到達範囲内に設置されている場合に行える(第2複合機100の搬送波を感知できる)。しかし、第1複合機100が第2複合機100の信号到達範囲内に設置されていなければ、第1複合機100は第2複合機100の搬送波を感知できない。また、第1複合機100が第2複合機100の信号到達範囲内に設置されていても、電波を遮蔽するパーティションなどの遮蔽物(あるいは、電波を反射する反射物)の設置位置によっては、第1複合機100が第2複合機100の搬送波を感知できなくなる場合がある。
そして、第1複合機100が第2複合機100の搬送波を感知できない場合、第1複合機100が送信した信号と第2複合機100が送信した信号とが衝突するという不都合(隠れ端末問題)が発生する。この場合、第1複合機100および第2複合機100のいずれかにおいて、再設定処理が行われることによって接続先のAP210が変更されると、第1複合機100および第2複合機100は互いに異なるAP210に接続することになる。これにより、隠れ端末問題が解消される。
また、本実施形態では、上記のように、制御部110は、ユーザーが設定した再設定処理の実行タイミングになったとき、通信部120に現在接続されているAP210から出力される信号の受信強度が確認用閾値(第1閾値)以下になっていれば、再設定処理を行う一方、ユーザーが設定した再設定処理の実行タイミングになっても、通信部120に現在接続されているAP120から出力される信号の受信強度が確認用閾値以下になっていなければ、再設定処理を行わない。これにより、無線LAN通信の通信状態が悪くなっていないにもかかわらず再設定処理が不必要に行われるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部110は、通信部120に現在接続されているAP210から出力される信号の受信強度が確認用閾値よりも小さい下限閾値(第2閾値)以下になったとき、ユーザーが設定した再設定処理の実行タイミングになっていなくても、再設定処理を行い、再設定処理により接続先として設定したAP210への接続を通信部120に行わせる。これにより、通信部120に現在接続されているAP210から出力される信号の受信強度が下限閾値以下になったときには、再設定処理が必ず行われる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部110は、再設定処理の実行タイミングが設定されていなければ、所定条件が満たされたときに、再設定処理の実行タイミングを設定するようユーザーに促す報知(報知画面320の表示)を操作パネル3に行わせる。これにより、再設定処理の実行タイミングをユーザーに設定させることができる。また、報知画面320を表示することにより、無線LAN通信の通信状態が悪くなっている(受信強度が弱くなっている)ことをユーザーに認識させることができる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
3 操作パネル(操作表示部)
100 複合機(通信装置、画像形成装置)
110 制御部
120 通信部
200 ネットワーク
210 AP(アクセスポイント)

Claims (4)

  1. 無線LANで構成されるとともに同一のSSIDが割り当てられた複数のアクセスポイントを含むネットワークに対して、前記複数のアクセスポイントのいずれかに接続することによってアクセスする通信部と、
    前記通信部の接続先となる前記アクセスポイントを再設定する再設定処理の実行タイミングの設定をユーザーから受け付ける操作表示部と、
    前記操作表示部を介してユーザーが設定した前記実行タイミングになったとき、前記複数のアクセスポイントから出力される各信号の受信強度を検知し、前記複数のアクセスポイントのうち前記受信強度が最も強い前記信号を出力する前記アクセスポイントを前記接続先に設定する処理を前記再設定処理として行い、前記再設定処理により前記接続先として設定した前記アクセスポイントへの接続を前記通信部に行わせる制御部と、を備え
    前記制御部は、前記実行タイミングが設定されていなければ、所定条件が満たされたときに、前記実行タイミングを設定するようユーザーに促す報知を前記操作表示部に行わせ、
    前記制御部は、前記通信部に現在接続されている前記アクセスポイントから出力される前記信号の前記受信強度が予め定められた下限閾値よりも大きい値であって無線LAN通信を行える値である確認用閾値以下になったとき、前記所定条件が満たされたと判断し、
    前記操作表示部は、前記報知を行うとき、前記受信強度が弱くなっている旨のメッセージを表示することを特徴とする通信装置。
  2. 前記制御部は、前記実行タイミングになったとき、前記通信部に現在接続されている前記アクセスポイントから出力される前記信号の前記受信強度が前記確認用閾値以下になっていれば、前記再設定処理を行う一方、前記実行タイミングになっても、前記通信部に現在接続されている前記アクセスポイントから出力される前記信号の前記受信強度が前記確認用閾値以下になっていなければ、前記再設定処理を行わないことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記制御部は、前記通信部に現在接続されている前記アクセスポイントから出力される前記信号の前記受信強度が前記下限閾値以下になったとき、前記実行タイミングになっていなくても、前記再設定処理を行い、前記再設定処理により前記接続先として設定した前記アクセスポイントへの接続を前記通信部に行わせることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の通信装置を備える画像形成装置。
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