JP6657944B2 - 商品販売データ処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、商品販売データ処理装置及びプログラムに関する。
弁当の注文に応じた会計を行い、注文を受けてから製造する弁当がある場合にレシート、引換券を発行するようにされたレジスタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−185532号公報
ホームセンターなどでは灯油の販売が行われているが、灯油の給油所は、安全面などを考慮して店舗の建物から離れた場所に設置されている。このため、ホームセンターでは、灯油の販売にあたっても引換券を発行することが行われている。つまり、灯油を購入しようとする客は、ホームセンターの店内のレジスタにて、購入しようとする灯油の量に応じた精算を行う。精算が完了すると、レジスタからは、灯油の引換券が発行される。引換券には、客が精算した灯油の量(例えば、何リットル)が印刷されている。客は、引換券と、灯油を容れるための容器(ポリタンク、缶など)とを持参して、給油所にまで赴く。給油所には給油係の店員がいるので、客は給油係の店員に引換券を渡す。給油係の店員は、引換券に印刷されている量の灯油を、客の容器に給油するようにして容れる。このようにして、ホームセンターにて灯油の販売が行われている。
ここで、灯油を容れる容器の容量は規格が決まっており、一般には18リットル、20リットルなどの容量のものが広く用いられている。このため、客が灯油を注文する際の量も、18リットル、20リットルなどのように、容器の容量に合わせることがほとんどである。
すると、例えば顧客が18リットルと20リットルとの容器を各1つ持参し、それぞれの容量に対応して合計38リットルを注文するというケースもあることになる。このような場合において、灯油の引換券に38リットルの総量のみが印刷されている状態では顧客も給油係の店員も給油の内訳がすぐに分かりにくい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、或る定まった数量単位で購入される商品について、数量単位数を店員や顧客に分かりやすく出力することのできる商品販売データ処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、商品を登録する商品販売データ処理装置であって、商品管理情報として、商品の単品ごとの情報である商品情報と、セット商品が登録され、登録されたセット商品に含まれる単品ごとの数量が示されるセット商品情報とを記憶する記憶手段と、前記セット商品が登録された場合には、前記商品管理情報に基づいて、登録されたセット商品の数と、登録されたセット商品に含まれる単品ごとの数量を合算した総数量とを算出する算出手段と、前記登録されたセット商品の数と、前記登録されたセット商品に含まれる単品ごとの数量の前記総数量とを出力する出力手段とを備える。
本発明の一態様は、商品を登録する商品販売データ処理装置としてのコンピュータを、商品管理情報として、商品の単品ごとの情報である商品情報と、セット商品が登録され、登録されたセット商品に含まれる単品ごとの数量が示されるセット商品情報とを記憶する記憶手段、前記セット商品が登録された場合には、前記商品管理情報に基づいて、登録されたセット商品の数と、登録されたセット商品に含まれる単品ごとの数量を合算した総数量とを算出する算出手段、前記登録されたセット商品の数と、前記登録されたセット商品に含まれる単品ごとの数量の前記総数量とを出力する出力手段として機能させるためのプログラムである。
以上説明したように、本発明によれば、或る定まった数量単位で購入される商品について、数量単位数を店員や顧客に分かりやすく出力することのできる商品販売データ処理装置を提供可能になるという効果が得られる。
本実施形態におけるPOSレジスタの外観例を示す正面図及び側面図である。 本実施形態におけるPOSレジスタの外観例を示す斜視図である。 本実施形態におけるPOSレジスタの構成例を示す図である。 本実施形態において、灯油のセット商品が購入された場合に対応して発行されるレシートと灯油販売券との一例を示す図である。 本実施形態において、単品としての灯油が購入された場合に対応して発行されるレシートと灯油販売券との一例を示す図である。 本実施形態におけるセット商品設定画面の一例を示す図である。 本実施形態における商品マスタとセット商品情報との一例を示す図である。 本実施形態における商品登録画面の一例を示す図である。 本実施形態におけるPOSレジスタが、商品の登録に対応して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態におけるPOSレジスタが、灯油販売券の発行に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態の変形例における商品管理情報の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態としてのPOSレジスタ(商品販売データ処理装置の一例)について図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本実施形態におけるPOS(Point Of Sales)レジスタ1の外観例を示している。図1(a)はPOSレジスタ1を操作する店員(オペレータ)側(前方)から本実施形態のPOSレジスタ1をみた正面図であり、図1(b)はPOSレジスタ1の側面図である。また、図2は、POSレジスタ1を右前方からみた斜視図である。
同図のPOSレジスタ1は、タッチパネル付表示部14と、キー操作部15と、顧客用表示部16と、自動釣銭機17と、スキャナ部18と、印字部19と、ドロア30とを備える。
タッチパネル付表示部14は、タッチパネル14aを備えた店員用の表示装置である。タッチパネル付表示部14においては、商品登録処理に応じた商品登録画面や会計処理に応じた会計画面などが表示される。また、店員は、タッチパネル14aに対して商品登録、会計などに関する所定の操作を行うことができる。
キー操作部15は、商品登録処理時において数量、会計処理時において顧客から受け取った預金の金額の入力を行うための数字キー、会計(精算)を締めるための締めキー等の操作キーが設けられたキーボードである。
顧客用表示部16は、顧客に対して買上げ対象の商品の商品名や価格を通知するための表示装置である。
自動釣銭機17は、顧客に支払うべき釣銭のうち、少なくとも貨幣を釣銭排出口17aに排出するための釣銭機であり、顧客から預かった預金のうち少なくとも貨幣を投入するための預金投入口17bを備える。
スキャナ部18は、買上げ対象の商品に付されたコード情報(例えば、バーコード等)、または、商品カタログや商品注文シートに表記されたコード情報を読み取る。
なお、スキャナ部18は、バーコードのみならず、例えば二次元コードを読み取る読み取り装置であってもよい。
印字部19は、買上げ対象の商品の明細書であるレシート(会計伝票)を印字して出力するプリンタ装置である。なお、以降の説明において「印字」と「印刷」とは同義として扱われる。
ドロア30は、顧客から受け取った紙幣及び貨幣を収納する収納部であり、キー操作部15の操作に応じて図1(b)の矢印Aの方向に引き出されるようになっている。
図3は、POSレジスタ1の構成例を示すブロック図である。同図において、図1に示した構成に対応するブロックには同一の符号を付してその説明を省略する。
同図に示すように、POSレジスタ1は、CPU(Central Processing Unit)11、記憶部12、RAM(Random Access Memory)13、タッチパネル付表示部14、キー操作部15、顧客用表示部16、自動釣銭機17、スキャナ部18、印字部19、通信部20及びドロア30を備える。
CPU11、記憶部12、RAM13、タッチパネル付表示部14、キー操作部15、顧客用表示部16、自動釣銭機17、スキャナ部18、印字部19、通信部20及びドロア30は、内部バス及び通信線を介してそれぞれ接続されている。
通信部20は、例えばPOSレジスタ1の上位装置であるストアコントローラ(図示せず)などとの間で通信を行う。
記憶部12は、CPU11に実行させるプログラムやタッチパネル付表示部14に表示させる画像データ等を記憶する。
RAM13は、記憶部12から読み出されたプログラムやワークエリアを展開するメモリである。また、RAM13には、例えばストアコントローラから取り込んだ商品に関する情報として商品マスタ等が記憶される。
本実施形態のPOSレジスタ1は、灯油を販売するホームセンターなどの店舗にて使用される場合を例に挙げる。
ホームセンターにおいて、灯油を給油する給油所は、安全面などを考慮して店舗の建物から離れた位置に設置されている。このため、本実施形態におけるPOSレジスタ1は、灯油を購入した顧客の精算を行ったことに応じて、レシートとともに灯油についての引換券である灯油販売券(購入証明券の一例)を発行するようにされている。
図4は、顧客が灯油を購入した場合に対応してPOSレジスタ1が発行するレシートと灯油販売券との一例を示している。図4(a)がレシートを示し、図4(b)が灯油販売券を示している。
図4(a)に示されるレシートによると、まず、単品扱いとしてみた場合には、「灯油1L」としての単品が38個購入されたことが示されている。灯油1リットルあたりの単価は96円であるため、この場合の「小計」の金額としては3648円(=38リットル×96円)となる。
そのうえで、同図のレシートにおいては、38リットルの総量(総数量の一例)の内訳が、18リットルが1つ、20リットルが1つであることが示されている。これに応じて、レシートにおいて示される商品の「買上点数」は、38リットルの総量に応じた「38」ではなく、18リットルの数量単位1つと20リットルの数量単位1つとを合わせた「2」となっている。
つまり、この場合の顧客は、灯油の購入にあたり、1リットル単位の単品としての灯油を38リットル(38個)で購入したのではなく、18リットル分の数量単位と20リットル分の数量単位とによる各商品を1つずつ購入している。
灯油を容れておくのに用いられる容器の容量は、多様ではなく、一般には数種類に限られている。具体的には、18リットル、20リットルなどが灯油の容器の容量として一般的である。灯油を購入する顧客は、このような灯油の容器を持参する。そして、灯油の購入にあたっては、通常、空の容器を持参したうえで容器の容量いっぱいの灯油を注文することがほとんどである。また、1回の灯油の購入にあたっては、複数の容器を持参して多くの量を一度に購入することが多い。この際、複数の容器がそれぞれ同じ容量のものであるとは限らない。
このようなことを考慮した場合、例えば、顧客としては、灯油の注文にあたって購入したい灯油の総量を店員に伝えるのではなく、持参した容器に応じた数量単位ごとに注文するほうが注文内容を的確に伝えやすく、総量の間違いも起きにくい。そこで、本実施形態のPOSレジスタ1は、灯油については、容器の容量に応じた数量単位を1つのセット商品として扱い、セット商品単位でも商品登録を受け付けることができるようになっている。本実施形態としては、18リットルと20リットルとの2種類の数量単位に応じたセット商品が設定されている。
図4(a)のレシートに対応する顧客は、POSレジスタ1を操作する店員に、灯油18リットルのセット商品を1つと、灯油20リットルのセット商品を1つという、2つの灯油のセット商品を注文している。
店員は、POSレジスタ1に対して、1つの灯油18リットルのセット商品と、1つの灯油20リットルのセット商品とを、それぞれ登録する商品登録操作を行う。
POSレジスタ1は、このような商品登録操作に応じて、購入された商品としては、1リットル単位の灯油としての単品が合計で38リットルであると処理する。これにより、小計金額については、灯油1リットルあたりの単価である96円と38リットルとを乗算して求めることができる。そのうえで、この場合のPOSレジスタ1は、38リットルの灯油の内訳が、灯油18リットルのセット商品が1つと灯油20リットルのセット商品が1つの2つであるものと処理することができる。このような処理の結果が、図4(a)のレシートに反映されているものである。
上記のように、各1つの灯油18リットルのセット商品と灯油20リットルのセット商品とが購入されたことに応じて、図4(a)のレシートとともにPOSレジスタ1が発行する灯油販売券が図4(b)に示される。
同図の灯油販売券においては、総量エリアAR1と数量単位エリアAR2とが印刷されている。総量エリアAR1においては、「灯油1L」、「38リットル」のように、購入された灯油の総量が38リットルであることが印刷されている。数量単位エリアAR2においては、「18L×1」、「20L×1」と印刷されている。このような印刷内容により、38リットルの総量の内訳としては、18リットルの数量単位による1つの商品と、20リットルの数量単位による1つの商品であることが示される。
このように灯油販売券においては、購入された灯油の総量とともに、セット商品の内訳が印刷によって示される。これにより、灯油販売券には、顧客が注文したのと同様のセット商品が示される。また、灯油のセット商品の内訳は、顧客が持参した灯油の容器の容量と対応している。このため、例えば単に灯油の総量が示されるよりも、顧客にとっては注文内容が分かりやすい。また、店員も、給油の際に、容器と容量との関係が分かりやすい。
なお、例えば従来においては、セット商品の設定がなかったため、数量単位エリアAR2の領域が何も印刷されていない空欄となっている、そして、この空欄に対して、POSレジスタ1を操作する店員が手書きで、顧客が持参した容器の容量や容器ごとの個数を記入するようにしていた。あるいは、数量単位エリアAR2の領域において「18L×空欄」、「20L×空欄」のような印刷が行われていた。そして、この空欄に対してPOSレジスタ1を操作する店員が手書きで、顧客が持参した容器の容量に対応する空欄に、容器の数を手書きで記入していた。本実施形態においては、このような店員が手書きで記入する作業が省かれることになり、円滑に会計作業を進めていくことができる。
また、顧客が、灯油を18リットル、20リットル以外の容量により購入する場合もある。このような場合、店員は、単品扱いにより灯油の数量(即ち、リットル数)を置数して商品登録操作を行う。このように、セット商品ではなく単品扱いで灯油が購入された場合に発行されるレシートと灯油販売券の一例を図5に示す。図5(a)がレシートを示し、図5(b)が灯油販売券を示している。
図5においては、2リットルの灯油を購入した場合に応じた例が示されている。これに応じて、図5(a)のレシートには、単品としての「灯油1L(リットル)」について2個購入されたことが示されている。この場合の「小計」は、192円(=2リットル×96円)として求められている。そして、この場合には、単品での購入であることに応じて、図4(a)のような総量の内訳としてのセット商品については印刷されていない。
また、図5(b)の灯油販売券においては、単品としての「灯油1L」を2個購入したことに応じて、総量エリアAR1においては、「灯油1L」、「2リットル」のように、購入された灯油の総量が2リットルであることが印刷されている。しかし、セット商品による注文は行われていないことから、総量におけるセット商品の内訳を示す数量単位エリアAR2は印刷されていない。
ここで、図4(b)と同図とを比較して分かるように、同図の灯油販売券のほうが数量単位エリアAR2の印刷領域が無いことにより、図4(b)の灯油販売券よりも縦の長さが短い。灯油販売券の縦の長さは、レシート及び灯油販売券の印刷に用いられるロール用紙の引き出し方向に対応するので、灯油販売券の縦の長さが短いということは、ロール用紙の使用量が少ないということになる。つまり、単品での購入の際には、灯油販売券について数量単位エリアAR2を印刷しないようにすることでロール用紙の節約を図ることができる。
なお、POSレジスタ1からレシートと灯油販売券とを発行する際の順序としては、レシート、灯油販売券の順でもよいし、灯油販売券、レシートの順でもよい。また、レシートと灯油販売券とは切り離された状態で、それぞれ個別の券として発行されるが、例えばレシートと灯油販売券とが一続きの用紙に印刷されるようにして発行されてもよい。
先の図4による説明のようにセット商品に応じたレシートと灯油販売券とを発行できるようにするため、本実施形態のPOSレジスタ1は、セット商品を設定できる機能を有する。
例えば、店員がPOSレジスタ1に対して、セット商品設定を指定する操作を行うと、POSレジスタ1は、タッチパネル付表示部14にセット商品設定画面を表示する。セット商品設定画面は、商品マスタに登録された単品の商品の情報を利用して、セット商品を設定する操作が行われる画面である。
図6は、セット商品設定画面の一例を示している。同図のセット商品設定画面に対する操作によって、1つのセット商品を設定することができる。
同図を参照して、店員が灯油18L(リットル)のセット商品を設定する場合の操作の流れについて説明する。
店員は、例えばセット内商品ボタンBT1に対する操作により、商品マスタに登録されている単品の商品のうちから、セット商品に含めたい商品(セット内商品)を指定することができる。この場合、店員は、セット内商品として、灯油1Lを指定する。
セット内商品を1つ指定すると、指定されたセット内商品に対応するセット内商品ボタンがボタンエリアAR11に配置されるようになっている。同図においては、セット内商品として灯油1Lが指定されたことに応じて、灯油1Lの単品に対応するセット内商品ボタンBT1が配置された状態が示されている。セット内商品ボタンBT1には、「灯油」のように指定された商品の品目が示される。
次に店員は、指定した単品の商品について、セット商品に含める個数(数量)を指定する。この場合、店員は、セット商品に含める灯油1Lの単品の個数として18個(18リットル)を指定する。このために、店員は、灯油1Lの単品を示すセット内商品ボタンBT1を操作する。セット内商品ボタンBT1の操作に応じて、図示は省略するが、灯油1Lの単品としてセット商品に含める個数を指定する操作のための個数指定画面が表示される。店員は、表示された個数指定画面に対して、セット商品に含める個数が「18」であることを指定する操作を行う。
上記のように個数を指定する操作を行った結果、セット内商品ボタンBT1には、品目を示す「灯油」に加えて、「18個」の文字が表示される。つまり、セット内商品ボタンは、それぞれ、セット商品に含まれる商品(品目)とその個数とを示す。
このようにして、店員は、「灯油18L」としてのセット商品を設定することができる。また、店員は、上記と同様の操作によって、「灯油20L」としてのセット商品も設定する。
POSレジスタ1のRAM13には、商品に関連する情報(商品管理情報)として、商品マスタとともに、セット商品についての設定内容を示すセット商品情報が記憶されている。図7は、図6により説明した灯油18Lと灯油20Lの各セット商品の設定が行われた後に対応するセット商品情報を、商品マスタとともに示している。本実施形態において、商品マスタとセット商品情報は商品管理情報である。図7(a)は商品マスタにおいて灯油の品目に対応する内容を示し、図7(b)はセット商品情報において灯油の品目に対応する内容を示す。
図7(a)に示されるように、商品マスタにおいては、単品の「灯油1L」としての商品についての情報が格納されている。
また、図7(b)に示すように、セット商品情報においては、「灯油18L」のセット商品と「灯油20L」のセット商品とについての情報が格納されている。セット商品情報は、セット商品ごとに、セット商品ID、商品名及びセット内容が対応付けられた構造である。セット内容においては、セット商品に含まれる単品の商品の商品IDと個数とが示される。
なお、セット商品設定により設定されたセット商品の管理として、例えば以下のような態様を採ることもできる。つまり、図7(b)のセット商品情報に加えて、図7(c)の容器情報もRAM13に記憶させる。容器情報は、セット商品を構成する商品が容れられる容器に関する情報であって、容器ごとに対応して容器ID、容器名及び容量を格納した情報である。容器IDは、対応の容器に付された識別子を示す。容器名は対応の容器の名称を示す。
そのうえで、セット商品情報におけるセット内容の個数の領域には、個数を示す数値に代えて、対応の容器を示す容器IDを格納する。具体的に、図7(b)の場合であれば、「灯油18L」のセット商品情報のセット内容の個数の領域には、図7(c)の容器情報において「灯油18L」に対応する「001」の容器IDが格納される。また、図7(b)の「灯油20L」のセット商品情報のセット内容の個数の領域には、図7(c)の容器情報において「灯油20L」に対応する「002」の容器IDが格納される。
上記のようにセット商品が管理される場合、POSレジスタ1は、商品登録の際にセット商品が登録された場合には、対応のセット商品情報における個数の領域に格納される容器IDが対応付けられた容器情報における容量を参照し、セット内容としての個数(容量)を取得するようにされる。
図8は、上記のように「灯油18L」としてのセット商品と、「灯油20L」としてのセット商品とが設定された後において、タッチパネル付表示部14に表示される商品登録画面の態様例を示している。商品登録画面は、客の買上商品を店員が登録するにあたって表示される操作画面である。また、同図においては、灯油の品目に関連する商品登録ボタンが配置されたボタンエリアが選択された状態が示されている。同図のボタンエリアには、単品の灯油1Lを示す商品登録ボタンBT11と、灯油18Lのセット商品に対応する商品登録ボタンBT12と、灯油20Lのセット商品に対応する商品登録ボタンBT13とが配置されている。
店員は、図4に示したレシートと灯油販売券とに対応する取引においては、商品登録操作として、例えば、まず灯油18Lのセット商品に対応する商品登録ボタンBT12を操作して、購入個数として「1」を置数する操作を行う。これにより、まず、灯油18Lのセット商品が1つ登録されたことになる。図6の商品登録画面において表示される内容は、灯油18Lのセット商品が1つ登録済みとされた段階に対応している。
次に、店員は、灯油20Lのセット商品に対応する商品登録ボタンBT13を操作して、購入個数として「1」を置数する操作を行う。これにより、1つの灯油18Lのセット商品に続き、灯油20Lのセット商品が1つ登録される。そして、この後において店員が小計操作を行い、精算が終了すると、POSレジスタ1から、図4に示したレシートと灯油販売券とが発行される。
また、店員は、図5に示したレシートと灯油販売券とに対応する取引においては、単品の灯油1Lを示す商品登録ボタンBT11を操作したうえで、購入個数として「2」を置数する操作を行う。この結果、灯油1Lの単品が2個登録されたことになる。そして、この後において店員が小計操作を行い、精算が終了すると、POSレジスタ1から、図5に示したレシートと灯油販売券とが発行される。
図9のフローチャートを参照して、POSレジスタ1が商品の登録に対応して実行する処理手順例について説明する。なお、同図の処理の説明においては、灯油としての品目の商品については、これまでの説明と同様に、単品による「灯油1L」と、セット商品としての「灯油18L」と「灯油20L」とが登録、設定されている場合を例に挙げる。
ステップS101:POSレジスタ1は、1取引における或る1の商品についての商品登録操作が行われたか否かについて判定する。ここでの商品登録操作は、登録対象の商品が対応する品目を示す商品コードの入力と、購入個数の入力とを行う操作である。
ステップS102:商品登録操作が行われた場合、POSレジスタ1は、今回の商品登録操作によって登録された商品が灯油1Lの単品であるか否かについて判定する。
ステップS103:登録された商品が灯油1Lの単品である場合、POSレジスタ1は、灯油1Lの単品についての商品登録操作において指定された購入個数(リットル数)を、今回の取引についての商品登録処理のもとでこれまでに得られている灯油として単品の品目の総量に積算する。
ステップS104:また、POSレジスタ1は、灯油1Lの単品についての商品登録操作にのもとで指定された購入個数に応じた金額(即ち、購入個数×単価)を現在までの小計金額に積算する。
ステップS105:ステップS102において今回登録された商品が灯油1Lの単品ではないことが判定された場合、POSレジスタ1は、さらに今回登録された商品が灯油のセット商品(即ち、「灯油18L」と「灯油20L」とのいずれか)であるか否かについて判定する。
ステップS106:灯油のセット商品の登録操作によっては、例えば図8の商品登録ボタンBT12または商品登録ボタンBT12に対する操作による「灯油18L」または「灯油20L」のセット商品の指定と、指定したセット商品の購入セット数の指定とが行われる。
そこで、ステップS105にて灯油のセット商品が登録されたことが判定された場合、POSレジスタ1は、指定された灯油のセット商品の購入セット数を精算処理の情報の1つとして記憶する。
ステップS107:また、POSレジスタ1は、今回の商品登録操作により指定された灯油のセット商品としての購入セット数に対応する灯油の購入個数を算出し、算出した購入個数を、これまでの灯油の総量に積算する。
例えば、今回の商品登録操作により灯油18Lのセット商品を2つ購入することが指定されたのであれば、POSレジスタ1は、購入セット数に対応する灯油の購入個数として36(=18×2)を算出する。そのうえで、これまでにおける灯油の購入個数が20(リットル)であったとすれば、今回のステップS107により積算が行われる結果、灯油の総量は、56リットルとなる。
ステップS108:また、POSレジスタ1は、ステップS107において算出された購入個数に応じた灯油の金額を算出する。例えば、上記と同様に今回の商品登録操作により灯油18Lのセット商品を2つ購入することが指定されたのであれば、購入個数に応じた灯油の金額は、灯油1Lの単価が96円として、3456円(=18×2×96)となる。そして、POSレジスタ1は、このように求められた灯油の金額を、これまでの小計金額に積算する。ステップS108の処理の後はステップS101に処理が戻される。
ステップS109:ステップS105にて灯油のセット商品ではないことが判定された場合には、今回の商品登録操作により登録される商品は、灯油の品目以外の商品であることになる。そこで、この場合のPOSレジスタ1は、灯油の品目以外の商品に応じて、今回の商品登録操作により指定された商品(品目)の登録と、登録された商品の単価と購入個数とに応じて求められる金額をこれまでの小計金額に積算する処理を行う。ステップS109の処理の後は、ステップS101に処理が戻される。
ステップS110:ステップS101にて商品登録操作が行われていないと判定された場合、POSレジスタ1は、今回の1取引に応じた商品登録が完了したか否かについて判定する。1取引に応じた商品登録は、例えば店員による小計操作が行われたことに応じて完了する。まだ、商品登録が完了していない場合にはステップS101に処理が戻される。
一方、例えば小計操作が行われたことに応じて商品登録が完了したことが判定されると、POSレジスタ1は、同図の処理を終了し、例えば精算処理に遷移する。
図10のフローチャートを参照して、POSレジスタ1が灯油販売券の発行に関連して実行する処理手順例について説明する。
ステップS201:例えば、会計処理の終了に伴って、店員は現計キー操作などによる締め操作(1取引を完了させるための操作)を行う。POSレジスタ1は、このように締め操作が行われたことに応じて、締め操作を受け付ける。
ステップS202:締め操作が受け付けられると、POSレジスタ1は、今回の締め操作によって完了された取引において買上商品に灯油の品目が含まれていたか否かについて判定する。この判定にあたっては、今回の取引に対応する精算処理結果を示す精算情報を参照すればよい。
ステップS203:ステップS202により買上商品に灯油が含まれていたことが判定された場合、POSレジスタ1は、さらに買上商品に含まれていた灯油の品目が、セット商品であるか否かについて判定する。この判定にあたっても、POSレジスタ1は、今回の取引に対応する精算処理結果を示す精算情報を参照すればよい。
ステップS204:ステップS203により買上商品に含まれていた灯油の品目がセット商品であることが判定された場合、POSレジスタ1は、セット商品対応のレシートを発行する。
つまり、POSレジスタ1は、今回完了した取引における精算処理結果を示すレシートとして、図4(a)に例示したように、買上商品における灯油の品目に関して、購入された灯油の総量と、灯油の総量における灯油のセット商品の内訳とを含む内容を用紙に印刷する。用紙への印刷は印字部19によって行われ、印刷された用紙がレシートとして印字部19から排出される。
ステップS205:続けて、POSレジスタ1は、セット商品対応の灯油販売券を発行する。
つまり、POSレジスタ1は、図4(b)に例示したように、総量エリアAR1に買上商品に含まれる灯油としての品目の総量を印刷し、数量単位エリアAR2に灯油の総量における灯油のセット商品の内訳を印刷した灯油販売券を発行する。
ステップS206:一方、ステップS203により買上商品に含まれていた灯油の品目がセット商品でない、即ち単品であることが判定された場合、POSレジスタ1は、セット商品非対応のレシートを発行する。
つまり、POSレジスタ1は、今回完了した取引における精算処理結果を示すレシートとして、図5(a)に例示したように、買上商品における灯油の品目に関して、購入された灯油の総量は印刷されているが、灯油の総量における灯油のセット商品の内訳については印刷されていないレシートを発行する。
ステップS207:続けて、POSレジスタ1は、セット商品非対応の灯油販売券を発行する。
つまり、POSレジスタ1は、図5(b)に例示したように、買上商品に含まれる灯油としての品目の総量が総量エリアAR1に印刷されているが、数量単位エリアAR2の印刷がない灯油販売券を発行する。
ステップS208:またステップS202により、今回の取引において買上商品に灯油の品目が含まれていないことが判定された場合、POSレジスタ1は、今回の取引に応じたレシートを発行する。この場合、買上商品に灯油は含まれていないことから、灯油販売券の発行は行われない。
以下、本実施形態の変形例について説明する。
先に図4(b)に示したように、セット商品が購入された場合の灯油販売券には、総量エリアAR1と数量単位エリアAR2とを印刷していた。しかしながら、灯油としてセット商品のみが購入された場合には、数量単位エリアAR2のみの印刷内容があれば顧客は自分の購入した灯油の量を把握でき、給油係の店員も特に支障無く給油を行える。このため、灯油の品目に関してセット商品が購入された場合の灯油販売券においては、総量エリアAR1の印刷を省略してもよい。総量エリアAR1の印刷が行われない分、灯油販売券の用紙を短くすることができるので、用紙の節約を図ることができる。
また、例えば「灯油18L」と灯油1Lの単品として2個(2リットル)で計20リットル、のようにセット商品と単品とが組み合わされて購入される場合もある。このような場合には、例えば、セット商品と単品とでそれぞれ図4(b)、図5(b)に示したように2種類の灯油販売券を発行するようにしてもよい。あるいは、1枚の灯油販売券に、セット商品と単品とを併せて印刷してもよい。この場合には、総量エリアAR1においては、購入されたセット商品と単品とを併せた総量(リットル数)が示されればよい。また、数量単位エリアAR2は、例えば「灯油18L」のセット商品が1つと灯油1Lの単品として2個(2リットル)とが購入された場合であれば、「灯油18L×1」と「灯油1L×2」のように印刷が行われればよい。
また、上記実施形態においては、図7(a)の商品マスタにおいて登録される単品の商品を利用してセット商品を設定し、設定されたセット商品が図7(b)に示したセット商品情報として管理される構成であった。
これに対して、例えば商品マスタにおいてセット商品も管理するようにされた構成としてもよい。図11は、セット商品を管理するようにされた商品マスタ(商品管理情報)の一例を示している。
同図に示される商品マスタは、単品の商品またはセット商品ごとに、商品ID、商品名、容量、容量単価及び容量種別が対応付けられている。商品IDは、単品の商品とセット商品とを含む商品を一意に示すように付される識別子である。商品名は対応の単品の商品またはセット商品の商品名を示す。
容量(個数)は、例えば灯油や腐葉土などの商品のように単品とセット商品とが設定される品目に対応する情報であって、1商品あたりが対応する容量が示される。同図においては、「灯油1L」の商品については容量が「1(リットル)」、「灯油18L」の商品については容量が「18(リットル)」、「灯油20L」の商品については容量が「20(リットル)」、「腐葉土1Kg」の商品については容量が「1(Kg)」、腐葉土10Kgの商品については容量が「10(Kg)」であることが示される。
容量単価は、1容量あたりの単価を示す。品目が灯油の商品(「灯油1L」、「灯油18L」、「灯油20L」)の場合、容量単価は、1リットルあたりの単価が示される。また、品目が腐葉土の商品(「腐葉土1Kg」、「腐葉土10Kg」)の場合、容量単価は1Kgあたりの単価が示される。
容量種別は、セット商品が設定される品目ごとの種別を示す。
例えば、1取引における商品登録に際して、例えばまず灯油18Lのセット商品が2つ登録された場合、POSレジスタ1は、同図の商品マスタを参照して、「灯油18L」のセット商品を2つ登録する。この際、POSレジスタ1は、商品マスタにおける「灯油18L」の商品に対応する容量「18」と容量単価「96(円)」とに基づいて、容量種別が「灯油」の品目についての総量が36(=18×2)であり、小計金額が3456円(=18×2×96)であると求めることができる。
次に、「灯油20L」のセット商品が1つ登録された場合、POSレジスタ1は、同図の商品マスタにおける「灯油20L」に対応する情報を参照する。参照の結果、POSレジスタ1は、「灯油20L」のセット商品の容量種別が、先に登録された「灯油18L」のセット商品と同じ「灯油」であることを認識する。この場合、POSレジスタ1は、「灯油20L」としてのセット商品を1つ登録するとともに、「灯油20L」に対応する容量「20」を同じ容量種別の総量である「36」に積算し、「56」の総量を求める。また、POSレジスタ1は、「灯油20L」に対応する容量単価が「96(円)」ことに基づいて、「灯油20L」の金額として1920円(=20×96)を求め、求められた1920円をこれまでの小計金額である3456円に積算し、5376円に小計金額を更新する。
このような管理の仕方によっても、セット商品の購入に応じて、図4に例示したのと同様の内容のレシート及び灯油販売券を発行することが可能である。
また、図11における腐葉土として示したように、購入証明券(引換券)の発行の対象となるセット商品が対応する品目は灯油に限定されない。他には、例えば所定の長さによる数量単位で販売される糸、ロープ、反物などを挙げることができる。
即ち、本実施形態においては、特に品目に限定されることなく、或る定まった数量単位で購入される商品について、数量単位数を出力することが可能とされている。
また、図11における態様の商品マスタの場合のもとで、例えば、特定の分類に該当する複数種類の品目を階層的に分類したうえで、分類ごとに対応させてセット商品としてまとめるか否かを設定できるようにしてもよい。
一例として、「糸」の分類に該当する第1分類の品目について、その階層下において、第2分類として「釣り糸」、「衣類用糸」などのように設定し、さらに、「釣り糸」の第2分類の階層下には「道糸」、「ハリス」などのように第3分類を設定し、「衣類用糸」の第2分類の階層下には「綿糸」、「毛糸」、「絹糸」などのように第3分類を設定することができる。そのうえで、例えば或る分類におけるセット商品が設定された場合において、そのセット商品に対応する品目の総量を出力するか、その階層下の分類ごとに総量を出力するか、あるいは双方出力するかなどといった設定を任意に行うことができる。
例えば、「衣類用糸」の第2分類のもとで、3色の綿糸を100メートルずつ、2色の絹糸を100メートルずつという内訳のセット商品を設定した場合に、このセット商品が購入されたことに応じて、例えば綿糸と絹糸とを合わせた総量である500メートルを総量として出力するように設定してもよい。あるいは、綿糸が300メートルで絹糸が200メートルというように総量を出力してもよい。あるいは、綿糸と絹糸とを合わせた総量500メートルと、綿糸が300メートルで絹糸が200メートルという下層の分類のもとでの総量とをともに出力してもよい。
また、これまでの説明では、店員が商品の登録から精算までの操作を行うようにされた構成のPOSレジスタ1を例に挙げている。これに対して、店員が商品の登録を行う登録装置と顧客が精算を行う精算装置とが分離して構成された分離型のPOSシステムが知られている。本実施形態における購入証明券の発行に関する構成は、このような分離型のPOSシステムにおいても適用できる。分離型のPOSシステムの場合、精算装置側にて顧客が精算を終了させるのに応じて、レシートとともに購入証明券が発行されるように構成することができる。
あるいは、分離型のPOSシステムの場合、購入証明券については、登録装置側で商品の登録が完了したことに応じて、登録装置から発行されるようにして、レシートについては精算装置にて精算が終了したことに応じて発行されるようにすることもできる。
また、購入証明券には、対応の取引を示す取引番号を含むコード(一次元バーコードまたは二次元コードなど)を印刷してもよい。
給油所にはコードリーダ(コードスキャナ)が備えられており、給油係の店員は、顧客が持ってきた購入証明券のコードをコードリーダによって読み取る。コードリーダによって読み取られたコードが示す取引番号は、例えば店舗の上位装置などにおいて、商品との引き換えが完了した取引を示すものとして管理される。
このように購入証明券による商品の引き換えが完了したか否かを示す情報を管理することで、例えば同じ購入証明券が2回以上利用されるような不正を有効に防止できる。
また、購入証明券を発行してから商品の引き替えが行われていないことが上位装置にて判定された場合において、該当の取引に顧客の会員番号などの情報が対応付けられていれば、会員番号により特定される顧客に対して商品の引き替えを行っていない旨を伝えることも可能になる。これにより、顧客が購入証明券を受け取っておきながら商品の引き取りを忘れたままとなってしまうようなことを防止できる。
また、本実施形態において、セット商品の購入に応じてセット商品の数と総量とを出力する態様は、購入証明券、即ち印刷に限定されるものではなく、例えば、表示によって行われてもよいし、通信経由による上位装置などへの送信であってもよい。
以上説明したように本実施形態の一態様は、商品を登録するPOSレジスタ1(商品販売データ処理装置の一例)であって、商品の品目ごとの情報である商品情報と、セット商品が登録され、登録されたセット商品に含まれる品目ごとの数量が示されるセット商品情報とを記憶する記憶手段と、セット商品が登録された場合には、登録されたセット商品の数と、登録されたセット商品に含まれる単品ごとの数量を合算した総数量とを算出する算出手段と、登録されたセット商品の数と、登録されたセット商品に含まれる単品ごとの数量の総数量とを出力する出力手段とを備える。
上記構成によれば、セット商品の登録に応じて、登録されたセット商品の数が、セット商品に含まれる単品ごとの数量の総数量とともに出力される。つまり、セット商品の登録に応じて、或る定まった数量単位で購入される商品について、数量単位数を出力することが可能になる。
また、本実施形態における一態様は、上記のPOSレジスタ1であって、出力手段は、登録されたセット商品の数と、登録されたセット商品に含まれる品目ごとの数量の総数量とを印刷した購入証明券を出力する。
上記構成によれば、購入証明券において、登録されたセット商品の数と登録されたセット商品に含まれる品目ごとの数量の総数量とが印刷されるので、引き換え対象のセット商品の内訳を容易に把握することが可能になる。
また、本実施形態における一態様は、上記のPOSレジスタ1であって、購入証明券は、登録されたセット商品を含む商品の会計に応じたレシートとともに出力される。
上記構成によれば、購入証明券がレシートとともにPOSレジスタ1から発行されることから、適切なタイミングで購入証明券を顧客に引き渡すことができる。
また、本実施形態における一態様は、上記のPOSレジスタ1であって、出力手段は、購入証明券の出力の対象の商品が単品である場合には、商品の品目の数量が印刷され、セット商品の数に関連する内容については印刷されない購入証明券を出力する。
上記構成によれば、セット商品の数に関連する内容については印刷しないことで、そのための印刷に必要な用紙部分は不要となる。これにより、購入証明券の印刷に用いられる用紙を節約できる。
なお、上述のPOSレジスタ1としての機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述のPOSレジスタ1としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1 POSレジスタ、11 CPU、12 記憶部、13 RAM、14 タッチパネル付表示部、14a タッチパネル、15 キー操作部、16 顧客用表示部、17 自動釣銭機、17a 釣銭排出口、17b 預金投入口、18 スキャナ部、19 印字部、20 通信部、30 ドロア

Claims (5)

  1. 商品を登録する商品販売データ処理装置であって、
    商品管理情報として、商品の単品ごとの情報である商品情報と、セット商品が登録され、登録されたセット商品を構成する単品ごとの2以上としての数量が示されるセット商品情報とを記憶する記憶手段と、
    前記セット商品が登録された場合には、前記商品管理情報に基づいて、登録されたセット商品の数と、登録されたセット商品を構成する単品ごとの数量を合算した総数量とを算出する算出手段と、
    前記登録されたセット商品の数と、前記登録されたセット商品を構成する単品ごとの数量の前記総数量とを出力する出力手段と
    を備える商品販売データ処理装置。
  2. 前記出力手段は、
    登録されたセット商品の数と、前記登録されたセット商品に含まれる単品ごとの数量の前記総数量とを印刷した購入証明券を出力する
    請求項1に記載の商品販売データ処理装置。
  3. 前記セット商品は、2以上の数量による1の単品により構成される
    請求項1または2に記載の商品販売データ処理装置。
  4. 前記算出手段は、
    それぞれが異なる数量による同じ単品で構成される複数のセット商品が登録されたことに応じて、登録された複数のセット商品ごとの数と、登録された複数のセット商品のそれぞれを構成する単品ごとの数量を合算した総数量とを算出する
    請求項1から3のいずれか一項に記載の商品販売データ処理装置。
  5. 商品を登録する商品販売データ処理装置としてのコンピュータを、
    商品管理情報として、商品の単品ごとの情報である商品情報と、セット商品が登録され、登録されたセット商品を構成する単品ごとの2以上としての数量が示されるセット商品情報とを記憶する記憶手段、
    前記セット商品が登録された場合には、前記商品管理情報に基づいて、登録されたセット商品の数と、登録されたセット商品を構成する単品ごとの数量を合算した総数量とを算出する算出手段、
    前記登録されたセット商品の数と、前記登録されたセット商品を構成する単品ごとの数量の前記総数量とを出力する出力手段
    として機能させるためのプログラム。
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