JP6657789B2 - 画像処理装置、撮像装置、機器制御システム、頻度分布画像生成方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、機器制御システム、頻度分布画像生成方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、撮像装置、機器制御システム、頻度分布画像生成方法、及びプログラムに関する。
自動車の安全性において、従来は歩行者や自動車と衝突したときに、いかに歩行者を守れるか、乗員を保護できるかの観点から自動車のボディー構造などの開発が行われてきた。しかしながら近年、情報処理技術、画像処理技術の発達により、高速に人や自動車等を検出する技術が開発されてきている。これらの技術を応用して、衝突する前に自動的にブレーキをかけ、衝突を未然に防ぐという自動車もすでに発売されている。
自動的にブレーキをかけるには人や他車を正確に測定する必要があり、そのために、ステレオカメラの画像を用いた測定が実用化されている。
また、ステレオカメラの画像を用いた測定を、高速に行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来技術では、自動車等に設置されたステレオカメラからの画像を用いて、物体を測定する場合、測定の精度を維持しつつ、測定を高速化することができないという問題がある。
そこで、自動車等に設置されたステレオカメラ等からの画像を用いて、物体を測定する場合に、測定の精度を維持しつつ、測定を高速化できる技術を提供することを目的とする。
画像処理装置において、複数の撮影画像における物体の視差に応じた画素値を有する視差画像を取得し、前記視差画像の第1のエリアから、第1の割合で画素値を抽出し、前記視差画像の第2のエリアから、第2の割合で画素値を抽出し、前記視差画像の第3のエリアから、第3の割合で画素値を抽出する抽出部と、前記抽出された画素値に基づいて、前記物体の視差の分布を示すデータを生成する生成部と、を備え、前記第1のエリア及び前記第2のエリアは、水平方向に区切られたエリアであり、前記第1のエリアは、前記第2のエリアよりも前記視差画像の中心に近いエリアであり、前記第2のエリアは、前記第1のエリアよりも鉛直方向で上に位置するエリアであり、前記第3のエリアは、前記第1のエリアよりも鉛直方向で下に位置するエリアであり、前記第1の割合は前記第2の割合よりも高く、前記第3の割合は前記第2の割合よりも低い。
開示の技術によれば、自動車等に設置されたステレオカメラ等からの画像を用いて、物体を測定する場合に、測定の精度を維持しながら、測定を高速化することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る車載機器制御システムの構成を示す模式図である。 撮像ユニット及び画像解析ユニットの構成を示す模式図である。 三角測量の原理を利用することで視差値から距離を算出する原理を説明するための図である。 物体検出処理を行う機能ブロック図である。 オブジェクトデータリストのデータ項目の一例を示す説明図である。 視差画像データ、及びその視差画像データから生成されるVマップについて説明するための図である。 一方の撮像部で撮像された基準画像としての撮影画像の画像例と、その撮影画像に対応するVマップを示す図である。 路面形状検出部内の機能ブロック図である。 第1路面候補点検出処理及び第2路面候補点検出処理の検出方法を説明するための図である。 路面候補点検出部で行う路面候補点検出処理の流れを示すフローチャートである。 Vマップを3つの区間(視差値区画)に区分けした例を示す説明図である。 Vマップを3つの区間(視差値区画)に区分けした他の例を示す説明図である。 最終区間が本来の区間幅(視差値範囲)より狭い幅しか設定できない場合の説明図、及び最終区間をひとつ前の区間と結合し、ひとつの区間として設定した例の説明図である。 区分直線近似部で行う区分直線近似処理の流れを示すフローチャートである。 当初の区間を示す説明図、及び当初の第1区間を延長した後の区間を示す説明図である。 当初の区間を示す説明図、及び当初の第2区間を延長した後の区間を示す説明図である。 得られた各区間の近似直線が区間境界で連続にならない状態を示す説明図、及び各区間の近似直線が区間境界において連続になるように修正した例を示す説明図である。 視差画素データ抽出処理のフローチャートである。 水平方向に平行な直線により、視差画像データを複数のエリアに分割する処理の説明する図である。 視差画素データを抽出する処理について説明する図である。 画素を単純に間引いて、視差画素データを抽出する場合について説明する図である。 基準画像の一例を模式的に表した画像例を示す図である。 画像例に対応するUマップを示す図である。 Uマップに対応するリアルUマップを示す図である。 Uマップの横軸の値からリアルUマップの横軸の値を求める方法を説明するための図である。 孤立領域検出部で行う孤立領域検出処理の流れを示すフローチャートである。 孤立領域検出部で検出された孤立領域が内接する矩形領域を設定したリアル頻度Uマップを示す図である。 矩形領域に対応する走査範囲を設定した視差画像を示す図である。 走査範囲を探索してオブジェクト領域を設定した視差画像を示す図である。 視差画像の対応領域検出部及びオブジェクト領域抽出部で行われる処理の流れを示すフローチャートである。 オブジェクトタイプの分類を行うためのテーブルデータの一例を示す図である。 時間の制限付きの視差画素データ抽出処理のフローチャートである。 各エリアの制限時間を経過したため、各エリアにて視差画素データの抽出を中止する処理について説明する図である。 抽出数の制限付きの視差画素データ抽出処理のフローチャートである。
以下、実施形態に係る画像処理装置を有する移動体機器制御システムについて説明する。
〈車載機器制御システムの構成〉
図1は、本発明の実施形態に係る移動体機器制御システムとしての車載機器制御システムの構成を示す図である。
この車載機器制御システム1は、移動体である自動車などの自車両100に搭載されており、撮像ユニット101、画像解析ユニット102、表示モニタ103、及び車両走行制御ユニット104からなる。そして、撮像ユニット101で、移動体の前方を撮像した自車両進行方向前方領域(撮像領域)の撮像画像データから、自車両前方の路面(移動面)の相対的な高さ情報(相対的な傾斜状況を示す情報)を検知し、その検知結果から、自車両前方の走行路面の3次元形状を検出し、その検出結果を利用して移動体や各種車載機器の制御を行う。移動体の制御には、例えば、警告の報知、自車両100(自移動体)のハンドルの制御、または自車両100(自移動体)のブレーキが含まれる。
撮像ユニット101は、例えば、自車両100のフロントガラス105のルームミラー(図示せず)付近に設置される。撮像ユニット101の撮像によって得られる撮像画像データ等の各種データは、画像処理手段としての画像解析ユニット102に入力される。画像解析ユニット102は、撮像ユニット101から送信されてくるデータを解析して、自車両100が走行している路面部分(自車両の真下に位置する路面部分)に対する自車両前方の走行路面上の各地点における相対的な高さ(位置情報)を検出し、自車両前方の走行路面の3次元形状を把握する。
画像解析ユニット102の解析結果は、表示モニタ103及び車両走行制御ユニット104に送られる。表示モニタ103は、撮像ユニット101で得られた撮像画像データ及び解析結果を表示する。車両走行制御ユニット104は、画像解析ユニット102による走行路面の相対傾斜状況の認識結果に基づいて自車両前方の他車両、歩行者、各種障害物などの認識対象物を認識し、その認識結果に基づいて、例えば、自車両100の運転者へ警告を報知したり、自車両のハンドルやブレーキを制御するなどの走行支援制御を行う。
〈撮像ユニット101及び画像解析ユニット102の構成〉
図2は、撮像ユニット101及び画像解析ユニット102の構成を示す図である。
撮像ユニット101は、撮像手段としての2つの撮像部110a,110bを備えたステレオカメラで構成されており、2つの撮像部110a,110bは同一のものである。各撮像部110a,110bは、それぞれ、撮像レンズ111a,111bと、受光素子が2次元配置された画像センサ113a,113bを含んだセンサ基板114a,114bと、センサ基板114a,114bから出力されるアナログ電気信号(画像センサ113a,113b上の各受光素子が受光した受光量に対応する電気信号)をデジタル電気信号に変換した撮像画像データを生成して出力する信号処理部115a,115bとから構成されている。撮像ユニット101からは、輝度画像データと視差画像データが出力される。
また、撮像ユニット101は、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等からなる処理ハードウェア部120を備えている。この処理ハードウェア部120は、各撮像部110a,110bから出力される輝度画像データから視差画像を得るために、各撮像部110a,110bでそれぞれ撮像した撮像画像間の対応画像部分の視差値を演算する視差画像情報生成手段としての視差演算部121を備えている。
ここでいう視差値とは、各撮像部110a,110bでそれぞれ撮像した撮像画像の一方を基準画像、他方を比較画像とし、撮像領域内の同一地点に対応した基準画像上の画像部分に対する比較画像上の画像部分の位置ズレ量を、当該画像部分の視差値として算出したものである。三角測量の原理を利用することで、この視差値から当該画像部分に対応した撮像領域内の当該同一地点までの距離を算出することができる。
図3は、三角測量の原理を利用することで視差値から距離を算出する原理を説明するための図である。図において、fは撮像レンズ111a,111bのそれぞれの焦点距離であり、Dは光軸間の距離である。また、Zは撮像レンズ111a,111bから被写体301までの距離(光軸に平行な方向の距離)である。この図において、被写体301上にある点Oに対する左右画像での結像位置は、結像中心からの距離がそれぞれΔ1とΔ2となる。このときの視差値dは、d=Δ1+Δ2と規定することができる。
図2の説明に戻る。画像解析ユニット102は、画像処理基板等から構成され、撮像ユニット101から出力される輝度画像データ及び視差画像データを記憶するRAMやROM等で構成される記憶手段122と、識別対象の認識処理や視差計算制御などを行うためのコンピュータプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)123と、データI/F(インタフェース)124と、シリアルI/F125を備えている。
処理ハードウェア部120を構成するFPGAは、画像データに対してリアルタイム性が要求される処理、例えばガンマ補正、ゆがみ補正(左右の撮像画像の平行化)、ブロックマッチングによる視差演算を行って視差画像の情報を生成し、画像解析ユニット102のRAMに書き出す処理などを行う。画像解析ユニット102のCPUは、各撮像部110A,110Bの画像センサコントローラの制御および画像処理基板の全体的な制御を担うとともに、路面の3次元形状の検出処理、ガードレールその他の各種オブジェクト(識別対象物)の検出処理などを実行するプログラムをROMからロードして、RAMに蓄えられた輝度画像データや視差画像データを入力として各種処理を実行し、その処理結果をデータI/F124やシリアルI/F125から外部へと出力する。このような処理の実行に際し、データI/F124を利用して、自車両100の車速、加速度(主に自車両前後方向に生じる加速度)、操舵角、ヨーレートなどの車両動作情報を入力し、各種処理のパラメータとして使用することもできる。外部に出力されるデータは、自車両100の各種機器の制御(ブレーキ制御、車速制御、警告制御など)を行うための入力データとして使用される。
なお、撮像ユニット101及び画像解析ユニット102は、一体の装置である撮像装置2として構成してもよい。
〈物体検出処理〉
図4は、図2における処理ハードウェア部120及び画像解析ユニット102で実現される物体検出処理を行う機能ブロック図である。以下、本実施形態における物体検出処理について説明する。
ステレオカメラを構成する2つの撮像部110a,110bからは輝度画像データが出力される。このとき、撮像部110a,110bがカラーの場合には、そのRGB信号から輝度信号(Y)を得るカラー輝度変換を、例えば下記の式〔1〕を用いて行う。
Y=0.3R+0.59G+0.11B …式〔1〕
《平行化画像生成処理》
輝度画像データに対して、まず、平行化画像生成部131で平行化画像生成処理が実行される。この平行化画像生成処理は、撮像部110a,110bにおける光学系の歪みや左右の撮像部110a,110bの相対的な位置関係から、各撮像部110a,110bから出力される輝度画像データ(基準画像と比較画像)を、2つのピンホールカメラが平行に取り付けられたときに得られる理想的な平行化ステレオ画像となるように変換する。これは、各画素での歪み量を、Δx=f(x,y)、Δy=g(x,y)という多項式を用いて計算し、その計算結果を用いて、各撮像部110a,110bから出力される輝度画像データ(基準画像と比較画像)の各画素を変換する。多項式は、例えば、x(画像の横方向位置)、y(画像の縦方向位置)に関する5次多項式に基づく。
《視差画像生成処理》
このようにして平行化画像処理を行った後、次に、視差演算部121(図2)によって構成される視差画像生成部132において、視差画像データ(視差画像情報)を生成する視差画像生成処理を行う。視差画像生成処理では、まず、2つの撮像部110a,110bのうちの一方の撮像部110aの輝度画像データを基準画像データとし、他方の撮像部110bの輝度画像データを比較画像データとし、これらを用いて両者の視差を演算して、視差画像データを生成して出力する。この視差画像データは、基準画像データ上の各画像部分について算出される視差値dに応じた画素値をそれぞれの画像部分の画素値として表した視差画像を示すものである。
具体的には、視差画像生成部132は、基準画像データのある行について、一つの注目画素を中心とした複数画素(例えば16画素×1画素)からなるブロックを定義する。一方、比較画像データにおける同じ行において、定義した基準画像データのブロックと同じサイズのブロックを1画素ずつ横ライン方向(x方向)へずらし、基準画像データにおいて定義したブロックの画素値の特徴を示す特徴量と比較画像データにおける各ブロックの画素値の特徴を示す特徴量との相関を示す相関値を、それぞれ算出する。そして、算出した相関値に基づき、比較画像データにおける各ブロックの中で最も基準画像データのブロックと相関があった比較画像データのブロックを選定するマッチング処理を行う。その後、基準画像データのブロックの注目画素と、マッチング処理で選定された比較画像データのブロックの対応画素との位置ズレ量を視差値dとして算出する。このような視差値dを算出する処理を基準画像データの全域又は特定の一領域について行うことで、視差画像データを得ることができる。
マッチング処理に用いるブロックの特徴量としては、例えば、ブロック内の各画素の値(輝度値)を用いることができ、相関値としては、例えば、基準画像データのブロック内の各画素の値(輝度値)と、これらの画素にそれぞれ対応する比較画像データのブロック内の各画素の値(輝度値)との差分の絶対値の総和を用いることができる。この場合、当該総和が最も小さくなるブロックが最も相関があると言える。
視差画像生成部132でのマッチング処理をハードウェア処理によって実現する場合には、例えばSSD(Sum of Squared Difference)、ZSSD(Zero-mean Sum of Squared Difference)、SAD(Sum of Absolute Difference)、ZSAD(Zero-mean Sum of Absolute Difference)などの方法を用いることができる。なお、マッチング処理では画素単位での視差値しか算出できないので、1画素未満のサブピクセルレベルの視差値が必要な場合には推定値を用いる必要がある。その推定方法としては、例えば、等角直線方式、二次曲線方式等を利用することができる。ただし、このサブピクセルレベルの推定視差値には誤差が発生するので、この推定誤差を減少させるEEC(推定誤差補正)などを用いてもよい。
《オブジェクトトラッキング》
次に、オブジェクトトラッキング部133は、過去の撮像フレームの画像検出処理で検出されたオブジェクト(検出対象物)を追跡する処理を実行する。
詳しく説明すると、本実施形態においては、過去の画像検出処理で検出されたオブジェクトの情報を示すオブジェクトデータリスト135が保存される。オブジェクトデータリスト135は、図5に示すように、検出したオブジェクトデータの最新情報(最新の位置、大きさ、距離、相対速度、視差情報)に加え、オブジェクト予測データ(次の撮像フレームにおいて当該オブジェクトがどの位置にいるかを推測する情報)、オブジェクトトラッキング部133や後述のオブジェクトマッチング部148で利用するオブジェクト特徴量、当該オブジェクトがどれだけのフレーム数検出されたか又は連続して検出されなかったかを示す検出/未検出フレーム数、当該オブジェクトが追跡すべき対象かどうかを示す要追跡確度(安定フラグ)などを含む。
オブジェクト選択部134は、オブジェクトデータリスト135に保存されているオブジェクトについて、当該オブジェクトの存在確度が高いとか(S=1)、当該オブジェクトが追跡対象とするのにふさわしい位置にいるか等を判断基準にして、当該オブジェクトを追跡するか否かを選択する。具体的には、オブジェクトデータリスト135のオブジェクト予測データに基づいて当該オブジェクトが位置すると予測される視差画像データ中の予測範囲を設定し、その予測範囲内における当該オブジェクトの高さを特定した後、オブジェクトデータリスト135のオブジェクト特徴量を参照して、特定した高さから当該オブジェクトの幅を特定し、特定した幅から視差画像データ上におけるオブジェクトの横方向位置を推定する。このようにして推定したオブジェクトの横方向位置が所定の追跡対象条件(当該オブジェクトが画像内に存在する確度が高い位置である場合、当該オブジェクトが追跡対象とするのにふさわしい位置である場合等)を満たせば、当該オブジェクトを追跡対象として選択し、その結果をオブジェクトトラッキング部133に出力する。なお、オブジェクト選択部134の結果に基づき、オブジェクトデータリスト135の情報を更新する。
オブジェクトトラッキング部133は、オブジェクト選択部134により追跡対象として選択されたオブジェクトについて追跡処理を行う。この追跡処理のため、オブジェクトトラッキング部133には、視差画像生成部132で生成された視差画像データと、オブジェクト選択部134で選択されたオブジェクトデータのオブジェクト予測データ及びオブジェクト特徴量が入力される。
《視差画像補間処理》
視差画像生成処理を行ったら、次に画像解析ユニット102によって構成される視差補間部136において、視差画像補間処理を行い、補間視差画像を生成する。
視差値dは水平方向の位置ズレの度合いなので、撮像画像310の水平エッジ部分や輝度変化の少ない部分では視差が計算できないため、車両を一つのオブジェクトとして認識できなくなる。そこで、視差補間部136では、例えば、視差画像の2点間の実距離が所定の長さより短く、2点間に他の視差値が存在しない場合などの所定の条件を満たした場合に、2点間を補間する。
《Vマップ生成処理》
次にVマップ生成部137において、Vマップを生成するVマップ生成処理を実行する。視差画像データに含まれる各視差画素データは、x方向位置とy方向位置と視差値dとの組(x,y,d)で示される。これを、X軸にd、Y軸にy、Z軸に頻度fを設定した三次元座標情報(d,y,f)に変換したもの、又はこの三次元座標情報(d,y,f)から所定の頻度閾値を超える情報に限定した二次元座標情報(d,y,f)を、視差ヒストグラム情報として生成する。本実施形態の視差ヒストグラム情報は、三次元座標情報(d,y,f)からなり、この三次元ヒストグラム情報をX−Yの2次元座標系に分布させたものを、Vマップ(視差ヒストグラムマップ、V-disparity map)と呼ぶ。
具体的に説明すると、Vマップ生成部137は、画像を上下方向に複数分割して得られる視差画像データの各行領域について、視差値頻度分布を計算する。この視差値頻度分布を示す情報が視差ヒストグラム情報である。
図6は視差画像データ、及びその視差画像データから生成されるVマップについて説明するための図である。ここで、図6Aは視差画像の視差値分布の一例を示す図であり、図6Bは、図6Aの視差画像の行毎の視差値頻度分布を示すVマップを示す図である。
図6Aに示すような視差値分布をもった視差画像データが入力されたとき、Vマップ生成部137は、行毎の各視差値のデータの個数の分布である視差値頻度分布を計算し、これを視差ヒストグラム情報として出力する。このようにして得られる各行の視差値頻度分布の情報を、Y軸に視差画像上のy方向位置(撮像画像の上下方向位置)をとりX軸に視差値をとった二次元直交座標系上に表すことで、図6Bに示すようなVマップを得ることができる。このVマップは、頻度fに応じた画素値をもつ画素が前記二次元直交座標系上に分布した画像として表現することもできる。
図7は、一方の撮像部で撮像された基準画像としての撮影画像の画像例と、その撮影画像に対応するVマップを示す図である。ここで、図7Aが撮影画像であり、図7BがVマップである。即ち、図7Aに示すような撮影画像から図7Bに示すVマップが生成される。Vマップでは、路面より下の領域には視差は検出されないので、斜線で示した領域Aで視差がカウントされることはない。
図7Aに示す画像例では、自車両が走行している路面401と、自車両の前方に存在する先行車両402と、路外に存在する電柱403が映し出されている。また、図7Bに示すVマップには、画像例に対応して、路面501、先行車両502、及び電柱503がある。
この画像例は、自車両の前方路面が相対的に平坦な路面、即ち、自車両の前方路面が自車両の真下の路面部分と平行な面を自車両前方へ延長して得られる仮想の基準路面(仮想基準移動面)に一致している場合のものである。この場合、画像の下部に対応するVマップの下部において、高頻度の点は、画像上方へ向かうほど視差値dが小さくなるような傾きをもった略直線状に分布する。このような分布を示す画素は、視差画像上の各行においてほぼ同一距離に存在していてかつ最も占有率が高く、しかも画像上方へ向かうほど距離が連続的に遠くなる識別対象物を映し出した画素であると言える。
撮像部110aでは自車両前方領域を撮像するため、その撮像画像の内容は、図7Aに示すように、画像上方へ向かうほど路面の視差値dは小さくなる。また、同じ行(横ライン)内において、路面を映し出す画素はほぼ同じ視差値dを持つことになる。従って、Vマップ上において上述した略直線状に分布する高頻度の点は、路面(移動面)を映し出す画素が持つ特徴に対応したものである。よって、Vマップ上における高頻度の点を直線近似して得られる近似直線上又はその近傍に分布する点の画素は、高い精度で、路面を映し出している画素であると推定することができる。また、各画素に映し出されている路面部分までの距離は、当該近似直線上の対応点の視差値dから高精度に求めることができる。
《路面形状検出》
次に、路面形状検出部138で行う処理について説明する。路面形状検出部138では、Vマップ生成部137においてVマップ情報が生成されたら、路面に対応する視差値及びy方向位置の組(Vマップ要素)が示す特徴、すなわち、撮像画像の上方に向かうほど視差値が低くなるという特徴を示すVマップ上の高頻度の点を直線近似する処理を行う。なお、路面が平坦な場合には一本の直線で十分な精度で近似可能であるが、車両進行方向において路面の傾斜状況が変化するような路面については、一本の直線で十分な精度の近似は難しい。したがって、本実施形態においては、Vマップの情報(Vマップ情報)を視差値に応じて2以上の視差値区画に区分けし、各視差値区画についてそれぞれ個別に直線近似を行う。
図8は、路面形状検出部138内の機能ブロック図である。本実施形態の路面形状検出部138は、Vマップ生成部137から出力されるVマップ情報(Vマップ情報)を受け取ると、まず、路面候補点検出部135aにおいて、路面に対応するVマップ要素が示す特徴、即ち、撮像画像の上方に向かうほど視差値が低くなるという特徴を示すVマップ上の高頻度の点を、路面候補点として検出する。
このとき、本実施形態では、路面候補点検出部135aでの路面候補点検出処理は、Vマップの情報(Vマップ情報)を視差値に応じて2以上の視差値区画に区分けし、各視差値区画にそれぞれ対応した決定アルゴリズムに従って各視差値区画における路面候補点を決定する。具体的には、例えば、所定の基準距離に対応する視差値を境に、VマップをX軸方向(横軸方向)に2つの領域、すなわち視差値の大きい領域と小さい領域に区分けし、その領域ごとに異なる路面候補点検出アルゴリズムを用いて路面候補点を検出する。なお、視差値の大きい近距離領域については、後述する第1路面候補点検出処理を行い、視差の小さい遠距離領域については、後述する第2路面候補点検出処理を行う。
ここで、前記のように視差の大きい近距離領域と視差の小さい遠距離領域とで、路面候補点検出処理の方法を変える理由について説明する。図7Aに示したように、自車両100の前方を撮像した撮像画像で、近距離の路面部分についてはその路面画像領域の占有面積が大きく、路面に対応する画素数が多いので、Vマップ上の頻度が大きい。これに対し、遠距離の路面部分については、その路面画像領域の撮像画像内における占有面積が小さく、路面に対応する画素数が少ないので、Vマップ上の頻度が小さい。すなわち、Vマップにおいて、路面に対応する点の頻度値は、遠距離では小さく、近距離では大きい。そのため、例えば同じ頻度閾値を用いるなど、両領域について同じ基準で路面候補点を検出しようとすると、近距離領域については路面候補点を適切に検出できるが、遠距離領域については路面候補点が適切に検出できないおそれがあり、遠距離領域の路面検出精度が劣化する。逆に、遠距離領域の路面候補点を十分に検出できるような基準で近距離領域の検出を行うと、近距離領域のノイズ成分が多く検出され、近距離領域の路面検出精度が劣化する。そこで、本実施形態では、Vマップを近距離領域と遠距離領域とに区分し、各領域についてそれぞれ適した基準や検出方法を用いて路面候補点を検出することにより、両領域の路面検出精度を高く維持している。
図9は、第1路面候補点検出処理及び第2路面候補点検出処理の検出方法を説明するための図である。
第1路面候補点検出処理では、各視差値dについて、所定の検索範囲内でy方向位置を変えながら、Vマップ情報に含まれる各Vマップ要素(d,y,f)の頻度値fが第1頻度閾値よりも大きく、かつ、最も頻度値fが大きいVマップ要素を探索し、そのVマップ要素を当該視差値dについての路面候補点として決定する。このときの第1頻度閾値は、低めに設定し、路面に対応するVマップ要素が抜け落ちないようにするのが好ましい。本実施形態においては、上述したとおり、Vマップ生成部137において路面に対応するVマップ要素を抽出していることから、第1頻度閾値を低めに設定しても、路面分に対応しないVマップ要素が路面候補点として決定される事態は軽減されるからである。
ここで、各視差値dについてy値を変化させる検索範囲は、上述したVマップ生成部137における抽出範囲、すなわち、基準直線の画像上下方向位置ypを中心にとした画像上下方向へ±δの範囲である。具体的には、「yp−δn」から「yp+δn」の範囲を探索範囲とする。これにより、探索すべきy値の範囲が限定され、高速な路面候補点検出処理を実現できる。
一方、第2路面候補点検出処理は、第1頻度閾値の変わりにこれとは別の第2頻度閾値を用いる点を除いて、前記第1路面候補点検出処理と同じである。すなわち、第2路面候補点検出処理では、各視差値dについて、所定の検索範囲内でy方向位置を変えながら、Vマップ情報に含まれる各Vマップ要素(d,y,f)の頻度値fが第2頻度閾値よりも大きく、かつ、最も頻度値fが大きいVマップ要素を探索し、そのVマップ要素を当該視差値dについての路面候補点として決定する。
図10は、路面候補点検出部135aで行う路面候補点検出処理の流れを示すフローチャートである。
入力されるVマップの情報について、例えば視差値dの大きい順に路面候補点の検出を行い、各視差値dについての路面候補点(y,d)を検出する。視差値dが所定の基準距離に対応する基準視差値よりも大きい場合(ステップS81:YES)、上述した第1路面候補点検出処理を行う。すなわち、当該視差値dに応じたyの探索範囲(「yp−δn」〜「yp+δn」)を設定し(ステップS82)、この探索範囲内における頻度値fが第1頻度閾値よりも大きいVマップ要素(d,y,f)を抽出する(ステップS83)。そして、抽出したVマップ要素のうち、最大の頻度値fを持つVマップ要素(d,y,f)を、当該視差値dの路面候補点として検出する(ステップS84)。
そして、視差値dが基準視差値以下になるまで第1路面候補点検出処理を繰り返し行い(ステップS85)、視差値dが基準視差値以下になったら(ステップS81:NO)、今度は、上述した第2路面候補点検出処理で路面候補点検出を行う。すなわち、第2路面候補点検出処理でも当該視差値dに応じたyの探索範囲(「yp−δn」〜「yp+δn」)を設定し(ステップS86)、この探索範囲内における頻度値fが第1頻度閾値よりも大きいVマップ要素(d,y,f)を抽出する(ステップS87)。そして、抽出したVマップ要素のうち、最大の頻度値fを持つVマップ要素(d,y,f)を、当該視差値dの路面候補点として検出する(ステップS88)。この第2路面候補点検出処理を、視差値dがなくなるまで繰り返し行う(ステップS89)。
このようにして路面候補点検出部135aにより各視差値dについての路面候補点(抽出処理対象)を検出したら、次に、区分直線近似部135bにより、これらの路面候補点についてVマップ上の近似直線を求める直線近似処理を行う。このとき、路面が平坦な場合であれば、Vマップの視差値範囲全域にわたって一本の直線で十分な精度の近似が可能であるが、車両進行方向において路面の傾斜状況が変化している場合には、一本の直線で十分な精度の近似が難しい。したがって、本実施形態においては、Vマップの情報(Vマップ情報)を視差値に応じて2以上の視差値区画に区分けし、各視差値区画についてそれぞれ個別に直線近似処理を行う。
直線近似処理は、最小二乗近似を利用することができるが、より正確に行うにはRMA(Reduced Major Axis)などの他の近似を用いるのがよい。その理由は、最小二乗近似は、X軸のデータに誤差がなく、Y軸のデータに誤差が存在するという前提があるときに、正確に計算されるものである。しかしながら、Vマップ情報から検出される路面候補点の性質を考えると、Vマップ情報に含まれる各Vマップ要素のデータは、Y軸のデータyについては画像上の正確な位置を示していると言えるが、X軸のデータである視差値dについては、誤差を含んでいるものである。また、路面候補点検出処理では、Y軸方向に沿って路面候補点の探索を行い、その最大のy値をもつVマップ要素を路面候補点として検出するものであるため、路面候補点はY軸方向の誤差も含んでいる。従って、路面候補点となっているVマップ要素は、X軸方向にもY軸方向にも誤差を含んでいることになり、最小二乗近似の前提が崩れている。したがって、二変数(dとy)に互換性のある回帰直線(RMA)が有効である。
図11は、Vマップを3つの区間(視差値区画)に区分けした例を示す説明図である。本実施形態においては、Vマップ情報を視差値に応じて3つの視差値区画に区分けする。具体的には、視差値が大きい順に、第1区間、第2区間、第3区間に区分けする。このとき、距離を基準にして区間を等しく区分けする場合、Vマップ上では遠距離の区間ほど区間(視差値範囲)が狭くなり、直線近似の精度が悪化する。また、視差値を基準にして区間を等しく区分けする場合、今度は、Vマップ上において近距離の区間の幅が狭くなる。この場合、第1区間が非常に狭いものとなって、その第1区間はほとんど意味を成さなくなる。
そこで、本実施形態においては、第1区間については予め決められた固定距離に対応する幅をもつように設定とし、第2区間及び第3区間については、一つ前の区間の幅に対応する距離の定数倍(たとえば2倍)の距離に対応する幅をもつように設定するという区分けルールを採用している。このような区分けルールにより、どの区間についても、適度な幅(視差値範囲)を持たせることができる。すなわち、このような区分けルールによって各区間にそれぞれ対応する距離範囲が異なることになるが、各区間の直線近似処理に使用する路面候補点の数が各区間で均一化でき、どの区間でも適切な直線近似処理を行うことができるようになる。
なお、図11に示した例では、第1区間及び第2区間が重複(オーバーラップ)することなく連続し、第2区間及び第3区間も重複することなく連続するように各区間を区分けしているが、各区間が重複するように区分けしてもよい。例えば、図12に示すように、第2区間の始点S2Lを第1区間の3:1内分点とし(第2区間の終点E2は図11の例と同じ。)、第3区間の始点S3Lを第1区間の終点E1と第2区間の終点E2との間の3:1内分点としてもよい(第3区間の終点E3は図11の例と同じ。)。
区間に応じて距離範囲を変更したり、区間をオーバーラップさせたりすることで、各区間の直線近似処理に使用する候補点数を均一化して、各区間の直線近似処理の精度を高めることができる。また、区間をオーバーラップさせることにより、各区間の直線近似処理の相関を高めることもできる。
また、上述した区分けルールに従って視差値が大きい順に区間を設定していくと、図13Aに示すように、例えば、最終の第4区間が本来の区間幅(視差値範囲)より狭い幅しか設定できない場合がある。このような場合には、図13Bに示すように、最終の第4区間をひとつ前の第3区間と結合して、ひとつの区間(第3区間)として設定してもよい。
図14は、区分直線近似部135bで行う区分直線近似処理の流れを示すフローチャートであり、図15は、当初の区間を示す説明図(図15A)、及び当初の第1区間を延長した後の区間を示す説明図(図15B)である。また、図16は、当初の区間を示す説明図(図16A)、及び当初の第2区間を延長した後の区間を示す説明図(図16B)である。また、図17は、得られた各区間の近似直線が区間境界で連続にならない状態を示す説明図(図17A)、及び各区間の近似直線が区間境界において連続になる修正した例を示す説明図(図17B)である。
区分直線近似部135bは、路面候補点検出部135aから出力される各視差値dの路面候補点のデータを受け取ったら、まず、最近距離の第1区間(最も視差値が大きい区間)を設定する(ステップS91)。そして、この第1区間内の各視差値dに対応した路面候補点を抽出する(ステップS92)。このとき、抽出された路面候補点の数が所定の値以下である場合(ステップS93:NO)、当該第1区間を所定の視差値分だけ延長する(ステップS94)。具体的には、図15Aに示す当初の第1区間と第2区間とを結合して、図15Bに示すように、新たにひとつの第1区間(延長された第1区間)とする。このとき、当初の第3区間は新たな第2区間となる。そして、延長された第1区間内の各視差値dに対応した路面候補点を再び抽出し(ステップS92)、抽出された路面候補点の数が所定の値よりも多くなった場合には(ステップS93:YES)、抽出した路面候補点について直線近似処理を行う(ステップS95)。
なお、第1区間ではない区間、例えば第2区間を延長する場合には、図16Aに示す当初の第2区間と第3区間とを結合して、図16Bに示すように、新たに一つの第2区間(延長された第2区間)とする。
このようにして直線近似処理を行ったら(ステップS96:NO)、次に、その直線近似処理により得られる近似直線の信頼性判定を行う。この信頼性判定では、最初に、得られた近似直線の傾きと切片が所定の範囲内にあるかどうかを判定する(ステップS97)。この判定で所定の範囲内ではない場合には(ステップS97:NO)、当該第1区間を所定の視差値分だけ延長し(ステップS94)、延長された第1区間について再び直線近似処理を行う(ステップS92〜95)。そして、所定の範囲内ではあると判定されたら(ステップS97:YES)、その直線近似処理を行った区間が第1区間か否かを判断する(ステップS98)。
このとき、第1区間であると判断された場合には(ステップS98:YES)、その近似直線の相関値が所定の値よりも大きいかどうかを判定する(ステップS99)。この判定において、近似直線の相関値が所定の値よりも大きければ、その近似直線を当該第1区間の近似直線として決定する。近似直線の相関値が所定の値以下であれば、当該第1区間を所定の視差値分だけ延長し(ステップS94)、延長された第1区間について再び直線近似処理を行い(ステップS92〜95)、再び信頼性判定を行う(ステップS97〜S99)。なお、第1区間でない区間については(ステップS98:NO)、近似直線の相関値に関する判定処理(ステップS99)は実施しない。
その後、残りの区間があるか否かを確認し(ステップS100)、もし残りの区間が無ければ(ステップS100:NO)、区分直線近似部135bは区分直線近似処理を終了する。一方、残りの区間がある場合には(ステップS100:YES)、前区間の幅に対応する距離を定数倍した距離に対応する幅をもった次の区間(第2区間)を設定する(ステップS101)。そして、この設定後に残っている区間が更に次に設定される区間(第3区間)よりも小さいか否かを判断する(ステップS102)。この判断において小さくないと判断されたなら(ステップS102:NO)、当該第2区間内の各視差値dに対応した路面候補点を抽出して直線近似処理を行うとともに(ステップS92〜S95)、信頼性判定処理を行う(ステップS97〜S99)。
このようにして順次区間を設定し、その区間の直線近似処理及び信頼性判定処理を行うという処理を繰り返していくと、いずれ、前記ステップS102において、設定後に残っている区間が更に次に設定される区間よりも小さいと判断される(ステップS102:YES)。この場合、設定された区間を延長して当該残っている区間を含めるようにし、これを最後の区間として設定する(ステップS103)。この場合、この最後の区間内の各視差値dに対応した路面候補点を抽出し(ステップS92)、抽出した路面候補点について直線近似処理を行ったら(ステップS15)、ステップS96において最後の区間であると判断されるので(ステップS96:YES)、区分直線近似部135bは区分直線近似処理を終了する。
このようにして区分直線近似部135bが各区間の直線近似処理を実行して得た各区間の近似直線は、図17Aに示すように、通常、区間境界で連続したものにはならない。そのため、本実施形態では、各区間の近似直線が区間境界において連続になるように、区分直線近似部135bから出力される近似直線を図17Bに示すように修正する。具体的には、例えば、区間の境界上における両区間の近似直線の端点間の中点を通るように両近似直線を修正する。
《路面高さテーブル算出》
以上のようにして、路面形状検出部138においてVマップ上の近似直線の情報が得られたら、次に、路面高さテーブル算出部139において、路面高さ(自車両の真下の路面部分に対する相対的な高さ)を算出してテーブル化する路面高さテーブル算出処理を行う。路面形状検出部138により生成されたVマップ上の近似直線の情報から、撮像画像上の各行領域(画像上下方向の各位置)に映し出されている各路面部分までの距離を算出できる。一方、自車両の真下に位置する路面部分をその面に平行となるように自車両進行方向前方へ延長した仮想平面の自車両進行方向における各面部分が、撮像画像中のどの各行領域に映し出されるかは予め決まっており、この仮想平面(基準路面)はVマップ上で直線(基準直線)により表される。路面形状検出部138から出力される近似直線を基準直線と比較することで、自車両前方の各路面部分の高さを得ることができる。簡易的には、路面形状検出部138から出力される近似直線上のY軸位置から、これに対応する視差値から求められる距離だけ自車両前方に存在する路面部分の高さを算出できる。路面高さテーブル算出部139では、近似直線から得られる各路面部分の高さを、必要な視差範囲についてテーブル化する。
なお、ある視差値dにおいてY軸位置がy'である地点に対応する撮像画像部分に映し出されている物体の路面からの高さは、当該視差値dにおける近似直線上のY軸位置をy0としたとき、(y'−y0)から算出することができる。一般に、Vマップ上における座標(d,y')に対応する物体についての路面からの高さHは、下記の式〔2〕より算出することができる。ただし、下記の式〔2〕において、「z」は、視差値dから計算される距離(z=BF/(d−offset))であり、「f」はカメラの焦点距離を(y'−y0)の単位と同じ単位に変換した値である。ここで、「BF」は、ステレオカメラの基線長と焦点距離を乗じた値であり、「offset」は無限遠の物体を撮影したときの視差値である。
H=z×(y'−y0)/f …式〔2〕
《視差画素データ抽出》
次に、視差画素データ抽出部140について説明する。
視差画素データ抽出部140は、視差画像生成部132によって生成された視差画像データを取得し、視差画像データに含まれる各視差画素データにおけるx方向位置とy方向位置と視差値dとの組(x,y,d)を、視差画像の各エリアから、各エリアに応じた割合で抽出する。視差画素データ抽出部140は、例えば、視差画像を水平方向に区切られた各エリアについて、鉛直方向(垂直方向、上下方向)で一番下のエリア、鉛直方向で一番上のエリア、中心に近いエリアの順に、画素値を抽出する割合を大きくする。
次に、図18を参照し、視差画素データ抽出部140の処理の一例について説明する。図18は、視差画素データ抽出部140の視差画素データ抽出処理のフローチャートである。
視差画素データ抽出部140は、視差画像データを、鉛直方向の所定の各位置で、水平方向(視差画像のX軸)に並行な直線により複数のエリアに分割する(ステップS101)。
分割された各エリア毎の抽出割合の重みに応じた割合で、各エリアの視差画素データを抽出する(ステップS102)。
抽出した視差画素データを、Uマップ生成部141及びリアルUマップ生成部142に出力する(ステップS103)。
次に、図19を参照して、図18のステップS101の、視差画像データを複数のエリアに分割する処理について説明する。
図19は、水平方向に平行な直線により、視差画像データを複数のエリアに分割する処理を説明する図である。なお、図19では、一例として5つのエリア(以降、適宜、上から順にエリア511〜エリア515と称する)に等間隔に分割しているが、分割する数はいくつでも良い。また、各エリアの間隔は等間隔でなくとも良い。
次に、図20を参照して、図18のステップS102の、視差画素データを抽出する処理について説明する。
図20の例では、一番上のエリア511(「第2のエリア」の一例)は、抽出割合の重みが例えば「低」(「第2の割合」の一例)と設定されており、エリア511に含まれる視差画素データは低い割合で抽出する。それにより、トラックなどの背の高い物体を除いて、あまり利用されないエリアの視差画素データを抽出する処理を少なくすることができる。
エリア512は、抽出割合の重みが例えば「中」と設定されており、エリア512に含まれる視差画素データは中程度の割合で抽出する。それにより、遠方の車や人、背の高いトラック等の検出に利用可能であるが、距離が遠方の物体であるため、車載カメラの性質上、検出の優先度が低いエリアの視差画素データを抽出する処理を少なくすることができる。
エリア513、514(「第1のエリア」の一例)は、抽出割合の重みが例えば「高」(「第1の割合」の一例)と設定されており、エリア513、514に含まれる視差画素データは高い割合で抽出する。それにより、重要な検出対象である車や人等の出現頻度が高いエリアの視差画素データを多く抽出することにより、重要な検出対象の測定の精度を確保することができる。
一番下のエリア515(「第3のエリア」の一例)は、抽出割合の重みが例えば「なし」(「第3の割合」の一例)と設定されており、エリア515に含まれる視差画素データは抽出しない。それにより、路面の視差画素データを抽出する処理を省くことができる。
視差画素データ抽出部140は、視差画像データの画素数が、例えば、1280×800画素の場合は、各エリアの全画素に対し、抽出割合の重みが「低」、「中」、「高」の場合、例えば、それぞれ、1/100、1/50、1/3程度の画素から、画素値(視差画素データ)を抽出する。
次に、図21を参照して、上述した実施形態の効果を説明するために、視差画素データを抽出する画素を単純に間引いた場合について説明する。図21は、画素を単純に間引いて、視差画素データを抽出する場合について説明する図である。
図21の例では、等間隔で、視差画素データを抽出する画素を間引いている。この場合、各画素の視差画素データを抽出する処理は少なくなる。しかし、重要な検出対象の視差画素データが抽出される回数も少なくなるため、上述した実施形態と比較すると、測定の精度が低くなる。
実施形態では、予め、検出対象が含まれた大量のステレオ画像群を用いて、検出対象物体(車、人、あるいは、それらに近似する物体)の出現する位置の傾向や、対象物体の検出結果に効く視差画素の傾向を推定しておく。そしてその推定に基づいて、各エリアから視差画素データを抽出する割合を設定しておく。
例えば、車載のステレオカメラが、視差画像の中心が消失点となるように、車内に設置されているとする。その場合、実験結果から、検出対象である車や人等は、視差画像中の中央からやや下方に出現する頻度が、他の領域の頻度に比べて非常に高い傾向がある。
この傾向に応じて、重要な視差画素データを高い割合で抽出することにより、高速に検出対象の物体を認識することができる。
《Uマップ生成》
次に、Uマップ生成部141について説明する。
Uマップ生成部141では、Uマップ(U-disparity map。「物体の視差の分布を示すデータ」の一例)を生成するUマップ生成処理として、頻度Uマップ生成処理及び高さUマップ生成処理を実行する。
頻度Uマップ生成処理では、視差画素データ抽出部140により抽出された、視差画像データに含まれる各視差画素データにおけるx方向位置とy方向位置と視差値dとの組(x,y,d)を、X軸にx、Y軸にd、Z軸に頻度を設定し、X−Yの2次元ヒストグラム情報を作成する。これを頻度Uマップと呼ぶ。本実施形態のUマップ生成部141では、路面高さテーブル算出部139によってテーブル化された各路面部分の高さに基づいて、路面からの高さHが所定の高さ範囲(たとえば20cmから3m)にある視差画像の点(x,y,d)についてだけ頻度Uマップを作成する。この場合、路面から当該所定の高さ範囲に存在する物体を適切に抽出することができる。
また、高さUマップ生成処理では、視差画素データ抽出部140により抽出された、視差画像データに含まれる各視差画素データにおけるx方向位置とy方向位置と視差値dとの組(x,y,d)を、X軸にx、Y軸にd、Z軸に路面からの高さを設定して、X−Yの2次元ヒストグラム情報を作成する。これを高さUマップと呼ぶ。このときの高さの値は路面からの高さが最高のものである。
図22は、撮像部110aで撮像される基準画像の一例を模式的に表した画像例であり、図23は、図22の画像例に対応するUマップである。ここで、図23Aは頻度Uマップであり、図23Bは高さUマップである。
図22に示す画像例では、路面の左右両側にガードレール413,414が存在し、他車両としては、先行車両411と対向車両412がそれぞれ1台ずつ存在する。このとき、頻度Uマップにおいては、図23Aに示すように、左右のガードレール413,414に対応する高頻度の点は、左右両端側から中央に向かって上方へ延びるような略直線状603,604に分布する。一方、先行車両411と対向車両412に対応する高頻度の点は、左右のガードレールの間で、略X軸方向に平行に延びる線分の状態601,602で分布する。なお、先行車両411の背面部分又は対向車両412の前面部分以外に、これらの車両の側面部分が映し出されているような状況にあっては、同じ他車両を映し出している画像領域内において視差が生じる。このような場合、図23Aに示すように、他車両に対応する高頻度の点は、略X軸方向に平行に延びる線分と略X軸方向に対して傾斜した線分とが連結した状態の分布を示す。
また、高さUマップにおいては、左右のガードレール413,414、先行車両411、及び対向車両412における路面からの高さが最高の点が頻度Uマップと同様に分布する。ここで、先行車両に対応する点の分布701及び対向車両に対応する点の分布702の高さはガードレールに対応する点の分布703,704よりも高くなる。これにより、高さUマップにおける物体の高さ情報を物体検出に利用することができる。
《リアルUマップ生成》
次に、リアルUマップ生成部142について説明する。リアルUマップ生成部142では、リアルUマップ(Real U-disparity map。「物体の視差の分布を示すデータ」の一例)を生成するUマップ生成処理として、リアル頻度Uマップ生成処理及びリアル高さUマップ生成処理を実行する。
リアルUマップは、Uマップにおける横軸を画像の画素単位から実際の距離に変換し、縦軸の視差値を距離に応じた間引き率を有する間引き視差に変換したものである。
リアルUマップ生成部142は、リアル頻度Uマップ生成処理において、視差画素データ抽出部140により抽出された、視差画像データに含まれる各視差画素データにおけるx方向位置とy方向位置と視差値dとの組(x,y,d)を、X軸に水平方向の実際の距離、Y軸に間引き視差、Z軸に頻度を設定して、X−Yの2次元ヒストグラム情報を作成する。なお、本実施形態のリアルUマップ生成部142は、Uマップ生成部141と同様に、路面高さテーブル算出部139によってテーブル化された各路面部分の高さに基づいて、路面からの高さHが所定の高さ範囲にある視差画像の点(x,y,d)についてだけリアル頻度Uマップを作成する。なお、リアルUマップ生成部142は、Uマップ生成部141が生成したUマップに基づいて、リアルUマップを生成する構成としてもよい。
図24は、図23Aに示す頻度Uマップに対応するリアルUマップ(以下、リアル頻度Uマップ)を示す図である。図示のように、左右のガードレールは垂直の線状のパターン803,804で表され、先行車両、対向車両も実際の形に近いパターン801、802で表される。
縦軸の間引き視差は、遠距離(ここでは50m以上)については間引きなし、中距離(20m以上、50m未満)については1/2に間引き、近距離(10m以上、20m未満)については1/3に間引き、近距離(10m以上、20m未満)については1/8に間引いたものである。
つまり、遠方ほど、間引く量を少なくしている。その理由は、遠方では物体が小さく写るため、視差データが少なく、距離分解能も小さいので間引きを少なくし、逆に近距離では、物体が大きく写るため、視差データが多く、距離分解能も大きいので間引きを多くする。
横軸を画像の画素単位から実際の距離へ変換する方法、Uマップの(x,d)からリアルUマップの(X,d)を求める方法の一例について図25を用いて説明する。
カメラから見て左右10mずつ、即ち20mの幅をオブジェクト検出範囲として設定する。リアルUマップの横方向1画素の幅を10cmとすると、リアルUマップの横方向サイズは200画素となる。
カメラの焦点距離をf、カメラ中心からのセンサの横方向の位置をp、カメラから被写体までの距離をZ、カメラ中心から被写体までの横方向の位置をXとする。センサの画素サイズをsとすると、xとpの関係は「x=p/s」で表される。また、ステレオカメラの特性から、「Z=Bf/d」の関係がある。
また、図より、「x=p*Z/f」の関係があるから、「X=sxB/d」で表すことができる。Xは実距離であるが、リアルUマップ上での横方向1画素の幅が10cmあるので、容易にXのリアルUマップ上での位置を計算することができる。
図23Bに示す高さUマップに対応するリアルUマップ(以下、リアル高さUマップ)も同様の手順で作成することができる。
リアルUマップには、縦横の高さをUマップより小さくできるので処理が高速になるというメリットがある。また、横方向が距離に非依存になるため、遠方、近傍いずれでも同じ物体は同じ幅で検出することが可能になり、後段の周辺領域除去や、横分離、縦分離への処理分岐の判定(幅の閾値処理)が簡単になるというメリットもある。
Uマップの高さは、最短距離を何メートルにするかで決定される。つまり、「d=Bf/Z」であるから、dの最大値は決定される。視差値dはステレオ画像を扱うため、通常画素単位で計算されるが、少数を含むため、視差値に例えば32を乗じて小数部分を四捨五入して整数化した視差値を使用する。
例えば、4mを最短距離にして、画素単位の視差値が30であるステレオカメラの場合、Uマップの高さの最大値は30×32で960となる。また、2mを最短距離にして、画素単位の視差値が60であるステレオカメラの場合、60×32で1920となる。
Zが1/2になると、dは2倍になるので,それだけUマップの高さ方向のデータは巨大となる。そこで、リアルUマップを作成するときには、近距離ほど間引いてその高さを圧縮する。
上記のカメラの場合、50mでは視差値が2.4画素、20mで視差値が6画素、8mで視差値が15画素、2mで60画素となる。従って、50m以上では視差値は間引きなし、20m以上50m未満では1/2間引き、8m以上20m未満では1/3間引き、8m未満では1/15間引きというように近距離になるほど大きな間引きをする。
この場合、無限遠から50mまでは、高さが2.4×32=77、50mから20mまでは高さが(6−2.4)×32/2=58、20mから8mまでは高さが(15−6)×32/3=96、8m未満では高さが(60−15)×32/15=96となる。この結果、リアルUマップの総高さは77+58+96+96=327となり,Uマップの高さよりかなり小さくなるから、ラベリングによるオブジェクト検出を高速に行うことができる。
《孤立領域検出》
次に、孤立領域検出部143について説明する。図26は、孤立領域検出部143で行う孤立領域検出処理の流れを示すフローチャートである。孤立領域検出部143では、まずリアルUマップ生成部142で生成された頻度リアルUマップの情報の平滑化を行う(ステップS111)。
これは、頻度値を平均化することで、有効な孤立領域を検出しやすくするためである。即ち、視差値には計算誤差等もあって分散があり、かつ、視差値がすべての画素について計算されているわけではないので、リアルUマップは図24に示した模式図とは異なり、ノイズを含んでいる。そこで、ノイズを除去するためと、検出したいオブジェクトを分離しやすくするため、リアルUマップを平滑化する。これは画像の平滑化と同様に、平滑化フィルタ(例えば3×3画素の単純平均)をリアルUマップの頻度値(頻度リアルUマップ)に対して適用することで、ノイズと考えられるような頻度は減少し、オブジェクトの部分では頻度が周囲より高い、まとまったグループとなり、後段の孤立領域検出処理を容易にする効果がある。
次に、二値化の閾値を設定する(ステップS112)。最初は小さい値(=0)を用いて、平滑化されたリアルUマップの二値化を行う(ステップS113)。その後、値のある座標のラベリングを行って、孤立領域を検出する(ステップS114)。
この二つのステップでは、リアル頻度Uマップで頻度が周囲より高い孤立領域(島と呼ぶことにする)を検出する。検出には、リアル頻度Uマップをまず二値化する(ステップS113)。最初は閾値0で二値化を行う。これは、オブジェクトの高さや、その形状、路面視差との分離などがあるため、島は孤立しているものもあれば他の島と連結しているものもあることの対策である。即ち、小さい閾値からリアル頻度Uマップを二値化することで最初は孤立した適切な大きさの島を検出し、その後、閾値を増加させていくことで連結している島を分離し、孤立した適切な大きさの島として検出することを可能にしたものである。
二値化後の島を検出する方法はラベリングを用いる(ステップS114)。二値化後の黒である座標(頻度値が二値化閾値より高い座標)をその連結性に基づいてラベリングして、同一ラベルが付いた領域を島とする。
検出された複数の孤立領域についてそれぞれ大きさの判定を行う(ステップS115)。これは、検出対象が歩行者から大型自動車であるため、孤立領域の幅がそのサイズの範囲であるか否かを判定するのである。もし、その大きさが大きければ(ステップS115:YES)、二値化閾値を1だけインクリメントして(ステップS112)、リアル頻度Uマップの当該孤立領域内だけ二値化を行う(ステップS113)。そしてラベリングを行い、より小さな孤立領域を検出して(ステップS114)、その大きさを判定する(ステップS115)。
上記の閾値設定からラベリングの処理を繰り返し行い、所望の大きさの孤立領域を検出するのである。所望の大きさの孤立領域が検出できたなら(ステップS115:NO)、次に周辺領域除去を行う(ステップS116)。これは、遠方にある物体で、路面検出の精度が悪く、路面の視差がリアルUマップ内に導入され、物体と路面の視差が一塊になって検出された場合のその左右、近傍の高さが路面に近い部分の領域(孤立領域内の周辺部分)を削除する処理である。除去領域が存在する場合は(ステップS117:YES)、もう一度ラベリングを行って孤立領域の再設定を行う(ステップS114)。
除去領域がなくなったら(ステップS117:NO)、周辺領域除去を行った孤立領域の大きさ(幅と高さ、距離)を判定し(ステップS118)、その結果に応じて、横方向分離(ステップS119)又は縦方向分離(ステップS120)又は何もしないでオブジェクト候補として登録する。横方向分離又は縦方向分離を行った場合は(ステップS121:YES、ステップS122:YES)、もう一度ラベリングを行って孤立領域の再設定を行う(ステップS114)。
物体同士が横に並んで近接している(自動車とバイク、自動車と歩行者、自動車同士など)場合、リアル頻度Uマップの平滑化が原因で一つの孤立領域として検出されることがある。或いは視差画像の視差補間の悪影響で異なる物体同士の視差がつながってしまうことがある。横方向分離はこのようなケースを検出して分離する処理である(詳細については後述)。
また、複数の先行車両が隣の車線を走行しているときに、それらが遠方にいる場合、ステレオ画像から得られる視差の分散が大きい場合、リアル頻度Uマップ上では物体それぞれの視差値が上下に伸び、連結してしまうことがある。このため、これを一つの孤立領域として検出してしまう場合がある。縦方向分離はこのようなケースを検出して、手前を走る先行車両とその向こうを走る先行車両とに分離する処理である(詳細については後述)。
《視差画像の対応領域検出、及びオブジェクト領域抽出》
次に、視差画像の対応領域検出部144及びオブジェクト領域抽出部145について説明する。図27は、孤立領域検出部で検出された孤立領域が内接する矩形領域を設定したリアル頻度Uマップを示す図であり、図28は、図27における矩形領域に対応する走査範囲を設定した視差画像を示す図であり、図29は、図28における走査範囲を探索してオブジェクト領域を設定した視差画像を示す図である。
孤立領域検出部143によりオブジェクト候補領域として決定された孤立領域について、図27に示すように、当該孤立領域としての第1車両801、第2車両802が内接する矩形領域として第1検出島811及び第2検出島812を設定したとき、この矩形領域の幅(Uマップ上のX軸方向長さ)は、当該孤立領域に対応する識別対象物(オブジェクト)の幅に対応する。また、設定した矩形領域の高さは、当該孤立領域に対応する識別対象物(オブジェクト)の奥行き(自車両進行方向長さ)に対応している。一方で、各孤立領域に対応する識別対象物(オブジェクト)の高さについては、この段階では不明である。視差画像の対応領域検出部144は、オブジェクト候補領域に係る孤立領域に対応したオブジェクトの高さを得るために、当該孤立領域に対応する視差画像上の対応領域を検出する。
視差画像の対応領域検出部144は、孤立領域検出部143から出力される孤立領域の情報に基づき、リアルUマップから検出した第1検出島811及び第2検出島812島の位置、幅と最小視差から、図28に示す視差画像で検出すべき範囲である第1検出島対応領域走査範囲481及び第2検出島対応領域走査範囲482のx方向範囲(xmin,xmax)を決定できる。また、視差画像においてオブジェクトの高さと位置(ymin="最大視差dmaxの時の路面からの最大高さに相当するy座標"からymax="最大視差dmaxから得られる路面の高さを示すy"まで)を決定できる。
次に、オブジェクトの正確な位置を検出するため、設定した走査範囲を走査し、孤立領域検出部143で検出した矩形の奥行き(最小視差dmin,最大視差dmax)の範囲の値を視差にもつ画素を候補画素として抽出する。そして、抽出した候補画素群の中で検出幅に対して横方向に所定の割合以上あるラインを候補ラインとする。
次に、縦方向に走査して、ある注目しているオブジェクト候補ラインの周囲に他のオブジェクト候補ラインが所定の密度以上ある場合には,その注目しているオブジェクト候補ラインをオブジェクトラインとして判定する。
次に、オブジェクト領域抽出部145は、視差画像の探索領域でオブジェクトラインを探索して、オブジェクトラインの最下端、最上端を決定し、図29に示すように、オブジェクトライン群の外接矩形461,462を視差画像におけるオブジェクト(第1車両、第2車両)の領域451,452として決定する。
図30は、視差画像の対応領域検出部144及びオブジェクト領域抽出部145で行われる処理の流れを示すフローチャートである。まずリアルUマップにおける島の位置、幅と最小視差から、視差画像に対するx軸方向の探索範囲を設定する(ステップS161)。
次に島の最大視差dmaxと路面高さの関係から、視差画像に対するy軸方向の最大探索値ymaxを設定する(ステップS162)。次にリアル高さUマップにおける島の最大高さ、及びステップS172で設定したymaxとdmaxとから、視差画像に対するy軸方向の最小探索値yminを求めて設定することで、視差画像に対するy軸方向の探索範囲を設定する(ステップS163)。
次いで設定した探索範囲で視差画像を探索して、島の最小視差dmin,最大視差dmaxの範囲内にある画素を抽出し、オブジェクト候補画素とする(ステップS164)。そのオブジェクト候補画素が横方向に一定以上の割合にあるとき、そのラインをオブジェクト候補ラインとして抽出する(ステップS165)。
オブジェクト候補ラインの密度を計算して、密度が所定の値より大きい場合はそのラインをオブジェクトラインと決定する(ステップS166)。最後にオブジェクトライン群の外接矩形を視差画像内のオブジェクト領域として検出する(ステップS167)。
《オブジェクトタイプ分類》
次に、オブジェクトタイプ分類部146について説明する。
前記オブジェクト領域抽出部145で抽出されるオブジェクト領域の高さ(yomax−yomin)から、下記の式〔5〕より、そのオブジェクト領域に対応する画像領域に映し出されている識別対象物(オブジェクト)の実際の高さHoを計算できる。ただし、「zo」は、当該オブジェクト領域内の最小視差値dから計算される当該オブジェクト領域に対応するオブジェクトと自車両との距離であり、「f」はカメラの焦点距離を(yomax−yomin)の単位と同じ単位に変換した値である。
Ho=zo×(yomax−yomin)/f …式〔5〕
同様に、オブジェクト領域抽出部145で抽出されるオブジェクト領域の幅(xomax−xomin)から、下記の式〔6〕より、そのオブジェクト領域に対応する画像領域に映し出されている識別対象物(オブジェクト)の実際の幅Woを計算できる。
Wo=zo×(xomax−xomin)/f …式〔6〕
また、当該オブジェクト領域に対応する画像領域に映し出されている識別対象物(オブジェクト)の奥行きDoは、当該オブジェクト領域に対応した孤立領域内の最大視差dmaxと最小視差dminから、下記の式〔7〕より計算することができる。
Do=BF×{(1/(dmin−offset)−1/(dmax−offset)} …式〔7〕
オブジェクトタイプ分類部146は、このようにして計算できるオブジェクト領域に対応するオブジェクトの高さ、幅、奥行きの情報から、そのオブジェクトタイプの分類を行う。図31に示す表は、オブジェクトタイプの分類を行うためのテーブルデータの一例を示すものである。これによれば、自車両前方に存在する識別対象物(オブジェクト)が、歩行者なのか、自転車なのか、小型車なのか、トラックなどか等を区別して認識することが可能となる。
《3次元位置決定》
次に、3次元位置決定部147について説明する。検出されたオブジェクト領域に対応するオブジェクトまでの距離や、視差画像の画像中心と視差画像上のオブジェクト領域の中心との画像上の距離も把握されることから、オブジェクトの3次元位置を決定することができる。
視差画像上のオブジェクト領域の中心座標を(region_centerX,region_centerY)とし、視差画像の画像中心座標を(image_centerX,image_centerY)としたとき、識別対象物(オブジェクト)の撮像部110a,110bに対する相対的な横方向位置および高さ方向位置は、下記の式〔8〕及び式〔9〕より計算できる。
Xo=Z×(region_centerX−image_centerX)/f …式〔8〕
Yo=Z×(region_centerY−image_centerY)/f …式〔9〕
《オブジェクトマッチング》
次に、オブジェクトマッチング部148について説明する。オブジェクトマッチング部148では、ある1つの撮像フレームで撮像された撮像画像から検出された各オブジェクト領域について、オブジェクトデータリスト135内のS=0であるデータリストと比較マッチングを実行する。この比較マッチングによりマッチングしたオブジェクト領域については、オブジェクトデータリスト135内のマッチングしたオブジェクト、すなわち、過去(例えば直前の撮像フレーム)に検出されたオブジェクトと同一のものであるとして、"Matched"に分類される。一方、オブジェクトデータリスト135内のオブジェクトとはマッチングされなかったオブジェクト領域については、新規に検出されたオブジェクトとして、"NewObject"に分類される。"NewObject"に分類されたオブジェクト領域についての各種情報は、新たに、オブジェクトデータリスト135内に追加される。
このようにして比較マッチングを実行した後、マッチングされなかったオブジェクトデータリスト135内のオブジェクトについては、"Missing"に分類される。"Missing"に分類されたオブジェクトは、未検出フレーム数がカウントアップされ、未検出フレーム数が規定値に達したオブジェクトについては、オブジェクトデータリスト135内から消去される。
<変形例>
視差画素データ抽出部140は、エリア毎に、抽出する時間に制限を設けた構成としてもよい。その場合、以下のような処理を行う構成としてもよい。
図32は、視差画素データ抽出部140による、時間の制限付きの視差画素データ抽出処理のフローチャートである。
視差画素データ抽出部140は、先頭のエリアを選択する(ステップS201)。
選択したエリアに応じた抽出割合にて、視差画素データ(画素値)を順次抽出し(ステップS202)、Uマップ生成部141やリアルUマップ生成部142に出力する(ステップS203)。
当該エリアからの視差画素データの抽出を開始してからの経過時間が、当該エリアに応じた制限時間以上となったか否かを判断する(ステップS204)。
制限時間以上となっていない場合(ステップS204でNO)、ステップS202の処理に戻る。
制限時間以上となった場合(ステップS204でYES)、未選択のエリアがあるか判断する(ステップS205)。
未選択のエリアがなければ(ステップS205でNO)、処理を終了する。
未選択のエリアがあれば(ステップS205でYES)、未選択のエリアを選択し(ステップS206)、ステップS202の処理に戻る。
図33は、各エリアの制限時間を経過したため、各エリアにて視差画素データの抽出を中止する処理について説明する図である。視差画素データ抽出部140は、エリア毎の抽出割合にて視差画素データを抽出し、各エリアの制限時間を超過すると、当該エリアにおける視差画素データの抽出を中止する。それにより、所定の精度を維持しつつ、制限時間内に処理を終えることができる。
視差画素データ抽出部140は、エリア毎に、抽出する視差画素データの数に制限を設けた構成としてもよい。その場合、以下のような処理を行う構成としてもよい。
図34は、視差画素データ抽出部140による、抽出数の制限付きの視差画素データ抽出処理のフローチャートである。
視差画素データ抽出部140は、先頭のエリアを選択する(ステップS301)。なお、その際、当該エリアの抽出数のカウンタを例えば0に初期化しておく。
選択したエリアに応じた抽出割合にて、視差画素データ(画素値)を順次抽出する(ステップS302)。
抽出した視差画素データの値が所定値(例えば0)以上であるか判断する(ステップS303)。
所定値以上であれば(ステップS303でYES)、ステップS302の処理に戻る。
所定値以上でなければ(ステップSでNO)、Uマップ生成部やリアルUマップ生成部に出力し(ステップS304)、当該エリアの抽出回数のカウンタを1増加させる(ステップS305)。
当該エリアの抽出数のカウンタが、当該エリアに応じた所定の回数以上であるか判断する(ステップS306)。
所定の閾値以上でない場合(ステップS306でNO)、ステップS302の処理に戻る。
所定の閾値以上である場合(ステップS306でYES)、視差画素データを抽出していない未選択のエリアがあるか判断する(ステップS307)。
未選択のエリアがなければ(ステップS307でNO)、処理を終了する。
未選択のエリアがあれば(ステップS307でYES)、未選択のエリアを選択し(ステップS308)、ステップS302の処理に戻る。なお、その際、当該エリアの抽出数のカウンタを例えば0に初期化しておく。
視差画素データ抽出部140は、エリア毎の抽出割合で視差画素データを抽出する代わりに、画素毎の抽出割合に応じて視差画素データを抽出する構成としてもよい。その場合、例えば、視差画素データ抽出部140は、画素毎に、抽出した視差画素データの値が所定値(例えば0)以上でなかった回数と、所定値以上であった回数を記録しておく。抽出した視差画素データの値が所定値以上でなかった回数を全抽出回数で除算した値を、各画素の抽出割合とし、各画素の抽出割合に応じた割合で、各画素の画素値である視差画素データを抽出する。
視差画素データ抽出部140は、鉛直方向(垂直方向)及び水平方向の両方、またはいずれか一方で区切られたエリア毎に、画素値を抽出する割合を変える構成としてもよい。その場合、視差画素データ抽出部140は、例えば、自車両100の両サイド付近にある障害物や子供等を重要な検出対象とする場合、右下や左下等の、当該重要な検出対象が撮像され易いエリアについて、画素値を抽出する割合を比較的大きくする構成としてもよい。 なお、視差画素データ抽出部140を用いて生成する物体の視差の分布を示すデータは、例えば、視差に応じた軸と、視差画像の水平方向に応じた軸の2次元のヒストグラム情報であってもよい。上述したUマップ、及びリアルUマップは、そのようなデータの一例である。
上述した実施形態におけるシステム構成は一例であり、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。
例えば、処理ハードウェア部120及び画像解析ユニット102の各機能部は、ハードウェアによって実現される構成としてもよいし、CPUが記憶装置に格納されたプログラムを実行することによって実現される構成としてもよい。このプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルによって、コンピュータで読み取り可能な記録メディアに記録されて流通されるようにしても良い。また、上記記録メディアの例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等が挙げられる。また、各プログラムが記憶されたCD−ROM等の記録メディア、並びに、これらプログラムが記憶されたHD504は、プログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供されることができる。
1 車載機器制御システム(「機器制御システム」の一例)
100 自車両
101 撮像ユニット
102 画像解析ユニット(「画像処理装置」の一例)
103 表示モニタ
106 車両走行制御ユニット(「制御部」の一例)
110a,110b 撮像部
120 処理ハードウェア部
131 平行化画像生成部
132 視差画像生成部
137 Vマップ生成部
140 視差画素データ抽出部(「抽出部」の一例)
141 Uマップ生成部(「生成部」の一例)
142 リアルUマップ生成部(「生成部」の一例)
2 撮像装置
特許第3728160号

Claims (6)

  1. 複数の撮影画像における物体の視差に応じた画素値を有する視差画像を取得し、前記視差画像の第1のエリアから、第1の割合で画素値を抽出し、前記視差画像の第2のエリアから、第2の割合で画素値を抽出し、前記視差画像の第3のエリアから、第3の割合で画素値を抽出する抽出部と、
    前記抽出された画素値に基づいて、前記物体の視差の分布を示すデータを生成する生成部と、
    を備え
    前記第1のエリア及び前記第2のエリアは、水平方向に区切られたエリアであり、前記第1のエリアは、前記第2のエリアよりも前記視差画像の中心に近いエリアであり、前記第2のエリアは、前記第1のエリアよりも鉛直方向で上に位置するエリアであり、前記第3のエリアは、前記第1のエリアよりも鉛直方向で下に位置するエリアであり、
    前記第1の割合は前記第2の割合よりも高く、前記第3の割合は前記第2の割合よりも低い、
    画像処理装置。
  2. 前記抽出部は、前記第1のエリアからの画素値の抽出を開始してからの経過時間が前記第1のエリアに応じた制限時間以上となった場合、または前記第1のエリアから所定値以上の画素値を抽出した回数が前記第1のエリアに応じた所定の回数以上となった場合、
    前記第2のエリアから画素値を抽出する、
    請求項に記載の画像処理装置。
  3. 複数の撮像部と、
    前記複数の撮像部により得られた複数の撮影画像から、前記複数の撮影画像における物体の視差に応じた画素値を有する視差画像を生成する視差画像生成部と、
    請求項1に記載の画像処理装置と、
    を備える撮像装置。
  4. 移動体に搭載され、前記移動体の前方を撮像する複数の撮像部と、
    前記複数の撮像部により得られた複数の撮影画像から、前記複数の撮影画像における物体の視差に応じた画素値を有する視差画像を生成する視差画像生成部と、
    請求項1に記載の画像処理装置と、
    前記視差の分布に基づいて、前記移動体の制御を行う制御部と、
    を備える移動体機器制御システム。
  5. 画像処理装置が、
    複数の撮影画像における物体の視差に応じた画素値を有する視差画像を取得し、前記視差画像の第1のエリアから、第1の割合で画素値を抽出し、前記視差画像の第2のエリアから、第2の割合で画素値を抽出し、前記視差画像の第3のエリアから、第3の割合で画素値を抽出するステップと、
    前記抽出された画素値に基づいて、前記物体の視差の分布を示すデータを生成するステップと、
    を実行し、
    前記第1のエリア及び前記第2のエリアは、水平方向に区切られたエリアであり、前記第1のエリアは、前記第2のエリアよりも前記視差画像の中心に近いエリアであり、前記第2のエリアは、前記第1のエリアよりも鉛直方向で上に位置するエリアであり、前記第3のエリアは、前記第1のエリアよりも鉛直方向で下に位置するエリアであり、
    前記第1の割合は前記第2の割合よりも高く、前記第3の割合は前記第2の割合よりも低い、頻度分布画像生成方法。
  6. 画像処理装置に、
    複数の撮影画像における物体の視差に応じた画素値を有する視差画像を取得し、前記視差画像の第1のエリアから、第1の割合で画素値を抽出し、前記視差画像の第2のエリアから、第2の割合で画素値を抽出し、前記視差画像の第3のエリアから、第3の割合で画素値を抽出するステップと、
    前記抽出された画素値に基づいて、前記物体の視差の分布を示すデータを生成するステップと、
    を実行させ
    前記第1のエリア及び前記第2のエリアは、水平方向に区切られたエリアであり、前記第1のエリアは、前記第2のエリアよりも前記視差画像の中心に近いエリアであり、前記第2のエリアは、前記第1のエリアよりも鉛直方向で上に位置するエリアであり、前記第3のエリアは、前記第1のエリアよりも鉛直方向で下に位置するエリアであり、
    前記第1の割合は前記第2の割合よりも高く、前記第3の割合は前記第2の割合よりも低い、プログラム。
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