JP6656874B2 - 回転系の位置フィードバック制御方法 - Google Patents

回転系の位置フィードバック制御方法 Download PDF

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Description

本発明は位置フィードバック制御方法に関し、特に、回転系の位置フィードバック制御方法に関する。
制御対象物の位置を目標位置に追従させる位置制御が行われている。位置制御では、まず目標位置と現在位置との差分(位置偏差)を求め、さらに差分(位置偏差)に基づいて必要な速度制御量を求める。そして、制御対象物が前記速度制御量で動作するように速度指令を速度制御ループに与える。これにより、制御対象物が目標位置に追従する。
位置制御には、目標位置と現在位置との差分(位置偏差)が必要であるから、制御対象物の現在位置を検出しなければならない。
制御対象物が直線的な範囲を往復移動するような場合であれば、位置検出には例えばリニアエンコーダを用いることができる。制御対象物の移動範囲がリニアエンコーダの測長範囲であれば、リニアエンコーダによる位置検出値Pcと指令値である目標位置Pdとの差分は単なる引き算で求められる。
特開平9−22219 特許3926636 特許4884091
回転テーブルのような回転系の制御対象物の位置制御を考える。
回転系の制御対象物の現在位置を検出するにあたってはロータリーエンコーダが使用できる。
しかし、ロータリーエンコーダでは、1回転(360°)ごとにカウンタがゼロリセットされる。あるいは、1回転(360°)ごとにゼロリセットしないとしても、同一方向に回転を続けるといずれはカウンタがオーバーフローする。すると、目標位置と現在位置との差分を単なる引き算で計算できない場合が出現する。
例えば図1のケースを考える。
目標位置Pdは10度であり、現在位置Pcは350度であるとする。単純な引き算でPd−Pcでは−340度となり不合理な数値となる。
このように、例えば、目標位置Pdと現在位置Pcとが0度(360度)を挟んで第1象限と第4象限とに分かれてしまうと、目標位置Pdと現在位置Pcとの差分は単純には求められない。
本発明の目的は、回転系である制御対象の位置制御を行う位置フィードバック制御方法を提供することにある。
本発明の回転系の位置フィードバック制御方法は、
回転系である制御対象の位置制御を行う位置フィードバック制御方法であって、
目標位置Pdと現在位置Pcとを0度から360度の範囲に正規化する第1正規化工程と、
目標位置Pdと現在位置Pcとの少なくともいずれか一方がα度から(360−α)度の範囲にない場合には、目標位置Pdと現在位置Pcとを−180度から180度の範囲に正規化する第2正規化工程と、
目標位置Pdと現在位置Pcと偏差を算出する偏差算出工程と、を備え、
前記偏差に基づく速度指令値で前記制御対象を駆動して前記制御対象の現在位置を目標位置に追従させる
ことを特徴とする。
本発明の回転系の位置フィードバック制御方法は、
回転系である制御対象の位置制御を行う位置フィードバック制御方法であって、
目標位置Pdと現在位置Pcとを0度から360度の範囲に正規化する第1正規化工程と、
目標位置Pdと現在位置Pcとの少なくともいずれか一方が90度から270度の範囲にない場合には、目標位置Pdと現在位置Pcとを−180度から180度の範囲に正規化する第2正規化工程と、
目標位置Pdと現在位置Pcと偏差を算出する偏差算出工程と、を備え、
前記偏差に基づく速度指令値で前記制御対象を駆動して前記制御対象の現在位置を目標位置に追従させる
ことを特徴とする。
本発明では、
前記第2正規化工程は、
目標位置Pdと現在位置Pcとの両方が90度から270度の範囲にない場合に、目標位置Pdと現在位置Pcとを−180度から180度の範囲に正規化する
ことが好ましい。
本発明では、
前記第2正規化工程は、
現在位置Pcが90度から270度の範囲にない場合、目標位置Pdと現在位置Pcとを−180度から180度の範囲に正規化する
ことが好ましい。
本発明の位置フィードバック制御装置は、
回転系である制御対象の位置制御を行う位置フィードバック制御装置であって、
目標位置Pdと現在位置Pcとを0度から360度の範囲に正規化する第1正規化部と、
目標位置Pdと現在位置Pcとの少なくともいずれか一方がα度から(360−α)度の範囲にない場合には、目標位置Pdと現在位置Pcとを−180度から180度の範囲に正規化する第2正規化部と、
目標位置Pdと現在位置Pcと偏差を算出する偏差算出部と、
前記偏差に基づく速度指令値を求める速度算出部と、を備える
ことを特徴とする。
本発明の位置フィードバック制御プログラムは、
回転系である制御対象の位置制御を行う位置フィードバック制御装置に組み込んだコンピュータに、
目標位置Pdと現在位置Pcとを0度から360度の範囲に正規化する第1正規化工程と、
目標位置Pdと現在位置Pcとの少なくともいずれか一方がα度から(360−α)度の範囲にない場合には、目標位置Pdと現在位置Pcとを−180度から180度の範囲に正規化する第2正規化工程と、
目標位置Pdと現在位置Pcと偏差を算出する偏差算出工程と、
前記偏差に基づく速度指令値を求める速度算出工程と、を実行させる
ことを特徴とする。
目標位置Pdと現在位置Pcとの配置の一例を示す図である。 本発明が対象とする位置フィードバック制御系の一例を示す図である。 位置フィードバック制御方法の動作手順を説明するためのフローチャートである。 目標位置Pdと現在位置Pcとの配置の一例を示す図である。 変形例1のフローチャートである。 変形例2のフローチャートである。
本発明の実施形態を図示するとともに図中の各要素に付した符号を参照して説明する。
(第1実施形態)
図2に、本発明が対象とする位置フィードバック制御系の一例を示す。
制御対象物として、ここでは回転テーブル110を考える。
回転テーブル110は、支持台111と、回転ステージ112と、を有する。回転ステージ112は、支持台111によって回転可能に支持されている。
回転ステージ112の回転はロータリーエンコーダ120によって検出される。
ロータリーエンコーダ120は、ステータとロータとを有し、ロータが所定角度変位するごとに変位信号を出力する。カウンタ130にて前記変位信号をカウントし、そのカウント値を角度に変換することで回転ステージ112の回転位置(回転角度)がわかる。
ここでは、カウンタ130は、回転ステージ112の一回転(360度)に相当するカウント値で0(ゼロ)に戻るループカウンタ130であるとする。
角度換算は、例えば角度検出部140によって実行される。角度検出部140で求められた回転ステージ112の回転角度を現在位置Pcと称することにする。
カウンタ130が回転ステージ112の一回転相当でリセットされるので、角度検出部140で求められる現在位置Pcはθ≦Pc<360+θの範囲になる。
ここでθは、オフセット値であり、その値は任意である。θがマイナス(負)の値をとってももちろんよい。
現在位置Pcは、位置フィードバック制御部200にフィードバックされる。
位置フィードバック制御部200には、外部の指令制御部(不図示)から目標指令値として目標位置Pdが入力される。
目標位置Pdは、その時刻で目標とする回転ステージ112の回転位置(回転角度)である。
目標位置Pdの範囲は0°≦Pd<360°とは限らない。例えば、回転ステージ112を一方向に回転させ続ける場合、目標位置Pdが360度を超えて720度、900度…のように累積した値として与えられてもよい。
もちろん、逆回転の場合であれば、目標位置Pdはマイナスの値として与えられてもよい。
位置フィードバック制御部は、目標位置Pdと現在位置Pcとの差分(位置偏差)に基づいて必要な速度を算出し、速度指令値として駆動回路310に出力する。
駆動回路310は速度指令値に応じた電流をモータ320に印可し、これにより、回転ステージ112が目標位置Pdに追従する。
位置フィードバック制御部200は、第1正規化部210と、第2正規化部220と、偏差算出部230と、速度算出部240と、を有する。
これら機能部の動作については、フローチャートを参照しながら後述する。
図3のフローチャートを参照しながら、位置フィードバック制御部200の動作を説明する。
位置フィードバック制御部200は、指令制御部から目標位置Pdを取得し(ST111)、さらに角度検出部140から現在位置Pcを取得する(ST111)。そして、第1正規化部210により、目標位置Pdと現在位置Pcとを0度から360度の範囲に正規化する(ST121)。
前述のように、目標位置Pdも現在位置Pcも360°を超えることもあれば、マイナスの値をとることもある。したがって、差分を求めるに当たって、両者の範囲を0度から360度の範囲にそろえておく必要がある。
このように、第1正規化部210により、目標位置Pdと現在位置Pcとを0度から360度の範囲に正規化する(ST121)ことを第1正規化処理と称することにする。
第1正規化処理(ST121)を受けた目標位置Pdと現在位置Pcとは、第2正規化部220に送られる。
今、一例として、0度から360度の範囲に正規化した結果、目標位置Pdが10度であり、現在位置Pcが350度であったとする。これはすなわち図1の状態であるので図1を参照されたい。
第2正規化部220は、現在位置Pcが90度から270度の範囲か否かを判定するとともに(ST130)、必要に応じて、目標位置Pdと現在位置Pcとを−180度から180度の範囲に正規化する。
今、現在位置Pcは350度であるから、90度から270度の範囲外である(ST130:NO)。言い換えると、反時計回りに角度をカウントするとして、現在位置Pcは、270度から90度の範囲内、すなわち、第4象限か第1象限にある。
この場合、第2正規化部220は、目標位置Pdおよび現在位置Pcを−180度から180度の範囲に正規化する(ST141)。
−180度から180度の範囲に正規化するとは、0から180の場合はそのままの値とし、180から360の場合は、360を減じる、ということである。
ここで、第2正規化部220により、目標位置Pdと現在位置Pcとを−180度から180度の範囲に正規化する(ST141)ことを第2正規化処理と称することにする。
場合分け(ST130)と第2正規化(ST141)との意味については後ほど説明する。
今、目標位置Pdは10度であるから、正規化しても10度のままである(ST141)。
現在位置Pcは350度であるから、360度を減じて−10度となる(ST141)。
第2正規化部220で正規化された目標位置Pdと現在位置Pcとは偏差算出部230に送られる。
偏差算出部230は、目標位置Pdと現在位置Pcとの差分を求める(ST150)。
これは、単なる引き算でよい。
(偏差)=Pd−Pc=10−(−10)=20度
このように求められた差分(偏差)は、速度算出部240に送られ、速度算出部240はこの差分に基づいて速度指令値を算出する(ST160)。
駆動回路310が速度指令値に応じた電流をモータ320に印可し、これにより、回転ステージ112が目標位置(目標角度)Pdになるように回転駆動する。所定の終了条件(ST170)を満たすまでST111からST160が繰り返されることで回転ステージ112が目標位置(目標角度)Pdに追従するようになる。
ここで、場合分け(ST130)と第2正規化(ST141)との意味を説明する。
回転系の位置(角度)を表そうとすると、必ずどこかに不連続点が存在することになる。
例えば、0度(360度)が不連続点となる。
目標位置Pdと現在位置Pcとの間に不連続点があると、目標位置Pdと現在位置Pcとの偏差は単なる引き算では求められなくなる。そこで、目標位置Pdと現在位置Pcとの間に、不連続点がくる可能性がある場合には、正規化によって目標位置Pdと現在位置Pcとが連続するようにする(ST141)。
「目標位置Pdと現在位置Pcとの間に不連続点がくる場合」といっても、目標位置Pdの指令が現在位置Pcと無関係に任意の値をとり得るとすると、場合分けは無理とは言わないまでも複雑な処理を要する。
ここで本発明者は、対象を位置フィードバック制御に限定し、これにより、目標位置Pdと現在位置Pcとが90度以上の偏差を持つケースは除外することとした。
目標位置Pdと現在位置Pcとが90度以上離れてしまっているというのは、フィードバック制御がなりたっておらず、何らかの理由で制御が破綻していると考えられる。
目標位置Pdと現在位置Pcとの偏差が90度を超える場合を除外したことにより、目標位置Pdと現在位置Pcとの間に不連続点(ここでは0度(360度))を挟むケースをST130の判断工程によって抽出できる。そして、0度(360度)が不連続点とならないように目標位置Pdと現在位置Pcとを−180度から180度の範囲に正規化すればよい(ST141)。
こうすれば、目標位置Pdと現在位置Pcとの間に0度(360度))を挟む場合でも第2正規化処理(ST141)によって目標位置Pdと現在位置Pcとの値が連続するようになり、両者の偏差を単純な引き算で求められるようになる(ST150)。
なお、念のために付言しておくと、すべての場合に目標位置Pdと現在位置Pcとを−180度から180度の範囲に正規化(第2正規化)してはいけないのは当然である。
図4に示すように目標位置Pdと現在位置Pcとの間に180度の点を挟むような場合に、目標位置Pdと現在位置Pcとを、わざわざ−180度から180度の範囲に置き直してはいけない。そんなことをしては、わざわざ目標位置Pdと現在位置Pcとの間に180度(−180度)という不連続点をつくってしまうことになる。したがって、現在位置Pcが90度から270度の範囲にある場合は(ST130:YES)、そのまま引き算によって偏差を求めればよい(ST150)。
(変形例1、変形例2)
上記実施形態においては、現在位置Pcが第1象限か第4象限にある場合に目標位置Pdと現在位置Pcとを−180度から180度の範囲に正規化(第2正規化)するとした。
変形例1として、目標位置Pdと現在位置Pcとの少なくとも一方が第1象限か第4象限にある場合に(ST131:NO)、−180度から180度に正規化を行ってもよい(ST141)。変形例1のフローチャートを図5に示した。
第2正規化(ST141)が禁止されるのは、図4のように、目標位置Pdと現在位置Pcとの間に180度の点を挟む場合だけである。目標位置Pdと現在位置Pcとのいずれかが第1象限か第4象限にあれば、図4のケースはあり得ない。ここで、目標位置Pdと現在位置Pcとの偏差が90度を超えるケースは除外したことを思い出されたい。
または、変形例2として、目標位置Pdと現在位置Pcとの両方が第1象限か第4象限にある場合にのみ、−180度から180度の範囲に正規化(第2正規化)するとしてもよい。変形例2のフローチャートを図6に示した。
第2正規化(ST141)が必要とされるのは、図1のように、目標位置Pdと現在位置Pcとの間に0度(360度)を挟む場合だけであるが、これは、目標位置Pdも現在位置Pcも第1象限か第4象限にある場合にしか出現しない。
したがって、目標位置Pdか現在位置Pcの少なくとも一方が90度から270度の範囲にある場合(ST132、ST133:YES)には第2正規化を行わずにただの引き算によって偏差を求めることとしてもよい(ST150)。
一方、目標位置Pdも現在位置Pcも90度から270度の範囲にない場合(ST132、ST133:NO)にだけ、第2正規化を行ってから偏差を求めるようにする。
本発明によれば、第1正規化処理および第2正規化処理により、回転系の制御対象の偏差を簡便かつ的確に求められるようになった。
このように適切に求めた偏差を用いて回転系の位置フィードバック制御を適切に実行できるようになった。
(変形例3)
上記実施形態、変形例1、2においては、目標位置Pdと現在位置Pcとの偏差が90度を超えるケースを除外して考えた。したがって、0度(360度)から正逆回転方向に90度の点である90度と270度とを場合分け(ST130、ST131、ST132、ST133)の閾値とした。
ここで、目標位置Pdと現在位置Pcとの偏差がα度を超えるケースを除外して考えるようにすれば、0度(360度)から正逆回転方向にα度の点であるα度と(360−α)度とが場合分けの閾値となる。例えば、目標位置Pdと現在位置Pcとの偏差が45度を超えるケースを除外して考えるようにすれば、0度(360度)から正逆回転方向に45度の点である45度と315度とが場合分けの閾値となる。
すなわち、目標位置Pdと現在位置Pcとの少なくとも一方が45度から315度の範囲にない場合、第2正規化処理(ST141)を行うようにしてもよい。同じ読み替えを変形例1、2に対して行ってもよい。
(本発明の利用形態)
本発明の好適な利用形態を一例紹介する。
例えば、円筒形のワークがあったとして、このワークの円筒度を真円度測定機で測定したいとする。
この場合、測定子をワークの側面に当てながら、回転テーブル110を回転させる。このとき、回転テーブル110の回転と測定子の上下動とを同期制御することでワークの側面を螺旋状に連続的に測定することができる。
ワークが非常に長かったり、螺旋ピッチを極めて細かくしたりすると、回転テーブル110は同一方向に数百回転、数千回転することになる。
回転テーブル110の回転と測定子の上下動とを同期制御するには回転テーブル110の回転を位置フィードバック制御する必要があるが、このとき本発明の回転系の位置フィードバック制御方法が有効となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記実施形態では、回転系の位置検出にロータリーエンコーダ120を用いたが、回転系の位置検出としては他の手段も有り得る。例えば、モータ320に印加する駆動パルスをカウントすることによってモータ位置あるいは回転ステージ112の位置を検出するようにしてもよい。
この場合でも、カウンタは1回転(360°)ごとにゼロリセットされるか、同一方向に回転を続けるといずれはカウンタがオーバーフローすることになるのであるから、同じ問題が発生する。この方法に限らず、回転系の位置検出には同じ問題が発生する。そして、本発明がその解決に有効となる。
上記では位置フィードバックのみを説明したが、実際にフィードバック制御を行うにあたっては、さらに、速度フィードバックループ、加速度フィードバックループ、電流フィードバックループを追加してもよいことはもちろんである。
位置フィードバック制御部は、CPU、ROM、RAMで構成されたいわゆるマイコンであってもよい。この場合、位置フィードバック制御プログラムによってCPUを第1正規化部210、第2正規化部220、偏差算出部230、速度算出部240と、として機能させるようにしてもよい。位置フィードバック制御プログラムは、コンピュータ読取可能な不揮発性メモリに格納して配布したりしてもよい。
110…回転テーブル、111…支持台、112…回転ステージ、
120…ロータリーエンコーダ、
130…カウンタ、140…角度検出部、
200…位置フィードバック制御部、
210…第1正規化部、220…第2正規化部、230…偏差算出部、240…速度算出部、
310…駆動回路、
320…モータ。

Claims (6)

  1. 回転系である制御対象の位置制御を行う位置フィードバック制御方法であって、目標位置Pdと現在位置Pcとの差がα度未満のときに制御を継続するものであり、
    目標位置Pdと現在位置Pcとを0度から360度の範囲に正規化する第1正規化工程と、
    目標位置Pdと現在位置Pcとの少なくともいずれか一方がα度から(360-α)度の範囲にない場合には、目標位置Pdと現在位置Pcとを-180度から180度の範囲に正規化する第2正規化工程と、
    目標位置Pdと現在位置Pcと偏差を算出する偏差算出工程と、を備え、
    前記偏差に基づく速度指令値で前記制御対象を駆動して前記制御対象の現在位置を目標位置に追従させる
    ことを特徴とする回転系の位置フィードバック制御方法。
    なお、αは、0≦α≦90である。
  2. 回転系である制御対象の位置制御を行う位置フィードバック制御方法であって、目標位置Pdと現在位置Pcとの差が90度未満のときに制御を継続するものであり、
    目標位置Pdと現在位置Pcとを0度から360度の範囲に正規化する第1正規化工程と、
    目標位置Pdと現在位置Pcとの少なくともいずれか一方が90度から270度の範囲にない場合には、目標位置Pdと現在位置Pcとを-180度から180度の範囲に正規化する第2正規化工程と、
    目標位置Pdと現在位置Pcと偏差を算出する偏差算出工程と、を備え、
    前記偏差に基づく速度指令値で前記制御対象を駆動して前記制御対象の現在位置を目標位置に追従させる
    ことを特徴とする回転系の位置フィードバック制御方法。
  3. 請求項2に記載の回転系の位置フィードバック制御方法において、
    前記第2正規化工程は、
    目標位置Pdと現在位置Pcとの両方が90度から270度の範囲にない場合に、目標位置Pdと現在位置Pcとを-180度から180度の範囲に正規化する
    ことを特徴とする回転系の位置フィードバック制御方法。
  4. 請求項2に記載の回転系の位置フィードバック制御方法において、
    前記第2正規化工程は、
    現在位置Pcが90度から270度の範囲にない場合、目標位置Pdと現在位置Pcとを-180度から180度の範囲に正規化する
    ことを特徴とする回転系の位置フィードバック制御方法。
  5. 回転系である制御対象の位置制御を行う位置フィードバック制御装置であって、目標位置Pdと現在位置Pcとの差がα度未満のときに制御を継続するものであり、
    目標位置Pdと現在位置Pcとを0度から360度の範囲に正規化する第1正規化部と、
    目標位置Pdと現在位置Pcとの少なくともいずれか一方がα度から(360-α)度の範囲にない場合には、目標位置Pdと現在位置Pcとを-180度から180度の範囲に正規化する第2正規化部と、
    目標位置Pdと現在位置Pcと偏差を算出する偏差算出部と、
    前記偏差に基づく速度指令値を求める速度算出部と、を備える
    ことを特徴とする回転系の位置フィードバック制御装置。
    なお、αは、0≦α≦90である。
  6. 回転系である制御対象の位置制御を行う位置フィードバック制御装置であって目標位置Pdと現在位置Pcとの差がα度未満のときに制御を継続するものに組み込んだコンピュータに、
    目標位置Pdと現在位置Pcとを0度から360度の範囲に正規化する第1正規化工程と、
    目標位置Pdと現在位置Pcとの少なくともいずれか一方がα度から(360-α)度の範囲にない場合には、目標位置Pdと現在位置Pcとを-180度から180度の範囲に正規化する第2正規化工程と、
    目標位置Pdと現在位置Pcと偏差を算出する偏差算出工程と、
    前記偏差に基づく速度指令値を求める速度算出工程と、を実行させる
    ことを特徴とするコンピュータ読取可能な回転系の位置フィードバック制御プログラム。
    なお、αは、0≦α≦90である。
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