JP6656341B1 - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路損傷を抑制するとともに、電力変換効率を向上させる。【解決手段】電力変換装置1000の制御部4は、交流電圧に重畳した高調波の有無を検出し、「高調波あり」の場合にのみ、AC/DCコンバータ部100の直流電圧Vdcが高調波電圧の振幅29の分以上増加するように、AC/DCコンバータ部100およびDC/DCコンバータ部200を制御する。これにより、直流電圧Vdcを、AC/DCコンバータ部100の交流電圧Vin以上に保つことができ、過電流の発生を防止できる。【選択図】図4

Description

本発明は、交流電力を直流電力に変換した後、直流出力を得る電力変換装置に関するものである。
従来の電力変換装置は、AC/DCコンバータ部、平滑コンデンサ、DC/DCコンバータ部、および制御装置を備えて構成されている。AC/DCコンバータ部は、交流電源を入力とし、交流電圧を直流電圧に変換する。平滑コンデンサは、AC/DCコンバータ部の直流側に接続されている。DC/DCコンバータ部は、半導体スイッチング素子を備えており、平滑コンデンサの直流電力をDC/DC変換して負荷に供給する。
制御装置は、交流の力率を制御しつつ、AC/DCコンバータ部の直流電圧が目標値に追従するように、AC/DCコンバータ部を制御する。さらに、制御装置は、DC/DCコンバータ部から負荷への直流出力が指令値に追従するように、半導体スイッチング素子のデューティ制御を行うことによりDC/DCコンバータ部を制御する。
そして、制御装置は、DC/DCコンバータ部から負荷への直流出力に応じて、AC/DCコンバータ部の直流電圧目標値を調整する。これにより、従来の電力変換装置は、DC/DCコンバータ部内の半導体スイッチング素子のデューティ比を適切に制御することで、DC/DCコンバータ部での電力損失の低減を図ることができる。この結果、電力変換効率の向上を実現している(例えば、特許文献1参照)。
また、この種の電力変換装置は、交流電圧の瞬時値の絶対値が平滑コンデンサの両端電圧以上であると、交流電源から平滑コンデンサへ充電電流が流れ、力率制御不可能となる。そのため、AC/DCコンバータ部の直流電圧目標値を調整する際の下限値は、交流電圧によって決定されることが、特許文献1には示されている。より具体的には、AC/DCコンバータ部の直流電圧目標値の下限値は、交流電圧の波高値以上に設定する必要がある。
このため、従来の電力変換装置は、交流電圧の1周期毎に交流電圧の振幅を検出し、直前の交流電圧周期で検出した振幅から、AC/DCコンバータ部の直流電圧目標値の下限値を設定する必要がある。
ここで、直前の交流電圧周期で検出した振幅からAC/DCコンバータ部の直流電圧目標値の下限値が設定された後に、交流電源の変動等により、交流電圧に高調波成分が重畳した場合を考える。この場合、直前の交流電圧周期で検出した振幅よりも交流電圧の瞬時値が高くなる瞬間が発生することとなる。
そのため、交流電圧の瞬時値がAC/DCコンバータ部の直流電圧目標値よりも高くなる状態が発生してしまう。この結果、交流電源から平滑コンデンサへ力率制御不可能な充電電流が流れ、過大な充電電流によりAC/DCコンバータ部が損傷する現象となる。
本現象は、直前の交流電圧周期で検出した振幅に対して、あらかじめ想定される高調波成分の振幅を加えた値を、常にAC/DCコンバータ部の直流電圧目標値の下限値として設定することにより、回避可能である。
WO2011/151940号
しかしながら、このような回避方法では、想定される高調波成分が交流電圧に重畳しているか否かに関わらず、想定される高調波成分の振幅分だけAC/DCコンバータ部の直流電圧目標値の下限値を常に増加させることになる。そのため、AC/DCコンバータ部の直流電圧目標値に関する調整可能な設定幅が減少する。この結果、電力損失の増加、および電力変換効率の低下を招く。また、負荷がバッテリ等の場合には、充電時間が長くなってしまうといった課題がある。
本発明は、このような課題を解決するためのものであり、回路損傷を抑制するとともに、電力変換効率を向上させることのできる電力変換装置を得ることを目的とする。
本発明は、交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータ部と、前記AC/DCコンバータ部の直流側に接続された平滑コンデンサと、半導体スイッチング素子を備えて前記平滑コンデンサの直流電力をDC/DC変換して負荷に接続するDC/DCコンバータ部と、前記AC/DCコンバータ部の直流電圧が直流電圧目標値に追従するように前記交流電圧から前記AC/DCコンバータ部への入力電流の振幅指令値を生成し、前記入力電流の振幅が前記振幅指令値に追従するよう前記AC/DCコンバータ部を制御し、前記DC/DCコンバータ部から前記負荷への直流出力が出力指令値に追従するように前記半導体スイッチング素子のデューティ制御により前記DC/DCコンバータ部を制御すると共に、前記交流電圧の基本波の周期である交流電圧周期毎に、前記DC/DCコンバータ部から前記負荷への出力電圧に応じて前記AC/DCコンバータ部の前記直流電圧目標値を調整する制御部とを備え、前記制御部は、前記交流電圧の高調波電圧の振幅を検出し、前記高調波電圧の振幅が判定閾値以上である場合、前記直流電圧が前記高調波電圧の振幅分以上増加するように前記AC/DCコンバータ部および前記DC/DCコンバータ部を制御する、電力変換装置である。
本発明の電力変換装置によれば、回路損傷を抑制するとともに、電力変換効率を向上させることのできる電力変換装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1における電力変換装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る制御部において、交流電圧に重畳する高調波電圧の検出処理、および高調波重畳の判定処理を行うための機能ブロック図である。 本実施の形態1に係る制御部において、AC/DCコンバータ部の半導体スイッチング素子をPWM(Pulse Width Modulation)制御するための機能ブロック図である。 本発明の実施の形態1による、交流電圧に高調波が重畳する際の各部の波形を示した図である。 本発明の実施の形態1に係る制御部において、DC/DCコンバータ部の半導体スイッチング素子をPWM制御するための機能ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る制御部のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る制御部のハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、本発明の電力変換装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における電力変換装置の構成を示す図である。本実施の形態1に係る電力変換装置1000は、AC/DCコンバータ部100、DC/DCコンバータ部200、平滑コンデンサ2、および制御部4を備えて構成されている。
より具体的には、AC/DCコンバータ部100は、交流電源1からの交流電圧を直流電圧に変換する。平滑コンデンサ2は、AC/DCコンバータ部100から出力される直流電圧を平滑化するために、AC/DCコンバータ部100の出力側に設けられている。DC/DCコンバータ部200は、平滑コンデンサ2の直流電力をDC/DC変換して、負荷である高圧バッテリ3を充電する。そして、制御部4は、AC/DCコンバータ部100およびDC/DCコンバータ部200を制御することで、交流電源1からの交流電圧を受け、出力段に接続されている負荷である高圧バッテリ3を充電する。
AC/DCコンバータ部100およびDC/DCコンバータ部200のそれぞれは、半導体スイッチング素子を備えており、半導体スイッチング素子のスイッチングにより電力変換を行う回路である。また、AC/DCコンバータ部100およびDC/DCコンバータ部200のそれぞれには、検出回路が取り付けられており、検出された電流値および電圧値が制御部4へ伝えられる。
制御部4は、電流目標値として、入力電流の振幅指令値ならびに出力指令値を生成する。さらに、制御部4は、検出された電流値が電流目標値に追従するように、AC/DCコンバータ部100ならびにDC/DCコンバータ部200のそれぞれの半導体スイッチング素子をPWM制御する。
半導体スイッチング素子は、例えばソース・ドレイン間にダイオードが内蔵されたMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transister)が使用される。
AC/DCコンバータ部100は、交流入力電源としての交流電源1と平滑コンデンサ2との間に接続されている。すなわち、平滑コンデンサ2は、AC/DCコンバータ部100の直流側に接続されている。交流電源1は、整流回路としてのダイオードブリッジ5に接続されている。ダイオードブリッジ5の出力は、限流回路としてのリアクトル6に接続される。リアクトル6の後段には、半導体スイッチング素子7の一端と整流ダイオード8のアノード側とが接続されている。
整流ダイオード8のカソード側が出力段の平滑コンデンサ2の正極に接続される。また、リアクトル6の後段に接続された半導体スイッチング素子7の他端は、平滑コンデンサ2の負極に接続される。
AC/DCコンバータ部100には、3つの検出回路として、交流電圧検出回路20、入力電流検出回路21、および直流電圧検出回路22が設けられている。交流電圧検出回路20は、交流電源1に並列に接続され、交流電圧Vinを検出する。入力電流検出回路21は、ダイオードブリッジ5の入力側において、交流電源1に直列に接続されており、交流電源1からの交流入力電流Iinを検出する。また、直流電圧検出回路22は、平滑コンデンサ2に並列に接続され、平滑コンデンサ2の直流電圧Vdcを検出する。
一方、DC/DCコンバータ部200は、平滑コンデンサ2と高圧バッテリ3との間に接続されている。平滑コンデンサ2の後段には、4つの半導体スイッチング素子9〜12が接続されている。具体的には、半導体スイッチング素子9,11のドレインが、平滑コンデンサ2の正極側に接続され、半導体スイッチング素子10,12のソースが、平滑コンデンサ2の負極側に接続されている。
また、トランス13の一次巻線の一端が、半導体スイッチング素子9のソースと半導体スイッチング素子10のドレインとの接続点に接続され、他端が、半導体スイッチング素子11のソースと半導体スイッチング素子12のドレインとの接続点に接続されている。トランス13の二次巻線には、フルブリッジ構成の整流用ダイオード14〜17が接続されている。
整流用ダイオード14〜17の後段には、平滑用リアクトル18と、出力電流Ioutを検出する出力電流検出回路23と、平滑用コンデンサ19とが接続されている。そして、DC/DCコンバータ部200の出力端となる平滑用コンデンサ19の両端には、負荷である高圧バッテリ3が接続されている。ここで、平滑用コンデンサ19に並列して、出力電圧Voutを検出する出力電圧検出回路24が接続されている。すなわち、DC/DCコンバータ部200には、2つの検出回路として、出力電流検出回路23、および出力電圧検出回路24が設けられている。
次に、制御部4が交流電圧の高調波電圧の振幅を検出し、高調波電圧の振幅を判定閾値と比較することにより高調波電圧の有無を判定する方法について、詳細に説明する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る制御部4において、交流電圧に重畳する高調波電圧の検出処理、および高調波重畳の判定処理を行うための機能ブロック図である。制御部4は、高調波電圧の検出処理、および高調波重畳の判定処理を実行するために、実効値演算部401、同期正弦波生成部402、乗算器403、差分器404、絶対値処理部405、および判定部406を備えている。
交流電圧検出回路20の検出値である交流電圧Vinは、実効値演算部401、同期正弦波生成部402、および差分器404のそれぞれに入力される。
実効値演算部401は、交流電圧Vinの基本波の周期T1毎に、交流電圧Vinの検出値から交流電圧の実効値25を演算する。
同期正弦波生成部402は、交流電圧Vinの基本波に同期し、振幅が√2である同期正弦波26を生成する。
乗算器403は、交流電圧の実効値25と同期正弦波26とを乗算し、交流電圧の基本波電圧27(Vin_f)を生成する。
差分器404は、基本波電圧27と交流電圧Vinの検出値との差分28を生成する。この差分28は、交流電圧Vinから基本波電圧27を除くことにより、交流電圧Vinに重畳する高調波電圧Vin_hを演算したものに相当する。
絶対値処理部405は、差分28を絶対値処理することにより、高調波電圧の振幅29(Vin_h_AMP)を検出するとともに、直前までに検出した振幅のうちの、最大値を出力する。
判定部406は、高調波電圧の振幅29(Vin_h_AMP)と判定閾値(Vin_h_th)とを比較することにより、高調波重畳の判定結果30を出力する。ここで、高調波重畳の判定閾値(Vin_h_th)は、高調波電圧の重畳許容値として設定されている。そして、判定部406は、高調波電圧の振幅29が判定閾値(Vin_h_th)以上である場合には、「高調波あり」と判定し、高調波電圧の振幅29が判定閾値(Vin_h_th)未満である場合には、「高調波なし」と判定する。
このようにして、制御部4は、高調波電圧の振幅29の検出処理と高調波重畳の判定処理とを、高調波電圧の振幅29を交流電圧の基本波電圧の周期T1毎に0とした後に、繰り返し実行する。従って、絶対値処理部405は、周期T1毎に、高調波電圧の振幅29の最大値を出力することとなる。
次に、高調波重畳の判定処理結果が、「高調波なし」である状態から、「高調波あり」の状態に変化した場合における制御部4による制御方法について説明する。「高調波あり」となった場合、制御部4は、直流電圧が高調波電圧の振幅29の分以上増加するように、AC/DCコンバータ部100およびDC/DCコンバータ部200を制御する。
まず、制御部4により、AC/DCコンバータ部100を制御する方法について説明する。図3は、本実施の形態1に係る制御部4において、AC/DCコンバータ部100の半導体スイッチング素子7をPWM制御するための機能ブロック図である。また、図4は、本発明の実施の形態1による、交流電圧に高調波が重畳する際の各部の波形を示した説明図である。
図4における、時刻Ta、時刻Tb、時刻Tc、時刻Td、および時刻Teは、それぞれ、以下の時刻を意味している。
時刻Ta:制御部4が交流電圧Vinの検出値から交流電圧の実効値25を演算するタイミングと一致する時刻であるとともに、交流電圧に高調波が重畳する時刻
時刻Tb:高調波重畳の判定結果が「高調波あり」となる時刻
時刻Tc:時刻Taから、交流電圧の基本波の周期T1分が経過した時刻
時刻Td:時刻Tcから、交流電圧の基本波の周期T1分が経過するとともに、高調波の重畳が終了するタイミング
時刻Te:時刻Tdから、交流電圧の基本波の周期T1分が経過した時刻
高調波が重畳しておらず、高調波重畳の判定結果が「高調波なし」である場合、すなわち、時刻tが0<時刻t<時刻Tbの場合を考える。この場合、制御部4は、出力電圧Voutに応じて、DC/DCコンバータ部200が高効率で動作するよう、平滑コンデンサ2の直流電圧目標値Vdcを調整する。制御部4は、直流電圧Vdcを交流電圧の振幅以上にし、入力電流の過電流が発生しないように、直流電圧目標値Vdcを設定する必要がある。
すなわち、制御部4内の下限制限処理部410は、判定部406による高調波重畳の判定結果が高調波ありかなしかを、交流電圧の基本波の周期T1毎に確認する。そして、下限制限処理部410は、「高調波なし」であることを確認した場合には、交流電圧の基本波の振幅以上の値に設定した第一の下限値を下回らないように、直流電圧目標値Vdcを下限制限処理し、制限処理後の直流電圧目標値31として出力する。
そして、差分器411は、直流電圧検出回路22が検出した直流電圧Vdcと、平滑コンデンサ2に関する制限処理後の直流電圧目標値31との差分32を算出する。PI(Proportional Integral)制御部412は、差分32に対して、比例積分制御した出力を振幅指令値33として指令値生成部415へ出力する。
指令値生成部415は、判定部406の高調波重畳の判定結果30が高調波ありかなしかを、交流電圧の基本波の周期より小さい周期T2で確認し、「高調波なし」であると確認した場合には、振幅指令値33と同じ値を、振幅指令値34として出力する。
乗算器416は、振幅指令値34に基づいて、同期正弦波26から、交流電圧検出回路20が検出した入力電圧Vinに同期した目標電流値(Iin)35を生成する。差分器417は、目標電流値35と、入力電流検出回路21により検出された入力電流Iinとの差分36を算出する。PI制御部418は、差分36をフィードバック量として、比例積分制御した出力を、リアクトル6の印加電圧としての目標値である目標電圧(VLin)37として生成する。
ここで、半導体スイッチング素子7が任意のデューティ比D1で動作するとき、半導体スイッチング素子7のスイッチング周期の1周期分について、交流電圧Vin、直流電圧Vdc、および目標電圧(VLin)37の関係は、下式(1)であらわされる。
Vin=VLin+Vdc(1−D1) (1)
上式(1)の関係に基づいて、ゲート信号生成部419は、下式(2)に従ってデューティ比D1を算出する。
D1=1−(Vin−VLin)/Vdc (2)
さらに、ゲート信号生成部419は、算出したデューティ比D1に従って、PWM制御するためのゲート信号38を生成し、半導体スイッチング素子7へゲート信号38を出力する。
一方、図4において、時刻tが時刻Tb<時刻t<時刻Tcの間は、高調波重畳の判定結果が「高調波あり」の状態に変化した後、直流電圧目標値Vdcが第一の下限値を下回らないように下限制限処理され、制限処理後の直流電圧目標値31(Vdc2)が出力された後、周期T1分の時間が経過していない場合に相当する。すなわち、時刻Tb<時刻t<時刻Tcの間は、直流電圧目標値Vdcが第一の下限値を下回らないように下限制限処理され、この制限処理後の直流電圧目標値31(Vdc2)が出力される状態が継続していることとなる。
平滑コンデンサ2の直流電圧目標値31と直流電圧検出回路22が検出した直流電圧Vdcとの差分32を比例積分制御した出力に相当する振幅指令値33は、高調波重畳の判定結果が「高調波なし」の場合と同様に、PI制御部412から出力される。
乗算器413は、高調波電圧の振幅29に対して定数K1を乗算して得られる第1の補正量としての補正量39(ΔIin)を出力する。加算器414は、振幅指令値33と補正量39とを加算した第二の振幅指令値40を出力する。そして、指令値生成部415は、交流電圧の基本波の周期より小さい周期T2で、高調波重畳の判定結果が「高調波あり」であると確認された場合、第二の振幅指令値40を振幅指令値34として出力する。
以降の処理は、高調波重畳の判定結果が「高調波なし」の場合と同様であり、ゲート信号生成部419は、この振幅指令値34に基づいて、ゲート信号38を生成し、半導体スイッチング素子7へゲート信号38を出力する。
また、図4において、時刻tが時刻Tc<時刻t<時刻Tdの間は、高調波重畳の判定結果が「高調波あり」となり、直流電圧目標値Vdcが第一の下限値を下回らないよう下限制限処理され、制限処理後の直流電圧目標値31(Vdc2)が出力された後、周期T1分の時間が経過した場合に相当する。この場合、高調波重畳の判定結果が「高調波あり」であるため、下限制限処理部410は、高調波電圧の振幅29を電圧補正量とし、第一の下限値に電圧補正量を加えた第二の下限値を用いて直流電圧目標値Vdcを下限制限処理し、制限処理後の直流電圧目標値31(Vdc2)を出力する。
すなわち、高調波重畳の判定結果が「高調波あり」である場合には、第一の下限値よりも高調波成分の振幅(Vin_h_AMP)分増加した第二の下限値によって、直流電圧目標値31(Vdc2)が制限処理される。このため、高調波重畳の判定結果が「高調波なし」の場合よりも、直流電圧目標値31(Vdc2)は増加する。この結果、平滑コンデンサ2の直流電圧目標値31(Vdc2)と、直流電圧検出回路(SV2)22が検出した直流電圧Vdcとの差分32も増加する。これにより、差分32を比例積分(PI)制御した出力である振幅指令値33も増加する。
高調波重畳の判定結果が「高調波あり」であるため、指令値生成部415は、補正量39を振幅指令値33に加えた補正後の第二の振幅指令値40を、振幅指令値34として出力するが、上記の通り振幅指令値33は増加させているため、第二の下限値を生成するとともに、補正量39を0にする。
このように、本実施の形態においては、時刻Tbにて「高調波あり」として判定後、補正量39を増加させ、補正量として振幅指令値33に加算したのち、時刻Tcにて電圧補正量を加えた第二の下限値で直流電圧目標値Vdc*を下限制限処理し、その後は補正量39の値を0に更新するという、時系列的な処理を行う。
すなわち、「高調波あり」の場合は、
振幅指令値33+補正量39=振幅指令値34
により振幅指令値を生成するが、
補正量39=高調波電圧の振幅29×定数K1 (Tb<T<Tcのとき)
補正量39=0 (T≧Tcのとき)
として処理を行う。
以降の処理は、高調波重畳の判定結果が「高調波なし」の場合と同様であり、ゲート信号生成部419は、この振幅指令値34に基づいて、ゲート信号38を生成し、半導体スイッチング素子7へゲート信号38を出力する。
また、図4において、交流電圧の高調波の重畳が終了し、周期T1分の時間が経過時点で、高調波重畳の判定結果が「高調波なし」である場合、すなわち時刻tが時刻t>Teの場合には、高調波重畳の判定結果が「高調波なし」であった、時刻tが0<時刻t<時刻Tbの場合と同様の動作となる。
次に、制御部4によりDC/DCコンバータ部200を制御する方法について説明する。図5は、本発明の実施の形態1に係る制御部4において、DC/DCコンバータ部200の半導体スイッチング素子をPWM制御するための機能ブロック図である。
図4において、高調波が重畳しておらず、高調波重畳の判定結果が「高調波なし」である場合、すなわち時刻tが0<時刻t<時刻Tbの場合、制御部4内の指令値生成部425は、高調波重畳の判定結果が高調波ありかなしかを、判定部406の判定結果30に基づいて、交流電圧の基本波の周期T1よりも小さい周期T2で確認する。そして、指令値生成部425は、「高調波なし」であることを確認した場合には、入力される出力指令値Ioutと同じ値を、出力指令値41として出力する。
差分器427は、出力指令値41と、出力電流検出回路23により検出した出力電流Ioutとの差分42を算出する。PI制御部428は、差分42をフィードバック量として、比例積分制御した出力を、平滑用リアクトル18の印加電圧としての目標値である目標電圧VLout43として生成する。
ここで、半導体スイッチング素子9〜12がデューティ比D2となるよう動作する場合を考える。この場合、トランス13の一次側の巻き数をN1、二次側の巻き数をN2とすると、半導体スイッチング素子9〜12のスイッチング周期の1周期分について、出力電圧検出回路24で検出した出力電圧Voutと、直流電圧Vdcと、目標電圧VLout43との関係は、下式(3)であらわされる。
Vout=N2/N1・Vdc・D2―VLout (3)
上式(2)の関係に基づいて、ゲート信号生成部429は、下式(4)に従ってデューティ比D2を算出する。
D2=N1/N2(Vout+VLout)/Vdc (4)
さらに、ゲート信号生成部429は、算出したデューティ比D2に従って、PWM制御するためのゲート信号44〜47を生成し、半導体スイッチング素子9〜12のそれぞれに対応したゲート信号44〜47を出力する。
また、図4において、時刻tが時刻Tb<時刻t<時刻Tcの間は、高調波重畳の判定結果が「高調波あり」の状態に変化した後、直流電圧目標値Vdcが第一の下限値を下回らないように下限制限処理され、制限処理後の直流電圧目標値31(Vdc2)が出力された後、周期T1分の時間が経過していない場合に相当する。
乗算器423は、高調波電圧の振幅29と定数K2とを乗算して得られる第2の補正量としての補正量48(ΔIout)を出力する。減算器424は、出力指令値Ioutから補正量48を減算した第二の出力指令値49を出力する。そして、指令値生成部425は、交流電圧の基本波の周期より小さい周期T2で、高調波重畳の判定結果が「高調波あり」であると確認された場合、第二の出力指令値49を出力指令値41として出力する。
以降の処理は、高調波重畳の判定結果が「高調波なし」の場合と同様であり、ゲート信号生成部419は、この出力指令値41に基づいて、ゲート信号44〜47を生成し、半導体スイッチング素子9〜12のそれぞれに対応したゲート信号44〜47を出力する。
図4において、時刻tが時刻Tc<時刻t<時刻Tdの間は、高調波重畳の判定結果が「高調波あり」となり、直流電圧目標値Vdcが第一の下限値を下回らないよう下限制限処理され、制限処理後の直流電圧目標値31(Vdc2)が出力された後、周期T1分の時間が経過した場合に相当する。この場合、高調波重畳の判定結果が「高調波あり」であるため、指令値生成部425は、出力指令値の補正量48を出力指令値Ioutから減算した補正後の第二の出力指令値49を出力指令値41として出力するが、第二の下限値を生成するとともに、補正量48を0にする。
このように、本実施の形態においては、時刻Tbにて「高調波あり」として判定後、補正量48を増加させ、補正量として出力指令値41から減算したのち、時刻Tcにて電圧補正量を加えた第二の下限値で直流電圧目標値Vdc*を下限制限処理し、その後は補正量48の値を0に更新するという、時系列的な処理を行う。
すなわち、「高調波あり」の場合は、
出力指令値41−補正量48=第二の出力指令値49
により出力指令値41を生成するが、
補正量48=高調波電圧の振幅29×定数K2 (Tb<T<Tcのとき)
補正量48=0 (T≧Tcのとき)
として処理を行う。
以降の処理は、高調波重畳の判定結果が「高調波なし」の場合と同様であり、ゲート信号生成部429は、この出力指令値41に基づいて、ゲート信号44〜47を生成し、半導体スイッチング素子9〜12のそれぞれに対応したゲート信号44〜47を出力する。
交流電圧の高調波の重畳が終了し、周期T1分の時間が経過時点で高調波重畳の判定結果が「高調波なし」である場合、すなわち時刻tが時刻t>Teの場合には、高調波重畳の判定結果が「高調波なし」であった、時刻tが0<時刻t<時刻Tbの場合と同様の動作となる。
以上により、交流電圧に高調波電圧が重畳した場合には、本実施の形態1に係る電力変換装置は、振幅目標値34を増加させ、出力指令値41を減少させるように動作する。すなわち、本実施の形態1に係る電力変換装置は、平滑コンデンサ2の入力電力を増加させ、出力電力を減少させることにより、交流電圧に高調波電圧が重畳した際に速やかに直流電圧Vdcを増加させることができる。このため、直流電圧Vdcを交流電圧Vin以上に保つことが可能である。この結果、直流電圧Vdcが交流電圧Vinの絶対値よりも小さいときに発生する過電流の発生を防止することができる。
また、交流電圧に高調波電圧が重畳した場合のみ直流電圧Vdcを増加させることができる。このため、高調波が重畳しない場合には、直流電圧目標値を調整可能とする設定幅が減少しない。この結果、電力損失を低下させ、電力変換効率を向上させることができる。
以上により、本実施の形態1に係る電力変換装置によれば、電源変動等によって交流電圧に高調波が重畳する場合に発生しうる回路損傷を回避しつつ、電力変換効率を向上させ、充電時間短縮させることができる。
なお、本実施の形態1では、補正量39および補正量48は、高調波電圧の振幅29に定数を乗算することにより生成したが、このような生成方法には限定されない。高調波電圧の振幅29を入力として、高調波電圧の振幅29の増加に伴い、補正量39および補正量48が増加するような関数に従って、これらの補正量を生成してもよく、同様の効果が得られる。
また、想定しうる高調波電圧の振幅の分だけ直流電圧Vdcが増加するように定めた一定の値を、補正量39および補正量48として設定しても良い。
また、本実施の形態1では、第二の下限値は、高調波重畳判定部が出力する高調波電圧の振幅29を電圧補正量とし、交流電圧の基本波の振幅以上の値に設定した第一の下限値に電圧補正量を加えた値としたが、このような値には限定されない。高調波電圧の振幅29の増加に伴い、電圧補正量が増加するような関数に従って電圧補正量を生成してもよく、同様の効果が得られる。
また、想定しうる高調波電圧の振幅の分だけ直流電圧Vdcが増加するように定めた一定値を、電圧補正量として設定しても良い。
また、本実施の形態1では、高調波重畳の判定閾値は、高調波電圧の重畳許容値に設定した。ここで、高調波重畳の判定閾値は、交流電圧検出回路20の出力する検出値に重畳する観測ノイズ等を高調波電圧として判定しないよう、観測ノイズ以上の値に設定する必要がある。一般的に、交流電圧の振幅が増加し、入力電力が増加するほど、観測ノイズの振幅も増加する。このため、重畳許容値を交流電圧の基本波電圧の振幅に従って増加するように設定しても良い。このように、判定閾値は、交流電圧の基本波電圧の振幅に基づいた可変の値に設定してもよい。
ここで、本発明の実施の形態1に係る制御部4のハードウェア構成について図6および図7に基づいて説明する。
上述した実施の形態1に係る制御部4における各機能は、処理回路によって実現される。各機能を実現する処理回路は、専用のハードウェアであってもよく、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサであってもよい。図6は、本発明の実施の形態1に係る制御部4の各機能を専用のハードウェアである処理回路2000で実現する場合を示した構成図である。また、図7は、本発明の実施の形態1に係る制御部4の各機能をプロセッサ3001およびメモリ3002を備えた処理回路3000により実現する場合を示した構成図である。
処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路2000は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。制御部4の各機能それぞれを個別の処理回路2000で実現してもよいし、各機能をまとめて処理回路2000で実現してもよい。
一方、処理回路がプロセッサ3001の場合、制御部4の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアおよびファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ3002に格納される。プロセッサ3001は、メモリ3002に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、制御部4は、処理回路3000により実行されるときに、制御部4の各ステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ3002を備える。
これらのプログラムは、上述した制御部4の各手順あるいは方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ3002とは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリが該当する。また、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等も、メモリ3002に該当する。
なお、上述した制御部4の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述した制御部4の各機能を実現することができる。
1 交流電源、2 平滑コンデンサ、3 高圧バッテリ、4 制御部、5 ダイオードブリッジ、6 リアクトル、7 半導体スイッチング素子、8 整流ダイオード、9,10,11,12 半導体スイッチング素子、13 トランス、14,15,16,17 整流用ダイオード、18 平滑用リアクトル、19 平滑用コンデンサ、20 交流電圧検出回路、21 入力電流検出回路、22 直流電圧検出回路、23 出力電流検出回路、24 出力電圧検出回路、100 AC/DCコンバータ部、200 DC/DCコンバータ部、401 実効値演算部、402 同期正弦波生成部、403 乗算器、404 差分器、405 絶対値処理部、406 判定部、410 下限制限処理部、411 差分器、412 PI制御部、413 乗算器、414 加算器、415 指令値生成部、416 乗算器、417 差分器、418 PI制御部、419 ゲート信号生成部、423 乗算器、424 減算器、425 指令値生成部、427 差分器、428 PI制御部、429 ゲート信号生成部、1000 電力変換装置。

Claims (12)

  1. 交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータ部と、
    前記AC/DCコンバータ部の直流側に接続された平滑コンデンサと、
    半導体スイッチング素子を備えて前記平滑コンデンサの直流電力をDC/DC変換して負荷に接続するDC/DCコンバータ部と、
    前記AC/DCコンバータ部の直流電圧が直流電圧目標値に追従するように前記交流電圧から前記AC/DCコンバータ部への入力電流の振幅指令値を生成し、前記入力電流の振幅が前記振幅指令値に追従するよう前記AC/DCコンバータ部を制御し、前記DC/DCコンバータ部から前記負荷への直流出力が出力指令値に追従するように前記半導体スイッチング素子のデューティ制御により前記DC/DCコンバータ部を制御すると共に、前記交流電圧の基本波の周期である交流電圧周期毎に、前記DC/DCコンバータ部から前記負荷への出力電圧に応じて前記AC/DCコンバータ部の前記直流電圧目標値を調整する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、前記交流電圧の高調波電圧の振幅を検出し、前記高調波電圧の振幅が判定閾値以上である場合、前記直流電圧が前記高調波電圧の振幅分以上増加するように前記AC/DCコンバータ部および前記DC/DCコンバータ部を制御する
    電力変換装置。
  2. 前記制御部は、
    前記高調波電圧の振幅が前記判定閾値以上である場合、前記交流電圧の周期より小さい周期で、前記振幅指令値を増加させる第1の補正量を生成し、
    前記入力電流の振幅が、前記振幅指令値に前記第1の補正量を加算した第二の振幅指令値に追従するように前記AC/DCコンバータ部を制御する
    請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記制御部は、
    前記高調波電圧の振幅が前記判定閾値以上である場合、前記交流電圧の周期より小さい周期で、前記出力指令値を減少させる第2の補正量を生成し、
    前記直流出力が、前記出力指令値から前記第2の補正量を減算した第二の出力指令値に追従するように前記半導体スイッチング素子のデューティ制御により前記DC/DCコンバータ部を制御する
    請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4. 前記第1の補正量は、前記高調波電圧の振幅に基づいて設定する
    請求項2に記載の電力変換装置。
  5. 前記第2の補正量は、前記高調波電圧の振幅に基づいて設定する
    請求項3に記載の電力変換装置。
  6. 前記制御部は、
    前記高調波電圧の振幅が前記判定閾値より小さい場合、前記交流電圧周期毎に、前記直流電圧目標値の下限値を、前記交流電圧の基本波の振幅に基づいて設定した第一の下限値に設定し、
    前記高調波電圧の振幅が前記判定閾値以上である場合、前記交流電圧周期毎に、前記直流電圧目標値の下限値を、第一の下限値に電圧補正量を加えた第二の下限値に設定するとともに、前記第1の補正量を0とする
    請求項2または4に記載の電力変換装置。
  7. 前記制御部は、
    前記高調波電圧の振幅が前記判定閾値より小さい場合、前記交流電圧周期毎に、前記直流電圧目標値の下限値を、前記交流電圧の基本波の振幅に基づいて設定した第一の下限値に設定し、
    前記高調波電圧の振幅が前記判定閾値以上である場合、前記交流電圧周期毎に、前記直流電圧目標値の下限値を、第一の下限値に電圧補正量を加えた第二の下限値に設定するとともに、前記第2の補正量を0とする
    請求項3または5に記載の電力変換装置。
  8. 前記制御部は、
    前記高調波電圧の振幅が前記判定閾値より小さい場合、前記交流電圧周期毎に、前記直流電圧目標値の下限値を、前記交流電圧の基本波の振幅に基づいて設定した第一の下限値に設定し、
    前記高調波電圧の振幅が前記判定閾値以上である場合、前記交流電圧周期毎に、前記直流電圧目標値の下限値を、第一の下限値に電圧補正量を加えた第二の下限値に設定する
    請求項1から5までのいずれか1項に記載の電力変換装置。
  9. 前記電圧補正量は、前記高調波電圧の振幅に基づいて設定する
    請求項6から8までのいずれか1項に記載の電力変換装置。
  10. 前記交流電圧を検出する交流電圧検出回路をさらに有し、
    前記制御部は、
    前記交流電圧検出回路が検出した前記交流電圧の検出値に基づいて、前記交流電圧の基本波電圧を演算し、
    前記交流電圧検出回路が検出した前記交流電圧の検出値と前記基本波電圧との差分の絶対値を前記高調波電圧の振幅として検出する
    請求項1から9までのいずれか1項に記載の電力変換装置。
  11. 前記判定閾値を、一定値に設定した
    請求項1から10までのいずれか1項に記載の電力変換装置。
  12. 前記判定閾値を、前記交流電圧の基本波電圧の振幅に基づいて設定した
    請求項1から10までのいずれか1項に記載の電力変換装置。
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