JP6654118B2 - 自動運転車両 - Google Patents

自動運転車両 Download PDF

Info

Publication number
JP6654118B2
JP6654118B2 JP2016179054A JP2016179054A JP6654118B2 JP 6654118 B2 JP6654118 B2 JP 6654118B2 JP 2016179054 A JP2016179054 A JP 2016179054A JP 2016179054 A JP2016179054 A JP 2016179054A JP 6654118 B2 JP6654118 B2 JP 6654118B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
unit
instruction information
recognized
parking space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016179054A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018045397A (ja
Inventor
正樹 小池
正樹 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2016179054A priority Critical patent/JP6654118B2/ja
Publication of JP2018045397A publication Critical patent/JP2018045397A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6654118B2 publication Critical patent/JP6654118B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、自動運転車両に関する。
従来より、車両の周囲を監視しながら予め設定された目標ルートに沿って自律して走行する自動運転車両が知られている(例えば特許文献1参照)。一方、複数の駐車スペースが設けられた駐車場などでの走行は誘導員や機械などによる移動指示情報に従う必要があり、例えば特許文献2には、車載カメラの撮影映像に基づいて、誘導員を障害物と区別して認識するようにした装置が記載されている。
特開2016−132352号公報 特開2010−254115号公報
しかしながら、上記特許文献2記載の装置は、単に誘導員を認識するに過ぎず、特許文献2記載の装置によっては、自動運転車両に対し誘導員や機械などが移動指示情報を提供した場合に、自動運転車両に最適な自動運転を行わせることができない。
本発明の一態様である自動運転車両は、車載カメラと、車載カメラにより取得可能なカメラ画像から誘導員を認識するとともに、認識された誘導員による、自車に対する移動を指示する移動指示情報を認識する移動指示情報認識部と、移動指示情報認識部により認識された移動指示情報に基づいて、目標経路を含む走行計画を作成する走行計画作成部と、走行計画作成部で作成された走行計画に従い車両を自動走行させる自動走行部と、車両周囲の障害物までの第1距離および移動指示情報認識部により認識された誘導員までの第2距離をそれぞれ検出する距離検出部と、を備え、自動走行部は、距離検出部により検出された第1距離が第1所定値以上、かつ、第2距離が第1所定値よりも小さい第2所定値以上の条件を満たすように、距離検出部による検出結果に基づき車両を自動走行させる
本発明によれば、車載カメラにより取得可能なカメラ画像から移動指示情報を認識し、その移動指示情報に基づいて走行計画を作成し、走行計画に従い車両を自動走行させるので、自動運転車両に対し誘導員や機械などが移動指示情報を提供した場合に、その移動指示情報に応じて自動運転車両に最適な自動運転を行わせることができる。
本発明の実施形態に係る自動運転車両を含む道路状況の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る自動運転車両の概略構成を示すブロック図。 図2のECUで実行される処理の一例を示すフローチャート。
以下、図1〜図3を参照して本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態に係る自動走行車両は、自動運転での走行が可能な車両であり、この自動運転車両は、例えば誘導員により移動指示情報が提供される状況において適用される。図1は、本発明の実施形態に係る自動運転車両100を含む道路状況の一例を示す図であり、ここでは複数の駐車スペースを有する商業施設や公共施設の駐車場が一例として示される。
図1に示すように、駐車場には、駐車スペースに面した駐車場内の道路RDを走行する自車両(自動運転車両)100と、自車両100と対向して道路RDを走行する他車両(対向車両)101と、道路RDから駐車スペースへの入庫動作の途中である他車両102と、駐車スペースに駐車済みの他車両103と、駐車場内で交通整理を行う誘導員110とが配置される。なお、道路RDが一方通行の場合もあり、その場合には対向車両101は存在しない。図1では、道路RDの方向に対し駐車スペースが直交して設けられているが、駐車スペースは道路RDの方向に対し斜めにあるいは道路RDと平行に設けられることもある。
以下では、他車両101〜103の一部または全てがドライバによる手動運転で走行する手動運転車両であり、駐車場内に自動運転車両100と手動運転車両とが混在するものとして説明する。自動運転車両100は無人ではなく、車内にドライバが存在する。
駐車場では、道路RDから駐車スペースへの入庫および駐車スペースから道路への出庫が頻繁に行われ、駐車場内の各車両には、他の車両との衝突を回避するために一般の道路(例えば公道)とは異なる走行ルールが適用される。例えば、車線の逸脱、白線の跨ぎ、駐車スペースを区画する駐車線の横断等が許可される。このような駐車場における安全かつスムーズな車両走行を補助するために、誘導員110は例えば図示のように空き駐車スペースSPの入口に立ち、ジェスチャーを交えてその空き駐車スペースSPへ車両100を誘導する。
図2は、本発明の実施形態に係る自動運転車両100の概略構成を示すブロック図である。図2に示すように、ECU10(電子制御ユニット)には、自動運転スイッチ20と、センサ群30と、ナビゲーション装置40と、アクチュエータ50とが接続される。
自動運転スイッチ20は、車両100を自動走行させる自動運転制御の開始および終了を指示するスイッチである。すなわち、ドライバのステアリング操作に応じて車両100を手動走行させる手動運転モードから、ドライバがステアリング操作を行うことなく目標経路に沿って車両100を自動走行させる自動運転モードに切り換えるとき、ドライバにより自動運転スイッチ20が操作されて自動運転制御の開始が指令される。自動運転スイッチ20は、例えば運転席のステアリング(ハンドル)に設けられる。
センサ群30は、車両の周辺状況を検出する複数の検出機器、例えば障害物検出器31とカメラ32とを含んで構成される。障害物検出器31は、例えば車両100の周囲に電波または光を送信し、物体(人や物)で反射された電波または光を受信して物体を検出するとともに、受信に要する時間を計測して物体までの距離を検出するミリ波レーダまたはレーザレーダにより構成される。カメラ32は、例えば車両前部に設けられて車両前方を撮影するフロントカメラである。なお、車両後部に設けられて車両後方を撮影するリアカメラや車両側部に設けられて車両側方を撮影するサイドカメラを、カメラ32として用いることもできる。カメラ32は、CCDやCMOSセンサ等の撮像素子を有する。
センサ群30は、車両の周辺状況だけでなく、車両の走行状態に応じた情報を検出する各種検出機器、例えば車速センサ、加速度センサ、ヨーレートセンサ等も含む。さらにセンサ群30は、ドライバの運転操作に対応した情報を検出する各種検出機器、例えばアクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルペダルセンサ、ブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキペダルセンサ、ステアリングの操舵トルクまたは舵角を検出するステアリングセンサ等も含む。
ナビゲーション装置40は、GPS衛星から信号を受信して車両100の現在位置を測定するGPS受信部41と、地図情報を記憶した地図データベース42と、運転席の前方に設けられ、地図上の車両100の位置情報を表示する表示部43と、ドライバに各種情報を音声で報知するスピーカ44とを有する。地図データベース42に記憶される地図情報には、道路の位置や形状等の情報の他、駐車場(図1)などの各種施設の位置や形状等の情報が含まれる。地図データベース42に記憶される情報は、ナビゲーション装置40ではなく予めECU10のメモリに記憶されてもよく、または無線あるいは有線の通信手段を介して車両100の外部から情報を取得するようにしてもよい。
ナビゲーション装置40は、GPS受信部41によって測定された車両100の現在位置情報と地図データベース42の地図情報とに基づいて、現在位置から目標地点に至るまでの目標経路を演算し、車両100の現在位置情報とともに目標経路情報をECU10に出力する。さらにナビゲーション装置40は、車両100の現在位置と目標経路とを表示部43に表示するとともに、目標経路情報をスピーカ44から音声で出力する。なお、表示部43は、例えばタッチパネルにより構成され、経路探索に関する各種情報を入力する入力部としても機能する。
アクチュエータ50は、ECU10からの制御信号により駆動し、走る、曲がる、止まるといった車両100の基本動作を含む走行動作を実現する。アクチュエータ50は、走行駆動力を発生する駆動アクチュエータと、制動力を発生する制動アクチュエータと、操舵力を発生する操舵アクチュエータとを含む。駆動アクチュエータは、自動運転車両100がエンジンで駆動する車両である場合、例えばスロットル開度を制御するスロットルアクチュエータにより構成される。なお、自動運転車両100が電気自動車両やハイブリッド車両である場合、駆動アクチュエータは例えば走行モータにより構成される。制動アクチュエータは、例えばブレーキディスクに油圧を供給する油圧機器により構成される。操舵アクチュエータは、例えば電動パワーステアリングのステアリングトルクを制御するステアリングモータにより構成される。
ECU10は、CPU,ROM,RAMその他の周辺回路を有する演算処理装置を含んで構成される。ECU10は、機能的構成として、運転モード設定部11と、移動指示情報認識部12と、駐車スペース認識部13と、走行計画作成部14と、走行制御部15とを有する。
運転モード設定部11は、自動運転スイッチ20からの信号に応じて手動運転モードおよび自動運転モードのいずれかの運転モードを設定する。自動運転モードは、移動指示情報認識部12で誘導員が認識される前の第1自動運転モードと、誘導員が認識された後の第2自動運転モードとを含む。
移動指示情報認識部12は、カメラ32によって取得したカメラ映像に基づき誘導員110と誘導員110による自車100に対する移動指示情報とを認識する。移動指示情報認識部12は、まず、障害物検出器31により検出された物体(障害物および誘導員)のうち、誘導員110をカメラ映像に基づいて特定する。具体的には、予め誘導員110の特徴的な外観(例えば誘導員110が把持する誘導棒など)を表すパターン画像をECU10に記憶し、そのパターン画像とカメラ映像とを比較するパターンマッチングの技法により誘導員110を認識する。なお、誘導員110の目印となる他の物(例えば誘導員110が身に着ける制服や制帽等)に取り付けられた所定のマークをパターンマッチングにより認識することで、誘導員110を認識してもよい。
誘導員110は、駐車場の空き状況や各車両の走行状況等を確認し、身振り手振り等のジェスチャーにより、車両100に対し停車、前進、後退、右折、左折、減速、加速等の走行動作を指示する。予めECU10に記憶されたパターン画像には、これら誘導員110のジェスチャーに対応する画像も含まれる。移動指示情報認識部12は、パターンマッチングを用いて、誘導員110とともに、誘導員110のジェスチャーによる指示内容を認識する。
駐車スペース認識部13は、カメラ32からの信号に基づき、例えばパターンマッチングにより、駐車線で区画された空き駐車スペースSPの位置、大きさおよび形状を認識する。
走行計画作成部14は、駐車場等の所定エリア内における目標経路を含む走行計画を作成する。例えば、駐車場の入口と出口の位置および入口から出口にかけての進路が予め地図データベース42に記憶されているとき、走行計画作成部14は、その記憶された情報に基づいて目標経路を生成する。駐車場内の車両の進行方向を表す矢印等の標識を例えばカメラ映像を用いて認識し、認識した標識に従い目標経路を生成することもできる。無線通信等を介して、目標経路に関する情報を駐車場側から取得するようにしてもよい。走行計画作成部14は、目標経路に目標走行速度や目標走行加速度等の情報を加えて走行計画を作成する。
走行計画作成部14は、自動運転モードのうち、特に車両100(移動指示情報認識部12)が誘導員110を認識した後の第2自動運転モードにおいて、認識された誘導員110の指示内容に基づいて目標経路を生成する。例えば図1に示すように、空き駐車スペースSPの入口に位置する誘導員自身に向かう前進走行を、誘導員110が車両100に対し指示するとき、走行計画作成部14は、誘導員110に向けて目標経路を生成する。なお、誘導員110が自身とは異なる方向を指示するとき、走行計画作成部14は、その指示方向に向けて目標経路を生成する。第2自動運転モードにおいては、一般の走行ルールよりも誘導員110による指示を優先し、駐車場内における車線の逸脱、白線の跨ぎ、駐車線の横断等を許可して目標経路を生成する。
自動運転モードでの走行中に、駐車スペース認識部13により空き駐車スペースSP(図1)が認識されると、走行計画作成部14は、その空き駐車スペースSPに向けて目標経路を生成する。走行計画作成部14で生成した目標経路はナビゲーション装置40に出力され、車両の現在位置とともに表示部43に表示される。移動指示情報認識部12が誘導員110の指示内容を認識したとき、その指示内容もナビゲーション装置40に出力され、指示内容に対応した音声がスピーカ44から出力される。
走行制御部15は、運転モードに応じた態様でアクチュエータ50に制御信号を出力し、車両100を走行させる。例えば自動運転モードのときは、走行計画作成部14で作成した走行計画に基づいてアクチュエータ50に制御信号を出力し、車両100を自動運転で走行させる。なお、手動運転モードのときは、センサ群30(アクセルペダルセンサ、ブレーキペダルセンサ等)で検出された情報に基づいてアクチュエータ50に制御信号を出力し、車両を手動運転で走行させる。
走行制御部15は、自動運転モードにおいて、時々刻々と変化する障害物検出器31やカメラ32からの信号に基づき、障害物と誘導員110とを検出するとともに、障害物と誘導員110までの距離を検出する。そして、障害物および誘導員110との接触を回避するようにアクチュエータ50を制御する。例えば障害物検出器31により検出された障害物までの距離L1が第1所定値L1a以上、かつ、誘導員110までの距離L2が第2所定値L2a以上の条件を満たすように、車両100の走行動作を制御する。第2所定値L2aは、第1所定値L1aより小さい値に設定する。
走行制御部15は、障害物検出器31により検出された障害物までの距離L1が第1所定値L1a未満になると、または誘導員110までの距離L2が第2所定値L2a未満になると、例えばアクチュエータ50の駆動を停止し、車両を強制的に停止させる。これと同時に、ナビゲーション装置40に警報信号を出力し、スピーカ44から警報を出力させる。
走行計画に基づいて車両を走行させているときに、駐車スペース認識部13が車両前方または側方の空き駐車スペースSPを認識すると、走行制御部15は、その空き駐車スペースSPへの入庫動作を行うようにアクチュエータ50を制御する。具体的には、駐車線および自車両100の周囲の他車両、壁、縁石等を、障害物検出器31とカメラ32とにより検出し、例えば車両100の切り返しを行いながら車両100を空き駐車スペースSPにバックで入庫させる。すなわち、予め定められた所定の走行パターンに従って空き駐車スペースSPに車両100を自動走行で格納する。
図3は、予めメモリに記憶されたプログラムに従ってECU10で実行される処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、自動運転スイッチ20の操作により運転モード設定部11で自動運転モードが設定され、かつ、ナビゲーション装置40からの信号により車両100が所定エリア内(駐車場内)に位置すると判定されると、開始される。
まず、ステップS1で、移動指示情報認識部12において、カメラ32からの信号に基づき誘導員110を認識したか否かを判定する。ステップS1で否定されると、第1自動運転モードであるとしてステップS2に進み、走行計画作成部14において目標経路を生成する。次いで、ステップS4で、その目標経路を含む走行計画を作成し、ステップS5で、走行制御部15において走行計画に従い車両100が走行するようにアクチュエータ50に制御信号を出力する。この場合、障害物検出器31により検出された障害物までの距離L1が所定値L1a以上となるように車両100の走行を制限する。このため、車両の走行可能エリアは、図1の点線で示した範囲ARとなる。
一方、移動指示情報認識部12で誘導員110が認識されるとステップS1で肯定され、第2自動運転モードであるとしてステップS3に進む。そして、走行計画作成部に14おいて、認識された誘導員110の指示内容に基づき目標経路を生成する。例えば目標経路が誘導員110に至るように、ステップS2で生成した目標経路を修正する。この場合、一般の道路で適用される走行ルールよりも誘導員110による指示を優先して目標経路を生成する。
次いで、ステップS4で、その目標経路を含む走行計画を作成し、ステップS5で走行計画に従い車両100が走行するようにアクチュエータ50に制御信号を出力する。この場合、障害物検出器31により検出された障害物までの距離L1が所定値L1a以上かつ誘導員110までの距離L2が所定値L2a(<L1a)以上となるように車両100の走行動作を制限する。したがって、誘導員110の近傍まで走行可能エリアARを拡大できる。
次いで、ステップS6で、駐車スペース認識部13においてカメラ32からの信号に基づき空き駐車スペースSPを認識したか否かを判定する。誘導員110は空き駐車スペースに向けて車両100を誘導するため、第2自動運転モードにおいて車両100が走行計画に従って走行すると、車両100は空き駐車スペースSPの近傍まで移動し、空き駐車スペースSPを容易に認識可能となる。ステップS6で肯定されるとステップS7に進み、否定されるとステップS1に戻る。ステップS7では、予め定められた走行パターンに従い車両100が空き駐車スペースに入庫するように、走行制御部15においてアクチュエータ50を制御する。
本発明の実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)自動運転車両100は、車載カメラ32と、カメラ32により取得可能なカメラ画像から自車100に対する移動を指示する移動指示情報を認識する移動指示情報認識部12と、移動指示情報認識部12により認識された移動指示情報に基づいて、目標経路を含む走行計画を作成する走行計画作成部14と、走行計画作成部14で作成された走行計画に従い車両100を自動走行させる走行制御部15およびアクチュエータ50とを備える(図2)。これにより、駐車場等の所定エリアにおいて、誘導員110が空き駐車スペースSPへの車両誘導を行った場合に、誘導員110の指示に従い車両100が自動走行するようになるため、車両100が早期に空き駐車スペースSPを認識することができ、車両100を効率よく駐車させることができる。
(2)移動指示情報認識部12は、誘導員110を認識するとともに、認識された誘導員110による移動指示情報を認識する。このように車両100(移動指示情報認識部12)が自動的に誘導員110を認識することで、駐車場内の車線等が不鮮明な場合等であっても、認識した誘導員110による移動指示情報に従い車両100を安全かつスムーズに自動走行させることができる。
(3)移動指示情報認識部12は、誘導員110のジェスチャーによる指示内容をさらに認識し、走行計画作成部14は、移動指示情報認識部12で認識された指示内容に応じて走行計画を作成する(ステップS3,ステップS4)。このため、誘導員110の指示に従い車両100を旋回させることが可能となり、最適な経路を通って車両100を空き駐車スペースSPへと自動走行させることができる。
(4)自動運転車両100は、移動指示情報認識部12により認識された指示内容を報知するスピーカ44をさらに備える(図2)。これにより移動指示情報認識部12による認識に従い車両100がいかなる自動走行を行うかを、予め乗員に報知できる。このため、乗員の予期せぬ車両100の動きを回避することができ、乗員に安心感を与えることができる。
(5)自動運転車両100は、車両周囲の障害物までの距離L1および移動指示情報認識部12により認識された誘導員110までの距離L2をそれぞれ検出する障害物検出器31をさらに備える(図2)。走行制御部15は、障害物検出器31により検出された距離L1が第1所定値L1a以上、かつ、距離L2が第1所定値L1aよりも小さい第2所定値L2a以上の条件を満たすように、障害物検出器31による検出結果に基づき車両を自動走行させる(ステップS5)。これにより車両100を誘導員110により接近させることができる。このため、車両100の接近に伴い誘導員110が大きく退避する必要がなく、空き駐車スペースSPに車両100を誘導する際の誘導員110の労力を低減することができる。
(6)走行計画作成部14は、移動指示情報認識部12により認識された移動指示情報に基づいて、予め設定された目標経路を修正し(ステップS3)、走行制御部15およびアクチュエータ50は、走行計画作成部14で修正された目標経路に基づき車両100を自動走行させる。これにより誘導員110による指示が優先されて、駐車場内における車線の逸脱、白線の跨ぎ、駐車線の横断等が許可され、空き駐車スペースSPまたはその近傍に至る良好な目標経路を生成することができる。
(7)自動運転車両100は、駐車スペースを認識する駐車スペース認識部13をさらに備える(図2)。移動指示情報は、空き駐車スペースSPへの移動を指示する駐車指示情報を含み、走行計画作成部14は、駐車指示情報に従い空き駐車スペースSPにかけて目標経路を生成し、走行制御部15およびアクチュエータ50は、駐車スペース認識部13により空き駐車スペースSPが認識されると、予め定められた走行パターンに従いその空き駐車スペースSPに車両100を格納するように車両100を自動走行させる(ステップS7)。このため、車両100を空き駐車スペースSPの入口まで誘導した後は、障害物検出器31やカメラ32等の車両100が有するセンサを用いて、車両100を自動的に駐車スペースに移動させることが可能となる。
−変形例−
上記実施形態は種々の形態に変形することができる。以下、変形例について説明する。上記実施形態では、移動指示情報認識部12が、車載カメラ32により取得可能なカメラ画像から自車100に対する移動を指示する移動指示情報を認識するようにしたが、カメラ画像に加え、例えばマイクを介して誘導員の音声による指示を取得し、これらの情報に基づき移動指示情報を認識するようにしてもよい。すなわち、音声認識の処理を介して移動指示情報を認識するようにしてもよい。上記実施形態では、走行制御部15がアクチュエータ50に制御信号を出力することで車両を自動走行させるようにしたが、走行計画作成部で作成された走行計画に従い車両を自動走行させるのであれば、自動走行部の構成はいかなるものでもよい。
上記実施形態では、移動指示情報認識部12でカメラ映像をパターンマッチングすることにより誘導員110と誘導員110からの移動指示情報とを認識するようにしたが、移動指示情報認識部の構成はこれに限らない。例えば表示部43(タッチパネル)に表示される誘導員の画像をドライバが選択操作して誘導員を特定し、これにより移動指示情報認識部が誘導員を認識するようにしてもよい。すなわち誘導員を手動で認識するようにしてもよい。また、誘導員に車両100と通信可能な携帯機器を装備させ、携帯機器の位置を特定することで誘導員を認識するようにしてもよい。移動指示情報認識部は、誘導員110の代わりに、または誘導員110に加え、車両を誘導する機械やロボットとこれら機械やロボットからの移動指示情報とを認識するようにしてもよい。
上記実施形態では、駐車場内に専用の誘導員110を配置したが、誘導員には同乗者やドライバ自身がなることも可能である。上記実施形態では、誘導員110のジェスチャーによる指示内容を移動指示情報認識部12で認識するようにしたが、ジェスチャーではなく誘導員の把持する道具の色や種類等を識別することによって指示内容を認識することもできる。上述したように誘導員が携帯機器を装備する場合、その携帯機器から移動指示情報を出力させ、これにより指示内容を認識することもできる。上記実施形態では、移動指示情報認識部12により認識された指示内容をナビゲーション装置40のスピーカ44から出力するようにしたが、報知部の構成はこれに限らない。
上記実施形態では、障害物検出器31により車両周囲の障害物および誘導員110までの距離を検出するようにしたが、カメラ映像に基づいてこれらを検出するようにしてもよく、距離検出部の構成は上述したものに限らない。上記実施形態では、障害物検出器31により検出された障害物までの距離L1(第1距離)が第1所定値L1a以上、かつ、誘導員110までの距離L2(第2距離)が第1所定値L1aよりも小さい第2所定値L2a以上の条件を満たすように車両100を自動走行させるようにしたが、第1所定値L1aと第2所定値L2aとの関係は上述したものに限らない。
上記実施形態では、走行計画作成部14が、誘導員110による移動指示情報に基づいて所定エリア内における予め設定された目標経路を修正するようにした。すなわち第1自動運転モードから第2自動運転モードに切り換わったときに、第1自動運転モードで設定した目標経路を修正するようにしたが、第1自動運転モードと第2自動運転モードとを区別せずに、誘導員110が認識されたときに手動運転モードから自動運転モードに切り換えるようにしてもよい。すなわち、誘導員110が認識されるまで車両100が手動運転で走行されてもよい。したがって、走行計画作成部は、目標経路を修正するのではなく、誘導員が認識されたときの誘導員の指示内容に応じて目標経路を生成するようにしてもよい。
上記実施形態では、所定エリアを駐車場として駐車場内を走行する自動運転車両100について説明したが、本発明による自動運転車両は、誘導員や機械などからの移動指示情報が提供される場所であれば、駐車場以外を走行する場合にも適用可能である。例えば公道や私道などの一般道で工事が行われ、その工事現場の誘導員や機械の指示に従い走行する場合にも適用することができる。すなわち、所定エリアには、一般道路に面した施設の構内だけでなく、一般道路自体も含まれる。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態と変形例の1つまたは複数を任意に組み合わせることも可能であり、変形例同士を組み合わせることも可能である。
10 ECU、12 移動指示情報認識部、13 駐車スペース認識部、14 走行計画作成部、15 走行制御部、31 障害物検出器、32 カメラ、43 表示部、44 スピーカ、50 アクチュエータ、100 自動運転車両

Claims (5)

  1. 車載カメラと、
    前記車載カメラにより取得可能なカメラ画像から誘導員を認識するとともに、認識された誘導員による、自車に対する移動を指示する移動指示情報を認識する移動指示情報認識部と、
    前記移動指示情報認識部により認識された移動指示情報に基づいて、目標経路を含む走行計画を作成する走行計画作成部と、
    前記走行計画作成部で作成された走行計画に従い車両を自動走行させる自動走行部と、
    車両周囲の障害物までの第1距離および前記移動指示情報認識部により認識された誘導員までの第2距離をそれぞれ検出する距離検出部と、を備え
    前記自動走行部は、前記距離検出部により検出された前記第1距離が第1所定値以上、かつ、前記第2距離が前記第1所定値よりも小さい第2所定値以上の条件を満たすように、前記距離検出部による検出結果に基づき車両を自動走行させることを特徴とする自動運転車両。
  2. 請求項1に記載の自動運転車両において、
    前記移動指示情報認識部は、認識した誘導員のジェスチャーによる指示内容をさらに認識し、
    前記走行計画作成部は、前記移動指示情報認識部で認識された指示内容に応じて走行計画を作成することを特徴とする自動運転車両。
  3. 請求項2に記載の自動運転車両において、
    前記移動指示情報認識部により認識された指示内容を報知する報知部をさらに備えることを特徴とする自動運転車両。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動運転車両において、
    前記走行計画作成部は、前記移動指示情報認識部により認識された移動指示情報に基づいて、予め設定された目標経路を修正し、
    前記自動走行部は、前記走行計画作成部で修正された目標経路に基づき車両を自動走行させることを特徴とする自動運転車両。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動運転車両において、
    駐車スペースを認識する駐車スペース認識部をさらに備え、
    前記移動指示情報は、空き駐車スペースへの移動を指示する駐車指示情報を含み、
    前記走行計画作成部は、前記駐車指示情報に従い前記空き駐車スペースにかけて前記目標経路を生成し、
    前記自動走行部は、前記駐車スペース認識部により前記空き駐車スペースが認識されると、予め定められた走行パターンに従い前記空き駐車スペースに車両を格納するように車両を自動走行させることを特徴とする自動運転車両。
JP2016179054A 2016-09-14 2016-09-14 自動運転車両 Expired - Fee Related JP6654118B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016179054A JP6654118B2 (ja) 2016-09-14 2016-09-14 自動運転車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016179054A JP6654118B2 (ja) 2016-09-14 2016-09-14 自動運転車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018045397A JP2018045397A (ja) 2018-03-22
JP6654118B2 true JP6654118B2 (ja) 2020-02-26

Family

ID=61693113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016179054A Expired - Fee Related JP6654118B2 (ja) 2016-09-14 2016-09-14 自動運転車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6654118B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6978973B2 (ja) * 2018-03-28 2021-12-08 日立Astemo株式会社 車両制御装置及び車両制御システム
WO2019207621A1 (ja) * 2018-04-23 2019-10-31 三菱電機株式会社 車両制御装置及び車両制御方法
KR102099407B1 (ko) * 2018-11-27 2020-05-15 주식회사 파크에이아이 자율 주행 방법 및 자율 주행 장치
JP2020147248A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 トヨタ自動車株式会社 車両制御システム
JP7331721B2 (ja) * 2020-02-07 2023-08-23 トヨタ自動車株式会社 自動運転車両の制御装置
WO2022185870A1 (ja) * 2021-03-05 2022-09-09 株式会社デンソー 処理方法、処理システム、処理プログラム
CN114265403B (zh) * 2021-12-10 2024-03-19 智己汽车科技有限公司 一种基于迎宾引导的自动泊车方法、系统、设备及车辆

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008174192A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Aisin Aw Co Ltd 駐車支援方法及び駐車支援装置
DE102010023162A1 (de) * 2010-06-09 2011-12-15 Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh Verfahren zum Unterstützen eines Fahrers eines Kraftfahrzeugs beim Einparken in eine Parklücke, Fahrerassistenzeinrichtung und Kraftfahrzeug
JP6664048B2 (ja) * 2014-05-16 2020-03-13 Case特許株式会社 車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018045397A (ja) 2018-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6654118B2 (ja) 自動運転車両
US10286907B2 (en) Vehicle and lane change timing determination method
JP6368574B2 (ja) 車両制御装置
JP6583061B2 (ja) 自動運転制御装置
US10173680B2 (en) Vehicle speed control device
JP6771517B2 (ja) 自動駐車装置及び自動駐車方法
JP2017218020A (ja) 車両制御装置、車両制御方法、および車両制御プログラム
US20200307595A1 (en) Vehicle control device, vehicle control method, and storage medium
CN109388137B (zh) 驾驶辅助设备和存储介质
JP7140037B2 (ja) 車両遠隔指示システム
JP2021160535A (ja) 駐車支援システム
EP3693230B1 (en) Parking control method and parking control device
US11332128B2 (en) Driving assistance apparatus
JP2019156144A (ja) 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
JP7429589B2 (ja) 車両の移動支援システム
EP3730351A1 (en) Parking control method and parking control device
US20210139019A1 (en) Driving assistance apparatus
US9290177B2 (en) Vehicle control apparatus
US10948303B2 (en) Vehicle control device
US20190265727A1 (en) Vehicle control device
JP2021000974A (ja) 駐車支援システム
CN113401056B (zh) 显示控制装置、显示控制方法以及计算机可读取存储介质
US11590967B2 (en) Control device for automated driving vehicle
JP7271571B2 (ja) 駐車時の車両走行制御方法及び車両走行制御装置
CN112124090A (zh) 驻车辅助系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6654118

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees