JP6653822B2 - 会計処理システム、方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、会計事務所の顧問先企業などで、記帳ソフトを利用して、仕訳入力を行なう場合に用いられる会計処理システムにおいて、入力処理に関する技術に関する。
従来、公認会計士事務所や税理士事務所(以下単に「会計事務所」または「事務所」と称す。)では、顧問先から種々の形式で会計処理の元となるデータや原始証憑類を受け取って当該顧問先の会計処理を行っている。近年、パソコンの普及により、顧問先から会計事務所へ提出される基礎資料は電子媒体である場合が多くなっている。
顧問先から、会計事務所へ電子媒体(データ)として、基礎資料を提出する場合、一般的に顧問先側で出納帳形式のソフトウェアを使用して取引を入力し、データのままネットワークを介して会計事務所に送信するか、メモリカードなどの記憶媒体に格納して会計事務所に渡す方法がある。
特許文献1では、記帳入力画面におけるユーザーの指示により、記帳された取引の内容を、取引の摘要に紐付けて保存することで、入力を補助するための摘要辞書を作成する技術が開示されている。
特許文献2では、取引の内容を質問形式で情報を取得することにより、仕訳等を行うのに必要な情報を作成する技術が開示されている。
また、特許文献3では、経理システムへの入力業務を省力化するために、過去に発生した仕訳データの中から、銀行口座ごとの収支にかかわる前年度同月分のデータを抽出し、抽出された仕訳データを元に当月度分の銀行別収支予定表を生成して画面に表示させる技術が開示されている。
特開2010−152700号公報 特開2014−206960号公報 特開2002−99696号公報
法人や個人事業者における経理担当者は、経理処理のために日々の取引を帳簿に記帳する。記帳の際には、同様の取引であれば同じ勘定科目を用いるが、同様の取引は繰り返し発生する傾向が強いため、経理担当者は、同じような作業を何度も行うこととなり作業効率が悪い、という問題があった。
また、小規模法人や個人事業者のような組織においては、専門的な会計・税務の知識を有する人材を常に確保できるとは限らない。このため、経理担当者が記帳のたびに使用すべき勘定科目を調べる作業が発生して記帳作業が滞る、さらには、他の作業を行っている社員がフォローに回り通常業務が滞る、といった状況が発生していた。
これに対して、会計ソフトでは、入力済の仕訳を指定して複写する機能を使用することができる。しかしながら、こうした機能を用いる場合、通常の記帳入力の流れを中断することとなるので、作業効率が悪い。また、まとめてコピーしてから、当月に合わせて日付や金額を個別に修正するため気を使う操作となり、ミスが発生しやすい。
摘要については、一部を削除してから改めてその取引の摘要を入力するため、入力効率が悪い。また、簿記の知識が乏しい者が入力を行う場合には、適切な入力を行うことが難しいため、自計化の場合と同様に会計事務所側で正確な仕訳入力を行うためには顧問先の指導など双方の負担がかかることになる。
しかしながら、上記特許文献1の技術では、システムの取引の入力方法に従った取引の種類(売上取引、入金取引、等)を選択した後に、その中から入力したい取引を探す必要があったため、定期的(取引の種類等が容易に思い出せるよう)な取引については比較的簡単に見つけることができるが、不定期(取引の種類等が容易に思い出せないよう)な取引については、前回の取引を見つけ出すことさえ出来ないといった問題があった。また、見つけ出すためには、取引の種類の選択まで戻る作業を繰り返し行なう必要があるといった問題点があり、簿記の知識や経理業務に精通していない者にとっては、適切な入力を行うまでの手間が増加するという問題があった。
また、上記特許文献2の技術では、すべての質問を回答しないといけないため、ある程度入力が慣れてくると特許文献1や過去の取引から選択する等の他の入力形式を利用することになるが、いずれの入力方式を選ぶ場合でも、別の入力アプリを起動し、再度帳簿を選択する手間があった。また、既存の方式で入力する場合は辞書等の入力補助や過去の取引の履歴から直接選ぶことになり、入力する内容が正しいかどうかは仕訳を登録しないと確認することができなかった。
また、特許文献1の摘要辞書や特許文献2の質問形式での入力方法は、それぞれ独立した入力方法となっており、個々の入力形式を使って取引内容の絞り込みを行っても、別の入力方法を選択すると折角絞り込んだ取引内容がリセットされてしまい、直前の絞り込みが生かせないという問題があった。
また、質問形式での入力(以降、「質問式入力」と呼ぶ)の発明では、摘要を収集するところまでを効果的に行なうことができたが(以降、質問式入力で取得した摘要を「質問式」と呼ぶことにする)、過去に入力した質問式を過去取引一覧の形式で取り扱うことまでは想定しておらず、質問式を含む過去取引も含めて、絞り込みの対象とすることはできなかった。
また、上記特許文献3の技術によれば、当月度分の銀行別収支予定表を出力し、銀行から送付される残高照合表や預金通帳などとマニュアルで照合し、手入力で予定表の金額を修正する必要がある。こうした方法は、入力済の仕訳を指定して複写する方法と本質的に同じであり、上述のような、通常の記帳入力の流れを中断することとなるので作業効率が悪いという問題があった。
まとめると、特許文献1〜3のいずれの技術も、これまでは取引の入力を行うときは、入力する方式を予め選択して、その選択した入力方式の枠内で、入力したい取引や参考とする取引を探す必要があるため、入力途中でオペレーションの間違いに気がついた時や、より効率的な入力があることに気がついた時や、参考とする過去の取引履歴が見つからない場合は、作業を中断して最初からやり直す必要があり、後戻り作業などの余計な手間が多く発生するといった問題が解決されていなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、特別な摘要登録操作を必要とせずに、出納帳簿の記帳にかかる負担を低減可能とする記帳方法を得ることを目的とする。また、1つの入力画面から複数の入力項目を条件として有機的に結びつけて、過去の取引履歴に対して条件を変えて検索することを繰り返し、常に過去の取引の履歴が表示されることで、参考とする取引入力が登録する前に正しいかどうかを確認できる記帳方法を得ることを目的とする。
また、 会計(簿記)の知識や業務経験の少ない者でも、仕訳の入力の順序を意識することなく、摘要入力ができるので、間違った場合の後戻りの手間を少なくすることで、出納帳簿の記帳にかかる負担を低減可能とする記帳方法を得ることを目的とする。また、会計(簿記)知識の十分ある者や実務経験の豊富な者にとっては、過去の入力項目から、取引履歴が出てこない場合は、入力が適切でないことに気づきやすくなるので、入力ミスを低減することを目的とする。
上述した課題を解決すべく、本発明に係る入力支援システムは、
少なくとも、取引区分入力欄(ないし取引分類入力欄)と、摘要入力欄と、を含む、取引データ入力欄を備える取引入力項目表示手段と、
併せて、過去取引一覧を表示する過去取引表示手段と、
前記取引入力項目表示手段に対し、取引区分(ないし取引分類)、ないし、摘要の入力を受付ける取引入力受付手段と、
前記入力受付手段に対し、いずれか一つの入力を受け付けたことに基づいて、絞込条件を策定する条件設定手段と、
前記条件設定手段により策定した絞込条件に基づいて、過去取引一覧の絞込みを行う条件絞込処理手段と、
前記条件絞込処理手段により絞り込んだ取引一覧の入力アシスト画面を表示する絞込結果表示手段と、
前記取引入力項目表示手段に対し、追加の入力を受け付けると、前記条件設定手段は前記第1の絞込条件に加え、追加の入力に基づいて、前記の絞込条件を更新し、
前記条件絞込処理手段は更新した絞込条件に基づいて、過去取引一覧のさらなる絞込みを行なって、
前記絞込結果表示手段はさらに絞り込んだ取引一覧の入力アシスト画面を表示し、
以降、順次、追加の入力を受け付ける度に、前記条件設定手段により絞込条件を更新して、更新した絞込条件に基づいて、前記条件絞込処理手段により過去取引一覧のさらなる絞込みと、前記絞込結果表示手段によりさらに絞り込んだ取引一覧の入力アシスト画面の更新を繰り返し、
利用するのに最適な過去取引を抽出することにより、その中から最適な取引を選ばせたり、参照させたり、最適な取引を自動選択させること、
を特徴とする。
また、本発明に係る入力支援システムは、
前記取引入力項目表示手段に質問式入力欄を含み、前記取引入力受付手段が前記質問式入力欄の入力を受け付けたときに、入力に対応する回答を取引データ入力とすることを特徴とする。
本発明では、1つの入力画面から複数の入力項目を条件として有機的に結びつけて、過去の取引履歴に対して条件を変えて検索することを繰り返すことで、常に過去の取引の履歴が表示されることで、参考とする取引入力が登録する前に正しいかどうかを確認できる。
また、絞込条件を変える場合として、単独の絞り条件を次々に更新して、その結果として絞り込まれた取引履歴を次々に確認することや、条件を次々に重畳していくことで、さらに絞込を続けて所望の過去取引にたどり着くことができるといった、複数のタイプの絞込を可能とする。
また、過去の取引履歴を見ることで、簿記の知識が乏しいものや、業務を引き継いだ者でも正しい取引と仕訳を知り学習することができる。
また、過去に入力したことがある取引の入力をしていて、その入力の履歴が出て 来ない時は、現在の入力に何らかの間違いがあることに気づくことが出来る。
また、常にガイドには、過去に入力した履歴が出るので、使用を重ねるごとに、より正しい仕訳入力が出来るようになる。
図1は、本発明にかかる会計処理システムにおける顧問先端末のハードウェア構成を示す図である。 図2は、本発明にかかる会計処理システムにおける全体フローを示す図である。 図3は、本発明にかかる会計処理システムにおける取引分類から取引を入力するフローを示す図である。 図4−1は、月次仕訳データの構成例を示す図である。図4−2は、月次仕訳データから加工された中間データを示す図である。図4−3は、取引辞書のデータの構成例を示す図である。図4−4は、合成辞書のデータの構成例を示す図である。図4−5は、取引データの一例を示す図である。図4−6は、入力データを入力した順番ごとに、入力項目として受け付けて、入力項目の種類と共に記録しておくための、入力項目のテーブルを示す図である。図4−7は、取引を絞り込むための条件を生成するのに必要な要件を定義した条件生成テーブルである。図4−8は、過去取引を絞り込むための条件テーブルである。図4−9は、取引分類と取引区分の対応関係を示す図である。 図5は、質問式入力方式にかかる質問情報でデータの構成例を示す図である。 図6−1Aは、現金出納帳形式の入力画面の横に質問式入力の画面が並列表示されている画面を示す図である。図6−1Bは「取引区分から入力」のボタンを押して、取引区分がガイド画面に表示された入力画面を示す図である。図6−1Cは、「取引分類から入力」のボタンを押して、取引分類がガイド画面に表示された入力画面を示す図である。図6−2−1は、取引区分から取引を選択して摘要欄へ反映させた表示画面を示す図である。図6−2−2は、選択された取引分類の該当する取引一覧の表示画面を示す図である。図6−3は、取引区分から一覧から所望の取引を選択して、入力欄へ摘要内容などがコピーされた画面を示す図である。図6−4は、「質問式で入力」のボタンを押して、質問式の一覧が表示された画面を示す図である。図6−5は、取引区分の絞り込み条件を設定する画面を示す図である。 図7は、本発明にかかる会計処理システムの構成例を幾つか示す図である。 図8は、取引辞書作成フローを示す図である。 図9は、取引区分の絞り込み条件を設定するデータ構成例を示す図である。 図10は、取引区分によるガイド画面を用いた会計処理を説明するフローチャートである。 図11は、本発明にかかる会計処理システムにおける変形例の全体フローを示す図である。
本発明の会計処理システムでは、大きく分けて2つの実施形態がある。第1の実施形態としては、様々な入力方式を重畳的に用いて、過去取引の絞込を行なって、所望の過去取引を参照する場合である。第2の実施形態としては、いずれか一つの入力方式を選択した場合でも、GUIの工夫などによって、取引一覧の絞込を十分に行なうことができる場合を示す。
以下、実施例1(様々な入力方式を重畳的に用いて、過去取引の絞込を行なって、所望の過去取引を参照する場合)と、実施例2(いずれか一つの入力方式を選択した場合でも、GUIの工夫などによって、取引一覧の絞込を十分に行なうことができる場合)に分けて説明する。
1.実施例1
<全体処理フローの概要>
最初に図2を参照して、本発明の会計処理システムにおける情報や処理の流れの全体概要を説明する。本発明は、顧問先において簿記の知識などが十分になる熟練者や簿記の知識などが乏しいものや経理業務の経験が少ない者でも、取引ベースの仕訳入力を可能とするため、以下の複数の入力方式のうち、少なくとも1つ以上の入力方式を備えている。
(1)質問式入力
(2)取引区分から入力
(3)取引分類から入力
(4)直接文字入力
(1)の質問式入力とは、会計処理または税務処理特有の記述ルール(特定ルール)に基づく5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、どうする、なぜ)または5W2H(いつ、どこで、誰が、何を、どうする、なぜ、いくら)の質問形式により、回答を主に選択式で取得し、質問と対応する回答から取引情報を作成することで、会計事務所が正確な勘定科目や税区分を選択するための判断情報である取引情報を作成するものである。
質問の項目は、図5のテーブルに示すような質問とそれに対応する詳細質問(例:項目Whenは詳細Whenに対応)が順番に出されて、ユーザーが質問に回答することで摘要が完成する。
(2)の取引区分から入力とは、入金または出金などの取引区分単位で、過去の取引(摘要)履歴をまとめて検索して一覧表示し所望の該当する取引(摘要)を選択して入力するもので、取引の大まかな区分さえ分かれば、簿記初心者でも簡単に入力が出来る方式である。また、ある程度簿記知識が分かっていている者に対しては、入金/出金区分 → 取引区分 → 摘要の順で摘要を探しつつ、過去の取引履歴を検索して入力する方式も兼ね備えている方式である。
(3)の取引分類から入力とは、取引分類ボタンをクリックすることで、取引分類を一覧で表示し、その中から選択し該当の取引区分を選択し入力する方式である。
(4)の直接文字入力とは、摘要欄へ直接取引の内容を入力する方式であり、簿記の熟練者向けの方式である。
ユーザーが一覧表や記憶を頼りに、摘要文字列の全部を直接入力することのほか、例えば、「交通」などのキーワードを入力すると摘要辞書から「旅費交通費」が検索されて勘定科目を選択した上で、金額や日時などを入力して仕訳を完成させる方式である。
<全体処理フローをメインとして画面表示をサブとした説明>
次に、図2の処理フローについて、図6−1A、図6−1B、図6−1Cなどの取引の入力画面を適宜引用しながら、説明する(・・・処理フローがメインで、サブで画面表示を説明)。
ここで、図6−1A、図6−1B、図6−1Cなどの取引入力画面の例では、最初から質問式で入力する場合の入力フォームが右側に表示されている例を示しているが、必須ではなく、各取引の入力画面において、各入力方式の入力フォームは一つの取引入力画面上に同時に表示されていても良いし、取引入力のボタン(質問式にて入力のボタン623、取引区分からの入力のボタン624、取引分類からの入力のボタン625)をクリック等してから、入力フォームがポップアップするなどして表示するようにしても良い。
図2おいて、取引事象が生じた場合に、その内容に基づいて入力処理が行われる。 ユーザーは所定の会計処理プログラム(図示せず)を起動し、その所定の会計処理プログラムの処理順に従い新規取引入力を開始する(S2−1)。
初期状態では、現金出納帳形式の入力画面の横に質問式入力の画面が並列表示され、現金出納帳形式の画面の下に、過去の取引履歴を全て表示されている(S2−2 図6−1A 500)。
なお、過去の取引履歴は、全て表示してもよいし、入力しようとする取引の日付と、別途、前年同月ないし前月などの参照条件設定を設けた上で、入力日付と参照条件設定を元に過去取引を抽出したものを表示するようにしても良い。
システムは、ユーザーが追加入力を行い(S2−3−1 追加入力)、追加入力した値を入力データとして保存する(S2−3−2)。システムは追加入力が、以下の4つ (1)質問式入力、(2)取引区分から入力、(3)取引分類から入力、(4)直接文字入力の何からされたか検出する(S2−4)。
図2では、大まかな各入力方式の流れを図示したものであり、各入力方式については別途説明を進める。
まず、図2は、概要としては、各入力方式で自由に入力を行ないながら、入力した内容を、システムが過去取引の絞込条件として取り扱い、過去取引を絞り込んで表示し、その過去取引の一覧の表示内容を確認して、絞込が十分であった場合には、その中から所望の取引を参考として選択し、絞込が十分でない場合には、さらに別の入力方式で絞り込み条件を重畳して、絞込みを繰り返して行ない、順次、所望の取引に絞り込まれていくまでの処理を示している。
S2−5−1は、質問式入力方式のフローである、この入力方式は、質問式入力の画面(図6−1A 700)の項目について、質問形式で入力を受け付ける状態となっており、質問に対する回答として、項目の選択、文字入力が行われた時は、かかる質問と回答のセット(質問式回答)を記録し(S2−5−1)、質問式回答の、入力データと入力方法を入力項目テーブルに入力レコードを追加する。
具体的にはし入力データである質問式回答を入力値に、入力方式である質問式を入力項目に、入力項目テーブル(図4−6)に入力レコードを追加する。
また、選択されていた項目の解除、入力されていた文字の削除が行われた時は、入力項目テーブルから該当する入力レコードを削除する。なお、入力データを過去の取引履歴の検索条件として直接追加し、過去の取引履歴の検索条件から該当する条件を削除してもよい。入力項目テーブルの追加等の更新があった場合は、入力項目テーブルと後述する条件生成テーブルとを演算処理して、検索条件を生成する(S2−6)。
質問式入力の場合には、一つの質問に対して回答を選択した場合に、その都度、その選択内容を検索条件のキーにセットしてもよいし、複数の質問に対して全て回答した場合に全ての選択内容ないし一部の選択内容を併せて、検索条件のキーとしてセットしても良い。
S2−5−2は、取引区分による入力のフローである。この入力方式では、取引区分のボタン(図6−1A 624)をクリックすることにより、取引区分単位で、区分が選択された時は、選択された区分を入力データとして、入力データと入力方法を入力項目テーブルに入力レコードを追加(S2−5−2)し、選択されていた取引区分が解除された時は入力項目テーブルから入力レコードを削除する。なお、該当する区分を直接検索条件として追加し、選択されていた取引区分が解除された時は、検索条件から該当する条件を削除してもよい。入力項目テーブルの追加等の更新があった場合は、入力項目テーブルと条件生成テーブルとを演算処理して、検索条件を生成する(S2−6)。
S2−5−3は、取引分類入力方式であり、取引分類のボタン(図6−1A 625)を
をクリックすることで、取引分類単位で、分類が選択された時は、選択された区分を入力データとして、入力データと入力方法を入力項目テーブルに入力レコードを追加(S2−5−3)し、選択されていた取引分類が解除された時は、入力項目テーブルから入力レコードを削除する。なお、該当する分類を直接検索条件として追加し、選択されていた取引分類が解除された時は、検索条件から該当する条件を削除してもよい。入力項目テーブルの追加等の更新があった場合は、入力項目テーブルと条件生成テーブルとを演算処理して、検索条件を生成する(S2−6)。
S2−5−4は、直接文字入力であり、摘要欄(図6−1A 631)へ直接取引の内容をテキスト入力する方式である。摘要欄へ文字が追加された時は、少なくとも1文字以上の文字列を入力データとして、入力データと入力方法を入力項目テーブルに入力レコードを追加(S2−5−4)し、入力された文字が削除されたときは、入力項目テーブルから入力レコードを削除する。なお、文字列を直接検索条件として追加し、入力された文字が削除されたときは、削除された文字を検索条件から削除してもよい。入力項目テーブルの追加等の更新があった場合は、入力項目テーブルと条件生成テーブルとを演算処理して、検索条件を生成する(S2−6)。
以上のように、検索条件は、いずれか一つ以上の入力方式によって取得した入力データに基づいて設定されるが、より効果的には、複数の入力方式によって取得した入力データに基づいて重畳した検索条件として設定される。
より具体的には、まず、複数の入力方式によって取得した入力データを検索キーとして取り扱い、図4−6の入力項目のテーブルにそれぞれ格納する。
そして、各入力項目に格納された入力値は、適宜、条件生成テーブル(図4−7)を参照して、AND(論理積)ないしOR(論理和)などを用いて論理式の形に構築され、ある意味、入力データが重畳した検索条件として設定される。
過去取引(取引辞書)を絞込むための検索条件は、会計データの構成に従って分類された入力項目ごとに、どの入力項目と、どの入力項目を、どういった論理で組み合わせるかという 一定の会計ルールに沿って定めた条件生成テーブルを参照して、
第1番目の入力データ、第2番目の入力データ、・・・第N番目の入力データ、に基づいて決定される。
より詳細には、条件生成テーブル(図4−7)では、入力項目の種類として文字入力、取引区分、・・・といった項目があり、各入力項目が文字であるか数字や記号(図示せず)の種別が割り振られ、さらに、各入力項目が同じ種類である場合の第1論理と、各入力項目が異なる種類である場合の第2論理の条件を備えており、各入力項目の種類毎に優先度が設けられている。優先度は、各入力項目をどのように括ってAND(論理積)ないしOR(論理和)と組み合わせるかを意味する。
例えば、入力1として、摘要に「売」の文字を入力した場合に入力データ「売」を入力項目テーブルの入力値に追加し、入力2として、取引分類ボタンを押して「入金による取引」を選択した場合には取引辞書から該当する取引区分「入金」を入力データとして取得し、入力データ「入金」を入力項目テーブルの入力値に追加し、入力3としてさらに摘要に「上」の文字を入力した場合に入力データ「上」を入力項目テーブルの入力値に追加した場合には、入力項目テーブルと条件生成テーブルを演算処理することで、条件テーブル(図4−8)を作成し、優先度で並べ替える。
同じ優先度の入力項目がある場合は、同じ優先度の入力項目同士をまとめて論理式を設定する。同じ優先度同士の論理式の設定後に、違う優先度との論理式を設定する。本実施例だと入力1と入力3が同じ優先度であり、さらに同じ入力項目であるから、第一論理を使用し、入力2に対しては、違う入力項目あるから第二論理を使用して条件テーブルが作成される。よって、(入力1「売」 AND 入力3「上」) AND 入力2「入金」という論理式が絞込のための検索条件として設定される(S2−6)。
本実施例では同種の入力項目と異種の入力項目で第一論理と第二論理に論理式を分類しているが、論理式の分類方法はこれに限られず、また公知の条件作成処理により検索条件を作成してもよい。
かかる検索条件をキーとして、過去取引の取引辞書を検索して、過去の取引履歴を絞り込み、該当した過去の履歴を画面(図6−1A 640)へ一覧として表示する(S2−7)。
なお、取引辞書を絞り込むための検索条件を生成する処理は、条件生成テーブル(図4−7)のハンドリングにより行なうことを一例としてあげたるが、これに限定されるわけではなく、ユーザーが画面上のGUIを利用して、各入力データ(入力項目)を適宜ANDやORで組み合わせて検索条件を生成しても良いし、単純に各入力データ(入力項目)がAND(論理積)で重畳するようにしてもよい。
また、論理式としてANDやORのみで説明していたが、ANDやORだけでなく、NOTやXOR等の他の論理式やこれらの組み合わせにより検索条件を自由に作成できる。
また、以上の説明では、複数の入力方式で入力した入力データ(入力項目)を一纏めにして検索条件にセットして取引辞書を絞り込んでアシスト画面として表示することを主に説明したが、これに限定されるわけではない。
例えば、単純に各入力データ(入力項目)がAND(論理積)で重畳する形で検索条件を設定する場合において、複数の入力方式のうち、いずれか一つの入力方式を用いてデータがされた場合に、その入力データ(入力項目)を、その都度、検索条件にセットして、取引辞書を絞り込んでアシスト画面として表示し、他の入力方式でさらに入力があった場合に、追加で入力されたデータをAND(論理積)で検索条件に加え、さらに絞り込んだ取引履歴をその都度、リアルタイムに表示するという処理を行なっても良い。
これを、図2の処理フローの図で説明すると、各入力方式のいずれかの入力があると(ステップS2−5−1ないしS2−5−5)、その都度、検索条件の策定処理(ステップS2−6)に移行し、その条件で取引履歴(取引辞書)を、その都度、絞り込んだ取引一覧を生成して表示し(ステップS2−7)、次の入力を受け付ける(ステップS2−3−1)、という一連のループを実行することになる。
次に、ユーザーは、入力方式のいずれか一つ以上で設定した絞込条件の適否を確認し、所望の過去取引がありそうだ、もしくは所望の取引があったと判断する場合、すなわち、絞込が十分であったかどうかを判断し、必要に応じて、別の入力で絞込条件を変えて、過去取引の一覧をさらに絞り込んでいくという処理を繰り返すことになる。
取引履歴が十分に絞り込まれていないと判断する場合、すなわち、継続して入力を行う場合、追加入力(S2−3−1)へ戻り、追加の入力をするといった繰り返しとなる。
十分に絞り込まれた結果、所望の取引、つまり今回の取引入力で参考となる近い過去取引を発見できたと判断する場合には、ユーザーは画面表示された過去の取引一覧から参考とする取引を選択し、絞り込まれた取引履歴から、ユーザーが選択することで、明らかに異なると考えられる項目(例えば摘要内の日付情報や金額情報)などを除き、入力に反映(コピーされる)ので、ユーザーは金額などを入力したり、必要に応じて、適宜摘要を修正する(図示せず)。
そして、すべての取引の入力が完了した場合において、必要に応じて入力終了ボタンなどをクリック(S2−5−6)、あるいは最後の入力項目の入力を検出等することで、入力が完了したと判断して、入力データから仕訳データを生成し、一連の処理を終了する。
同様に、質問式入力の場合には、全ての質問に対する回答選択を終了した場合に、質問と回答のセットである質問式を利用して、仕訳データを生成し(S2−5−7)、一連の処理を終了する。
<ハードウェアおよび機能ブロック構成、および各種テーブル構成の概要>
以上、本発明の全体の処理の概要について、処理フローの図(図2)と画面表示の図(図6−1A、図6−1B、図6−1C)を用いて説明したが、このような処理を実行するためのハードウェアないし機能ブロック構成、および各種テーブル構成の概要について以下説明する。
図1は、会計処理装置(顧問先端末)10のハードウェア構成をブロック単位で、示した図であり、大きな単位で、入力部11、出力部12、制御部13、記憶部14、通信部15から構成される。
入力部11は、ユーザーからの一次的な操作を、制御部へ伝える手段であり、一般的にはキーボード、マウス等が該当し、タッチパネルなどであっても良い。 出力部12は表示(LCDやCRT等)や印刷(プリンタ)などの出力手段である。
制御部13は、CPUと記憶部14にロードされたプログラムによって端末装置内の制御をおこなう機能部であり、各種の制御をユーザーの操作などに基づいた、ファイルの読出し、保存、データの取り込みや変換などを行なうデータ管理部、ユーザーの操作を受け付ける入力取得部と、摘要を処理する摘要処理部と、取引データを仕訳データへ反映させる取引生成部と、摘要辞書などの辞書管理部を有する。 各部の働き(機能)ついては後述する。
記憶部14は、ハードディスクやSSDなどの記憶装置が該当し、各種アプリケーションプログラムを格納したプログラム格納部、摘要辞書DBは、摘要辞書を格納する。ここで、摘要辞書とは、ガイド画面(詳細な説明は後述する)を生成するための辞書であって、摘要に仕訳の情報が紐付けられている。摘要辞書は、予め設定されているが、内容は編集可能である。また、取引辞書DBは、取引辞書を格納する。
ここで、取引辞書とは、詳細は後述するが、過去の取引入力の内容を記録した辞書であって、全ての過去取引のデータであってもよく、また入力しようとした日付や、その日付に対する前年同月ないし前月などの参照設定を加味して、全ての過去取引のデータから一部を抽出したものであってもよい。
そういう意味で、摘要辞書が学習を伴う場合もあるが、ある程度固定的な情報であるのに対して、取引辞書は、最新の仕訳からその都度自動生成される点で相違する。摘要辞書および取引辞書の構成については後述する。ここで、仕訳データは、過去の仕訳の情報を、たとえば月次の仕訳データで保持する。月次仕訳データは決算日にしたがって作成されるので、たとえば、決算日が20日の場合は、11月の月次仕訳データは(10月21日〜11月20日)に発生した取引についてのデータを保持する。
なお、データ管理部では、複数の法人や事業者を管理可能である。したがって、上記の摘要辞書DB,取引辞書DB,仕訳データは、会社単位でデータを管理する。記憶部に格納されるファイル、データやテーブルについては後述する。 ここでは、会計処理装置(顧問先端末)はスタンドアローンPCとしたが、クラウドサービスを利用して、記憶部を外部ストレージ(サーバー)へ設けて、シンクライアントとして、タブレット端末などを利用しても良い。
また、通信部15はLANアダプタなどが該当し、ローカルにてネットワーク接続されたサーバーや、インターネット接続するための機能である。
<画面表示をメインとして、全体処理フローをサブとした説明>
以上、本発明の全体の処理の概要について、処理フローの図(図2)をメインに、適宜、画面表示の図(図6−1A、図6−1B、図6−1C)を引用しながら説明し、続いて、このような処理を実行するためのハードウェアないしシステム構成について説明したが、次に、画面表示の図(図6−1A、図6−1B、図6−1C)の詳細を、適宜、処理フローの図(図2等)を引用しながら、説明する(・・・画面表示がメインで、サブで処理フローを説明)。
イ)取引入力のための画面の概要
会計処理装置(顧問先端末)にて、ユーザーは出納帳形式のソフトウェアを起動して、出納帳形式の画面から入力を開始する図6−1Aに示すように。起動直後の画面(500)は、大きく2つのブロックに分かれ、左側に出納帳入力の画面(600)、右側に質問的入力の画面(700)で構成される。
なお、図6−1A等では、最初から質問式で入力する場合の入力フォームが右側に表示されている例を示しているが、必須ではなく、質問式で入力を選択した後に、はじめて表示されるようにしてもよい。
左側の出納帳入力の画面(600)は、その左端に取引の発生起源となったレシートや領収書の画像(611)が表示され、右側には、現金出納帳を模した入力部(630)を上部に、下部に過去の取引一覧が表示されるガイド画面(640)にて構成される。ユーザーは前記レシートや領収書の画像を見ながら入力を行うが、当該画像は必須ではなく、レシートや領収書の紙媒体を目視しながら入力を行っても良い。
現金出納帳を模した入力部は、上部に「新しい取引を入力」(621)と「登録」(622)の指示を受けつけるボタンがあり、その下に表形式で入力部が設けられている。ユーザーは「新しい取引を入力」をマウスポインタなどでクリックして入力を開始する(図2のS2−1に相当)。
「新しい取引を入力」のボタンが押されると、制御部は記憶部のDB内を検索して、図6−1Aのガイド画面(640)に、過去の取引を一覧として表示する。 ここで、入力する年月は、会計処理装置(PC等)の内部システムクロックから自動取得して、平成27年6月1日がセットされており、入力履歴の対象年月はここでは、自動的に前月の平成27年5月が設定されるが、後述するように参照年月(参照設定)は必要に応じて、ユーザーが切り替え可能である。
ロ)取引入力のための画面を利用した取引入力の概要について
次に、ユーザーは取引の内容を入力する段階へ移るが、ここで前述の(1)質問式で入力、(2)取引区分から入力、(3)取引分類から入力、(4)直接テキスト入力の中から何れかの入力をシステムは入力待ちの状態となる(図2のS2−1相当)。
図6−1Aにて説明をすると、(1)質問式で入力する場合は、画面中央部付近の「質問式で入力」(623)のボタンまたは、質問式入力の画面(700)内の項目を選択しても良いし、テキスト入力欄(「何を」の箇所)へ文字入力が行われたことを検出してもよい。
(2)取引区分から入力は、画面中央部付近の「取引区分から入力」(624)のボタンを、(3)取引分類から入力も同様に、画面中央部付近の「取引分類から入力」(625)のボタンを押すことで、参考する過去取引の絞込条件が設定される。
直接テキスト入力は、摘要部分へテキスト入力が行われたことを制御部が検出すると、摘要欄へ文字が追加された時は、文字列を検索条件として追加し、入力された文字が削除されたときは、削除された文字を検索条件から削除して、検索条件を生成して、条件をキーとしてDBを検索して、過去の取引履歴を絞り込み、該当した過去の履歴を画面(図6−1A 640)へ一覧として表示する(S2−6)。
ハ)「取引区分から入力」を選択した場合の画面表示を中心とした取引入力の説明
図6−1Bは、「取引区分から入力」のボタンを押して、取引区分がガイド画面に表示された入力画面を示す図である。 出納帳入力の画面(600)中央部付近の「取引区分から入力」のボタンが押された時(図2 S2−5−2)の画面を示し、画面中央部の、破線図で囲まれた部分に、取引区分の一覧(661)が表示される。
取引区分は大きく"入金"、"出金"で分けられ、"入金"分類の取引には、1.現金売上げ、2.売掛の回収などが、"出金"の分類には21.経費の支払、買掛の支払などが一覧で表示される。一覧表示された取引から所望の取引を選択することで、区分が選択された時は、該当する区分を検索条件として追加し、選択されていた取引区分が解除された時は、検索条件から該当する条件を削除して、検索条件を生成して、条件をキーとしてDBを検索して、過去の取引履歴を絞り込み、該当した過去の履歴を画面(図6−1A 640)へ一覧として表示する(S2−6)。
過去の取引履歴一覧からユーザーは所望の参考となる取引を選択すると、選択された取引に対応付けられた勘定科目が摘要と共に、摘要欄へセットされユーザーは、金額などを入力する。
図6−2−1は、取引区分の検索条件から絞り込んだ過去の履歴一覧から参考とする取引を選択して摘要欄へ反映させた表示画面を示す図である。
取引区分から入力の変形例(入力方式が一つの場合でも、有効な絞込みが可能な例としての実施例2)については、図10を利用して、後述する。
ニ)「取引分類から入力」を選択した場合の画面表示を中心とした取引入力の説明
「取引分類から入力」を選択した場合の画面表示について、図3を適宜引用しながら以下説明する。
図3は、本発明にかかる会計処理システムにおける取引分類から取引を入力するフローを示す図である。
図6−1Cは、「取引分類から入力」のボタンを押して、取引分類がガイド画面に表示された入力画面を示す図である。 画面中央部付近の「取引分類から入力」のボタンが押され(図3 S3−1)ると、出納帳入力の画面(600)中央部の、破線図で囲まれた部分に、取引分類の一覧(671)が表示される(図3 S3−2)。
ここでは、上段から「売上取引の摘要に絞り込む」、「入金取引の摘要に絞り込む」、「仕入取引の摘要に絞り込む」、「出金取引の摘要に絞り込む」が摘要欄に表示されている(図3のS3−2に相当)。
図6−2−2は、選択された取引分類を検索条件として過去の取引履歴を検索して該当した取引の一覧の表示画面を示す図である。ここでは、「仕入取引の摘要に絞り込む」が選択され(図3のS3−3に相当)、"仕入"の取引区分と参照期間:平成27年5月をキーとして、DB内を検索して該当したデータの一覧が、画面下部へ表示されている(図3のS3−4)。画面下部に表示されている取引区分一覧から取引区分を選択した場合、「取引区分からの入力」と同様の処理を行うことができる。
ある程度、簿記の知識のあるものであれば、図6−1Bの取引区分から入力を選択して、検索条件を設定して、絞り込んだ一覧から所望の取引を選択するが、簿記知識のない初心者であれば、図6−1Aに示すように過去の取引履歴を、絞り込む条件を特に指定することなく一覧表示することで、適切な参考とする取引や摘要を選ぶことが出来る、また大まかな取引分類が分かれば、図6−1Cに示すような取引分類から、入金取引などの摘要を選択して過去の取引履歴について、一覧表示する取引を絞り込むことで、より簡便に適切な参考とする取引を選ぶことが出来る。
図6−2−2では、各絞り込む対象となる取引については、その取引が入金取引の区分になるのか、出金取引の区分になるのかが、明確になるように各行の入金、出金の欄へ○印にて表示されている。例えば、詳細には、図6−2−2は、現金出納帳形式の入力画面であり、「売上取引の摘要に絞り込む」の行では、入金の欄へ○印があるので、現金出納帳形式の入金取引欄に記載する取引であることが分かり、「仕入取引の摘要に絞り込む」の行では、出金の欄へ○印があるので、現金出納帳形式の出金取引欄に記載する取引であることが分かる。よってユーザーは、直感的な現金出納帳等の補助帳簿記入と同じような感覚で操作を行なうだけで、取引カテゴリを選択し、入力したい取引の摘要にたどり着くことができるものである。
また、各取引区分の選択行の左端の月日欄には、入金に関する絞込み対象である場合は"◇"が、出金に関する絞り込み対象である場合は、"☆"のアイコンにて表示されており、取引とアイコンとを関連付けて記憶することで、ユーザーにとっては、直感的な操作が可能となる。
また、図6−1Aに示すように、ガイド画面(640)の下部には左側に過去の履歴を参照する時の対象年月となる年月(参照設定)が表示(651)される、ここでは平成27年5月が対象年月となっていることが表示されている。なお、年月表示の左右にある「<」と「>」をマウスポインタなどでクリックすることで、対象年月を変更することが可能となっている、「<」をクリックすると平成27年4月に、「>」をクリックすると平成27年6月のように対象となる年月が切り替わる。
また、ガイド画面の下部の右側には、過去の履歴を参照する時の取引辞書の対象が表示(652)される、ここでは全て表示が選択されている状態を示している。取引辞書については後述する。
<絞り込んだ過去取引一覧を表示して、取引を選択して自動入力する場合の処理>
絞り込んだ過去取引一覧を表示して、取引を選択して自動入力する場合の処理の例として、取引分類で絞り込んだ過去取引一覧を絞り込んで表示した場合において(図6−2−2参照)、所望の取引を選択して、取引入力欄に自動入力する場合の処理について図6−3を用いて説明する。
図6−3の例は、ユーザーはドラッグストア佐藤で購入した物品のレシートを参照してこれから、仕訳(取引)入力を行う場合を想定している。 ここで、ユーザーは、すでに取引分類から(図2 S2−31に相当)を選択しており、すでに、取引分類で絞り込んだ過去取引一覧を表示した状態(図6−2−2参照)となっている。
図6−3では、ガイド画面下方に、該当した仕訳などが一覧表示されている。ユーザーはこの中から、適切な取引を選択する。
選択した取引の内容は図6−3の中の入力欄にコピーされるので、ユーザーは、金額、摘要を適宜修正して入力する、図6−3に例では、ユーザーは5/25の常備薬 ファミリードラッグの取引が参考になる取引として選択する。選択方法は、「5/25の常備薬 ファミリードラッグ」の行をマウスポインタなどでクリックするか、「5/25の常備薬 ファミリードラッグ」の行の左端にある数字「5」を、キーボードから入力することで、選択実行される。
選択された「常備薬 ファミリードラッグ」の取引は、入力欄にコピーされる。摘要欄を「常備薬 ドラッグストア佐藤」(画面は修正前の「常備薬 ファミリードラッグ」)へ修正し、出金欄へ金額"864"を入力する(図3のS2−34 詳細は図10の説明で後述)。入力が終了したら、画面上部にある「登録」ボタンをマウスポインタなどでクリックして登録指示を行う(図2のS2−6に相当)。
継続して別の取引を入力する場合は、画面上部の「新しい取引を入力」のボタンをマウスポインタなどでクリックして入力を開始する(図2のS2−7に相当)。
ここで、図3のS3−4の段階で、ガイド画面へ表示された一覧(図6−2に相当)に所望の摘要や取引が無かった場合や、取引分類の選択(図3のS3−3)で間違った場合の処理について説明する。
ユーザーは、ガイド画面へ表示された一覧に適切な取引などが無い場合は、S3−4
の段階で特定のキー操作(例:ESCキーを押下)を行うことで、処理はS3−2へ、画面表示は図6−1Cに戻ることになるので、操作を間違えた時でも、簡単なキー操作で直前の選択画面に戻れるので、容易な再入力が可能となる。
ここで、図4−9は取引分類と取引区分の対応関係を示す図である。取引分類の細目が取引区分である。取引分類はここでは、"入金"、"出金"、"売上"、"仕入"が設定されており、取引分類"入金"を例に挙げると、取引区分に"現金入金"、"預金入金"、"当座預金入金"、"現金による売上"などがある、取引区分では、取引分類を細分化して具体的な取引の内容に近いものが設定されている。
なお、取引区分での"現金入金"、"預金入金"などの分け方やその細分化された取引区分を取引分類"入金"とすることなどは、一般的な会計処理に沿ったものである。
図6−1Aの700は、「質問式で入力」のボタンを押して、質問式の一覧が表示された画面を示す図である。入力履歴の対象年月を平成27年1〜3月、取引辞書を「質問式」に絞り込んだ状態で、DB検索した結果をガイド画面へ一覧表示した画面を示したものである。
質問式入力とは、質問形式で出された質問に対し回答を選択ないし入力することで
取引内容を入力する方式である。図6−6を例として説明すると、ユーザーは「質問式で入力」(623)のボタンを押すことで、質問式入力の画面(700)が、出納帳形式の画面(600)右側に表示される。ここでは右側としたが、ポップアップ画面で、出納帳形式の画面(600)と多少重なるように表示しても構わない。 処理は以下を行なう。
質問は、大枠として「いつ、どこで、誰と、何を、何のために、どのように」など5W1H 形式等の体系を有している。そして、大枠の質問体系のそれぞれについて、中位概念としての質問式入力画面選択のための質問、および下位概念としての詳細質問が用意されている。例えば、大枠の「何を」の体系に関して、中枠レベルの質問式入力画面選択のための質問として、「通常支払、買い掛・未払、・・・」などの取引の概要に関する質問が用意され、さらに「通常支払」を選択すれば「飲食、交通、・・・」などの質問(ないし選択肢)が用意された入力画面(所定の帳簿)を表示する。
また、大枠の「どこで」の体系に関して「支払先、購入先、・・・」などの詳細質問が用意され、 大枠の「誰と」の体系に関して「社外人数、社外の誰、社内人数、・・・」などの詳細質問が用意され、大枠の「何のために」の体系に関して「目的、設置場所、・・・」などの詳細質問が用意される。 質問は、取引を入力する帳簿の種類毎に、適宜取捨選択されて、テーブル (図5)などの形式で登録して、質問式入力画面を生成する際に用いられる。
質問式入力画面では、(図6−6 700)、質問内容が主に選択肢の形で用意され、補助的にテキスト形式の入力欄が用意されている。ユーザーが質問に回答すると、質問と回答(選択肢、テキスト入力)のセットが、質問式として記憶部に記録される。図6−4では、この質問式を絞込条件として、過去取引(取引辞書)を検索し、絞り込んだ過去取引(取引辞書)データを生成し、ガイト画面に表示する。
また、図6−5は、取引区分の絞り込み条件を各帳簿単位で設定するときの画面である。本発明にかかる会計処理方法では、現金出納帳の他に、預金出納帳、売掛帳、買掛帳などの記入方式を備えている、預金出納帳、売掛帳、買掛帳など入力はこれまで説明してきた現金出納帳とほぼ同様であるが、各帳簿単位で、取引区分を絞り条件が異なるため、各帳簿単位で最適となる絞込み条件が設定できるようになっている。
図6−5を例にすると、画面上部の現金出納帳と記載された囲み部分が取引j条件を設定する対象となる帳簿を示し、帳簿名の左右にある「<」と「>」をマウスポインタなどでクリックすることで、対象帳簿を変更することが可能となっている、「<」をクリックすると買掛帳に、「>」をクリックすると預金出納帳のように対象となる帳簿が順に切り替わる。
図6−5では、現金出納帳の絞り込み条件を設定している画面をしていている。各行の左から、使用状況(レは使用中、□は未使用)、取引名、区分、表示される取引辞書の勘定科目範囲、説明の順で各項目が表示されている。 帳簿単位の設定可能な取引名などの項目は、図9に示すテーブルを参照して設定が可能となっており、デフォルトで設定されているものは、図9のデフォルトの欄に○の印があるものであり、オプションの欄に○の印がある項目はオプションとなっている。ユーザーの業態や使用頻度にあわせてユーザーが設定可能なようになっている。
また、図9のテーブルでは、帳簿種類、取引名の単位で、表示される取引辞書の勘定科目範囲が設定されており、帳簿種類と取引名に該当する勘定科目の範囲が一目瞭然で分かるようになっている。
図6−5、図9にて説明したように、各帳簿単位で取引区分の絞込み条件が可能となっているので、ユーザーの業態や使用頻度にあわせてカスタマイズが可能なようになっている。
<取引辞書の生成処理の詳細>
以上では、取引辞書は過去の取引の全体ないし、過去取引の全体のうち所定の参照設定や入力しようとする日付の情報を元に抽出したものから生成されるといった概要により説明してきたが、念のために、取引辞書の生成処理の詳細について以下説明する。
ここから、図8のフロー及び図4−1〜図4−5のテーブルを利用して、仕訳データ、摘要辞書DB、取引辞書DBについて説明を行う。
図8は、取引辞書DB、摘要辞書DB作成を示したフローである。図8の処理は例えば、取引入力登録指示(図2のS2−3または図3のS2−3)が実行された後に、バックグランドでの処理が開始される。
辞書管理部は、取引入力された内容から取引日付を取得する(S8−1)、次に参照期間の設定を行う(S8−2)、例えば、図6−3の例では、取引日付が平成27年5月25日の取引は、参照期間としては平成27年5月用の取引データとして取引辞書DBのデータとなっている。
ここでは、平成27年5月22日に入力された取引に基づいて摘要辞書DB、取引辞書DBが作成される過程の説明を行う、辞書管理部は平成27年年5月の取引辞書の作成を行う。辞書管理部は参照期間について、取引辞書が作成済みかどうかを判断する(S8−3)。具体的には、辞書管理部が、取引辞書DBにアクセスし、上記参照期間についての取引辞書が存在するかどうかをチェックする。そして、存在しない場合には、辞書管理部は、取引辞書が未作成であると判断するので(S8−3:No)、処理はステップS8−5へ進む。一方、存在する場合には(S8−3:Yes)、辞書管理部は、さらに、参照期間の仕訳に変更があるかどうかを判断する(S8−4)。
具体的には、辞書管理部は、たとえば、仕訳データにアクセスして上記参照期間に合致する月次仕訳データの全てについて最終更新時を読み出し、上記参照期間についての取引辞書の最終更新時が、上記参照期間の全月次仕訳データの最終更新時と比較して、新しいかどうかをチェックする。1つでも月次仕訳データの最終更新時の方が新しい場合には、辞書管理部は、参照期間の仕訳に変更があると判断して(S8−4:Yes)、S8−6へ進む。一方、取引辞書の最終更新時の方が新しい場合には、辞書管理部1は、参照期間の仕訳に変更がないと判断して(S8−4:No)、S8−6へ進む。
辞書管理部は、取引辞書が未作成であると判断した場合(S8−3:No)、または参照期間の仕訳に変更があると判断した場合(S8−4:Yes)には、新しく取引辞書を作成するため、取引辞書作成処理(S8−5)が開始する。図4−5は参照期間"平成27年5月"の仕訳を表している。このような取引データに基づく月次仕訳ファイルから、取引辞書が作成され、図6−2のガイド画面に反映される。
図4−1は、仕訳データの構成例を示す図である。図4−1に示すように、この仕訳データは、たとえば、「日付」,「借方」,「貸方」,「摘要」などの項目を備え、さらに、「借方」および「貸方」は、それぞれ「勘定科目コード」,「補助科目コード」,「課区」,「税区」,「消費税税種区分」,「部門コード」,「税込額」,「消費税額」といった項目を備える。
「勘定科目コード」は勘定科目のコードであり、「補助科目コード」は補助科目のコードである。「課区」は課税区分を示し、「税区」は消費税率を示す。「消費税税種区分」は、内税/外税などの消費税税種区分を示す。「部門コード」は取引が発生した部署を示すコードである。「税込額」は税込みの金額であり、「消費税額」は税込み額のうち消費税分の金額である。「摘要」は取引内容を示す文字列である。
辞書管理部は、図4−1のような仕訳データを、図4−2のような中間データに加工する。図4−2は、仕訳データから加工された中間データを示す図である。図4−2に示すように、この中間データは、「仕訳データ番号」,「日付」,「借方」および「貸方」,「摘要」などの項目を備える。「仕訳データ番号」とは、中間データの各データのシーケンス番号である。また、「借方」および「貸方」は、それぞれ、図4−1で示した項目のうち、「勘定科目コード」,「補助科目コード」,「課区」,「税区」,「消費税税種区分」を備える。
辞書管理部は、中間データの「仕訳データ番号」および「日付」、以外の項目(借方および貸方の全ての項目、および摘要)の内容について一意となるように、中間データを集約する。また、「日付」で昇順にソートして、「仕訳データ番号」および「日付」を削除し、参照期間"平成27年5月"の取引辞書DBを作成する。図4−3は、取引辞書のデータの構成例を示す図である。辞書管理部は、以上のようにして作成した取引辞書を取引辞書DBに保存する。なお、摘要辞書のデータは、図4−3に示された取引辞書の構成要素と同様のデータを備え、さらに摘要辞書固有のデータを備える(図面省略)。
図4−4は、合成辞書のデータの構成例を示す図である。図4−4のデータは、たとえば、図4−3のデータ項目に加えて、「摘要辞書判別フラグ」と「辞書レコード番号」とを備える。「摘要辞書判別フラグ」は、当該データが、摘要辞書由来であるか、取引辞書由来であるかを判別するためのフラグであって、一例として、摘要辞書由来である場合にONとする。「辞書レコード番号」は、当該データの、摘要辞書DBまたは取引辞書DBにおけるレコード番号を示す項目である。
以上のようにして、図4−5に示した入力内容に基づく月次仕訳データと摘要辞書から、合成辞書が得られる。なお、前述の質問式入力により入力が行われたときは、前記の摘要辞書DBが質問摘要辞書DBに置き換わり、同様な処理が行われる。
以上の図8の処理により、上記参照期間についての合成辞書(または摘要辞書)が得られる。その後は、ユーザーによる画面入力の内容によって、合成辞書からデータが抽出されてガイド画面に表示される。
以上、各入力方式で入力した内容によって、検索条件が重畳的に設定され、過去取引一覧を効果的に絞り込む例について説明したが、これに限定されるわけではない。他にも、検索条件自体は重畳せずに、第1の検索条件で絞り込んだ後に、絞り込まれた取引辞書を次回の、第2の検索条件の初期状態としての取引辞書として用い、順次、取引辞書を絞り込んでいく方式も採りうる。この場合、検索条件はその都度リセットされ、検索条件が重畳していくものとは相違することになる。
要するに、検索条件としては、その都度入力された入力項目のデータを1つだけ用い、検索で絞り込んだ取引辞書を一時記録して、その絞り込んだ取引辞書を、次に入力された入力項目のデータで、さらに絞り込んでいくことを繰り返すように処理しても構わない。
以下、取引辞書を絞り込んでいく場合の例として、図11を用いて説明する。
図11は、実施例1において、本発明にかかる会計処理システムにおける処理フロー(図2)の変形例の全体フローを示す図である。図11に示すように、過去の取引履歴用の第一の辞書から取引履歴を全て画面に表示するステップ(S2−2)から、質問式で入力する(S2−11)、取引区分から入力する(S2−21)、取引分類から入力する(S2−31)、直接文字を入力する(S2−41)の何れかがを画面のボタンが、クリックされた時にボタン関連付けられた検索条件を使って、過去の取引履歴を絞り込んで、該当する取引を画面へ一覧表示すると共に、第二の取引辞書を作成する(S2−4)。
画面に表示された一覧に参考とする所望の取引があれば(S2−5:Yes)、ユーザーは参考とする取引を選択する」。(S2−5−1)、絞り込まれた取引履歴から、ユーザーが選択することで、科目、摘要を除いた項目(例えば日付や金額)が入力に反映(コピーされる)ので、ユーザーは金額などを入力、必要に応じて、適宜摘要を修正し、仕訳を完成させる(S2−6)。
また、画面に表示された一覧に参考とする所望の取引が無いとき(S2−5:No)は、前述した過去の取引履歴表表示一覧をする第一の取引辞書へ、第二の取引辞書の内容を反映し(S2−5−2)、取引履歴を全て画面に表示するステップ(S2−2)へ戻るループ処理を行い過去の取引履歴を繰り返して検索する処理を行う。継続して入力を行う場合、(S2−7:Yes)が選択されると、新規取引入力(S2−1)へ戻り、次の取引を入力する繰り返しとなり、(S2−7:No)が選択されると一連の処理が終了される。
2.実施例2
いずれか一つの入力方式を選択した場合でも、GUIの工夫などによって、取引一覧の絞込を十分に行なうことができる場合の例として、図示はしないが、「取引区分で入力」だけが用意された場合を例として、以下説明する。
図10は、ガイド画面を用いた記帳処理を説明するフローチャートである。なお、上述した入力内容の通り、以下では、「取引区分」を入力することとし、その内容にしたがってガイド画面を出力する場合を説明する。
辞書管理部は、上記参照期間の合成辞書を生成すると、その旨をデータ管理部に通知する。データ管理部は、入力取得部から取引区分に変更があれば随時通知されており、最新の値を自身内のバッファに保持している。データ管理部は、辞書管理部から合成辞書を生成した通知を受けると、最新の取引区分を自身のバッファから取得する(ステップS10−1)。上述どおり、ここでは取引区分"出金"が入力されている。
データ管理部は、一時記憶部(図示せず)から合成辞書を取得し、また、記憶部2から区分情報を読み出して取引区分"出金"に登録された勘定科目を全て取得する。そして、辞書管理部は、合成辞書から、現金出納帳における相手科目として、取引区分"出金"に登録された勘定科目コードを保持するデータを全て抽出する。そして、データ管理部は、抽出したデータに基づいてガイド画面用データを生成し、辞書管理部に通知する(ステップS10−2)。現金出納帳で取引区分"出金"であれば、貸方に"現金"がセットされるので、相手科目は借方となる。
辞書管理部は、通知されたガイド画面用データを自身内のバッファに保存し、このデータに含まれる摘要および相手科目などを用いたガイド画面を生成し、表示部4に表示させる制御を行う(ステップS10−3)。具体的には、ここでは相手科目が借方であるため、図4−3のデータにおける借方のデータと、摘要とをガイド画面に表示させる。以上のようにして表示されるガイド画面が、図6−2−1である。
図6−2−1は、ガイド画面の表示例を示す図である。図6−2−1に示すように、ガイド画面は、「月日」,「摘要」,「勘定科目」,「補助」,「課区」といった項目を備える。ガイド画面において「月日」の欄へは「コード」が表示される。 「コード」は、図4−4のデータにおける「摘要辞書判別フラグ」および「辞書レコード番号」に基づいてセットされる。
たとえば、「摘要辞書判別フラグ」がオフ(取引辞書である)であれば、取引辞書であること、および参照期間、入金か出金などの区分を示すため、"出金"等をセットする。また、「摘要辞書判別フラグ」がオンであれば、摘要辞書であること、およびレコード番号を示すため、「辞書レコード番号」の値をセットする。なお、ここでは、合成辞書を作成する際に取引辞書、摘要辞書の順で合成したため、ガイド画面にもこの順で表示される。また、取引辞書を作成する際に仕訳データの「日付」の昇順でデータを登録したため、ガイド画面上の取引は日付順で表示される。
また、ガイド画面上には、取引辞書の状態を示すため、「取引辞書」の表示項目に対して現在の「参照設定」の内容が表示される。現在、参照設定は"平成27年5月"であるため、前月が選択された状態が表示される。
ここで、データ管理部は、入力取得部を介して操作部からの入力を随時取得している(ステップS10−4)。データ管理部が、取引区分が、現在の取引区分(ステップS10−1時点の取引区分)から変更されたことを検知した場合には(ステップS10−4:Yes)、図10の処理はステップS10−1に戻り、再度ガイド画面用データを抽出する処理から行う。一方、取引区分が変更されたことを検知しない場合には(ステップS10−4:No)、処理は続行する。
また、データ管理部が、ユーザーによりガイド画面上の摘要に、文字列が入力された場合には、その文字列を辞書管理部に通知するとともに、出力を絞るように指示する。これを受けた辞書管理部は、通知された文字列に部分一致するデータのみを残すようにガイド画面用データを加工して、ガイド画面を表示させる。なお、ガイド画面用データには変更がないため、データ管理部は、バッファに保存したデータを使用する。
また、入力取得部は、ガイド画面上の摘要がユーザーにより選択されたことを検知した場合には(ステップS10−5:Yes)、選択されたデータを内部的に取得し、摘要が選択された旨とともに取引生成部に通知する。一方、摘要がユーザーにより選択されたことを検知しない場合には(ステップS10−5:No)、ステップS10−4およびS10−5の処理を繰り返す。取引生成部は、入力取得部からデータを通知されると、このデータを画面上の取引として反映させ、表示部に表示させる(ステップS10−6)。
ここでは、図6−2のガイド画面の摘要のなかから"写真代"が選択された場合を説明する。この場合、ガイド画面上の「摘要」:"常備薬 ファミリードラッグ",「勘定科目」:"福利厚生",「補助」:"(スペース)",「課区」:"仕入,"「税区」:"8%"」といった内容が取得され、画面の同じ項目にセットされる。また、この場合は、取引区分が"出金"であるため、「出金」欄にゼロがセットされる。
なお、入力取得部が、ガイド画面上の参照設定が変更されたことを検知した場合、制御部は、改めて、図3、および図10の処理を実行する。
<実施例1ないし実施例2におけるシステム構成の例>
図7−1は基本構成であり、上述した実施例1ないし実施例2はいずれもこの構成を念頭に説明されている。本図に示すように、顧問先の端末装置10がネットワークを介して会計事務所に設置されたサーバー装置20に接続され、会計事務所では1以上のクライアント端末装置30が動作している。なお、本例は必要なデータが会計事務所のサーバー装置20に保存されるようにしてもよく、この場合はプライベートクラウドの形態となる。
図7−1に示す実施例では、会計事務所側のサーバー装置20が仮想マシンの形態で顧問先にサービスを提供する。すなわち、サーバー装置20のコンピュータ資源が仮想マシンとして顧問先毎に割り振られており、顧問先の端末装置10は入出力装置として動作する形態である。
図7−3は会計事務所側のサーバー装置20の記憶部がデータセンター等に設置され、顧問先の端末装置10や会計事務所のクライアント端末装置30がネットワークを介して必要なデータにアクセスするクラウドサーバー形態としてシステムが構成される。
図7−4は、顧問先の端末装置10に加え、会計事務所のクライアント端末装置30もデータセンター等に設置されるサーバー装置20により仮想マシンの形態でサービスが提供される実施例である。このように、本発明の記帳システムないし会計処理システムは様々な形態で実現することができる。
以上説明したように、本実施例では、出納帳を用いた会計処理において、入金/出金が分かれば、大まかな取引区分選択アイコンと、取引履歴一覧とを同時に表示した上で、大まかな取引区分を選択すれば、デフォルトで表示された取引履歴が、絞り込んだ状態に変化し、絞り込んだ取引履歴から選択すれば、摘要や科目が決まるという直感的な操作を可能とすることで、取引履歴に適切なものがない場合、区分選択からやり直す際も、さっと取引履歴の一覧が切り替わりやり直しの手間を低減することができる。
また、ある程度の簿記知識のあるものであれば、取引区分の一覧から所望の取引を選択することで該当する取引一覧がガイド画面へ表示され、簿記知識のない初心者であれば過去の取引や摘要の一覧が、ガイド画面へ表示されるので、容易に所望の取引などを選択することが可能となっており、ガイド画面への表示する内容が柔軟に切り替え可能となるので、利用者のレベルに合わせた利用ができる。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、本発明の技術的範囲は上記の実施形態ないし実施例に限定されるものではなく、本発明は添付の特許請求の範囲を逸脱することなく様々な変形例、変更例として実現することができる。このような変形例、変更例はすべて本発明の技術的範囲に属すると解されるべきである。
本本発明にかかる記帳方法は、出納帳に記帳する場合に有用であり、特に、出納帳の取引入力にかかる負担を低減したい場合に適している。
10 会計処理装置(顧問先端末)
20 サーバー(会計事務所側)
11 入力部
12 表示部
13 制御部
14 記憶部
15 通信部

Claims (3)

  1. 取引区分入力、取引分類入力、摘要入力ないし質問式入力を含む入力項目のうち、少なくとも2以上の入力項目及び入力データの入力を受け付ける取引入力受付手段と、前記入力項目と前記入力データと入力数からなる入力項目テーブルと、前記入力項目と入力項目の優先度と同種の入力項目同士で使用する論理式である第一論理と異種の入力項目同士で使用する論理式である第二論理からなる条件生成テーブルとを演算処理して絞込条件を策定する条件設定手段と、前記条件設定手段により策定した絞込条件に基づいて、過去取引履歴から取引一覧の絞込みを行う条件絞込処理手段と、前記条件絞込処理手段により過去取引履歴から入力アシスト画面として絞り込んだ取引一覧を表示する絞込結果表示手段と、を備え、前記取引入力受付手段は入力項目及び入力データの入力を受け付けると、前記条件設定手段は受け付けた入力に基づいて前記入力項目テーブルと前記条件生成テーブルとを演算処理して絞込条件を策定し、前記条件絞込処理手段は前記絞込条件に基づいて過去取引履歴の絞込みを行い、前記絞込結果表示手段は前記条件絞込処理手段により過去取引履歴から入力アシスト画面として絞り込んだ取引一覧を表示し、
    前記取引一覧の絞込みが十分でないと判断した場合は、
    前記取引入力受付手段は入力項目及び入力データの追加の入力を受け付けると、前記条件設定手段は追加の入力に基づいて前記絞込条件に前記入力項目テーブルと前記条件生成テーブルとを演算処理した絞込条件を加えた、更新した絞込条件を策定し、前記絞込条件を更新した絞込条件として更新し、前記条件絞込処理手段は更新した絞込条件に基づいて、過去取引履歴のさらなる絞込みを行ない、前記絞込結果表示手段は前記条件絞込処理手段により過去取引履歴から入力アシスト画面としてさらに絞り込んだ取引一覧を表示し、以降、追加の入力を受け付ける度に、前記条件設定手段により前記絞込条件を更新し、更新した絞込条件に基づいて、前記条件絞込処理手段により過去取引履歴のさらなる絞込みを行い、前記絞込結果表示手段により過去取引履歴から入力アシスト画面としてさらに絞り込んだ取引一覧の更新を順次繰り返し、前記取引一覧の絞込みが十分であると判断した場合は、当該取引一覧の中から最適な取引を選ばせること、を特徴とする入力支援システム。
  2. 取引区分入力、取引分類入力、摘要入力ないし質問式入力を含む入力項目のうち、少なくとも2以上の入力項目及び入力データの入力を受け付ける取引入力受付ステップと、前記入力項目と前記入力データと入力数からなる入力項目テーブルと、前記入力項目と入力項目の優先度と同種の入力項目同士で使用する論理式である第一論理と異種の入力項目同士で使用する論理式である第二論理からなる条件生成テーブルとを演算処理して絞込条件を策定する条件設定ステップと、前記条件設定ステップにより策定した絞込条件に基づいて、過去取引履歴から取引一覧の絞込みを行う条件絞込処理ステップと、前記条件絞込処理ステップにより過去取引履歴から入力アシスト画面として絞り込んだ取引一覧を表示する絞込結果表示ステップと、を備え、前記取引入力受付ステップは入力項目及び入力データの入力を受け付けると、前記条件設定ステップは受け付けた入力に基づいて前記入力項目テーブルと前記条件生成テーブルとを演算処理して絞込条件を策定し、前記条件絞込処理ステップは前記絞込条件に基づいて過去取引履歴の絞込みを行い、前記絞込結果表示ステップは前記条件絞込処理ステップにより過去取引履歴から入力アシスト画面として絞り込んだ取引一覧を表示し、
    前記取引一覧の絞込みが十分でないと判断した場合は、
    前記取引入力受付ステップは入力項目及び入力データの追加の入力を受け付けると、前記条件設定ステップは追加の入力に基づいて前記絞込条件に前記入力項目テーブルと前記条件生成テーブルとを演算処理した絞込条件を加えた、更新した絞込条件を策定し、前記絞込条件を更新した絞込条件として更新し、前記条件絞込処理ステップは更新した絞込条件に基づいて、過去取引履歴のさらなる絞込みを行ない、前記絞込結果表示ステップは前記条件絞込処理ステップにより過去取引履歴から入力アシスト画面としてさらに絞り込んだ取引一覧を表示し、以降、追加の入力を受け付ける度に、前記条件設定ステップにより前記絞込条件を更新し、更新した絞込条件に基づいて、前記条件絞込処理ステップにより過去取引履歴のさらなる絞込みを行い、前記絞込結果表示ステップにより過去取引履歴から入力アシスト画面としてさらに絞り込んだ取引一覧の更新を順次繰り返し、前記取引一覧の絞込みが十分であると判断した場合は、当該取引一覧の中から最適な取引を選ばせること、
    を特徴とする入力支援方法。
  3. 入力支援システムに実行させるための入力支援プログラムであって、取引区分入力、取引分類入力、摘要入力ないし質問式入力を含む入力項目のうち、少なくとも2以上の入力項目及び入力データの入力を受け付ける取引入力受付ステップと、前記入力項目と前記入力データと入力数からなる入力項目テーブルと、前記入力項目と入力項目の優先度と同種の入力項目同士で使用する論理式である第一論理と異種の入力項目同士で使用する論理式である第二論理からなる条件生成テーブルとを演算処理して絞込条件を策定する条件設定ステップと、前記条件設定ステップにより策定した絞込条件に基づいて、過去取引履歴から取引一覧の絞込みを行う条件絞込処理ステップと、前記条件絞込処理ステップにより過去取引履歴から入力アシスト画面として絞り込んだ取引一覧を表示する絞込結果表示ステップと、を備え、前記取引入力受付ステップは入力項目及び入力データの入力を受け付けると、前記条件設定ステップは受け付けた入力に基づいて前記入力項目テーブルと前記条件生成テーブルとを演算処理して絞込条件を策定し、前記条件絞込処理ステップは前記絞込条件に基づいて過去取引履歴の絞込みを行い、前記絞込結果表示ステップは前記条件絞込処理ステップにより過去取引履歴から入力アシスト画面として絞り込んだ取引一覧を表示し、
    前記取引一覧の絞込みが十分でないと判断した場合は、
    前記取引入力受付ステップは入力項目及び入力データの追加の入力を受け付けると、前記条件設定ステップは追加の入力に基づいて前記絞込条件に前記入力項目テーブルと前記条件生成テーブルとを演算処理した絞込条件を加えた、更新した絞込条件を策定し、前記絞込条件を更新した絞込条件として更新し、前記条件絞込処理ステップは更新した絞込条件に基づいて、過去取引履歴のさらなる絞込みを行ない、前記絞込結果表示ステップは前記条件絞込処理ステップにより過去取引履歴から入力アシスト画面としてさらに絞り込んだ取引一覧を表示し、以降、追加の入力を受け付ける度に、前記条件設定ステップにより前記絞込条件を更新し、更新した絞込条件に基づいて、前記条件絞込処理ステップにより過去取引履歴のさらなる絞込みを行い、前記絞込結果表示ステップにより過去取引履歴から入力アシスト画面としてさらに絞り込んだ取引一覧の更新を順次繰り返し、前記取引一覧の絞込みが十分であると判断した場合は、当該取引一覧の中から最適な取引を選ばせること、
    を特徴とする入力支援プログラム。
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