JP6651706B2 - 文章表示装置、プログラム及び制御方法 - Google Patents

文章表示装置、プログラム及び制御方法 Download PDF

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本発明は、電子書籍等の文章を表示する技術に関する。
従来から、携帯可能な情報処理装置に表示させる電子書籍の普及が進んでいる。例えば、特許文献1には、対象の文章を効率的に読むことができるように、所定の文字数を最大とする単位で改行を行い、各行の文字列を階段状に配置して表示する文章表示装置が開示されている。
特開2014−142905号公報
文章を読む場合、読者は、中心視野を移動させながら文章を読み進めていく。ここで、中心視野の停留中には中心視で文字認識すると同時に、周辺視で次の停留場所の選定を行う。そして、中心視野の停留場所が文章の意味的なまとまりの単位や文節単位ごとに移動する場合、読者は、効率よく読み進めることが可能となる。そこで、本発明は、読書過程で視点を置くべき文字列に視点を好適に誘導することが可能な文章表示装置を提供することを主な目的とする。
本発明の1つの観点では、文章表示装置は、表示対象となる文字列を所定の単位により分割したセグメントを特定するセグメント特定手段と、隣り合うセグメントが異なるグループに属するように、前記セグメント特定手段が特定したセグメントを複数のグループに分けるグループ分け手段と、前記セグメント特定手段が特定したセグメントについて、隣り合うセグメントを異なる奥行きにより、立体表示を行うディスプレイに表示させる表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記セグメントの奥行きを、当該セグメントが属するグループごとに異なる位相で周期的に変化させ、前記表示制御手段は、最前面に表示するセグメントを、読者が文章を目で追うべき方向に従い、周期的に1つ分ずつずらす
上記文章表示装置は、セグメント特定手段と、表示制御手段とを備える。セグメント特定手段は、表示対象となる文字列を所定の単位により分割したセグメントを特定する。表示制御手段は、セグメント特定手段が特定したセグメントについて、隣り合うセグメントを異なる奥行きにより3次元ディスプレイに表示させる。この態様では、3次元ディスプレイを備える文章表示装置は、隣り合うセグメントを異なる奥行きにより表示させる。これにより、文章表示装置は、セグメントごとの視点移動を好適に促進し、読む効率を向上させることができる。また、文章表示装置は、隣り合うセグメントが異なるグループに属するように、前記セグメント特定手段が特定したセグメントを複数のグループに分けるグループ分け手段をさらに有し、前記表示制御手段は、前記セグメントが属するグループごとに、前記セグメントの奥行きを異ならせる。この態様では、文章表示装置は、隣り合うセグメントを異なるグループに配属させることにより、隣り合うセグメントの奥行きを好適に異ならせて表示することができる。さらに、文書表示装置の表示制御手段は、セグメントの奥行きを、当該セグメントが属するグループごとに異なる位相で周期的に変化させる。この態様により、文章表示装置は、セグメントごとの区切りを明確にし、セグメントごとの読書を好適に促進させることができる。さらに、文章表示装置の表示制御手段は、最前面に表示するセグメントを、読者が文章を目で追うべき方向に従い周期的に1つ分ずつずらす。ここで、上記の方向は、読者が文章を目で追うべき方向を指し、文章のレイアウトが縦組の場合には下方向を指し、横組の場合には右方向を指す。この態様により、文章表示装置は、読むべきセグメントを好適に読者に視認させ、読む効率を好適に向上させることができる。また、最前面に表示されるタイミングに周期性がある場合には、読者は、途中で強調表示されるセグメントへの中心視野の移動が追い付かなかった場合であっても、次に最前面に表示されるタイミングに合わせて読み進めることができる。
本発明のさらに別の観点では、上記いずれか記載の文章表示装置としてコンピュータを機能させる。このプログラムをコンピュータにインストールして機能させることで、本発明に係る文章表示装置を構成させることができる。
本発明のさらに別の観点では、文章表示装置が実行する制御方法であって、表示対象となる文字列を所定の単位により分割したセグメントを特定するセグメント特定工程と、隣り合うセグメントが異なるグループに属するように、前記セグメント特定工程で特定したセグメントを複数のグループに分けるグループ分け工程と、前記セグメント特定工程で特定したセグメントについて、隣り合うセグメントを異なる奥行きにより、立体表示を行うディスプレイに表示させる表示制御工程と、を有し、前記表示制御工程は、前記セグメントの奥行きを、当該セグメントが属するグループごとに異なる位相で周期的に変化させ、前記表示制御工程は、最前面に表示するセグメントを、読者が文章を目で追うべき方向に従い、周期的に1つ分ずつずらす。文章表示装置は、この制御方法を実行することで、セグメントごとの視点移動を好適に促進し、読む効率を向上させることができる。
本発明に係る文章表示装置はセグメントごとの視点移動を好適に促進し、読む効率を向上させることができる。
実施形態に係る文章表示システムの構成を示す。 サーバ装置のブロック図を示す。 利用者端末のブロック図を示す。 文章データを、本実施形態の方法によらずそのまま表示した例を示す。 文章表示処理の概要を示すフローチャートである。 セグメントごとのグループ分けの例を示す。 表示レイヤ設定の具体例を示す。 周期的に奥行きを変化させる場合の変化パターンを示すテーブルである。 周期的に奥行きを変化させる場合の変化パターンを示すテーブルである。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するのに好適な実施形態について説明する。
[文章表示システムの構成]
図1は、本実施形態に係る文章表示システム100の構成を示す。文章表示システム100は、電子書籍を閲覧可能に提供するシステムであり、電子書籍を管理するためのサーバ装置1と、ユーザによって利用される利用者端末3とを有している。サーバ装置1と利用者端末3とは、インターネットなどの通信網2を介してデータ通信を行う。
サーバ装置1は、電子書籍の文章データを管理し、利用者端末3からの要求に応じて文章データを利用者端末3へ送信する。
利用者端末3は、パーソナルコンピュータ、タブレット型情報通信端末装置、スマートフォン、電子書籍リーダ等の通信端末であり、通信網2を介して、サーバ装置1から文章データを取得(ダウンロード)する機能を有している。また、利用者端末3は、裸眼又は所定の眼鏡を装着した状態でユーザが立体的に表示内容を視認することが可能な3次元ディスプレイ41を有する。そして、利用者端末3は、EPUB(イーパブ)等の所定の形式にて記述された文章データを、任意の奥行きにより3次元ディスプレイ41に表示させるリーダ機能を有している。以後では、3次元ディスプレイ41の表示面と垂直な方向を「奥行き方向」とも呼ぶ。
[サーバ装置の構成]
図2は、サーバ装置1のブロック図である。サーバ装置1は、記憶部13と、データ通信を行う通信部14と、制御部15とを備える。これらの各要素は、バスライン10を介して相互に接続されている。
記憶部13は、ハードディスク又はフラッシュメモリといったメモリによって構成され、制御部15が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部13は、ユーザに提供可能な電子書籍に対応する文章データが記録されるデータベースである電子書籍DB131を記憶する。
制御部15は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備え、サーバ装置1内の各構成要素に対して種々の制御を行う。例えば、制御部15は、利用者端末3から電子書籍の識別情報を指定する要求信号を受信した場合に、当該要求信号で指定された電子書籍の文章データを、利用者端末3へ送信する。
[利用者端末の構成]
図3は、利用者端末3のブロック図である。利用者端末3は、3次元ディスプレイ41などの表示部31と、タッチパネルなどの入力部32と、記憶部33と、データ通信を行う通信部34と、制御部35と、を備える。これらの各要素は、バスライン30を介して相互に接続されている。
記憶部33は、ハードディスク又はフラッシュメモリといったメモリによって構成され、制御部35が実行するプログラムを記憶する。例えば、記録部33は、ユーザが電子書籍を閲覧するための電子書籍リーダアプリケーション(以下、「リーダアプリ」という。)を含む各種のアプリケーションのプログラムを記憶する。また、記憶部33は、電子書籍の識別情報に対応付けてサーバ装置1から受信した電子書籍の文章データを記憶する。記憶部33は、リーダアプリが使用する形態素解析用の辞書データや、各フォント種別に対応するフォントサイズの情報等を記憶する。
制御部35は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、利用者端末3内の各構成要素に対して種々の制御を行う。制御部35は、記憶部33に記憶されたプログラムを実行することで、後述する文章表示処理を行う。そして、制御部35は、本発明における文章表示装置の「セグメント特定手段」、「グループ分け手段」、「表示制御手段」、及びプログラムを実行するコンピュータとして機能する。
文章表示処理では、制御部35は、リーダアプリが起動された状態で、ユーザ入力により指定された電子書籍の文章データ(「文章データDtag」とも呼ぶ。)を読み込み、文章データDtagに基づく文章を表示した立体視用の画像を生成し、3次元ディスプレイ41に表示させる。このとき、制御部35は、文章データDtagが示す文字列を、ユーザの視野角内に収まる単位の文字列(「セグメント」とも呼ぶ。)に分割し、セグメントごとに視点を移動させることを促す態様により、文章データDtagの文章を表示させる。これにより、制御部35は、意味的まとまりであるセグメントごとに、読者の中心視野の停留位置を移動させ、読む効率を向上させる。
図4は、ユーザ入力により指定された文章データDtagを、本実施形態の方法によらずそのまま表示した例を示す。図4に示すように、表示画面の右端(即ち行末)に達した場合には、次の文字は、改行されて画面の左端(即ち次の行の行頭)に表示される。なお、記憶部33に記憶されている文章データには、段落ごとに改行コードが記録されているため、改行コードの存在位置においても強制的に改行される。この例では、意味的まとまりごとのセグメントに文章が分割されていないため、読みが不得意な読者は、不必要な中心視野の停留や読み戻しなどを行ってしまう可能性がある。以上を勘案し、本実施形態では、制御部35は、文章データDtagの文字列を、セグメントごとに視点を移動させることを促す態様により、文章データDtagが示す文字列を表示させる。
[文章表示処理]
次に、利用者端末3がリーダアプリに基づき実行する文章表示処理の詳細について説明する。概略的には、利用者端末3は、文章データDtagの文字列を分割したセグメントごとにユーザが当該セグメントを視認する奥行きを変化させる。このとき、利用者端末3は、分割したセグメントに対してグループ分けを行い、グループごとに視認させる奥行きを異ならせる。これにより、利用者端末3は、セグメントごとに読者の中心視野の停留位置を移動させることを促進し、読む効率を向上させる。以後では、同一グループのセグメントが表示され、視覚上の奥行きが同一となる平面を「表示レイヤ」とも呼ぶ。
(1)処理フロー
図5は、文章表示処理の概要を示すフローチャートである。利用者端末3は、図5に示すフローチャートの処理を、リーダアプリが起動した状態で、表示させる電子書籍を指定するユーザ入力を検知した場合に実行する。
まず、利用者端末3は、ユーザ入力に基づき指定された電子書籍に対応する文章データDtagを読み込む(ステップS101)。そして、利用者端末3は、形態素解析を行い、セグメントごとに文章データDtagが示す文章を分割する(ステップS102)。具体的には、利用者端末3は、辞書データを参照し、文章データDtagに対して公知の形態素解析を行うとともに、当該形態素解析の結果によって得られた形態素を、所定の分割条件に合致するように連結することで、各セグメントに分割(各セグメントを特定)する。ここで、上述の分割条件は、ユーザの視野角内に収まる単位のセグメントに文章を分割するための条件である。本実施形態では、一例として、制御部35は、分割条件として、上限文字数を設け、当該上限文字数を超えないように形態素を連結することで、各セグメントを認識する。上限文字数は、好適には、読者が認識可能な視野角に収まる最大文字数になるように、実験等に基づき予め設定される。分割条件の他の例として、制御部35は、英語等を対象とした場合の連結する単語数の上限である上限単語数、又は/及び、各セグメントが表示される幅の上限である上限寸法を、分割条件として設けてもよい。
次に、利用者端末3は、同一セグメント内の文字が同一行になるように改行を設定する(ステップS103)。この場合、例えば、利用者端末3は、行末部分において、次に表示すべきセグメントの表示に必要なスペースが、行末部分に残された表示スペースよりも大きい場合には、当該セグメントをセグメント内で分割することなく、改行したうえで次の行頭に配置する。
次に、利用者端末3は、隣り合うセグメントが異なるグループとなるように、所定の規則に従い、分割した各セグメントのグループ分けを行う(ステップS104)。この場合、利用者端末3は、例えば、文章の先頭のセグメントからグループ番号を順番に割り当てることで、隣り合うセグメントが異なるグループとなるように設定する。
次に、利用者端末3は、グループごとに奥行きが異なる表示レイヤを設定する(ステップS105)。言い換えると、利用者端末3は、グループごとに奥行き方向の位置が異なる表示レイヤを、各セグメントに対して設定する。
そして、利用者端末3は、文章データDtagの各セグメントを、設定された表示レイヤ上に表示させるように3次元ディスプレイ41を制御する(ステップS106)。この場合、隣り合うセグメントは、異なるグループに属するため、異なる奥行きで視認される。これにより、利用者端末3は、セグメントごとの区切りを好適に読者に視認させ、分割したセグメントごとに読者の中心視野の停留位置を移動させることを好適に促進することができる。
(2)グループ分けの例
図6(A)は、図4に示す文章データDtagをセグメントごとに分割して2つのグループ(第1、第2グループ)にグループ分けを行った場合の各グループを可視化した図である。図6(A)の例では、利用者端末3は、文章データDtagの各セグメントを、文章先頭のセグメントから、第1、第2グループを交互に割り当てている。なお、図6(A)では、説明の便宜上、第1グループに属するセグメントを実線枠で囲み、第2グループに属するセグメントを一点鎖線枠で囲んでいる。図6(A)のグループ分けによれば、隣り合うセグメントは、異なるグループに属することになる。例えば、「知財氏は」に相当するセグメントS1と、「経営し」に相当するセグメントS3は、第1グループとなり、これらのセグメントに隣接する「事業を」に相当するセグメントS2と、「富と」に相当するセグメントS4は、第2グループとなる。
図6(B)は、分割したセグメントを4つのグループ(第1〜第4グループ)にグループ分けを行った場合の各グループを可視化した図である。図6(B)の例では、利用者端末3は、文章データDtagの各セグメントを、文章先頭のセグメントから、第1〜第4グループを順に割り当てている。なお、図6(B)では、説明の便宜上、第1グループに属するセグメントを実線枠で囲み、第2グループに属するセグメントを一点鎖線枠で囲み、第3グループに属するセグメントを点線枠で囲み、第4グループに属するセグメントを二点鎖線枠で囲んでいる。図6(B)のグループ分けによっても、隣り合うセグメントは、異なるグループに属することになる。この場合、セグメントS1〜S4は、互いに異なるグループである第1〜第4グループにそれぞれ割り当てられる。
なお、文章の先頭のセグメントからグループを順に割り当てる代わりに、利用者端末3は、各行の先頭のセグメントからグループを順に割り当ててもよい。この場合、図6(B)の例において各セグメントを第1〜第4グループに割り振る場合、利用者端末3は、行頭の「知財氏は」、「加えて」、「人物だった。」の各セグメントを第1グループ、これらのセグメントに続く「事業を」、「容姿や」、「しかし、」の各セグメントを第2グループ、「経営し」、「運にも」、「全てが」のセグメントを第3グループ、「富と」、「めぐまれた、」、「そろった」のセグメントを第4グループ、「名誉に」、「素晴らしい」のセグメントを第1グループに設定する。
他の例では、利用者端末3は、行頭のセグメントが異なるグループに属するようにグループ分けを行ってもよい。この場合、例えば、利用者端末3は、第1行目を第1グループから割り振り、第2行目を第2グループから割り振るといったように、行ごとに最初に割り振るグループをずらす。これにより、利用者端末3は、読者が読む行を変えたときに、読むべき行を混同するのを好適に抑制することができる。
他の例では、利用者端末3は、各行の行末のセグメントからグループを順に割り当ててもよい。さらに別の例では、利用者端末3は、段落の先頭又は末尾のセグメントからグループを順に割り当ててもよい。いずれの場合であっても、利用者端末3は、隣り合うセグメントが異なるグループに属するように、各セグメントにグループの割り振りを行う。
また、セグメントをグループ化する際のグループ数を2つ又は4つに設定することに限定されず、グループ数は、2以上の任意の数であってもよい。この場合であっても、利用者端末3は、隣り合うセグメントが異なるグループに属するようにグループ分けを行えばよい。この場合、利用者端末3は、セグメントを分けるグループ数を、各行内のセグメント数の最大数に設定してもよい。同様に、利用者端末3は、セグメントを分けるグループ数を、各行内のセグメント数の平均値に設定してもよい。
(3)表示レイヤの設定例
次に、各グループに割り当てる表示レイヤの設定例について、図7を参照して説明する。
図7(A)は、2つのグループを文頭のセグメントから順に割り当てた図6(A)の例において、セグメントS1〜S4の視覚(見た目)上の表示位置を示した図である。また、図7(B)は、各グループに設定される表示レイヤを示す。以後では、視認するユーザから最も近い最前面の表示レイヤを「第1表示レイヤL1」と表記し、視認するユーザから2番目に近い表示レイヤを「第2表示レイヤL2」と表記する。
第1及び第2表示レイヤL1、L2は、いずれか一方が、立体表示しない場合の標準的な奥行きとなる平面(即ち3次元ディスプレイ41の表示面)と同一位置(「標準位置」とも呼ぶ。)であってもよく、いずれも当該標準位置と異なる位置であってもよい。例えば、第1表示レイヤL1が標準位置、かつ、第2表示レイヤL2が標準位置より背面となる構成であってもよく、第2表示レイヤL2が標準位置、かつ、第1表示レイヤL1が標準位置より前面となる構成であってもよい。他の例では、第1表示レイヤL1が標準位置より前面に位置し、第2表示レイヤL2が標準位置より背面に位置する構成であってもよい。
図7(A)、(B)の例では、利用者端末3は、第1グループに属するセグメントS1、S3を第1表示レイヤL1上に視認されるように表示し、第2グループに属するセグメントS2、S4を第2表示レイヤL2上に視認されるように表示している。このように、図7(A)、(B)の例では、文章先頭のセグメントから順に、各セグメントが第1表示レイヤL1と第2表示レイヤL2とに交互に表示され、セグメントごとに奥行き方向の段差が設けられている。よって、この場合、隣り合うセグメントは、異なる奥行きにより視認される。よって、読者は、表示位置の奥行きの違いに基づき、好適に隣り合うセグメントを区切って識別することができる。
図7(C)は、4つのグループを文頭のセグメントから順に割り当てた図6(B)の例において、セグメントS1〜S4の視覚上の表示位置を示した図である。また、図7(D)は、各グループに設定される表示レイヤを示す。以後では、視認するユーザから3番目に近い表示レイヤを「第3表示レイヤL3」と表記し、視認するユーザから4番目に近い表示レイヤを「第4表示レイヤL4」と表記する。第1〜第4表示レイヤL1〜L4は、いずれか1つが標準位置であってもよく、いずれも当該標準位置と異なる位置であってもよい。
図7(C)、(D)の例では、利用者端末3は、第1グループに属するセグメントS1を第1表示レイヤL1上に視認されるように表示し、第2グループに属するセグメントS2を第2表示レイヤL2上に視認されるように表示し、第3グループに属するセグメントS3を第3表示レイヤL3上に視認されるように表示し、第4グループに属するセグメントS4を第4表示レイヤL4上に視認されるように表示している。なお、セグメントS4の次のセグメント「名誉に」は、第1グループに属することから、第1表示レイヤL1上に表示される。
このように、図7(C)、(D)の例では、文章先頭のセグメントから順に、セグメントの表示位置が徐々に背面に移動し、4つ置きにセグメントが最前面の第1表示レイヤL1に位置する。この場合によっても、隣り合うセグメントは、異なる奥行きにより表示される。よって、読者は、この態様によっても、表示位置の奥行きの違いに基づき、好適に隣り合うセグメントを区切って識別することができる。
図7の例に代えて、利用者端末3は、各セグメントを表示する奥行き方向の位置を、所定のパターン(「変化パターン」とも呼ぶ。)により周期的に変化させてもよい。ここで、変化パターンは、所定の周期(「変化周期」とも呼ぶ。)におけるセグメントの奥行き方向での表示位置の変化のパターンを示す。この例について、図8及び図9を参照して説明する。
図8は、図6(B)の例に従いグループを4つに分けた場合の各第1〜第4グループの変化パターンを示すテーブルである。図8に示すテーブルは、変化周期をグループ数と同数の4つの期間(第1〜第4期)に均等に分け、各第1〜第4期での表示レイヤの設定について、グループごとに規定している。
図8では、利用者端末3は、変化周期内の先頭である第1期(0ミリ秒〜250ミリ秒)に、第1グループのセグメントを最前面である第1表示レイヤL1に表示し、第2〜第4グループをそれぞれ第2〜第4表示レイヤL2〜L4に表示する。また、利用者端末3は、第1期の次の第2期(250ミリ秒〜500ミリ秒)に、第2グループのセグメントを第1期よりも1つ前に位置する表示レイヤである最前面の第1表示レイヤL1に表示し、第3、4グループのセグメントを第1期よりも1つ前に位置する表示レイヤである第2、2表示レイヤL2、L3にそれぞれ表示する。また、この場合、利用者端末3は、第1グループのセグメントを、最背面の第4表示レイヤL4に表示する。同様に、利用者端末3は、図8に従い、第3期(500ミリ秒〜750ミリ秒)に、第3グループのセグメントを最前面の第1表示レイヤL1に表示し、第4期(750ミリ秒〜1000ミリ秒)に第4グループのセグメントを最前面の第1表示レイヤL1に表示する。
このように、図8の例では、利用者端末3は、グループごとに変化パターンの位相(即ち周期中の位置)を異ならせる。具体的には、利用者端末3は、第2グループを第1グループよりも1/4周期だけ位相を遅らせ、第3グループを第2グループよりも1/4周期だけ位相を遅らせ、第4グループを第3グループよりも1/4周期だけ位相を遅らせている。これにより、文章先頭のセグメントから順にグループ番号を割り当てる図6(B)の例では、最前面に配置されるセグメントが、読者が読み進める順序に従い、1つ分ずつずれていくことになる。
ここで、図8の例における効果について補足説明する。一般的に、1つのセグメントを認識するのに約250ミリ秒かかることが知られている。よって、本実施例では、利用者端末3は、1つのセグメントの認識に要する時間幅である250ミリ秒ごとに、最前面に配置するセグメントを1つ分ずらす。この場合、読者は、最前面に表示されたセグメントを目で追って読み進めることで、最適なスピードにより読書を実行することができる。このように、利用者端末3は、読者の視点位置を好適に誘導し、最適なスピードにより読書を実行させることができる。また、本実施例では、各セグメントはグループ化されており、比較的短いサイクルで各セグメントが再び最前面に表示される。よって、読者は、注意がそれたこと等に起因して最前面に表示されたセグメントを途中で追えなくなった場合であっても、変化周期(本実施例では1秒)経過後に再び最前面に表示されるタイミングで読み進めることができる。
図9は、図6(A)の例に従いグループを2つに分けた場合の各グループの変化パターンを示すテーブルである。図9の例では、変化周期は、第1期と第2期とから構成されている。そして、利用者端末3は、第1グループのセグメントを、第1期では最前面の第1表示レイヤL1に表示し、第2期では第2表示レイヤL2に表示する。また、利用者端末3は、第2グループのセグメントを、第1期では第3表示レイヤL3に表示し、第2期では最前面の第1表示レイヤL1に表示する。
このように、図9の例では、セグメントのグループ数(図9では2)と、使用する表示レイヤ数(図9では3)とが異なる。この場合であっても、利用者端末3は、好適に、隣り合うセグメントを異なる奥行きにより表示することができる。よって、読者は、表示位置の奥行きの違いに基づき、好適に隣り合うセグメントを区切って識別することができる。
[文章表示システムの作用効果]
本実施形態に係る文章表示システムによれば、利用者端末3は、奥行き方向での表示位置の違いに基づき、セグメントごとに読者の中心視野の停留位置を移動させることを好適に促進することができる。
[変形例]
次に、実施形態の変形例について説明する。以下の変形例は、任意に組み合わせて上述の実施形態に適用してもよい。
(変形例1)
図5のステップS102では、利用者端末3は、文章データDtagの文章の各形態素を上限文字数内で連結した文字列を、セグメントとして特定した。しかし、セグメントの設定方法は、これに限定されず、利用者端末3は、句点ごと、読点ごと、意味的なまとまりごと、文節ごと、単語ごと、又は指定文字数ごとに文章を分割した文字列を、セグメントとして特定してもよい。この場合であっても、好適には、利用者端末3は、中心視野を移動させずに読むことが可能な文字数を超えないように、各セグメントの最大文字数を制限するとよい。
また、利用者端末3は、英語等の所定の言語の場合には、フレーズ(句)ごと、または、音節ごとに文章を分割した文字列を、セグメントとして特定してもよい。なお、音節ごとに文章を分割する場合、利用者端末3は、中心視野の最適な停留場所となる単語については、分割して異なるセグメントにならないようにするとよい。この場合、利用者端末3は、例えば、文章データDtagごとに最適な停留場所となる単語を予め記憶しておき、当該単語内の文字については同一セグメントになるようにセグメントの分割を行う。
また、利用者端末3は、行ごとに区切った文字列をセグメントとして認識し、隣り合う行同士が異なる奥行き方向での表示位置になるように調整してもよい。この態様によれば、利用者端末3は、読者が次に読むべき行を好適に識別させることができる。
(変形例2)
図5のフローチャートの処理を、利用者端末3に代えてサーバ装置1が実行してもよい。
この場合、例えば、サーバ装置1は、まず、利用者端末3から文章データDtagを指定する情報及び利用者端末3の画面サイズの情報などを受信する。その後、サーバ装置1は、図5のステップS102に従い、文章データDtagが示す文章を各セグメントに分割し、さらにステップS103に従い、同一セグメント内の文字が同一行になるように改行を設定する。このとき、サーバ装置1は、利用者端末3から受信した画面サイズの情報等に基づき、一つの行での表示可能文字数を認識し、各行に表示させるセグメントを決定する。そして、サーバ装置1は、ステップS104に従い、各セグメントのグループ分けを行い、ステップS105に従い、グループごとに表示すべき表示レイヤ(即ち奥行きの位置)を設定する。そして、サーバ装置1は、文章データDtagに対してステップS103の改行設定の情報及び各セグメントの奥行き方向の表示位置の情報を含む表示データ等を、利用者端末3へ送信する。その後、利用者端末3は、サーバ装置1から受信した表示データ等に基づき3次元ディスプレイ41を表示させる。また、サーバ装置1は、図8の例のように各セグメントの奥行き方向の表示位置を周期的に変化させる場合には、設定した変化パターンに基づき各セグメントを動作させるためのマクロプログラム等を利用者端末3へ送信してもよい。
このように、本変形例によっても、利用者端末3は、ユーザが指定した電子書籍に対応する文章を、3次元ディスプレイ41上に好適に表示させることができる。なお、本変形例では、サーバ装置の制御部15は、本発明における文章表示装置の「セグメント特定手段」、「グループ分け手段」、「表示制御手段」、及びプログラムを実行するコンピュータとして機能し、利用者端末3は、本発明における「3次元ディスプレイ」として機能する。
(変形例3)
利用者端末3は、電子書籍の文章データを内蔵している場合、あるいは、接触、非接触の形式で記録媒体から取得することができる場合には、ネットワーク通信機能を有しなくともよい。この場合、文章表示システム100は、利用者端末3のみから構成される。
(変形例4)
利用者端末3は、図5のステップS104でグループ分けを行うことなく、各セグメントに対する表示レイヤを設定してもよい。この場合、利用者端末3は、行の先頭に近いセグメントほど、前面に位置する表示レイヤを割り当ててもよく、行末に近いセグメントほど、前面に位置する表示レイヤを割り当ててもよい。前者の場合、利用者端末3は、行の先頭のセグメントを第1表示レイヤL1に表示させ、行の2番目のセグメントを第2表示レイヤL2に表示させ、行の3番目のセグメントを第3表示レイヤL3に表示させる。
1…サーバ装置
2…通信網
3…利用者端末

Claims (3)

  1. 表示対象となる文字列を所定の単位により分割したセグメントを特定するセグメント特定手段と、
    隣り合うセグメントが異なるグループに属するように、前記セグメント特定手段が特定したセグメントを複数のグループに分けるグループ分け手段と、
    前記セグメント特定手段が特定したセグメントについて、隣り合うセグメントを異なる奥行きにより、立体表示を行うディスプレイに表示させる表示制御手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、前記セグメントの奥行きを、当該セグメントが属するグループごとに異なる位相で周期的に変化させ、
    前記表示制御手段は、最前面に表示するセグメントを、読者が文章を目で追うべき方向に従い、周期的に1つ分ずつずらすことを特徴とする文章表示装置。
  2. 請求項に記載の文章表示装置としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  3. 文章表示装置が実行する制御方法であって、
    表示対象となる文字列を所定の単位により分割したセグメントを特定するセグメント特定工程と、
    隣り合うセグメントが異なるグループに属するように、前記セグメント特定工程で特定したセグメントを複数のグループに分けるグループ分け工程と、
    前記セグメント特定工程で特定したセグメントについて、隣り合うセグメントを異なる奥行きにより、立体表示を行うディスプレイに表示させる表示制御工程と、を有し、
    前記表示制御工程は、前記セグメントの奥行きを、当該セグメントが属するグループごとに異なる位相で周期的に変化させ、
    前記表示制御工程は、最前面に表示するセグメントを、読者が文章を目で追うべき方向に従い、周期的に1つ分ずつずらすことを特徴とする制御方法。
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