JP6455254B2 - 文章表示装置、プログラム及び制御方法 - Google Patents

文章表示装置、プログラム及び制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子書籍等の文章を表示する技術に関する。
従来から、携帯可能な情報処理装置に表示させる電子書籍の普及が進んでいる。例えば、特許文献1には、対象の文章を効率的に読むことができるように、所定の文字数を最大とする単位で改行を行い、各行の文字列を階段状に配置して表示する文章表示装置が開示されている。
特開2014−142905号公報
文章を読む場合、読者は、中心視野を移動させながら文章を読み進めていく。ここで、中心視野の停留中には中心視で文字認識すると同時に、周辺視で次の停留場所の選定を行う。そして、中心視野の停留場所が文章の意味的なまとまりの単位や文節単位ごとに移動する場合、読者は、効率よく読み進めることが可能となる。そこで、本発明は、読書過程で視点を置くべき文字列に視点を好適に誘導することが可能な文章表示装置を提供することを主な目的とする。
本発明の1つの観点では、文章表示装置は、表示対象となる文章データを構成する文字列を所定の単位により分割したセグメントを特定するセグメント特定手段と、前記セグメント特定手段が特定したセグメントを、隣り合うセグメントが異なるグループに属するように、複数のグループに分けるグループ分け手段と、前記セグメント特定手段が特定したセグメントの表示態様を周期的に変化させて表示手段に表示させる表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記セグメントが属するグループごとに、前記セグメントの表示態様を異なる位相で周期的に変化させる。
上記文章表示装置は、セグメント特定手段と、グループ分け手段と、表示制御手段とを備える。セグメント特定手段は、表示対象となる文章データを構成する文字列を所定の単位により分割したセグメントを特定する。グループ分け手段は、セグメント特定手段が特定したセグメントを、隣り合うセグメントが異なるグループに属するように、複数のグループに分ける。表示制御手段は、セグメント特定手段が特定したセグメントの表示態様を周期的に変化させて表示手段に表示させる。ここで、表示制御手段は、セグメントが属するグループごとに、前記セグメントの表示態様を異なる位相で周期的に変化させる。この態様では、文章表示装置は、隣り合うセグメントを異なるグループに配属にすることで、隣り合うセグメントの表示態様を異なるタイミングに基づき変化させる。これにより、文章表示装置は、セグメントごとの視点移動を好適に促進し、読む効率を向上させることができる。
上記文章表示装置の一態様では、前記表示制御手段は、前記セグメントを周期的に強調して表示し、かつ、前記セグメントが属するグループごとに、異なる位相で前記セグメントを強調する。この態様により、文章表示装置は、隣り合うセグメントを異なるタイミングで強調させることができるため、セグメントごとの視点移動を好適に促進することができる。
上記文章表示装置の他の一態様では、前記表示制御手段は、強調して表示するセグメントを、読み進める方向に従い切り替える。ここで、「読み進める方向」とは、読者が文章を目で追うべき方向を指し、文章のレイアウトが縦組の場合には下方向を指し、横組の場合には右方向を指す。この態様により、文章表示装置は、読むべきセグメントを好適に読者に視認させ、読む効率を好適に向上させることができる。また、強調するタイミングは周期性があるため、読者は、途中で強調表示されるセグメントへの中心視野の移動が追い付かなかった場合であっても、次に強調表示されるタイミングに合わせて読み進めることができる。
上記文章表示装置の他の一態様では、前記表示制御手段は、前記セグメントを振動させることで、当該セグメントを強調して表示する。この態様により、文章表示装置は、好適にセグメントを強調してセグメントごとの視点移動を促進することができる。
上記文章表示装置の他の一態様では、前記表示制御手段は、前記セグメントの文字サイズ、背景色若しくは文字の色の少なくとも1つを変更する、又は前記セグメントに下線を付すことで、前記セグメントを強調して表示する。この態様によっても、文章表示装置は、好適にセグメントを強調してセグメントごとの視点移動を促進することができる。
上記文章表示装置の他の一態様では、前記表示制御手段は、前記セグメントを所定の振動周期により常時振動させ、かつ、前記セグメントが属するグループごとに、前記振動周期の位相をずらす。この態様により、文章表示装置は、好適にセグメントごとの区切りを読者に認識させ、セグメントごとの視点移動を促進することができる。
上記文章表示装置の他の一態様では、前記グループ分け手段は、隣り合う行の先頭のセグメントを異なるグループにする。これにより、文章表示装置は、次の行に読者が視線を移す際に、次に読むべき行の位置を他の行と混同することなく好適に識別させることができる。
上記文章表示装置の他の一態様では、前記グループ分け手段は、所定の文字数以下のセグメントから構成されるグループを設け、前記表示制御手段は、当該グループに属するセグメントの表示態様を、周期的に変化させない。「所定の文字数」は、読者の視線を引き付けることで却って読み進める速度が遅くなるような文字数であり、例えば実験等に基づき定められる。これにより、文章表示装置は、文字数が少ないセグメントを強調して読者の視線を引き付けることで却って読み進める速度が遅くなるのを好適に抑制することができる。
本発明のさらに別の観点では、プログラムは、上記いずれか記載の文章表示装置としてコンピュータを機能させる。このプログラムをコンピュータにインストールして機能させることで、本発明に係る文章表示装置を構成させることができる。
本発明のさらに別の観点では、文章表示装置が実行する制御方法であって、表示対象となる文章データを構成する文字列を所定の単位により分割したセグメントを特定するセグメント特定工程と、前記セグメント特定工程で特定されたセグメントを、隣り合うセグメントが異なるグループに属するように、複数のグループに分けるグループ分け工程と、前記セグメント特定工程で特定されたセグメントの表示態様を周期的に変化させて表示手段に表示させる表示制御工程と、を有し、前記表示制御工程は、前記セグメントが属するグループごとに、前記セグメントの表示態様を異なる位相で周期的に変化させる。文章表示装置は、この制御方法を実行することで、セグメントごとの視点移動を好適に促進し、読む効率を向上させることができる。
本発明に係る文章表示装置は、隣り合うセグメントを異なるグループに配属することで、異なるタイミングにより隣り合うセグメントの表示態様を変化させる。これにより、文章表示装置は、セグメントごとの視点移動を好適に促進し、読む効率を向上させることができる。
実施形態に係る文章表示システムの構成を示す。 サーバ装置のブロック図を示す。 利用者端末のブロック図を示す。 文章データを、本実施形態の方法によらずそのまま表示した例を示す。 文章表示処理の概要を示すフローチャートである。 (A)は、セグメントごとのグループ分けの例を示す。(B)は、第1変化パターンを示すテーブルである。 第1変化パターンに基づく表示遷移を示す。 第2変化パターンを示すテーブルである。 第3変化パターンを示すテーブルである。 第4変化パターンを示すテーブル及び表示例である。 第5変化パターンを示すテーブルである。 変形例1に係る第1変化パターンを示すテーブルである。 変形例1に係る第5変化パターンを示すテーブルである。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するのに好適な実施形態について説明する。
[文章表示システムの構成]
図1は、本実施形態に係る文章表示システム100の構成を示す。文章表示システム100は、電子書籍を閲覧可能に提供するシステムであり、電子書籍を管理するためのサーバ装置1と、ユーザによって利用される利用者端末3とを有している。サーバ装置1と利用者端末3とは、インターネットなどの通信網2を介してデータ通信を行う。
サーバ装置1は、電子書籍の文章データを管理し、利用者端末3からの要求に応じて文章データを利用者端末3へ送信する。
利用者端末3は、パーソナルコンピュータ、タブレット型情報通信端末装置、スマートフォン、電子書籍リーダ等の通信端末であり、通信網2を介して、サーバ装置1から文章データを取得(ダウンロード)する機能を有している。そして、利用者端末3は、EPUB(イーパブ)等の所定の形式にて記述された文章データをディスプレイ41に表示させるリーダ機能を有している。
[サーバ装置の構成]
図2は、サーバ装置1のブロック図である。サーバ装置1は、記憶部13と、データ通信を行う通信部14と、制御部15とを備える。これらの各要素は、バスライン10を介して相互に接続されている。
記憶部13は、ハードディスク又はフラッシュメモリといったメモリによって構成され、制御部15が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部13は、ユーザに提供可能な電子書籍に対応する文章データが記録されるデータベースである電子書籍DB131を記憶する。
制御部15は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備え、サーバ装置1内の各構成要素に対して種々の制御を行う。例えば、制御部15は、利用者端末3から電子書籍の識別情報を指定する要求信号を受信した場合に、当該要求信号で指定された電子書籍の文章データを、利用者端末3へ送信する。
[利用者端末の構成]
図3は、利用者端末3のブロック図である。利用者端末3は、ディスプレイ41などの表示部31と、タッチパネルなどの入力部32と、記憶部33と、データ通信を行う通信部34と、制御部35と、を備える。これらの各要素は、バスライン30を介して相互に接続されている。
記憶部33は、ハードディスク又はフラッシュメモリといったメモリによって構成され、制御部35が実行するプログラムを記憶する。例えば、記録部33は、ユーザが電子書籍を閲覧するための電子書籍リーダアプリケーション(以下、「リーダアプリ」という。)を含む各種のアプリケーションのプログラムを記憶する。また、記憶部33は、電子書籍の識別情報に対応付けてサーバ装置1から受信した電子書籍の文章データを記憶する。記憶部33は、リーダアプリが使用する形態素解析用の辞書データや、各フォント種別に対応するフォントサイズの情報等を記憶する。
制御部35は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、利用者端末3内の各構成要素に対して種々の制御を行う。制御部35は、記憶部33に記憶されたプログラムを実行することで、後述する文章表示処理を行う。そして、制御部35は、本発明における文章表示装置の「セグメント特定手段」、「グループ分け手段」、「表示制御手段」、及びプログラムを実行するコンピュータとして機能する。
文章表示処理では、制御部35は、リーダアプリが起動された状態で、ユーザ入力により指定された電子書籍の文章データ(「文章データDtag」とも呼ぶ。)を読み込み、文章データDtagに基づく文章を表示した画像を生成し、ディスプレイ41に表示させる。このとき、制御部35は、文章データDtagが示す文字列を、ユーザの視野角内に収まる単位の文字列(「セグメント」とも呼ぶ。)に分割し、セグメントごとに視点を移動させることを促す態様により、文章データDtagの文章を表示させる。これにより、制御部35は、意味的まとまりであるセグメントごとに、読者の中心視野の停留位置を移動させ、読む効率を向上させる。
図4は、ユーザ入力により指定された文章データDtagを、本実施形態の方法によらずそのまま表示した例を示す。図4に示すように、表示画面の右端(即ち行末)に達した場合には、次の文字は、改行されて画面の左端(即ち次の行の行頭)に表示される。なお、記憶部33に記憶されている文章データには、段落ごとに改行コードが記録されているため、改行コードの存在位置においても強制的に改行される。この例では、意味的まとまりごとのセグメントに文章が分割されていないため、読みが不得意な読者は、不必要な中心視野の停留や読み戻しなどを行ってしまう可能性がある。以上を勘案し、本実施形態では、制御部35は、文章データDtagの文字列を、セグメントごとに視点を移動させることを促す態様により、文章データDtagが示す文字列を表示させる。
[文章表示処理]
次に、利用者端末3がリーダアプリに基づき実行する文章表示処理の詳細について説明する。概略的には、利用者端末3は、文章データDtagの文字列を分割した各セグメントの表示態様を、所定のパターン(「変化パターン」とも呼ぶ。)により周期的に変化させる。このとき、利用者端末3は、分割したセグメントに対してグループ分けを行い、グループごとに変化パターンの位相(即ち周期中の位置)を異ならせる。例えば、利用者端末3は、周期的にセグメントの文字を拡大する場合、拡大するタイミングをグループごとにずらす。これにより、利用者端末3は、セグメントごとに読者の中心視野の停留位置を移動させることを促進し、読む効率を向上させる。なお、変化パターンは、本発明における「表示態様を周期的に変化させるパターン」の一例である。
(1)処理フロー
図5は、文章表示処理の概要を示すフローチャートである。利用者端末3は、図5に示すフローチャートの処理を、リーダアプリが起動した状態で、表示させる電子書籍を指定するユーザ入力を検知した場合に実行する。
まず、利用者端末3は、ユーザ入力に基づき指定された電子書籍に対応する文章データDtagを読み込む(ステップS101)。そして、利用者端末3は、形態素解析を行い、セグメントごとに文章データDtagが示す文章を分割する(ステップS102)。具体的には、利用者端末3は、辞書データを参照し、文章データDtagに対して公知の形態素解析を行うとともに、当該形態素解析の結果によって得られた形態素を、所定の分割条件に合致するように連結することで、各セグメントに分割(各セグメントを特定)する。ここで、上述の分割条件は、ユーザの視野角内に収まる単位のセグメントに文章を分割するための条件である。本実施形態では、一例として、制御部35は、分割条件として、上限文字数を設け、当該上限文字数を超えないように形態素を連結することで、各セグメントを認識する。上限文字数は、好適には、読者が認識可能な視野角に収まる最大文字数になるように、実験等に基づき予め設定される。分割条件の他の例として、制御部35は、英語等を対象とした場合の連結する単語数の上限である上限単語数、又は/及び、各セグメントが表示される幅の上限である上限寸法を、分割条件として設けてもよい。
次に、利用者端末3は、同一セグメント内の文字が同一行になるように改行を設定する(ステップS103)。この場合、例えば、利用者端末3は、行末部分において、次に表示すべきセグメントの表示に必要なスペースが、行末部分に残された表示スペースよりも大きい場合には、当該セグメントをセグメント内で分割することなく、改行したうえで次の行頭に配置する。
次に、利用者端末3は、隣り合うセグメントが異なるグループとなるように、所定の規則に従い、分割した各セグメントのグループ分けを行う(ステップS104)。本実施例では、一例として、利用者端末3は、分割したセグメントを4つのグループ(第1〜第4グループ)に分けるものとする。この際、利用者端末3は、隣り合うセグメントが異なるグループとなるように、文章の先頭のセグメントから、第1〜第4グループを順番に割り当てる。
次に、利用者端末3は、グループごとに、変化パターンの位相を設定する(ステップS105)。言い換えると、利用者端末3は、グループごとに、変化パターンに位相差を設ける。ここで、変化パターンは、所定の周期(「変化周期」とも呼ぶ。)におけるセグメントの表示態様の変化のパターンを示す。本実施例では、利用者端末3は、設定された変化パターンに基づき、変化周期内の所定のタイミングで、各セグメントを、拡大したり、左右上下のいずれかに揺らしたりする。そして、利用者端末3は、グループごとに変化パターンに位相差を設けることで、上述の所定のタイミングを、セグメントが属するグループごとに異ならせる。
そして、利用者端末3は、変化パターンに基づき、文章データDtagの各セグメントをディスプレイ41に表示する(ステップS106)。この場合、利用者端末3は、各セグメントが属するグループごとに設定した位相に応じて、各セグメントの表示態様を周期的に変化させる。この場合、隣り合うセグメントは異なるタイミングで表示態様が変わる。これにより、利用者端末3は、セグメントごとに読者の中心視野の停留位置を移動させることを好適に促進することができる。
(2)変化パターンの例
以下では、グループ分けの具体例について説明した後、変化周期(1秒とする)内においてグループごとに異なるタイミングで文字を拡大する変化パターンの例について説明する。
図6(A)は、図4に示す文章データDtagをセグメントごとに分割してグループ分けを行った場合の各グループを可視化した図である。図6(A)の例では、利用者端末3は、文章データDtagの各セグメントを、文章先頭のセグメントから、第1〜第4グループを順に割り当てている。なお、図6(A)では、説明の便宜上、第1グループに属するセグメントを実線枠で囲み、第2グループに属するセグメントを一点鎖線枠で囲み、第3グループに属するセグメントを点線枠で囲み、第4グループに属するセグメントを二点鎖線枠で囲んでいる。図6(A)のグループ分けによれば、隣り合うセグメントは、異なるグループに属することになる。
図6(B)は、各第1〜第4グループの変化パターンを示すテーブルである。図6(B)に示すテーブルは、変化周期をグループ数と同数の4つの期間(第1〜第4期)に均等に分け、各第1〜第4期での文字サイズを通常サイズ又は拡大サイズのいずれにするかの設定について、グループごとに規定している。なお、通常サイズは、図4に示される文字のサイズを指し、拡大サイズは、通常サイズよりも大きい所定の文字サイズを指す。
図6(B)の例では、第1グループでは、変化周期内の先頭である第1期(0ミリ秒〜250ミリ秒)に文字が拡大サイズとなり、第2グループでは、第1期の次の第2期(250ミリ秒〜500ミリ秒)に文字が拡大サイズとなる。即ち、第2グループでは、第1グループよりも1/4周期だけ位相が遅れている。また、第3グループでは、第3期(500ミリ秒〜750ミリ秒)に文字が拡大サイズとなり、第2グループよりも1/4周期だけ位相が遅れている。また、第4グループでは、第4期(750ミリ秒〜1000ミリ秒)に文字が拡大サイズとなり、第3グループよりも1/4周期だけ位相が遅れている。
この場合、好適には、利用者端末3は、文字サイズを通常サイズから拡大サイズ、又は拡大サイズから通常サイズに切り替える場合、徐々に文字サイズを変化させるとよい。例えば、利用者端末3は、第2グループのセグメントの文字サイズを第2期に通常サイズから拡大サイズにする場合、第2期の前半に文字サイズを通常サイズから拡大サイズに徐々に遷移させ、第2期の後半に文字サイズを拡大サイズから通常サイズに徐々に遷移させる。この場合、利用者端末3は、文字サイズを通常サイズから拡大サイズに遷移させる速度と、文字サイズを拡大サイズから通常サイズに遷移させる速度とを異ならせてもよい。
図7(A)〜(D)は、それぞれ変化周期の第1〜第4期の各期間における表示例を示す。図7(A)に示す第1期間では、利用者端末3は、「知財氏は」、「名誉に」、「めぐまれた、」、「全てが」の各セグメントを拡大し、他のセグメントを通常サイズにより表示している。次に、図7(B)に示す第2期間では、利用者端末3は、第1期間で拡大表示した各セグメントに続くセグメントである「事業を」、「加えて」、「素晴らしい」、「そろった」の各セグメントを拡大し、他のセグメントを通常サイズにより表示している。そして、図7(C)に示す第3期間では、利用者端末3は、第2期間で拡大表示した各セグメントに続くセグメントである「経営し」、「容姿や」、「人物だった」の各セグメントを拡大し、他のセグメントを通常サイズにより表示している。図7(D)に示す第4期間では、利用者端末3は、第3期間で拡大表示した各セグメントに続くセグメントである「富と」、「運にも」、「しかし、」の各セグメントを拡大し、他のセグメントを通常サイズにより表示している。そして、利用者端末3は、図7(A)〜(D)の表示遷移を、変化周期ごとに繰り返し実行する。
図7(A)〜(D)の態様によれば、読者は、文字サイズの違いに基づき、好適にセグメントごとに文章を認識することができる。また、一般的に、1つのセグメントを認識するのに約250ミリ秒かかることが知られている。よって、本実施例では、利用者端末3は、1つのセグメントの認識に要する時間幅である250ミリ秒ごとに、拡大して強調するセグメントを1つ分ずらす。これにより、利用者端末3は、読者の視点位置を好適に誘導し、最適なスピードにより読書を実行させることができる。また、本実施例では、各セグメントはグループ化されており、比較的短いサイクルで文字が再び拡大表示される。よって、読者は、注意がそれたこと等に起因して拡大されたセグメントを途中で追えなくなった場合であっても、変化周期(本実施例では1秒)経過後に再び拡大表示されるタイミングで読み進めることができる。
(3)その他の変化パターン
次に、図6(B)及び図7に示す変化パターン(「第1変化パターン」とも呼ぶ。)と異なる変化パターンの例(第2〜第5変化パターン)について、図8〜図11を参照して説明する。以後では、第1変化パターンの説明と同様、セグメントを4つのグループ(第1〜第4グループ)に分ける場合を代表例として説明する。
図8は、第2変化パターンを示すテーブルである。第2変化パターンでは、利用者端末3は、セグメントの文字サイズを一時的に大きくするのに代えて、セグメントの文字を一時的に振動させる点で異なる。図8において、「通常位置」は、各セグメントを動かさなかった場合に表示すべき標準的な位置を指す。
具体的には、第2変化パターンでは、利用者端末3は、グループごとに、第1〜第4期のいずれかの期間で文字を1px分だけ右に揺らし、かつ、右に揺らす期間をグループごとに異ならせている。例えば、利用者端末3は、第1グループに属するセグメントを、第1期内で、右に1pxだけ遷移させた後、元の位置に戻す。また、利用者端末3は、第2グループを、第1グループよりも1/4周期だけ位相を遅らせることにより、第2グループに属するセグメントを第2期内で振動させている。同様に利用者端末3は、第3グループに属するセグメントを第3期内で振動させ、第4グループに属するセグメントを第4期内で振動させる。
このように、第2変化パターンでは、利用者端末3は、隣り合うセグメントを異なるタイミングで振動させることで、第1変化パターンと同様、セグメントごとに文字を読者に認識させることができる。また、第2変化パターンでは、右に揺れるセグメントが、読者のセグメントの視認速度と略同一の0.25秒ごとに次のセグメントに切り替わる。よって、利用者端末3は、第1変化パターンと同様、読者の視点位置を好適に誘導し、最適なスピードにより読書を実行させることができる。
なお、第2変化パターンでは、利用者端末3は、文字を1px分右にずらす期間を、当該文字が1px分右にずれた状態から元に戻す期間よりも短く設定してもよい。即ち、利用者端末3は、文字を1px分右にずらす速度を、文字を1px分右にずれた状態から元に戻す速度よりも早くしてもよい。また、利用者端末3は、セグメントの文字を所定のタイミングで右に揺らすのに代えて、セグメントの文字を所定のダイミングで左、上、又は下に揺らしてもよい。
図9は、第3変化パターンを示すテーブルである。第3変化パターンでは、利用者端末3は、セグメントの文字サイズを一時的に大きくするのに代えて、セグメントの文字に一時的に下線を付す点で異なる。
具体的には、第3変化パターンでは、利用者端末3は、グループごとに、第1〜第4期のいずれかの期間で文字に下線を付し、かつ、下線を付す期間をグループごとに異ならせている。図9の例では、利用者端末3は、第1グループに属するセグメントに対して第1期内で下線を付し、第2グループに属するセグメントに対して第2期間で下線を付し、第3グループに属するセグメントに対して第3期間で下線を付し、第4グループに属するセグメントに対して第4期間で下線を付している。第3変化パターンによっても、第1及び第2変化パターンと同様、利用者端末3は、読者にセグメントごとに文字を認識させると共に、読者の視点位置を好適に誘導することができる。
図10(A)は、第4変化パターンを示すテーブルである。第4変化パターンでは、利用者端末3は、セグメントの文字サイズを一時的に大きくするのに代えて、セグメントの背景色を一時的に変化させる点で異なる。
図10(A)の例では、利用者端末3は、グループごとに、第1〜第4期のいずれかの期間でセグメントの背景色を灰色に着色すると共に、背景色を灰色に着色する期間をグループごとに異ならせている。具体的には、利用者端末3は、第1グループに属するセグメントに対して第1期内で背景を灰色に設定し、第2グループに属するセグメントに対して第2期間で背景を灰色に設定し、第3グループに属するセグメントに対して第3期間で背景を灰色に設定し、第4グループに属するセグメントに対して第4期間で背景を灰色に設定している。
図10(B)は、図10(A)のテーブルに基づく第1期間での表示例を示す。この場合、利用者端末3は、第1グループに属する各セグメントの背景を灰色に着色すると共に、第1グループに属するセグメントの文字色を白に設定している。なお、利用者端末3は、第1グループ以外のグループに属するセグメントの背景を白色にし、かつ、当該セグメントの文字色を黒に設定している。この態様によっても、読者は、背景色の違いに基づき、読むべきセグメントを好適に認識することができる。よって、利用者端末3は、読者にセグメントごとに文字を認識させると共に、読者の視点位置を好適に誘導することができる。
なお、図10(B)の例に代えて、利用者端末3は、文字色又は背景色のいずれか一方のみを一時的に変化させてもよい。例えば、利用者端末3は、グループごとに、第1〜第4期のいずれかの期間でセグメントの文字色を目立つ色(例えば赤)に着色すると共に、目立つ色に着色する期間をグループごとに異ならせてもよい。なお、この場合、利用者端末3は、セグメントの文字色を目立つ色に変えることに加えて、又はこれに代えて、セグメントの文字を太字に設定してもよい。
次に、第5変化パターンについて説明する。第5変化パターンでは、第2変化パターンと異なり、各グループのセグメントが常に動いており、セグメントの動きのタイミングがグループごとに異なる。
図11は、第5変化パターンを示すテーブルである。図11の例では、各セグメントは、振り子のように常に移動しており、グループごとに変化周期の位相がずれている。具体的には、利用者端末3は、第1グループに属するセグメントを、第1期の開始時点では1px分だけ標準位置よりも右にずらし、第2期開始時点までに通常位置に移動させる。その後、利用者端末3は、第1グループに属するセグメントを、第3期の開始時点までに1pxだけ通常位置よりも左に遷移させ、さらに第4期の開始時点までに通常位置に戻す。そして、利用者端末3は、第4期の期間中に、第1グループに属するセグメントを1px分だけ右に遷移させる。そして、利用者端末3は、第1グループのセグメントに対する上述の処理を、変化周期ごとに繰り返し実行する。
また、利用者端末3は、第2グループに属するセグメントを、第1グループに属するセグメントと1/4周期分だけ位相をずらして移動させる。例えば、利用者端末3は、第2グループに属するセグメントを、1/4周期分の250ミリ秒だけ第1グループのセグメントよりも遅れて右にずらし、その後、250ミリ秒だけ第1グループのセグメントよりも遅れて通常位置に戻す。同様に、利用者端末3は、第3グループに属するセグメントを、第2グループに属するセグメントに対して1/4周期分だけ位相を遅らせて移動させ、第4グループに属するセグメントを、第3グループに属するセグメントと1/4周期分だけ位相を遅らせて移動させる。
この態様によっても、利用者端末3は、読者にセグメントごとに文字を好適に視認させることができる。
[文章表示システムの作用効果]
本実施形態に係る文章表示システムによれば、利用者端末3は、文字サイズの違いや振動の有無等に基づき、セグメントごとに読者の中心視野の停留位置を移動させることを好適に促進することができる。また、第1〜第4変化パターンでは、利用者端末3は、1つのセグメントの認識に要する時間幅である250ミリ秒ごとに、強調するセグメントを1つ分ずらすことで、読者の視点位置を好適に誘導し、最適なスピードにより読書を実行させることができる。また、本実施例では、利用者端末3は、各セグメントをグループ化することで、強調されたセグメントを途中で読者が目で追えなくなった場合であっても、変化周期経過後に再び同一セグメントを強調して視点位置を誘導することができる。
[変形例]
次に、実施形態の変形例について説明する。以下の変形例は、任意に組み合わせて上述の実施形態に適用してもよい。
(変形例1)
実施例では、利用者端末3は、セグメントをグループ化する際のグループ数を予め定めた4つに設定した。しかし、本発明が適用可能な方法は、これに限定されず、グループ数は、2以上の任意の数であってもよい。この場合であっても、利用者端末3は、隣り合うセグメントが異なるグループに属するようにグループ分けを行えばよい。
図12は、グループ数を3つに設定した場合の第1変化パターンを表すテーブルである。図12の例では、変化周期は、グループ数と同一の3つの期間(第1〜第3期間)に分けられている。そして、グループごとに、第1〜第3期のいずれかの期間で文字が拡大サイズになると共に、文字を拡大サイズにする期間をグループごとに異ならせている。この態様によっても、利用者端末3は、実施例と同様、読者にセグメントごとに文字を認識させると共に、読者の視点位置を好適に誘導することができる。
図13は、グループ数を2つに設定した場合の第5変化パターンを表すテーブルである。図13の例では、変化周期は、グループ数と異なる4つの期間(第1〜第4期間)に分けられている。そして、利用者端末3は、第2グループに属するセグメントを、第1グループに属するセグメントと1/2周期分だけ位相をずらして移動させる。このように、グループ数と変化周期内の期間数とが異なる場合であっても、利用者端末3は、好適に、セグメントごとの区切りを読者に認識させることができる。
また、利用者端末3は、セグメントを分けるグループ数を、各行内のセグメント数の最大数に設定してもよい。これにより、利用者端末3は、第1〜第4変化パターンにおいて、強調されるセグメントを、行内で最大1つに設定することができ、読者が目で追うべきセグメントを好適に読者に認識させることができる。同様に、利用者端末3は、セグメントを分けるグループ数を、各行内のセグメント数の平均値に設定してもよい。これによっても、利用者端末3は、第1〜第4変化パターンにおいて、強調されるセグメントを、行内でおよそ1つに設定することができる。
(変形例2)
実施例では、利用者端末3は、文章の先頭のセグメントからグループを順に割り当てた。しかし、本発明が適用可能なグループの割り当て方法は、これに限定されない。
例えば、利用者端末3は、各行の先頭のセグメントからグループを順に割り当ててもよい。この場合、図6(A)の例において各セグメントを第1〜第4グループに割り振る場合、利用者端末3は、行頭の「知財氏は」、「加えて」、「人物だった。」の各セグメントを第1グループ、これらのセグメントに続く「事業を」、「容姿や」、「しかし、」の各セグメントを第2グループ、「経営し」、「運にも」、「全てが」のセグメントを第3グループ、「富と」、「めぐまれた、」、「そろった」のセグメントを第4グループ、「名誉に」、「素晴らしい」のセグメントを第1グループに設定する。
なお、利用者端末3は、行頭のセグメントが異なるグループに属するようにグループ分けを行ってもよい。この場合、例えば、利用者端末3は、第1行目を第1グループから割り振り、第2行目を第2グループから割り振るといったように、行ごとに最初に割り振るグループをずらす。これにより、利用者端末3は、読者が読む行を変えたときに、読むべき行を混同するのを好適に抑制することができる。
他の例では、利用者端末3は、各行の行末のセグメントからグループを順に割り当ててもよい。さらに別の例では、利用者端末3は、段落の先頭又は末尾のセグメントからグループを順に割り当ててもよい。いずれの場合であっても、利用者端末3は、隣り合うセグメントが異なるグループに属するように、各セグメントにグループの割り振りを行う。
(変形例3)
図5のステップS102では、利用者端末3は、文章データDtagの文章の各形態素を上限文字数内で連結した文字列を、セグメントとして特定した。しかし、セグメントの設定方法は、これに限定されず、利用者端末3は、句点ごと、読点ごと、意味的なまとまりごと、文節ごと、単語ごと、又は指定文字数ごとに文章を分割した文字列を、セグメントとして特定してもよい。この場合であっても、好適には、利用者端末3は、中心視野を移動させずに読むことが可能な文字数を超えないように、各セグメントの最大文字数を制限するとよい。
また、利用者端末3は、英語等の所定の言語の場合には、フレーズ(句)ごと、または、音節ごとに文章を分割した文字列を、セグメントとして特定してもよい。なお、音節ごとに文章を分割する場合、利用者端末3は、中心視野の最適な停留場所となる単語については、分割して異なるセグメントにならないようにするとよい。この場合、利用者端末3は、例えば、文章データDtagごとに最適な停留場所となる単語を予め記憶しておき、当該単語内の文字については同一セグメントになるようにセグメントの分割を行う。
(変形例4)
図5のフローチャートの処理を、利用者端末3に代えてサーバ装置1が実行してもよい。
この場合、例えば、サーバ装置1は、まず、利用者端末3から文章データDtagを指定する情報及び利用者端末3の画面サイズの情報などを受信する。その後、サーバ装置1は、図5のステップS102に従い、文章データDtagが示す文章を各セグメントに分割し、さらにステップS103に従い、同一セグメント内の文字が同一行になるように改行を設定する。このとき、サーバ装置1は、利用者端末3から受信した画面サイズの情報等に基づき、一つの行での表示可能文字数を認識し、各行に表示させるセグメントを決定する。そして、サーバ装置1は、ステップS104に従い、各セグメントのグループ分けを行い、ステップS105に従い、グループごとに変化パターンの位相差を設定する。そして、サーバ装置1は、文章データDtagに対してステップS103の改行設定を反映させた表示データ、並びに、グループ毎に位相差が設定された変化パターンに基づき各セグメントを動作させるためのマクロプログラム等を、利用者端末3へ送信する。その後、利用者端末3は、サーバ装置1から受信した表示データ等に基づきディスプレイ41を表示させる。
このように、本変形例によっても、利用者端末3は、ユーザが指定した電子書籍に対応する文章を、ディスプレイ41上に好適に表示させることができる。なお、本変形例では、サーバ装置の制御部15は、本発明における文章表示装置の「セグメント特定手段」、「グループ分け手段」、「表示制御手段」、及びプログラムを実行するコンピュータとして機能し、利用者端末3は、本発明における「表示手段」として機能する。
(変形例5)
利用者端末3は、電子書籍の文章データを内蔵している場合、あるいは、接触、非接触の形式で記録媒体から取得することができる場合には、ネットワーク通信機能を有しなくともよい。この場合、文章表示システム100は、利用者端末3のみから構成される。
(変形例6)
利用者端末3は、表示態様を周期的に変化させないセグメントのグループ(「静止グループ」とも呼ぶ。)を設けてもよい。例えば、図5のステップS104で各セグメントのグループ分けを実行する場合、分割したセグメントから所定の文字数(例えば2文字)以下のセグメントを抽出し、静止グループに分類する。そして、利用者端末3は、静止グループに属さないセグメントを、実施例で説明した方法により、グループ分けを行い、グループごとに変化パターンに位相差を設ける。
出願人の実験的知見によれば、短いセグメントの場合には、強調表示して視線を引き付けると却って読み進める速度が遅くなる。以上を勘案し、本変形例では、利用者端末3は、文字数が短いセグメントを静止グループに分類し、これらのセグメントを強調表示しない。これにより、読者は、利用者端末3が表示する文章を好適に読み進めることができる。
1…サーバ装置
2…通信網
3…利用者端末

Claims (10)

  1. 表示対象となる文章データを構成する文字列を所定の単位により分割したセグメントを特定するセグメント特定手段と、
    前記セグメント特定手段が特定したセグメントを、隣り合うセグメントが異なるグループに属するように、複数のグループに分けるグループ分け手段と、
    前記セグメント特定手段が特定したセグメントの表示態様を周期的に変化させて表示手段に表示させる表示制御手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、前記セグメントが属するグループごとに、前記セグメントの表示態様を異なる位相で周期的に変化させることを特徴とする文章表示装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記セグメントを周期的に強調して表示し、かつ、前記セグメントが属するグループごとに、異なる位相で前記セグメントを強調することを特徴とする請求項1に記載の文章表示装置。
  3. 前記表示制御手段は、強調して表示するセグメントを、読み進める方向に従い切り替えることを特徴とする請求項2に記載の文章表示装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記セグメントを振動させることで、当該セグメントを強調して表示することを特徴とする請求項2または3に記載の文章表示装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記セグメントの文字サイズ、背景色若しくは文字の色の少なくとも1つを変更する、又は前記セグメントに下線を付すことで、前記セグメントを強調して表示することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の文章表示装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記セグメントを所定の振動周期により常時振動させ、かつ、前記セグメントが属するグループごとに、前記振動周期の位相をずらすことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の文章表示装置。
  7. 前記グループ分け手段は、隣り合う行の先頭のセグメントを異なるグループにすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の文章表示装置。
  8. 前記グループ分け手段は、所定の文字数以下のセグメントから構成されるグループを設け、
    前記表示制御手段は、当該グループに属するセグメントの表示態様を、周期的に変化させないことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の文章表示装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の文章表示装置としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  10. 文章表示装置が実行する制御方法であって、
    表示対象となる文章データを構成する文字列を所定の単位により分割したセグメントを特定するセグメント特定工程と、
    前記セグメント特定工程で特定されたセグメントを、隣り合うセグメントが異なるグループに属するように、複数のグループに分けるグループ分け工程と、
    前記セグメント特定工程で特定されたセグメントの表示態様を周期的に変化させて表示手段に表示させる表示制御工程と、を有し、
    前記表示制御工程は、前記セグメントが属するグループごとに、前記セグメントの表示態様を異なる位相で周期的に変化させることを特徴とする制御方法。
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