JP6651682B1 - 資材散布システムおよび資材散布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】頻繁に離着陸することなく、農薬等の資材を散布できる装置を提供する。【解決手段】有人航空機(ヘリコプタ100)に搭載される資材散布装置と、1または複数の無人航空機(ドローン200)とを有する資材散布システムにおいて、有人航空機の資材散布装置は、無人航空機に資材を供給する供給手段(ポンプ)と、無人航空機を制御する制御手段(制御装置130)と、を有し、無人航空機は、供給手段から供給される資材を散布する散布手段(薬剤タンク、散布ノズル、および、薬剤加圧調整部)と、制御手段の制御に応じて無人航空機を飛行させる飛行手段(制御部およびモータ)と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、資材散布システムおよび資材散布装置に関する。
従来、農薬等の資材を無人航空機によって散布する技術としては、例えば、特許文献1に開示された技術がある。
特許文献1に開示された技術では、機体の中央部分に農薬等を充填したタンクの搭載口を形成し、このタンク搭載口内に機体の上方からタンクを落としこむようにして挿入する。タンクの上部を機体の上面に露出させてタンク内に1/2の薬剤を充填し、この時のドローンの重心位置を、各プロペラ間を結ぶ中心線に対して各プロペラの回転中心点から下向きに10度〜20度の範囲で結ぶ仮想線の範囲内に設定することを特徴としている。
このような技術によれば、風圧を受けた場合の機体の安定性を高めることができるので、安定して薬剤等の資材を散布できるという効果が期待できる。
特開2017−24488号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、無人航空機に搭載できる薬剤の量が限られるとともに、バッテリに蓄電できる電力量も限られることから、薬剤の補充やバッテリの交換のために、頻繁に離着陸する必要があるという問題点がある。
本発明は、頻繁に離着陸することなく、資材を散布することが可能な資材散布システムおよび資材散布装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、有人航空機に搭載される中央装置と、1または複数の無人航空機とを有する資材散布システムにおいて、前記有人航空機の前記中央装置は、前記無人航空機に資材を供給する供給手段と、前記無人航空機を制御する制御手段と、を有し、前記無人航空機は、前記供給手段から供給される前記資材を散布する散布手段と、前記制御手段の制御に応じて前記無人航空機を飛行させる飛行手段と、を有し、前記制御手段は、前記資材の散布範囲に基づいて、前記無人航空機の飛行経路を計算し、前記飛行経路に応じて前記無人航空機を制御する、ことを特徴とする。
また、本発明は、有人航空機に搭載される中央装置と、1または複数の無人航空機とを有する資材散布システムにおいて、前記有人航空機の前記中央装置は、前記無人航空機に資材を供給する供給手段と、前記無人航空機を制御する制御手段と、を有し、前記無人航空機は、前記供給手段から供給される前記資材を散布する散布手段と、前記制御手段の制御に応じて前記無人航空機を飛行させる飛行手段と、を有し、前記制御手段は、前記資材の散布範囲に基づいて、前記有人航空機の飛行経路を計算して提示するとともに、前記散布範囲と前記有人航空機の飛行経路に基づいて前記無人航空機の飛行経路を計算し、得られた飛行経路に応じて前記無人航空機を制御する、ことを特徴とする。
また、本発明は、前記無人航空機は、風向風速センサを有し、前記風向風速センサの検出結果に応じて、前記散布手段による前記資材の散布方向を調整する散布方向調整手段を有する、ことを特徴とする。
このような構成によれば、風の影響を低減し、薬剤を適切な範囲に散布することができる。
また、本発明は、前記無人航空機は、前記資材の散布量を調整する散布量調整手段を有することを特徴とする。
このような構成によれば、資材を散布する密度等を適切に設定することが可能になる。
また、本発明は、前記有人航空機は前記無人航空機に対してケーブルを介して前記資材を供給し、前記有人航空機は、前記ケーブルの張力を調整する張力調整手段を有する、ことを特徴とする。
このような構成によれば、ケーブルの張力の影響を低減して、所望の範囲に資材を散布することができる。
また、本発明は、前記散布手段は、前記資材に対して空気または螺旋機構によって圧力を印加することで、前記資材を散布することを特徴とする。
このような構成によれば、資材の種類に応じて適切な方法で散布することができる。
また、本発明は、前記散布手段は、前記無人航空機が飛行するために有するプロペラの風圧を利用して散布することを特徴とする。
このような構成によれば、プロペラの下降気流を有効利用して資材を散布することができる。
また、本発明は、有人航空機と1または複数の無人航空機とを有する資材散布システムの前記有人航空機に搭載される資材散布装置において、前記無人航空機が有する散布手段に対して資材を供給して散布させる供給手段と、前記無人航空機が有する飛行手段を制御して前記無人航空機を飛行させる制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記資材の散布範囲に基づいて、前記無人航空機の飛行経路を計算し、前記飛行経路に応じて前記無人航空機を制御する、ことを特徴とする。
また、本発明は、有人航空機と1または複数の無人航空機とを有する資材散布システムの前記有人航空機に搭載される資材散布装置において、前記無人航空機が有する散布手段に対して資材を供給して散布させる供給手段と、前記無人航空機が有する飛行手段を制御して前記無人航空機を飛行させる制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記資材の散布範囲に基づいて、前記有人航空機の飛行経路を計算して提示するとともに、前記散布範囲と前記有人航空機の飛行経路に基づいて前記無人航空機の飛行経路を計算し、得られた飛行経路に応じて前記無人航空機を制御する、ことを特徴とする。
本発明によれば、頻繁に離着陸することなく、資材を散布することが可能な資材散布システムおよび資材散布装置を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る資材散布システムの構成例を示す図である。 図1に示す薬剤・電力供給装置および制御装置の構成例を示す図である。 図2に示す制御装置の詳細な構成例を示す図である。 図1に示すドローンの構成例を示す側面図である。 図1に示すドローンの構成例を示す上面図である。 図1に示すドローンの電気的な構成例を示す図である。 図3に示すLCDタッチパネルに表示される表示画面の一例である。 ドローンによる散布の態様を示す図である。 ドローンによる散布の態様を示す図である。 図3に示す制御部で実行される処理の一例を説明するフローチャートである。 図10のステップS19に示す「薬剤散布処理」の詳細を説明するためのフローチャートである。 図6に示す制御部で実行される処理の一例を説明するフローチャートである。 螺旋搬送体を用いた散布ノズルの構成例である。
次に、本発明の実施形態について説明する。
(A)本発明の実施形態の構成の説明
図1は、本発明の実施形態に係る資材散布システムの構成例を示す図である。図1に示すように、資材散布システムは、有人航空機としてのヘリコプタ100および1または複数の無人航空機としてのドローン200を有している。
ヘリコプタ100は、薬剤・電力供給装置110および制御装置130を備える中央装置を有している。薬剤・電力供給装置110は、ドローン200に対して薬剤および電力を供給する。制御装置130は、薬剤・電力供給装置110およびドローン200を制御する。
図2は、図1に示す中央装置としての薬剤・電力供給装置110および制御装置130の詳細な構成例を示している。図2に示すように、薬剤・電力供給装置110は、リール機構111、モータ112、ポンプ113、薬剤タンク114、および、電源115を有している。また、制御装置130は、制御部131および送受信部132を有している。なお、薬剤・電力供給装置110は、ドローン毎に設けられている。
ここで、リール機構111は、電源ケーブルおよび薬剤ケーブルを有するケーブル300が巻回されており、モータ112によって駆動され、ケーブル300を巻き取ったり、繰り出したりすることが可能とされている。また、モータ112を制御することにより、ヘリコプタ100とドローン200の間のケーブル300のテンションを調整可能とされている。
モータ112は、制御部131によって制御され、リール機構111を任意の方向に回転させ、ケーブル300を巻き取ったり、繰り出したりする。
ポンプ113は、制御部131によって制御され、薬剤タンク114に貯留されている薬剤を加圧して、リール機構111にその端部が接続されている薬剤ケーブルに対して薬剤を供給する。
薬剤タンク114は、薬剤を貯留するタンクであり、その下部にはポンプ113の吸入口が設けられている。
電源115は、制御部131によって制御され、リール機構111にその端部が接続された電源ケーブルを介してドローン200に電力を供給する。
制御部131は、モータ112、ポンプ113、および、電源115を制御するとともに、送受信部132を介して制御信号を送信することでドローン200を制御する。
送受信部132は、アンテナ132aを有し、アンテナ132aを介してドローン200との間で電波によって制御信号を伝送可能とされている。
図3は、図2に示す制御部131の詳細な構成例を示す図である。図3に示すように、制御部131は、CPU(Central Processing Unit)131a、ROM(Read Only Memory)131b、RAM(Random Access Memory)131c、HDD(Hard Disk Drive)131d、LCDタッチパネル131e、バス131f、および、I/F131gを有している。
ここで、CPU131aは、ROM131bに格納されたプログラムに応じて各部を制御する中央処理装置である。
ROM131bは、不揮発性の半導体記憶装置によって構成され、CPU131aが実行する基本的なプログラム等を格納している。
RAM131cは、揮発性の半導体記憶装置によって構成され、CPU131aが実行対象とするプログラムや、計算途中のデータを一時的に格納する。
HDD131dは、磁気記憶媒体によって構成され、CPU131aが実行するプログラム等を格納する。
LCDタッチパネル131eは、例えば、液晶パネルの表示部にタッチセンサが重畳されて構成される。LCDタッチパネル131eは、CPU131aによって描画された画像等をLCDに表示するとともに、タッチセンサが操作された場合には操作箇所を示す情報をCPU131aに伝える。
バス131fは、CPU131a、ROM131b、RAM131c、HDD131d、LCDタッチパネル131e、および、I/F131gを相互に接続し、これらの間で情報の授受を可能とするための信号線群である。
I/F131gは、モータ112、ポンプ113、電源115、および、送受信部132と接続され、これらとの間で情報を授受する。
図4および図5は、ドローン200の構成例を示す側面図および上面図である。図4に示すように、ドローン200は、本体部210、接続部211、モータ212、プロペラ213、プロペラガード214、スキッド215、薬剤タンク216、および、散布ノズル217を有している。
本体部210は、図5の上面図に示すように、略十字形状を有し、内部には図6に示す電子回路と、図示しないバッテリ(例えば、リチウムイオン電池)が内蔵または交換可能に装着される。
接続部211は、本体部210の上面に配置され、その上端部にはケーブル300が接続される。接続部211は本体部210を貫通して後述する薬剤タンク216に接続される。また、接続部211の上端は回動自在に構成されているので、接続されているケーブル300がねじれを生じた場合でも、ねじれによる回転力が本体部210に伝達されることを防止できる。
モータ212は、例えば、ブラシレスモータによって構成され、本体部210の4つの先端部分にそれぞれ配置され、交流電流が印加されることにより、プロペラ213を回転させ、揚力を発生するとともに、プロペラ213の回転数を制御することで、ドローン200の姿勢および飛行方向を制御する。なお、直流電流によってモータ212を制御するようにしてもよい。
プロペラ213は、モータ212に装着され、モータ212の回転力に応じて揚力を発生する。また、プロペラ213によって発生される回転する下降流によって、薬剤を広範囲に拡散する目的にも使用される。
プロペラガード214は、図5に示すように、プロペラ213の回転する範囲を囲繞するように構成され、プロペラ213にケーブル300その他が接触することを防止する。
スキッド215は、ドローン200が着陸する際に、地面に接することで機体の安定を保つための部材である。
薬剤タンク216は、ヘリコプタ100からケーブル300を介して供給される薬剤を一時的に貯留するタンクである。また、薬剤タンク216に圧力を印加することで、薬剤を散布ノズル217から散布する。
散布ノズル217は、機体の中心から伸出する8つのパイプと、パイプの先に装着されたノズルによって構成される。散布ノズル217を構成するパイプの一端は、薬剤タンク216の底面付近に配置され、薬液の供給を受ける。また、散布ノズル217を構成するパイプの8つの他端にはノズルが装着され、ノズルから霧状にした薬剤を噴出することで空気中に散布する。また、散布ノズル217の付け根部分には、ジンバル235−2が装着され、散布ノズルの方向を制御可能とされている。
図6は、図4および図5に示すドローン200の電気的な構成例を示す図である。図6に示すように、ドローン200は、LIDAR(Laser Imaging Detection and Ranging)231、撮像素子232、ジンバル235−1,235−2、画像処理部234、送受信部236、アンテナ236a、制御部237、センサ238、薬剤加圧調整部239、および、モータ212−1〜212−4を有している。
ここで、LIDAR231は、パルス状に発光するレーザー光を周辺に照射し、照射光に対する散乱光を測定し、対象物までの距離やその対象物の形状等の性質を分析する装置である。
撮像素子232は、被写体から放射される可視光を3原色に分解し、それぞれの色の光の強度を対応する電荷に光電変換し、可視光画像として出力する。
ジンバル235−1は、LIDAR231および撮像素子232の双方が固定された固定部材の傾きを電子制御によって制御することで、ドローン200が揺動した場合でも、LIDAR231および撮像素子232によって撮像される画像が変化しないように制御する。
ジンバル235−2は、図4に示すように、散布ノズル217を構成するパイプの付け根部分に配置され、散布ノズル217の方向を電子制御によって制御することで、ドローン200が揺動した場合でも、散布ノズル217による散布方向が変化しないように制御する。また、ジンバル235−2を電子制御に制御することで、薬剤の散布方向を任意に変更することができる。
画像処理部234は、LIDAR231および撮像素子232から出力される画像に対して、例えば、圧縮処理等を施し、送受信部236に供給する。
送受信部236は、画像処理部234から供給される画像を、アンテナ236aを介して送受信部132に対して送信するとともに、送受信部132から送信される制御信号を、アンテナ236aを介して受信し、制御部237に供給する。アンテナ236aは、送受信部132との間で電波によって情報を送受信する。
制御部237は、送受信部236から供給される制御信号、センサ238から供給される位置情報、および、センサ238から供給されるドローン200の飛行状態を示す情報等に基づいて、ジンバル235−1,235−2およびモータ212−1〜212−4を制御する。
センサ238は、GPS(Global Positioning System)センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、気圧センサ、風向風量センサ、超音波センサ、張力センサ、速度センサ、および、ビジョンポジショニングセンサを有する。GPSセンサは、複数の人工衛星から送信される時刻情報を有する信号を受信し、これらの時間差から自身の位置に関する情報(緯度情報および経度情報)を検出し、制御部237に供給する。ジャイロセンサは、ドローン200の3軸方向(ヨー軸方向、ロール軸方向、および、ピッチ軸方向)の角速度を検出して制御部237に供給する。磁気センサは、地磁気に基づいてドローン200の方向を検出し、制御部237に供給する。気圧センサは、ドローン200の周辺の気圧を検出することで、例えば、高度を検出し、制御部237に供給する。風向風速センサは、ドローン200の周辺の風向および風速を検出し、制御部237に供給する。超音波センサは、超音波を周囲に対して照射し、その散乱波を検出することで、ドローン200の周辺に存在する障害物を検出し、制御部237に供給する。張力センサは、ケーブルの張力(テンション)を検出して、制御部237に供給する。速度センサは、ドローン200の飛行速度を検出して、制御部237に供給する。ビジョンポジショニングセンサは、ドローン200の本体部210の底面に配置され、地面の形状を撮像することで、GPS信号が届きにくい場合でも現在位置を把握し、制御部237に供給する。
モータ212−1〜212−4は、例えば、ブラシレスモータ等によって構成され、それぞれのモータ212−1〜212−4には、プロペラが取り付けられている。制御部237は、これらのモータ212−1〜212−4の回転数を個別に制御することで、目的の方向に移動したり、ドローン200の方向を変更したりすることができる。
(B)本発明の実施形態の動作の説明
つぎに、本発明の実施形態の動作について説明する。以下では、実施形態の動作について説明した後、図10および図11を参照して、このような動作を実現するためのフローチャートについて説明する。
まず、実施形態の動作について説明する。薬剤を散布する場合には、まず、ヘリコプタ100の薬剤タンク114に対して散布する対象となる薬剤を、所定の濃度になるように調整された後に貯留する。
つぎに、ヘリコプタ100の操縦者は、図3に示すLCDタッチパネル131eを操作して、薬剤の散布範囲と、散布量を指定する。例えば、LCDタッチパネル131eを操作することで、図7に示すような画面が表示されるので、地図上において散布範囲を指定する。図7の表示例では、画面上には地図Mが表示され、地図Mの一部に薬剤の散布範囲Rが破線にて囲繞されて指定されている。なお、操縦者は、LCDタッチパネル131eを、タッチペンまたは指で操作することにより、地図を移動または拡大するとともに、所望の散布範囲を指定することができる。図7では、散布範囲は矩形形状を有しているが、矩形以外の形状(例えば、円形、楕円形、多角形、もしくは、不定形の形状)であってもよい。
つぎに、操縦者は、薬剤の散布量(散布密度)を指定する。例えば、1平方メートルあたりの散布量(L/m)を指定する。
散布量の指定が終了すると、制御部131は、散布地点の風向および風速の入力を受ける。なお、風向および風速は、操縦者が風向風速計で測定して入力するようにしてもよいし、あるいは、ヘリコプタ100に装備された風向風速センサによって自動的に測定し、測定結果を制御部131が取得するようにしてもよい。
つづいて、制御部131は、散布範囲、散布量、風向風速、および、ドローン200の台数等に応じてヘリコプタ100の飛行経路を計算する。ドローン200は、例えば、図8(A)に示すように、高度Hを保って飛行した場合、直径Rの略円形の範囲に薬剤を散布することができる。例えば、図8(B)に示すように、2台のドローン200を使用する場合、ヘリコプタ100の進行方向に直交する方向に、2台のドローン200が最も離間して飛行する場合の散布可能な最大幅をWとすると、この幅Wによって散布範囲を走査するように設定するとともに、この最大幅Wの中央をヘリコプタ100が飛行するように飛行経路に設定することができる。もちろん、これ以外の方法で設定するようにしてもよい。
つぎに、制御部131は、ドローン200の飛行経路を計算する。まず、ヘリコプタ100の飛行経路を参照し、最大幅Wのドローン200の台数によって分割する。例えば、ドローン200が2台である場合には、最大幅Wを2分割して2つの分割領域を設定する。つぎに、それぞれのドローン200が割り当てられている分割領域に対して薬剤を散布するための飛行経路を、散布量および風向風速を参照して設定する。
なお、1台のドローン200によって薬剤を散布できる範囲は風の状態によって変化するので、風の状態も参照して飛行経路を設定することが望ましい。より詳細には、ドローン200が静止状態で、かつ、無風状態の場合には、図9(A)に示すように、略円形の範囲に薬剤が散布されるとともに、中心から離れるに従って薬剤の散布密度が低下する。ドローン200が静止状態で、かつ、有風状態の場合には、図9(B)に示すように、略涙滴形の範囲に薬剤が散布されるとともに、中心から離れるに従って薬剤の散布密度が低下する。このため、散布範囲内において薬剤の濃度が一定になるように、風向および風速を考慮して飛行経路を設定する。
つぎに、制御部131は、LCDタッチパネル131eに対して、飛行開始地点を表示させ、操縦者に飛行開始地点までヘリコプタ100を移動させる。なお、飛行開始地点まで移動する際には、ドローン200は、例えば、ヘリコプタ100の内部に収容するようにしてもよいし、ヘリコプタ100の外部に設けられ、ドローン200を収容可能であって、遠隔操作で開閉可能な蓋部を有する収容部に収容した状態で飛行開始地点まで移動するようにしてもよい。なお、ドローン200がヘリコプタ100に追従して移動するようにしてもよい。
飛行開始地点に到着すると、操縦者または作業者は、ドローン200の飛行を開始させる。より詳細には、操縦者または作業者がドローン200を手で把持してリリースするか、前述した収容部の蓋部を遠隔操作で開放して、ドローン200の飛行を開始させる。
ドローン200が飛行を開始すると、制御部131は、LCDタッチパネル131eにヘリコプタ100の飛行経路を表示するとともに、ヘリコプタ100の現在位置を表示する。操縦者は、LCDタッチパネル131eに表示された飛行経路に沿ってヘリコプタ100を飛行させることで、散布に適切な飛行を行うことができる。
一方、ドローン200は、それぞれ割り当てられた分割領域の飛行開始位置に移動する。より詳細には、ドローン200の制御部237は、ヘリコプタ100の制御部131から送受信部132および送受信部236を介して、飛行経路を示す情報(例えば、緯度および経度による飛行経路情報)を取得する。つぎに、ドローン200は、飛行経路情報に従って飛行を開始するとともに、薬剤の散布を開始する。
ドローン200が飛行を開始すると、ヘリコプタ100では、以下の処理が実行される。すなわち、ヘリコプタ100の制御部131は、ケーブル300のテンションを検出し、テンションが一定になるようにモータ112を駆動する。具体的には、ドローン200がヘリコプタ100から最も離れた場合でも、ケーブル300にある程度の余裕があり、ドローン200が自由に動けるようにテンションを調整する。
また、ヘリコプタ100の制御部131は、ドローン200に装着されたバッテリの残量を検出し、必要に応じて充電を行う。例えば、バッテリの残容量が所定の閾値以下になった場合には充電するようにしたり、あるいは、常に充電したりするようにしてもよい。
また、ヘリコプタ100の制御部131は、ドローン200に装備された流量センサの値を取得し、流量に応じてポンプ113を制御し、加圧量を調整する。より詳細には、ドローン200に装備された流量センサの検出値が増加した場合には、加圧量を増加することができる。あるいは、ドローン200が有する薬剤タンク216の残量が一定になるように加圧量を調整するようにしてもよい。
一方、ドローン200の制御部237は、風向風速センサからの出力に基づいて風向風速を検出し、速度センサまたはGPSセンサからの出力に基づいてドローンの飛行速度を検出し、流量センサからの出力に基づいて薬剤の流量を検出し、LIDAR231および撮像素子323からの出力に基づいて地面の形状を検出する。そして、これらの情報に基づいて、薬剤の散布範囲と、散布密度を推定する。すなわち、風向および風速によって、図9に示すように薬剤の拡散範囲が変化し、流量の多寡および飛行速度によって散布密度が変化し、また、地面の形状に応じて表面積が変化することから散布密度が変化する。したがって、これらの情報に基づいて、その時点における散布範囲と散布密度を推定し、これらが適切か否かを判定し、適切でない場合には、再度、同じ場所の散布を繰り返すようにしてもよい。また、ドローン200の制御部237は、散布ノズル217の傾きを検出し、散布ノズル217の傾きが適切でない場合には、ジンバル235−2を調整して、散布ノズル217の角度を調整する。
薬剤の散布が終了した場合には、ドローン200をヘリコプタ100に回収し、散布作業を終了する。
以上に説明したように、本発明の実施形態によれば、ヘリコプタ100と1または複数のドローン200をケーブル300で接続し、ドローン200によって薬剤を散布するようにしたので、ヘリコプタ100自体では近づくことができないような場所にも薬剤を散布することができる。
また、薬剤および電力をヘリコプタ100から供給するようにしたので、ドローン200が離着陸を繰り返す必要がなくなる。
また、ヘリコプタ100は、メインロータによる下降気流を有するため、薬剤が不必要に拡散してしまうが、本実施形態では、ドローン200が地面近くまで接近して薬剤を散布することから、薬剤を有効に散布することができる。
つぎに、図10〜図12を参照して、以上に説明した動作を実現するためのフローチャートについて説明する。
図10は、ヘリコプタ100の制御部131において実行される処理の一例である。図10に示すフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS10では、制御部131は、LCDタッチパネル131eに地図を表示させ、散布範囲を地図上で指定させる。
ステップS11では、制御部131は、LCDタッチパネル131eに入力画面を表示し、散布密度の入力を受ける。例えば、1平方メートルあたりの散布量(L)を散布密度(L/m)として入力させる。
ステップS12では、制御部131は、LCDタッチパネル131eに入力画面を表示し、散布地点の風向風速の入力を受ける。例えば、操縦者が風向風速計で計測した実測値を、例えば、「北北東、5m/秒」として入力させる。あるいは、風向風速センサからの出力を参照して自動的に入力するようにしてもよい。
ステップS13では、制御部131は、ヘリコプタ100の飛行経路を計算する。より詳細には、ステップS10で指定された散布範囲に対して、ヘリコプタ100の進行方向に直交する方向にドローン200が最も離間して飛行する場合の散布可能な最大幅をWとするとき、Wによって散布範囲を走査する飛行経路を計算する。
ステップS14では、制御部131は、ステップS13で計算したヘリコプタ100の飛行経路に基づいて、ドローン200の飛行経路を計算する。より詳細には、最大幅Wをドローン200の台数によって分割して分割領域とし、それぞれのドローン200が割り当てられている分割領域に対して薬剤を散布するための飛行経路を、散布量および風向風速を参照して設定する。
ステップS15では、制御部131は、LCDタッチパネル131eにヘリコプタ100の飛行開始地点を表示するとともに、ヘリコプタ100の現在位置を表示する。操縦者は、このような表示を参考にして、ヘリコプタ100を散布開始地点に移動させることができる。
ステップS16では、制御部131は、図示しないGPSセンサの出力を参照し、ヘリコプタ100が散布開始地点まで移動したか否かを判定し、移動したと判定した場合(ステップS16:Y)にはステップS17に進み、それ以外の場合(ステップS16:N)にはステップS15に戻って同様の処理を繰り返す。
ステップS17では、制御部131は、ステップS14で計算した飛行経路をドローン200に対して送信するとともに、ドローン200の飛行を開始させるための制御信号を送信する。この結果、ドローン200は、設定された飛行経路に沿った飛行を開始する。
ステップS18では、制御部131は、LCDタッチパネル131eにヘリコプタ100の飛行経路を表示するとともに、ヘリコプタ100の現在位置を表示する。操縦者は、このような表示を参考にして、ヘリコプタ100を飛行経路に沿って飛行させることができる。
ステップS19では、制御部131は、薬剤散布処理を実行する。なお、この処理の詳細は、図11を参照して後述する。
ステップS20では、制御部131は、薬剤散布処理が終了したか否かを判定し、終了したと判定した場合(ステップS20:Y)には処理を終了し、それ以外の場合(ステップS20:N)にはステップS19に戻って同様の処理を繰り返す。
つぎに、図11を参照して、図10のステップS19に示す「薬剤散布処理」の詳細について説明する。図11に示すフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS30では、制御部131は、薬剤散布を開始する。より詳細には、制御部131は、送受信部132を介して制御信号を送信する。この結果、ドローン200の送受信部236が制御信号を受信し、制御部237に供給する。制御部237は、制御信号に基づいて、薬剤加圧調整部239を制御して薬剤散布を開始する。
ステップS31では、制御部131は、LCDタッチパネル131eにヘリコプタ100の飛行経路を表示する。また、既に飛行経路が表示されている場合には、ヘリコプタ100の現在位置に応じて飛行経路を更新する。
ステップS32では、制御部131は、ヘリコプタ100が設定された位置に存在するか否かを判定し、設定された位置に存在すると判定した場合(ステップS32:Y)にはステップS33に進み、それ以外の場合(ステップS32:N)にはステップS31に戻って同様の処理を繰り返す。ステップS31〜ステップS32の処理により、ヘリコプタ100が飛行経路を逸脱することを防止できる。
ステップS33では、制御部131は、ドローン200を設定された飛行経路に沿って移動させる。すなわち、制御部131は、送受信部132を介して制御信号を送信し、ドローン200を飛行経路に応じて飛行させる。
ステップS34では、制御部131は、ケーブル300のテンションを検出する。なお、複数のドローン200が存在する場合には、それぞれのドローン200に接続されるケーブル300のテンションを検出する。
ステップS35では、制御部131は、ステップS34で検出した情報に基づいて、モータ112を駆動してケーブル300のテンションを調整する。
ステップS36では、制御部131は、ドローン200に搭載されたバッテリの残容量を検出する。なお、複数のドローン200が存在する場合には、それぞれのドローン200のバッテリの残容量を検出する。
ステップS37では、制御部131は、電源115の出力電圧を調整することで、バッテリを充電する。なお、複数のドローン200が存在する場合には、ドローン毎に充電を行う。
ステップS38では、制御部131は、ドローン200の流量センサから、薬剤の流量を検出する。より詳細には、ドローン200に供給がされている薬剤の流量を検出する。
ステップS39では、制御部131は、ステップS38で検出した薬剤の流量に応じてポンプ113を制御し、流量に応じて薬剤の加圧量を調整する。これにより、ドローン200に対して適切な量の薬剤を供給することができる。
ステップS40では、制御部131は、処理を終了するか否かを判定し、処理を終了すると判定した場合(ステップS40:Y)には処理を終了し、それ以外の場合(ステップS40:N)にはステップS31に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返す。
つぎに、ドローン200において実行される処理について説明する。図12は、ドローン200において実行される処理の一例を説明するフローチャートである。図12に示すフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS50では、制御部237は、GPSセンサの出力を参照し、ドローン200が散布を開始する所定の位置まで移動したか否かを判定し、所定の位置まで移動したと判定した場合(ステップS50:Y)にはステップS51に進み、それ以外の場合(ステップS50:N)には同様の処理を繰り返す。
ステップS51では、制御部237は、薬剤加圧調整部239を制御して、薬剤の散布を開始させる。
ステップS52では、制御部237は、GPSセンサの出力を参照しながら、モータ212−1〜212−4の回転数を制御することで、ドローン200を飛行経路に沿って飛行させる。
ステップS53では、制御部237は、風向風速センサの出力を参照し、ドローン200の周辺の風向および風速を検出する。この結果、風向として「北北東」および風速として「5m/秒」が検出される。
ステップS54では、制御部237は、速度センサまたはGPSセンサの出力を参照して、ドローン200の飛行速度を検出する。この結果、飛行速度として「20m/秒」が検出される。
ステップS55では、制御部237は、流量センサの出力を参照し、薬剤の流量を検出する。この結果、流量として「0.5L/秒」が検出される。
ステップS56では、制御部237は、LIDAR231または撮像素子232の出力を参照して、薬剤を散布する地面の状況を検出する。この結果、例えば、地面の凹凸等が検出される。
ステップS57では、制御部237は、ステップS53〜ステップS56で検出された情報に基づいて、現在の薬剤の散布範囲を推定する。例えば、無風の状態の場合には、図9(A)の形状が散布範囲となり、有風の場合には図9(B)の形状が散布範囲となる。また、ドローン200の飛行速度や地面の状況に応じても散布範囲が変化するので、制御部237は、これらの状況を総合して、その時点における散布範囲を推定する。
ステップS58では、制御部237は、ステップS57で求めた散布範囲と、ステップS55で求めた流量から、薬剤の散布密度を推定する。
ステップS59では、制御部237は、ステップS57およびステップS58で推定した薬剤の散布範囲と散布密度が適切か否かを判定し、適切と判定した場合(ステップS59:Y)にはステップS61に進み、適切でないと判定した場合(ステップS59:N)にはステップS60に進む。
ステップS60では、制御部237は、薬剤の散布量および散布位置を調整する。より具体的には、散布されていない場所または密度が低い場所がある場合には、その場所に戻って散布を再実行する。また、密度が高い場合には、散布量を減少させるか、あるいは、飛行速度を増加する。
ステップS61では、制御部237は、必要に応じてジンバル235−2を調整することで、薬剤の散布方向を調整する。例えば、風向風速に応じてジンバル235−2の角度を調整することで、散布方向を調整するようにしてもよい。
ステップS62では、制御部237は、散布を終了するか否かを判定し、散布を終了すると判定した場合(ステップS62:Y)には処理を終了し、それ以外の場合(ステップS62:N)にはステップS52に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返す。
以上のフローチャートの処理によれば、前述した実施形態の動作を実現することができる。
(C)変形実施形態の説明
以上の各実施形態は一例であって、本発明が上述した場合のみに限定されるものでないことはいうまでもない。例えば、以上の例では、散布する薬剤としては、液状の薬剤を例に挙げて説明したが、本実施形態で散布可能な「資材」としては、例えば、粉状物、
粒状物、粘性物、および、固形物等がある。もちろん、これら以外の資材を散布するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、資材に圧力を印加して散布するようにしたが、圧力を印加する以外にも、例えば、遠心力を用いて資材を散布したり、プロペラ213の風圧を用いて資材を散布したり、あるいは、図13に示す螺旋形状を示す搬送体を用いて資材を散布するようにしてもよい。資材自体に圧力を印加するのではなく、薬剤タンク114または薬剤タンク216内の資材に空気による圧力を印加することで、資材を散布するようにしてもよい。
図13に示す例では、資材は、入力部401に入力される。このような資材は、螺旋搬送体404を回転駆動するための駆動部402を経由して搬送管403に供給される。搬送管403の内部には螺旋搬送体404が配置されており、この螺旋搬送体404が駆動部402によって回転されることで、資材が図の右から左に向かって搬送され、ノズル部405から外部に散布される。このような構造体を用いて、資材を散布するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、ヘリコプタ100とドローン200の双方が移動しながら薬剤を散布するようにしたが、ヘリコプタ100が静止した状態でドローン200だけが移動して散布した後に、ヘリコプタ100が移動し、再度、ドローン200によって散布を行うようにしてもよい。
なお、図10〜図12に示すフローチャートは一例であって、本発明が図10〜図12に示すフローチャートに限定されるものではない。
100 ヘリコプタ
110 電力供給装置
111 リール機構
112 モータ
113 ポンプ
114 薬剤タンク
115 電源
130 制御装置
131 制御部
131a CPU
131b ROM
131c RAM
131d HDD
131e LCDタッチパネル
131f バス
131g I/F
132 送受信部
200 ドローン
210 本体部
211 接続部
212 モータ
212−1 モータ
213 プロペラ
214 プロペラガード
215 スキッド
216 薬剤タンク
217 散布ノズル
232 撮像素子
234 画像処理部
235 ジンバル
235−1 ジンバル
235−2 ジンバル
236 送受信部
236a アンテナ
237 制御部
238 センサ
239 薬剤加圧調整部
300 ケーブル
323 撮像素子
401 入力部
402 駆動部
403 搬送管
404 螺旋搬送体
405 ノズル部

Claims (9)

  1. 有人航空機に搭載される中央装置と、1または複数の無人航空機とを有する資材散布システムにおいて、
    前記有人航空機の前記中央装置は、
    前記無人航空機に資材を供給する供給手段と、
    前記無人航空機を制御する制御手段と、を有し、
    前記無人航空機は、
    前記供給手段から供給される前記資材を散布する散布手段と、
    前記制御手段の制御に応じて前記無人航空機を飛行させる飛行手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記資材の散布範囲に基づいて、前記無人航空機の飛行経路を計算し、前記飛行経路に応じて前記無人航空機を制御する、
    ことを特徴とする資材散布システム。
  2. 有人航空機に搭載される中央装置と、1または複数の無人航空機とを有する資材散布システムにおいて、
    前記有人航空機の前記中央装置は、
    前記無人航空機に資材を供給する供給手段と、
    前記無人航空機を制御する制御手段と、を有し、
    前記無人航空機は、
    前記供給手段から供給される前記資材を散布する散布手段と、
    前記制御手段の制御に応じて前記無人航空機を飛行させる飛行手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記資材の散布範囲に基づいて、前記有人航空機の飛行経路を計算して提示するとともに、前記散布範囲と前記有人航空機の飛行経路に基づいて前記無人航空機の飛行経路を計算し、得られた飛行経路に応じて前記無人航空機を制御する、
    ことを特徴とする資材散布システム。
  3. 前記無人航空機は、風向風速センサを有し、
    前記風向風速センサの検出結果に応じて、前記散布手段による前記資材の散布方向を調整する散布方向調整手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の資材散布システム。
  4. 前記無人航空機は、前記資材の散布量を調整する散布量調整手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の資材散布システム。
  5. 前記有人航空機は前記無人航空機に対してケーブルを介して前記資材を供給し、
    前記有人航空機は、前記ケーブルの張力を調整する張力調整手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の資材散布システム。
  6. 前記散布手段は、前記資材に対して空気または螺旋機構によって圧力を印加することで、前記資材を散布することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の資材散布システム。
  7. 前記散布手段は、前記無人航空機が飛行するために有するプロペラの風圧を利用して散布することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項の記載の資材散布システム。
  8. 有人航空機と1または複数の無人航空機とを有する資材散布システムの前記有人航空機に搭載される資材散布装置において、
    前記無人航空機が有する散布手段に対して資材を供給して散布させる供給手段と、
    前記無人航空機が有する飛行手段を制御して前記無人航空機を飛行させる制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記資材の散布範囲に基づいて、前記無人航空機の飛行経路を計算し、前記飛行経路に応じて前記無人航空機を制御する、
    ことを特徴とする資材散布装置。
  9. 有人航空機と1または複数の無人航空機とを有する資材散布システムの前記有人航空機に搭載される資材散布装置において、
    前記無人航空機が有する散布手段に対して資材を供給して散布させる供給手段と、
    前記無人航空機が有する飛行手段を制御して前記無人航空機を飛行させる制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記資材の散布範囲に基づいて、前記有人航空機の飛行経路を計算して提示するとともに、前記散布範囲と前記有人航空機の飛行経路に基づいて前記無人航空機の飛行経路を計算し、得られた飛行経路に応じて前記無人航空機を制御する、
    ことを特徴とする資材散布装置。
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