JP6651578B2 - 自動車のバックドア構造 - Google Patents

自動車のバックドア構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6651578B2
JP6651578B2 JP2018136427A JP2018136427A JP6651578B2 JP 6651578 B2 JP6651578 B2 JP 6651578B2 JP 2018136427 A JP2018136427 A JP 2018136427A JP 2018136427 A JP2018136427 A JP 2018136427A JP 6651578 B2 JP6651578 B2 JP 6651578B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
garnish
back door
width direction
vehicle width
reinforcing plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018136427A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020011666A (ja
Inventor
友樹 阿部
友樹 阿部
棟長 健一
健一 棟長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2018136427A priority Critical patent/JP6651578B2/ja
Publication of JP2020011666A publication Critical patent/JP2020011666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6651578B2 publication Critical patent/JP6651578B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

本発明は、車体の後部開口を開閉するバックドア本体の後面下部に車幅方向に延びる装飾用のガーニッシュを固定し、車体後部に設けた左右の車幅方向内側突出部に前記ガーニッシュの車幅方向両端部を臨ませた自動車のバックドア構造に関する。
自動車の車体の後部開口を開閉するバックドア本体の後面下部に装飾用の合成樹脂製のガーニッシュを固定したものが、下記特許文献1により公知である。
特開2014−210250号公報
ところで、自動車のバックドアは開閉用ハンドルを備えているが、開閉用ハンドルを使用せずにバックドア本体の下方の車幅方向外端部を手で持って開閉する場合がある。この場合、バックドア本体の後面下部に装飾用の合成樹脂製のガーニッシュが固定されていると、ガーニッシュの部分を手で持ってバックドアを開閉したときに、合成樹脂製のガーニッシュが変形したり損傷したりする可能性がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、バックドアのバックドア本体の後面下部に設けられたガーニッシュの変形や損傷を防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、車体の後部開口を開閉するバックドア本体の後面下部に車幅方向に延びる装飾用のガーニッシュを固定し、車体後部に設けた左右の車幅方向内側突出部に前記ガーニッシュの車幅方向両端部を臨ませた自動車のバックドア構造であって、前記ガーニッシュの車幅方向両端部は、前記車幅方向内側突出部の車幅方向内縁の上部を取り囲むように車幅方向外側に突出する上側突出部と、前記車幅方向内側突出部の車幅方向内縁の下部を取り囲むように車幅方向外側に突出する下側突出部とを備え、少なくとも前記下側突出部の前面に補強プレートを重ね合わせたことを特徴とする自動車のバックドア構造が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記ガーニッシュは、前記補強プレートが挿入される車幅方向外側の袋状部と、前記補強プレートが締結される車幅方向内側の締結部とを備えることを特徴とする自動車のバックドア構造が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、前記締結部は、前記ガーニッシュを前記バックドア本体に取り付けるための第1取付座、あるいは前記ガーニッシュに部品を取り付けるための第2取付座であることを特徴とする自動車のバックドア構造が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、前記袋状部の内面に前記補強プレートに当接して位置決めするリブを設けたことを特徴とする自動車のバックドア構造が提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項4の構成に加えて、前記リブは前記袋状部の開口部を指向することを特徴とする自動車のバックドア構造が提案される。
また請求項6に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、前記ガーニッシュの上部および下部にそれぞれ前記袋状部を設けたことを特徴とする自動車のバックドア構造が提案される。
また請求項7に記載された発明によれば、請求項3の構成に加えて、前記第1取付座は前記ガーニッシュから前方に突出し、前記ガーニッシュの上端と前記バックドア本体との間にシール部材が配置されることを特徴とする自動車のバックドア構造が提案される。
また請求項8に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記ガーニッシュの下部を前方に折り返した折り返しフランジに前記補強プレートの下縁が当接し、前記補強プレートは前記折り返しフランジの上方に前方に膨出する膨出部を備え、前記補強プレートを前記バックドア本体に締結するためのボルトが螺合するナットが前記膨出部の後面に設けられることを特徴とする自動車のバックドア構造が提案される。
また請求項9に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記バックドア本体はアウターパネルおよびインナーパネルを結合した環状の閉断面骨格を備え、前記閉断面骨格の下部に前記ガーニッシュを取り付けたことを特徴とする自動車のバックドア構造が提案される。
また請求項10に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記ガーニッシュは前記上側突出部および前記下側突出部に囲まれた円弧状の凹部を備えることを特徴とする自動車のバックドア構造が提案される。
なお、実施の形態の第1取付座19および第2取付座13hは本発明の締結部に対応し、実施の形態のフォグランプ14は本発明の部品に対応し、実施の形態のコンビネーションランプ15は本発明の車幅方向内側突出部に対応し、実施の形態のウエルドナット22は本発明のナットに対応し、実施の形態の発泡シール部材32は本発明のシール部材に対応する。
請求項1の構成によれば、車体の後部開口を開閉するバックドア本体の後面下部に車幅方向に延びる装飾用のガーニッシュを固定し、車体後部に設けた左右の車幅方向内側突出部にガーニッシュの車幅方向両端部を臨ませるので、重量の大きいバックドア本体の一部をガーニッシュで構成することで軽量化を図りながら、車幅方向内側突出部をバックドア側に設ける場合に比べて車体後面のデザインの自由度を高めることができる。ガーニッシュの車幅方向両端部は、車幅方向内側突出部の車幅方向内縁の上部を取り囲むように車幅方向外側に突出する上側突出部と、車幅方向内側突出部の車幅方向内縁の下部を取り囲むように車幅方向外側に突出する下側突出部とを備え、少なくとも下側突出部の前面に補強プレートを重ね合わせたので、ガーニッシュが補強プレートで補強され、ガーニッシュの部分を手で持ってバックドアを開閉してもガーニッシュが変形したり損傷したりすることがない。
また請求項2の構成によれば、ガーニッシュは、補強プレートが挿入される車幅方向外側の袋状部と、補強プレートが締結される車幅方向内側の締結部とを備えるので、ガーニッシュおよび補強プレートに熱膨張量の差があっても、ガーニッシュが反り変形する虞がない。
また請求項3の構成によれば、締結部は、ガーニッシュをバックドア本体に取り付けるための第1取付座、あるいはガーニッシュに部品を取り付けるための第2取付座であるので、補強プレートを大型化する必要がなくなって軽量化を図ることができる。
また請求項4の構成によれば、袋状部の内面に補強プレートに当接して位置決めするリブを設けたので、自動車の走行中に補強プレートががたついて騒音が発生するのを防止できるだけでなく、リブでガーニッシュを補強して強度を高め、バックドアの開閉時に袋状部の近傍を手で持った場合でもガーニッシュの変形を防止することができる。
また請求項5の構成によれば、リブは袋状部の開口部を指向するので、補強プレートを袋状部に容易に挿入可能になって組み付け作業性が向上する。
また請求項6の構成によれば、ガーニッシュの上部および下部にそれぞれ袋状部を設けたので、上側の袋状部でガーニッシュの反り変形を防止し、下側の袋状部でバックドアの開閉荷重に対する強度を確保することができる。
また請求項7の構成によれば、第1取付座はガーニッシュから前方に突出し、ガーニッシュの上端とバックドア本体との間にシール部材が配置されるので、ガーニッシュおよびバックドア本体間に部品を収納する空間を確保できるだけでなく、シール部材で前記空間への水の浸入を阻止することができる。
また請求項8の構成によれば、ガーニッシュの下部を前方に折り返した折り返しフランジに補強プレートの下縁が当接し、補強プレートは折り返しフランジの上方に前方に膨出する膨出部を備え、補強プレートをバックドア本体に締結するためのボルトが螺合するナットが膨出部の後面に設けられるので、折り返しフランジで補強プレートを位置決めして組み付け作業性を高めることができるだけでなく、ボルトをナットに螺合することでガーニッシュを補強プレートと一体でバックドア本体に容易かつ確実に締結することができる。
また請求項9の構成によれば、バックドア本体はアウターパネルおよびインナーパネルを結合した環状の閉断面骨格を備え、閉断面骨格の下部にガーニッシュを取り付けたので、閉断面骨格によりバックドア本体の強度を高めることで、バックドア本体に対するガーニッシュの支持剛性を高めることができる。
また請求項10の構成によれば、ガーニッシュは上側突出部および下側突出部に囲まれた円弧状の凹部を備えるので、丸い車幅方向内側突出部の車幅方向内側部分を囲むようにガーニッシュを配置することができる。
自動車のバックドアの後面を示す斜視図である。 図1の2方向矢視図(バックドアの前面を示す斜視図)である。 図2の3方向矢視図(ガーニッシュの前面図)である。 図2の4方向矢視図(バックドア本体の後面図)である。 図3の5A部および5B部拡大矢視図である。 図3の6A−6A線および6B−6B線拡大断面図である。 図3の7−7線拡大断面図である。 図3の8−8線拡大断面図である。 図3の9−9線拡大断面図である。 図3の10−10線拡大断面図である。
以下、図1〜図10に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、本明細書における前後方向、左右方向(車幅方向)および上下方向は運転席に着座した乗員を基準として定義される。
図1に示すように、自動車の車体後部の開口部を開閉自在に覆うバックドア11は、上端を車体に枢支された鋼板製のバックドア本体12と、バックドア本体12の下部後面を覆うABSやポリプロピレン等の合成樹脂で板状に形成された装飾用のガーニッシュ13とを備える。バックドア本体12の中央部にはドアガラスが嵌合する窓部12aが形成され、ガーニッシュ13の車幅方向両側部にはフォグランプ14が設けられ、ガーニッシュ13の車幅方向両端部に形成された半円状の凹部13aには、車体後部に設けられた左右のコンビネーションランプ15(車幅方向内側突出部)が接している。
図2に示すように、バックドア本体12は、窓部12aと同形の四角形状の開口部を有するアウターパネル16と、窓部12aよりもやや大きい五角形状の開口部を有するインナーパネル17とを結合したもので、窓部12aの下辺に臨む三角形状の部分だけがアウターパネル16の一枚板であり、その他の部分がアウターパネル16およびインナーパネル17で中空閉断面に構成されている。
図2〜図4に示すように、ガーニッシュ13の車幅方向両端部とバックドア本体12の下部の車幅方向両端部との間には、金属板よりなる補強プレート18が挟まれるように固定される。ガーニッシュ13の車幅方向端部は半円状の凹部13aを取り囲む上側突出部13bおよび下側突出部13cを備えており、そこに補強プレート18の車幅方向端部の半円状の凹部18aを取り囲む上側突出部18bおよび下側突出部18cが重ね合わされる。バックドア本体12の下端部は車幅方向寸法がやや小さく、そこから補強プレート18の下側突出部18cとガーニッシュ13の下側突出部13cとが車幅方向外側に突出する。
ガーニッシュ13の上側突出部13bおよび下側突出部13cには車幅方向内向きに開放する袋状部13d,13eが形成されており、下側の袋状部13eの内面には車幅方向に延びる多数の線状のリブ13fが突設される(図3および図5(B)参照)。またガーニッシュ13の下縁には前方に向けて折り返された折り返しフランジ13gが形成されており、この折り返しフランジ13gに補強プレート18の下縁が係止される(図3、図5(B)および図7参照)。
ガーニッシュ13の上縁に沿って合成樹脂で板状に形成した第1取付座19が接着により固定されており、この第1取付座19の前面に補強プレート18の上部が重ね合わされ、前方から補強プレート18を貫通するタッピングスクリュー20を第1取付座19に螺合することで、補強プレート18がガーニッシュ13に締結される(図3および図7参照)。さらにガーニッシュ13の下部から第2取付座13hが前方に突出しており、この第2取付座13hの前面に補強プレート18の下部が重ね合わされ、前方から補強プレート18を貫通するタッピングスクリュー21を第2取付座13hに螺合することで、補強プレート18がガーニッシュ13に締結される(図3参照)。このとき、ガーニッシュ13の下縁の折り返しフランジ13gに補強プレート18の下縁が嵌合することで、ガーニッシュ13に対して補強プレート18が位置決めされる(図7参照)。
補強プレート18の上部および下部には前方に向けて膨出する膨出部18d,18eが形成されており、この膨出部18d,18eの後方の空間にウエルドナット22が設けられる(図3、図4、図6および図7参照)。
図3、図4、図8〜図10に示すように、フォグランプ14は、内部にランプを収納する箱状のケース23と、ケース23の後面に設けられたレンズ24とを備えており、レンズ24の中央から後方に突出してガーニッシュ13の開口部13iに嵌合する凸部24aが車体後方を照射可能に露出する。
フォグランプ14のケース23の外周から4個のブラケット23a〜23dが外向きに突出しており、ブラケット23aに円形のねじ孔23eが形成され、ブラケット23bにU字状のボルト溝23fが形成され、ブラケット23cに円形のねじ孔23gおよびU字状のボルト溝23hが形成され、ブラケット23dに円形のねじ孔23iおよびU字状のボルト溝23jが形成される。3個のボルト溝23f,23h,23jの後面にはそれぞれナット25が設けられる。
このような構造のフォグランプ14は、レンズ23の上下縁が両面テープ26でガーニッシュ13の開口部13iの上下縁に仮止めされる。そしてフォグランプ14のケース23の3個のねじ孔23e,23g,23iを貫通する3本のタッピングスクリュー27を、ガーニッシュ13の前面と、ガーニッシュ13の第1、第2取付座194,13hとに螺合することで、フォグランプ14のケース23がガーニッシュ13に本固定される。
そしてバックドア本体12の上部および補強プレート18を貫通するボルト28をウエルドナット22に螺合し(図3、図5(A)および図6(A)参照)、かつバックドア本体12の下部と補強プレート18とを貫通するボルト29をウエルドナット22に螺合することで(図3、図5(B)、図6(B)および図7参照)、補強プレート18がガーニッシュ13と共にバックドア本体12に締結される。さらにバックドア本体12の上部のアウターパネル16を複数のクリップ30で第1取付座19に締結することで、ガーニッシュ13がバックドア本体12に締結される(図3および図8参照)。
この状態で、ガーニッシュ13の上端と、それが当接するバックドア本体12のアウターパネル16の後面との間は発泡シール部材32によりシールされ、ガーニッシュ13およびアウターパネル16間に区画されてフォグランプ14を収納する空間への浸水が防止される(図3、図5(A)および図7〜図9参照)。
このようにして、ガーニッシュ13がバックドア本体12に締結されると、バックドア本体12のアウターパネル16およびフォグランプ14のケース23の3個のボルト溝23f,23h,23jを貫通する3本のボルト31を、インナーパネル17に形成した作業用開口部17aを介してケース23のナット25に螺合することで、フォグランプ14はアウターパネル16に完全に固定される(図3および図9参照)。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
バックドア11のバックドア本体12の後面下部に重ね合わされる装飾用のガーニッシュ13は、コンビネーションランプ15の車幅方向内縁の上部を取り囲むように車幅方向外側に突出する上側突出部18bと、コンビネーションランプ15の車幅方向内縁の下部を取り囲むように車幅方向外側に突出する下側突出部18cとを備え、これら上側突出部18bおよび下側突出部18cの前面に金属板よりなる補強プレート18が重ね合わされるので、合成樹脂製のガーニッシュ13を補強プレート18で補強することで、ガーニッシュ13の部分を掴んでバックドア11を開閉してもガーニッシュ13が変形したり損傷したりするのを防止できるだけでなく、重量の大きい鋼板製のバックドア本体12の一部を合成樹脂製のガーニッシュで13で構成することで、バックドア本体12の軽量化を図ることができる。
しかもコンビネーションランプ15を車体後部に設けることで、それをバックドア11側に設ける場合に比べてデザインの自由度を高めることができるだけでなく、ガーニッシュ13は上側突出部18bおよび下側突出部18cに囲まれた円弧状の凹部13aを備えるので、丸いコンビネーションランプ15の車幅方向内縁を囲むようにガーニッシュ13を配置することができる。
またガーニッシュ13の車幅方向外側の前面に補強プレート18が挿入される袋状部13d,13eを形成し、この袋状部13d,13eに補強プレート18の上側突出部18bおよび下側突出部18cの先端部を挿入するとともに、ガーニッシュ13の車幅方向内側の前面に突設した第1取付座19および第2取付座13hに補強プレート18をタッピングスクリュー20,21で締結したので、合成樹脂製のガーニッシュ13と金属製の補強プレート18とに熱膨張量の差があっても、その熱膨張量の差を袋状部13d,13eに対する補強プレート18の上側突出部18bおよび下側突出部18cの相対移動で吸収することができる。
またガーニッシュ13をバックドア本体12に取り付けるための第1取付座19と、フォグランプ14をガーニッシュ13に取り付けるための第2取付座13hとを利用して補強プレート18をガーニッシュ13に固定するので、補強プレート18に特別の取付座を設ける必要がなくなり、補強プレート18の軽量化を図ることができる。しかもガーニッシュ13の下側の袋状部13eの内面に補強プレート18に当接して位置決めするリブ13fを設けたので、自動車の走行中に補強プレート18ががたついて騒音が発生するのを防止できるだけでなく、リブ13fでガーニッシュ13を補強して強度を高め、バックドア11の開閉時に下側の袋状部13eの近傍を掴んでもガーニッシュ13の変形を防止することができる。
特に、リブ13fは下側の袋状部13eの開口部を指向するように車幅方向に形成されるので、補強プレート18を下側の袋状部13eに容易に挿入可能になって組み付け作業性が向上する。しかもガーニッシュ13の上部および下部にそれぞれ袋状部13d,13eを設けたので、上側の袋状部13dでガーニッシュ13の反り変形を防止し、下側の袋状部13eでバックドア11の開閉時の荷重に対する強度を確保することができる。
また第1取付座19はガーニッシュ13から前方に突出するので、ガーニッシュ13とバックドア本体12のアウターパネル16と間にフォグランプ14を収納する空間を確保できるだけでなく、ガーニッシュ13の上端とアウターパネル16との間に発泡シール部材32が配置されるので、発泡シール部材32でフォグランプ14を収納する空間への水の浸入を阻止することができる。
またバックドア本体12はアウターパネル16およびインナーパネル17を結合した環状の閉断面骨格を備え、閉断面骨格の下部にガーニッシュ13を取り付けたので、閉断面骨格によりバックドア本体12の強度を高めることができ、その結果ガーニッシュ13の部分を掴んでバックドア11を開閉したときに、バックドア本体12の変形や損傷を防止することができる。
またガーニッシュ13の下部を前方に折り返した折り返しフランジ13gに補強プレート18の下縁が当接し、補強プレート18は折り返しフランジ13gの上方に前方に膨出する膨出部18eを備え、補強プレート18をバックドア本体12に締結するためのボルト29が螺合するウエルドナット22が膨出部18eの後面に設けられるので、折り返しフランジ13gで補強プレート18を位置決めして組み付け作業性を高めることができるだけでなく、ボルト29をウエルドナット22に螺合することでガーニッシュ13を補強プレート18と一体でバックドア本体12に容易かつ確実に締結することができる。
またバックドア本体12およびガーニッシュ13間に区画された空間に配置されるフォグランプ14を、3本のタッピングスクリュー27でガーニッシュ13に固定し、かつ3本のボルト31でバックドア本体12のアウターパネル16に固定するので、ガーニッシュ13にクランク状断面等の特別の形状を与えずともフォグランプ14を強固に支持できるだけでなく、バックドア本体12およびガーニッシュ13がフォグランプ14を介して相互に連結されるので、フォグランプ14によってバックドア本体12およびガーニッシュ13の剛性が高められる。
またフォグランプ14を両面テープ26でガーニッシュ13に仮固定するので、フォグランプ14を3本のタッピングスクリュー27でガーニッシュ13に本固定する際の作業性を高めることができ、しかも両面テープ26でフォグランプ14の固定強度を高めることができる。
またバックドア本体12のインナーパネル17は作業用開口部17aを備えるので、フォグランプ14をアウターパネル16に締結する3本のボルト31の操作をインナーパネル17の作業用開口部17aを通して支障なく行うことができる。
またフォグランプ14のレンズ24の凸部24aがガーニッシュ13の開口部13iに嵌合するので、フォグランプ14のレンズ24をガーニッシュ13に対して精度良く位置決めすることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態ではガーニッシュ13の上側突出部13bおよび下側突出部13cに補強プレート18が重ね合わされているが、補強プレート18は少なくとも下側突出部13cに重ね合わされていれば良い。
また本発明の部品は実施の形態のフォグランプ14に限定されるものではない。
また実施の形態では第1取付座19をガーニッシュ13と別部材で構成しているが、それをガーニッシュ13と一体に形成しても良く、第2取付座13hをガーニッシュ13と一体に形成しているが、それをガーニッシュ13と別部材で構成しても良い。
また本発明のシール部材は実施の形態の発泡シール部材32に限定されるものではない。
また本発明の車幅方向内側突出部は、実施の形態のコンビネーションランプ15に限定されず、バンパーフェースの一部やバックドア本体12のアウターパネル16の一部を車幅方向内側に突出させた部分を含むものとする。
12 バックドア本体
13 ガーニッシュ
13a 凹部
13b 上側突出部
13c 下側突出部
13d 袋状部
13e 袋状部
13f リブ
13g 折り返しフランジ
13h 第2取付座(締結部)
14 フォグランプ(部品)
15 コンビネーションランプ(車幅方向内側突出部)
16 アウターパネル
17 インナーパネル
18 補強プレート
18e 膨出部
19 第1取付座(締結部)
22 ウエルドナット(ナット)
29 ボルト
32 発泡シール部材(シール部材)

Claims (10)

  1. 車体の後部開口を開閉するバックドア本体(12)の後面下部に車幅方向に延びる装飾用のガーニッシュ(13)を固定し、車体後部に設けた左右の車幅方向内側突出部(15)に前記ガーニッシュ(13)の車幅方向両端部を臨ませた自動車のバックドア構造であって、
    前記ガーニッシュ(13)の車幅方向両端部は、前記車幅方向内側突出部(15)の車幅方向内縁の上部を取り囲むように車幅方向外側に突出する上側突出部(13b)と、前記車幅方向内側突出部(15)の車幅方向内縁の下部を取り囲むように車幅方向外側に突出する下側突出部(13c)とを備え、少なくとも前記下側突出部(13c)の前面に補強プレート(18)を重ね合わせたことを特徴とする自動車のバックドア構造。
  2. 前記ガーニッシュ(13)は、前記補強プレート(18)が挿入される車幅方向外側の袋状部(13d,13e)と、前記補強プレート(18)が締結される車幅方向内側の締結部(19,13h)とを備えることを特徴とする、請求項1に記載の自動車のバックドア構造。
  3. 前記締結部(19,13h)は、前記ガーニッシュ(13)を前記バックドア本体(12)に取り付けるための第1取付座(19)、あるいは前記ガーニッシュ(13)に部品(14)を取り付けるための第2取付座(13h)であることを特徴とする、請求項2に記載の自動車のバックドア構造。
  4. 前記袋状部(13e)の内面に前記補強プレート(18)に当接して位置決めするリブ(13f)を設けたことを特徴とする、請求項2に記載の自動車のバックドア構造。
  5. 前記リブ(13f)は前記袋状部(13e)の開口部を指向することを特徴とする、請求項4に記載の自動車のバックドア構造。
  6. 前記ガーニッシュ(13)の上部および下部にそれぞれ前記袋状部(13d,13e)を設けたことを特徴とする、請求項2に記載の自動車のバックドア構造。
  7. 前記第1取付座(19)は前記ガーニッシュ(13)から前方に突出し、前記ガーニッシュ(13)の上端と前記バックドア本体(12)との間にシール部材(32)が配置されることを特徴とする、請求項3に記載の自動車のバックドア構造。
  8. 前記ガーニッシュ(13)の下部を前方に折り返した折り返しフランジ(13g)に前記補強プレート(18)の下縁が当接し、前記補強プレート(18)は前記折り返しフランジ(13g)の上方に前方に膨出する膨出部(18e)を備え、前記補強プレート(18)を前記バックドア本体(12)に締結するためのボルト(29)が螺合するナット(22)が前記膨出部(18e)の後面に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の自動車のバックドア構造。
  9. 前記バックドア本体(12)はアウターパネル(16)およびインナーパネル(17)を結合した環状の閉断面骨格を備え、前記閉断面骨格の下部に前記ガーニッシュ(13)を取り付けたことを特徴とする、請求項1に記載の自動車のバックドア構造。
  10. 前記ガーニッシュ(13)は前記上側突出部(13b)および前記下側突出部(13c)に囲まれた円弧状の凹部(13a)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の自動車のバックドア構造。
JP2018136427A 2018-07-20 2018-07-20 自動車のバックドア構造 Active JP6651578B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018136427A JP6651578B2 (ja) 2018-07-20 2018-07-20 自動車のバックドア構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018136427A JP6651578B2 (ja) 2018-07-20 2018-07-20 自動車のバックドア構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020011666A JP2020011666A (ja) 2020-01-23
JP6651578B2 true JP6651578B2 (ja) 2020-02-19

Family

ID=69170821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018136427A Active JP6651578B2 (ja) 2018-07-20 2018-07-20 自動車のバックドア構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6651578B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5924641U (ja) * 1982-08-10 1984-02-15 トヨタ自動車株式会社 自動車のバツクドアガ−ニツシユの取付構造
JPH0623473Y2 (ja) * 1986-11-24 1994-06-22 マツダ株式会社 自動車の外装材取付構造
JP3211668B2 (ja) * 1996-06-28 2001-09-25 三菱自動車エンジニアリング株式会社 自動車用装飾パネル装置
JP3506027B2 (ja) * 1999-01-19 2004-03-15 トヨタ車体株式会社 バックドアの外装構造
JP4076940B2 (ja) * 2003-10-16 2008-04-16 本田技研工業株式会社 ガーニッシュの取付け構造及び取付け方法
JP4246198B2 (ja) * 2005-12-28 2009-04-02 本田技研工業株式会社 車両のドア構造、及び、車両用ドアの製造方法
JP4388048B2 (ja) * 2006-09-27 2009-12-24 本田技研工業株式会社 車両用ガーニッシュ
US9399389B2 (en) * 2014-03-17 2016-07-26 Fca Us Llc Reduced offset lift-gate applique

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020011666A (ja) 2020-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004515406A (ja) 乗用車のリアエンドモジュール
JP2006027561A (ja) バンパーフェイスの締結構造
JPH10167114A (ja) 自動車のルーフボウ取付構造
JP5009103B2 (ja) 車両用ドアのドアライニング
JP6651578B2 (ja) 自動車のバックドア構造
JP5115836B2 (ja) 車両用艤装部品の係止構造
JP2007308014A (ja) 車体構造
JP6727258B2 (ja) 自動車のバックドア構造
JP5875571B2 (ja) ロールバー付き車体構造
JP2007137080A (ja) 車両のバンパ取付け構造
JP4867829B2 (ja) 車両用サイドステップ
JP2019182208A (ja) 車室内前部構造
JP2007307977A (ja) 車体構造
JP4669743B2 (ja) 自動車の前部車体構造
JP2008087609A (ja) 車両のリヤピラー上部の補強構造
JP4701922B2 (ja) ホイールハウスのライニング構造
JPH10329753A (ja) 車両フロントエンドモジュール構造
JP5233581B2 (ja) 車体後部構造
JP6173202B2 (ja) 車両用ガーニッシュ
JP5629612B2 (ja) 車両前部
JP2006044336A (ja) 自動車の前部車体構造
JP6460164B2 (ja) 自動車の前部構造
JP5934168B2 (ja) 車体後部構造
JP2012116243A (ja) 車両の後部構造
JP5315541B2 (ja) 車両用インストルメントパネルの取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6651578

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150