JP6651568B2 - 3値信号発生装置及び3値信号発生方法とパルスパターン発生装置及びパルスパターン発生方法 - Google Patents

3値信号発生装置及び3値信号発生方法とパルスパターン発生装置及びパルスパターン発生方法 Download PDF

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Description

本発明は、ユニバーサル・シリアル・バス(以下、USBという)3.0/3.1規格で規定されるLFPS(Low Frequency Periodic Signaling)信号の3値信号を発生する3値信号発生装置及び3値信号発生方法と、LFPS信号の3値信号を被測定物に入力するパターン信号として発生するパルスパターン発生装置及びパルスパターン発生方法に関する。
従来、所望のディジタル通信装置を被測定物とし、この被測定物におけるビット誤り率を測定する場合には、例えば、下記特許文献1に開示されるような誤り率測定装置が用いられる。この種の誤り率測定装置では、被測定物が電気的なストレスをどの程度許容できるかを測定するため、パルスパターン発生装置から既知パターンの電気的ストレス信号をテスト信号として印可し、このテスト信号を被測定物内部又は外部でループバックし、エラー検出器で受信してテスト信号との比較により、例えばテスト信号の印可量に対してエラーの有無を測定するジッタ耐力測定を行っている。
ところで、コンピュータ等の情報機器に周辺機器を接続するためのシリアルバス規格の一つとしてUSBが知られている。そして、USBデバイスまたはホストを被測定物として各種測定を行う際のネゴシエーションでは、USB3.0/3.1規格で規定される3値のLFPS信号が用いられる。3値のLFPS信号は、例えば20ns〜100nsの周期(tPeriod)、40%〜60%のデューティ比のパルスで構成される図12に示すようなバースト信号(tBurst,tRepeat)である。尚、特に図示はしないが、USB3.0/3.1規格には、LFPS送信時間を含め、動作モードを決めるための信号が定義されている。
従来、誤り率測定装置では、ネゴシエーション時にUSBデバイスまたはホストのステートダイアグラムをループバックモードに遷移させ、USBデバイスまたはホストからループバックされるLFPS信号をエラー検出器がフレームに沿った受信を行うことで各種測定を実行しているが、ネゴシエーション時には高レベルと低レベルによる2値のNRZ信号をUSB3.0/3.1規格で規定される3値のLFPS信号に見立てて使用していた。
特開2007−274474号公報
しかしながら、2値のNRZ信号によるLFPS信号は、USB3.0/3.1規格に準拠していない疑似的な信号であり、高レベルと低レベルとの間の中間値が得られず、USB3.0/3.1規格で規定される高レベル、中間値レベル、低レベルによる3値の信号にならないという問題があった。しかも、USB3.0/3.1規格で規定される3値のLFPS信号を2値のNRZ信号で生成すると、USB3.0/3.1規格で規定されている入出力間のAC結合による過渡応答が発生し、バースト区間とパターンに依存した差動信号間のコモンモード電圧にズレが生じて被測定物であるUSBデバイスまたはホストの受信部で問題を起こし、信号を正常に受信することができないという問題がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、USB3.0/3.1規格で規定されるLFPS信号の3値信号を発生することができる3値信号発生装置及び3値信号発生方法と、LFPS信号の3値信号を被測定物に入力するパターン信号として発生することができるパルスパターン発生装置及びパルスパターン発生方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載された3値信号発生装置は、低レベル、高レベル、中間値レベルの3値信号を発生する3値信号発生装置2であって、
最上位ビット信号と最下位ビット信号を入力とし、前記最上位ビット信号と前記最下位ビット信号の論理積信号、前記最上位ビット信号と前記最下位ビット信号の論理和信号、前記最上位ビット信号を出力する論理回路部11と、
前記論理積信号を増幅する第1可変増幅器12aと、前記最上位ビット信号を増幅する第2可変増幅器12bと、前記論理和信号を増幅する第3可変増幅器12cとを有する可変増幅部12と、
前記第1可変増幅器の出力信号と前記第2可変増幅器の出力信号を加算し、この加算による第1加算信号と前記第3可変増幅器の出力信号を加算した第2加算信号を出力する加算部13と、
前記3値信号のオフ時に前記最上位ビット信号を低レベル、前記最下位ビット信号を高レベルと定義し、前記第1加算信号の振幅レベルと前記第3可変増幅器の出力信号の振幅レベルが1:1となるように前記第1可変増幅器、前記第2可変増幅器、前記第3可変増幅器それぞれの振幅レベルを独立して制御する制御部14とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載された3値信号発生装置は、低レベル、高レベル、中間値レベルの3値信号を発生する3値信号発生装置2であって、
最上位ビット信号と最下位ビット信号を入力とし、前記最上位ビット信号と前記最下位ビット信号の論理積信号、前記最上位ビット信号と前記最下位ビット信号の論理和信号、前記最上位ビット信号を出力する論理回路部11と、
前記論理積信号を増幅する第1可変増幅器12aと、前記最上位ビット信号を増幅する第2可変増幅器12bと、前記論理和信号を増幅する第3可変増幅器12cとを有する可変増幅部12と、
前記第2可変増幅器の出力信号と前記第3可変増幅器の出力信号を加算し、この加算による第1加算信号と前記第1可変増幅器の出力信号を加算した第2加算信号を出力する加算部13と、
前記3値信号のオフ時に前記最上位ビット信号を高レベル、前記最下位ビット信号を低レベルと定義し、前記第1可変増幅器の出力信号の振幅レベルと前記第加算信号の振幅レベルが1:1となるように前記第1可変増幅器、前記第2可変増幅器、前記第3可変増幅器それぞれの振幅レベルを独立して制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
請求項3に記載された3値信号発生方法は、低レベル、高レベル、中間値レベルの3値信号を発生する3値信号発生方法であって、
最上位ビット信号と最下位ビット信号を入力とし、前記最上位ビット信号と前記最下位ビット信号の論理積信号、前記最上位ビット信号と前記最下位ビット信号の論理和信号、前記最上位ビット信号を出力するステップと、
前記論理積信号を第1可変増幅器12aで増幅するステップと、
前記最上位ビット信号を第2可変増幅器12bで増幅するステップと、
前記論理和信号を第3可変増幅器12cで増幅するステップと、
前記論理積信号の増幅信号と前記最上位ビットの増幅信号を加算して第1加算信号を出力するステップと、
前記第1加算信号と前記論理和信号の増幅信号を加算して第2加算信号を出力するステップと、
前記3値信号のオフ時に前記最上位ビットを低レベル、前記最下位ビットを高レベルと定義し、前記第1加算信号の振幅レベルと前記論理和信号の増幅信号の振幅レベルが1:1となるように、前記第1可変増幅器、前記第2可変増幅器、前記第3可変増幅器それぞれの振幅レベルを独立して制御するステップとを含むことを特徴とする。
請求項4に記載された3値信号発生方法は、低レベル、高レベル、中間値レベルの3値信号を発生する3値信号発生方法であって、
最上位ビット信号と最下位ビット信号を入力とし、前記最上位ビット信号と前記最下位ビット信号の論理積信号、前記最上位ビット信号と前記最下位ビット信号の論理和信号、前記最上位ビット信号を出力するステップと、
前記論理積信号を第1可変増幅器12aで増幅するステップと、
前記最上位ビット信号を第2可変増幅器12bで増幅するステップと、
前記論理和信号を第3可変増幅器12cで増幅するステップと、
前記最上位ビットの増幅信号と前記論理和信号の増幅信号を加算して第1加算信号を出力するステップと、
前記第1加算信号と前記論理積信号の増幅信号を加算して第2加算信号を出力するステップと、
前記3値信号のオフ時に前記最上位ビットを高レベル、前記最下位ビットを低レベルと定義し、前記論理積信号の増幅信号の振幅レベルと前記第加算信号の振幅レベルが1:1となるように、前記第1可変増幅器、前記第2可変増幅器、前記第3可変増幅器それぞれの振幅レベルを独立して制御するステップとを含むことを特徴とする。
請求項5に記載されたパルスパターン発生装置は、コンデンサCを介してAC結合される被測定物Wに対し、請求項1又は請求項2の3値信号発生装置2で発生した3値信号をパターン信号として入力することを特徴とする。
請求項6に記載されたパルスパターン発生方法は、コンデンサCを介してAC結合される被測定物Wに対し、請求項3又は請求項4の3値信号発生方法で発生した3値信号をパターン信号として入力するステップを含むことを特徴とする。
本発明によれば、USB3.0/3.1規格で規定される3値のLFPS信号の発生をする際に、USB3.0/3.1規格で規定される高レベル、中間値レベル、低レベルによる3値の信号を発生することができる。
本発明に係る3値信号発生装置を含むパルスパターン発生装置の第1実施の形態の構成図である。 図1の3値信号発生装置の真理値表を示す図である。 図2の真理値表に基づく出力波形を示す図である。 図1の3値信号発生装置による3値信号の発生方法のフローチャート図である。 本発明に係る3値信号発生装置を含むパルスパターン発生装置の第2実施の形態の構成図である。 図4の3値信号発生装置の真理値表を示す図である。 図4の真理値表に基づく出力波形を示す図である。 図5の3値信号発生装置による3値信号の発生方法のフローチャート図である。 01パターンのシミュレーション結果の一例を示す図である。 PRBS7のシミュレーション結果の一例を示す図である。 従来のシミュレーション結果の一例を示す図である。 USB3.0/3.1規格で規定されるLFPS信号を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施の形態の構成]
図1に示すように、第1実施の形態のパルスパターン発生装置1は、被測定物Wに入力するパターン信号(テスト信号)を発生するものであり、USB3.0/3.1規格で規定される低レベル、高レベル、中間値レベルの3値によるLFPS信号を発生する3値信号発生装置2を含む。
パルスパターン発生装置1は、DC成分を遮断するためのコンデンサCを介して被測定物WとAC結合される。
図1に示すように、3値信号発生装置2は、論理回路部11、可変増幅部12、加算部13、制御部14を備え、独立してアイ開口が調整可能な2ビット入力のDAコンバータを構成する。
論理回路部11は、信号の最上位ビット信号(以下、MSBという)と最下位ビット信号(以下、LSBという)による2ビットの信号を入力として論理出力するロジック回路で構成され、論理積回路11a、バッファ回路11b、論理和回路11cを備える。
論理積回路11aは、MSBとLSBの論理積信号を出力する。例えば図2や図4の真理値表に示すように、MSB=LSB=1(高レベル)のときに1(高レベル)を出力し、それ以外の組み合わせのときに0(低レベル)を出力する。
バッファ回路11bは、MSBをバッファリングして出力する。例えば図2や図4の真理値表に示すように、MSBをそのままの状態でバッファリングして出力する。すなわち、MSB=0(低レベル)であれば0(低レベル)を出力し、MSB=1(高レベル)であれば1(高レベル)を出力する。
論理和回路11cは、MSBとLSBの論理和信号を出力する。例えば図2や図4の真理値表に示すように、MSB=LSB=0(低レベル)のときに0(低レベル)を出力し、それ以外の組み合わせのときに1(高レベル)を出力する。
そして、第1実施の形態では、図2の真理値表に示すように、3値信号を発生する時(Output:ON)にMSB=LSBとして出力:DACoutが00レベル(低レベル)と11レベル(高レベル)でスイングする。また、3値信号のオフ時(Output:OFF)にMSB=0、LSB=1と定義して出力:DACoutを01レベルにする。なお、この定義の中では、MSB=1、LSB=0を使用せず、出力:DACoutは10レベルを出力しない。
可変増幅部12は、第1可変増幅器12a、第2可変増幅器12b、第3可変増幅器12cから構成され、各可変増幅器12a,12b,12cの振幅レベルが制御部14にて独立して制御される。
第1可変増幅器12aは、論理積回路11aの後段に接続され、制御部14にて可変制御される振幅レベルにて論理積回路11aの出力(論理積信号)を増幅する。
第2可変増幅器12bは、バッファ回路11bの後段に接続され、制御部14にて可変制御される振幅レベルにてバッファ回路11bの出力(MSB)を増幅する。
第3可変増幅器12cは、論理和回路11cの後段に接続され、制御部14にて可変制御される振幅レベルにて論理和回路11cの出力(論理和信号)を増幅する。
加算部13は、第1加算器13aと第2加算器13bで構成される。第1加算器13aは、第1可変増幅器12aからの論理積の増幅信号と第2可変増幅器12bからのMSBの増幅信号とを加算した第1加算信号を出力する。
また、第2加算器13bは、第1加算器13aの第1加算信号と第3可変増幅器12cからの論理和の増幅信号とを加算した第2加算信号を出力する。
制御部14は、第1可変増幅器12a、第2可変増幅器12b、第3可変増幅器12cそれぞれの振幅レベルVH、VM、VLを独立して制御する。
さらに説明すると、制御部14は、3値信号発生装置2から上下均等な3値信号を発生するため、図2の真理値表に示すように、3値信号オン時(Output:ON)にMSB=LSBとし、3値信号オフ時(Output:OFF)にMSB=0、LSB=1と定義したときに、図4に示すように、(VH+VM):VL=1:1の関係を満足するように、可変増幅部12の各可変増幅器12a,12b,12cの振幅レベルVH、VM、VLを独立して可変制御する。
これにより、3値信号発生装置2は、図3に示すように、00レベル(低レベル)と01レベル(中間値レベル)との間の間隔と、01レベル(中間値レベル)と11レベル(高レベル)との間の間隔とが均等な3値信号を発生することができる。
[第1実施形態による3値信号の発生方法]
次に、上記のように構成される第1形態の3値信号発生装置2を用いて3値信号を発生する方法について図2〜図4を参照しながら説明する。
3値信号発生時(Output:ON)には、図2の真理値表に示すように、MSB=LSBとなる。これにより、3値信号発生装置2は、出力DACoutが00レベル(低レベル)と11レベル(高レベル)でスイングする(ST1)。
これに対し、3値信号オフ時(Output:OFF)には、図2の真理値表に示すように、MSB=0、LSB=1を定義し、出力DACoutとして01レベルを出力するように設定する(ST2)。この定義の中では、MSB=1、LSB=0は使用せず、出力DACoutとして10レベルは出力されない。
そして、制御部14は、図3に示す(VH+VM):VL=1:1の関係を満足するように、第1可変増幅器12a、第2可変増幅器12b、第3可変増幅器12cの振幅レベルVH、VM、VLをそれぞれ独立して可変制御する。これにより、3値信号発生装置2は、00レベルと01レベルと11レベルの間隔が均等となり、上下均等な3値信号を発生する(ST3)。
[第2実施の形態の構成]
次に、3値信号発生装置2を含むパルスパターン発生装置1の第2実施の形態の構成について図5を参照しながら説明する。なお、図5において、上述した図1の第1実施の形態と同一の構成や同一の機能を有する要素には同一番号を付し、その説明を省略または簡略している。
第2実施の形態は、上述した第1実施の形態と逆論理に基づく構成となっている。このため、図5に示すように、加算部13の第1加算器13aは、第2可変増幅器12bからのMSBの増幅信号と第3可変増幅器12cからの論理和の増幅信号とを加算した第1加算信号を出力する。また、第2加算器13bは、第1加算器13aの第1加算信号と第1可変増幅器12aからの論理積の増幅信号とを加算した第2加算信号を出力する。
そして、制御部14は、図6の真理値表に示すように、図2の真理値表の逆論理として、3値信号オフ時(Output:OFF)にMSB=1、LSB=0と定義したときに、図7に示すように、VH:(VM+VL)=1:1の関係を満足するように、可変増幅部12の各可変増幅器12a,12b,12cの振幅レベルを独立して可変制御する。
これにより、3値信号発生装置2は、図7に示すように、00レベル(低レベル)と10レベル(中間値レベル)との間の間隔と、10レベル(中間値レベル)と11レベル(高レベル)との間の間隔が均等な3値信号を発生することができる。
[第2実施の形態による3値信号の発生方法]
次に、上記のように構成される第1形態の3値信号発生装置2を用いて3値信号を発生する方法について図6〜図8を参照しながら説明する。
3値信号発生時(Output:ON)には、図6の真理値表に示すように、MSB=LSBとなる。これにより、3値信号発生装置2は、出力DACoutが00レベル(低レベル)と11レベル(高レベル)でスイングする(ST11)。
これに対し、3値信号オフ時(Output:OFF)には、図6の真理値表に示すように、MSB=1、LSB=0を定義し、出力DACoutとして10レベルを出力するように設定する(ST12)。この定義の中では、MSB=0、LSB=1は使用せず、出力DACoutとして01レベルは出力されない。
そして、制御部14は、図7に示すVH:(VM+VL)=1:1の関係を満足するように、第1可変増幅器12a、第2可変増幅器12b、第3可変増幅器12cの振幅レベルVH、VM、VLをそれぞれ独立して可変制御する。これにより、3値信号発生装置2は、00レベルと10レベルと11レベルの間隔が均等となり、上下均等な3値信号を発生する(ST13)。
なお、上述した第1実施の形態および第2実施の形態において、論理回路部11のバッファ回路11bを削除し、MSBを直接第2可変増幅器12aに入力してもよい。
[具体的な適用例]
次に、本実施の形態の具体的な適用例として、図3の(VH+VM):VL=1:1の関係を満足する振幅レベルとして、VH=0.15Vpp、VM=0.15Vpp、VL=0.30Vppを設定した場合の01パターンとPRBS7のシミュレーション結果を図9および図10に示す。また、本実施の形態を適用しない場合の01パターンのシミュレーション結果を図11に示す。
本実施の形態を適用しない場合には、図11のシミュレーション結果に示すように、出力(Output)が±0.3Vに収まってほしいところ、入出力間のAC結合による過渡応答の発生によって出力(Output)が+0.6Vまでオーバーシュートしてしまうことが確認できた。このため、本実施の形態を適用しない場合には、被測定物に対して過入力等の問題が発生する。
これに対し、本実施の形態を適用した場合には、図9および図10のシミュレーション結果に示すように、01パターンとPRBS7のいずれの場合であっても、図11のような過渡応答によるオーバーシュートが起きていないことが確認でき、出力(Output)が±0.3Vに収まっていることが判る。
このように、本実施の形態は、01パターンだけでなく、PRBS7の波形についても適用することができ、任意のNRZ信号に対して信号オフ時に中間値を生成することができる。そして、図11に示すような入出力間のAC結合による過渡応答の発生によって出力がオーバーシュートすることなく、信号のオン/オフを実現することができる。
[本実施の形態の効果]
本実施の形態によれば、USB3.0/3.1規格で規定される3値のLFPS信号の発生をする際に、USB3.0/3.1規格で規定される高レベル、中間値レベル、低レベルによる3値の信号を発生することができる。
また、USB3.0/3.1規格で規定される3値のLFPS信号を2値のNRZ信号で生成すると、USB3.0/3.1規格で規定されている入出力間のAC結合による過渡応答が発生し、バースト区間とパターンに依存した差動信号間のコモンモード電圧にずれが生じて被測定物であるUSBデバイスまたはホストの受信部で問題を起こし、信号を正常に受信することができないという課題を解決することができる。
さらに、3値信号発生装置を外部に用意する必要がなく、パルスパターン発生装置をそのまま用いることで実現できる。これにより、足し合わせに用いられるPick Off Teeやディバイダ回路が不要となり、測定系が簡易になる。また、LFPS信号に加えて、疑似ランダム信号などの任意の高速シリアル信号にも対応可能である。
以上、本発明に係る3値信号発生装置及び3値信号発生方法とパルスパターン発生装置及びパルスパターン発生方法の最良の形態について説明したが、この形態による記述及び図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例及び運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
1 パルスパターン発生装置
2 3値信号発生装置
11 論理回路部
11a 論理積回路
11b バッファ回路
11c 論理和回路
12 可変増幅部
12a 第1可変増幅器
12b 第2可変増幅器
12c 第3可変増幅器
13 加算部
13a 第1加算器
13b 第2加算器
14 制御部
C コンデンサ
W 被測定物

Claims (6)

  1. 低レベル、高レベル、中間値レベルの3値信号を発生する3値信号発生装置(2)であって、
    最上位ビット信号と最下位ビット信号を入力とし、前記最上位ビット信号と前記最下位ビット信号の論理積信号、前記最上位ビット信号と前記最下位ビット信号の論理和信号、前記最上位ビット信号を出力する論理回路部(11)と、
    前記論理積信号を増幅する第1可変増幅器(12a)と、前記最上位ビット信号を増幅する第2可変増幅器(12b)と、前記論理和信号を増幅する第3可変増幅器(12c)とを有する可変増幅部(12)と、
    前記第1可変増幅器の出力信号と前記第2可変増幅器の出力信号を加算し、この加算による第1加算信号と前記第3可変増幅器の出力信号を加算した第2加算信号を出力する加算部(13)と、
    前記3値信号のオフ時に前記最上位ビット信号を低レベル、前記最下位ビット信号を高レベルと定義し、前記第1加算信号の振幅レベルと前記第3可変増幅器の出力信号の振幅レベルが1:1となるように前記第1可変増幅器、前記第2可変増幅器、前記第3可変増幅器それぞれの振幅レベルを独立して制御する制御部(14)とを備えたことを特徴とする3値信号発生装置。
  2. 低レベル、高レベル、中間値レベルの3値信号を発生する3値信号発生装置(2)であって、
    最上位ビット信号と最下位ビット信号を入力とし、前記最上位ビット信号と前記最下位ビット信号の論理積信号、前記最上位ビット信号と前記最下位ビット信号の論理和信号、前記最上位ビット信号を出力する論理回路部(11)と、
    前記論理積信号を増幅する第1可変増幅器(12a)と、前記最上位ビット信号を増幅する第2可変増幅器(12b)と、前記論理和信号を増幅する第3可変増幅器(12c)とを有する可変増幅部(12)と、
    前記第2可変増幅器の出力信号と前記第3可変増幅器の出力信号を加算し、この加算による第1加算信号と前記第1可変増幅器の出力信号を加算した第2加算信号を出力する加算部(13)と、
    前記3値信号のオフ時に前記最上位ビット信号を高レベル、前記最下位ビット信号を低レベルと定義し、前記第1可変増幅器の出力信号の振幅レベルと前記第加算信号の振幅レベルが1:1となるように前記第1可変増幅器、前記第2可変増幅器、前記第3可変増幅器それぞれの振幅レベルを独立して制御する制御部とを備えたことを特徴とする3値信号発生装置。
  3. 低レベル、高レベル、中間値レベルの3値信号を発生する3値信号発生方法であって、
    最上位ビット信号と最下位ビット信号を入力とし、前記最上位ビット信号と前記最下位ビット信号の論理積信号、前記最上位ビット信号と前記最下位ビット信号の論理和信号、前記最上位ビット信号を出力するステップと、
    前記論理積信号を第1可変増幅器(12a)で増幅するステップと、
    前記最上位ビット信号を第2可変増幅器(12b)で増幅するステップと、
    前記論理和信号を第3可変増幅器(12c)で増幅するステップと、
    前記論理積信号の増幅信号と前記最上位ビットの増幅信号を加算して第1加算信号を出力するステップと、
    前記第1加算信号と前記論理和信号の増幅信号を加算して第2加算信号を出力するステップと、
    前記3値信号のオフ時に前記最上位ビットを低レベル、前記最下位ビットを高レベルと定義し、前記第1加算信号の振幅レベルと前記論理和信号の増幅信号の振幅レベルが1:1となるように、前記第1可変増幅器、前記第2可変増幅器、前記第3可変増幅器それぞれの振幅レベルを独立して制御するステップとを含むことを特徴とする3値信号発生方法。
  4. 低レベル、高レベル、中間値レベルの3値信号を発生する3値信号発生方法であって、
    最上位ビット信号と最下位ビット信号を入力とし、前記最上位ビット信号と前記最下位ビット信号の論理積信号、前記最上位ビット信号と前記最下位ビット信号の論理和信号、前記最上位ビット信号を出力するステップと、
    前記論理積信号を第1可変増幅器(12a)で増幅するステップと、
    前記最上位ビット信号を第2可変増幅器(12b)で増幅するステップと、
    前記論理和信号を第3可変増幅器(12c)で増幅するステップと、
    前記最上位ビットの増幅信号と前記論理和信号の増幅信号を加算して第1加算信号を出力するステップと、
    前記第1加算信号と前記論理積信号の増幅信号を加算して第2加算信号を出力するステップと、
    前記3値信号のオフ時に前記最上位ビットを高レベル、前記最下位ビットを低レベルと定義し、前記論理積信号の増幅信号の振幅レベルと前記第加算信号の振幅レベルが1:1となるように、前記第1可変増幅器、前記第2可変増幅器、前記第3可変増幅器それぞれの振幅レベルを独立して制御するステップとを含むことを特徴とする3値信号発生方法。
  5. コンデンサ(C)を介してAC結合される被測定物(W)に対し、請求項1又は請求項2の3値信号発生装置(2)で発生した3値信号をパターン信号として入力することを特徴とするパルスパターン発生装置。
  6. コンデンサ(C)を介してAC結合される被測定物(W)に対し、請求項3又は請求項4の3値信号発生方法で発生した3値信号をパターン信号として入力するステップを含むことを特徴とするパルスパターン発生方法。
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