JP6651385B2 - 多方向入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、多方向の入力操作が可能な多方向入力装置に関するものである。
従来、車両用パワーシートスイッチ等の多方向の入力操作が可能な装置が知られている。例えば、特許文献1が開示するスイッチ装置は、第1操作つまみを前後方向にスライド操作することによって車載シートの座部を前後方向に移動することができ、また、第2操作つまみを回転操作することによって車載シートの背もたれを前後方向に傾動することができるように構成されている。
特開2004−288393号公報
しかしながら、上述したような従来のスイッチ装置は、スライド操作の操作つまみ及び回転操作の操作つまみが別々に設けられているため、操作が煩雑となる。また、こうした複数の操作つまみ(ノブ)は、装置全体の大型化をもたらし、コストアップの要因ともなる。このように、従来の多方向入力装置では、スライド操作のノブと回転操作のノブとを別々に設けることに起因する様々な不利益が生じ得る。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、スライド操作及び回転操作による入力を1つのノブで行える多方向入力装置を提供することにある。
本発明は、直交する第1方向及び第2方向のスライド操作並びに前記第1方向及び前記第2方向と垂直な軸を回転軸とする回転操作を受けるノブと、前記ノブと一体に動作する第1スライダと、それぞれが前記第1スライダの前記第1方向又は前記第2方向の変位に応じてオン又はオフする複数の接点を有した第1スイッチ機構と、前記回転操作に応じて回転する前記第1スライダ及び前記スライド操作に応じて前記第1方向へ移動する前記第1スライダと係合して動作する一方、前記スライド操作に応じて前記第2方向へ移動する前記第1スライダと係合しない第2スライダと、回転する前記第1スライダと係合して動作する前記第2スライダの変位に応じてオン又はオフする一方、前記第1方向へ移動する前記第1スライダと係合して動作する前記第2スライダの変位にかかわらずオン又はオフの状態を維持する少なくとも1つの接点を有した第2スイッチ機構と、を備える多方向入力装置である。
この構成によれば、ノブのスライド操作に応じてオン又はオフする第1スイッチ機構と、同じノブの回転操作に応じてオン又はオフする第2スイッチ機構とを備えるから、スライド操作及び回転操作による入力を1つのノブで行うことができる。この結果、複数のノブを備える構成と比べて、装置全体の大型化やコストアップが抑制される。
記第2スイッチ機構は、回転する前記第1スライダと係合して動作する前記第2スライダの変位に応じて揺動する一方、前記第1方向へ移動する前記第1スライダと係合して動作する前記第2スライダの変位に応じて揺動しない第2アクチュエータを有し、前記第2スイッチ機構の前記少なくとも1つの接点は、前記第2アクチュエータの揺動に応じてオン又はオフする。
この構成によれば、ノブの回転操作に応じて揺動する一方、スライド操作に応じて揺動しない第2アクチュエータを用いて第2スイッチ機構を実現することができる。
記第2スライダは、前記第2アクチュエータに対向し前記第2アクチュエータ側に突出する突出部を有し、前記第2アクチュエータは、回転する前記第1スライダと係合して動作する前記第2スライダの前記突出部に押されて揺動する。
この構成によれば、第2スライダの突出部によって第2アクチュエータを揺動させることができる。
記第2スライダは、回転する前記第1スライダと係合して回転する一方、前記第1方向へ移動する前記第1スライダと係合して前記第1方向へ移動し、前記第2アクチュエータは、回転する前記第2スライダの前記突出部に押されて前記第2方向に揺動する一方、前記第1方向へ移動する前記第2スライダの前記突出部に押されない。
この構成によれば、第2アクチュエータを、第2スライダが回転する場合には突出部に押されて揺動し、第2スライダが第1方向へ移動する場合には突出部に押されないようにすることができる。
記第2アクチュエータは、前記突出部に対向する面において、前記第2方向に傾斜する傾斜部を持ち、回転する前記第2スライダの前記突出部に前記傾斜部が押されて前記第2方向へ揺動する。
この構成によれば、回転する第2スライダの第2方向の変位に応じて、第2スライダの突出部が第2アクチュエータの傾斜部を押すようにすることができる。
好適に、前記第2スイッチ機構は、前記第2アクチュエータの揺動に応じて前記第2スイッチ機構の前記少なくとも1つの接点を押圧する少なくとも1つの押圧部材を有し、前記第2スイッチ機構の前記少なくとも1つの接点は、前記押圧部材による押圧に応じてオン又はオフする。
この構成によれば、第2アクチュエータの揺動に応じて接点を押圧する押圧部材を用いて第2スイッチ機構を実現することができる。
好適に、前記ノブと前記第1スライダとの間に位置するパネルを備え、前記ノブは、前記ノブの前記パネル側に設けられている被規制部材と、前記パネルの前記ノブ側に設けられている規制部材とによって、可動範囲が規制されている。
この構成によれば、ノブの可動範囲を規制することができる。
好適に、前記第方向のスライド操作に応じて前記ノブが前記第方向に変位している状態において、前記第方向の両側に前記パネルの前記規制部材の少なくとも一部が位置する。
この構成によれば、ノブが第方向に変位している状態において、第方向の両側に位置するパネルの規制部材によって第方向への移動が制限されるから、第方向のスライド操作を行っている状態での第方向のスライド操作及び回転操作を制限することができる。
好適に、前記第1スイッチ機構は、前記第1スライダの前記第1方向及び前記第2方向への変位に応じて前記第1方向及び前記第2方向に揺動する第1アクチュエータを有し、前記第1スイッチ機構の前記複数の接点の各々は、前記第1アクチュエータの揺動に応じてオン又はオフする。
この構成によれば、ノブのスライド操作に応じて揺動する第1アクチュエータを用いて第1スイッチ機構を実現することができる。
好適に、前記第1スイッチ機構は、それぞれが前記第1アクチュエータの揺動に応じて前記第1スイッチ機構の前記複数の接点の少なくとも1つを押圧する複数の押圧部材を有し、前記第1スイッチ機構の前記複数の接点の各々は、前記押圧部材による押圧に応じてオン又はオフする。
この構成によれば、第1アクチュエータの揺動に応じて接点を押圧する押圧部材を用いて第1スイッチ機構を実現することができる。
好適に、前記第1スライダは、前記回転操作に応じて前記第1アクチュエータに対して回転自在となるように前記第1アクチュエータに連結されている。
この構成によれば、ノブの回転操作が行われた場合には第1アクチュエータが動作しないようにすることができる。
好適に、前記第1スライダは、前記ノブに連結し前記回転軸に沿って延びる軸部と、前記軸部に設けられている係合部とを有し、前記第2スライダは、前記回転操作に応じて回転する前記第1スライダの前記係合部及び前記スライド操作に応じて前記第1方向へ移動する前記第1スライダの前記係合部と係合する被係合部を有する。
この構成によれば、第1スライダの係合部と第2スライダの被係合部とによって第1スライダと第2スライダとを係合させることができる。
好適に、前記第1スライダの前記係合部は、前記第2方向に平行に延びる係合面を有し、前記第2スライダの前記被係合部は、前記係合部の前記係合面に対向している。
この構成によれば、第1スライダの係合部の係合面が第2方向に平行に延びるから、第1スライダの係合部を、スライド操作に応じて第1スライダが第2方向へ移動する場合には第2スライダの被係合部と係合しないようにすることができる。
好適に、前記第2スライダの前記被係合部は、前記第2方向に平行に延びる被係合面を持つリブである。
この構成によれば、第1スライダが第1方向へ移動するとき、第2方向に平行に延びる被係合面と第2方向に平行に延びる係合面とを確実に係合させることができ、第1スライダが第2方向へ移動するとき、被係合面と係合面との係合を生じさせないようにすることができる。
好適に、前記ノブは、前記軸部の一方の端部に連結しており、前記係合部は、前記軸部の他方の端部に設けられており、前記第2スライダは、前記ノブと前記係合部との間において前記軸部が通る孔部を有する。
この構成によれば、第2スライダの孔部に第1スライダの軸部が通るように第1スライダ及び第2スライダを配置することができる。
好適に、前記第1スイッチ機構及び前記第2スイッチ機構は、前記第1方向に並べて配置されており、前記第1スライダは、前記第1スイッチ機構の前記ノブ側に位置しており、前記第2スライダは、前記第1スイッチ機構及び前記第2スイッチ機構の前記ノブ側に位置し前記第1方向に長手方向を有する形状を持つ。
この構成によれば、第1スイッチ機構及び第2スイッチ機構を第1方向に並べて配置することができる。
本発明によれば、スライド操作及び回転操作による入力を1つのノブで行える多方向入力装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る多方向入力装置の分解斜視図である。 多方向入力装置の主要部の外観図である。 ケースの図示を省略した多方向入力装置の主要部の外観図である。 第1及び第2スライダ並びにケースの図示を省略した多方向入力装置の主要部の外観図である。 第2スライダを図2の反対方向から見た斜視図である。 第1スライダの斜視図である。 ケースの斜視図である。 ケースを図7の反対方向から見た斜視図である。 第1アクチュエータの斜視図である。 第1アクチュエータを図9の反対方向から見た斜視図である。 第2アクチュエータの斜視図である。 ノブの背面図である。 パネルの一部分を拡大して示す斜視図である。 ノブが定位置にある状態におけるノブの背面を模式的に示す図である。 ノブがX方向にスライド操作された状態におけるノブの背面を模式的に示す図である。 ノブがY方向にスライド操作された状態におけるノブの背面を模式的に示す図である ノブが回転操作された状態におけるノブの背面を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る多方向入力装置について説明する。図1は、本実施形態の多方向入力装置1の分解斜視図である。図1に示すように、多方向入力装置1は、ノブ10と、パネル12と、第2スライダ14と、第1スライダ16と、ケース18と、第1アクチュエータ20と、第2アクチュエータ22と、6つの押圧部材24と、弾性部材26と、回路基板28と、を備える。多方向入力装置1は、ノブ10のスライド操作及び回転操作による多方向の入力を受け付ける入力装置として機能する。多方向入力装置1は、例えば、車両用パワーシートスイッチとして使用される。
図1以降の各図における「X(X1及びX2)」、「Y(Y1及びY2)」及び「Z(Z1及びZ2)」は、互いに直交する3つの方向を示す。X方向は本発明の第2方向に対応し、Y方向は本発明の第1方向に対応する。
図1において、パネル12は、Y方向に長手方向を有する略矩形の部材として図示されているが、パネル12の形状は、多方向入力装置1が実装される製品の種類等に応じて適宜に変更され、図1に示される形状に限定されない。
図2は、多方向入力装置1の主要部の外観図であり、図3は、ケース18の図示を省略した当該主要部の外観図であり、図4は、さらに第1スライダ16及び第2スライダ14の図示を省略した当該主要部の外観図である。図2〜図4に示すように、多方向入力装置1は、ケース18のZ2方向側に第1スライダ16及び第2スライダ14が配置されており、当該ケース18の内部には、第1アクチュエータ20、第2アクチュエータ22、押圧部材24、弾性部材26(ドーム部261)、及び回路基板28(接点281)を含む第1スイッチ機構30、第2スイッチ機構32の少なくとも一部が収容されている。
図5は、第2スライダ14を図2の反対方向から見た斜視図である。図5に示すように、第2スライダは、貫通孔である孔部141を内側に有する略円環状の円環部145と、この円環部145からY1方向に延出する略板状の延出部146と、を有し、全体として略栓抜き型の形状を有している。孔部141は、Y方向の径よりもX方向の径の方が大きい略楕円形状を有する。孔部141は、X方向の中央部分において、Y方向の幅が若干膨らんでいる。第2スライダ14は、例えば、絶縁性の合成樹脂を用いて形成される。
図5に示すように、第2スライダ14の背面(ケース18側の面)には、被係合部である一対のリブ142、143、及び突出部144が設けられている。リブ142は、円環部145のY2方向側においてX方向と平行に延びている。リブ143は、円環部145のY1方向側(円環部145と延出部146との境界付近)において、リブ142と同様に、X方向と平行に延びている。これらのリブ142、143の内側の面(リブ142のY1方向側の面、及び、リブ143のY2方向側の面)は、第1スライダ16と係合するための被係合面1421、1431として機能する。
図5に示すように、突出部144は、延出部146のY1方向側において延出部146に略直交する方向(Z1方向)に突出している。突出部144は、Y方向から見た輪郭が略半円である。
図6は、第1スライダ16の斜視図である。図6に示すように、第1スライダ16は、略円筒形状の軸部161と、軸部161のZ1方向側(ケース18側)の端部に設けられ、軸部161と略直交する略矩形枠形状を有する係合部162と、を有する。第1スライダ16は、例えば、絶縁性の合成樹脂を用いて形成される。
図6に示すように、軸部161は、X方向両端においてZ方向に延びる一対のリブ1611、1612が設けられている。このリブ1611、1612は、軸部161の根元部分(係合部162と接続する部分)からZ方向の全長の3/4程度の位置まで延びている。
図6に示すように、係合部162は、Y方向両側に係合面1621、1622を有する。これらの係合面1621、1622は、それぞれX方向に平行に延びている。
図2及び図3に示すように、第1スライダ16は、第2スライダ14の円環部145のZ1方向側に係合部162が位置するように配置され、軸部161は、円環部145の内側の孔部141を通ってZ2方向に突き出ている。また、第1スライダ16の係合部162における係合面1621、1622は、第2スライダ14のリブ142における被係合面1421及びリブ143における被係合面1431と若干の間隔を空けて対向している。
図7は、ケース18の斜視図であり、図8は、同じくケース18を図7の反対方向から見た斜視図である。ケース18は、図7及び図8に示すように、それぞれが略箱型形状を有する第1ケース181及び第2ケース182を有する。第1ケース181及び第2ケース182は、Y方向に並べて配置されている。ケース18は、例えば、絶縁性の合成樹脂を用いて形成される。
図7及び図8に示すように、第1ケース181は、Z1方向に開口しており、Z2方向側の天板部1811には、X方向及びY方向に延びる十字型のスリット1813が設けられている。また、第1ケース181は、図8に示すように、スリット1813の十字型の交点の四隅においてZ1方向に延びる4つの壁部1816によって収容部1815が形成されている。この収容部1815は、後述する第1アクチュエータ20の本体部202を、第1アクチュエータ20が揺動自在となるように収容する。
図7及び図8に示すように、第2ケース182は、Z1方向に開口しており、Z2方向側の天板部1821には、X方向に延びるスリット1823が設けられている。また、第2ケース182は、図8に示すように、スリット1823のY方向両側縁部において、Z1方向に延びる一対の壁部1824が設けられている。この壁部1824は、X方向略中央部分がZ2方向に凹んでおり、これにより、収容部1826が形成されている。この収容部1826は、後述する第2アクチュエータ22の軸部221を、第2アクチュエータ22がX方向に揺動自在となるように収容する。図2及び図3等から明らかなように、スリット1823は、Z2方向側において、第2スライダ14の突出部144と対向している。
図9は、第1アクチュエータ20の斜視図であり、図10は、同じく第1アクチュエータ20を図9の反対方向から見た斜視図である。図9及び図10に示すように、第1アクチュエータ20は、略球形状の本体部202と、本体部202からZ2方向に延びる略円柱形状の腕部201と、本体部202からX1、X2、Y1、及びY2方向にそれぞれ延びる4つの脚部203とを有する。第1アクチュエータ20は、例えば、絶縁性の合成樹脂を用いて形成される。
図2〜図4等から明らかなように、第1アクチュエータ20は、X方向及びY方向については第1ケース181内に収容されており、腕部201が、第1ケース181のスリット1813を通ってZ2方向に突き出ている。そして、腕部201のZ2方向端部は、第1スライダ16の中空の軸部161のZ1方向端部に収容されている。また、上述したように、第1アクチュエータ20の本体部202は、第1アクチュエータ20が揺動自在となるように、第1ケース181の収容部1815に収容されている。この結果、第1アクチュエータ20は、第1スライダ16のX方向への移動に応じてX方向に揺動(傾動)し、第2スライダ16のY方向への移動に応じてY方向に揺動する。
図11は、第2アクチュエータ22の斜視図である。図11に示すように、第2アクチュエータ22は、Y方向に軸を有する略円柱形状の軸部221と、軸部221からX1方向及びX2方向にそれぞれ延びる一対の翼部222、223とを有する。第2アクチュエータ22は、例えば、絶縁性の合成樹脂を用いて形成される。
図11に示すように、翼部222、223は、Y方向から見て略「へ」の字型の形状を有する。翼部222、223のZ2方向側の面は、根元部分(軸部221と接続する部分)からX1方向略中央及びX2方向略中央に向かうにつれてZ2方向に傾斜し、これらの中央から外側端部に向かうにつれてZ1方向に傾斜している。つまり、第2アクチュエータ22の翼部222、223は、根元からX方向略中央までの部分に相当しZ2方向に傾斜する傾斜部2221、2231と、X方向略中央から外側端部までの部分に相当しZ1方向に傾斜する傾斜部2222、2232と、を有する。
図11に示すように、軸部221のZ2方向側の面は、X方向両側の翼部222の傾斜部2221、及び翼部223の傾斜部2231よりもZ1方向に陥没しており、この結果、段差部2211を形成している。
図3に示すように、第2アクチュエータ22の段差部2211は、第2スライダ16の突出部144の先端部と若干の間隔を空けて対向している。また、図2〜図4等から明らかなように、第2アクチュエータ22は、X方向及びY方向については第2ケース182内に収容されており、翼部222、223の一部(Z2方向端部)が、第2ケース182のスリット1823を通ってZ2方向に突き出ている。そして、上述したように、第2アクチュエータ22の軸部221は、第2アクチュエータ22がX方向に揺動自在となるように、第2ケース182の収容部1826に収容されている。この結果、第2アクチュエータ22は、第2スライダ14がX方向へ移動する場合には、傾斜部2221又は傾斜部2231が突出部144に押されてX方向に揺動(傾動)する。一方、第2スライダ14がY方向に移動する場合には、突出部144は、その先端部が段差部2211と若干の間隔を空けて対向する状態を維持したままY方向に移動する。つまり、第2アクチュエータ22は、第2スライダ14がY方向へ移動する場合には揺動しない。
図4に示すように、第1アクチュエータ20の4つの脚部203、及び、第2アクチュエータ22の一対の翼部222、223のZ1方向側には、それぞれ1つの押圧部材24が配置されている。押圧部材24は、Z2方向に延びる一対の脚を有する略ベンチ型の形状を有する。押圧部材24は、その長手方向が、脚部203、翼部222、223の長手方向に略直交する向きとなるように配置されている。
図3及び図4に示すように、各押圧部材24のZ1方向側には、弾性部材26の2つのドーム部261が、押圧部材24の長手方向に並ぶように配置されている。ドーム部261はZ2方向に突出している。弾性部材26は、弾性を有する様々な材料を用いて形成される。
図1に示すように、弾性部材26の各ドーム部261のZ1方向側には、回路基板28の1つの接点281が位置している。従って、第1アクチュエータ20の揺動に伴って何れかの脚部203がZ1方向に傾くと、対応する1つの押圧部材24を介して2つのドーム部261が押圧され、この結果、対応する2つの接点281がオン又はオフされる。このように、第1アクチュエータ20、押圧部材24、弾性部材26、及び回路基板28が、本発明の第1スイッチ機構30を構成している。
また、第2アクチュエータ22の揺動に伴って翼部222、223の何れかがZ1方向に傾くと、対応する1つの押圧部材24を介して2つのドーム部261が押圧され、この結果、対応する2つの接点281がオン又はオフされる。このように、第2アクチュエータ22、押圧部材24、弾性部材26、及び回路基板28が、本発明の第2スイッチ機構32を構成している。
図1に示すように、ノブ10は略箱型形状を有する。また、ノブ10は、Z1方向に開口している。図12は、ノブ10をZ2方向から見た背面図である。ノブ10のZ2方向側の天板部105のZ1方向側の面(背面)には、面全体の略中心にZ1方向に延びる略円筒状の円筒部104が設けられている。円筒部104は、X方向両側に、Z方向に延びる一対の溝1041が形成されている。円筒部104には、第1スライダ16の軸部161が挿入される。このとき、軸部161のリブ1611、1612が円筒部104の溝1041に嵌め合わされ、第1スライダ16はノブ10に回り止め固定される。
図12に示すように、天板部105の背面には、壁状の3つの被規制部材101、102、及び103が形成されている。天板部105の背面において、被規制部材101は、X2方向側端部のY1方向側に位置し、被規制部材102は、Y2方向端部においてノブ10の内壁に沿うように位置し、被規制部材103は、X1方向端部のY1方向側に位置する。そして、被規制部材101及び被規制部材102によって、領域1061が形成され、被規制部材102及び被規制部材103によって、領域1062が形成されている。
図13は、パネル12の一部分を拡大して示す斜視図である。図13に示すように、パネル12は貫通孔121を有しており、この貫通孔121のX方向両側に規制部材1221、1222が設けられている。規制部材1221、1222は、Z2方向に突出する部材であって、Z方向から見て略凸型の輪郭を有する。規制部材1221、1222は、凸型の頂点がX方向外側を向いている。図示は省略するが、パネル12の貫通孔121において、第1スライダ16の軸部161がノブ10の円筒部104に回り止め固定される。
ここで、図14〜図17を参照し、ノブ10の背面の被規制部材101、102、及び103と、パネル12の規制部材1221、1222とによって、ノブ10の可動範囲が規制される動作について説明する。
図14は、ノブ10が定位置にある状態におけるノブ10の背面を模式的に示す図である。図14に示すように、ノブ10が定位置にある状態では、パネル12の規制部材1221、1222は、領域1061、1062の略中央に位置している。
図15は、ノブ10がX方向にスライド操作された状態におけるノブ10の背面を模式的に示す図である。図15に示すように、ノブ10がX1方向にスライド操作されると、規制部材1221、1222は相対的にX2方向に移動する(規制部材1221A、1222A)。このとき、規制部材1222Aの略凸型のX2方向端部が被規制部材102、103によって形成される凹型の領域に嵌り、この結果、ノブ10のX2方向への移動が制限される。また、規制部材1221Aは、Y方向両側に、被規制部材101、102の一部が位置する。従って、この状態において、ノブ10は、Y方向にスライド操作することができず、また、回転操作することができない。
同様に、図15に示すように、ノブ10がX2方向にスライド操作されると、規制部材1221、1222は相対的にX1方向に移動する(規制部材1221B、1222B)。このとき、規制部材1221Bの略凸型のX1方向端部が被規制部材101、102によって形成される凹型の領域に嵌り、この結果、ノブ10のX1方向への移動が制限される。また、規制部材1222Bは、Y方向両側に、被規制部材101、103の一部が位置する。従って、この状態において、ノブ10は、Y方向にスライド操作することができず、また、回転操作することができない。
図16は、ノブ10がY方向にスライド操作された状態におけるノブ10の背面を模式的に示す図である。図16に示すように、ノブ10がY1方向にスライド操作されると、規制部材1221、1222は相対的にY2方向に移動する(規制部材1221C、1222C)。このとき、規制部材1221C、1222CのY2方向端部が被規制部材102に接する。この結果、ノブ10のY2方向への移動が制限される。
同様に、図16に示すように、ノブ10がY2方向にスライド操作されると、規制部材1221、1222は相対的にY1方向に移動する(規制部材1221D、1222D)。このとき、規制部材1221D、1222DのY1方向端部が被規制部材101、103に接する。この結果、ノブ10のY1方向への移動が制限される。
図17は、ノブ10が回転操作された状態におけるノブ10の背面を模式的に示す図である。図17に示すように、ノブ10がR1方向に回転操作されると、規制部材1221は相対的にY2方向に移動し(1221E)、規制部材1222は相対的にY1方向に移動する(1222E)。このとき、規制部材1221Eは被規制部材102に接し、規制部材1222Eは被規制部材103に接する。この結果、ノブ10のR1方向の回転が制限される。
同様に、図17に示すように、ノブ10がR2方向に回転操作されると、規制部材1221は相対的にY1方向に移動し(1221F)、規制部材1222は相対的にY2方向に移動する(1222F)。このとき、規制部材1221Fは被規制部材101に接し、規制部材1222Fは被規制部材102に接する。この結果、ノブ10のR2方向の回転が制限される。
このように構成された多方向入力装置1において、ノブ10は、上述した可動範囲の範囲内でX方向及びY方向のスライド操作並びに回転操作を受ける。ノブ10がX方向にスライド操作された場合には、ノブ10と一体に動作する第1スライダ16もまたX方向に移動する。このとき、第2スライダ14の被係合面1421、1431、及び、第1スライダ16の係合面1621、1622は、共にX方向に平行であるから、第2スライダは第1スライダ16と係合しない。そして、第1スライダ16がX方向に移動すると、第1アクチュエータ20の腕部201のZ2方向端部がX方向に移動し、第1アクチュエータ20がX1方向又はX2方向に揺動して傾く(傾動する)。第1アクチュエータ20が傾動すると、対応する押圧部材24、弾性部材26(ドーム部261)を介して対応する接点281が押圧されてオン又はオフされる。
また、ノブ10がY方向にスライド操作された場合には、ノブ10と一体に動作する第1スライダ16もまたY方向に移動する。このとき、第1スライダ16の係合部162の係合面1621、1622が第2スライダ14のリブ142、143の被係合面1421、1431に係合する。この結果、第2スライダ14もまたY方向に移動する。
そして、第1スライダ16がY方向に移動すると、第1アクチュエータ20の腕部201のZ2方向端部がY方向に移動し、第1アクチュエータ20がY1方向又はY2方向に揺動して傾く(傾動する)。第1アクチュエータ20が傾動すると、対応する押圧部材24、弾性部材26(ドーム部261)を介して対応する接点281が押圧されてオン又はオフされる。一方、第2スライダ14がY方向に移動しても、第2スライダ14の突出部144は、その先端部が段差部2211と若干の間隔を空けて対向する状態を維持したままY方向に移動するから、第2アクチュエータ22は動作しない。
また、ノブ10が回転操作された場合には、ノブ10と一体に動作する第1スライダ16もまた軸部161を回転軸として回転する。このとき、第1スライダ16の係合部162の係合面1621、1622が第2スライダ14のリブ142、143の被係合面1421、1431に係合する。この結果、第2スライダ14もまた軸部161を回転軸として回転する。
そして、第2スライダ14が回転すると、突出部144がX方向に移動して傾斜部2221、2231を押し、第2アクチュエータ22がX1方向又はX2方向に揺動して傾く(傾動する)。第2アクチュエータ22が傾動すると、対応する押圧部材24、弾性部材26(ドーム部261)を介して対応する接点281が押圧されてオン又はオフされる。一方、第1スライダ16が回転しても、第1アクチュエータ20は、第1スライダ16に対して回転自在に連結されているから、第1アクチュエータ20は動作しない。
なお、ノブ10の操作に応じて傾いた状態の第1アクチュエータ20及び第2アクチュエータ22は、ノブ10の当該操作が解除されると、弾性部材26のドーム部261のZ2方向の弾性力によって定位置に復帰する。
本発明は上述した実施形態には限定されない。すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲又はその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
例えば、第1スライダ16及び第2スライダ14の形状は例示であって、第1スライダ及び第2スライダは、様々な形状とすることができる。
また、第1アクチュエータ20及び第2アクチュエータ22の形状は例示であって、第1アクチュエータ及び第2アクチュエータは、様々な形状とすることができる。また、第1スイッチ機構及び第2スイッチ機構の構成も、上述したものに限定されず、様々な構成とすることができる。例えば、ドーム部261のZ1方向側に接点281に対向する可動接点を設け、ドーム部261が押圧されると接点281と可動接点が当接するようにしてもよい。
本発明は、例えば、車両用パワーシートスイッチに適用可能である。
1…多方向入力装置
10…ノブ
101,102,103…被規制部材
12…パネル
1221,1222…規制部材
14…第2スライダ
141…孔部
142,143…被係合部(リブ)
1421,1431…被係合面
144…突出部
16…第1スライダ
161…軸部
162…係合部
1621,1622…係合面
18…ケース
181…第1ケース
182…第2ケース
20…第1アクチュエータ
201…腕部
202…本体部
203…脚部
22…第2アクチュエータ
221…軸部
222,223…翼部
24…押圧部材
26…弾性部材
261…ドーム部
28…回路基板
281…接点
30…第1スイッチ機構
32…第2スイッチ機構

Claims (14)

  1. 直交する第1方向及び第2方向のスライド操作並びに前記第1方向及び前記第2方向と垂直な軸を回転軸とする回転操作を受けるノブと、
    前記ノブと一体に動作する第1スライダと、
    それぞれが前記第1スライダの前記第1方向又は前記第2方向の変位に応じてオン又はオフする複数の接点を有した第1スイッチ機構と、
    前記回転操作に応じて回転する前記第1スライダ及び前記スライド操作に応じて前記第1方向へ移動する前記第1スライダと係合して動作する一方、前記スライド操作に応じて前記第2方向へ移動する前記第1スライダと係合しない第2スライダと、
    回転する前記第1スライダと係合して動作する前記第2スライダの変位に応じてオン又はオフする一方、前記第1方向へ移動する前記第1スライダと係合して動作する前記第2スライダの変位にかかわらずオン又はオフの状態を維持する少なくとも1つの接点を有した第2スイッチ機構とを備え
    前記第2スイッチ機構は、回転する前記第1スライダと係合して動作する前記第2スライダの変位に応じて揺動する一方、前記第1方向へ移動する前記第1スライダと係合して動作する前記第2スライダの変位に応じて揺動しない第2アクチュエータを有し、
    前記第2スイッチ機構の前記少なくとも1つの接点は、前記第2アクチュエータの揺動に応じてオン又はオフし、
    前記第2スライダは、前記第2アクチュエータに対向し前記第2アクチュエータ側に突出する突出部を有し、
    前記第2アクチュエータは、回転する前記第1スライダと係合して動作する前記第2スライダの前記突出部に押されて揺動し、
    前記第2スライダは、回転する前記第1スライダと係合して回転する一方、前記第1方向へ移動する前記第1スライダと係合して前記第1方向へ移動し、
    前記第2アクチュエータは、回転する前記第2スライダの前記突出部に押されて前記第2方向に揺動する一方、前記第1方向へ移動する前記第2スライダの前記突出部に押されず、
    前記第2アクチュエータは、前記突出部に対向する面において、前記第2方向に傾斜する傾斜部を持ち、回転する前記第2スライダの前記突出部に前記傾斜部が押されて前記第2方向へ揺動する
    多方向入力装置。
  2. 前記第2スイッチ機構は、前記第2アクチュエータの揺動に応じて前記第2スイッチ機構の前記少なくとも1つの接点を押圧する少なくとも1つの押圧部材を有し、
    前記第2スイッチ機構の前記少なくとも1つの接点は、前記押圧部材による押圧に応じてオン又はオフする
    請求項1に記載の多方向入力装置。
  3. 前記ノブと前記第1スライダとの間に位置するパネルを備え、
    前記ノブは、前記ノブの前記パネル側に設けられている被規制部材と、前記パネルの前記ノブ側に設けられている規制部材とによって、可動範囲が規制されている
    請求項1又は2に記載の多方向入力装置。
  4. 記第方向のスライド操作に応じて前記ノブが前記第方向に変位している状態において、前記第方向の両側に前記パネルの前記規制部材の少なくとも一部が位置する
    請求項3に記載の多方向入力装置。
  5. 直交する第1方向及び第2方向のスライド操作並びに前記第1方向及び前記第2方向と垂直な軸を回転軸とする回転操作を受けるノブと、
    前記ノブと一体に動作する第1スライダと、
    それぞれが前記第1スライダの前記第1方向又は前記第2方向の変位に応じてオン又はオフする複数の接点を有した第1スイッチ機構と、
    前記回転操作に応じて回転する前記第1スライダ及び前記スライド操作に応じて前記第1方向へ移動する前記第1スライダと係合して動作する一方、前記スライド操作に応じて前記第2方向へ移動する前記第1スライダと係合しない第2スライダと、
    回転する前記第1スライダと係合して動作する前記第2スライダの変位に応じてオン又はオフする一方、前記第1方向へ移動する前記第1スライダと係合して動作する前記第2スライダの変位にかかわらずオン又はオフの状態を維持する少なくとも1つの接点を有した第2スイッチ機構と
    前記ノブと前記第1スライダとの間に位置するパネルとを備え、
    前記ノブは、前記ノブの前記パネル側に設けられている被規制部材と、前記パネルの前記ノブ側に設けられている規制部材とによって、可動範囲が規制され、
    前記第2方向のスライド操作に応じて前記ノブが前記第2方向に変位している状態において、前記第1方向の両側に前記パネルの前記規制部材の少なくとも一部が位置する
    多方向入力装置。
  6. 前記第1スイッチ機構は、前記第1スライダの前記第1方向及び前記第2方向への変位に応じて前記第1方向及び前記第2方向に揺動する第1アクチュエータを有し、
    前記第1スイッチ機構の前記複数の接点の各々は、前記第1アクチュエータの揺動に応じてオン又はオフする
    請求項1乃至5の何れか一項に記載の多方向入力装置。
  7. 前記第1スイッチ機構は、それぞれが前記第1アクチュエータの揺動に応じて前記第1
    スイッチ機構の前記複数の接点の少なくとも1つを押圧する複数の押圧部材を有し、
    前記第1スイッチ機構の前記複数の接点の各々は、前記押圧部材による押圧に応じてオン又はオフする
    請求項6に記載の多方向入力装置。
  8. 直交する第1方向及び第2方向のスライド操作並びに前記第1方向及び前記第2方向と垂直な軸を回転軸とする回転操作を受けるノブと、
    前記ノブと一体に動作する第1スライダと、
    それぞれが前記第1スライダの前記第1方向又は前記第2方向の変位に応じてオン又はオフする複数の接点を有した第1スイッチ機構と、
    前記回転操作に応じて回転する前記第1スライダ及び前記スライド操作に応じて前記第1方向へ移動する前記第1スライダと係合して動作する一方、前記スライド操作に応じて前記第2方向へ移動する前記第1スライダと係合しない第2スライダと、
    回転する前記第1スライダと係合して動作する前記第2スライダの変位に応じてオン又はオフする一方、前記第1方向へ移動する前記第1スライダと係合して動作する前記第2スライダの変位にかかわらずオン又はオフの状態を維持する少なくとも1つの接点を有した第2スイッチ機構と
    ケースとを備え、
    前記第1スイッチ機構は、前記第1スライダの前記第1方向及び前記第2方向への変位に応じて前記第1方向及び前記第2方向に揺動する第1アクチュエータを有し、
    前記第1アクチュエータは、略球形状の本体部と、前記本体部からそれぞれ異なる方向に延びた4つの脚部とを有し、
    前記4つの脚部における2つの脚部は、前記第1方向における逆向きの2つの方向にそれぞれ延びており、
    前記4つの脚部における他の2つの脚部は、前記第2方向における逆向きの2つの方向にそれぞれ延びており、
    前記ケースは、前記第1アクチュエータが揺動自在となるように前記本体部を収容する収容部を有し、
    前記第1スイッチ機構は、前記4つの脚部に対応する4つの押圧部材を有し、
    前記4つの押圧部材の各々は、前記第1アクチュエータの揺動に伴って対応する1つの前記脚部が傾くことに応じて、前記第1スイッチ機構の前記複数の接点の少なくとも1つを押圧し、
    前記第1スイッチ機構の前記複数の接点の各々は、前記押圧部材による押圧に応じてオン又はオフする
    多方向入力装置。
  9. 前記第1スライダは、前記回転操作に応じて前記第1アクチュエータに対して回転自在となるように前記第1アクチュエータに連結されている
    請求項6乃至8の何れか一項に記載の多方向入力装置。
  10. 前記第1スライダは、
    前記ノブに連結し前記回転軸に沿って延びる軸部と、
    前記軸部に設けられている係合部と
    を有し、
    前記第2スライダは、前記回転操作に応じて回転する前記第1スライダの前記係合部及び前記スライド操作に応じて前記第1方向へ移動する前記第1スライダの前記係合部と係合する被係合部を有する
    請求項1乃至9の何れか一項に記載の多方向入力装置。
  11. 前記第1スライダの前記係合部は、前記第2方向に平行に延びる係合面を有し、
    前記第2スライダの前記被係合部は、前記係合部の前記係合面に対向している
    請求項10に記載の多方向入力装置。
  12. 前記第2スライダの前記被係合部は、前記第2方向に平行に延びる被係合面を持つリブである
    請求項11に記載の多方向入力装置。
  13. 前記ノブは、前記軸部の一方の端部に連結しており、
    前記係合部は、前記軸部の他方の端部に設けられており、
    前記第2スライダは、前記ノブと前記係合部との間において前記軸部が通る孔部を有する、
    請求項10乃至12の何れか一項に記載の多方向入力装置。
  14. 前記第1スイッチ機構及び前記第2スイッチ機構は、前記第1方向に並べて配置されており、
    前記第1スライダは、前記第1スイッチ機構の前記ノブ側に位置しており、
    前記第2スライダは、前記第1スイッチ機構及び前記第2スイッチ機構の前記ノブ側に位置し前記第1方向に長手方向を有する形状を持つ
    請求項1乃至13の何れか一項に記載の多方向入力装置。
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