JP6650818B2 - 車止め具 - Google Patents

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Description

本発明は、車止め具に関し、例えば、車両運搬車の荷台に固縛された積載車両の固縛が緩んでも、積載車両の移動を防止できる車両運搬車用の車止め具に関する。
従来から、車両運搬車の荷台に積載された車両(積載車両)のタイヤを、荷台の床面上に締め付け固定することが行われている。例えば、特許文献1には、帯状のベルトで積載車両のタイヤを固定する車止め具が提案されている。
この車止め具は、帯状のベルト本体と、ベルト本体の両端に取り付けられた連結用フックとを備えており、ベルト本体の中央部がタイヤの上部外周面をタイヤの円周方向に添って覆うタイヤ保持部になっている。また、フックとタイヤ保持部との間には、ベルト本体の両端を水平方向へ屈曲させるように荷台に設けられたベルト保持部材に係止させる係止用フックが取り付けられた構造になっている。
そして、上記の車止め具を用いて、車両運搬車の荷台上に車両を固定する場合、先ず、車両のタイヤの前方が荷台に設けたストッパーに当接するまで、車両を前進させて位置決めを行う。次に、ストッパーに当接したタイヤの上部外周面をタイヤの円周方向に添うように車止め具のベルト本体で覆い、このベルト本体の一端部側(タイヤの後方側)の連結用フックを荷台にある孔部に連結するとともに、一端部側の係止用フックをベルト保持部材に係止する。さらに、ベルト本体の他端側(タイヤの前方側)の連結用フックを、荷台に設けられた巻き上げ機のワイヤ端部に連結すると共に、他端側の係止用フックをベルト保持部材に係止する。最後に、巻き上げ機を作動してワイヤを巻き上げ、車止め具に張力をかけた状態にしてタイヤを荷台上に固定する。
特開2007−91068号公報
しかしながら、上述した従来技術は、以下に示す課題を有している。
具体的には、従来技術のように、帯状のベルト本体でタイヤを床に固縛する方法は、車両運搬車の走行中の振動等により積載車両の固縛が緩んだ場合に、積載車両の移動を十分に防止できないという課題を有している。すなわち、従来技術は、積載車両のタイヤの固縛が緩んできた場合に、車両が揺れ動くことがあり、積載車両を傷付ける虞があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両運搬車の荷台に固縛された積載車両の固縛が緩んでも、積載車両の移動を効果的に防止できる車両運搬車用の車止め具を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明は、車両運搬車の荷台に積載される積載車両を固定するための車止め具であって、一対をなす第1、第2輪止め板と、前記第1輪止め板の裏面に設けられた係止部と、前記第1輪止め板の下方と前記第2輪止め板の下方とを連結するための連結板とを備え、前記第1輪止め板及び第2輪止め板は、それぞれの裏面同士が相対向するように配置され且つ上端部側同士が蝶番を介して回動可能に連結されていると共に、それぞれ、その下端部から突出する脚部が形成されており、前記連結板は、その基端部が前記第2輪止め板の裏面・下方側に蝶番を介して回動可能に連結されており、前記第1輪止め板及び第2輪止め板の下端部同士を離間させると共に、前記第2輪止め板の裏面に連結されている連結板を回動させて該裏面に対して立設させ、前記第1輪止め板の裏面に設けられた係止部に連結板の自由端を係止させると、前記一対の第1、第2輪止め板が逆V字形状をなし、且つ前記連結板が前記一対の第1、第2輪止め板の下方側で水平に配置された側面視略三角形状に維持された状態に組み立てられ、前記荷台の床面には、複数の係止孔が、該荷台の長手方向に沿って所定間隔で穿設されており、前記組み立てられた車止め具は、前記床面の複数の係止孔から選定された一の係止孔に前記第1輪止め板の脚部を挿入し、前記一の係止孔と隣接する他の係止孔に前記第2輪止め板の脚部を挿入すると、前記連結板及び前記係止部の下方部が前記床面に当接して、前記床面に立設する状態で取り付けられるようになっていることを特徴とする。
このように、本発明の構成によれば、上端部側同士が回動可能に連結されている第1輪止め板及び第2輪止め板の下端部同士を離間させると共に、第2輪止め板の裏面に連結されている連結板を回動させて該裏面に対して立設させ、第1輪止め板の裏面に設けられた係止部に連結板の自由端を係止させるという簡単な作業により、一対をなす第1、第2輪止め板が逆V字形状になり、且つ連結板が第1、第2輪止め板の下方側で水平に配置された側面視略三角形状に維持された状態に組み立てることができる。
また、組み立てた車止め具は、床面の複数の係止孔から、積載車両のタイヤ近傍の一の係止孔を選定し、選定した一の係止孔に第1輪止め板の脚部を挿入し、一の係止孔と隣接する他の係止孔に第2輪止め板の脚部を挿入することにより荷台に設置できるようになっている。すなわち、本発明の車止め具は、簡単に組み立てることができると共に、荷台の任意の位置に、簡単に取り付けることが可能になっている。
そのため、車両運搬車の荷台の床面に、帯状の固縛ベルト等を用いてタイヤを固縛した上で、本発明の車止め具をタイヤの前後両側の床面に設置するようにすれば、車両運搬車の荷台に固縛された積載車両の固縛が緩んでも、積載車両の移動を効果的に防止できる。
また、本発明の車止め具は、「一対をなす第1、第2輪止め板」、及び「第2輪止め板及び連結板」は、いずれも、蝶番を軸に回動させることで折りたたむことができ、使用しないときに折りたたみ、省スペースに収容しておくことができる。
また、前記第1輪止め板の脚部の下端には、前記第2輪止め板に対して離間する方向に屈曲して延びる第1折り曲げ部が形成され、前記第2輪止め板の脚部の下端には、前記第1輪止め板に対して離間する方向に屈曲して延びる第2折り曲げ部が形成されていることが望ましい。
この構成によれば、車止め具が荷台の床面の係止孔から抜けることを効果的に防止することができる。
また、前記一対の第1、第2輪止め板は、それぞれ、その下端部にパッキンが装着されており、前記組み立てられた状態で前記床面に取り付けられると、前記パッキンが前記荷台の床面に当接するようになっていることが望ましい。
この構成によれば、荷台の床面に設置された車止め具の振動がパッキンにより吸収される。
本発明によれば、車両運搬車の荷台に固縛された積載車両の固縛が緩んでも、積載車両の移動を効果的に防止できる車両運搬車用の車止め具を提供することができる。
本実施形態の車止め具の平面を示した模式図である。 本実施形態の車止め具の断面を示した模式図であり、(a)が図1に示すA−A断面を示した模式図であり、(b)が図1に示すA−A断面の上端部側を拡大して示した模式図である。 本実施形態の車止め具の断面を示した模式図であり、図1に示すB−B断面を示している。 本実施形態の車止め具を構成する連結板を示す模式図であり、図2(a)に示すCから見た連結板を示している。 本実施形態の車止め具を構成する第1輪止め板を示す模式図であり、(a)が第1輪止め板の平面を示す模式図であり、(b)が第1輪止め板の側面を示す模式図である。 本実施形態の車止め具を構成する第2輪止め板を示す模式図であり、(a)が第2輪止め板の平面を示す模式図であり、(b)が第2輪止め板の側面を示す模式図である。 本実施形態の車止め具を構成する連結板を示す模式図であり、(a)が連結板の平面を示す模式図であり、(b)が連結板の側面を示す模式図である。 本実施形態の車止め具が取り付けられる車両運搬車の荷台の床面を示した模式図である。 本実施形態の車止め具が車両運搬車の荷台に取り付けられた状態を示した模式図である。
以下、本発明の実施形態の車止め具について、図1〜図9を用いて説明する。
尚、本実施形態の車止め具Wは、車両運搬車の荷台に取り付けられ、当該荷台に積載される積載車両を固定するために用いられる。又、本実施形態の車止め具Wが取り付けられる車両運搬車の荷台は、図8に例示するように、その床面100の左右両側に、複数の係止孔101(平面視略長円形状の係止孔101)が、車両運搬車の前後方向に沿って(荷台の長手方向に沿って)所定間隔で穿設されている
具体的には、車止め具Wは、図1〜4に示すように、一対をなす第1輪止め板10及び第2輪止め板20と、第1輪止め板10の裏面に設けられた補強係止部11と、第1輪止め板10の下方と第2輪止め板20の下方とを連結するための連結板30とを備えている。
また、第1輪止め板10及び第2輪止め板20は、それぞれの裏面同士が相対向するように配置されていると共に、上端部側同士がスプリング付蝶番40(図2参照)を介して回動可能に連結されている。この構成により、上端部側同士が連結している第1輪止め板10及び第2輪止め板20は、スプリング付蝶番40を軸に回動させることにより、下端部同士を近接させた閉状態(折りたたまれた状態)にしたり、下端部同士を離間させることで逆V字状に形成された開状態にしたりすることができる。
また、第1輪止め板10及び第2輪止め板20は、それぞれ、その下端部から突出する脚部12、22が形成されている。
また、連結板30は、その裏面が第2輪止め板20の裏面と相対向するように配置されていると共に、第2輪止め板20の裏面・下方側に、その基端部がスプリング付蝶番50(図2参照)を介して回動可能に連結されている。そして、連結板30は、スプリング付蝶番50を軸に回動させることにより、その自由端を第2輪止め板20の裏面に近接させた閉状態(折りたたまれた状態)にしたり、その自由端を第2輪止め板20の裏面から離間させて当該裏面から立設させた開状態にしたりすることができる。
また、連結板30は、自由端が、一方側(連結板30の表面側)に折れ曲がった係止部32になっており、この係止部32にはパッキン70が装着されている。
尚、第1輪止め板10、補強係止部11、第2輪止め板20、連結板30、スプリング付蝶番40及びスプリング付蝶番50は、いずれも、金属により形成されており、パッキン70は、ゴムなどの弾性材により形成されている。
そして、上記構成の車止め具Wは、上端部側同士が連結されている第1輪止め板10及び第2輪止め板20の下方側を相互に離間させる方向に開くと共に、第2輪止め板20に連結された連結板30を回動させて、第1輪止め板20の裏面の補強係止部11に、連結板30の自由端に形成された係止部32を係止すると、第1輪止め板10及び第2輪止め板20が上端部側を頂点にした逆V字形状をなし、且つ連結板30が第1輪止め板10及び第2輪止め板20の下方側で水平に配置された側面視略三角形状に維持された状態(図2(a)参照)に組み立てられるようになっている。
以下、車止め具Wの各構成を順次説明する。
第1輪止め板10は、図5に示すように、矩形板状に形成された基部10aと、基部10aの一端部(図5に示す下端)の左右両側から突出している板状の脚部12(2つの脚部12)と、基部10aの他端部(図5に示す上端)から一方(第2輪止め板20側)に屈曲し延設された折り曲げ部13と、第1輪止め板10の裏面に設けられた補強係止部11とを備えている。
尚、基部10aの一端部のうち、2つ脚部12の間の部分には、パッキン70が装着されている(図1参照)。
また、補強係止部11は、第1輪止め板10の裏面から当該裏面に対して直角に立設する複数の補強片11a(板状の補強片11a)と、補強片11aの一端(下辺部)に取り付けられた係止片11b(板状の係止片11b)とを有している。
補強片11aは、平面視で略直角三角形に形成され、その斜辺が第1輪止め板10の裏面に当接し且つ短辺が一端部側(図5(b)に示す下端側)に配置された状態で、当該裏面から立設している。
また、係止片11bは、その一端部(先端部)が、第1輪止め板10の上端側に屈曲した断面視で略L字形状になっており、補強片11aの下端に配置された短辺に、その一方面が取り付けられ、屈曲した先端部側が補強片11aのから突出している。
また、脚部12は、基部10aと面一な基端部12aと、基端部12aから他方(第2輪止め板20に対して離間する方向)に屈曲し延設された折り曲げ部12bと有している。
また、第2輪止め板20は、図6に示すように、矩形板状に形成された基部20aと、基部20aの一端(図5に示す下端)の左右両側から突出している板状の脚部22(2つの脚部22)とを備えている。
また、脚部22は、基部20aと面一な基端部22aと、基端部22aから一方(第1輪止め板10から離間する方向)に屈曲し延設された折り曲げ部22bとを有している。
尚、基部20aの一端部のうちの、2つ脚部22の間の部分には、パッキン70が装着されている(図1参照)。
また、連結板30は、図7に示すように、矩形板状に形勢された基部30aと、基部30aの一端部(図7に示す下端)から一方側に鈍角に屈曲して延設された折り曲げ部31と、基部30aの他端部(図7に示す上端)から一方側に略直角に屈曲して延設された係止部32とを備えている。この係止部32にはパッキン70(図4参照)が装着されている。
また、スプリング付き蝶番40(図2参照)は、一対の羽根板の連結部が連結軸で開閉可能に連結され、連結軸の外周に設けられたスプリング(コイルスプリング)により、両羽根板が閉方向に付勢されるように構成されている。
そして、一対の羽根板のうちの一方が、ボルトやナット等の締結手段Tにより、第1輪止め板10に固定され、第1輪止め板10が、連結軸を回転軸にして、半時計回りに付勢されるようになっている。また、一対の羽根板のうちの他方が、ボルトやナット等の締結手段Tにより、第2輪止め板20に固定され、第2輪止め板20が、連結軸を回転軸にして、時計回りに付勢されるようになっている。
また、スプリング付き蝶番50(図2参照)は、上述したスプリング付き蝶番40と同様、一対の羽根板の連結部が連結軸で開閉可能に連結され、連結軸の外周に設けられたスプリング(コイルスプリング)により、両羽根板が閉方向に付勢されるように構成されている。
そして、一対の羽根板のうちの一方が、締結手段Tにより、第2輪止め板20に固定され、第2輪止め板20が、連結軸を回転軸にして、半時計回りに付勢されるようになっている。また、一対の羽根板のうちの他方が、締結手段Tにより、連結板30に固定され、連結板30が、連結軸を回転軸にして、時計回りに付勢されるようになっている。
次に、折りたたんだ状態の車止め具Wを組み立てる手順について説明する。
具体的には、先ず、上端部側同士が連結されている第1輪止め板10及び第2輪止め板20の下端側を離間させる方向に開く。次に、第2輪止め板20の裏面に連結されている連結板30を、スプリング付き蝶番50を軸に回動させて当該裏面に対して立設させると共に、連結板30の自由端に形成された係止部32を、第1輪止め板10の裏面に設けられた係止片11bに係止させる。これにより、車止め具Wは、第1輪止め板10及び第2輪止め板20が上端部側を頂点にした逆V字形状になり、且つ連結板30が第1輪止め板10及び第2輪止め板20の下方側で水平に配置された側面視略三角形状に維持された状態(使用可能状態)に組み立てられる。
尚、使用可能状態に組み立てられた車止め具Wは、第1輪止め板10の裏面の係止片11bに係止されている連結板30の係止部32の係止を外して、第2輪止め板20の裏面側に連結板30を倒すと、上端部側を頂点にした逆V字形状になっている第1輪止め板10及び第2輪止め板20が、スプリング付き蝶番40により付勢されて、下端部同士が引き寄せられて折りたたまれた状態になる。
このように、本実施形態によれば、折りたたまれている第1輪止め板10及び第2輪止め板20の下端部同士を離間させる方向に開いて、連結板30の先端部(自由端)に形成された係止部32を第1輪止め板10の係止片11bに係止するという簡単な作業により、第1輪止め板10及び第2輪止め板20が上端部側を頂点にした逆V字形状に形成され、且つ連結板30が第1輪止め板10及び第2輪止め板20の下方側で水平に配置された側面視略三角形状に維持された使用可能状態に組み立てることができる。
また、使用可能状態に組み立てられた車止め具Wは、第1輪止め板10の裏面の係止片11bに係止されている連結板30の係止を外して、立設した状態の連結板30を第2輪止め板の裏面側に倒すことで、簡単に折りたたむことができ、省スペースに収容することができる。
次に、使用可能状態に組み立てられた車止め具Wの利用例について、図8及び図9を参照しながら説明する。ここで、図8は、本実施形態の車止め具が取り付けられる車両運搬車の荷台の床面を示した模式図である。また、図9は、本実施形態の車止め具が車両運搬車の荷台に取り付けられた状態を示した模式図である。
尚、図9に示すタイヤ200は、荷台の積載車両のタイヤを示したものであり、固縛ベルト300により、床面100に固縛されているものとする。
上記のように、組み立てられた車止め具Wは、積載車両が搭載された荷台の床面100に設置されて利用される。具体的には、床面100に設けられた複数の係止孔101(図8参照)のなかから、積載車両のタイヤ200(図9参照)の近くの係止孔101を選定し、選定した係止孔101に、第1輪止め板10の脚部12を挿入する。また、脚部12を挿入した係止孔101に隣接する(車両運搬車の前後方向において隣接する)係止孔101に第2輪止め板12の脚部22を挿入して、連結板30の下方部(折り曲げ部31の先端部)及び補強係止部11の下方部(係止片11b)を床面100に当接させる。これにより、側面視略三角形状に維持された車止め具Wが床面100から立設し、且つ第1輪止め板10がタイヤ200の後面(又は前面)に当接した状態で、床面100に取り付けられる(図9参照)。
なお、車止め具Wは、床面100に取り付けられると、第1輪止め板10の基部10aの下端に装着されたパッキン70、及び第2輪止め板20の基部20aの下端に装着されたパッキン70が床面100に当接し、車止め具Wの振動がパッキン70により吸収されるようになっている。
このように、車両運搬車の荷台の床面100に、固縛ベルト300を用いてタイヤ200を固縛した上で、タイヤ200の後方側近傍及び前方側近傍のそれぞれに、本実施形態の車止め具Wを設置することで、車両運搬車の荷台に固縛された積載車両の固縛が緩んでも、積載車両の移動を効果的に防止できる。すなわち、従来技術を用いて固縛した積載車両に対して、本実施形態の車止め具Wを用いることで、積載車両を傷付ける虞を軽減させることができる。
また、本実施形態の車止め具Wは、床面100の係止孔101に、脚部12、22を挿入するという簡単な作業により、荷台の床面100に設置することができ、作業者の負担が大きく増えることもない。
また、本実施形態の車止め具Wの第1輪止め板10に形成された脚部12の下端には、第2輪止め板20に対して離間する方向に屈曲し延設された折り曲げ部12bが形成され、第2輪止め板20に形成された脚部22の下端には、第1輪止め板10に対して離間する方向に屈曲し延設された折り曲げ部22bが形成されている。
この構成によれば、車止め具Wが荷台の床面100の係止孔101から抜けることを効果的に防止することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、第1輪止め板10及び第2輪止め板20の上端部側同士がスプリング付蝶番40を介して回動可能に連結されているが、特にこれに限定されるものではない。例えば、第1輪止め板10及び第2輪止め板20の上端部側同士が、スプリングを備えていない蝶番により回動可能に連結される構成でもよい。同様に、連結板30は、第2輪止め板20の裏面・下方側に、スプリングを備えていない蝶番により回動可能に連結される構成でもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、第1輪止め板10に2つの脚部12が形成され、第2輪止め板20に2つの脚部22が形成されているが、脚部12、22の数は適宜設計されるものである(脚部12、22が1つであっても、3つ以上であってもよい)。
また、上述した実施形態では、第1輪止め板10の裏面に設けられた係止片11bに、連結板30の自由端に形成された係止部32を係止させることにより、車止め具Wが組み立てられる構成になっているが、特に限定されるものではない。例えば、第1輪止め板10に、係止片11bの代わりに係止孔(図示せず)を穿設しておいて、この係止孔に連結板30の自由端に形成された係止部32を挿嵌させることにより、車止め具Wが組み立てられるようになっていてもよい。
また、上述した実施形態では、第1輪止め板10、補強係止部11、第2輪止め板20、連結板30が金属で形成されているが、これは一例に過ぎない。第1輪止め板10、補強係止部11、第2輪止め板20、連結板30が金属以外の材料(ゴム等)で形成されていても良い。
また、上述した実施形態の車止め具Wは、車両運搬車の荷台に取り付けられ利用されるものであるが、車両運搬車の荷台以外に利用することもできる。例えば、車両運搬車の荷台以外であっても、車止め具Wの脚部12、22を挿入できる係止孔が形成された床面であれば、車両の車止めとしての機能を果たすことができる。
W…車止め具
10…第1輪止め板
10a…基部
11…補強係止部
11a…補強片
11b…係止片
12…脚部
12a…基端部(脚部)
12b…折り曲げ部(脚部)
13…折り曲げ部
20…第2輪止め板
20a…基部
22…脚部
22a…基端部(脚部)
22b…折り曲げ部(脚部)
30…連結板
30a…基部
31…折り曲げ部
32…係止部
40、50…スプリング付蝶番
70…パッキン
100…床面
101…係止孔
200…タイヤ
300…固縛ベルト

Claims (3)

  1. 車両運搬車の荷台に積載される積載車両を固定するための車止め具であって、
    一対をなす第1、第2輪止め板と、
    前記第1輪止め板の裏面に設けられた係止部と、
    前記第1輪止め板の下方と前記第2輪止め板の下方とを連結するための連結板とを備え、
    前記第1輪止め板及び第2輪止め板は、それぞれの裏面同士が相対向するように配置され且つ上端部側同士が蝶番を介して回動可能に連結されていると共に、それぞれ、その下端部から突出する脚部が形成されており、
    前記連結板は、その基端部が前記第2輪止め板の裏面・下方側に蝶番を介して回動可能に連結されており、
    前記第1輪止め板及び第2輪止め板の下端部同士を離間させると共に、前記第2輪止め板の裏面に連結されている連結板を回動させて該裏面に対して立設させ、前記第1輪止め板の裏面に設けられた係止部に連結板の自由端を係止させると、前記一対の第1、第2輪止め板が逆V字形状をなし、且つ前記連結板が前記一対の第1、第2輪止め板の下方側で水平に配置された側面視略三角形状に維持された状態に組み立てられ、
    前記荷台の床面には、複数の係止孔が、該荷台の長手方向に沿って所定間隔で穿設されており、
    前記組み立てられた車止め具は、前記床面の複数の係止孔から選定された一の係止孔に前記第1輪止め板の脚部を挿入し、前記一の係止孔と隣接する他の係止孔に前記第2輪止め板の脚部を挿入すると、前記連結板及び前記係止部の下方部が前記床面に当接して、前記床面に立設する状態で取り付けられるようになっていることを特徴とする車止め具。
  2. 前記第1輪止め板の脚部の下端には、前記第2輪止め板に対して離間する方向に屈曲して延びる第1折り曲げ部が形成され、
    前記第2輪止め板の脚部の下端には、前記第1輪止め板に対して離間する方向に屈曲して延びる第2折り曲げ部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車止め具。
  3. 前記一対の第1、第2輪止め板は、それぞれ、その下端部にパッキンが装着されており、
    前記組み立てられた状態で前記床面に取り付けられると、前記パッキンが前記荷台の床面に当接するようになっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車止め具。
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