JP6650492B2 - ストリングによるラスティング - Google Patents

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Description

本発明は、靴製品用のアッパー(upper)をストリング(string)によってラスティング(lasting)する方法、前記方法に適したラストおよびアッパーーに関する。
アッパーのラスティング(型取り)は、靴製品、特にシューズの製造における極めて重要なステップである。ラスティングの方法は、物資、時間、および必要とされる技術に関するラスティングステップの効率性のみならず、結果として得られる靴製品の適合性、パフォーマンス、重量、および快適性も決定する。現在、シューズをラスティングする3つの主な方法として、ボードラスティング(board lasting)、縫合されたアッパーのラスティング、およびストリングによるラスティングが存在する。現在でも、靴製品を形成する際のこの重要なステップは手動で行われており、大幅には自動化されていない。
ボードラスティングでは、アッパーは、インソールボードと共にラスティングされる。これは、しばしば、スパイクシューズまたは強いソールを必要とする他の靴に選択する方法であり、その理由は、結果として得られるシューズを安定化させ、丈夫にすることができるためであるが、その結果重くもなる。ボードラスティングの自動化は難しく、したがってこのプロセスは時間がかかり、熟練した作業を必要とする。
したがって、アッパーは、しばしば、ストローベル(Strobel)縫合機を用いて追加のインソールシートに縫合され、このインソールシートを、次いで、接着剤によってソールに取り付ける。結果として得られるシューズは、ボードラスティングされたシューズよりも軽量である。しかし、このプロセスは、通常、アッパーを事前形成するステップ、インソールシートをアッパーに縫合するステップ、およびアッパーをラスティングするステップ、の少なくとも3つのステップを必要とする。このプロセスは、容易に自動化することができず、その結果時間およびコストがかかり、そのため通常は店舗などで顧客の近くで実施することはできない。
従来のストリングによるラスティングでは、ストリングがアッパーのラスティングマージンの縁に結合され、ストリングの端部を引っ張ることによってアッパーのラスティングを可能にする。
米国特許第3,704,474号は、インソールをラストの底部上に置くことと、ラスティングマージンの内側をインソールの縁面から離して保持しながらインソールの露出面にわたってラスト上にアッパーをストリングによってラスティングし、その後射出成形によってインソールおよびアッパーのラスティングマージンに押しつけてアウトソールを形成することとを含むシューズ作製の方法を説明する。
米国特許第3,570,151号は、アッパーのラスティングマージンの縁に緩く結合されたストリングであって、ストリングの端部を引っ張ることによって縁を短くしてシューズの形態に合わせたアッパーのラスティングをもたらすことができる、ストリングと、実質的にシャンクにおいてアッパーを横断して一方側から他方側に延びるループであって、シャンクにおいてアッパーの両側を互いに向かって引き寄せることをもたらす、ループとを有するアッパーを開示している。
米国特許第3,249,955号は、タックまたはシャンク部材などの底部分として組み込まれる、シューズの底部にアッパーをストリングによってラスティングすることを説明しており、これは、下方向に突出する両側の長手方向縁に沿う手段を備えた部分を提供し、この部分を、その縁をラスティングマージンの下にしてラストの底部に押しつけて置き、ストリングラスティングのループを下方向に突出する手段に巻き付けることによって達成される。
米国特許第4,027,406号は、収縮可能な、好ましくは指向性の熱可塑性ポリマー材料のラスティング部材を、好ましくはシューズのアッパーラスティングマージンに縫い付けることによって取り付けることを含む方法を開示する。ラスティング部材の収縮性が、シューズアッパーをラストにラスティングする。ラスティング部材は、ラスティングストリング、輪状バンドもしくはストリップ、またはシート、ウエブ、ネットもしくは細革であることができる。
米国特許第2,878,523号は、靴を作製する方法であって、ラスト上に装着されているアッパーの下側マージンを、このマージンを底部に押しつけて内方向に配設して、ラストの底部のマージン縁と硬化されていないソールブランクのマージン部分との間に保持するステップと、硬化されていないソールブランクをアッパーのマージンに加硫するステップとを含む、方法を開示している。
しかし、現在のストリングによるラスティング法は、機械的に複雑であり、ラスティングストリングの注意深い操作を必要とする。その結果、これらは、限定された範囲のストリングラスティングプロセスの自動化しか可能にしない。米国特許第3,474,475号は、たとえば、靴アッパーをストリングによってラスティングする際に動力支援をもたらすための装置を開示しており、この装置は、2つの動力式機械的アームを含み、これらのアームは、ラスティングストリングの両側を保持し、ストリングを引っ張ってピンと張るように共働し、それによってアッパーをシューズ形態上にラスティングする。
ラスティングが完了した後にアッパーからラストを取り除くことを容易にするために、またはラスティング工程中アッパーを所定位置に保持するために、折り畳み可能なラストが当技術分野で知られている。しかし、折り畳み可能なラストは、ラスティング工程自体を容易にするために動的に使用されることはない。
米国特許第1,414,316号は、シューズラストを開示しており、シューズラストは、つま先セクションと、つま先セクションに枢動式に固定された踵セクションとを備え、前端から後端まで延びる通路と、可撓性ピンであって、一方の端部が枢動連結部の直ぐ下の、この連結部から離間された地点にあるつま先セクションの後端に固定され、通路内に位置するように適合された可撓性ピンとを有し、それによって、セクションが正常位置にあるとき、ピンの自由端部は踵セクションの外側端部を超えて突出し、セクションがその枢動部上で相対的に動かされるときに後退される。
米国特許第1,452,237号は、相対的に調整可能なつま先および踵セクションを含むシューラストを開示しており、踵セクションは、その下側部分内に形成された長手方向道と、踵セクションより長い長さのキャッチであって、前記道において摺動可能であり、その内側端部は、つま先セクションの隣接する部分との当接係合を有するように適合された踵セクションの内側端部を超えて垂直に延ばされる、キャッチとを有する。
米国特許第3,704,474号 米国特許第3,570,151号 米国特許第3,249,955号 米国特許第4,027,406号 米国特許第2,878,523号 米国特許第3,474,475号 米国特許第1,414,316号 米国特許第1,452,237号
本発明の目的は、既存方法よりも容易に自動化できる、アッパーをストリングによってラスティングする、より簡単な方法を提供することである。結果として得られる靴製品、特にシューズは、既存のシューズよりも製造が迅速であり、コスト効果がより高くなる。これにより、顧客のより近くで製造が可能となり、それによって修正サイクルが極めて短くなることにより、より個人に合わせたシューズの製造を可能にすることができる。
従来のボードラスティングされた靴または縫合されたアッパーを備えた靴のさらなる欠点は、特につま先および踵領域における適合が、ボードラスティングにおけるラスティングボードにより、または縫合されたアッパーをソールに糊付けするために使用されるインソールシートにより、しばしば理想的ではないことである。したがって、本発明の別の目的は、つま先および踵領域内の適合を改良した、軽量の靴製品を提供することである。
上記で説明した目的は、靴製品用のアッパーをラスティングする方法であって、(a)ラストを用意するステップであって、ラストは、実質的に長手方向に沿ってラストを折り畳むことを可能にするように互いに対して移動することができる少なくとも2つの部分を備え、ラストは、ラストの折り畳まれた状態および伸張された状態においてストリングを保持するように構成された、ストリングを取り付けるための少なくとも1つの手段を備える、ステップと、(b)アッパーを用意するステップと、(c)折り畳まれたラストをアッパーに挿入するステップと、(d)少なくとも1つのストリングを使用して、アッパーを、ストリングを取り付けるための手段に取り付けるステップと、(e)ラストを伸張するステップとを含む方法によって解決される。
ラストの2つの部分は恒久的に連結されてよいが、ラストの2つの部分が連結されないことも可能である。この文脈における恒久的に連結されることは、ラストの通常使用中に取り外すことができないように連結されることを意味する。
長手方向は、ラストの下側接触表面に平行な平面における、ラストのつま先端部とラストの踵端部との間の最大線形範囲の方向である。本発明の文脈では、実質的に長手方向は、ラストのつま先端部とラストの踵端部との間を長手方向に沿って、ただし製造欠陥または製造制約による、側方方向の、すなわちラストの下側接触表面に平行な平面における最大45度までの偏差を許容して延びる方向である。実質的に長手方向はまた、ラストのシャフトに沿った垂直方向に、最大60度、好ましくは45度の角度によって方向付けられてもよい。
ストリングは、ストリングを取り付けるための手段に、任意の適切な手段によって、たとえばノットをその中に取り付けることによって取り付けられ得る。また、取り付けを簡易化するために、フックまたは小穴などの取り付け手段を備えてストリングを製造することも可能である。この文脈の取り付けは、ストリングが、引き離されることなく、好ましくは少なくとも1Nの引張力に耐えることを意味する。ストリングを取り付けるための手段にストリングを取り付けることは、ラストが伸張されるステップ(e)の前またはステップ(e)の後に実施され得る。
この方法の利点は、ストリングがアッパー上にぴったりと適合させる張力(formfitting tension)を均一に分散させるため、アッパーをラストに特に良好にしっかりと適合させてラスティングすることができることである。ボードラスティングでは、ラスティングボードが、アッパーを着用者の足にしっかりと適合させることを妨げるため、着用者の足への適合は、ソールのリム近くでは不十分であることが多い。類似の問題は、アッパーが、たとえばストローベル縫合機によってインソールシートに縫合される場合にも存在する。その結果、アッパー内のリム周りにしわが生じる可能性があり、着用快適性および足の支持は、特につま先および踵領域内で限定される。
従来のストリングによるラスティングでは、アッパーを厳密に適合させるためにラスティングストリングによって引っ張ることができるため、これらの欠点のいくつかを克服することができる。しかし、従来のストリングによるラスティングは、ストリングを調整された形で引っ張ってアッパーをラスティングする必要があるため、容易に自動化することはできない。これは通常、手動で行われ、熟練を必要とし、したがって、労働集約的であり、ラスティングの品質のばらつきを招く。本方法では、ラスティングは、ラストの動的伸張によって簡易化され、この動的伸張は、ラストを伸張させる動作を利用することによってラストの周りにアッパーを適合させることを可能にする。ラストが折り畳まれているときはラストより大きいが、ラストが伸張されているときはラストより小さくなるように製造された弾性アッパーを使用することが好ましい。したがって、ラストは、好都合には、折り畳まれたラスト上に配置することができ、ラストが伸張されるにつれて、アッパー内に張力が発生し、アッパーはラスト上に容易にラスティングされる。別の結果として、ラスト上のアッパーの適合の品質が改良される。この方法の別の利点は、これを従来の方法よりも容易に自動化できることである。
ステップ(d)は、ステップ(e)の前に実施され得る。すなわち、ストリングは、ラストが伸張される前に、ストリングを取り付けるための手段に取り付けられる。したがって、ラストが伸張されたとき、ストリングは引っ張られ、アッパーをラスティングする。こうして、ラスティングは、基本的には、手動ではなく折り畳まれたラストを伸張させることによって行われる。この工程は、従来のストリングによるラスティングよりも簡単で、再現可能であり、手動による技巧は少なくてよく、したがってより容易に自動化することができる。しかし、プロセスは自動化される必要はなく、アッパーのラスティングを極めて簡単に再現可能に、したがってより迅速に実行するという重要な利点は、プロセスが作業者によって実施される場合にも依然として当てはまる。
ストリングは、ステップ(d)において、ラストが伸張された状態にあるときにストリングが張力下にあるようにアッパーに取り付けられ得る。すなわち、ストリングは、ラストが折り畳まれた状態にあるときにすでに張力下にあることができる。あるいは、ストリングは、ラストが折り畳まれた状態にあるときに張力下になくてもよく、ラストを伸張させる工程がストリング内に張力を発生させることができる。ストリング内の張力は、ストリングにアッパーを引っ張らせ、ラスト上にしっかりと適合するようにアッパーを引っ張ることによって、アッパーのラスティングを改良する。
アッパーは、その底部分上に少なくとも1つの空隙を含むことができる。この方法では、アッパーの重量は低減されて、結果として得られる靴製品の軽量化につながる。
アッパーは、アッパーの左側および右側をアッパーの底部分上で連結し、それによって空隙を埋めるブリッジをさらに備えることができ、ブリッジは、材料のシートによって形成される。ブリッジの目的は、アッパーの左および右の対向部分を一緒に引っ張ることである。これは、中足領域などのアッパーの凹部領域において重要であり、そうでなければアッパーのラストへのしっかりとした適合を達成することは難しい。ブリッジが単一のストリングまたは複数のストリングではなく材料のシートから作製される場合、アッパーのラスティングは改良される。特に、2つの両側間の連結は、ブリッジが単一のストリングまたは複数のストリングではなく材料のシートから作製される場合により強くなる。さらに、容易に自動化することができるプロセスにおいて、ブリッジをアッパーにすばやく縫合することができる。ブリッジは、ストリングを取り付けるための手段がラスト上に1つしか存在しない場合に特に重要である。
アッパーは、さらに、空隙周りのリム部分内に配置されたチャネルと、ストリングをチャネル内に挿入し、チャネルの長さに沿って引っ張ってチャネル内に通すことを可能にするように構成された、チャネルに至る少なくとも2つの開口部とを備えることができる。この方法では、張力を、チャネルの長さに沿って均一にストリングによって伝えることができ、それによってアッパーのラストへの特に良好な適合を達成することが可能になる。チャネルは、アッパーの空隙周りのリムの全長に実質的に沿って配置されてよく、この場合アッパーの空隙周りのリムの全長に実質的に沿うことは、この文脈では、アッパーの空隙周りのリムの全長に沿うが、ストリングを挿入するための開口部周りの空間は排除することを意味し、この空間は、たとえばストリングに取り付けられた針を使用してストリングを挿入し、取り外すのに十分な大きさである必要がある。あるいは、チャネルは、アッパーの空隙周りのリムの一部分のみに配置されてもよく、たとえば、チャネルは、ラストの第1の部分に配置された、アッパーの空隙周りのリムの第1の部分の長さを実質的に覆うだけでよい。アッパーの空隙周りのリムの第1の部分の長さを実質的にとは、この文脈では、アッパーの第1の部分のリムの長さの少なくとも50%を意味する。
ストリングをチャネルに挿入するために開口部は、好ましくは、アッパーの中足領域内にある。ラストの中足領域は、通常、凹部形状を有する。この配置は、したがって、アッパーのラストへの良好な適合を達成するために、アッパーの両側を凹部中足領域において一緒に引っ張ることを可能にする。
方法は、さらに、ストリングを引っ張ることにより、アッパーをラスト上にしっかりかつぴったりと適合させて配置することを含むことができる。ラスティングが、主にラストを伸張させることによって行われる間、いくらかの微調整が必要とされ得る。ストリングがラスト上に均一な張力を及ぼすため、この調整は、ストリングを引っ張ることによって容易にかつ効果的に行われる。ストリングが(フックまたは小穴などの)取り付け手段を含む場合、このフックまたは小穴は、再調整される必要になり得る。そのため、アッパーのリム周りの追加の手動調整は、例外的な場合にのみ必要である。
方法は、さらに、アッパーをラストの下側にしてマージンを形成するステップを含むことができる。アッパーをラストの下側にしてマージンを形成するステップは、ラスティングプロセス中にいくらかの追加の安定性をもたらし、特にこれは、靴製品を形成するためにラスティングされたアッパーに取り付けられ得るソール要素との強い結合を生じさせることを可能にする。
マージンは、リム周りのどの位置でもラストのリムから少なくとも5mm延びることができる。少なくとも5mmのマージンは、安定した靴製品を形成するために、ラスティングされたアッパーとソール要素との間に十分な強さの結合をもたらす。特に要求の厳しい用途では、マージンがリムから少なくとも10〜12mm延びることがより好ましい。
方法は、自動化されて実施され得る。自動化されてとは、方法の本質的なステップが、主にまたはもっぱら、人の相互作用を必要とせずに実施されることを意味する。本発明の方法によるステップの任意のものまたはすべてを自動化することが可能である。特に、(a)ラストを用意するステップであって、ラストは、実質的に長手方向に沿ってラストを折り畳むことを可能にするように互いに対して移動することができる少なくとも2つの部分を備え、ラストは、ストリングを取り付けるための少なくとも1つの手段を備える、ステップと、(b)アッパーを用意するステップと、(c)折り畳まれたラストをアッパーに挿入するステップと、(d)少なくとも1つのストリングを使用して、アッパーを、ストリングを取り付けるための手段に取り付けるステップと、(e)ラストを伸張するステップとを自動化することが可能である。方法は、作業者によって実施された場合よりもすぐれた再現可能性で実施され得る。製造速度を増大させることができ、製造施設を1日24時間、1年365日、必要な保全作業時間を除いて稼働させることができる。製造コストが低減されるため、製造を顧客のより近くで実施することができる。これにより、より短い修正時間が可能になり、こうして製造された製品のより大幅なカスタマイズ化が可能になる。
自動化は、ラストおよび/またはアッパーをロボットアームによって取り扱うことを含むことができる。ロボットアームは、本発明による方法のステップの任意のものまたはすべてを実施するのに十分な大幅な制御を可能にする。予期せぬ問題が発生した場合、ロボットアームの自動化制御を停止することができ、ロボットアームを技術者によって制御することができる。
ロボットアームの動作は、少なくとも1つのカメラを備える視覚制御システムから得られた情報に基づくことができる。カメラを介して得られた視覚的フィードバックは、たとえばロボットアームによって実施される工程を進めるのに必要とされる制御情報を提供するための簡単で正確なコスト効果の高い方法である。これは、取り扱いが必要な部分を方法時に見ることができるため、本方法に特に適している。
ラストを折り畳むための手段は、ヒンジを備えることができる。ヒンジは、ラストの少なくとも2つの部分を堅固に恒久的に連結することができる。ヒンジは、2つの部分の互いに対する移動を可能にするための簡単で効果的な手段である。これにより、ラストの良好な安定性が可能になる。さらに、ヒンジは、ラストの伸張および折り畳みを簡易化する案内手段を提供し、これによって、この方法の自動化をより容易にし、作業者によって実施される場合、作業者向けの方法を簡易化する。
ラストは、ストリングを取り付けるための少なくとも2つの手段を備えることができる。ストリングを取り付けるための2つの手段を提供することにより、ストリングをラストのいくつかの位置に取り付けることができ、それによってアッパーのラスト上への適合を改良する。
ストリングを取り付けるための少なくとも1つの手段は、ラストの各部分上に配置されてよい。アッパーの一方の側から出るストリングは、好ましくは、ラストの反対側にある、ストリングを取り付けるための手段に取り付けられる。したがって、ラストの各部分上に配置された、ストリングを取り付けるための少なくとも1つの手段を有することにより、各ストリングをラストの反対側に取り付けて、アッパーのラスト上への適合性を改良することができる。
ストリングを取り付けるための手段は、フックおよび/またはピンを備えることができる。フックまたはピンは、ストリングをすばやく取り付けるための有用で安価な手段である。さらに、ソール要素がラスティングされたアッパーに取り付けられたとき、その段階でストリングをピンまたはフックから簡単かつ迅速に、アッパーに損傷を与えるリスクを生じさせるストリングの切断を行う必要なく取り外すことができる。
ストリングを取り付けるための手段は、ラストの表面から突起しないようにラスト上に配置されてよく、たとえば、ストリングを取り付けるための手段は、ラストの表面上の凹部内に配置され得る。その利点は、アッパーのラスティング後のソール要素の取り付けが改良されることである。特に、ストリングを取り付けるための突起手段は、ソール要素に損傷を与えるか、またはラスティングされたアッパー上への射出成形において直接形成されたソール要素に穴を引き起こす可能性がある。
ラストは、その長さを好ましくは少なくとも3cm低減するように長手方向に沿って折り畳むことができる。ラストの長さを少なくとも3cm低減することにより、ラストをアッパーに挿入することが容易になり、ラストが伸張されたときに十分な量の張力を発生させることができる。より好ましくは、ラストの長さは、少なくとも5cm低減して、ラストのアッパーへの挿入をより容易にし、より多くの量のラスティング張力を発生させることを可能にすることができる。
本発明は、さらに、靴製品を製造する方法であって、(a)本明細書に述べられるように、ラスティングされたアッパーを用意するステップと、(b)ソール要素を用意するステップと、(c)ソール要素をアッパーに取り付けるステップとを含む、方法に関する。結果として得られる靴は、ボードラスティングのようにラスティングボードを必要とすることなく、または「ストローベル加工」としても知られる縫合が行われるときに必要とされるインソールシートを有することなく、アッパーを直接ソール要素に取り付けることができ、アッパーはソールに糊付けされるため、非常に軽量であることができる。ソール要素は、ミッドソールまたはアウトソールとすることができる。ソール要素は、靴製品の内側で直接見ることができ、すなわちソール要素は、着用者の足に直接接触することができる。これはまた、興味深い設計効果を可能にする。本発明では追加のインソール要素は不必要であるため、前記靴製品の構造も大きく簡易化される。さらに、ソール構造を支持する材料は少なくて済むため、靴製品の通気性が改良される。
ソール要素は、靴製品の実質的にソール全体を形成することができる。実質的にソール全体とは、本文脈では、ねじり棒などの追加の支持要素またはストラップまたはレース、スパイクなどの取り付け具無しのソールを意味する。この場合、靴製品は特に軽量になり、その製造は特に簡単である。
(b)ソール要素を用意するステップおよび(c)ソール要素をアッパーに取り付けるステップは、実質的に液体の構成要素をある形態になるように射出することと、前記形態をラスティングされたアッパーに取り付けることと、構成要素を硬化させることとを含むことができる。このようにして、ソールがアッパー上に直接的に形成されるので、接着剤を用いないソール要素の取り付けを達成することができる。液体構成要素は流れて均一な小さい空隙を塞ぐため、アッパーとの結合は特に強く、防水性がある。したがって、その結果得られる靴製品は、特に耐久性があり、防水性がある。
実質的に液体の構成要素は、熱可塑性ポリウレタンを含むことができる。熱可塑性ポリウレタンは、強いが快適でクッション性のあるソール要素を作製するための優れた材料特性を有する。これはまた、射出成形プロセスにおいて容易に処理され得る。
ソール要素は、発泡材料の複数のランダムに配置された粒子を含むクッション性要素を備えることができる。発泡材料の複数のランダムに配置された粒子間に、空気および/または液体がそこを通って進行することができるチャネルが形成されるため、発泡材料の複数のランダムに配置された粒子を含むソール要素は、優れたクッション性および通気性を提供する。このタイプのソール要素は、本方法と共に使用するのに特に適しており、その理由は、この方法は、ソール要素をシューズ内で直接見ることを可能にし、すなわちソール要素を着用者の足に直接接触させることができるためである。したがって、着用快適性は、軽量構造、クッション特性、および通気性により、大きく改良される。クッション性要素は、さらに、熱可塑性ウレタンを含むホイルとして提供された補強要素を備えることができ、ここではホイルは少なくとも1つの開口部を備え、この開口部は、発泡材料の粒子間の1つまたは複数のチャネルを通過する空気および/または液体が、ホイル内の少なくとも1つの開口部を少なくとも1つの方向に通過することができるように配置される。この配置は、ソール要素の安定性を改良することを可能にすると共に、通気性を制御し改良することも可能にする。たとえば、ソール要素は、地面からの水には不浸透性であるが、着用者の足からの水分にソールを通過させるように設計され得る。
ソール要素は、溶接によってアッパーに取り付けられ得る。溶接、たとえば赤外線溶接は、追加の接着剤を使用することなくソール要素を取り付けることを可能にする。したがって、製造プロセスの環境影響が改良される。さらに、シールがソール要素の材料とアッパーとの間に直接的に行われるため、シールは防水性があり、長く持ち、たとえば硬化された接着剤がなし得るようなソール要素の特性への影響を与えない。
ソール要素は、接着剤によってアッパーに取り付けられ得る。接着剤または糊は、コンタクトセメント、エポキシベース樹脂、ホットメルト糊、またはポリビニルアセテート、または任意の他の適切な接着材料を含むことができる。接着剤は、簡単な取り付けを可能にし、ソール要素またはアッパーの材料が溶接に適してないときでも使用することができる。
ラストの表面は、非粘着性物質によって処理され得る。これにより、アッパーをソール要素に取り付けた後、ラストをアッパーから容易に取り外すことが可能になる。非粘着性物質は、ソール要素を取り付ける手段に適したものでなければならない。たとえば、油ベース物質、グリース、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を含む物質、またはポリシロキサンとしても知られているシリコーンを含む物質が、ポリビニルアセテート、コンタクトセメント、またはエポキシなどの数多くの接着剤がラストの表面に粘着するのを防止するのに適している。
ソール要素は、クッション性要素および/またはミッドソール要素でよく、方法は、さらに、ソール要素にアウトソールを取り付ける追加のステップを含むことができる。したがって、ソール要素は、着用者にクッション性および快適性を提供し、アウトソールは、ソール要素の磨耗および破れからの必要な保護を提供する。
本発明は、さらに、本明細書に概説される、本発明による靴製品を製造する方法によって製造された靴製品に関する。
本発明は、さらに、折り畳み可能なラストであって、(a)実質的に長手方向に沿ってラストを折り畳むことを可能にするように実質的に長手方向に沿って互いに対して移動することができる少なくとも2つの部分と、ラストの折り畳まれた状態および伸張された状態においてストリングを保持するように構成された、ストリングを取り付けるための少なくとも1つの手段とを備える、折り畳み可能なラストに関する。ラストの2つの部分は恒久的に連結されてよいが、ラストの2つの部分が連結されないことも可能である。この文脈における恒久的に連結されることは、ラストの通常使用中に取り外されないように連結されることを意味する。
ラストを折り畳むための手段は、ヒンジを備えることができる。ヒンジは、ラストの少なくとも2つの部分を堅固に恒久的に連結させることができる。ヒンジは、2つの部分の互いに対する移動を可能にするための簡単で効果的な手段である。これにより、ラストの良好な安定性が可能になる。さらに、ヒンジは、ラストの伸張および折り畳みを簡易化する案内手段を提供し、これによって、この方法の自動化をより容易にし、作業者によって実施される場合、作業者向けの方法を簡易化する。
ラストは、ストリングを取り付けるための少なくとも2つの手段を備えることができる。ストリングを取り付けるための2つの手段を提供することにより、ストリングをラストのいくつかの位置に取り付けることができ、それによってアッパーのラスト上への適合を改良する。
ストリングを取り付けるための少なくとも1つの手段は、ラストの各部分上に配置され得る。アッパーの一方の側から発するストリングは、好ましくは、ラストの反対側においてストリングを取り付けるための手段に取り付けられる。したがって、ラストの各部分上に配置された、ストリングを取り付けるための少なくとも1つの手段を有することにより、各ストリングをラストの反対側に取り付けて、アッパーのラスト上への適合を改良することが可能である。
ストリングを取り付けるための手段は、フックおよび/またはピンを備えることができる。フックまたはピンは、ストリングをすばやく取り付けるための有用で安価な手段である。さらに、ソール要素がラスティングされたアッパーに取り付けられたとき、その段階でストリングをピンまたはフックから簡単かつ迅速に、アッパーに損傷を与えるリスクを生じさせるストリングの切断を行う必要なく取り外すことができる。
ラストは、その底面上に非粘着性部分を含むことができる。これにより、アッパーをソール要素に取り付けた後、ラストをアッパーから容易に取り外すことが可能になる。非粘着性部分は、ソール要素を取り付ける手段に適さなければならない。たとえば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)でコーティングされた底面の一部分は、ポリビニルアセテート、コンタクトセメント、またはエポキシなどの数多くの接着剤がラストの表面に粘着するのを防止するのに適している。
ストリングを取り付けるための手段は、ラストの表面から突起しないようにラスト上に配置されてよく、たとえば、ストリングを取り付けるための手段は、ラストの表面上の凹部内に配置されてよい。その利点は、アッパーのラスティング後のソール要素の取り付けが改良されることである。特に、ストリングを取り付けるための突起手段は、ソール要素に損傷を与えるか、またはラスティングされたアッパー上への射出成形において直接形成されたソール要素に穴を引き起こす可能性がある。
本発明は、さらに、アッパーの底部分上の少なくとも1つの空隙と、アッパーの底部分上でアッパーの左側と右側を連結し、それによって空隙を埋めるブリッジとを備えるアッパーであって、ブリッジは材料のシートによって形成される、アッパーに関する。ブリッジの目的は、アッパーの左および右の対向部分を一緒に引っ張ることである。これは、中足領域などのアッパーの凹部領域において特に重要であり、そうでなければアッパーのラストへのしっかりとした適合を達成することは難しい。ブリッジが単一のストリングまたは複数のストリングではなく材料のシートから作製される場合、アッパーのラスティングは改良される。特に、2つの両側間の連結は、ブリッジが単一のストリングまたは複数のストリングではなく材料のシートから作製される場合に、より強くなる。さらに、ブリッジは、容易に自動化することができるプロセスにおいてアッパーにすばやく縫合され得る。ブリッジは、ストリングを取り付けるための手段がラスト上に1つしか存在しない場合に特に重要である。
アッパーは、さらに、空隙周りのリム部分内に囲んで配置されたチャネルと、ストリングをチャネル内に挿入し、チャネルの長さに沿って引っ張ってチャネル内に通すことを可能にするように構成された、チャネルに至る少なくとも2つの開口部とを備えることができる。この方法では、張力をチャネルの長さに沿って均一にストリングによって伝えることができ、それによってアッパーのラストへの特に良好な適合を達成することが可能になる。チャネルは、アッパーの空隙周りのリムの全長に実質的に沿って配置されてよく、この場合アッパーの空隙周りのリムの全長に実質的に沿うことは、この文脈では、アッパーの空隙周りのリムの全長に沿うが、ストリングを挿入するための開口部周りの空間は排除することを意味し、この空間は、たとえばストリングに取り付けられた針を使用してストリングを挿入し、取り外すのに十分な大きさである必要がある。あるいは、チャネルは、アッパーの空隙周りのリムの一部分のみに配置されてもよく、たとえば、チャネルは、ラストの第1の部分に配置された、アッパーの空隙周りのリムの第1の部分の長さを実質的に覆うだけでよい。アッパーの空隙周りのリムの第1の部分の長さを実質的にとは、この文脈では、アッパーの第1の部分のリムの長さの少なくとも50%を意味する。
ストリングをチャネルに挿入するために、開口部は、好ましくは、アッパーの中足領域内にある。ラストの中足領域は、通常、凹部形状を有する。この配置は、したがって、アッパーのラストへの良好な適合を達成するために、アッパーの両側を凹部中足内で一緒に引っ張ることを可能にする。
あるいは、アッパーは、アッパーの底部分上の空隙周りのリム部分内に組み込まれたストリングを備えることができる。ストリングをアッパーのリム部分に組み込むことは、特に編まれたアッパーの場合、ストリングをチャネルに挿入することより簡単かつ迅速であることができ、したがって、アッパーをラスティングするのに必要とされる時間を低減することができる。ストリングをアッパーのリム部分に組み込むとは、この文脈では、本明細書に説明するように、糸が、チャネルを形成した後に前記チャネル内に置かれないことを意味する。ストリングはアッパー内に組み込まれるが、ストリングを引っ張ることによってストリングをアッパーに対して移動させることも依然として可能になり得る。アッパーを製造するいくつかの方法の場合、アッパーが製造されているときにそのようなストリングを直接アッパーに組み込むことが可能である。たとえば、ストリングは、たて編みまたはよこ編みにおいて横糸として組み込まれてよい。
以下において、本発明は、以下の図を参照してより詳細に説明される。
本発明による、アッパーをラスティングする例示的な方法を示す図である。 本発明による、ストリングを取り付ける2つの手段を備えるラスト上の、ブリッジを備える例示的なラスティングされたアッパーの図である。 本発明による、ストリングを取り付ける1つの手段を備えるラスト上の、ブリッジを備える例示的なラスティングされたアッパーの図である。 従来技術で知られているボードラスティングされたアッパーの図である。 従来技術で知られている縫合されたアッパーの図である。 本発明によって製造された例示的なシューズの図である。
以下では、本発明のいくつかの可能な実施形態のみが詳細に示される。当業者は、これらの可能な実施形態を数多くの方法で改変し、適合可能な場合はいつでも互いに組み合わせることができ、この特定の特徴は、これらが重要でないと思われる場合は省略することができることを分かっている。
下記の実施形態は主にシューズを参照して説明されるが、当業者は、本発明による方法、本発明によるラスト、および本発明によるアッパーを、特に靴下、たとえば滑り止め底面を備える靴下、サンダル、スリッパなどの任意の靴製品の製造に同様に適用することができることを認識するであろう。
図1は、本発明による靴製品のアッパーをラスティングする例示的な方法10を示す。
ステップIでは、ストリングを取り付けるための3つの手段12を備える伸張されたラスト11が示される。図1に示すラストは、ストリングを取り付けるための3つの手段12を備えるが、本発明によれば、ストリングを取り付けるための手段は1つだけでもよい。ラスト11は、これがストリングを取り付けるための少なくとも1つの手段を備える限り、任意の数のストリングを取り付けるための手段を含むことができることを理解されたい。この場合、ストリングを取り付けるための手段は、アッパーの表面上の小さいピンである。しかし、ストリングを取り付けるのに適した任意の手段を本発明による方法に使用することができる。しかし、ストリングを取り付けるための手段が、ラストの折り畳まれた状態および伸張された状態の両方でストリングを保持するように構成されることが重要である。ストリングを取り付けるための手段はまた、ラストから突起しないようにラスト上に配置されてもよく、たとえば、ストリングを取り付けるための手段は、ラストの表面上の凹部内に配置されてよい。ラストは、さらに、実質的に長手方向に沿ってラストを折り畳むことを可能にするように互いに対して移動することができる2つの連結された部分11aおよび11bを備える。
長手方向は、ラストの下側接触表面に平行な平面内における、ラストのつま先端部とラストの踵端部との間の最大線形範囲の方向である。本発明の文脈では、実質的に長手方向は、ラストのつま先端部とラストの踵端部との間を長手方向に沿って、ただし製造欠陥または製造制約による、側方方向の、すなわちラストの下側接触表面に平行な平面における最大45度までの偏差を許容して延びる方向である。実質的に長手方向はまた、ラストのシャフトに沿った垂直方向に、最大60度、好ましくは45度の角度によって方向付けられてもよい。
ラスト11は、その底面上に非粘着性部分を含むことができる。これにより、アッパー14をソール要素に取り付けた後、ラストをアッパー14から容易に取り外すことが可能になる。非粘着性部分は、ソール要素を取り付ける手段に適さなければならない。たとえば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)でコーティングされた底面の一部分は、ポリビニルアセテート、コンタクトセメント、またはエポキシなどの数多くの接着剤がラストの表面に粘着するのを防止するのに適している。あるいは、ラストの表面は、非粘着性物質によって処理されてよい。非粘着性物質は、ソール要素を取り付ける手段に適さなければならない。たとえば、油ベース物質、グリース、またはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を含む物質、またはポリシロキサンとしても知られているシリコーンを含む物質が、ポリビニルアセテート、コンタクトセメント、またはエポキシなどの数多くの接着剤がラストの表面に粘着するのを防止するのに適している。
ステップIIでは、ラスト11は、実質的に長手方向に沿って折り畳まれる。ラスト11の折り畳み工程は、ラストの第1の部分11aと第2の部分11bを連結するラスト11の上側(図1には示さず)に配置されたヒンジによって容易にされる。ラスト11を折り畳むステップは容易に自動化可能であり、たとえば、ロボットアームを使用してラスト11を折り畳むことができる。好ましくは、ラスト11の長さは、少なくとも3cm低減される。ラスト11の長さを少なくとも3cm低減することにより、ラスト11をアッパー14に挿入することが容易になり、ラスト11が伸張されたときに十分な量の張力を発生させることができる。より好ましくは、ラスト11の長さは、少なくとも5cm低減されて、ラスト11のアッパー14へのより容易な挿入を可能にし、より多くの量のラスティング張力を発生させることを可能にする。
ステップIIIでは、ラスト11がアッパー14内に挿入される。アッパー14は、アッパーの底部分上に空隙を含む。この空隙はアッパーの重量を低減し、したがって、より軽量の靴製品を構築することを可能にする。アッパーの踵領域14bは、ラスト11の第2の部分11bの踵部分上に配置される。ストリング13が使用されて、アッパーを、ストリングを取り付けるための手段12に取り付ける。アッパーの踵領域14bから出るストリング13は、ラストの第1の部分11a上のピン12aに取り付けられ、アッパーのつま先領域14aから出るストリング13は、ラストの第2の部分11b内のピン12cに取り付けられる。換言すれば、アッパー14の一方の側から出るストリング13は、ラストの反対側にある、ストリングを取り付けるための手段に取り付けられる。
ストリング13は、ラスト11が伸張された状態にあるときにストリング13が張力下にあるようにアッパー14に取り付けられる。ストリング13は、ラスト11がステップIIIにおいて折り畳まれた状態にあるときにすでに張力下にある。あるいは、ストリング13は、ラスト11が折り畳まれた状態にあるときに張力下になくてもよく、ラスト11を伸張する工程が、ストリング13内に張力を発生させてもよい。ストリング13内の張力は、ストリング13にアッパー14を引っ張らせ、ラスト11にしっかりと適合するようにアッパー14を引っ張ることによって、アッパー14のラスティングを改良する。
ストリング13は、アッパーの底部分上の空隙周りのリムに縫合されたチャネル15内に配置される。この方法では、張力をストリングによってチャネルの長さに沿って均一に伝えることができ、それによってアッパー14のラスト11への特に良好な適合を達成することが可能になる。チャネル15は、アッパー14の底部分上の空隙周りのリムの全長に実質的に沿って配置されてよく、この場合アッパーの底部分上の空隙周りのリムの全長に実質的に沿うことは、この文脈では、アッパーの底部分上の空隙周りのリムの全長に沿うが、ストリングを挿入するための開口部周りの空間は排除することを意味し、この空間は、たとえばストリング13に取り付けられた針を使用してストリング13を挿入し、取り外すのに十分な大きさである必要がある。あるいは、チャネルは、アッパーの底部分上の空隙周りのリムの一部分のみに配置されてもよく、たとえば、チャネルは、ラスト11の第1の部分11a上に配置された、アッパー14の底部分上の空隙周りのリムの第1の部分の長さを実質的に覆うだけでよい。アッパー14の底部分上の空隙周りのリムの第1の部分の長さを実質的にとは、この文脈では、アッパー14の第1の部分の底部分上の空隙周りのリムの長さの少なくとも50%を意味する。
ストリング13をチャネル15に挿入するために開口部は、好ましくは、アッパー14の中足領域内にある。ラスト11の中足領域は、通常、凹部形状を有するため、アッパーの両側からのストリング13をピン12aとピン12cとの間に配置されたピン12b周りで引っ張ることができる。この配置は、アッパー14の両側を凹部中足領域において一緒に引っ張ることを可能にする。当業者は、アッパー14の両側を一緒に引っ張るために、そのようなピンをラスト上の、特に凹部領域内の他の場所に使用できることを認識するであろう。
ステップIVでは、アッパーのつま先領域14aもまた、ラスト11の第1の部分11a内のつま先部分周りに緩く適合される。ラスト11は、次いで、2つの部分11aおよび11bを互いに対して移動させることによって伸張される。アッパーを、ストリングを取り付けるための手段に取り付けるステップは、ラストを伸張する前に実施されることに留意されたい。ストリング13は、ステップIIIですでにストリング13を取り付けるための手段に取り付けられているため、ラストを伸張することにより、ストリング13はアッパー14を引っ張り、こうしてアッパー14をラスト11上にしっかりかつぴったりと適合させて配置する。この工程は、従来のストリングによるラスティングより簡単で、再現可能であり、手動の技巧は少なくて済み、したがって容易に自動化することができる。したがって、このステップは容易に自動化することができ、たとえば、ロボットアームによって実施することができる。しかし、このプロセスは、自動化される必要はなく、アッパーのラスティングを極めて簡単に再現可能に、したがってより迅速に実行する重要な利点は、プロセスが作業者によって実施される場合にも依然として当てはまる。アッパーの適合のいくらかの微調整は、ストリングを引っ張ることによって実施され得る。これは、視覚的制御システムから受け取られたフィードバックに基づいてロボットアームによって実施され得る。アッパーのリム上にアッパーをソール要素に結合するために使用されるマージンが残る。このマージンは、アッパーとソール要素との間の強い結合を可能にするために、好ましくはリムに沿ったどの点においても5mm幅である。より好ましくは、マージンはより強い結合を可能にするために10〜12mmの幅である。いずれの場合も、結合は非常に強く、耐久性があり、ソール要素向けの幅広い材料で形成され得る。
本発明の方法の1つの利点は、このラスティングプロプロセスを、アッパーをラスティングする既存の方法を用いるよりも容易に自動化できることである。ラスティングされた、縫合されたアッパーの場合とは異なり、事前成形は必要とされない。ボードラスティングとは異なり、アッパーをラスティングボードに糊付けする労働集約的なプロセスは必要でない(以下の図4を参照した論議を参照されたい)。本発明による方法によってラスティングされたアッパー14は、次のステップにおいて、ステップIVにおいて形成されたマージンによってソール要素に直接取り付けられ得る。ソール要素はアウトソールであることができる。この場合、結果として得られる靴製品は、特に軽量である。ソール要素はまた、ミッドソールまたはクッション性要素であることもできる。本発明による方法の別の利点は、ソール要素がシューズの内側で直接的に見ることができることである。これにより、興味深い設計可能性を可能にし、その結果、良好な通気性を有する軽量の靴製品が生じる。これは、以下の図6Aおよび6Bを参照してより詳細に説明される。
図2は、ラスト11上の例示的なラスティングされたアッパー14を示す。ラスト11は、伸張され、ヒンジによって連結された2つの部分11aおよび11bを備える。図2の例では、ストリングを取り付けるための手段12はフックである。ラスト11は、2つのフック、すなわちラストの2つの連結された部分11aおよび11bの各々に1つのフックを備える。各フックは、アッパー14にネイルによって取り付けられる。アッパーの踵領域14bから出るストリング13は、ラストの第1の部分11a上のフックに取り付けられ、アッパーのつま先領域14aから出るストリング13は、ラストの第2の部分11b内のフックに取り付けられる。換言すれば、アッパー14の一方の側から出るストリング13は、ラストの反対側にある、ストリングを取り付けるための手段に取り付けられる。ストリング13は、アッパーのリム内に縫合されたチャネル15内に配置される。この方法では、張力をストリングによってチャネルの長さに沿って均一に伝えることができ、それによってアッパー14のラスト11への特に良好な適合を達成することが可能になる。チャネル15は、アッパー14のリムの全長に実質的に沿って配置され、この場合アッパーのリムの全長に実質的に沿うことは、この文脈では、アッパーのリムの全長に沿うが、ストリングを挿入するための開口部周りの空間は排除することを意味し、この空間は、たとえばストリング13に取り付けられた針を使用してストリング13を挿入し、取り外すのに十分な大きさである必要がある。ストリング13をチャネル15に挿入するために、開口部は、好ましくは、アッパー14の中足領域内にある。
あるいは、アッパー14は、アッパー14の底部分上の空隙周りのリム部分内に組み込まれたストリング13を備えることができる。ストリング13をアッパー14のリム部分に組み込むことは、特に編まれたアッパーの場合、ストリング13をチャネル15に挿入することより簡単かつ迅速であることができ、したがって、アッパーをラスティングするのに必要とされる時間を低減することができる。ストリングをアッパー14のリム部分に組み込むとは、この文脈では、糸が、本明細書に説明するように、チャネル15を形成した後に前記チャネル15内に置かれないことを意味する。ストリング13はアッパー14内に組み込まれるが、ストリング13を引っ張ることによってストリング13をアッパー14に対して移動させることも依然として可能になり得る。アッパー14を製造するいくつかの方法の場合、アッパー14が製造されているときにそのようなストリング13を直接アッパー14に組み込むことが可能である。たとえば、ストリング13は、たて編みまたはよこ編みにおいて横糸として組み込まれてよい。
図2に示すアッパーは、アッパー14の左側と右側を連結するブリッジ21を備える。ブリッジ21は、ラストの中足部分内に配置され、ここではラストは凹部形状を有する。ブリッジは、アッパー14が作製される材料と同じ材料であることができる材料のシートから作製される。好ましくは、ブリッジ21は、弾性材料から作製される。ブリッジ21の目的は、アッパーの凹部領域内でアッパー14の左および右の対向部分を一緒に引っ張ることであり、そうでなければアッパー14のラスト11へのしっかりとした適合を達成することは難しい。本発明者は、アッパー14のラスティングは、ブリッジ21が単一のストリングまたは複数のストリングではなく材料のシートから作製される場合に改良されることを見出した。特に、2つの両側間の連結は、ブリッジが単一のストリングまたは複数のストリングではなく材料のシートから作製される場合により強くなる。さらに、ブリッジ21は、容易に自動化できるプロセスにおいてアッパーにすばやく縫合され得る。
図3は、ラスト11上の別の例示的なラスティングされたアッパー14を示す。アッパー14は、アッパーと同じ材料から作製されたブリッジ21を備える。ブリッジは、左側および右側を含み、ブリッジの各側は、アッパーと一緒に形成され、ブリッジの左側および右側は、中央に一緒に縫い付けられる。ブリッジは、凹部中足領域においてアッパー14のラスト11へのしっかりとした適合を容易にする。ブリッジは、ストリングを取り付けるための手段がラスト11上に1つしか存在しないため、特に重要である。ラスト11は、ヒンジ(図3には示さず)によって連結された第1の部分11aおよび第2の部分11bを備える。ラスト11は、ラスト11の踵部分内に取り付けられた単一のフック12を備える。ストリング13は、アッパーのつま先領域14a内に含まれたチャネル15を通って案内される。ストリング13はラストの踵部分内の第2の部分11bに取り付けられるため、ストリングはアッパーを中足領域において引っ張り、このときフック12上の張力はきつくされる。
図4は、従来技術において知られている方法によってボードラスティングされたアッパー30を比較のために示す。アッパーは、ラスティングボード31のリム32周りに糊付けされる。ラスティングボードは、通常、ラスティング工程中にラストに取り付けられる。このプロセスは、多くの熟練を必要とし、労働集約的である。さらに、結果として得られる靴製品は、ラスティングボードの余分な重量によって重くなる。ボードラスティングされた靴の別の問題は、リム32の近くのアッパー30の着用者の足への適合が理想的でないことが多く、しわの形成および着用快適性の低減を招くことである。インソールは、通常、シーム(図示せず)によってアッパーに連結される。ボードラスティングされた靴の追加の不利な点は、インソールとアッパーを連結するシームが通常脆弱点となり、破れやすくなる可能性があることである。
図5Aおよび図5Bは、従来技術で知られている、シーム42においてインソールシート41と縫合されたアッパー40を比較のために示す。通常、インソールシート41は、ストローベル縫合機によってアッパー40に縫合される。インソールシートは、次いで、靴製品のソール要素に糊付けされる。図5Aは、アッパー40の側面図を示し、図5Bは上面図を示す。この方法の欠点は、アッパー40が、これをインソールシート41に縫合できる前に別個のステップで事前形成する必要があることである。さらに、この方法では、アッパー40を直接アウトソールに取り付けることは可能ではなく、その代わりに、追加のインソールシート41が必要とされ、それによってシューズの重量が増加する。
図6Aおよび図6Bは、本発明による方法によってラスティングされたアッパー14を備える例示的な靴製品50を示す。図6Aは、靴製品の側面図を示し、図6Bは上面図を示す。靴製品50は、本発明による方法によってラスティングされたアッパー14を備える。靴製品50は、さらに、ミッドソール51およびアウトソール52を備える。当業者は、靴製品50がアッパー14およびアウトソール52のみを備えることができ、この場合特に軽量であることを認識するであろう。あるいは、アウトソール52を省くことができ、その機能をミッドソール51だけで提供することができる。
ミッドソール51は、溶接、たとえば赤外線溶接によってアッパーに取り付けられ、これによって追加の接着剤を使用することなく、ソール要素を取り付けることを可能にする。したがって、製造プロセスの環境影響が改善される。さらに、シールがソール要素の材料とアッパーとの間に直接的に行われるため、シールは防水性があり、長く持ち、たとえば硬化された接着剤がなし得るようなソール要素の特性への影響を与えない。ミッドソール51は、接着剤を用いることによってアッパー14に取り付けられ得る。
この実施形態では、ミッドソール51は、発泡材料の複数のランダムに配置された粒子から作製されたクッション性要素を備える。発泡材料の粒子間に、空気および/または液体がそこを通って進行することができるチャネルが形成されるため、発泡材料の複数のランダムに配置された粒子を含むソール要素51は、優れたクッション特性および通気特性を提供する。クッション性要素は、さらに、熱可塑性ウレタンを含むホイルとして提供された補強要素を備えることができ、ここではホイルは少なくとも1つの開口部を備え、この開口部は、発泡材料の粒子間の1つまたは複数のチャネルを通過する空気および/または液体が、ホイル内の少なくとも1つの開口部を少なくとも1つの方向に通過することができるように配置される。この配置は、ソール要素の安定性を改良することを可能にすると共に、通気性を制御し改良することも可能にする。たとえば、ソール要素は、地面からの水には不浸透性であるが、着用者の足からの水分がソールを通過するように設計され得る。
本発明による方法の利点は、アッパー14を、ミッドソール51に、または直接的にアウトソール52にも取り付けることができ、それによってミッドソール51またはさらにアウトソール52も、着用者の内側で直接見ることができることである(図6Bを参照されたい)。これは、興味深い設計効果を可能にすると共に、いくつかの技術的利点をもたらす。追加のインソール要素は本発明では必要ではなく、したがって靴製品の重量を低減し、前記靴製品の構造を簡易化する。さらに、ソール構造を支持する材料は少なくて済むため、靴製品の通気性は改良される。発泡材料のランダムに配置された粒子に基づくクッション性要素の優れたクッション特性により、そのような靴製品の着用快適性は優れたものになる。
本発明は、以下の実施形態を含む。
[1]
靴製品用のアッパー(14)をラスティングする方法であって、
(a)ラストを用意するステップであって、前記ラスト(11)は、実質的に長手方向に沿って前記ラスト(11)を折り畳むことを可能にするように互いに対して移動することができる少なくとも2つの部分を備え、前記ラスト(11)は、前記ラスト(11)の折り畳まれた状態および伸張された状態においてストリング(13)を保持するように構成された、前記ストリング(13)を取り付けるための少なくとも1つの手段(12)を備える、ステップと、
(b)アッパー(14)を用意するステップと、
(c)前記折り畳まれたラスト(11)を前記アッパー(14)に挿入するステップと、
(d)少なくとも1つのストリング(13)を使用して、前記アッパーを、ストリング(13)を取り付けるための前記手段(12)に取り付けるステップと、
(e)前記ラスト(11)を伸張するステップとを含む、方法。
[2]
ステップ(d)がステップ(e)の前に実施される、[1]に記載の方法。
[3]
前記ストリング(13)は、ステップ(d)において、前記ラスト(11)が伸張された状態にあるときに前記ストリング(13)が張力下にあるように前記アッパー(14)に取り付けられる、[1]または[2]に記載の方法。
[4]
前記アッパー(14)が、前記アッパー(14)の底部分上に少なくとも1つの空隙を含む、[1]から[3]のいずれか一項に記載の方法。
[5]
前記アッパー(14)は、前記アッパー(14)の前記底部分上で前記アッパー(14)の左側と右側を連結し、それによって前記空隙を埋めるブリッジ(21)をさらに備え、前記ブリッジ(21)は、材料のシートによって形成される、[4]に記載の方法。
[6]
前記アッパー(14)は、前記空隙周りのリム部分内に配置されたチャネル(15)と、ストリング(13)を前記チャネル(15)内に挿入し、前記チャネル(15)の長さに沿って引っ張って前記チャネル(15)内に通すことを可能にするように構成された、前記チャネル(15)に至る少なくとも2つの開口部とをさらに備える、[4]または[5]に記載の方法。
[7]
前記ストリング(13)を引っ張ることにより、前記アッパー(14)を前記ラスト(11)上にしっかりかつぴったりと適合させて配置することをさらに含む、[1]から[6]のいずれか一項に記載の方法。
[8]
前記アッパー(14)を前記ラスト(11)の下側にしてマージンを形成するステップをさらに含む、[1]から[7]のいずれか一項に記載の方法。
[9]
前記マージンが、前記リム周りのどの位置においても前記ラスト(11)の前記リムから少なくとも5mm延びる、[8]に記載の方法。
[10]
前記方法が自動化されて実施される、[1]から[9]のいずれか一項に記載の方法。
[11]
前記自動化が、前記ラスト(11)および/または前記アッパー(14)をロボットアームによって取り扱うことを含む、[10]に記載の方法。
[12]
前記ロボットアームの動作が、少なくとも1つのカメラを備える視覚制御システムから得られた情報に基づく、[11]に記載の方法。
[13]
前記ラスト(11)を折り畳むための前記手段がヒンジを備える、[1]から[13]のいずれか一項に記載の方法。
[14]
前記ラスト(11)が、ストリング(13)を取り付けるための少なくとも2つの手段(12)を備える、[1]から[13]のいずれか一項に記載の方法。
[15]
ストリング(13)を取り付けるための少なくとも1つの手段(12)が、前記ラスト(11)の各部分上に配置される、[14]に記載の方法。
[16]
ストリング(13)を取り付けるための前記手段(12)が、フックおよび/またはピンを備える、[1]から[15]のいずれか一項に記載の方法。
[17]
ストリング(13)を取り付けるための前記手段(12)は、前記ラスト(11)の表面から突起しないように前記ラスト(11)上に配置される、[1]から[16]のいずれか一項に記載の方法。
[18]
前記ラスト(11)は、その長さを少なくとも3cm低減するように長手方向に沿って折り畳むことができる、[1]から[17]のいずれか一項に記載の方法。
[19]
靴製品を製造する方法であって、
(a)[1]から[18]のいずれか一項による、ラスティングされたアッパー(14)を用意するステップと、
(b)ソール要素を用意するステップと、
(c)前記ソール要素を前記アッパー(14)に取り付けるステップとを含む、方法。
[20]
前記ソール要素が、前記靴製品の実質的に前記ソール全体を形成する、[19]に記載の方法。
[21]
前記ステップ(b)および(c)が、実質的に液体の構成要素をある形態になるように射出することと、前記形態を前記ラスティングされたアッパー(14)に取り付けることと、前記構成要素を硬化させることとを含む、[19]または[20]に記載の方法。
[22]
前記実質的に液体の構成要素が、熱可塑性ポリウレタンを含む、[21]に記載の方法。
[23]
前記ソール要素が、発泡材料の複数のランダムに配置された粒子を含むクッション性要素を備える、[19]または[20]に記載の方法。
[24]
前記ソール要素が、溶接によって前記アッパー(14)に取り付けられる、[19]、[20]、または[23]に記載の方法。
[25]
前記ソール要素が、接着剤によって前記アッパー(14)に取り付けられる、[19]、[20]、または[23]に記載の方法。
[26]
前記ラスト(11)の前記表面が、非粘着性物質によって処理される、[19]から[25]のいずれか一項に記載の方法。
[27]
前記ソール要素が、クッション性要素および/またはミッドソール要素であり、前記方法は、前記ソール要素にアウトソールを取り付ける追加のステップをさらに含む、[19]および[21]から[26]のいずれか一項に記載の方法。
[28]
[19]から[27]のいずれか一項の方法によって製造された靴製品。
[29]
折り畳み可能なラストであって、
(a)実質的に長手方向に沿って前記ラスト(11)を折り畳むことを可能にするように前記実質的に長手方向に沿って互いに対して移動することができる少なくとも2つの部分と、
(b)前記ラストの折り畳まれた状態および伸張された状態においてストリング(13)を保持するように構成された、前記ストリング(13)を取り付けるための少なくとも1つの手段(12)とを備える、折り畳み可能なラスト。
[30]
前記ラスト(11)を折り畳むための前記手段がヒンジを備える、[29]に記載のラスト(11)。
[31]
前記ラスト(11)が、ストリング(13)を取り付けるための少なくとも2つの手段(12)を備える、[29]または[30]に記載のラスト(11)。
[32]
ストリング(13)を取り付けるための少なくとも1つの手段(12)が、前記ラストの各部分上に配置される、[31]に記載のラスト(11)。
[33]
ストリング(13)を取り付けるための前記手段(12)が、フックおよび/またはピンを備える、[29]から[32]のいずれか一項に記載のラスト(11)。
[34]
前記ラスト(11)が、その底面上に非粘着性部分を含む、[29]から[33]のいずれか一項に記載のラスト(11)。
[35]
ストリング(13)を取り付けるための前記手段(12)は、前記ラストの表面から突起しないように前記ラスト(11)上に配置される、[29]から[34]のいずれか一項に記載のラスト(11)。
[36]
少なくとも1つの空隙をその底部分に含むアッパー(14)であって、ブリッジ(21)が、前記アッパー(14)の前記底部分上で前記アッパー(14)の左側と右側を連結し、それによって前記空隙を埋め、前記ブリッジ(21)は材料のシートから形成される、アッパー。
[37]
前記空隙周りのチャネル(15)と、ストリング(13)を前記チャネル(15)内に挿入し、前記チャネル(15)の長さに沿って引っ張って前記チャネル(15)内に通すことを可能にするように構成された、前記チャネル(15)に至る少なくとも2つの開口部とをさらに備える、[36]に記載のアッパー(14)。
[38]
前記アッパー(14)の前記底部分上の前記空隙周りのリム部分内に組み込まれるストリング(13)をさらに備える、[36]に記載のアッパー(14)。
10 本発明によるアッパーをラスティングする方法
11 ラスト
11a 第1の部分
11b 第2の部分
12 ストリングを取り付けるための手段
13 ストリング
14 アッパー
14a アッパーのつま先領域
14b アッパーの踵領域
15 チャネル
21 ブリッジ
30 ボードラスティングされたアッパー
31 ボード
32 リム
40 縫合されたアッパー
41 インソールシート
42 シーム
50 シューズ
51 ミッドソール
52 アウトソール

Claims (33)

  1. 靴製品用のアッパーをラスティングする方法であって、
    (a)ラストを用意するステップであって、前記ラストは、実質的に長手方向に沿って前記ラストを折り畳むことを可能にするように互いに対して移動することができる少なくとも2つの部分を備え、前記ラストは、前記ラストの折り畳まれた状態および伸張された状態においてストリングを保持するように構成された、ストリングを取り付けるための少なくとも1つの手段を備える、ステップと、
    (b)アッパーを用意するステップと、
    (c)前記折り畳まれたラストを前記アッパーに挿入するステップと、
    (d)ストリングを取り付けるための前記手段にストリングを取り付けるステップであって、当該ストリングは、前記ラストが伸張された状態にあるときに前記ストリングが張力下にあるように前記アッパーに取り付けられている、ステップと
    (e)前記ラストを伸張するステップとを含む、前記方法。
  2. 前記ステップ(d)が前記ステップ(e)の前に実施される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記アッパーが、前記アッパーの底部分上に少なくとも1つの空隙を含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記アッパーは、前記アッパーの前記底部分上で前記アッパーの左側と右側を連結し、それによって前記空隙を埋めるブリッジをさらに備え、前記ブリッジは、シート状に形成されている、請求項に記載の方法。
  5. 前記アッパーは、前記空隙周りのリム部分内に配置されたチャネルと、ストリングを前記チャネル内に挿入し、前記チャネルの長さに沿って引っ張って前記チャネル内に通すことを可能にするように構成された、前記チャネルに至る少なくとも2つの開口部とをさらに備える、請求項またはに記載の方法。
  6. 前記ストリングを引っ張ることにより、前記アッパーを前記ラスト上にしっかりかつぴったりと適合させて配置することをさらに含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記アッパーを前記ラストの下側にしてマージンを形成するステップをさらに含む、請求項に記載の方法。
  8. 前記マージンが、前記リム部分の周りのどの位置においても前記ラストの前記リム部分から少なくとも5mm延びる、請求項に記載の方法。
  9. 前記ステップ(e)が自動化されて実施される、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記自動化が、前記ラストおよび/または前記アッパーをロボットアームによって取り扱うことを含む、請求項に記載の方法。
  11. 前記ロボットアームの動作が、少なくとも1つのカメラを備える視覚制御システムから得られた情報に基づく、請求項10に記載の方法。
  12. 前記ラストを折り畳むための前記手段がヒンジを備える、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記ラストが、ストリングを取り付けるための少なくとも2つの手段を備える、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. ストリングを取り付けるための少なくとも1つの手段が、前記ラストの各部分上に配置される、請求項13に記載の方法。
  15. ストリングを取り付けるための前記手段が、フックおよび/またはピンを備える、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. ストリングを取り付けるための前記手段は、前記ラストの表面から突起しないように前記ラスト上に配置される、請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記ラストは、その長さを少なくとも3cm低減するように長手方向に沿って折り畳むことができる、請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 靴製品を製造する方法であって、
    )請求項1〜17のいずれか一項による、ラスティングされたアッパーを用意するステップと、
    )ソール要素を用意するステップと、
    )前記ソール要素を前記アッパーに取り付けるステップとを含む、方法。
  19. 前記ソール要素が、前記靴製品の実質的に前記ソール全体を形成する、請求項18に記載の方法。
  20. 前記ステップ()および(
    熱可塑性ポリウレタンを含む液体の構成要素を、前記ソール要素の形態になるように射出する工程と、
    前記ソール要素の前記形態を前記ラスティングされたアッパーに取り付ける工程と、
    前記ソール要素が前記アッパー上に直接形成されるように、前記液体の構成要素を硬化させる工程
    を含む、請求項18または19に記載の方法。
  21. 前記ソール要素が、発泡材料の複数のランダムに配置された粒子を含むクッション性要素を備える、請求項18または19に記載の方法。
  22. 前記ソール要素が、溶接によって前記アッパーに取り付けられる、請求項1819、または21に記載の方法。
  23. 前記ソール要素が、接着剤によって前記アッパーに取り付けられる、請求項1819、または21に記載の方法。
  24. 前記ラストの前記表面が、非粘着性物質によって処理される、請求項1823のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記ソール要素が、クッション性要素および/またはミッドソール要素であり、前記方法は、前記ソール要素にアウトソールを取り付ける追加のステップをさらに含む、請求項182024のいずれか一項に記載の方法。
  26. 請求項1825のいずれか一項の方法によって製造された靴製品。
  27. 折り畳み可能なラストであって、
    (a)実質的に長手方向に沿って前記ラストを折り畳むことを可能にするように前記実質的に長手方向に沿って互いに対して移動することができる少なくとも2つの部分と、
    (b)前記ラストの折り畳まれた状態および伸張された状態においてストリングを保持するように構成された、前記ストリングを取り付けるための少なくとも1つの手段とを備える、折り畳み可能なラスト。
  28. 前記ラストを折り畳むための前記手段がヒンジを備える、請求項27に記載のラスト。
  29. 前記ラストが、ストリングを取り付けるための少なくとも2つの手段を備える、請求項27または28に記載のラスト。
  30. ストリングを取り付けるための少なくとも1つの手段が、前記ラストの各部分上に配置される、請求項29に記載のラスト。
  31. ストリングを取り付けるための前記手段が、フックおよび/またはピンを備える、請求項2730のいずれか一項に記載のラスト。
  32. 前記ラストが、その底面上に非粘着性部分を含む、請求項2731のいずれか一項に記載のラスト。
  33. ストリングを取り付けるための前記手段は、前記ラストの表面から突起しないように前記ラスト上に配置される、請求項2732のいずれか一項に記載のラスト。
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