JP6649304B2 - キャビテーションジェットノズル、及び流体噴射装置 - Google Patents

キャビテーションジェットノズル、及び流体噴射装置 Download PDF

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本発明は、キャビテーションジェットを発生するキャビテーションジェットノズル、及び流体噴射装置に関する。
従来からキャビテーションジェットノズルが知られている。この種のノズルでは、液体をオリフィスから高速で噴出させることで局所的な沸騰現象による泡を生じさせ、この泡が静圧増加にともなって押しつぶされた際に衝撃力が発生する。そして、この衝撃力をともなうキャビテーションジェットを構造物の洗浄や種々の加工に用いている。
このようなキャビテーションジェットノズルは、例えば特許文献1に記載されている。
特許文献1のノズルのように従来のキャビテーションジェットノズルでは、キャビテーションを十分に発生させるべく、流体の流通方向の下流に向かって徐々に拡径する円錐状の噴出孔が形成されている。
特開昭60−168554号公報
例えば伝熱管群が小さな間隔で隣接して設置されたような蒸気発生器のスケール除去を行う際等には、狭小領域にキャビテーションジェットを噴射する必要がある。しかしながら特許文献1に記載のノズルのように噴出孔が円錐状となっていると、噴出孔の開口縁では、どうしてもノズルの外径寸法が大きくなってしまう。よって、狭小領域へのキャビテーションジェットの供給が困難となる問題がある。
ここで、狭小領域へのキャビテーションジェットの供給を可能とするため、単純に噴出孔の開口縁でノズルの外径寸法を小さくすることも考えられる。しかし、キャビテーションの発生量を確保するためには、噴射孔の中心軸に対する噴出孔の開き角度を小さくすることが難しい。従って、この噴出孔の開き角度を小さくすることなく噴出孔の開口縁でノズルの外径寸法を小さくしようとすると、今度は噴射孔の長さが短くなってしまい、やはり十分なキャビテーションの発生が期待できず、キャビテーションジェットノズルの性能を維持することが難しい。
そこで本発明は、十分な能力のキャビテーションジェットを噴射可能であるとともに、狭小領域へのキャビテーションジェットの供給が可能なキャビテーションジェットノズル、及び、これを備えた流体噴射装置を提供する。
発明の第の態様に係るキャビテーションジェットノズルは、軸線を中心として前記軸線の方向に延びる孔部と、前記孔部に連続し、前記軸線に直交する第一径方向に互いに対向する位置に設けられて前記軸線の方向に前記孔部から離れる一方に向かうにつれて漸次互いに離れるように設けられている一対の案内面と、が形成されたノズル本体と、前記軸線、及び前記第一径方向に直交する第二径方向の両端部で、前記一対の案内面同士の間にわたって流体膜を形成する膜形成ノズルと、を備え、前記一対の案内面の前記一方の縁部における前記第二径方向の寸法より、前記一方の縁部での前記一対の案内面同士の前記第一径方向の距離の方が大きくなっている。
このようなキャビテーションジェットノズルでは、軸線の方向の一方、即ち噴射方向の前方の案内面の縁部の第二径方向の寸法よりも、この縁部での案内面同士の第一径方向の距離の方が大きくなっている。従って、第一径方向には案内面同士の開き角度を大きく保ち、かつ、案内面の軸線の方向の長さ寸法をある程度保ちつつ、ノズル本体の第二径方向の幅を小さく抑えることが可能となる。即ち、案内面の軸線の方向の長さと、第一径方向の案内面同士の距離とを十分な性能のキャビテーションジェットを生成可能な必要十分な数値とすることができるとともに、ノズル本体の第二径方向の幅を小さく抑えることができる。
さらに、第二径方向にはキャビテーションジェットが接触して案内される面が設けられておらず、流体膜によってキャビテーションジェットの第二径方向への広がりを抑えることができる。従って、仮に第二径方向の両側に案内面が設けられている場合に生じ得るキャビテーションジェットによる案内面でのエロージョン発生を回避できる。
また、本発明の第の態様に係るキャビテーションジェットノズルは、上記第の態様における前記軸線を含み、かつ、前記第一径方向に広がる断面で前記一対の案内面を見た際に、該一対の案内面は、前記軸線に対して同じ角度をなして前記一方に向かって漸次互いに離れるように設けられていてもよい。
このように案内面同士が同じ開き角度で設けられているため、一方の案内面にキャビテーションジェットが引っ張られ、第一径方向の一方に偏ってキャビテーションジェットが噴出されることがない。従って、第一径方向の両側に均一なキャビテーションジェットの噴射が可能となる。
また、本発明の第の態様に係る流体噴射装置は、上記第一又は第二の態様におけるキャビテーションジェットノズルと、前記キャビテーションジェットノズルの前記ノズル本体に接続されて前記ノズル本体に流体を供給する供給ラインと、前記供給ライン内の前記流体を圧送するポンプと、を備えていてもよい。
このような流体噴射装置によれば、上記のキャビテーションジェットノズルを備えることで、ノズル本体の軸線の方向の長さ寸法、及び第一径方向のキャビテーションジェットの開き角度をある程度に保ちつつ、ノズル本体の第二径方向の幅を小さく抑えることが可能となる。よって十分な性能のキャビテーションジェットを生成可能であるとともに、狭小領域にキャビテーションジェットを供給することが可能となる。
また、本発明の第の態様に係る流体噴射装置は、上記第一又は第二の態様におけるキャビテーションジェットノズルと、前記ノズル本体に前記軸線の方向の他方に接続されて前記ノズル本体に流体を供給する第一供給ラインと、前記第一供給ラインから分岐し、前記膜形成ノズルに接続されて前記膜形成ノズルに前記流体を供給する第二供給ラインと、前記第二供給ラインを流通する前記流体の流量調整を行う弁装置と、前記第一供給ライン内及び前記第二供給ライン内の前記流体を圧送するポンプと、を備えていてもよい。
このような流体噴射装置によれば膜形成ノズルの供給される流体の流量を弁装置によって調整することで、ノズル本体と同じ圧力の流体が膜形成ノズルにそのまま供給されないようにでき、流体膜形成に最適な圧力の流体を供給することができる。よって、キャビテーションジェットとなる流体と、流体膜を形成する流体とを共通化することができ、流体噴射装置全体の省スペース化が可能となる。
上記のキャビテーションジェットノズル、及び流体噴射装置によれば、十分な能力のキャビテーションジェットを噴射可能であるとともに、狭小領域へのキャビテーションジェットの供給が可能である。
本発明の第一実施形態の流体噴射装置を示す概略図である。 本発明の第一実施形態の流体噴射装置によって、蒸気発生器を洗浄している様子を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態の流体噴射装置のキャビテーションジェットノズルの縦断面図である。 本発明の第一実施形態の流体噴射装置のキャビテーションジェットノズルを軸線の方向から見た図であって、図3のA−A断面図を示す。 本発明の第一実施形態の流体噴射装置のキャビテーションジェットノズルを横断面図であって、図4のB−B断面図を示す。 本発明の第二実施形態の流体噴射装置を示す概略図である。 本発明の第二実施形態の流体噴射装置のキャビテーションジェットノズルの側面図である。 本発明の第二実施形態の流体噴射装置のキャビテーションジェットノズルを軸線の方向から見た図であって、図7のC−C断面図を示す。 本発明の第二実施形態の変形例に係る流体噴射装置を示す概略図である。
〔第一実施形態〕
以下、本発明の第一実施形態の流体噴射装置1について説明する。
図1に示すように、本実施形態の流体噴射装置1は、水流のキャビテーションジェットを噴出するキャビテーションジェットノズル10(以下、単にノズルとする)と、ノズル10に水(流体)を供給する供給ライン3と、供給ライン3に設けられたポンプ2と、を備えている。
供給ライン3は例えば管路等であって、内部を水が流通する。
ポンプ2は供給ライン3上に設けられて、供給ライン3の水を圧送する。
ノズル10は、図2に示すように、蒸気発生器100における伝熱管群101の伝熱管102同士の間に挿入されてキャビテーションジェットを噴出し、これら伝熱管102に析出したスケール等を除去する。そしてノズル10は、供給ライン3が接続される側の第一の孔部15と、第一の孔部15に連続してキャビテーションジェットが噴出される側の第二の孔部25とが内部に形成されたノズル本体11を備える。
ここで詳細な図示は省略するが、例えばノズル本体11から噴出されたキャビテーションジェットの水は回収され、再び供給ライン3に導入される。
図3に示すように、第一の孔部15は、軸線Oを中心として軸線Oの方向の一方に延びるとともに延在方向に一定の内径を有する。第一の孔部15の軸線Oの一方側での開口部分には軸線Oに直交する平面である四角形状の開口面16が形成されている。第一の孔部15には供給ライン3からの水が導入される。
第二の孔部25は、第一の孔部15の開口面16の各辺に連続し、軸線Oの方向に第一の孔部15から離れる一方に向かうにつれて断面積が漸次拡大する。即ち、第二の孔部25はホーン状をなしている。より詳しくは、図3に示すように軸線Oに直交する第一径方向D1(図3の紙面上下方向)に対向し、軸線Oの方向の一方に向かうに従って、漸次互いに離れるようにして延びる一対の案内面26が、第二の孔部25の内面としてノズル本体11に形成されている。
一対の案内面26は平面状をなしている。また、軸線Oを基準とした案内面26同士の間の開き角度θ(軸線Oから第一径方向D1に向かう角度)は、40度以上120度以下であるとよく、60度であるとさらによい。
また本実施形態では、各案内面26の軸線Oに対する開き角度はθ/2であり、即ち、各案内面26の開き角度は同一である。
さらに、図4及び図5に示すように、第一径方向D1、及び軸線Oの方向に直交する第二径方向D2で対向し、かつ、一対の案内面26同士を接続する側部案内面27が第二の孔部25の内面としてノズル本体11に形成されている。各々の側部案内面27は、軸線Oに沿っており、案内面26に直交する平面状をなす。即ち、一対の側部案内面27同士は、軸線Oの方向の一方に向かって一定の距離を空けて配置されている。
このようにして、図3及び図5に示すように案内面26、及び側部案内面27は、軸線Oの方向の一方側で第二の孔部25の開口縁29を形成している。開口縁29は軸線Oの方向から見て長方形状をなしている。そして案内面26が開口縁29における第二径方向D2に延びる短辺31を形成し、側部案内面27が開口縁29における第一径方向D1に延びる長辺32を形成している。よって第二の孔部25の開口縁29での第一径方向D1の開口幅の方が第二径方向D2の開口幅よりも大きくなっている。即ち、開口縁29の第一径方向D1の開口幅と第二径方向D2の開口幅とは異なっている。
そして、ノズル本体11は直方体形状をなし、開口縁29での第一径方向D1の肉厚と、第二径方向D2の肉厚とは同等である。よって、ノズル本体11の第一径方向D1の幅寸法の方が、第二径方向D2の幅寸法よりも大きく、ノズル本体11は縦長の形状を有している。
以上説明した本実施形態の流体噴射装置1によれば、上記のノズル10を備えていることで、ノズル本体11の第二の孔部25の開口縁29が周方向にわたって、径方向の開口幅が異なっている。即ち、第一径方向D1に縦長の第二の孔部25が形成されていることになる。従って、第一径方向D1には第二の孔部25の開き角度を大きく保ち、かつ、第二の孔部25の軸線Oの方向の長さ寸法をある程度保ちつつも、ノズル本体11の第二径方向D2の幅を小さく抑えることが可能となる。
即ち、第二の孔部25の軸線Oの方向の長さと開口径とを、十分な性能のキャビテーションジェットを生成可能な必要十分な数値とすることができる。よって十分な能力のキャビテーションジェットを蒸気発生器100に噴射可能である。
さらに、ノズル本体11を縦長の形状に形成することができることで、狭小領域へノズル本体11を挿入でき、狭小領域へのキャビテーションジェットの供給が可能である。
さらに案内面26同士が同じ開き角度θ/2で設けられているため、一方の案内面26にキャビテーションジェットが引っ張られ、第一径方向D1の一方に偏ってキャビテーションジェットが噴出されることがない。従って、第一径方向D1の両側に均一なキャビテーションジェットの噴射が可能となる。
ここで本実施形態では、開口縁29は長方形状をなしていなくともよい。例えば、開口縁29は楕円状等でもよく、少なくとも第一径方向D1の開口径を最も大きくできればよい。
〔第二実施形態〕
次に、本発明の第二実施形態の流体噴射装置51について説明する。以下に説明する第二実施形態においては、第一実施形態とノズルが異なっている。第一実施形態と同一部分には同一符号を付して説明するとともに、重複説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態の流体噴射装置51は、水流のキャビテーションジェットを噴出するキャビテーションジェットノズル60(以下、単にノズルとする)と、ノズル60に水(流体)を供給する一対の供給ライン53と、供給ライン53に設けられた二つのポンプ52とを備えている。
供給ライン53は例えば管路等であって、内部を水が流通する。本実施形態では供給ライン53として、互いに独立した第一供給ライン53aと第二供給ライン53bとが設けられている。
ポンプ52は供給ライン53上に設けられて、供給ライン53の水を圧送する。本実施形態では、ポンプ52として、第一供給ライン53a上の第一ポンプ52aと、第二供給ライン53b上の第二ポンプ52bとが設けられている。
ノズル60は、図7に示すように第一供給ライン53aが接続される側の孔部55、及び、孔部55に連続してキャビテーションジェットが噴出される側の一対の案内面66が内部に形成されたノズル本体61と、ノズル本体61に併設された膜形成ノズル70とを備える。
孔部55は、軸線Oを中心として軸線Oの方向の一方に延びるとともに延在方向に一定の内径を有する。孔部55の軸線Oの一方側での開口部分には軸線Oに直交する平面である四角形状の開口面56が形成されている。孔部55には第一供給ライン53aからの水が導入される。
一対の案内面66は、軸線Oに直交する第一径方向D1(図7の紙面上下方向)に対向し、軸線Oの方向の一方に向かうに従って、漸次互いに離れるようにして延びる。一対の案内面66は平面状をなしている。また、軸線Oを基準とした案内面66同士の間の開き角度θ(軸線Oから第一径方向D1に向かう角度)は、40度以上120度以下であるとよく、60度であるとさらによい。また本実施形態でも第一実施形態と同様に、各案内面66の軸線Oに対する開き角度はθ/2であり、つまり各案内面66の開き角度は同一である。
そして、図8に示すように、一対の案内面66の軸線Oの方向の一方における縁部66aの第二径方向D2の長さ寸法d2よりも、縁部66aでの一対の案内面66同士の第一径方向D1の距離d1の方が大きい。
膜形成ノズル70は、第二径方向D2から一対の案内面66を挟み込むように一対が配置されている。各々の膜形成ノズル70には、第二供給ライン53bが接続されて第二ポンプ52bによって圧送された水が供給されて噴出される。これにより一対の膜形成ノズル70は一対の案内面66の第二径方向D2の両端部で、一対の案内面66同士の間にわたって流体膜(シート状の水膜)を形成する。
膜形成ノズル70は軸線Oの方向から見て短辺81が第二径方向D2に延び、長辺82が第一径方向D1に延びる長方形状をなす開口縁79を有している。また、膜形成ノズル70の軸線Oの方向の一方の端部は、一対の案内面66の縁部66aよりも軸線Oの方向の他方に位置している。
以上説明した本実施形態の流体噴射装置51によれば、上記ノズル60を備えることで、軸線Oの方向の一方、即ち噴射方向の前方の案内面66の縁部66aの第二径方向D2の寸法d2よりもこの縁部66aでの案内面66同士の第一径方向D1の距離d1の方が大きくなっている。従って、第一径方向D1には、案内面66同士の開き角度を大きく保ち、かつ、案内面66の軸線Oの方向の長さ寸法をある程度保ちつつ、ノズル本体61の第二径方向D2の幅を小さく抑えることが可能となる。
よって十分な性能のキャビテーションジェットを生成可能であり、十分な性能のキャビテーションジェットを蒸気発生器100に噴射可能である。
ここで、仮に第二径方向D2の両側にもキャビテーションジェットが接触して案内される案内面が設けられている場合、この案内面にはキャビテーションジェットによるエロージョンが生じ得る。しかし本実施形態では案内面66における第二径方向D2の両側には案内面は設けられておらず、代わりに膜形成ノズル70が設けられている。よって流体膜によってキャビテーションジェットの第二径方向D2への広がりを抑えつつ、上記エロージョンが生じることを回避できる。
さらに、案内面66同士が同じ開き角度θ/2で設けられているため、一方の案内面66にキャビテーションジェットが引っ張られて第一径方向D1の一方に偏ってキャビテーションジェットが噴出されることがない。従って、第一径方向D1の両側に均一なキャビテーションジェットの噴射が可能となる。
ここで、図9に示すように、本実施形態の流体噴射装置91は、ポンプ52を一つのみ備えていてもよい。第二供給ライン53bは第一供給ライン53aから分岐し、第二供給ライン53b上には第二供給ライン53bを流通する水の流量を調整する弁装置92が設けられていてもよい。
このような流体噴射装置91によれば膜形成ノズル70に供給される水の流量を弁装置92によって調整することで、ノズル本体61と同じ圧力の水が膜形成ノズル70にそのまま供給されないようにできる。よって、流体膜形成に最適な圧力の水を供給することができる。よって、キャビテーションジェットとなる水と、流体膜を形成する水とを共通化することができ、流体噴射装置91全体の省スペース化が可能となる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、上記の実施形態では伝熱管102に析出したスケール等を除去するため流体噴射装置1(51、91)を用いたが、例えばショットピーニング等の加工に流体噴射装置1(51、91)を用いてもよい。
また、膜形成ノズル70には水ではなく、その他の流体を供給することも可能である。
1…流体噴射装置
2…ポンプ
3…供給ライン
10…キャビテーションジェットノズル
11…ノズル本体
15…第一の孔部
16…開口面
25…第二の孔部
26…案内面
27…側部案内面
29…開口縁
31…短辺
32…長辺
51…流体噴射装置
52…ポンプ
52a…第一ポンプ
52b…第二ポンプ
53…供給ライン
53a…第一供給ライン
53b…第二供給ライン
55…孔部
56…開口面
60…キャビテーションジェットノズル
61…ノズル本体
66…案内面
66a…縁部
70…膜形成ノズル
79…開口縁
81…短辺
82…長辺
91…流体噴射装置
92…弁装置
100…蒸気発生器
101…伝熱管群
102…伝熱管
O…軸線
D1…第一径方向
D2…第二径方向

Claims (4)

  1. 軸線を中心として前記軸線の方向に延びる孔部と、前記孔部に連続し、前記軸線に直交する第一径方向に互いに対向する位置に設けられて前記軸線の方向に前記孔部から離れる一方に向かうにつれて漸次互いに離れるように設けられている一対の案内面と、が形成されたノズル本体と、
    前記軸線、及び前記第一径方向に直交する第二径方向の両端部で、前記一対の案内面同士の間にわたって流体膜を形成する膜形成ノズルと、
    を備え、
    前記一対の案内面の前記一方の縁部における前記第二径方向の寸法より、前記一方の縁部での前記一対の案内面同士の前記第一径方向の距離の方が大きいキャビテーションジェットノズル。
  2. 前記軸線を含み、かつ、前記第一径方向に広がる断面で前記一対の案内面を見た際に、該一対の案内面は、前記軸線に対して同じ角度をなして前記一方に向かって漸次互いに離れるように設けられている請求項に記載のキャビテーションジェットノズル。
  3. 請求項1又は2に記載のキャビテーションジェットノズルと、
    前記キャビテーションジェットノズルの前記ノズル本体に接続されて前記ノズル本体に流体を供給する供給ラインと、
    前記供給ライン内の前記流体を圧送するポンプと、
    を備える流体噴射装置。
  4. 請求項1又は2に記載のキャビテーションジェットノズルと、
    前記ノズル本体に前記軸線の方向の他方に接続されて前記ノズル本体に流体を供給する第一供給ラインと、
    前記第一供給ラインから分岐し、前記膜形成ノズルに接続されて前記膜形成ノズルに前記流体を供給する第二供給ラインと、
    前記第二供給ラインを流通する前記流体の流量調整を行う弁装置と、
    前記第一供給ライン内及び前記第二供給ライン内の前記流体を圧送するポンプと、
    を備える流体噴射装置。
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