JP6649106B2 - 光学積層体および該光学積層体を用いた画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光学積層体および該光学積層体を用いた画像表示装置に関する。
近年、スマートフォンに代表されるように、画像表示装置がタッチパネル型入力装置を兼ねるタッチパネル型入力表示装置が急増している。特に、表示セル(例えば、液晶セル、有機ELセル)と偏光板との間にタッチセンサが組み込まれた、いわゆるインナータッチパネル型入力表示装置が実用化されている。このようなインナータッチパネル型入力表示装置においては、タッチパネル電極として機能する透明導電層は、透明導電性フィルム(基材/導電層の積層体)として偏光板に積層されることにより導入されている。透明導電性フィルムの作製においては、製造プロセス上の理由により、多くの場合、基材/アンチブロッキング層の積層体の基材表面に導電層がスパッタリングにより形成される。しかし、アンチブロッキング層と偏光子との接着性は不十分であり、結果として、インナータッチパネル型入力表示装置において偏光子と透明導電性フィルムの剥離という問題が生じている。
特開2012−93985号公報 WO2012/073964
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、偏光子とアンチブロッキング層との接着性に優れた光学積層体を提供することにある。
本発明の光学積層体は、偏光子と易接着層とアンチブロッキング層と基材と導電層とをこの順に備え、該易接着層がシランカップリング剤を含む。
1つの実施形態においては、上記シランカップリング剤はアクリル系シランカップリング剤を含む。1つの実施形態においては、上記シランカップリング剤は、アミノ系シランカップリング剤、エポキシ系シランカップリング剤、メルカプト系シランカップリング剤、およびその組み合わせからなる群から選択される別のシランカップリング剤をさらに含む。
1つの実施形態においては、上記アクリル系シランカップリング剤と上記別のシランカップリング剤との含有比は40/60〜60/40である。
本発明の別の局面によれば、画像表示装置が提供される。この画像表示装置は、上記の光学積層体を視認側に備え、該光学積層体の偏光子が視認側に配置されている。
本発明の実施形態によれば、偏光子とアンチブロッキング層と基材と導電層とを備える光学積層体において、偏光子とアンチブロッキング層との間にシランカップリング剤を含む易接着層を設けることにより、偏光子(実質的には、偏光子用接着剤)とアンチブロッキング層との接着性に優れた光学積層体を実現することができる。
本発明の1つの実施形態による光学積層体の概略断面図である。
以下、本発明の代表的な実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
A.光学積層体の全体構成
図1は、本発明の1つの実施形態による光学積層体の概略断面図である。本実施形態の光学積層体100は、偏光子10と易接着層20とアンチブロッキング層30と基材40と導電層50とをこの順に備える。このような構成によれば、光学積層体は、表示セル(例えば、液晶セル、有機ELセル)と偏光子との間にタッチセンサが組み込まれた、いわゆるインナータッチパネル型入力表示装置に適用され得る。光学積層体100は、実用的には図示例のように、偏光子10のアンチブロッキング層30と反対側に保護層60をさらに備えていてもよい。
偏光子10とアンチブロッキング層30(易接着層20)とは、代表的には接着剤層(例えば、ポリビニルアルコール系接着剤層:図示せず)を介して貼り合わせられている。アンチブロッキング層30は、代表的には、アンチブロッキング層形成用樹脂組成物を基材40に塗布し硬化させることにより形成されている。導電層50は、基材40に直接形成されている。本明細書において「直接形成される」とは、接着層(例えば、接着剤層、粘着剤層)を介在させることなく積層されていることをいう。代表的には、導電層50は、基材40の表面にスパッタリングにより形成され得る。なお、基材と導電層との間に目的に応じてインデックスマッチング(IM)層および/またはハードコート(HC)層が形成される場合があるところ(いずれも図示せず)、このような場合には、導電層はIM層またはHC層にスパッタリングにより直接形成される。このような形態も、「直接形成される」形態に包含される。なお、IM層およびHC層は、当業界で通常用いられる構成が採用され得るので、詳細な説明は省略する。
本発明の実施形態においては、アンチブロッキング層30はシランカップリング剤を含む。シランカップリング剤は、好ましくはアクリル系シランカップリング剤を含み、より好ましくはアクリル系シランカップリング剤とアミノ系シランカップリング剤、エポキシ系シランカップリング剤、メルカプト系シランカップリング剤またはその組み合わせ(以下、別のシランカップリング剤とも称する)とを組み合わせて含む。
必要に応じて、偏光子10の保護層60と反対側、代表的には偏光子10(実質的には、易接着層20)とアンチブロッキング層30との間に位相差層(図示せず)が配置されてもよい。位相差層の光学特性(例えば、屈折率楕円体、面内位相差、厚み方向位相差、Nz係数、波長分散特性、光弾性係数)、機械的特性、配置位置、配置される数、組み合わせ等は、目的に応じて適切に設定され得る。例えば、偏光子10とアンチブロッキング層30との間に、逆分散の波長依存性を示し、かつ、いわゆるλ/4板として機能し得る位相差層が配置され得る。この場合、位相差層の遅相軸と偏光子の吸収軸とのなす角度は、代表的には約45°である。このような構成であれば、光学積層体に良好な円偏光機能が付与されるので、光学積層体が画像表示装置の反射防止フィルムとして良好に機能し得る。
1つの実施形態においては、本発明の光学積層体は長尺状である。長尺状の光学積層体は、例えば、ロール状に巻回されて保管および/または運搬され得る。
上記の実施形態は適宜組み合わせてもよく、上記の実施形態における構成要素に当業界で自明の改変を加えてもよく、上記の実施形態における構成を光学的に等価な構成に置き換えてもよい。
以下、光学積層体の構成要素について説明する。
B.偏光子
偏光子10としては、任意の適切な偏光子が採用され得る。例えば、偏光子を形成する樹脂フィルムは、単層の樹脂フィルムであってもよく、二層以上の積層体であってもよい。
単層の樹脂フィルムから構成される偏光子の具体例としては、ポリビニルアルコール(PVA)系フィルム、部分ホルマール化PVA系フィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体系部分ケン化フィルム等の親水性高分子フィルムに、ヨウ素や二色性染料等の二色性物質による染色処理および延伸処理が施されたもの、PVAの脱水処理物やポリ塩化ビニルの脱塩酸処理物等ポリエン系配向フィルム等が挙げられる。好ましくは、光学特性に優れることから、PVA系フィルムをヨウ素で染色し一軸延伸して得られた偏光子が用いられる。
上記ヨウ素による染色は、例えば、PVA系フィルムをヨウ素水溶液に浸漬することにより行われる。上記一軸延伸の延伸倍率は、好ましくは3〜7倍である。延伸は、染色処理後に行ってもよいし、染色しながら行ってもよい。また、延伸してから染色してもよい。必要に応じて、PVA系フィルムに、膨潤処理、架橋処理、洗浄処理、乾燥処理等が施される。例えば、染色の前にPVA系フィルムを水に浸漬して水洗することで、PVA系フィルム表面の汚れやブロッキング防止剤を洗浄することができるだけでなく、PVA系フィルムを膨潤させて染色ムラなどを防止することができる。
積層体を用いて得られる偏光子の具体例としては、樹脂基材と当該樹脂基材に積層されたPVA系樹脂層(PVA系樹脂フィルム)との積層体、あるいは、樹脂基材と当該樹脂基材に塗布形成されたPVA系樹脂層との積層体を用いて得られる偏光子が挙げられる。樹脂基材と当該樹脂基材に塗布形成されたPVA系樹脂層との積層体を用いて得られる偏光子は、例えば、PVA系樹脂溶液を樹脂基材に塗布し、乾燥させて樹脂基材上にPVA系樹脂層を形成して、樹脂基材とPVA系樹脂層との積層体を得ること;当該積層体を延伸および染色してPVA系樹脂層を偏光子とすること;により作製され得る。本実施形態においては、延伸は、代表的には積層体をホウ酸水溶液中に浸漬させて延伸することを含む。さらに、延伸は、必要に応じて、ホウ酸水溶液中での延伸の前に積層体を高温(例えば、95℃以上)で空中延伸することをさらに含み得る。得られた樹脂基材/偏光子の積層体はそのまま用いてもよく(すなわち、樹脂基材を偏光子の保護層としてもよく)、樹脂基材/偏光子の積層体から樹脂基材を剥離し、当該剥離面に目的に応じた任意の適切な保護層を積層して用いてもよい。このような偏光子の製造方法の詳細は、例えば特開2012−73580号公報に記載されている。当該公報は、その全体の記載が本明細書に参考として援用される。
偏光子の厚みは、好ましくは15μm以下であり、より好ましくは1μm〜12μmであり、さらに好ましくは3μm〜10μmであり、特に好ましくは3μm〜8μmである。偏光子の厚みがこのような範囲であれば、加熱時のカールを良好に抑制することができ、および、良好な加熱時の外観耐久性が得られる。さらに、偏光子の厚みがこのような範囲であれば、光学積層体(結果として、有機EL表示装置)の薄型化に貢献し得る。
偏光子は、好ましくは、波長380nm〜780nmのいずれかの波長で吸収二色性を示す。偏光子の単体透過率は、好ましくは43.0%〜46.0%であり、より好ましくは44.5%〜46.0%である。偏光子の偏光度は、好ましくは97.0%以上であり、より好ましくは99.0%以上であり、さらに好ましくは99.9%以上である。
C.易接着層
易接着層は、上記のとおりシランカップリング剤を含む。シランカップリング剤としては、例えば、アクリル系シランカップリング剤、アミノ系シランカップリング剤、エポキシ系シランカップリング剤、メルカプト系シランカップリング剤が挙げられる。シランカップリング剤は、単独で用いてもよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。1つの実施形態においては、シランカップリング剤はアクリル系シランカップリング剤を含み、好ましくはアクリル系シランカップリング剤とアミノ系シランカップリング剤、エポキシ系シランカップリング剤、メルカプト系シランカップリング剤またはその組み合わせ(別のシランカップリング剤)とを組み合わせて含む。アクリル系シランカップリング剤および別のシランカップリング剤は、それぞれ、1種を単独で用いてもよく2種以上を併用してもよい。シランカップリング剤を含む易接着層を設けることにより、偏光子とアンチブロッキング層との接着性が顕著に増大する。
アクリル系シランカップリング剤は、代表的には、骨格に(メタ)アクリル基を有するシランカップリング剤である。アクリル系シランカップリング剤としては、例えば、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、メタクリロキシメチルトリメトキシシラン、メタクリロキシメチルトリエトキシシラン、アクリロキシメチルトリメトキシシラン、アクリロキシメチルトリエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシランが挙げられる。さらに、アクリル系シランカップリング剤は、多くの製品が市販されている。市販品の具体例としては、信越化学工業社製のKBM−502、KBM−5103が挙げられる。好ましくは、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシランまたは3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシランである。
アミノ系シランカップリング剤としては、例えば、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−フェニルアミノプロピルトリメトキシシラン、3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロピルアミンが挙げられる。さらに、アミノ系シランカップリング剤は、多くの製品が市販されている。市販品の具体例としては、信越化学工業社製のKBE−9103、KBM−575、KBM−6123、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製のA−1102、A−1122、A−1170が挙げられる。好ましくは、3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロピルアミンである。
エポキシ系シランカップリング剤としては、例えば、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシランが挙げられる。さらに、エポキシ系シランカップリング剤は、多くの製品が市販されている。市販品の具体例としては、信越化学工業社製のKBM−402が挙げられる。好ましくは、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシランである。
メルカプト系シランカップリング剤としては、例えば、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジエトキシシランが挙げられる。さらに、メルカプト系シランカップリング剤は、多くの製品が市販されている。市販品の具体例としては、信越化学工業社製のX−12−1056ESが挙げられる。
アクリル系シランカップリング剤と別のシランカップリング剤とを組み合わせて用いる場合、アクリル系シランカップリング剤と別のシランカップリング剤との含有比は、シランカップリング剤の合計を100とすると、好ましくは40/60〜60/40であり、より好ましくは45/55〜55/45であり、さらに好ましくは47/53〜53/47であり、特に好ましくは約50/50である。
易接着層の厚みは1nm〜100nmであり、好ましくは1nm〜50nmであり、さらに好ましくは10nm〜50nmである。易接着層の厚みがこのような範囲であれば、得られる光学積層体を高温・高湿下で使用した場合であっても、色抜け、浮き、ムラおよびスジが生じない。すなわち、高温・高湿下におけるきわめて優れた外観維持性能および光学特性維持性能を有する光学積層体が得られ得る。
易接着層は、シランカップリング剤(シラン化合物)を適切な溶媒(例えば、イソプロピルアルコール)に溶解した溶液をアンチブロッキング層表面に塗布および乾燥することにより形成され得る。
D.アンチブロッキング層
アンチブロッキング層は、代表的には凹凸表面を有する。凹凸表面は、微細な凹凸表面であってもよく、平坦部と隆起部とを有する表面であってもよい。1つの実施形態においては、アンチブロッキング層は、その表面の算術平均粗さRaが好ましくは20nm以上であり、より好ましくは20nm〜50nmである。凹凸表面は、例えば、アンチブロッキング層を形成する樹脂組成物に微粒子を含有させること、および/または、アンチブロッキング層を形成する樹脂組成物を相分離させることにより形成され得る。
樹脂組成物に用いられる樹脂としては、例えば、熱硬化型樹脂、熱可塑型樹脂、紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂、二液混合型樹脂が挙げられる。紫外線硬化型樹脂が好ましい。簡単な加工操作にて効率よくアンチブロッキング層を形成することができるからである。
紫外線硬化型樹脂としては、任意の適切な樹脂を用いることができる。具体例としては、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、アミド系樹脂、シリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂が挙げられる。紫外線硬化型樹脂は、紫外線硬化型のモノマー、オリゴマー、ポリマーを包含する。 本発明の実施形態においては、紫外線硬化型樹脂としてウレタン(メタ)アクリレートが好適に用いられ得る。
ウレタン(メタ)アクリレートとしては、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、ポリオールおよびジイソシアネートを構成成分として含有するものが用いられ得る。例えば、(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸エステルの少なくとも一方のモノマーとポリオールとを用いて水酸基を1個以上有するヒドロキシ(メタ)アクリレートを作製し、当該ヒドロキシ(メタ)アクリレートをジイソシアネートと反応させることによりウレタン(メタ)アクリレートを製造することができる。ウレタン(メタ)アクリレートは、一種類を単独で使用でもよく、二種類以上を併用してもよい。
微粒子としては、任意の適切な微粒子を用いることができる。微粒子は、好ましくは透明性を有する。このような微粒子を構成する材料としては、金属酸化物、ガラス、樹脂が挙げられる。具体例としては、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、酸化カルシウム等の無機系微粒子、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリウレタン、アクリル系樹脂、アクリル−スチレン共重合体、ベンゾグアナミン、メラミン、ポリカーボネート等の有機系微粒子、シリコーン系粒子などが挙げられる。微粒子は、1種類を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。好ましくは有機系微粒子であり、より好ましくはアクリル系樹脂の微粒子である。屈折率が適切だからである。
微粒子の最頻粒子径は、アンチブロッキング層のアンチブロッキング性、ヘイズ等に応じて適切に設定することができる。微粒子の最頻粒子径は、例えば、アンチブロッキング層の厚さの±50%の範囲内である。なお、本明細書において「最頻粒子径」とは、粒子分布の極大値を示す粒径をいい、フロー式粒子像分析装置(Sysmex社製、製品名「FPTA−3000S」)を用いて、所定条件下(Sheath液:酢酸エチル、測定モード:HPF測定、測定方式:トータルカウント)で測定することによって求められる。測定試料としては、粒子を酢酸エチルで1.0重量%に希釈し、超音波洗浄機を用いて均一に分散させた分散液が用いられ得る。
微粒子の含有量は、樹脂組成物の固形分100重量部に対して、好ましくは0.05重量部〜1.0重量部であり、より好ましくは0.1重量部〜0.5重量部であり、さらに好ましくは0.1重量部〜0.2重量部である。微粒子の含有量が少なすぎると、アンチブロッキング性が不十分となる場合がある。微粒子の含有量が多すぎると、アンチブロッキング層のヘイズが高くなり、光学積層体(最終的には画像表示装置)の視認性が不十分となる場合がある。
樹脂組成物は、目的に応じて任意の適切な添加剤をさらに含有し得る。添加剤の具体例としては、反応性希釈剤、可塑剤、界面活性剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、レベリング剤、チクソトロピー剤、帯電防止剤が挙げられる。添加剤の数、種類、組み合わせ、添加量等は目的に応じて適切に設定され得る。
アンチブロッキング層は、代表的には、樹脂組成物を基材40の表面に塗布し、硬化させることにより形成され得る。塗布方法としては、任意の適切な方法を採用することができる。塗布方法の具体例としては、ディップコート法、エアーナイフコート法、カーテンコート法、ローラーコート法、ワイヤーバーコート法、グラビアコート法、ダイコート法、押出コート法が挙げられる。
硬化方法は、樹脂組成物に含まれる樹脂の種類に応じて適切に選択され得る。例えば、紫外線硬化樹脂を用いる場合には、例えば150mJ/cm以上、好ましくは200mJ/cm〜1000mJ/cmの露光量で紫外線を照射することにより、樹脂組成物を適切に硬化させてアンチブロッキング層を形成することができる。
アンチブロッキング層の厚みは、好ましくは0.5μm〜2.0μmであり、より好ましくは0.8μm〜1.5μmである。このような厚みであれば、光学積層体に所望される光学特性に悪影響を与えることなく、良好なアンチブロッキング性を確保することができる。
アンチブロッキング層の構成、材料、形成方法等の詳細は、例えば、特開2015−115171号公報、特開2015−141674号公報、特開2015−120870号公報、特開2015−005272号公報に記載されている。これらの記載は、本明細書に参考として援用される。
偏光子とアンチブロッキング層(易接着層)との接着性(初期ピール力)は、好ましくは0.80(N/15mm)以上であり、より好ましくは0.90(N/15mm)以上であり、さらに好ましくは1.00(N/15mm)以上である。接着性の上限は、例えば3.0(N/15mm)である。上記のとおりシランカップリング剤を含む易接着層を設けることにより、このような非常に優れた接着性を実現することができる。なお、接着性は、JIS 6854−1に準拠して測定され得る。
E.基材
基材40は、好ましくは透明である。基材の全光線透過率は、好ましくは80%以上であり、より好ましくは85%以上であり、さらに好ましくは90%以上である。
基材40は、1つの実施形態においては、光学的に等方性である。このような構成であれば、基材は偏光子の内側保護フィルムとして良好に機能し得る。本明細書において「光学的に等方性」とは、面内位相差Re(550)が0nm〜10nmであり、厚み方向の位相差Rth(550)が−10nm〜+10nmであることをいう。基材の面内位相差Re(550)は好ましくは0nm〜5nmであり、厚み方向の位相差Rth(550)は好ましくは−5nm〜+5nmである。なお、「Re(550)」は、23℃における波長550nmの光で測定したフィルムの面内位相差であり、フィルムの厚みをd(nm)としたとき、式:Re=(nx−ny)×dによって求められる。「Rth」(550)」は、23℃における波長550nmの光で測定したフィルムの厚み方向の位相差であり、フィルムの厚みをd(nm)としたとき、式:Re=(nx−nz)×dによって求められる。ここで、「nx」は面内の屈折率が最大になる方向(すなわち、遅相軸方向)の屈折率であり、「ny」は面内で遅相軸と直交する方向(すなわち、進相軸方向)の屈折率であり、「nz」は厚み方向の屈折率である。
基材の平均屈折率は、好ましくは1.6未満であり、より好ましくは1.59以下であり、さらに好ましくは1.4〜1.55である。
基材を構成する材料としては、上記特性を満足し得る任意の適切な材料を用いることができる。基材を構成する材料としては、例えば、ノルボルネン系樹脂やオレフィン系樹脂などの共役系を有さない樹脂、ラクトン環やグルタルイミド環などの環状構造をアクリル系主鎖中に有する樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂が挙げられる。好ましくは、ノルボルネン系樹脂やオレフィン系樹脂などの共役系を有さない樹脂、ラクトン環やグルタルイミド環などの環状構造をアクリル系主鎖中に有する樹脂である。このような材料であれば、基材を形成した際に、分子鎖の配向に伴う位相差の発現を小さく抑えることができる。
基材は、別の実施形態においては、所定の位相差を有していてもよい。例えば、基材がいわゆるλ/4板として機能し得るような面内位相差を有していてもよい。このような構成であれば、位相差層を別途配置することなく、光学積層体に良好な円偏光機能が付与されるので、光学積層体が画像表示装置の反射防止フィルムとして良好に機能し得る。この場合、基材の遅相軸と偏光子の吸収軸とのなす角度は、代表的には約45°である。このような基材は、例えば、ノルボルネン系樹脂やポリカーボネート系樹脂のフィルムを適切な条件で延伸することにより形成され得る。
基材の厚みは、好ましくは10μm〜50μm以下であり、より好ましくは20μm〜35μm以下である。
F.導電層
導電層50は、代表的には透明である(すなわち、導電層は透明導電層である)。基材の偏光子と反対側に導電層を形成することにより、光学積層体は、表示セル(例えば、液晶セル、有機ELセル)と偏光子との間にタッチセンサが組み込まれた、いわゆるインナータッチパネル型入力表示装置に適用され得る。
導電層は、必要に応じてパターン化され得る。パターン化によって、導通部と絶縁部とが形成され得る。結果として、電極が形成され得る。電極は、タッチパネルへの接触を感知するタッチセンサ電極として機能し得る。パターンの形状はタッチパネル(例えば、静電容量方式タッチパネル)として良好に動作するパターンが好ましい。具体例としては、特表2011−511357号公報、特開2010−164938号公報、特開2008−310550号公報、特表2003−511799号公報、特表2010−541109号公報に記載のパターンが挙げられる。
導電層の全光線透過率は、好ましくは80%以上であり、より好ましくは85%以上であり、さらに好ましくは90%以上である。
導電層の密度は、好ましくは1.0g/cm〜10.5g/cmであり、より好ましくは1.3g/cm〜3.0g/cmである。
導電層の表面抵抗値は、好ましくは0.1Ω/□〜1000Ω/□であり、より好ましくは0.5Ω/□〜500Ω/□であり、さらに好ましくは1Ω/□〜250Ω/□である。
導電層の代表例としては、金属酸化物を含む導電層が挙げられる。金属酸化物としては、例えば、酸化インジウム、酸化スズ、酸化亜鉛、インジウム−スズ複合酸化物、スズ−アンチモン複合酸化物、亜鉛−アルミニウム複合酸化物、インジウム−亜鉛複合酸化物が挙げられる。なかでも好ましくは、インジウム−スズ複合酸化物(ITO)である。
導電層の厚みは、好ましくは0.01μm〜0.05μmであり、より好ましくは0.01μm〜0.03μmである。このような範囲であれば、導電性および光透過性に優れる導電層を得ることができる。
G.保護層
保護層60は、偏光子の保護層として使用できる任意の適切なフィルムで形成される。当該フィルムの主成分となる材料の具体例としては、トリアセチルセルロース(TAC)等のセルロース系樹脂や、ポリエステル系、ポリビニルアルコール系、ポリカーボネート系、ポリアミド系、ポリイミド系、ポリエーテルスルホン系、ポリスルホン系、ポリスチレン系、ポリノルボルネン系、ポリオレフィン系、(メタ)アクリル系、アセテート系等の透明樹脂等が挙げられる。また、(メタ)アクリル系、ウレタン系、(メタ)アクリルウレタン系、エポキシ系、シリコーン系等の熱硬化型樹脂または紫外線硬化型樹脂等も挙げられる。この他にも、例えば、シロキサン系ポリマー等のガラス質系ポリマーも挙げられる。また、特開2001−343529号公報(WO01/37007)に記載のポリマーフィルムも使用できる。このフィルムの材料としては、例えば、側鎖に置換または非置換のイミド基を有する熱可塑性樹脂と、側鎖に置換または非置換のフェニル基ならびにニトリル基を有する熱可塑性樹脂を含有する樹脂組成物が使用でき、例えば、イソブテンとN−メチルマレイミドからなる交互共重合体と、アクリロニトリル・スチレン共重合体とを有する樹脂組成物が挙げられる。当該ポリマーフィルムは、例えば、上記樹脂組成物の押出成形物であり得る。
本発明の光学積層体は、後述するように代表的には画像表示装置の視認側に配置され、保護層60は、代表的にはその視認側に配置される。したがって、保護層60には、必要に応じて、ハードコート処理、反射防止処理、スティッキング防止処理、アンチグレア処理等の表面処理が施されていてもよい。さらに/あるいは、保護層60には、必要に応じて、偏光サングラスを介して視認する場合の視認性を改善する処理(代表的には、(楕)円偏光機能を付与すること、超高位相差を付与すること)が施されていてもよい。このような処理を施すことにより、偏光サングラス等の偏光レンズを介して表示画面を視認した場合でも、優れた視認性を実現することができる。したがって、光学積層体は、屋外で用いられ得る画像表示装置にも好適に適用され得る。
保護層の厚みは、好ましくは20μm〜200μm、より好ましくは30μm〜100μm、さらに好ましくは35μm〜95μmである。
H.画像表示装置
上記A項からG項に記載の光学積層体は、画像表示装置に適用され得る。したがって、本発明は、そのような光学積層体を用いた画像表示装置を包含する。画像表示装置の代表例としては、液晶表示装置、有機EL表示装置が挙げられる。本発明の実施形態による画像表示装置は、その視認側に上記A項からG項に記載の光学積層体を備える。光学積層体は、導電層が表示セル(例えば、液晶セル、有機ELセル)側となるように(偏光子が視認側となるように)配置されている。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例によって限定されるものではない。なお、各特性の測定方法は以下の通りである。
(1)厚み
導電層については、大塚電子製MCPD2000を用いて干渉膜厚測定法によって測定した。その他のフィルムについては、デジタルマイクロメーター(アンリツ社製KC−351C)を用いて測定した。
(2)基材の位相差値
基材の屈折率nx、nyおよびnzを、自動複屈折測定装置(王子計測機器株式会社製,自動複屈折計KOBRA−WPR)により計測した。測定波長は550nmであり、測定温度は23℃であった。
(3)接着性(初期ピール力)
得られた光学積層体に一定幅の切り込みを入れ、偏光子の端を剥ぎ取りつかみしろを作り、その部分を一定速度で垂直に引っ張った。その際、偏光子と光学積層体の残りの部分との角度が90度に保たれる治具を用いて行い、引き剥しに要する力を測定した。なお、本測定方法はJIS 6854−1に準拠したものである。
<実施例1>
(アンチブロッキング層/基材の積層体の作製)
市販の長尺状シクロオレフィン(ノルボルネン)系樹脂フィルム(日本ゼオン社製、製品名「ゼオノアZF16」、厚み40μm)を基材として用いた。このフィルムの面内位相差Re(550)は1.7nmであり、厚み方向の位相差Rth(550)は5.3nmであった。一方、ハードコート層の形成材料として、DIC(株)製、商品名「ユニディックELS−888」80重量部と、DIC(株)製、商品名「ユニディックRS28−605」20重量とを配合してアンチブロッキング層形成用樹脂組成物を調製した。この樹脂組成物を基材に塗布し、紫外線を露光量230mJ/cmで照射し、アンチブロッキング層を形成した。得られたアンチブロッキング層の厚みは1.0μmであった。このようにして、アンチブロッキング層/基材の積層体を作製した。
(易接着層/アンチブロッキング層/基材/導電層の積層体の作製)
上記アンチブロッキング層/基材の積層体の基材表面に、インジウム−スズ複合酸化物からなる透明導電層(厚み20nm)をスパッタリングにより形成し、アンチブロッキング層/基材/導電層の積層体を作製した。具体的な手順は以下のとおりである:ArおよびO(流量比はAr:O=99.9:0.1)を導入した真空雰囲気下(0.40Pa)で、10重量%の酸化スズと90重量%の酸化インジウムとの焼結体をターゲットとして用いて、フィルム温度を130℃とし、水平磁場を100mTとするRF重畳DCマグネトロンスパッタリング法(放電電圧150V、RF周波数13.56MHz、DC電力に対するRF電力の比(RF電力/DC電力)は0.8)を用いた。得られた透明導電層を150℃温風オーブンにて加熱して結晶転化処理を行った。
アミノ系シランカップリング剤として3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロピルアミン(信越化学社製、製品名「KBE−9103」)をイソプロピルアルコールに溶解し、1%のシランカップリング剤溶液を調製した。当該シランカップリング剤溶液を、上記で得られたアンチブロッキング層/基材/導電層の積層体のアンチブロッキング層表面に塗布し、60℃で3分間乾燥して、易接着層を形成した。このようにして、易接着層/アンチブロッキング層/基材/導電層の積層体の積層体を作製した。
(偏光子の作製)
厚み30μmのポリビニルアルコール(PVA)系樹脂フィルム(クラレ製、製品名「PE3000」)の長尺ロールを、ロール延伸機により長手方向に5.9倍になるように長手方向に一軸延伸しながら同時に膨潤、染色、架橋、洗浄処理を施し、最後に乾燥処理を施すことにより厚み12μmの偏光子を作製した。
具体的には、膨潤処理は20℃の純水で処理しながら2.2倍に延伸した。次いで、染色処理は得られる偏光子の単体透過率が45.0%になるようにヨウ素濃度が調整されたヨウ素とヨウ化カリウムの重量比が1:7である30℃の水溶液中において処理しながら1.4倍に延伸した。更に、架橋処理は、2段階の架橋処理を採用し、1段階目の架橋処理は40℃のホウ酸とヨウ化カリウムを溶解した水溶液において処理しながら1.2倍に延伸した。1段階目の架橋処理の水溶液のホウ酸含有量は5.0重量%で、ヨウ化カリウム含有量は3.0重量%とした。2段階目の架橋処理は65℃のホウ酸とヨウ化カリウムを溶解した水溶液において処理しながら1.6倍に延伸した。2段階目の架橋処理の水溶液のホウ酸含有量は4.3重量%で、ヨウ化カリウム含有量は5.0重量%とした。また、洗浄処理は、20℃のヨウ化カリウム水溶液で処理した。洗浄処理の水溶液のヨウ化カリウム含有量は2.6重量%とした。最後に、乾燥処理は70℃で5分間乾燥させて偏光子を得た。
(偏光板の作製)
上記偏光子の片側に、ポリビニルアルコール系接着剤を介して、TACフィルムの片面にハードコート処理により形成されたハードコート(HC)層を有するHC−TACフィルム(厚み:32μm、保護層に対応する)をロールトゥロールにより貼り合わせ、保護層/偏光子の構成を有する長尺状の偏光板を得た。
(光学積層体の作製)
上記で得られた偏光板の偏光子面と上記で得られた易接着層/アンチブロッキング層/基材/導電層の積層体の易接着層面とを、ポリビニルアルコール(PVA)系接着剤を介してロールトゥロールにより貼り合わせ、保護層/偏光子/易接着層/アンチブロッキング層/基材/導電層の構成を有する長尺状の光学積層体を得た。
得られた光学積層体における偏光子とアンチブロッキング層との接着性を上記(3)の手順で測定した。結果を表1に示す。
Figure 0006649106
<実施例2>
エポキシ系シランカップリング剤(3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン:信越化学社製、製品名「KBM−402」)を用いて易接着層を形成したこと以外は実施例1と同様にして光学積層体を得た。得られた光学積層体を実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
<実施例3>
アクリル系シランカップリング剤(3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン:信越化学社製、製品名「KBM−502」)を用いて易接着層を形成したこと以外は実施例1と同様にして光学積層体を得た。得られた光学積層体を実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
<実施例4>
メルカプト系シランカップリング剤(信越化学工業社製、製品名「X−12−1056ES」)を用いて易接着層を形成したこと以外は実施例1と同様にして光学積層体を得た。得られた光学積層体を実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
<比較例1>
易接着層を形成しなかったこと以外は実施例1と同様にして光学積層体を得た。得られた光学積層体を実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
<評価>
表1から明らかなように、シランカップリング剤を含む易接着層を形成することにより、偏光子とアンチブロッキング層との接着性を顕著に改善できることがわかる。
本発明の光学積層体は画像表示装置(代表的には、液晶表示装置、有機EL表示装置)に好適に用いられ得る。
10 偏光子
20 易接着剤層
30 アンチブロッキング層
40 基材
50 導電層
60 保護層
100 光学積層体

Claims (5)

  1. 偏光子と易接着層とアンチブロッキング層と基材と導電層とをこの順に備え、該易接着層がシランカップリング剤を含み、
    該アンチブロッキング層が紫外線硬化型樹脂から形成されている、
    光学積層体。
  2. 前記シランカップリング剤がアクリル系シランカップリング剤を含む、請求項1に記載の光学積層体。
  3. 前記シランカップリング剤が、アミノ系シランカップリング剤、エポキシ系シランカップリング剤、メルカプト系シランカップリング剤、およびその組み合わせからなる群から選択される別のシランカップリング剤をさらに含む、請求項2に記載の光学積層体。
  4. 前記アクリル系シランカップリング剤と前記別のシランカップリング剤との含有比が40/60〜60/40である、請求項3に記載の光学積層体。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の光学積層体を視認側に備え、該光学積層体の偏光子が視認側に配置されている、画像表示装置。
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