JP6648961B2 - 排泄物処理材の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、排泄物処理材及びその製造方法に関する。
従来の排泄物処理材としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された排泄物処理材は、動物用の排泄物処理材であって、吸水性を有する多数の粒状体からなる。これらの粒状体は、動物用トイレに敷き詰められる。かかる動物用トイレにおいて、猫等の動物は、排泄物処理材の上に直接乗った状態で排泄する。
特開2007−190026号公報
このように、排泄物処理材は、動物が排泄する際の足場となるものである。ところが、従来の排泄物処理材が敷設された動物用トイレにおいては、動物が乗ったときに排泄物処理材が大きく沈み込み、それにより足場が不安定になるという問題があった。かかる足場の不安定さは、動物の足腰に負担を与えるものであり、特に足腰が弱い個体(例えば、老猫や仔猫)にとっては大きな負担となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、動物が乗ったときの沈み込みを小さく抑えることができる排泄物処理材、及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明による排泄物処理材は、複数の粒状体からなる排泄物処理材であって、第1の直径を有する第1の粒状体と、上記第1の直径よりも小さい第2の直径を有する第2の粒状体と、上記第2の直径よりも小さい第3の直径を有する第3の粒状体と、を備えることを特徴とする。
この排泄物処理材においては、第1の粒状体の他に、それよりも小さい直径を有する第2の粒状体が設けられている。これにより、排泄物処理材を動物用トイレに敷設する際、第1の粒状体間の隙間に、第2の粒状体が入り込むことになる。さらに、第2の粒状体よりも小さい直径を有する第3の粒状体も設けられているため、第2の粒状体間の隙間や、第1の粒状体と第2の粒状体との間の隙間に、第3の粒状体が入り込むことになる。このため、排泄物処理材が第1の粒状体のみからなる場合、あるいは第1及び第2の粒状体のみからなる場合に比して、複数の粒状体を動物用トイレに高密度で敷き詰めることが可能となる。したがって、この排泄物処理材によれば、動物が乗ったときの沈み込みを小さく抑えることができる。
また、本発明による排泄物処理材の製造方法は、複数の粒状体からなる排泄物処理材を製造する方法であって、第1の直径を有する第1の粒状体を形成する第1の粒状体形成工程と、上記第1の直径よりも小さい第2の直径を有する第2の粒状体を形成する第2の粒状体形成工程と、上記第2の直径よりも小さい第3の直径を有する第3の粒状体を形成する第3の粒状体形成工程と、上記第1の粒状体、上記第2の粒状体及び上記第3の粒状体を混合する混合工程と、を含むことを特徴とする。
この製造方法においては、第1の粒状体の他に、それよりも小さい直径を有する第2の粒状体が形成される。これにより、製造後の排泄物処理材を動物用トイレに敷設する際、第1の粒状体間の隙間に、第2の粒状体が入り込むことになる。さらに、第2の粒状体よりも小さい直径を有する第3の粒状体も形成されるため、第2の粒状体間の隙間や、第1の粒状体と第2の粒状体との間の隙間に、第3の粒状体が入り込むことになる。このため、第1の粒状体のみが形成される場合、あるいは第1及び第2の粒状体のみが形成される場合に比して、複数の粒状体を動物用トイレに高密度で敷き詰めることが可能となる。したがって、この製造方法によれば、動物が乗ったときの沈み込みを小さく抑えることができる排泄物処理材が得られる。
本発明によれば、動物が乗ったときの沈み込みを小さく抑えることができる排泄物処理材、及びその製造方法を実現することができる。
本発明による排泄物処理材の一実施形態を示す模式図である。 図1の排泄物処理材における粒状体10を示す模式図である。 図1の排泄物処理材における粒状体20を示す模式図である。 図1の排泄物処理材における粒状体30を示す模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明による排泄物処理材の一実施形態を示す模式図である。排泄物処理材1は、複数の粒状体からなる排泄物処理材であって、粒状体10(第1の粒状体)、粒状体20(第2の粒状体)及び粒状体30(第3の粒状体)を備えている。この排泄物処理材1は、猫等の動物の排泄物を吸収することにより、当該排泄物を処理するものである。
図2は、粒状体10を示す模式図である。粒状体10は、粒状芯部12(第1の造粒物)及び被覆層部14を有している。粒状芯部12は、粒状に成形されている。かかる粒状の形状としては、例えば、球、円柱、楕円体が挙げられる。粒状芯部12は、排泄物を吸水及び保水する機能を有する。粒状芯部12を構成する材料としては、例えば、紙類、プラスチック類又はオカラを用いることができる。これらの材料は、粒状芯部12の主材料であることが好ましい。ここで、粒状芯部12の主材料とは、粒状芯部12を構成する材料のうち、当該粒状芯部12に占める重量割合が最大のものをいう。
紙類は、パルプを主体とする材料をいう。紙類としては、例えば、通常の紙の他にも、塩ビ壁紙分級物(塩ビ壁紙を分級することにより得られる紙)、フラッフパルプ、製紙スラッジ、パルプスラッジ等が挙げられる。プラスチック類としては、例えば、紙おむつ分級物(紙おむつを分級することにより得られるプラスチック)を用いてもよい。オカラは、乾燥オカラであることが好ましい。
被覆層部14は、粒状芯部12を覆っている。被覆層部14は、粒状芯部12の表面の全体を覆っていてもよいし、粒状芯部12の表面の一部のみを覆っていてもよい。この被覆層部14は、使用時に排泄物を吸収した粒状体10,20,30どうしを付着させて固まりにする機能を有する。被覆層部14を構成する材料としても、例えば、紙類、プラスチック類又はオカラを用いることができる。これらの材料は、被覆層部14の主材料であることが好ましい。
被覆層部14には、吸水時に粘性を有する接着性材料が含有されている。かかる接着性材料としては、例えば、澱粉、CMC(カルボキシメチルセルロース)、PVA(ポリビニルアルコール)、デキストリン、又は吸水性ポリマーを用いることができる。吸水性ポリマーは、平均粒径が20μm以下であることが好ましい。ここで、平均粒径とは、多数の粒子の集合体である吸水性ポリマーを篩にかけたときに、50重量%以上の粒子が通過できる最小の目開きをいう。したがって、平均粒径が20μm以下であるとは、吸水性ポリマーを目開き20μmの篩にかけたときに、50重量%以上の粒子が通過できるということである。
図3は、粒状体20を示す模式図である。粒状体20は、粒状芯部22(第2の造粒物)及び被覆層部24を有している。粒状芯部22は、粒状に成形されている。粒状芯部22は、排泄物を吸水及び保水する機能を有する。粒状芯部22を構成する材料としては、上述した粒状芯部12と同様のものを用いることができる。
被覆層部24は、粒状芯部22を覆っている。被覆層部24は、粒状芯部22の表面の全体を覆っていてもよいし、粒状芯部22の表面の一部のみを覆っていてもよい。この被覆層部24は、使用時に排泄物を吸収した粒状体10,20,30どうしを付着させて固まりにする機能を有する。被覆層部24を構成する材料としては、上述した被覆層部14と同様のものを用いることができる。被覆層部24にも、接着性材料が含有されている。
図4は、粒状体30を示す模式図である。粒状体30は、粒状芯部32(第3の造粒物)及び被覆層部34を有している。粒状芯部32は、粒状に成形されている。粒状芯部32は、排泄物を吸水及び保水する機能を有する。粒状芯部32を構成する材料としては、上述した粒状芯部12と同様のものを用いることができる。
被覆層部34は、粒状芯部32を覆っている。被覆層部34は、粒状芯部32の表面の全体を覆っていてもよいし、粒状芯部32の表面の一部のみを覆っていてもよい。この被覆層部34は、使用時に排泄物を吸収した粒状体10,20,30どうしを付着させて固まりにする機能を有する。被覆層部34を構成する材料としては、上述した被覆層部14と同様のものを用いることができる。被覆層部34にも、接着性材料が含有されている。
図1に戻って、粒状体10,20,30は、相異なる直径を有している。すなわち、粒状体10、粒状体20及び粒状体30は、それぞれ第1の直径、第2の直径及び第3の直径を有している。第2の直径は第1の直径よりも小さく、第3の直径は第2の直径よりも小さい。第1乃至第3の直径としては、例えば、第1の直径が4.5mm以上5.5mm未満、第2の直径が3.5mm以上4.5mm未満、第3の直径が2.5mm以上3.5mm未満という組合わせが考えられる。あるいは、第1の直径が2.5mm以上3.5mm未満、第2の直径が1.5mm以上2.5mm未満、第3の直径が0.5mm以上1.5mm未満という組合わせも考えられる。
このように、排泄物処理材1においては、相異なる直径を有する粒状体10,20,30が混合されている。ここで、粒状体10、粒状体20及び粒状体30の全体に占める粒状体10の重量割合は、例えば、40%以上60%以下である。また、粒状体20及び粒状体30の全体に占める粒状体20の重量割合は、例えば、50%以上70%以下である。
さらに、粒状体10、粒状体20及び粒状体30の全体に占める粒状体10、粒状体20及び粒状体30の重量割合をそれぞれR1、R2及びR3としたとき、R1>R2>R3であることが好ましい。つまり、粒状体10の重量割合が粒状体20の重量割合よりも大きく、かつ粒状体20の重量割合が粒状体30の重量割合よりも大きいことが好ましい。
続いて、本発明による排泄物処理材の製造方法の一実施形態として、排泄物処理材1の製造方法の一例を説明する。この製造方法は、第1の粒状体形成工程、第2の粒状体形成工程、第3の粒状体形成工程、及び混合工程を含んでいる。以下に述べるように、本実施形態においては、粒状芯部12,22,32を押出造粒により形成するため、略円柱状の粒状体10,20,30が得られる。
第1の粒状体形成工程は、粒状体10を形成する工程である。この工程においては、粒状芯部12を構成する材料を粉砕機で所定の大きさに粉砕した後、所定の割合でミキサーに投入して混ぜ合わせる。そして、必要に応じて加水した後、当該材料を造粒機によって押出造粒することにより、粒状芯部12を形成する(第1の造粒工程)。この押出造粒には、第1の孔径を有するダイスが用いられる。
次に、コーティング装置等を用いて、粒状芯部12の周囲に被覆層部14を構成する材料を付着させることにより、被覆層部14を形成する。被覆材料の付着は、例えば、散布又は噴霧により行うことができる。その後、このようにして得られた粒状体を、所定の寸法の篩目を有する篩にかけることにより、所定の規格を満たす粒状体のみを抽出する。そして、抽出された粒状体を乾燥機で乾燥させる。以上により、粒状体10が形成される。
第2の粒状体形成工程は、粒状体20を形成する工程である。この工程においては、粒状芯部22を構成する材料を粉砕機で所定の大きさに粉砕した後、所定の割合でミキサーに投入して混ぜ合わせる。そして、必要に応じて加水した後、当該材料を造粒機によって押出造粒することにより、粒状芯部22を形成する(第2の造粒工程)。この押出造粒には、第1の孔径よりも小さい第2の孔径を有するダイスが用いられる。
次に、コーティング装置等を用いて、粒状芯部22の周囲に被覆層部24を構成する材料を付着させることにより、被覆層部24を形成する。その後、このようにして得られた粒状体を、所定の寸法の篩目を有する篩にかけることにより、所定の規格を満たす粒状体のみを抽出する。そして、抽出された粒状体を乾燥機で乾燥させる。以上により、粒状体20が形成される。
第3の粒状体形成工程は、粒状体30を形成する工程である。この工程においては、粒状芯部32を構成する材料を粉砕機で所定の大きさに粉砕した後、所定の割合でミキサーに投入して混ぜ合わせる。そして、必要に応じて加水した後、当該材料を造粒機によって押出造粒することにより、粒状芯部32を形成する(第3の造粒工程)。この押出造粒には、第2の孔径よりも小さい第3の孔径を有するダイスが用いられる。
次に、コーティング装置等を用いて、粒状芯部32の周囲に被覆層部34を構成する材料を付着させることにより、被覆層部34を形成する。その後、このようにして得られた粒状体を、所定の寸法の篩目を有する篩にかけることにより、所定の規格を満たす粒状体のみを抽出する。そして、抽出された粒状体を乾燥機で乾燥させる。以上により、粒状体30が形成される。
上述のように、第1乃至第3の造粒工程においては、相異なる孔径(第1乃至第3の孔径)を有するダイスが用いられる。第1の孔径、第2の孔径及び第3の孔径は、それぞれ製造後の粒状体10、粒状体20及び粒状体30について所望の直径が得られるように設定される。ここで、第1の孔径と第2の孔径との差は、0.5mm以上であることが好ましく、1mm以上であることがより好ましい。同様に、第2の孔径と第3の孔径との差は、0.5mm以上であることが好ましく、1mm以上であることがより好ましい。
例えば、第1乃至第3の孔径としては、第1の孔径が4.8mm以上5.2mm以下、第2の孔径が3.8mm以上4.2mm以下、第3の孔径が2.8mm以上3.2mm以下という組合わせが考えられる。あるいは、第1の孔径が2.8mm以上3.2mm以下、第2の孔径が1.8mm以上2.2mm以下、第3の孔径が0.8mm以上1.2mm以下という組合わせも考えられる。
なお、第1乃至第3の粒状体形成工程は、任意の順序で実行することができ、同時並行で実行してもよい。
混合工程は、第1乃至第3の粒状体形成工程において形成された粒状体10,20,30を混合する工程である。この工程においては、粒状体10、粒状体20及び粒状体30の全体に占める粒状体10の重量割合が例えば40%以上60%以下となるように、粒状体10、粒状体20及び粒状体30を混合する。また、粒状体20及び粒状体30の全体に占める粒状体20の重量割合が例えば50%以上70%以下となるように、粒状体10、粒状体20及び粒状体30を混合する。さらに、上述のR1、R2及びR3についてR1>R2>R3となるように、粒状体10、粒状体20及び粒状体30を混合することが好ましい。
本実施形態の効果を説明する。本実施形態においては、粒状体10の他に、それよりも小さい直径を有する粒状体20が設けられている。これにより、排泄物処理材1を動物用トイレに敷設する際、粒状体10間の隙間に、粒状体20が入り込むことになる。さらに、粒状体20よりも小さい直径を有する粒状体30も設けられているため、粒状体20間の隙間や、粒状体10と粒状体20との間の隙間に、粒状体30が入り込むことになる。このため、排泄物処理材1が粒状体10のみからなる場合、あるいは粒状体10及び粒状体20のみからなる場合に比して、複数の粒状体(粒状体10,20,30)を動物用トイレに高密度で敷き詰めることが可能となる。したがって、排泄物処理材1によれば、動物が乗ったときの沈み込みを小さく抑えることができる。
このように排泄物処理材1の沈み込みが小さく抑えられることにより、足場が安定するため、排泄する際に動物の足腰にかかる負担が軽減される。また、足場の安定により排泄物処理材1上の歩行が容易になるため、動物がトイレ内の好みの場所で排泄しやすくなる。かかる排泄物処理材1は、老猫や仔猫のような足腰が弱い個体向けの排泄物処理材として、特に好適に用いることができる。
上述のとおり、排泄物処理材1によれば、粒状体10,20,30を動物用トイレに高密度で敷き詰めることができる。すなわち、動物用トイレに敷設された粒状体10,20,30間の隙間を小さくすることができる。これにより、粒状体10,20,30の飛び散りが抑制される。また、排泄物処理材1の表面(動物の足場となる面)の凹凸が小さくなり、その平面度が高くなる。このように排泄物処理材1の表面の平面度が高くなることも、動物の歩行の容易性に寄与する。
粒状体10,20,30を動物用トイレに高密度で敷き詰める観点から、粒状体10、粒状体20及び粒状体30の全体に占める粒状体10の重量割合は、40%以上60%以下であることが好ましい。また、粒状体20及び粒状体30の全体に占める粒状体20の重量割合は、50%以上70%以下であることが好ましい。
ところで、粒状体が飛び散ったり動物の足裏に付着したりするのを抑制するには、大きい粒状体の方が有利である。かかる観点から、排泄物処理材1においては、粒状体10の重量割合が粒状体20の重量割合よりも大きく、粒状体20の重量割合が粒状体30の重量割合よりも大きいことが好ましい。
第1乃至第3の粒状体形成工程は、それぞれ第1乃至第3の造粒工程を含んでいる。すなわち、本実施形態においては、相異なる孔径を有するダイスを用いた押出造粒により、粒状芯部12,22,32を形成している。これにより、相異なる直径を有する粒状体10,20,30を容易に得ることができる。
なお、大きさの異なる粒状体を得る手段としては、粒状体の直径ではなく長さを変えることも考えらえる。すなわち、相異なる長さを有する複数の粒状体を形成することも考えられる。しかし、押出造粒により形成される造粒物の長さには大きなばらつきが生じやすいため、所望の長さの粒状体を得ることは困難である。それゆえ、例えば比較的長い粒状体と比較的短い粒状体とを形成したい場合であっても、両者がどのような割合で得られるかは製造上のばらつきという偶然の要素に左右されやすく、当該割合をコントロールしにくいという問題がある。
これに対し、本実施形態においては、直径を変えることにより、大きさの異なる粒状体10,20,30を得ている。この点、押出造粒により形成される造粒物の直径にもばらつきは生じるものの、そのばらつきは、長さのばらつきに比べると遥かに小さいものである。それゆえ、ダイスの孔径を調整することによって、所望の直径の粒状体を容易に得ることができる。このため、各粒状体10,20,30が得られる割合をコントロールしやすいという利点がある。
第1の孔径と第2の孔径との差が0.5mm以上である場合、製造上のばらつきを考慮しても、比較的大きい直径を有する粒状体10と比較的小さい直径を有する粒状体20とを確実に得ることができる。第1の孔径と第2の孔径との差が1mm以上であれば、かかる粒状体10及び粒状体20をより確実に得ることができる。
同様に、第2の孔径と第3の孔径との差が0.5mm以上である場合、製造上のばらつきを考慮しても、比較的大きい直径を有する粒状体20と比較的小さい直径を有する粒状体30とを確実に得ることができる。第2の孔径と第3の孔径との差が1mm以上であれば、かかる粒状体20及び粒状体30をより確実に得ることができる。
上述のとおり、排泄物処理材1は、老猫や仔猫の使用に適している。しかし、老猫と仔猫とは、足腰が弱いという点では共通する一方で、体重や足裏の大きさは顕著に相違する。すなわち、老猫は体重が重く足裏が大きいのに対し、仔猫は体重が軽く足裏が小さい。それゆえ、老猫については全体的に大きい粒状体を用い、仔猫については全体的に小さい粒状体を用いることが好ましい。
かかる観点から、第1の直径が4.5mm以上5.5mm未満、第2の直径が3.5mm以上4.5mm未満、第3の直径が2.5mm以上3.5mm未満である場合、排泄物処理材1は老猫の使用に特に適している。第1の孔径が4.8mm以上5.2mm以下、第2の孔径が3.8mm以上4.2mm以下、第3の孔径が2.8mm以上3.2mm以下である場合も同様である。
また、第1の直径が2.5mm以上3.5mm未満、第2の直径が1.5mm以上2.5mm未満、第3の直径が0.5mm以上1.5mm未満である場合、排泄物処理材1は仔猫の使用に特に適している。第1の孔径が2.8mm以上3.2mm以下、第2の孔径が1.8mm以上2.2mm以下、第3の孔径が0.8mm以上1.2mm以下である場合も同様である。
本発明による排泄物処理材及びその製造方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態においては、粒状体10が、粒状芯部12及び被覆層部14からなる複層構造を有する例を示した。しかし、被覆層部14を設けることは必須でない。すなわち、粒状体10は、粒状芯部12のみからなる単層構造を有していてもよい。その場合、粒状芯部12に接着性材料が含有されることが好ましい。粒状体20及び粒状体30についても同様である。
また、各粒状体10,20,30には、芳香成分が添加されていてもよい。芳香成分としては、例えば、ユーカリ、ローズマリーその他のハーブの香りを発する天然香料、又はせっけんの香りや花の香りを発する合成香料を用いることができる。ただし、排泄物処理材1を仔猫の使用に供する場合は、成猫(老猫を除く。)の使用に供する場合に比して、芳香成分の添加量を少なくすることが好ましい。また、排泄物処理材1を老猫の使用に供する場合は、芳香成分を添加しない方が好ましい。
1 排泄物処理材
10 粒状体(第1の粒状体)
12 粒状芯部
14 被覆層部
20 粒状体(第2の粒状体)
22 粒状芯部
24 被覆層部
30 粒状体(第3の粒状体)
32 粒状芯部
34 被覆層部

Claims (7)

  1. 複数の略円柱状の粒状体からなる排泄物処理材を製造する方法であって、
    第1の直径を有する第1の粒状体を形成する第1の粒状体形成工程と、
    前記第1の直径よりも小さい第2の直径を有する第2の粒状体を形成する第2の粒状体形成工程と、
    前記第2の直径よりも小さい第3の直径を有する第3の粒状体を形成する第3の粒状体形成工程と、
    前記第1の粒状体、前記第2の粒状体及び前記第3の粒状体を混合する混合工程と、を含み、
    前記第1の粒状体形成工程は、第1の孔径を有するダイスを用いた押出造粒により、前記第1の粒状体を構成する第1の造粒物を形成する第1の造粒工程を含み、
    前記第2の粒状体形成工程は、前記第1の孔径よりも小さい第2の孔径を有するダイスを用いた押出造粒により、前記第2の粒状体を構成する第2の造粒物を形成する第2の造粒工程を含み、
    前記第3の粒状体形成工程は、前記第2の孔径よりも小さい第3の孔径を有するダイスを用いた押出造粒により、前記第3の粒状体を構成する第3の造粒物を形成する第3の造粒工程を含み、
    前記混合工程においては、前記第1の粒状体、前記第2の粒状体及び前記第3の粒状体の全体に占める当該第1の粒状体、当該第2の粒状体及び当該第3の粒状体の重量割合をそれぞれR1、R2及びR3としたとき、R1>R2>R3となるように、前記第1乃至第3の粒状体を混合することを特徴とする排泄物処理材の製造方法。
  2. 請求項に記載の排泄物処理材の製造方法において、
    前記混合工程においては、前記第1の粒状体、前記第2の粒状体及び前記第3の粒状体の全体に占める当該第1の粒状体の重量割合が40%以上60%以下となるように、前記第1乃至第3の粒状体を混合する排泄物処理材の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の排泄物処理材の製造方法において、
    前記混合工程においては、前記第2の粒状体及び前記第3の粒状体の全体に占める当該第2の粒状体の重量割合が50%以上70%以下となるように、前記第1乃至第3の粒状体を混合する排泄物処理材の製造方法。
  4. 請求項1乃至の何れかに記載の排泄物処理材の製造方法において、
    前記第1の孔径と前記第2の孔径との差は、0.5mm以上であり、
    前記第2の孔径と前記第3の孔径との差は、0.5mm以上である排泄物処理材の製造方法。
  5. 請求項に記載の排泄物処理材の製造方法において、
    前記第1の孔径と前記第2の孔径との差は、1mm以上であり、
    前記第2の孔径と前記第3の孔径との差は、1mm以上である排泄物処理材の製造方法。
  6. 請求項1乃至の何れかに記載の排泄物処理材の製造方法において、
    前記第1の孔径は、4.8mm以上5.2mm以下であり、
    前記第2の孔径は、3.8mm以上4.2mm以下であり、
    前記第3の孔径は、2.8mm以上3.2mm以下である排泄物処理材の製造方法。
  7. 請求項1乃至の何れかに記載の排泄物処理材の製造方法において、
    前記第1の孔径は、2.8mm以上3.2mm以下であり、
    前記第2の孔径は、1.8mm以上2.2mm以下であり、
    前記第3の孔径は、0.8mm以上1.2mm以下である排泄物処理材の製造方法。
JP2014202895A 2014-10-01 2014-10-01 排泄物処理材の製造方法 Active JP6648961B2 (ja)

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