JP6648676B2 - 微小硬度計 - Google Patents

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Description

この発明は、微小硬度計に関する。
微小硬度計は、非常に薄い膜等の硬さを測定したり、微小領域の硬さを測定したりするために用いられる。このような微小硬度計は、試料を載置した状態で水平方向に移動可能なステージと、試料の表面に当接する圧子とを備え、試料の表面の所定の箇所に所定の荷重で圧子を押し込み、荷重と押し込み量(圧子の変位量)との関係から、試料の硬さを求める構成を有する。
非常に薄い膜や微小領域の硬さを測定する場合や、非常に柔らかい材料の硬さを測定する場合においては、微小な圧子を試料に微小な荷重で押し込む。押し込み荷重が微小であることから、圧子の変位も非常に小さなものとなる。このため、微小硬度計は、風が試験結果に影響を与えることを防止するために、風防ケースに収納した状態で硬度試験を実行するようにしている。
一方、近年、微小硬度計においては、試料における多点に対して硬度測定を行うことが要請されている。このため、試料を載置するステージをモータの駆動で水平方向(XY方向)に移動させることにより、多点の測定を連続して自動的に実行する微小硬度計も使用されている(特許文献1参照)。
特開2004−271318号公報
ステージをモータにより水平方向に移動させる微小硬度計においては、ステージの駆動または停止にかかわらず、装置を起動させた後には、常に、モータに対して電力が供給されていた。すなわち、モータとしてステッピングモータ(パルスモータ)を使用した場合においては、モータを励磁状態とすることにより、静止トルクを得ていた。また、モータとしてサーボモータを使用した場合においては、位置制御を行うことにより、静止トルクを発生させていた。
一方、上述したように、微小硬度計は風防ケース内に収納された状態で硬度試験を実行する。このため、モータが常に励磁状態となっている場合においては、風防ケース内の空間にモータが熱源として存在することになり、微小硬度計が設置された雰囲気温度が上昇する。このように雰囲気温度が上昇した場合においては、硬度の測定結果が変化するという問題が生ずる。
このため、風防ケース内の温度が一定となるように冷却機構による温度制御を行うことや、熱源となるモータを水冷等により冷却するという対応を取ることも考えられるが、いずれの場合であっても、装置構成が複雑となり、また、追加の設備が必要となってコストアップの要因となる。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、簡易な構成でありながら、微小硬度計が設置された雰囲気温度の上昇を抑制することができ、硬度試験を高精度に実行することが可能な微小硬度計を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、試料を載置した状態で水平方向に移動可能なステージと、鉛直方向に移動することにより前記試料の表面に当接する圧子と、前記ステージを水平方向に移動させるためのモータと、前記モータに電力を供給するための電力供給部と、を備えた微小硬度計において、前記電力供給部は、前記ステージを水平方向に移動させるときにのみ前記モータに電力を供給することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の微小硬度計において、前記モータは、ステッピングモータまたはサーボモータである。
請求項1および請求項2に記載の発明によれば、ステージを水平方向に移動させるときにのみモータに電力を供給することから、微小硬度計が設置された雰囲気温度の上昇を抑制することができる。このため、温度制御のための特別な機器を用意することなく、硬度試験を高精度に実行することが可能となる。
この発明に係る微小硬度計の概要図である。 この発明に係る微小硬度計により硬度試験を行うときの動作を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る微小硬度計の概要図である。
この微小硬度計は、XYステージ12を備えた装置本体1と、装置本体1の各種の動作を制御する本体制御部5と、XYステージ12の水平移動動作を制御するためのこの発明に係るXYステージ12に対する電力供給部としても機能するXYステージ制御部4と、本体制御部5およびXYステージ制御部4と接続されるとともに表示部3を備えたパーソナルコンピュータ2とから構成されている。装置本体1は、硬度試験を実行するときには、図1において仮想線で示す風防ケース6内に設置される。
装置本体1におけるXYステージ12は、バイス11等を介して試料100を載置した状態で、図示しないガイド部材により案内されて水平方向(XY方向)に移動可能となっている。このXYステージ12の移動機構は、支持部材24に回転可能に支持された軸23を介してモータ21に接続されたボールねじ25を備える。このボールねじ25は、XYステージ12の内部に設けられた図示しないナットと螺合している。このボールねじ25がモータ21の駆動により回転すれば、XYステージ12は、X方向(図1における左右方向)に往復移動する。また、このような構成と同様の構成により、XYステージ12は、モータ22の駆動によりY方向(図1における紙面に垂直な方向)に往復移動する。さらに、XYステージ12は、ハンドル26を手動で操作することにより、バイス11やモータ21、22等とともに、Z方向(図1における上下方向)に昇降する。
装置本体1には、図示しない試験力負荷機構によりZ方向に昇降可能であり、バイス11に支持された試料100と当接することにより試料100の表面に圧痕を形成する圧子13が配設されている。また、装置本体1には、顕微鏡における対物レンズ14が配設されている。この対物レンズ14は、装置本体1に対して複数配設されており、レバー15を操作することにより使用する対物レンズ14を切り替えることが可能となっている。また、装置本体1の上部には、試料100を観察するための顕微鏡における接眼レンズ16が配設されている。
次に、上述した構成を有する微小硬度計により硬度試験を行うときの動作について説明する。図2は、この発明に係る微小硬度計により硬度試験を行うときの動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートは、試料100の表面におけるN箇所の位置で硬度試験を行う場合のものである。試験位置は、硬度測定に先立って、操作者がXYステージ12を手動で動かしつつバイス11に固定された試料100の表面を顕微鏡で確認しながら決定していく。XYステージ12を手動で駆動する際にはモータ21、22に電力が供給されるが、XYステージ12を停止したときにはモータ21、22への電力供給が止められる。なお、XY方向のうちいずれか一方向に対してのみXYステージ12を移動させるときには、モータ21またはモータ22のいずれか一方に対してのみ電力を供給する。これは、以下の説明においても同様である。
最初に、回数iをゼロに設定する(ステップS1)。そして、回数iに対して1を加算した後(ステップS2)、モータ21、22に電力を供給することにより励磁をONとする(ステップS3)。
そして、モータ21、22の駆動によりXYステージ12を、試料100における次に硬度試験を実行すべき位置が圧子13の直下に配置される位置まで移動させる(ステップS4)。移動が完了すれば(ステップS5)、モータ21、22への電力の供給を停止することにより励磁をOFFとする(ステップS6)。このときには、モータ21、22における静止トルクはなくなるが、XYステージ12は水平方向に移動可能な状態となっており、重力はXYステージ12を移動させる方向に作用しないことから、XYステージ12が移動することはない。
この状態で、図示しない試験力負荷機構により圧子13を下降させ、試料100に対して負荷を付与するとともに、必要な時間だけその状態を保持した後、圧子13を上昇させ試料100に対する負荷を解除する徐荷を行う(ステップS7)。そして、そのときの圧子13の下降量等の試験データが、本体制御部5を介してパーソナルコンピュータ2に出力される(ステップS8)。パーソナルコンピュータ2では、このときの負荷の大きさと圧子13の下降量(試料100に対する圧子13の押し込み量)から、試料100の硬度が演算される。
以上の動作を、試料100におけるN点での硬度試験が完了するまで繰り返す(ステップS9)。
N点の硬度試験が完了すれば(ステップS9)、回数iをゼロに設定する(ステップS10)。そして、顕微鏡による観察を実行するためオペレータの操作により手動的または自動的にXYステージ12を移動させる。このときには、オペレータによる操作がなされたときに、回数iに1を加算した後(ステップS11)、モータ21、22に電力を供給することにより励磁をONとする(ステップS12)。そして、モータ21、22の駆動によりXYステージ12を、対物レンズ14により試料100を観察できる位置まで移動させる(ステップS13)。そして、移動が完了すれば(ステップS14)、モータ21、22への電力の供給を停止することにより励磁をOFFとする(ステップS15)。
しかる後、顕微鏡により試料100を観察する(ステップS16)。このときには、顕微鏡により観察した試料100が表示部3に表示される。そして、ステップS8で演算した硬度とは別に圧痕のサイズから硬度を求める必要がある場合、オペレータにより、表示部3の画面上において指標等を使用して試料100に形成された圧子13による圧痕のサイズが測定される。そして、このときの圧痕のサイズ等が観察データとして、本体制御部5を介してパーソナルコンピュータ2に出力される(ステップS17)。パーソナルコンピュータ2では、このときの圧痕の大きさから、試料100の硬度が演算される。
以上の動作を、試料100におけるN点の観察が完了するまで繰り返した後(ステップS18)、試料100に対する硬度試験動作を終了する。
なお、上述の実施形態においては、試料100に対する圧子13の押し込み量から得られる硬度と、圧痕の大きさから得られる硬度の2種類が計算されるが、試料100の硬度としてどちらを採用するかについては適宜操作者が判断すればよい。また、初めからいずれか片方の動作を行わないようにしてもよい。
以上のように、この発明に係る微小硬度計によれば、手動によるXYステージ12の動作と一連の自動運転におけるXYステージ12の動作のいずれの場合においても、XYステージ12をXY方向に移動させるときにのみモータ21、22に電力を供給することから、微小硬度計の装置本体1が設置された風防ケース6内の温度の上昇を抑制することができる。このため、温度制御のための特別な機器を用意することなく、硬度試験を高精度に実行することが可能となる。これにより、例えば、夜間において自動連続運転等を高精度に実行することも可能となる。
1 装置本体
2 パーソナルコンピュータ
3 表示部
4 XYステージ制御部
5 本体制御部
6 風防ケース
11 バイス
12 XYステージ
13 圧子
14 対物レンズ
21 モータ
22 モータ
25 ボールねじ
26 ハンドル
100 試料

Claims (2)

  1. 試料を載置した状態で水平方向に移動可能なステージと、
    鉛直方向に移動することにより前記試料の表面に当接する圧子と、
    前記ステージを水平方向に移動させるためのモータと、
    前記モータに電力を供給するための電力供給部と、
    を備えた微小硬度計において、
    前記電力供給部は、前記ステージを水平方向に移動させるときにのみ前記モータに電力を供給することを特徴とする微小硬度計。
  2. 請求項1に記載の微小硬度計において、
    前記モータは、ステッピングモータまたはサーボモータである微小硬度計。
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