JP6648379B2 - コンクリート保温マット、保温マット付きコンクリート打設用型枠、コンクリート保温方法、及びコンクリート構造物の施工方法 - Google Patents
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Description
なってしまい、十分な発熱機能が発揮できなくなる虞もある。
〔構成〕
図1は、実施形態1に係るコンクリート保温マット1の概略図である。図2は、実施形態2に係るコンクリート保温マット1の断面図である。図1は、コンクリート保温マット1を正面側から眺めた斜視図である。コンクリート保温マット1は、打設後のコンクリートを保温養生するためのマットであり、冬季など寒中時に打設される寒中コンクリートの初期養生を行うために主として用いられる。
る。また、図2に示すように、コンクリート保温マット1は、2層の積層構造となっており、第1層としての光発熱層111と、第2層としての断熱層112とを有している。断熱層112は透明な断熱材から構成されており、光発熱層111に積層されている。断熱層112は、光を光発熱層111側に透過することができる。また、断熱層112は、遮水性を有している。
次に、実施形態1に係るコンクリート構造物の施工方法及び打設後のコンクリート保温方法について説明する。図3は、実施形態1に係るコンクリート構造物の施工方法に係る手順を示す図である。本実施形態におけるコンクリート保温マット1によるコンクリートの保温方法を適用するコンクリート構造物としては特に限定されないが、例えば橋脚やボックスカルバート等が例示される。
プS03において型枠が脱型される(脱型工程)。即ち、打設後のコンクリート表面から型枠が取り外される。
ができる。そして、所定の養生期間の経過後、コンクリート保温マット1を撤去する。
うようにコンクリート保温マット1AをコンクリートCに取り付けるための設置用孔10が複数設けられている。設置用孔10は、コンクリート保温マット1Aを厚さ方向に貫通する貫通孔であり、コンクリート保温マット1Aにおける一方の長辺縁の近傍に、概ね一定間隔で設けられている。例えば、コンクリート保温マット1Aの設置用孔10に、吊り下げ用フックやロープ等を通して、コンクリートCの表面2に沿って横架した単管パイプ等にコンクリート保温マット1Aを吊り下げても良い。なお、コンクリートの養生期間中において、コンクリートCの表面2を湿潤状態に保つために、設置用孔10を給水用の孔として使用し、コンクリートCの表面2に給水を行うことができる。
コンクリート保温マット1Cを設置することができるため、コンクリートCの表面2をより一層湿潤状態に保ち易くなるという利点がある。
次に、実施形態2について説明する。実施形態2においては、保温マット付きコンクリート打設用型枠を用いて、打設後のコンクリートCを保温する方法について説明する。図10は、実施形態2に係る保温マット付きコンクリート打設用型枠(以下、単に「保温マット付き型枠」と呼ぶ)4を説明する図である。保温マット付き型枠4の内面4aは、コンクリートを打設するための型枠内側空間を臨む方の面である。一方、保温マット付き型枠4の外面4bは、外部空間を臨む方の面である。
3・・・コンクリート構造物
4・・・保温マット付きコンクリート打設用型枠
C・・・コンクリート
111・・・光発熱層
112・・・断熱層
113・・・接着層
114・・・剥離シート
115・・・保水層
Claims (8)
- 打設後のコンクリートを保温するためのコンクリート保温マットであって、
光を吸収して発熱する光発熱材を有する光発熱層と、
前記光発熱層に積層され、光を前記光発熱層側に透過する光透過性を有する断熱層と、
を備える、
コンクリート保温マット。 - 前記光発熱層における前記断熱層が積層されていない方の面に、保水材を有する保水層が積層されている、
請求項1に記載のコンクリート保温マット。 - 前記断熱層は遮水性を更に有する、請求項1又は2に記載のコンクリート保温マット。
- 請求項1から3の何れか1項に記載されたコンクリート保温マットが外面を覆うようにして設置された保温マット付きコンクリート打設用型枠。
- 請求項1から3の何れか1項に記載されたコンクリート保温マットを脱型後のコンクリート表面を覆うように設置してコンクリートを保温する、コンクリート保温方法。
- 請求項4に記載された保温マット付きコンクリート打設用型枠を用いてコンクリートの打設を行い、型枠存置中に前記コンクリート打設用型枠の外面を覆うように設置された前記コンクリート保温マットを用いて打設後のコンクリートを保温する、コンクリート保温方法。
- コンクリート打設用の型枠を設置する型枠設置工程と、
前記型枠の内側にコンクリートを打設する打設工程と、
前記コンクリートの打設後に前記型枠を脱型する脱型工程と、
脱型後のコンクリート表面を覆うように請求項1から3の何れか1項に記載されたコンクリート保温マットを設置し、当該コンクリート保温マットを所定期間存置することで打設後のコンクリートを保温する保温工程と、
を含み、
脱型後のコンクリート表面に前記コンクリート保温マットを設置する際、前記光発熱層が前記コンクリート表面側に位置すると共に前記断熱層が外側に位置するように当該コンクリート保温マットを設置する、
コンクリート構造物の施工方法。 - 請求項4に記載された保温マット付きコンクリート打設用型枠を設置する型枠設置工程と、
前記型枠の内側にコンクリートを打設する打設工程と、
コンクリートを打設してから前記型枠を所定期間存置することで、前記型枠の外面を覆うように設置された前記コンクリート保温マットを用いて打設後のコンクリートを保温する保温工程と、
前記型枠を脱型する脱型工程と、
を含み、
前記型枠に前記コンクリート保温マットを設置する際、前記光発熱層が前記型枠の外面側に位置すると共に前記断熱層が外側に位置するように当該コンクリート保温マットを設置する、
コンクリート構造物の施工方法。
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JP2016054992A JP6648379B2 (ja) | 2016-03-18 | 2016-03-18 | コンクリート保温マット、保温マット付きコンクリート打設用型枠、コンクリート保温方法、及びコンクリート構造物の施工方法 |
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